JP5790688B2 - 定着装置 - Google Patents

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本発明は、筒状部材の内側に配置された温度検出部材を備える定着装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置で用いられる定着装置として、例えば、特許文献1に示すように、耐熱性フィルムのベルト(加熱ベルト)の内側に、ハロゲンランプなどの熱源やサーミスタ(温度検出部材)などが配置されたものが知られている。このような定着装置では、温度検出部材が検出した温度に基づいて熱源を制御することで定着温度などが制御される。
特開平4−122969号公報(第6図)
ところで、前記したような定着装置において、定着温度を精度良く制御するためには、温度検出部材が検出対象の温度を精度良く検出できるように、温度検出部材を検出対象に対して精度良く配置することが重要となる。しかしながら、従来技術のように、温度検出部材を、可撓性を有する加熱ベルトに対して近接または接触させるように配置する構成では、回転する加熱ベルトの撓みなどにより、温度検出部材と加熱ベルトとの位置関係が変動してしまい、温度を精度良く検出することができないという問題があった。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、温度を精度良く検出することができる定着装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本願第1の発明に係る定着装置は、可撓性を有する筒状部材と、前記筒状部材の内側に配置された発熱体と、前記筒状部材の内周面に摺接するように配置され、前記発熱体からの輻射熱を受ける板状のニップ部材と、前記発熱体からの輻射熱を前記ニップ部材へ向けて反射する反射部材と、前記ニップ部材との間で前記筒状部材を挟むことで前記筒状部材との間にニップ部を形成するバックアップ部材と、前記筒状部材の内側で前記ニップ部材の前記筒状部材と摺接する面とは反対側の面に対面して配置され、且つ、前記反射部材を挟んで前記発熱体とは反対側に配置され、前記ニップ部材の温度を検出する温度検出部材と、前記温度検出部材を前記ニップ部材に向けて付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とする。
また、本願第2の発明に係る定着装置は、可撓性を有する筒状部材と、前記筒状部材の内側にて発熱する発熱体と、前記筒状部材の内周面に接触するように配置されたニップ部材と、前記発熱体からの輻射熱を反射する反射部材と、前記ニップ部材との間で前記筒状部材を挟むことで前記筒状部材との間にニップ部を形成するバックアップ部材と、前記筒状部材の内側で前記ニップ部材の前記筒状部材と接触する面とは反対側の面に対面して配置され、且つ、前記反射部材を挟んで前記発熱体とは反対側に配置され、前記ニップ部材の温度を検出する温度検出部材と、前記温度検出部材を前記ニップ部材に向けて付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とする。
また、本願第3の発明に係る定着装置は、可撓性を有する筒状部材と、前記筒状部材の内側にて発熱する発熱体と、前記筒状部材の内周面に接触可能であり、前記筒状部材の内側にて前記発熱体と間隔を置いて配置されたニップ部材と、前記ニップ部材との間で前記筒状部材を挟むことで前記筒状部材との間にニップ部を形成するバックアップ部材と、前記筒状部材の内側で前記ニップ部材の前記筒状部材と接触する面とは反対側の面に対面して配置され、前記ニップ部材の温度を検出する温度検出部材と、前記温度検出部材を前記ニップ部材に向けて付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とする。
このように構成された定着装置によれば、筒状部材の内周面に摺接するように配置され、発熱体からの輻射熱を受ける板状のニップ部材と、温度検出部材をニップ部材に向けて付勢する付勢部材とを備えることで、温度検出部材と検出対象であるニップ部材との位置関係を安定させることができる。これにより、ニップ部材の温度を精度良く検出することができるので、結果として、定着温度を精度良く制御することが可能となる。
本発明によれば、温度検出部材をニップ部材に向けて付勢する付勢部材を備えることで、温度検出部材とニップ部材との位置関係を安定させることができるので、ニップ部材の温度を精度良く検出することができる。
本発明の実施形態に係る定着装置を備えたレーザプリンタの概略構成を示す図である。 定着装置のサーモスタット付近の断面図である。 ニップ板、ハロゲンランプ、反射部材、ステイ、第1フレーム、サーモスタット、サーミスタ、コイルバネおよび第2フレームの斜視図である。 定着装置の左右方向における中央に配置されたサーミスタ付近の断面図である。 フレーム固定部付近の断面図(a)と、フレーム支持部付近の断面図(b)である。 ケーブルの配置を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、本発明の実施形態に係る定着装置100を備えたレーザプリンタ1(画像形成装置)の概略構成を簡単に説明した後、定着装置100の詳細な構成について説明する。
また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、用紙Sを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙S上にトナー像(現像剤像)を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙S上のトナー像を熱定着する定着装置100とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によってプロセスカートリッジ5(感光体ドラム61と転写ローラ63との間)に向けて供給される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。この露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74とを主に備えている。
このプロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚
規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Sが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置100は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。用紙S上に転写されたトナー像(トナー)は、定着装置100を通過することで用紙S上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Sは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
<定着装置の詳細構成>
図2に示すように、定着装置100は、筒状部材の一例としての定着フィルム110と、発熱体の一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ140と、導電部材の一例としての反射部材150およびステイ160と、温度検出部材の一例としてのサーモスタット170および2つのサーミスタ180(図3,4参照)と、付勢部材の一例としてのコイルバネ191,192(図3,4参照)と、フレーム部材200と、ケーブルC1(配線)(図6参照)とを主に備えている。
定着フィルム110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のフィルムであり、図示しないガイド部材により回転が案内されている。本実施形態において、定着フィルム110は、金属製であり、例えば、ステンレス鋼やニッケルなどから形成されている。
ハロゲンランプ120は、輻射熱を発してニップ板130および定着フィルム110(ニップ部N)を加熱することで用紙S上のトナーを加熱する部材であり、定着フィルム110の内側において定着フィルム110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
このハロゲンランプ120は、図3に示すように、細長い円筒状のガラス管121内に、螺旋状に巻かれたコイル部が形成された図示しないフィラメントを配置し、ガラス管121の長手方向両端部を閉じてその内部にハロゲン元素を含む不活性ガスを封入することにより形成されている。このハロゲンランプ120の長手方向両端には、ガラス管121内のフィラメントの端部と電気的に接続された一対の電極122が設けられている。
図2に戻り、ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける板状の部材であり、その下面が筒状の定着フィルム110の内周面に摺接するように配置されている。本実施形態において、ニップ板130は、金属製であり、例えば、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、アルミニウム板などを折り曲げることで形成されている。
図3に示すように、ニップ板130は、ベース部131と、第1突出部132と、第2突出部133とを主に有している。
ベース部131は、その下面が定着フィルム110の内周面と摺接する部分であり、ハロゲンランプ120からの熱を定着フィルム110を介して用紙S上のトナーに伝達する。
第1突出部132および第2突出部133は、用紙Sの搬送方向におけるベース部131の後端から搬送方向に沿って後方に突出するように形成されている。第1突出部132
は、ベース部131後端の左右方向における中央付近に1つ形成されており、その上面にサーモスタット170が対面して配置される。また、第2突出部133は、ベース部131後端の左右方向における中央付近と右端付近にそれぞれ1つずつ形成されており、それぞれの上面にサーミスタ180が対面して配置される。
図2に示すように、加圧ローラ140は、ニップ板130との間で定着フィルム110を挟むことで定着フィルム110との間にニップ部Nを形成する部材であり、ニップ板130の下方に配置されている。本実施形態においては、ニップ部Nを形成するために、ニップ板130および加圧ローラ140の一方を他方に向けて付勢している。
加圧ローラ140は、本体筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、回転駆動することで定着フィルム110(または用紙S)との摩擦力により定着フィルム110を従動回転させる。トナー像が転写された用紙Sは、加圧ローラ140と加熱された定着フィルム110の間(ニップ部N)を搬送されることでトナー像(トナー)が熱定着されることとなる。
反射部材150は、ハロゲンランプ120からの輻射熱(主に前後方向や上方向に向けて放射された輻射熱)をニップ板130に向けて反射する部材であり、定着フィルム110の内側でハロゲンランプ120を取り囲む(覆う)ように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
このような反射部材150によってハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に集めることで、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く利用することができ、ニップ板130および定着フィルム110を速やかに加熱することができる。
反射部材150は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。より詳細に、反射部材150は、湾曲形状(断面視略U形状)をなす反射部151と、反射部151の前後方向における両端部から前後方向外側に向けて延びるフランジ部152とを主に有している。
ステイ160は、ニップ板130(ベース部131)の前後の端部を反射部材150(フランジ部152)を介して支持することで加圧ローラ140からの荷重を受ける部材であり、定着フィルム110の内側でハロゲンランプ120および反射部材150を覆うように配置されている。なお、ここでいう荷重は、ニップ板130が加圧ローラ140を付勢する構成においては、ニップ板130が加圧ローラ140を付勢する力の反力をいうものとする。
このようなステイ160は、比較的剛性が高い、例えば、鋼板などを反射部材150(反射部151)の外面形状に沿った形状(断面視略U形状)に折り曲げることで形成されている。図3に示すように、ステイ160は、左右方向における右側にフレーム固定部161と、左側にフレーム支持部162とを有している。フレーム固定部161およびフレーム支持部162は、いずれもステイ160の上壁から後方に向けて延びるように形成されており、それぞれ貫通したネジ穴(符号省略)が設けられている。
図2に示すように、サーモスタット170は、ニップ板130の温度を検出する部材であり、構成についての図示は省略するが、バイメタルなどを有し、所定の温度を検出したときに通電を遮断するように構成されている。
このサーモスタット170は、定着フィルム110の内側でニップ板130(第1突出部132)の上面(定着フィルム110と摺接する下面とは反対側の面)に対面して配置
されている。さらに、サーモスタット170は、反射部材150およびステイ160を挟んでハロゲンランプ120とは反対側、言い換えると、(ハロゲンランプ120が配置された側を内側として)反射部材150およびステイ160の外側に配置されている。
サーモスタット170は、左右の両端面に、左右方向外側に向けて突出する板状の電極171を有している(図3も参照)。この電極171には、ケーブルC1が電気的に接続されている(図6参照)。
また、サーモスタット170の温度検出面(ニップ板130と対面する面)には、ニップ板130と接触する弾性部材172が設けられている。このような弾性部材172としては、例えば、弾性と耐熱性を有するセラミックスポンジなどを用いることができる。そして、弾性部材172は、カプトンテープなどによりサーモスタット170の温度検出面に貼り付けられている。
図4に示すように、サーミスタ180は、ニップ板130の温度を検出する温度センサであり、定着フィルム110の内側でニップ板130(第2突出部133)の上面に対面して配置されている。さらに、サーミスタ180は、定着フィルム110の軸方向(左右方向)から見て、反射部材150およびステイ160を挟んでハロゲンランプ120とは反対側(反射部材150およびステイ160の外側)に配置されている。
サーミスタ180の左端面からは、サーミスタ180の筐体内に配置された図示しないサーミスタ素子の電極に電気的に接続されたケーブルC2が引き出されている。また、サーミスタ180の温度検出面(ニップ板130と対面する面)には、前記したサーモスタット170の弾性部材172と同様の、ニップ板130と接触する弾性部材182が設けられている。
図2,4に示すように、コイルバネ191,192は、サーモスタット170またはサーミスタ180をニップ板130(第1突出部132または第2突出部133)に向けて付勢する部材であり、定着フィルム110の内側において、その下端がサーモスタット170またはサーミスタ180の上面に当接するように配置されている。このコイルバネ191,192は、その上端がフレーム部材200の後述する支持部241,242に係合することで、フレーム部材200に支持されている。
フレーム部材200は、サーモスタット170やサーミスタ180、コイルバネ191,192などを支持する部材であり、定着フィルム110の内側においてステイ160を覆うように配置されている。このフレーム部材200は、第1フレーム210と、第2フレーム220とを主に備えて構成されている。
図2に示すように、第1フレーム210は、ステイ160を覆うように断面視略U形状をなしており、ステイ160に沿って左右方向に長く延びるように形成されている(図3も参照)。この第1フレーム210は、定着フィルム110の内側で反射部材150およびステイ160を挟んでハロゲンランプ120とは反対側に配置されている。
本実施形態において、第1フレーム210は、絶縁性の材料、例えば、液晶ポリマーやPEEK樹脂、PPS樹脂などから形成されている。この絶縁性の第1フレーム210の後側壁211は、サーモスタット170の外部に露出した電極171と、導電性を有する反射部材150(アルミニウム製)やステイ160(スチール製)との間に設けられており、電極171と反射部材150やステイ160との絶縁を確保している。すなわち、本実施形態において、第1フレーム210は、絶縁部材でもある。
図3に示すように、第1フレーム210は、後側壁211と、前側壁212(図2参照)と、後側壁211および前側壁212の上端同士を連結するように延びる上壁213と、後側壁211の下端から後方に向けて延びる支持壁214とを主に有している。また、第1フレーム210には、第1位置決め部231と、第2位置決め部232と、固定部233と、切欠部234とが主に形成されている。
第1位置決め部231は、サーモスタット170をコイルバネ191の付勢方向(上下方向)と直交する方向(左右方向および前後方向)に位置決めする部分であり、後側壁211の左右方向における中央付近に設けられた凹部211Aと、支持壁214から立設して凹部211Aに対面するように設けられた立設壁215とによって構成されている。立設壁215は、左右方向両端から前方に延びる部分を有する平面視略U形状をなしている。
このような後側壁211の凹部211Aおよび立設壁215は、それぞれ、左右方向に沿った面と前後方向に沿った面を有しており、この凹部211Aおよび立設壁215によって囲まれた部分(すなわち第1位置決め部231)に、サーモスタット170が嵌合可能となっている(図6参照)。嵌合したサーモスタット170は、凹部211Aや立設壁215の左右方向に沿った面と前後方向に沿った面に支持されることで、左右方向および前後方向において位置決めされる。
なお、第1位置決め部231の底壁(支持壁214)には、サーモスタット170の温度検出面をニップ板130に臨ませる開口(符号省略)が形成されている。
第2位置決め部232は、サーミスタ180をコイルバネ192の付勢方向と直交する方向(左右方向および前後方向)に位置決めする部分であり、支持壁214の左右方向における中央付近と右端付近に設けられた立設壁216と、この立設壁216に対面する後側壁211とによって構成されている。第2位置決め部232を構成する後側壁211の左右方向における中央部分には、サーミスタ180の前方に向けて凸となる部分が嵌合する開口217が形成されている。
このような構成により、後側壁211の第2位置決め部232を構成する部分は左右方向に沿った面と前後方向に沿った面を有し、立設壁216は左右方向に沿った面を有するので、サーミスタ180が第2位置決め部232に嵌合可能となっている(図6参照)。嵌合したサーミスタ180は、後側壁211や立設壁216、開口217の左右方向に沿った面と前後方向に沿った面に支持されることで、左右方向および前後方向において位置決めされる。
なお、開口217は、後側壁211から支持壁214にわたって形成されているため、この開口217を介して、サーミスタ180の温度検出面がニップ板130に臨めるようになっている。
固定部233は、第1フレーム210をステイ160(フレーム固定部161)に固定するための部分であり、左右方向における第1フレーム210の右側に設けられている。この固定部233には、フレーム固定部161のネジ穴に対応した平面視略円形の貫通孔(符号省略)が設けられている。
なお、本実施形態において、第1フレーム210は、図2,4,5(b)に示すように、その大部分がステイ160との間に層状の隙間を形成するように配置されており、図5(a)に示すように、固定部233付近の上壁213の下面などの一部がステイ160と接触している。このような層状の隙間(空間)を有することで、空間内の空気がいわば断
熱層として作用するので、ハロゲンランプ120からの熱が第1フレーム210を通過して外部に逃げることを抑制することができる。
図3に示すように、切欠部234は、左右方向における第1フレーム210の左側において、上壁213、後側壁211および支持壁214にわたって設けられている。図6に示すように、第1フレーム210とステイ160を組みつけたとき、切欠部234からはステイ160のフレーム支持部162が露出するようになっている。切欠部234は、左右方向の幅が、露出するフレーム支持部162の左右方向の長さよりも大きくなっている。
図2に示すように、第2フレーム220は、第1フレーム210を上から覆うように断面視略L形状をなしており、第1フレーム210に沿って左右方向に長く延びるように形成されている(図3も参照)。この第2フレーム220は、定着フィルム110の内側で第1フレーム210を挟んでステイ160や反射部材150とは反対側に配置されている。本実施形態においては、第2フレーム220も、絶縁性の材料、例えば、液晶ポリマーやPEEK樹脂、PPS樹脂などから形成されている。
図2〜4に示すように、第2フレーム220は、上壁221に、コイルバネ191を支持する第1支持部241と、コイルバネ192を支持する2つの第2支持部242と、フレーム固定部161のネジ穴に対応して設けられた貫通孔243と、フレーム支持部162のネジ穴に対応して設けられた貫通孔244とが主に形成されている。貫通孔244は、左右方向に長い平面視略長穴形状をなしている。
図2に示すように、第1支持部241は、上壁221の左右方向における中央付近(第1フレーム210の第1位置決め部231に対応する部分)の下面後端寄りから下方に向けて突出しており、サーモスタット170を挟んでニップ板130(第1突出部132)と対向するように形成されている。コイルバネ191は、この凸形状の第1支持部241に係合することで、第1支持部241(フレーム部材200)に支持される。
図4に示すように、第2支持部242は、上壁221の左右方向における中央付近と右端付近(第1フレーム210の第2位置決め部232に対応する部分)の下面後端寄りから下方に向けて突出しており、サーミスタ180を挟んでニップ板130(第2突出部133)と対向するように形成されている。コイルバネ192は、この凸形状の第2支持部242に係合することで、第2支持部242(フレーム部材200)に支持される。
ここで、本実施形態における、ステイ160、サーモスタット170、サーミスタ180、コイルバネ191,192およびフレーム部材200の組み立てについて簡単に説明する。
図3に示すように、まず、ステイ160に対して、第1フレーム210を被せるように組み付ける。次に、第1フレーム210の第1位置決め部231にサーモスタット170を嵌合し、各第2位置決め部232にサーミスタ180を嵌合する。また、第2フレーム220の第1支持部241にコイルバネ191を取り付け、第2支持部242にコイルバネ192を取り付ける。
そして、ステイ160に組み付けられた第1フレーム210に対して、第2フレーム220を被せるように組み付ける。最後に、図5(a)に示すように、ネジB1を、第2フレーム220の貫通孔243および第1フレーム210(固定部233)の貫通孔に通して、ステイ160(フレーム固定部161)のネジ穴に螺合し、第1フレーム210と第2フレーム220(フレーム部材200)をステイ160に固定する。
また、図5(b)に示すように、ネジB2を、第2フレーム220の貫通孔244に通して、第1フレーム210の切欠部234(図3参照)から露出するステイ160(フレーム支持部162)のネジ穴に螺合する。以上により、ステイ160、サーモスタット170、サーミスタ180、コイルバネ191,192およびフレーム部材200が組み立てられることとなる。
本実施形態では、位置決め部231,232が第1フレーム210に形成され、支持部241,242が第2フレーム220に形成されているので、サーモスタット170およびサーミスタ180と、コイルバネ191,192と順に組み付けることができるため、定着装置100の組み立てが簡単になっている。
なお、第1フレーム210と第2フレーム220は、左右方向における、固定部233および貫通孔243側(一方側)がステイ160(フレーム固定部161)に固定され、フレーム支持部162よりも大きい切欠部234および長穴形状の貫通孔244側(他方側)がステイ160(フレーム支持部162)に対し左右方向に遊びを有した状態で支持されている。これにより、ステイ160に熱が伝わることでステイ160が線膨張したとしても、その膨張を吸収することができるようになっている。
図6に示すように、ケーブルC1(太い実線参照)は、ハロゲンランプ120に電力を供給するための導線であり、ハロゲンランプ120およびサーモスタット170に接続されて定着フィルム110の右端部から引き出されている。より詳細に、ケーブルC1は、ハロゲンランプ120の右側の電極122に接続された導線C11と、ハロゲンランプ120の左側の電極122に直接または間接的に接続された導線C12,C13とから構成されている。
導線C12は、ハロゲンランプ120の左側の電極から第1フレーム210の上壁213上を通って右に延び、第1フレーム210の左右方向における中央付近で後側壁211に沿って下方に延びた後、サーモスタット170の左側の電極171に接続されている。また、サーモスタット170の右側の電極171に接続された導線C13は、後側壁211に沿って上方に延び、第1フレーム210の上壁213上を通って右に延びた後、導線C11とともに、定着フィルム110の右端部から引き出されている。
なお、第1フレーム210の上壁213の上面両端付近には、ケーブルC1をガイドするためのガイド部218が形成されている。
定着フィルム110の右端部から引き出されたケーブルC1の端部は、本体筐体2内に設けられた図示しない電源基板に接続される。これにより、ハロゲンランプ120(定着装置100)への電力供給が可能となっている。
以上のような配線構造により、定着装置100において、ケーブルC1(導線C12,C13)は、図4,5に示すように、第1フレーム210と第2フレーム220の間に配置されることとなる。これにより、ケーブルC1は、定着フィルム110の内側においては、絶縁性の第1フレーム210を介して導電性のステイ160と対面することとなり、絶縁性の第2フレーム220を介して導電性の定着フィルム110と対面することとなる。
また、図6に示すように、サーモスタット170が、ケーブルC1の途中(導線C12と導線C13の間)に接続されていることで、ニップ板130が過熱した場合には、サーモスタット170が通電を遮断することで、ハロゲンランプ120への通電を速やかに遮断することができる。
なお、サーミスタ180から延びるケーブルC2(太い破線参照)は、上方に延びた後、第2フレーム220の後壁222に設けられた断面視略L形状のケーブル支持部223を通って左に延び、定着フィルム110の左端部から引き出されている。定着フィルム110の左端部から引き出されたケーブルC2の端部は、本体筐体2内に設けられた図示しない制御基板に接続される。サーミスタ180の検出結果は、制御基板に出力されて、ハロゲンランプ120(定着装置100)の制御に利用される。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
ハロゲンランプ120からの輻射熱を直接受けるニップ板130と、サーモスタット170およびサーミスタ180をニップ板130に向けて付勢するコイルバネ191,192とを備えることで、サーモスタット170およびサーミスタ180と、検出対象であるニップ板130との位置関係を安定させることができる。これにより、ニップ板130の温度を精度良く検出することができるので、結果として、定着温度を精度良く制御することが可能となる。
コイルバネ191,192を支持するフレーム部材200が、加圧ローラ140からの荷重を受ける剛性が高いステイ160に固定されているので、コイルバネ191,192を安定して支持することができる。これにより、サーモスタット170およびサーミスタ180に対して付勢力を精度よく伝えることができるので、サーモスタット170およびサーミスタ180と、ニップ板130との位置関係をより安定させることができる。
フレーム部材200は、コイルバネ191,192を支持する支持部241,242とともに、サーモスタット170およびサーミスタ180を左右方向と前後方向に位置決めする位置決め部231,232を有するので、サーモスタット170およびサーミスタ180と、ニップ板130との位置関係をさらに安定させることができる。
フレーム部材200は、位置決め部231,232が形成された第1フレーム210と、支持部241,242が形成された第2フレーム220とを別部品として有するので、サーモスタット170およびサーミスタ180と、コイルバネ191,192とを順(別)に組み付けることができる。これにより、サーモスタット170およびサーミスタ180と、コイルバネ191,192とを一度に組み付けるようなフレーム構成と比較して、定着装置100の組み立てを簡単に行うことができる。
サーモスタット170の外部に露出した電極171と、導電性を有する反射部材150やステイ160との間に設けられた第1フレーム210(絶縁部材)を備えるので、電極171と反射部材150やステイ160との絶縁を確保することができる。
サーモスタット170およびサーミスタ180の温度検出面には、ニップ板130と接触する弾性部材172,182が設けられているので、ニップ板130の表面形状に倣うようにしてサーモスタット170やサーミスタ180を密着させることができる。これにより、ニップ板130の温度をさらに精度良く検出することができる。
ニップ板130は、金属製であるので、ハロゲンランプ120から受けた輻射熱を良好かつ均一に伝達することができる。これにより、熱を用紙S上のトナーに良好かつ均一に伝達することができるとともに、サーモスタット170やサーミスタ180で正確にその温度を検出することができる。
ケーブルC1が第1フレーム210と第2フレーム220の間に配置されているので、ステイ160を挟んでハロゲンランプ120とは反対側に配置され、ステイ160に沿っ
て延びる絶縁性の第1フレーム210により、ケーブルC1とハロゲンランプ120との断熱性を確保することができるとともに、ケーブルC1とステイ160との絶縁性を確保することができる。また、第1フレーム210を挟んでステイ160とは反対側に配置され、第1フレーム210に沿って延びる第2フレーム220により、ケーブルC1と定着フィルム110の内周面との干渉(接触)を抑制することができる。
第1フレーム210は、ステイ160との間に層状の隙間を形成するように配置されているので、層状の隙間の空気が断熱層として作用することで、ハロゲンランプ120からの熱が外部に逃げることを抑制することができる。これにより、定着装置100における熱の損失を抑制できるので、ニップ板130を迅速に加熱でき、定着装置100の立ち上がりを速くすることが可能となる。
第1フレーム210と第2フレーム220は、左右方向における一端側がステイ160に固定され、他端側がステイ160に対し左右方向に遊びを有した状態で支持されているので、ステイ160が線膨張したとしても、その膨張を吸収することができる。これにより、第1フレーム210や第2フレーム220、ステイ160の変形を抑制することができる。
定着フィルム110が金属製であるので、定着フィルム110の熱伝導性や強度(剛性)を向上させることができる。そして、定着フィルム110が金属製である構成において、ケーブルC1と定着フィルム110の内周面との干渉を抑制する第2フレーム220が絶縁性であるので、ケーブルC1と定着フィルム110との絶縁を確保することができる。
第1フレーム210は、導電部材を覆うように形成され、第2フレーム220は、第1フレーム210を覆うように形成されているので、定着フィルム110の内側で、ケーブルC1を第1フレーム210と第2フレーム220により覆うことができる。これにより、ケーブルC1の断熱性や絶縁性をより確実に確保することができるとともに、ケーブルC1と定着フィルム110の干渉をより確実に抑制することができる。
サーモスタット170が、ハロゲンランプ120に電力を供給するためのケーブルC1の途中に接続されているので、ニップ板130が過熱した場合には、サーモスタット170が通電を遮断することで、ハロゲンランプ120への通電を速やかに遮断することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態で示した位置決め部231,232や支持部241,242の構成は一例であり、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、位置決め部は、前記実施形態の第1フレーム210の支持壁214に形成された、温度検出部材が嵌合可能な開口などであってもよい。また、例えば、支持部は、付勢部材の他の例としての板バネが係合する凹部などであってもよい。
前記実施形態では、フレーム部材200は、位置決め部231,232が形成された第1フレーム210と、支持部241,242が形成された第2フレーム220とを別部品として有していたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、支持部と位置決め部は、その両方が1部品として構成されたフレーム部材に形成されていてもよい。
前記実施形態では、絶縁部材として第1フレーム210を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前記実施形態において、サーモスタット170の電極171と、導電性を有する反射部材150との間に設けられたステイ160を絶縁部材(絶縁性)としてもよい。また、温度検出部材の電極が、温度検出部材の筐体内に収容されている場合は、温度検出部材の筐体自身を絶縁部材としてもよい。
前記実施形態では、サーモスタット170やサーミスタ180の温度検出面にニップ板130と接触する弾性部材172,182が設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明において、弾性部材は任意であり、設けられていなくてもよい。なお、弾性部材を設けない構成において、温度検出部材の温度検出面は、ニップ部材に対して、接触していてもよいし、非接触であってもよい。
前記実施形態では、コイルバネ191,192(付勢部材)を支持するフレーム部材200がステイ160に固定されていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、フレーム部材は、筒状部材の回転を案内するガイド部材などに固定されていてもよい。なお、付勢部材を安定して支持するため、フレーム部材は剛性の高い部材に固定されることが望ましい。
前記実施形態では、第1フレーム210と第2フレーム220は、左右方向における一端側がステイ160に固定され、他端側がステイ160に対し左右方向に遊びを有した状態で支持されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1フレームと第2フレームは、筒状部材の軸方向における中央がステイに固定され、両端がステイに対し軸方向に遊びを有した状態で支持されていてもよい。
前記実施形態では、第1フレーム210がステイ160との間に層状の隙間を形成するように配置されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1フレームとステイとの間に断熱部材や熱反射部材などの層を設けてもよい。また、第1フレームを断熱性を有する材料から形成して、ステイと接触させた状態で配置してもよい。
前記実施形態では、付勢部材としてコイルバネ191,192を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、板バネなどコイルバネ以外のバネ部材や、弾性変形可能な発泡弾性体などであってもよい。
前記実施形態では、定着フィルム110(筒状部材)が金属製であったが、本発明はこれに限定されず、例えば、ポリイミド樹脂などから形成されていてもよい。また、本発明において、金属製の筒状部材は、その表面に被覆層(例えば、摺動抵抗を低減するためのテフロン(登録商標)の層など)を有していてもよい。
前記実施形態では、反射部材150とステイ160の両方を備える構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、ステイのみを備える(反射部材を設けない)構成としてもよいし、反射板とステイの両方を設けない構成としてもよい。また、反射部材を設けない場合、ステイの発熱体側の面に反射面を形成してもよい。
前記実施形態では、発熱体としてハロゲンランプ120(ハロゲンヒータ)を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、赤外線ヒータやカーボンヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、バックアップ部材として加圧ローラ140を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベルト状の加圧部材などであってもよい。
前記実施形態では、記録シートとして、普通紙やはがきなどの用紙Sを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
前記実施形態では、本発明の定着装置を備える画像形成装置として、モノクロの画像を形成するレーザプリンタ1を例示したが、これに限定されず、例えば、カラーの画像を形成するプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。
100 定着装置
110 定着フィルム
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
140 加圧ローラ
150 反射部材
160 ステイ
170 サーモスタット
172 弾性部材
180 サーミスタ
182 弾性部材
191 コイルバネ
192 コイルバネ
200 フレーム部材
210 第1フレーム
211 後側壁
215 立設壁
216 立設壁
217 開口
231 第1位置決め部
232 第2位置決め部
233 固定部
234 切欠部
220 第2フレーム
241 第1支持部
242 第2支持部
243 貫通孔
244 貫通孔
C1 ケーブル
N ニップ部

Claims (19)

  1. 可撓性を有する筒状部材と、
    前記筒状部材の内側に配置された発熱体と、
    前記筒状部材の内周面に摺接するように配置され、前記発熱体からの輻射熱を受ける板状のニップ部材と、
    前記発熱体からの輻射熱を前記ニップ部材へ向けて反射する反射部材と、
    前記ニップ部材との間で前記筒状部材を挟むことで前記筒状部材との間にニップ部を形成するバックアップ部材と、
    前記筒状部材の内側で前記ニップ部材の前記筒状部材と摺接する面とは反対側の面に対面して配置され、且つ、前記反射部材を挟んで前記発熱体とは反対側に配置され、前記ニップ部材の温度を検出する温度検出部材と、
    前記温度検出部材を前記ニップ部材に向けて付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記反射部材は、導電性を有し、前記筒状部材の内側で前記発熱体を覆うように配置され、
    前記温度検出部材の電極と前記反射部材との間に設けられた絶縁部材と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 可撓性を有する筒状部材と、
    前記筒状部材の内側にて発熱する発熱体と、
    前記筒状部材の内周面に接触するように配置されたニップ部材と、
    前記発熱体からの輻射熱を反射する反射部材と、
    前記ニップ部材との間で前記筒状部材を挟むことで前記筒状部材との間にニップ部を形成するバックアップ部材と、
    前記筒状部材の内側で前記ニップ部材の前記筒状部材と接触する面とは反対側の面に対面して配置され、且つ、前記反射部材を挟んで前記発熱体とは反対側に配置され、前記ニップ部材の温度を検出する温度検出部材と、
    前記温度検出部材を前記ニップ部材に向けて付勢する付勢部材と、を備え
    前記反射部材は、導電性を有し、
    前記温度検出部材の電極と前記反射部材との間に設けられた絶縁部材と、を備えたことを特徴とする定着装置。
  4. 前記温度検出部材に接続され、前記筒状部材の外側へ延びるケーブルをさらに備え、
    前記絶縁部材は、前記ケーブルを支持するケーブル支持部を有することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記絶縁部材は、前記筒状部材の内側に配置され、前記付勢部材を支持するフレーム部材であって、
    前記フレーム部材は、前記付勢部材を支持する支持部と、前記温度検出部材の前記付勢部材の付勢方向と直交する方向における位置決めをする位置決め部とを有し、
    前記フレーム部材は、
    前記位置決め部が形成された第1フレームと、
    前記温度検出部材を挟んで前記ニップ部材と対向するように前記支持部が形成された第2フレームとを有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記筒状部材の内側に配置され、前記付勢部材を支持するフレーム部材と、
    前記筒状部材の内側に配置され、前記ニップ部材を支持して前記バックアップ部材からの荷重を受けるステイと、を備え、
    前記フレーム部材は、前記ステイに固定されていることを特徴とする請求項3または請求項に記載の定着装置。
  7. 前記反射部材は、凹を有し、
    前記発熱体は、前記反射部材の凹の内側に配置され、
    前記温度検出部材は、前記反射部材の凹の外側に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の定着装置。
  8. 前記反射部材の凹形状は略U字形状であることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  9. 前記バックアップ部材と前記筒状部材は、前記ニップ部において記録シートを所定の搬送方向に搬送するように構成され、
    前記温度検出部材は、前記筒状部材の長手方向から見て、前記ニップ部よりも前記搬送方向における外側に位置するように配置されたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の定着装置。
  10. 前記発熱体は、前記ニップ部材と間隔を置いて配置されたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の定着装置。
  11. 可撓性を有する筒状部材と、
    前記筒状部材の内側にて発熱する発熱体と、
    前記筒状部材の内周面に接触可能であり、前記筒状部材の内側にて前記発熱体と間隔を置いて配置されたニップ部材と、
    前記ニップ部材との間で前記筒状部材を挟むことで前記筒状部材との間にニップ部を形成するバックアップ部材と、
    前記筒状部材の内側で前記ニップ部材の前記筒状部材と接触する面とは反対側の面に対面して配置され、前記ニップ部材の温度を検出する温度検出部材と、
    前記温度検出部材を前記ニップ部材に向けて付勢する付勢部材と、を備え
    前記バックアップ部材と前記筒状部材は、前記ニップ部において記録シートを所定の搬送方向に搬送するように構成され、
    前記温度検出部材は、前記筒状部材の長手方向から見て、前記ニップ部よりも前記搬送方向における外側に位置するように配置されたことを特徴とする定着装置。
  12. 前記筒状部材の内側に配置され、前記付勢部材を支持するフレーム部材と、
    前記筒状部材の内側に配置され、前記ニップ部材を支持して前記バックアップ部材からの荷重を受けるステイと、を備え、
    前記フレーム部材は、前記ステイに固定されていることを特徴とする請求項1請求項2及び請求項11のいずれか一項に記載の定着装置。
  13. 前記フレーム部材は、前記付勢部材を支持する支持部と、前記温度検出部材の前記付勢部材の付勢方向と直交する方向における位置決めをする位置決め部とを有することを特徴とする請求項12に記載の定着装置。
  14. 前記位置決め部は、開口を形成する面を有し、
    前記温度検出部材は、前記位置決め部の開口に嵌まっていることを特徴とする請求項13に記載の定着装置。
  15. 前記筒状部材の内側に配置され、前記付勢部材を支持するフレーム部材と、
    前記筒状部材の内側に配置され、前記ニップ部材を支持して前記バックアップ部材からの荷重を受けるステイと、を備え、
    前記フレーム部材は、
    前記付勢部材を支持する支持部と、前記温度検出部材の前記付勢部材の付勢方向と直交する方向における位置決めをする位置決め部とを有し、
    前記ステイを挟んで前記発熱体とは反対側に配置され、前記位置決め部が形成された第1フレームと、
    当該第1フレームを挟んで前記ステイとは反対側に配置され、前記温度検出部材を挟んで前記ニップ部材と対向するように前記支持部が形成された第2フレームとを有することを特徴とする請求項1、請求項2及び請求項11のいずれか一項に記載の定着装置。
  16. 前記バックアップ部材と前記筒状部材は、前記ニップ部において記録シートを所定の搬送方向に搬送するように構成され、
    前記温度検出部材は、前記ニップ部より前記搬送方向の下流に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の定着装置。
  17. 前記付勢部材は、コイルバネであることを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の定着装置。
  18. 前記発熱体は、ハロゲンランプ、カーボンヒータ、及び赤外線ヒータのいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の定着装置。
  19. 前記ニップ部材は、金属製であることを特徴とする請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の定着装置。
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