JP5790475B2 - 音楽コンテンツ表示装置及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、楽譜表示データなどの楽曲に関する音楽コンテンツ表示データを表示する音楽コンテンツ表示システムに関する。
従来より、ユーザ所望の楽曲に関する楽譜表示データなどの音楽コンテンツ表示データを表示することができる表示装置が知られている。例えば、特許文献1の電子楽器は、鍵盤、フットスイッチ、表示画面、外部記憶装置、通信I/F、音源回路、効果回路、サウンドシステムなどから構成され、ユーザ操作により選択された楽曲の楽譜データに従って楽譜を表示することができる。表示された楽譜は、フットスイッチによりページ切り替えが行われる。また、楽譜表示データ即ち楽譜データには、対応する楽曲の演奏データから生成されたものや、記憶装置から読み出した対応楽曲の楽譜論理データを元に生成したものや、対応楽曲の楽譜画像データそのものを記憶装置から読み出したものなどがある。
しかしながら、従来技術では、楽曲毎に楽譜データが用意されているので、別の楽曲の楽譜を表示しようとしたときは、再度、選曲を行わなければならない。複数曲にわたる楽譜を連続的に見るということができない。
また、表示可能な楽譜データと表示不可能な楽譜データが混在する場合、楽譜表示を指示する際に、表示可能な楽譜かどうかを確認しなければならない。例えば、ユーザが楽譜データをダウンロードなどにより取得した後に別途使用許諾を受ける手続きをして初めて楽譜表示を行うことができるような場合、ダウンロードしただけの状態では、楽譜データはユーザの手元に存在するが楽譜表示はできない。或いは、或る電子楽器には、対応した楽譜データが元々記憶されているが、この電子楽器を正規に購入したという情報が入力される(認識される)まで、この電子楽器に対応した楽譜データを表示することができないようになっている場合もある。この場合、ユーザは、例えば、楽譜データ一覧を表示することにより、記憶される全ての楽譜データの存在を知ることができるが、表示可能な楽譜データと表示不可能な楽譜データとが混在する状態があり得る。
特開2007−249033号公報
この発明は、このような事情に鑑み、ユーザに複数回の楽曲選択操作をさせることなく、表示可能状態にある複数の音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データなど)を曲集として連続的に表示させることができる音楽コンテンツ表示システムを提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、複数の音楽コンテンツ表示データ(Di:Di1〜Di6)を記憶する音楽コンテンツ記憶手段(AR)と、複数の音楽コンテンツ表示データ(Di)の画像データ(Bd)を順序付けて1つにまとめた画像データである曲集画像データ(Da)を複数(Da:Da1〜Da3)記憶する曲集データ記憶手段(AR)と、音楽コンテンツ記憶手段(AR)に記憶される各音楽コンテンツ表示データ(Di)の表示可否(Av)の状態に応じて、曲集データ記憶手段(AR)に記憶される複数の曲集画像データ(Da)の中から1つの曲集画像データ(Da)を選出する曲集画像データ選出手段(P6:図9)と、曲集画像データ選出手段(P6)により選出された曲集画像データ(Da)を表示する曲集画像データ表示手段(6;P8〜P11:図10)とを具備する音楽コンテンツ表示装置(ST)〔請求項1〕、並びに、複数の音楽コンテンツ表示データ(Di:Di1〜Di6)を記憶する音楽コンテンツ記憶手段(AR)と、複数の音楽コンテンツ表示データ(Di)の画像データ(Bd)を順序付けて1つにまとめた画像データである曲集画像データ(Da)を複数(Da:Da1〜Da3)記憶する曲集データ記憶手段(AR)とを具備し、音楽コンテンツ表示装置(ST)として機能するコンピュータに、音楽コンテンツ記憶手段(AR)に記憶される各音楽コンテンツ表示データ(Di)の表示可否(Av)の状態に応じて、曲集データ記憶手段(AR)に記憶される複数の曲集画像データ(Da)の中から1つの曲集画像データ(Da)を選出する曲集画像データ選出ステップ(P6:図9)と、曲集画像データ選出ステップ(P6)で選出された曲集画像データ(Da)を表示する曲集画像データ表示ステップ(P8〜P11:図10)とから成る手順を実行させる音楽コンテンツ表示プログラム〔請求項2〕が提供される。なお、括弧書きは、理解の便のために付記した実施例の参照記号や用語、参照箇所等であり、以下においても同様である。
この発明による音楽コンテンツ表示プログラムの曲集画像データ選出ステップ(P6:図9)は、音楽コンテンツ記憶手段(AR)に記憶される全ての音楽コンテンツ表示データ(Di:Di1〜Di6)が表示可能状態であるか否かを判定する表示可能判定ステップ(Q11)と、表示可能判定ステップ(Q11)で、音楽コンテンツ記憶手段(AR)に記憶される全ての音楽コンテンツ表示データ(Di)が表示可能状態であると判定されたときに(Q11=YES)、当該全ての音楽コンテンツ表示データの画像データを順序付けて1つにまとめた曲集画像データ(Da2)を選出する全表示可能データ選出ステップ(Q12)とを含む〔図9(1)〕〔請求項3〕ように構成することができる。
或いは、この発明による音楽コンテンツ表示プログラムの曲集画像データ選出ステップ(P6:図9)では、各曲集画像データ(曲集名Na)と各曲集画像データに含まれる画像データに対応する複数の音楽コンテンツ表示データ(楽曲名Ni)とを対応付けた曲集・コンテンツ対応データ(Dc)によって対応付けられる全ての音楽コンテンツ表示データ(Di)が表示可能状態である曲集画像データ(Da)を選出する〔Q21〜Q25:図9(2)〕〔請求項4〕ように構成することができる。
また、これらの発明による音楽コンテンツ表示プログラムの曲集画像データ表示ステップ(P8〜P11:図10)は、特定のページ、現在表示しているページの次のページ、或いは、現在表示しているページの前のページを表示させる譜めくり指示を受けたことを検出する譜めくり指示検出ステップ(R1=YES,R3=YES,R6=YES)と、譜めくり指示検出ステップ(R1=YES,R3=YES,R6=YES)で検出された譜めくり指示に応じて、現在表示中の曲集画像データ内の次に表示すべきページ(Pn)を決定し、決定されたページ(Pn)に該当するページに表示更新する表示更新ステップ(R2,R4〜R5,R7〜R10)とを含む〔請求項5〕ように構成することができる。
さらに、前記コンピュータが具備する前記曲集データ記憶手段(AR)に記憶されている曲集画像データ(Da)の各ページには、通し番号のページ番号(Pn)が付与されている〔請求項6〕ように構成することができる。
この発明の主たる特徴による音楽コンテンツ表示システムでは〔請求項1,2〕、楽譜表示データなどの音楽コンテンツ表示データ(Di:Di1〜Di6)が、複数、音楽コンテンツ記憶手段(AR)に記憶され、複数[種類]の曲集画像データ(Da:Da1〜Da3)が曲集データ記憶手段(AR)に記憶される。ここで、曲集画像データ(Da)は、複数の音楽コンテンツ表示データ(Di)の画像データ(Bd)を順序付けて1つにまとめた画像データであ。音楽コンテンツ記憶手段(AR)に記憶されている音楽コンテンツ表示データ(Di)を表示する際は、各音楽コンテンツ表示データ(Di)が表示可否(Av)の何れの状態にあるかを調べ、調べた結果に応じて、曲集データ記憶手段(AR)に記憶される複数[種類]の曲集画像データ(Da)の中から1つの曲集画像データ(Da2)を選出する(P6:図9)。そして、選出された曲集画像データ(Da)を画面に表示する(6;P8〜P11:図10)。
つまり、この発明では、表示可能状態にある各音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データなど)の画像データを所定の順番で並べた曲集画像データが複数種類用意されており、記憶されている音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データなど)の表示可否の状態に応じて適した曲集画像データが選択され表示される。
従って、この発明によれば、ユーザに複数回の楽曲選択操作をさせることなく、表示可能状態にある複数の音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データなど)を曲集として連続的に表示させることができ、ユーザは、複数曲分の楽譜を1冊の曲集のように見ることができる。つまり、ユーザによる選曲操作を繰り返すことなく、連続的に複数曲にわたる楽譜或いは楽曲に関連したページ単位での音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データなど)を表示することができる。それ故、ユーザは、楽譜表示データが表示可能かどうかを意識することなく、表示可能な楽譜だけを見ることができる。
この発明による音楽コンテンツ表示プログラムでは〔請求項3〕、曲集画像データ選出の際は(P6)、音楽コンテンツ記憶手段(AR)に記憶される全ての音楽コンテンツ表示データ(Di:Di1〜Di6)が表示可能状態であるか否かを判定し(Q11)、全音楽コンテンツ表示データ(Di)が表示可能状態であると判定されたときに(Q11=YES)、当該全ての音楽コンテンツ表示データの画像データを順序付けて1つにまとめた曲集画像データ(Da2)を選出する(Q12)ようにしている〔図9(1)〕。従って、この発明によれば、当初、音楽コンテンツ記憶手段に記憶される音楽コンテンツ表示データのうち一部が表示可能状態であり、ユーザが一度正規購入などの手続きを行うと、自動的に、残りの音楽コンテンツ表示データも表示可能状態になるような場合に、最適の曲集画像データに従って音楽コンテンツ表示データを表示することができる。
或いは、この発明による音楽コンテンツ表示プログラムでは〔請求項4〕、曲集画像データ選出の際は(P6)、各曲集画像データ(曲集名Na)と各曲集画像データに含まれる画像データに対応する複数の音楽コンテンツ表示データ(楽曲名Ni)とを対応付けた曲集・コンテンツ対応データ(Dc)によって対応付けられる全ての音楽コンテンツ表示データ(Di)が表示可能状態である曲集画像データ(Da)を選出する(Q21〜Q25)ようにしている〔図9(2)〕。従って、この発明によれば、曲集データ記憶手段(AR)に記憶される各曲集画像データについて音楽コンテンツ表示データ(Di)との対応データ(Dc)を用意することにより、最適の曲集画像データに従って音楽コンテンツ表示データを表示することができる。
また、これらの発明による音楽コンテンツ表示プログラムでは〔請求項5〕、曲集画像データ表示の際は(P8〜P11)、特定のページ、現在表示しているページの次のページ、或いは、現在表示しているページの前のページを表示させる譜めくり指示を受けたことを検出すると(R1=YES,R3=YES,R6=YES)、検出された譜めくり指示に応じて、現在表示中の曲集画像データ内の次に表示すべきページ番号(Pn)を決定し、決定されたページ番号(Pn)に該当するページに表示更新する(R2,R4〜R5,R7〜R10)ようにしている(図10)。従って、この発明によれば、ユーザ操作に基づく譜めくり指示に応じて、順次、所望の音楽コンテンツの所望のページを表示していくことができる。
この発明の一実施例による音楽コンテンツ表示装置のハードウエア構成例を示す。 この発明の一実施例におけるデータの記憶例を示す。 この発明の一実施例における楽譜表示データの構造例を示す。 この発明の一実施例における曲集・コンテンツ対応データの例を示す。 この発明の一実施例における曲集画像データDaの例〔1〕を示す。 この発明の一実施例における曲集画像データDaの例〔2〕を示す。 この発明の一実施例における曲集画像データDaの例〔3〕を示す。 この発明の一実施例による曲集画像データ表示処理の例を示すフローチャートである。 この発明の一実施例による曲集画像データ選出処理の例を示すフローチャートである。 この発明一実施例による譜めくり処理の例を示すフローチャートである。
〔音楽コンテンツ表示装置のハードウエア構成〕
図1は、この発明の一実施例による音楽コンテンツ表示装置のハードウエア構成を示す。この音楽コンテンツ表示装置STは、ハードウエア構成として、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、記憶装置4、入力操作部5、表示部6、音声入力部7、通信インターフェース(通信I/F)8などの要素を備え、これら要素1〜8はバス9を介して互いに接続される。なお、音楽コンテンツ表示装置STにはタブレット(タッチパネル)型のモバイル情報処理装置を用い、入力操作部5及び表示部6はタッチパネルで構成するのが好ましい。
音楽コンテンツ表示装置ST全体を制御するCPU1は、「曲集画像データ表示処理」と呼ばれる音楽コンテンツ表示プログラムを含む各種制御プログラムに従って各種処理を実行するデータ処理部を構成し、各種制御プログラムに従い種々の処理を実行する。RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを記憶しておいたり一時的に保持するのに用いられ、ROM3には、所定の制御プログラムや制御用データが記憶されている。
記憶装置4は、HD(ハードディスク)やフラッシュメモリ等の記憶媒体とその駆動装置を含み、制御プログラムや種々のデータを任意の記憶媒体に記憶することができる。記憶媒体は、この音楽コンテンツ表示装置STに内蔵されていてもよいし、外付けの各種記憶用メディア(メモリカード、USBメモリ、CD−Rなど)のように着脱可能であってもよい。また、記憶装置4には、音楽コンテンツ表示プログラムなどのアプリケーションや、音楽コンテンツ表示データ(Di)、曲集画像データ(Da)、曲集・コンテンツ対応データ(Dc)などのデータを記憶しておくことができる。
入力操作部5は、スイッチ等の操作子に対する操作を検出し、操作に対応する各種指示情報をデータ処理部に導入する。表示部6は、LCD等の表示器(ディスプレイ)の表示内容をCPU1からの指令に従って制御し、各種操作に対する表示援助を行う。なお、タッチパネルを使用して操作子及び表示器の機能を一体化することができる。音声入力部7は、マイクロフォン(マイクと略称される)及び音声信号入力部を備え、マイクを通じて入力される音声信号を音声信号入力部を通じてデータ処理部に導入することができる。
通信I/F8は、MIDI等の音楽用有線I/F、USB等の汎用ネットワークI/F又は無線Lan等の汎用近距離無線I/F等を含み、ネットワークCNを通じてサーバSV等と交信するのに用いられる。例えば、サーバSVから、楽譜表示データや楽曲ガイド用イラストデータ等の音楽コンテンツ表示データを取得し、記憶装置4の所定の記憶領域(AR)に記憶しておくことができる。
〔音楽コンテンツ表示データ及び曲集画像データ〕
この発明の一実施例による音楽コンテンツ表示システムでは、複数の音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)及び複数の曲集画像データが音楽コンテンツ表示装置の所定の記憶領域に記憶され、音楽コンテンツ表示データの利用可能状態(=表示可能状態)に適合した曲集画像データに従って、複数の楽曲にわたる音楽コンテンツ表示データの画像を順次表示していくことができる。図2〜図7は、この発明の一実施例による音楽コンテンツ表示システムで用いられる種々のデータを説明するための図であり、図2は、音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)の記憶例を示す。
音楽コンテンツ表示装置STに備えられた記憶装置4内の楽曲表示データ記憶領域AR、例えば、記憶領域内の「フォルダA」には、複数の楽譜表示データDi:Di1,Di2,…,Di6(参照記号「Di」は任意の楽譜表示データを示す)が音楽コンテンツ表示データとして記憶されており、これらの楽譜表示データDiの利用可能状態の変化に対応させた複数の曲集画像データDa:Da1,Da2,Da3が記憶されている。また、必要に応じて曲集・コンテンツ対応データDcを記憶領域ARに記憶することができる。
なお、この例では、楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)Di及び曲集画像データDaが同じ場所(パス)ARに記憶されているが、例えば、別の「フォルダB」に分けるなど、異なる場所(パス)に記憶されていてもよい。また、楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)Diは、この表示装置STの内蔵記憶媒体に記憶されていてもよいし、この表示装置STに着脱可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。或いは、ネット経由でアクセス可能な他の記憶媒体に記憶されていてもよい。曲集画像データの保存(記憶)場所についても同様のことがいえる。
楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)Di:Di1,Di2,…,Di6は、それぞれ、1つの楽曲の楽譜を表わすデータであり、この音楽コンテンツ表示装置STでは、利用可能な状態であれば、1つの楽曲の楽譜を単独で表示するのに用いることができる。図3は、この発明の一実施例における楽譜表示データの構造例を示す。各楽譜表示データDiは、属性情報At及び画像データ(表示データ実体)Bdで構成され、属性情報Atには、当該楽譜表示データDiのID、名前(楽曲名、曲名)Ni、記憶場所(パス情報)、ページ数、表示可否情報Avなどが含まれる。なお、属性情報Atは、楽譜表示データDiのファイル名の中に埋め込むことができる。この場合、ファイル名は、例えば、「“ID−楽譜の名前−ページ数”.“表示可否情報Avを判定することができる拡張子”」などの書式で表わされ、楽譜表示データの中身は画像データBdのみになる。画像データBdは、楽曲名(曲名ともいう)Niの楽譜を表示部6の画面に表示するための楽譜表示データDiの実体データであり、例えば、PDFファイル形式で記述される。
図2において、白地のブロックDi1,Di2,Di4,Di5は、現在、利用可能な状態にある楽譜表示データを表わし、斜線を施したブロックDi3,Di6は、現在、利用不可能な状態にある楽譜表示データを表わす。つまり、図2に示す例では、楽曲表示データ記憶領域ARには、現在、楽曲名Niが「○○○」、「△△△」、「◎◎◎」、「□□□」の楽譜表示データDi1,Di2,Di4,Di5は利用可能即ち表示可能な状態で記憶されており、楽曲名Niが「×××」、「▼▼▼」の楽譜表示データDi3,Di6は利用不可能即ち表示不可能な状態で記憶されている。
表示不可能な状態で記憶されている楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)Di3,Di6は、例えば、この音楽コンテンツ表示装置STと共に使用される電子楽器などの電子音楽装置(「関連電子音楽装置」という)を正規に購入したことを表わす「正規購入済み情報」が入力されたときに(例えば、関連電子音楽装置から音声入力部7を介して音声入力される)、表示不可能な楽譜表示データDiが全て表示可能状態に変えられる。或いは、当該楽譜表示データDi3,Di6自体のライセンス取得や正規購入などの電子的な手続きを行うことにより、段階的に表示不可能状態から表示可能状態に変えられる。
なお、各楽譜表示データDiが表示(利用)可能かどうかは、前述したように、当該表示データが表示(利用)可能かどうかを示す表示可否情報Avをデータ内に又はデータに対応付けて属性情報的に持っていてもよいし、ファイル名の拡張子で判断することができるようにしてもよい。或いは、ファイル名自体に、表示不可能の場合は所定の文字列を付けてファイル名自体から判断できるようにしてもよい。また、表示可能なものと不可能なものを記憶場所(例えば、フォルダ別や記憶媒体別)で区別するようにしてもよい。
また、例えば、ユーザがこの音楽コンテンツ表示装置STに対応する関連電子音楽装置(電子楽器)の正規購入の手続きを行うと、自動的に、表示装置STに記憶されている楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)Diが全て表示可能状態になるような場合には、全ての楽譜表示データDiが表示可能状態であるか一部の楽譜表示データDiが表示可能状態であるかを示す専用フラグを表示装置ST内に用意しておき、専用フラグの状態を調べることにより、全ての楽譜表示データが表示可能状態であるか、一部の楽譜表示データのみが表示可能状態であるかを判断できるような仕組みにしてもよい。
曲集画像データDa:Da1,Da2,Da3は、この音楽コンテンツ表示装置STで表示部6の画面に、表示可能状態にある所定の複数楽曲分の楽譜画像を複数ページにわたって表示するためのデータであり、PDFなどで作成される。より具体的に説明すると、曲集画像データDaは、図5〜図7に例示されるように、先頭に設けられた目次データ部と、これに後続し、複数のページ画像データから成る画像データ部とにより構成される。
目次データ部は、楽曲表示データ記憶領域ARに記憶されている全ての楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)Di1〜Di6のうち当該曲集画像データDaで表示される所定数の楽譜表示データDiの夫々について、例えば、表示順位Od、楽曲名Ni、先頭ページ番号Ph、総ページ数Ptなどの複数の案内項目で案内する1行分の案内情報を、所定の順序に従い所定数の行でユーザ操作可能に表示するための目次データ(目次表示データ、目次画像データともいう)Taが記述される。つまり、ユーザ操作により目次データTaの所望の行が選択されると、曲集画像データDaの画像データ部から、選択された行の先頭ページ番号Phに該当するページの画像データ(選択された行の楽譜表示データの先頭ページの画像データに相当する)が指定され画面に表示される。目次データTaは、表示される楽譜表示データDiの数(楽曲数)が多くなると複数ページにわたることがある。目次ページTaにおいて、記憶装置4の楽譜表示データ記憶領域ARに記憶されてはいるが、表示不可能な楽譜表示データDiについては、図示の例では、ユーザ操作による選択(表示)ができないことが分るように、楽曲名Niの表示態様を変えてダーク表示Dkにし、他の案内項目を表示しないようにている。しかしながら、リストアップ(表示)せずに不表示とする(次の表示可能な楽譜表示データの情報を詰めて表示する)ように設計してもよい。
また、画像データ部は、当該曲集画像データDaで表示される所定数の楽譜表示データDiの画像データBdを通しのページ番号Pnで順序付けて並べ1つにまとめた画像データであり、夫々ページ番号Pnが付記された複数のページ画像データで構成される。また、各ページ画像データには、ページ番号Pnが付記されており、画面にページ画像データが表示されるとページ番号Pnも表示される。
なお、目次ページTaの設け方については、図示の例では、曲集画像データDaの先頭に目次ページTaが設けているが、画像データ部の画像と対応付けた別の画像データで目次ページを持っていてもよい。また、曲集画像データDaには、楽譜の画像だけでなく、曲集名情報、記憶場所や、対応する楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)Diを特定するIDなどのデータ特定情報が記録されていてもよい。
図5に示す曲集名:“A−Standard”の曲集画像データDa1は、同図(1)に示されるように、目次画像データTa1が記録された目次データ部と、楽譜表示データ記憶領域ARに記憶されている楽譜表示データDi1〜Di6のうち、楽曲名Niが○○○、△△△、◎◎◎及び□□□の楽譜表示データDi1,Di2,Di4,Di5に含まれる全ページの画像データが、14ページ分のページ画像データとして記録された画像データ部とから成る。目次画像データTa1は、同図(2)に示されるように、画像データ部の記録内容に応じて、楽譜表示データDi1,Di2,Di4,Di5に関する案内情報(表示順位Od、楽曲名Ni、先頭ページ番号Ph、総ページ数Pt)を1行ずつ所定の順番で選択可能に表示するのに用いられ、楽譜表示データ記憶領域ARに記憶されているが表示対象ではない楽譜表示データDi3,Di6については、その楽曲名:×××、▼▼▼をダーク表示Dkで表示するだけであり、当該楽譜表示データDi3,Di6を選択することができないようになっている。
図6に示す曲集名:“A−All”の曲集画像データDa2は、同図(1)に示されるように、目次画像データTa2が記録された目次データ部と、楽譜表示データ記憶領域ARに記憶されている全ての楽譜表示データDi1〜Di6に含まれる全ページの画像データが、21ページ分のページ画像データとして記録された画像データ部とから成る。目次画像データTa2は、同図(2)のように、画像データ部の記録内容に応じて、全楽譜表示データDi1〜Di6に関する案内情報(表示順位Od、楽曲名Ni、先頭ページ番号Ph、総ページ数Pt)を1行ずつ所定の順番で選択可能に表示するのに用いられる。
図7に示す曲集名:“A−Other”の曲集画像データDa3は、同図(1)に示されるように、目次画像データTa3が記録された目次データ部と、楽譜表示データ記憶領域ARに記憶されている全ての楽譜表示データDi1〜Di6のうち、楽曲名が○○○、△△△、×××、◎◎◎及び□□□の楽譜表示データDi1〜Di5に含まれる全ページの画像データが、17ページ分のページ画像データとして記録された画像データ部とから成る。目次画像データTa3は、同図(2)に示されるように、画像データ部の記録内容に応じて、楽譜表示データDi1〜Di5に関する案内情報(表示順位Od、楽曲名Ni、先頭ページ番号Ph、総ページ数Pt)を1行ずつ所定の順番で選択可能に表示するのに用いられ、楽譜表示データ記憶領域ARに記憶されているが表示対象ではない楽譜表示データDi6については、その楽曲名:▼▼▼をダーク表示Dkで表示するだけで選択することができないようになっている。
この音楽コンテンツ表示システムでは、第1ルール或いは第2ルールに従い、複数の曲集画像データDa中から、所定の記憶領域ARに記憶されている複数の楽譜表示データDiの表示可能状態に応じた最適の曲集画像データDaが選出され、選出された曲集画像データDaに従って、利用可能状態にある複数の楽譜表示データDiに相当する楽譜画像を順次表示していくことができる。
第1ルールによると、記憶領域ARに記憶されている全ての楽譜表示データDiにつき表示可能状態を調べ、表示可能状態にある全ての楽譜表示データDiの画像データBdをまとめた曲集画像データDaを選出し、選出された曲集画像データDaに従って表示を行う。例えば、図2のように、楽譜表示データ記憶領域ARに楽譜表示データDi1〜Di6及び曲集画像データDa1〜Da3が記憶されており、楽譜表示データDi3,Di6のみ表示不可能状態にある場合、第1ルールによると、記憶領域ARにある全ての表示可能な楽譜表示データDi1,Di2,Di4,Di5をまとめた曲集画像データDa1が選出され、選出された曲集画像データDa1のページ画像データを順次表示していく。
一方、関連電子音楽装置の購入により、図2の表示不可能状態が全て表示可能状態に変化し、全ての楽譜表示データDi1〜Di6が表示可能状態になると、記憶領域ARにある全ての表示可能な楽譜表示データDi1〜Di6をまとめた曲集画像データDa2が選出され、選出された曲集画像データDa2のページ画像データを順次表示していく。
第2ルールでは、図2下部に括弧で括って示される曲集・コンテンツ対応データDcが用いられる。曲集・コンテンツ対応データDcは、図4に示すように、各曲集画像データDaと各曲集画像データDaに含まれる複数の画像データに対応(相当)する楽譜表示データDiとを、例えば、両者の名称(曲集名Na及び楽曲名Ni)で、対応付けたデータである。第2ルールによると、曲集・コンテンツ対応データDcによって対応付けられている全ての楽譜表示データDiが表示可能状態である曲集画像データDa(このような曲集画像データDaが複数ある場合は、対応付けられている楽譜表示データDiの数が最多のもの)を選出し、選出された曲集画像データDaに従って表示を行う。
例えば、図2のように、楽譜表示データ記憶領域ARに楽譜表示データDi1〜Di6及び曲集画像データDa1〜Da3が記憶されており、楽譜表示データDi3,Di6のみ表示不可能状態にある場合、第2ルールによると、曲集・コンテンツ対応データDcによって曲集画像データDa1(A-Standard)に対応付けられている全ての楽譜表示データDi1,Di2,Di4,Di5(○○○、△△△、◎◎◎、□□□)が表示可能状態であるので、曲集画像データDa1が選出され、選出された曲集画像データDa1に従って表示を行う。次に、楽譜表示データDi3のライセンス取得手続により、図2の状態から楽譜表示データDi3が表示可能状態に変わると、曲集画像データDa3 (A-Other)に対応付けられる全ての楽譜表示データDi1〜Di5(○○○、△△△、×××、◎◎◎、□□□)が表示可能状態になり、曲集画像データDa3は曲集画像データDa1より楽譜表示データDiの数が多いので、曲集画像データDa3が選出される。さらに、楽譜表示データDi6のライセンス取得手続により、図2の状態から楽譜表示データDi6が表示可能状態に変わると、曲集画像データDa2 (A-All)に対応付けられる全ての楽譜表示データDi1〜Di6が表示可能状態になり、曲集画像データDa2は曲集画像データDa1,Da3より楽譜表示データDiの数が多いので、曲集画像データDa2が選出される。
以上のように、この音楽コンテンツ表示システムでは、所定の記憶領域に記憶された複数の音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Di:Di1,Di2,…に対応して、複数の音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Di1,Di2,…の画像データが通しのページ番号Pnを付けて順番に並べられた曲集画像データDaを複数種類(Da1〜Da3)用意しておく。音楽コンテンツ(楽譜)表示の際には、用意された複数種類の曲集画像データDa:Da1〜Da3の中から、音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)の表示可否(Av)の状態に応じた最適の曲集画像データDaが選出され、選出された曲集画像データDaに従った表示がなされる。
〔動作例〕
図8は、この発明の一実施例による曲集画像データ表示処理の動作を説明するためのフローチャートである。この曲集画像データ表示処理は、音楽コンテンツ表示装置の電源ON或いはプログラムの起動によってスタートし、CPU1は、最初のステップP1で、初期設定を行い、参照するパス〔表示対象となる曲集画像データ及び参照対象となる楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)の記憶場所〕、画面サイズ、1ページ表示か2ページ表示か、最初に表示するページ(目次ページ、1ページ目など)等を設定する。
次のステップP2では、参照している場所に曲集画像データDaが記憶されているか否かを判定し、参照した場所に曲集画像データがないときは(P2=NO)、ステップP3に進んで、その旨にメッセージを表示部6の画面に表示し、更にステップP4に進む。ステップP4では、参照する場所(パス)を変更する希望がユーザにあるか否か判定し、かかる希望がなければ(P4=NO)、直ちにこの曲集画像データ表示処理を終了する。一方、パス変更の希望があるときは(P4=YES)、ステップP5に進み、参照する場所(パス)の設定変更を行い、ステップP2に戻る。
ステップP2で参照箇所に曲集画像データDaが記憶されていると判定したときは(P2=YES)、ステップP6に進んで曲集画像データ選出処理を行い、その後、ステップP7に進む。ステップP7では、曲集画像データが選出されたか否かを判定し、選出されなかったときは(P7=NO)、ステップP12で、表示できる曲集画像データがない旨のメッセージを画面に表示し、その後、この曲集画像データ表示処理を終了する。
ステップP7で曲集画像データが選出されたと判定したときは(P7=YES)、ステップP8に進み、ステップP1の初期設定における「最初に表示するページ」の設定内容に従って、選出された曲集画像データDaを1ページ分表示する。なお、初期設定で「2ページ表示」を設定した場合、つまり、1ページずつではなく、見開き2ページで表示する場合には、例えば、次のように表示する:
最初に表示すると設定されたページが、
1.目次ページの場合は、見開き2ページにレイアウトして表示する。
2.奇数のページ番号Pnの場合は、該当するページの画像データを左側に、続く偶数ページの画像データを右側に並べて表示する。
3.偶数のページ番号Pnの場合は、該当するページの画像データを右側に、1つ前の奇数ページの画像データを左側に並べて表示する。
ステップP8の処理の後は、ステップP9に進んで、この曲集画像データ表示処理を終了する指示を受け付けたか否かを判定し、このような終了指示を受け付けていないときは(P9=NO)、ステップP10で、譜めくり指示を受け付けたか否かを判定し、受け付けたときは(P10=YES)、ステップP11で譜めくり処理を行う。
ステップP10で、譜めくり指示を受け付けていないと判定したとき(P10=NO)、或いは、ステップP11の譜めくり処理の後は、ステップP9に戻り、ここで、曲集画像データ表示処理を終了する指示を受け付けたと判定したときには(P9=YES)、この曲集画像データ表示処理を終了する。
図9は、曲集画像データ表示処理(図8)のステップP6で行われる曲集画像データ選出処理の動作を表わすフローチャートであり、(1),(2)の曲集画像データ選出処理A,Bによって、楽譜表示データ記憶領域ARに記憶されている各楽譜表示データDiに関する現在の表示可能状態に応じた適切な曲集画像データDaを選出することができる。
(1)曲集画像データ選出処理A
図9(1)の曲集画像データ選出処理Aは、所定の記憶領域ARに記憶される楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)Diのうち一部が表示可能状態で、ユーザが一度正規購入などの手続きを行うと残りの楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)も表示可能状態になるようなケースで実行される。つまり、図2のデータ記憶例において、記憶領域ARには、括弧で括ったデータDa3,Dcが存在せず、楽譜表示データDi3,Di6が、当初は表示不可能状態で、その後、表示可能状態になるケースが該当する。また、関連する全ての楽譜表示データは、曲集画像データ表示処理(図8)の初期設定ステップ(P1)で設定された場所(パス)〔記憶領域ARに相当〕に記憶されているとし、以下、図2に関する上記ケースに沿って曲集画像データ選出処理Aを説明する。
この曲集画像データ選出処理Aがスタートすると、CPU1は、ステップQ11で、関連する全ての楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)Di1〜Di6が表示可能状態であるか否かを判定する。なお、この判定のために、全ての楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)が、表示可能状態であるかどうかの情報をフラグで持っていてもよい。ここで、全ての楽譜表示データDi1〜Di6が表示可能状態であるときは(Q11=YES)、ステップQ12にて、関連する全楽譜表示データの画像データを順に並べた画像データである曲集画像データDa2(曲集“A−All”)を選出する。
一方、ステップQ11で、全ての楽譜表示データDi1〜Di6が表示可能状態であるとは云えないと判定したときには(Q11=NO)、ステップQ13で、関連する楽譜表示データDi1〜Di6のうち、表示可能状態である画像データを順に並べた画像データである曲集画像データDa1(曲集“A−Standard”)を選出する。ステップQ12、Q13の処理の後は、曲集画像データ選出処理Aを終了し、曲集画像データ表示処理(図8)のステップP7にリターンする。
(2)曲集画像データ選出処理B
図9(2)の曲集画像データ選出処理Aは、所定の記憶領域ARに記憶される各曲集画像データについて楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)との対応データが用意されているケースで実行される。つまり、図2のデータ記憶例において、括弧が削除され、記憶領域ARにはデータDa3,Dcも存在し、2つの楽譜表示データDi3,Di6が、当初は表示不可能状態で、その後、1つずつ段階的に表示可能状態になっていくケースが該当する。また、関連する全ての楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)は、曲集画像データ表示処理(図8)の初期設定ステップ(P1)で設定された場所(パス)〔記憶領域ARに相当〕に記憶されているとし、以下、図2に関する上記ケースに沿って曲集画像データ選出処理Bの動作を説明する。
この曲集画像データ選出処理Bがスタートすると、CPU1は、ステップQ21で、各曲集画像データDa1〜Da3について曲集・コンテンツ対応データDcで指定されている全ての楽譜表示データ(音楽コンテンツ表示データ)が表示可能状態であるか否かを判定し、全て表示可能状態である曲集画像データを抽出する。なお、曲集・コンテンツ対応データDcを自動生成する場合、例えば、各曲集画像データDa:Da1〜Da3の目次画像データTa1〜Ta3を解析して対応する楽譜表示データDiの楽曲名Niを抽出して曲集・コンテンツ対応データDcを生成する、或いは、各曲集画像データDa1〜Da3の各ページ画像データを解析し、対応する楽譜表示データDiの楽曲名Niを抽出して曲集・コンテンツ対応データDcを生成する。
次のステップQ22では、ステップQ21で抽出された曲集画像データDaが1つか否かを判定し、1つのときは(Q22=YES)、ステップQ23に進み、抽出された曲集画像データDaを選出する。また、抽出された曲集画像データDaが1つでないときは(Q22=NO)、ステップQ24で、抽出された曲集画像データは複数あるか否か判定する。ここで、複数あるときは(Q24=YES)、ステップQ25に進み、対応する楽譜表示データDiの数が最も多い(或いは最も少ない)曲集画像データDaを選出する。ステップQ23,Q25の処理の後、或いは、ステップQ24で複数ではない(選出なし)と判定した後は、この曲集画像データ選出処理Bを終了し、曲集画像データ表示処理(図8)のステップP7にリターンする。
図10は、曲集画像データ表示処理(図8)のステップP11で行われる譜めくり処理の動作を表わすフローチャートであり、目次表示があり、1ページずつ表示するように初期設定されている場合の動作を説明する。この譜めくり処理がスタートすると、CPU1は、ステップR1で、特定のページ番号Pnの指示を受け付けたか否か、つまり、目次からのページ番号指定であるかどうかを判定し、目次からのページ番号指定であるときは(R1=YES)、ステップR2で、表示対象の曲集画像データから指示されたページ番号Pnが付与されたページ画像データを抽出して表示更新を行う。この場合、ページ画像データ中のページ番号Pnも表示する。目次からのページ番号指定でないと判定したとき(R1=NO)、或いは、ステップR2で表示更新を行った後は、ステップR3に進み、「次へ」の指示を受け付けたか否かを判定する。
ここで、「次へ」の指示を受け付けたときは(R3=YES)、さらに、ステップR4で、現在表示中のページ番号Pnが表示対象の曲集画像データDaの最終ページ番号であるか否かを判定し、最終ページ番号でなければ(R4=NO)、ステップR5で、表示対象の曲集画像データDaから現在表示中のページ番号Pnに対し次のページ番号が付与されたページ画像データを抽出して表示更新を行う。ここで、ページ画像データ中のページ番号Pnも表示する。「次へ」の指示を受け付けていないとき(R3=NO)、最終ページ番号のページ画像データを表示していると判定したとき〔R4=YES(「次へ」の譜めくり指示が選択できなくなっていてもよい)〕、或いは、ステップR5で表示更新を行った後は、ステップR6に進み、「前へ」の指示を受け付けたか否かを判定する。
ここで、「前へ」の指示を受け付けたときは(R6=YES)、ステップR7で、現在表示対象の曲集画像データDaの目次Taを表示しているのか否かを判定し、目次Taを表示していないときは(R7=NO)、さらに、ステップR8に進んで、現在表示中のページ番号Pnが「1」であるか否か、つまり、対応する最初の楽譜表示データDiの最初のページにあたるページ画像データを表示中であるか否かを判定する。そして、最初のページ画像データを表示しているときは(R8=YES)、ステップR9で、表示対象の曲集画像データDaから目次の表示データTaを抽出して表示更新を行い、最初のページ画像データを表示していないときには(R8=NO)、ステップR10で、表示対象の曲集画像データDaから現在表示中のページ番号Pnに対し前のページ番号が付与されたページ画像データを抽出して表示更新を行う。この場合、ページ画像データ中のページ番号Pnも表示する。また、ステップR6で「前へ」の指示を受け付けていないと判定したとき(R6=NO)、ステップR7で目次Taを表示していると判定したとき〔R7=YES(「前へ」の譜めくり指示が選択できなくなっていてもよい)〕、或いは、ステップR9,R10で表示更新を行った後は、この譜めくり処理を終了し、曲集画像データ表示処理(図8)のステップP9にリターンする。
なお、1ページずつではなく見開き2ページで表示する場合は、次のように表示する:
・目次ページTaの場合は、見開き2ページにレイアウトして表示する。
・「次へ」の場合は、2ページ先を表示対象とする。
・「前へ」の場合は、2ページ前を表示対象とする。
・目次から指定したページ番号Pnが奇数の場合は、指定したページを左側に、次のページを右側に並べて表示する。
・目次から指定したページ番号Pnが偶数の場合は、指定したページを右側に、前のページを左側に並べて表示する。
〔種々の実施態様及び補足事項〕
以上、図面を参照しつつこの発明に関する音楽コンテンツ表示について一具体例を説明したが、これに限らず、種々の変更が可能である。例えば、音楽コンテンツ表示データDiについては、実施例では1楽曲分の楽譜表示データを用いているが、楽曲に関連したページ単位での表示データであればよく、例えば、楽曲に対応した紙芝居的な楽曲ガイド用イラストデータを用いてもよい。
表示画面は、タッチパネルでもよいし、周辺にボタンなどの操作子を備えた画面であってもよい。また、選択や決定などを指示するための操作子が画面中に配置され、これら操作子に対しカーソルなどをユーザが操作して所望の指示を行うような形態でもよい。
曲集画像データDaに対応付けられている複数の音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Diに対応する音楽コンテンツ再生データ(音楽再生データ)を記憶或いはアクセス可能な状態にしておいてもよい。この場合、楽譜の表示と音楽の再生が連動するように構成することができ、表示画面付きの音楽コンテンツ再生装置や表示画面付き電子楽器などにおいて実施してもよいし、或いは、表示と再生とをそれぞれ別の装置で行い、例えば、表示装置が再生装置側から譜めくり用の信号を受信して楽譜表示を制御するような仕組みにしてもよい。例えば、曲集画像データDa中に楽譜表示される各音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Diを特定する情報を持つようにすると、曲集画像データ表示中に再生を同期させることが可能となる。
ユーザ操作による譜めくりの指示については、例えば、曲集画像データDaの楽譜表示中に表示画面の左端エリアをタッチすると、「前に戻る」指示を行い、右端エリアをタッチすると「次へ」の指示を行うようにしてもよい。また、画面中乃至画面近傍に、ユーザ操作可能な「前へ」ボタン及び「次へ」ボタンを配置してもよい。さらに、表示したいページをテンキーなどで直接指定させる仕組みがあってもよい。
また、音楽の再生と連動して譜めくりを行う場合には、再生中の楽曲の再生位置でページ切り替えの判断をすることができる。再生に伴った譜めくり信号を受信する場合には、受信した譜めくり信号で指定された楽譜(表示データ)のページにより、表示中の曲集(画像データ)におけるページを検出して表示制御を行うことになる。
さらに、再生とは無関係に、例えば、演奏操作子を持つ電子楽器からの信号或いは操作を検出し、譜めくり指示と解釈させるようにしてもよい。例えば、電子楽器の或る操作子が操作されたときに出力される情報、例えば、ペダルON/OFF情報や、演奏に使うことがないような押鍵(例えば、鍵盤の最高音から2音同時押鍵など)の検出情報などに応じて譜めくりを行わせることができる。
曲集画像データDaについては、実施例では、所定の記憶領域ARに記憶されている音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Di:Di1〜Di6のうち一部が表示可能な状態にある曲集画像データを1つ用意する(Da1)と共に、全部の音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)が表示可能な状態にある曲集画像データ(Da2)を用意ししておき、表示する曲集画像データを切り換えている。
ここで、所定の記憶領域ARには、一部が表示可能な状態にある曲集画像データを複数種類用意することができる。この場合、記憶領域ARに記憶されている音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Diのうち表示可能状態が、どの曲集画像データDaに適合するか(或いは、矛盾がないか)を判別しなければならない。これを判別する方法は、まず、曲集画像データDaで表示する音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Diの種類(リスト)を抽出し、抽出された種類に対応する全ての音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)が表示可能状態である場合、この曲集画像データDaが該当するとし、該当するものが複数ある場合には、例えば、表示する音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Diの数(曲数)が多い曲集画像データに決定する。
曲集画像データDaで表示される音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Diの種類は、目次の画像データTaを解析して抽出する、音楽コンテンツ表示(楽譜)画像中の曲名にあたる部分を抽出する、画像データとは別に記憶された対応する音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)Diを特定する情報のリスト(曲集画像データDa内に持っていてもよいし、曲集画像データDaに対応付けて曲集画像データDaとは別に記憶されていてもよい)を参照する、などの方法によって、得ることができる。
或いは、曲集画像データDaの名前Naで区別するようにしてもよい。例えば、一部のみ表示可能な曲集画像データDaの名前Naは「○○曲集(一部)」とし、全部表示可能な曲集画像データDaの名前Naは「○○曲集(全部)」とする。該当する曲集画像データDaが複数種類ある場合は、名前Naを、例えば、1,2,…などの番号にして表示可能な音楽コンテンツ表示データ(楽譜表示データ)の組合せとの対応付け情報をテーブルなどで別途記憶しておけば、複数の曲集画像データDaを名前Naを元に切り替えることができる。
ST ,AR 音楽コンテンツ表示装置及び楽曲表示データ記憶領域、
Di:Di1,Di2,… 楽譜表示データ又は音楽コンテンツ表示データ、
Da:Da1〜Da3 曲集画像データ、
Ta:Ta1〜Ta3 目次ページデータ又は目次画像データ、
Dc 曲集・コンテンツ対応データ、
At,Bd 表示データDiの属性情報及び実体データ、
Na 曲集名(曲集画像データDaの名前)、
Ni 楽譜名又は楽曲名(表示データDiの名前)。

Claims (6)

  1. 複数の音楽コンテンツ表示データを記憶する音楽コンテンツ記憶手段と、
    複数の音楽コンテンツ表示データの画像データを順序付けて1つにまとめた画像データである曲集画像データを複数記憶する曲集データ記憶手段と
    音楽コンテンツ記憶手段に記憶される各音楽コンテンツ表示データの表示可否の状態に応じて、曲集データ記憶手段に記憶される複数の曲集画像データの中から1つの曲集画像データを選出する曲集画像データ選出手段と、
    曲集画像データ選出手段により選出された曲集画像データを表示する曲集画像データ表示手段と
    を具備することを特徴とする音楽コンテンツ表示装置。
  2. 複数の音楽コンテンツ表示データを記憶する音楽コンテンツ記憶手段と、複数の音楽コンテンツ表示データの画像データを順序付けて1つにまとめた画像データである曲集画像データを複数記憶する曲集データ記憶手段とを具備し、音楽コンテンツ表示装置として機能するコンピュータに、
    音楽コンテンツ記憶手段に記憶される各音楽コンテンツ表示データの表示可否の状態に応じて、曲集データ記憶手段に記憶される複数の曲集画像データの中から1つの曲集画像データを選出する曲集画像データ選出ステップと、
    曲集画像データ選出ステップで選出された曲集画像データを表示する曲集画像データ表示ステップと
    から成る手順を実行させる音楽コンテンツ表示プログラム。
  3. 前記曲集画像データ選出ステップは、
    前記音楽コンテンツ記憶手段に記憶される全ての音楽コンテンツ表示データが表示可能状態であるか否かを判定する表示可能判定ステップと、
    該表示可能判定ステップで、前記音楽コンテンツ記憶手段に記憶される全ての音楽コンテンツ表示データが表示可能状態であると判定されたときに、当該全ての音楽コンテンツ表示データの画像データを順序付けて1つにまとめた曲集画像データを選出する全表示可能データ選出ステップと
    を含む請求項2に記載の音楽コンテンツ表示プログラム。
  4. 前記曲集画像データ選出ステップでは、各曲集画像データと各曲集画像データに含まれる画像データに対応する複数の音楽コンテンツ表示データとを対応付けた曲集・コンテンツ対応データによって対応付けられる全ての音楽コンテンツ表示データが表示可能状態である曲集画像データを選出する請求項2に記載の音楽コンテンツ表示プログラム。
  5. 前記曲集画像データ表示ステップは、
    特定のページ、現在表示しているページの次のページ、現在表示しているページの前のページを表示させる譜めくり指示を受けたことを検出する譜めくり指示検出ステップと、 該譜めくり指示検出ステップで検出された譜めくり指示に応じて、現在表示中の曲集画像データ内の次に表示すべきページを決定し、決定されたページに該当するページに表示更新する表示更新ステップと
    を含む請求項2〜4の何れか1項に記載の音楽コンテンツ表示プログラム。
  6. 前記曲集データ記憶手段に記憶されている曲集画像データの各ページに、通し番号のページ番号が付与されていることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の音楽コンテンツ表示プログラム。
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