JP5789028B2 - 休止タイマーの制御のための方法、装置、および通信システム - Google Patents

休止タイマーの制御のための方法、装置、および通信システム Download PDF

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Description

本出願は、2010年1月14日に中国特許庁に出願された、「METHOD, DEVICE, AND COMMUNICATION SYSTEM FOR CONTROLLING DORMANCY TIMER」という名称の中国特許出願第201010002267.6号に基づく優先権を主張するものである。上記中国特許出願の全内容が引用によって本明細書に組み込まれる。
本発明は、通信技術の分野に関し、詳細には、休止タイマーを制御するための方法、装置、および通信システムに関する。
通信ネットワークシステムでは、送信するデータのないユーザが長時間リソースを占有することを防ぐために、「休止タイマー(dormancy timer)」というメカニズムが導入される。このメカニズムを使用することにより、ユーザがネットワーク側との接続を確立するたびに、システムはこのユーザに対してタイマーを起動し、このタイマーが「休止タイマー」と称される。ユーザにデータの送信がないとき、休止タイマーは時間のカウントを開始する。休止タイマーのカウントの間を通してユーザにデータの送信がない場合、システムはユーザが確立した接続を自発的に解放し、占有されたリソースを取り戻し、それによってシステムにおける限られたリソースの循環利用率(cyclic utilization rate)を向上させる。休止タイマーのカウントアップの前にユーザが再びデータの送信を開始する場合、休止タイマーは初期化され、再始動される。
本発明を実施する過程において、従来技術には少なくとも次の問題が見つかっている。
従来の休止タイマーでは、設定された時間閾値が短すぎる場合、ネットワークリソースを節約することができるが、無線インタフェース接続の不必要な切断および確立が増加し、システムの信号処理ユニットの余分な負荷が発生する可能性があり、接続を頻繁に切断および確立することにより、ユーザ体験に悪影響を引き起こす可能性がある。このタイマーの設定された時間閾値が長すぎる場合、限られたネットワークリソースはオンラインのユーザによって長時間占有され、したがってシステムはこうしたリソースを取り戻すことができず、新規のアクセスユーザにリソースを割り当てることができなくなり、このためこうした新規のユーザは接続を確立できず、その結果システムの処理能力を減少させることになる。
ネットワークにおける不必要なシステムのオーバヘッドおよびシステム処理能力の減少が休止タイマーによって引き起こされるという問題を解決するために、本発明の諸実施形態は、休止タイマーを制御するための方法、装置、および通信システムを提供する。技術的解決法は次のようである。
本発明の一実施形態は、休止タイマーを制御するための方法を提供する。この方法は、通信システムのリソース占有率を取得する段階と、通信システムのリソース占有率に従って休止タイマーの閾値時間を設定する段階とを有する。休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率に反比例する。
また、本発明の一実施形態は、休止タイマーを制御するための装置を提供する。この装置は、通信システムのリソース占有率を監視するように構成された状態監視モジュールと、通信システムのリソース占有率に従って休止タイマーの閾値時間を調整するように構成された調整モジュールとを具備する。休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率に反比例する。
また、本発明の一実施形態は、通信システムを提供する。この通信システムは、ネットワーク側と、移動端末とを具備する。移動端末は、ネットワーク側に接続され、データの送信を行う。この通信システムは、ネットワーク側でおよび/または移動端末の内部で設定される休止タイマーと、通信システムのリソース占有率を監視するように構成された状態監視モジュールと、通信システムのリソース占有率に従って休止タイマーの閾値時間を調整するように構成された調整モジュールとをさらに具備する。休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率に反比例する。状態監視モジュールおよび調整モジュールがネットワーク側で設定されるか、または、状態監視モジュールがネットワーク側で監視され、かつ調整モジュールが移動端末の内部で設定されるか、または、状態監視モジュールがネットワーク側で監視され、かつ調整モジュールがネットワーク側および移動端末の内部で設定される。
本発明の諸実施形態で提供される技術的解決法の有益な効果は次のようである。本発明では、通信システムのリソース占有率を監視することによって、休止タイマーが動的に調整される。休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率に反比例する。このように、通信システムの休止時間は、通信システムがより良いサービスを提供することができるように、柔軟に調整することができる。さらに、休止タイマーは、ネットワークにおける不必要なシステムオーバヘッドを防ぐことができ、またシステム処理能力の減少を防ぐことができるように、通信システムのリソース占有率に従って調整される。
本発明の第1実施形態による休止タイマーを制御するための方法の概略フローチャートである。 本発明の第2実施形態による休止タイマーを制御するための方法の概略フローチャートである。 本発明の一実施形態による通信システムのリソース占有率と閾値時間との間のあらかじめ設定された対応する関数の曲線線図である。 図3の対応する関数の特定の例の曲線線図である。 図3の対応する関数の別の特定の例の曲線線図である。 本発明の第3実施形態による休止タイマーを制御するための装置の概略構造図である。 本発明の第4実施形態による休止タイマーを制御するための装置の概略構造図である。 本発明の第5実施形態による通信システムの概略図である。
これより、本発明の技術的解決法、目的、および利点をより明確にするために、本発明の実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。
第1実施形態
図1を参照すると、本発明の第1実施形態で提供される休止タイマーを制御するための方法は以下を含む。
ステップ101:通信システムのリソース占有率が取得される。
ステップ102:通信システムのリソース占有率に従って休止タイマーの閾値時間が設定される。休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率に反比例する。
調整は、次のようであることが可能である。リソース占有率が上昇する、またはあらかじめ設定された閾値まで上昇する場合、閾値時間は減少し、リソース占有率が低下する、またはあらかじめ設定された閾値まで低下する場合、閾値時間は増大する。
本発明のこの実施形態では、通信システムのリソース占有率を監視することによって、リソース占有率と休止タイマーとの間の反比例の関係に従って休止タイマーが動的に調整される。このように、通信システムの休止時間は、通信システムがより良いサービスを提供することができるように、柔軟に調整することができる。さらに休止タイマーは、ネットワークにおける不必要なシステムのオーバヘッドを防ぐことができ、さらにシステム処理能力の減少を防ぐことができるように、通信システムのリソース占有率に従って調整することができる。
第2実施形態
図2を参照すると、本発明の第2実施形態で提供される休止タイマーを制御するための方法は、詳細には以下を含む。
ステップ201:通信システムのリソース占有率が取得される。
ステップ202:システムの現在のリソース占有率に対応する閾値時間が、通信システムのリソース占有率と閾値時間との間のあらかじめ設定された対応する関数に従って取得され、この対応する閾値時間は、休止タイマーの閾値時間として設定される。この休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率に反比例する。
このように、閾値時間は、将来の保守およびデータの更新を容易にするために、あらかじめ設定された対応する関数に従って調整することができる。対応する関数は、データの更新中に必要に応じて調整するだけでよい。当然ながら、通信システムのリソース占有率と閾値時間との間の対応する関係は、例えば対応する関係表(relation table)の形式など、他の方法であらかじめ設定することもできる。本発明のこの実施形態で採用される対応する関数は例示にすぎず、本発明のこの実施形態に限定されない。
リソース占有率と閾値時間との間の対応する関数の曲線を図3に示す。対応する関数は、詳細には次のように表される。
DORMANCY_TIMER_VALUE = f(RES_OCUPY, RES_MAX)
ここで、DORMANCY_TIMER_VALUEは休止タイマーの閾値時間であり、RES_OCUPYはシステムのリソース占有率であり、RES_MAXはシステムリソースの最大数である。
対応する関数では、閾値時間は、リソース占有率の変化とともに変化する。図3に示すように、垂直座標が閾値時間TIMER_VALUE_MAXを表し、水平座標がリソース占有率を表し、DORMANCY_TIMER_VALUEが閾値時間の現在の値であり、RES_OCUPYがリソース占有率の現在の値である。
このように、システム占有率の各値に対応する閾値時間の各値は、関数に従って取得することができる。この方法により、対応する閾値時間は、対応する関数に従って迅速に計算することができ、よってシステムのオーバヘッドを削減する。
図3に示す関数は、詳細には次のようであることが可能である。
図4に示すように、休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率の各領域で一定である。あるいは図5に示すように、休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率の2つの末端領域で一定であり、リソース占有率の中間領域で変動する。閾値時間は、リソース占有率が増えるにつれて減少する。
関数の曲線を図4に示す。この関数は、詳細には次のように表すことができる。
ここで、TH1はリソース占有率の第1のあらかじめ設定された閾値であり、TH2はリソース占有率の第2のあらかじめ設定された閾値であり、TH1 < TH2 < RES_MAXの関係にあり、t1は閾値時間の第1のあらかじめ設定された値であり、t2は閾値時間の第2のあらかじめ設定された値であり、t3は閾値時間の第3のあらかじめ設定された値であり、t1 > t2 > t3の関係にある。
リソース占有率の値の範囲は、第1のあらかじめ設定された閾値および第2のあらかじめ設定された閾値により3つの部分に分けられる。リソース占有率がTH2よりも大きい、「重い(heavy)」区間にあるとき、すべてのユーザの休止タイマーは、より小さい値t3(例えば5秒)を採用する。TH1 < リソース占有率 < TH2、すなわちリソース占有率が「中間(middle)」区間にあるとき、休止タイマーは、少し大きい値t2(例えば10秒)を採用する。リソース占有率がTH1よりも小さい、「軽い(light)」区間にあるとき、休止タイマーは、かなり大きい値t1(例えば30秒)を採用する。
このように閾値時間を採用することによって、閾値時間を頻繁に調整することを避けることができ、したがってシステムのオーバヘッドを削減する。
関数の曲線を図5に示す。この関数は、詳細には次のように表すことができる。
ここで、上式では、TH1はリソース占有率の第1のあらかじめ設定された閾値であり、TH2はリソース占有率の第2のあらかじめ設定された閾値であり、TH1 < TH2 < RES_MAXの関係にあり、t1は閾値時間の第1のあらかじめ設定された値であり、t2は閾値時間の第2のあらかじめ設定された値であり、t3は閾値時間の第3のあらかじめ設定された値であり、t1 > t2 > t3の関係にある。
リソース占有率の値の範囲は、第1のあらかじめ設定された閾値および第2のあらかじめ設定された閾値により3つの部分に分けられる。リソース占有率がTH2よりも大きい、「重い」区間にあるとき、すべてのユーザの休止タイマーは、より小さい値t3(例えば5秒)を採用する。TH1 < リソース占有率 < TH2、すなわちリソース占有が「中間」区間にあるとき、休止タイマーは(RES_OCUPY - TH1) / (TH2 - TH1) * 25 + 5に等しい値を採用する。リソース占有率がTH1よりも小さい、「軽い」区間にあるとき、休止タイマーは、より大きい値t1(例えば30秒)を採用する。
このように閾値時間を採用することによって、システムは、より正確な制御の効果を得るために、より正確に制御されることが可能である。
当然ながら、図4および図5に示す関数の曲線は、図3に示す関数の曲線の特定の実施方法であるにすぎない。どの種類の関数が採用されるかは、特定の使用法に応じて決定可能であり、本発明のこの実施形態に限定されない。
第3実施形態
図6を参照すると、本発明の第3実施形態で提供される休止タイマーを制御するための装置は、通信システムのリソース占有率を監視するように構成された状態監視モジュール1と、通信システムのリソース占有率に従って休止タイマーの閾値時間を調整するように構成された調整モジュール2とを含む。休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率に反比例する。
調整は、次のようであることが可能である。リソース占有率が上昇する、またはあらかじめ設定された閾値まで上昇する場合、閾値時間を減らす。リソース占有率が低下する、またはあらかじめ設定された閾値まで低下する場合、閾値時間を増やす。
本発明のこの実施形態では、通信システムのリソース占有率を監視することによって、リソース占有率と休止タイマーとの間の反比例の関係に従って休止タイマーが動的に調整される。このように、通信システムの休止時間は、通信システムがより良いサービスを提供することができるように、柔軟に調整することができる。さらに休止タイマーは、ネットワークにおける不必要なシステムのオーバヘッドを防ぐことができ、さらにシステム処理能力の減少を防ぐことができるように、通信システムのリソース占有率に従って調整される。
第4実施形態
図7に示すように、本発明の第4実施形態は、休止タイマーを制御するための装置を提供する。すなわち、実施形態3の調整モジュール2は、詳細には、第1決定ユニット(determining unit)3であることが可能である。図7に示すように、この装置は、通信システムのリソース占有率を監視するように構成された状態監視モジュール1と、通信システムのリソース占有率と閾値時間との間のあらかじめ設定された対応する関数に従って、システムの現在のリソース占有率に対応する閾値時間を決定するように構成された第1決定ユニット3とを含む。休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率に反比例する。
このように、閾値時間は、将来の保守およびデータの更新を容易にするために、あらかじめ設定された対応する関数に従って調整することができる。データの更新中に必要に応じて、単に対応する関数を調整すればよく、閾値時間の値は、システム全体の実行時に調整することができる。当然ながら、通信システムのリソース占有率と閾値時間との間の対応する関係は、例えば対応する関係表の形式でなど、他の方法であらかじめ設定されることも可能である。本発明のこの実施形態に採用される対応する関数は、例示にすぎず、本発明のこの実施形態に限定されない。
リソース占有率と閾値時間との間の対応する関数の曲線を図3に示す。対応する関数は、詳細には次のように表される。
DORMANCY_TIMER_VALUE = f(RES_OCUPY, RES_MAX)
ここで、DORMANCY_TIMER_VALUEは休止タイマーの閾値時間であり、RES_OCUPYはシステムのリソース占有率であり、RES_MAXはシステムリソースの最大数である。
対応する関数では、閾値時間は、リソース占有率の変化とともに変化する。図3に示すように、垂直座標が閾値時間TIMER_VALUE_MAXを表し、水平座標がリソース占有率を表し、DORMANCY_TIMER_VALUEが閾値時間の現在の値であり、RES_OCUPYが現在のリソース占有率である。
このように、システム占有率の各値に対応する閾値時間の各値は、関数に従って取得することができる。この方法により、対応する閾値時間が、対応する関数に従って迅速に計算され、ゆえにシステムのオーバヘッドを節減することができる。
上記の関数は、詳細には次のようであることが可能である。図4に示すように、休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率の各領域で一定である。あるいは図5に示すように、休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率の2つの末端領域で一定であり、リソース占有率の中間領域で変動する。閾値時間は、リソース占有率が増えるにつれて減少する。
関数の曲線を図4に示す。この関数は、詳細には次のように表すことができる。
ここで、TH1はリソース占有率の第1のあらかじめ設定された閾値であり、TH2はリソース占有率の第2のあらかじめ設定された閾値であり、TH1 < TH2 < RES_MAXの関係にあり、t1は閾値時間の第1のあらかじめ設定された値であり、t2は閾値時間の第2のあらかじめ設定された値であり、t3は閾値時間の第3のあらかじめ設定された値であり、t1 > t2 > t3の関係にある。
リソース占有率の値の範囲は、第1のあらかじめ設定された閾値および第2のあらかじめ設定された閾値により3つの部分に分けられる。リソース占有率がTH2よりも大きい、「重い」区間にあるとき、すべてのユーザの休止タイマーは、より小さい値t3(例えば5秒)を採用する。TH1 < リソース占有率 < TH2のとき、すなわちリソース占有率が「中間」区間にあるとき、休止タイマーは、少し大きい値t2(例えば10秒)を採用する。リソース占有率がTH1よりも小さい、「軽い」区間にあるとき、休止タイマーは、かなり大きい値t1(例えば30秒)を採用する。
このように閾値時間を採用することによって、閾値時間に頻繁な調整を行うことを回避し、したがってシステムのオーバヘッドを節減することができる。
関数の曲線を図5に示す。この関数は、詳細には次のように表すことができる。
ここで、TH1はリソース占有率の第1のあらかじめ設定された閾値であり、TH2はリソース占有率の第2のあらかじめ設定された閾値であり、TH1 < TH2 < RES_MAXの関係にあり、t1は閾値時間の第1のあらかじめ設定された値であり、t2は閾値時間の第2のあらかじめ設定された値であり、t3は閾値時間の第3のあらかじめ設定された値であり、t1 > t2 > t3の関係にある。
リソース占有率の値の範囲は、第1のあらかじめ設定された閾値および第2のあらかじめ設定された閾値により3つの部分に分けられる。リソース占有率がTH2よりも大きい、「重い」区間であるとき、すべてのユーザの休止タイマーは、より小さい値t3(例えば5秒)を採用する。TH1 < リソース占有率 < TH2、すなわちリソース占有率が「中間」区間にあるとき、休止タイマーは(RES_OCUPY - TH1) / (TH2 - TH1) * 25 + 5に等しい値を採用する。リソース占有率がTH1よりも小さい、「軽い」区間にあるとき、休止タイマーは、より大きい値t1(例えば30秒)を採用する。
このように閾値時間を採用することによって、システムは、より正確な制御の効果を得るために、より正確に制御されることが可能である。
当然ながら、図4および図5に示す関数の曲線は、図3に示す関数の曲線の特定の実施方法であるにすぎない。どの種類の関数を採用するかは、特定の使用法に従って決定することができ、本発明のこの実施形態に限定されない。
第5実施形態
図8を参照すると、本発明の第5実施形態で提供される通信システムは、ネットワーク側3と移動端末4とを含んでいる。移動端末4は、ネットワーク側3に接続され、データ送信を行う。この通信システムは、ネットワーク側3でおよび/または移動端末4の内部で設定される休止タイマー5と、通信システムのリソース占有率を監視するように構成された状態監視モジュール1と、通信システムのリソース占有率に従って休止タイマーの閾値時間を調整するように構成された調整モジュール2とをさらに含む。休止タイマーの閾値時間は、リソース占有率に反比例する。
本発明のこの実施形態では、通信システムのリソース占有率を監視することによって、リソース占有率と休止タイマーとの間の反比例の関係に従って休止タイマーが動的に調整される。このように、通信システムの休止時間は、通信システムがより良いサービスを提供することができるように、柔軟に調整することができる。さらに休止タイマーは、ネットワークにおける不必要なシステムのオーバヘッドを防ぐことができ、またシステム処理能力の減少を防ぐことができるように、通信システムのリソース占有率に従って調整することができる。
休止タイマー5は、ネットワーク側3で、および/または移動端末4の内部で設定することができる。状態監視モジュール1および調整モジュール2は、休止タイマーから独立していることが可能である、または、休止タイマーの内部で設定することができる。
状態監視モジュール1および調整モジュール2については、実施形態3または実施形態4を参照することができる。
上記の各実施形態については、休止タイマーはネットワーク側および/またはUE側で設定することができる。このように、休止タイマーが閾値時間に達するとき、ネットワーク側は占有されたリソースを解放するためにUEとの接続を自発的に切断することができる。UEもまた、占有されたリソースを解放するためにネットワーク側との接続を自発的に切断することができる。
状態監視モジュール1は、ネットワーク側で設定することができる。このように、ネットワーク側は、通信システムのリソース占有率を監視することができる。調整モジュール2は、ネットワーク側および/またはUE側で設定することができる。通信システムのリソース占有率に従って、ネットワーク側またはUE側が、休止タイマーを動的に調整する動作を起動することができる。休止タイマーがネットワーク側で、またはUE側で、またはネットワーク側とUE側の両方で設定されるかどうかにかかわらず、休止タイマーは、ネットワークを介して閾値時間リセットコマンドを送信することによって調整することができる。ネットワーク側は、基地局であることが可能である。本発明のこの実施形態で提供される休止タイマーを制御するための装置は、状態監視モジュール1と調整モジュール2とを含み、この2つのモジュールは別々に設定することができることがわかる。例えば、状態監視モジュール1および調整モジュール2はネットワーク側で設定される、または状態監視モジュール1はネットワーク側で設定され、調整モジュール2はUE側で設定される、または状態監視モジュール1はネットワーク側で設定され、調整モジュール2はネットワーク側とUE側の両方で同時に設定される。
リソース占有率は、システムのアクセスユーザ数によって求めることができる。システムのアクセスユーザ数が大きいとき、システムの占有率は高いと考えられる。システムのアクセスユーザ数が小さいとき、システムの占有率は低いと考えられる。当然ながら、リソース占有率は、他の方法で計算することができ、本発明のこの実施形態に限定されない。
上記の実施形態から、本発明の諸実施形態では、通信システムのリソース占有率を監視することによって、休止タイマーを動的に調整することがわかる。このように、システムの占有率が低い場合には、休止サーバの比較的長い閾値時間を設定して、ユーザ体験を向上させることができ、システムの占有率が高い場合には、休止サーバの比較的短い閾値時間を設定して、より高い処理能力を提供し、より多くのユーザにサービスを提供することができる。あらかじめ設定された対応する関係は、2つのタイプに分類することができる。閾値時間は各区間で一定であるか、または閾値時間は、ある区間で、またはすべての区間で、リソース占有率の変化と共に変化する。第1の方法では、休止タイマーの閾値時間について調整する頻度を削減し、したがってシステムのオーバヘッドを削減することができる。第2の方法では、正確な制御を実現するために、リソース占有率に従って閾値時間をより正確に調整することができる。本発明は、休止タイマーが適用されるあらゆるシステムに適用できる。
上記の実施形態で提供される技術的解決法の全部または一部は、ソフトウェアプログラミングによって実現可能であり、ソフトウェアプログラムは、ハードディスク、光ディスク、またはフロッピーディスク(登録商標)などの可読記憶媒体でコンピュータに格納されることが可能である。
上記の説明は、本発明の例示的実施形態にすぎず、本発明を限定するものではない。本発明の趣旨および原理を逸脱することなく行われるいかなる変更、等価な代替、または改良も、本発明の保護範囲内に入るものとする。
1 状態監視モジュール
2 調整モジュール
3 ネットワーク側
4 移動端末
5 休止タイマー

Claims (14)

  1. 休止タイマーを制御するための方法であって、
    通信システムのリソース占有率の値を取得する段階と、
    前記通信システムの前記取得したリソース占有率の値に従って移動端末に対する休止タイマーの閾値時間を設定する段階とを有し、
    前記通信システムの前記取得したリソース占有率の値に従って移動端末に対する休止タイマーの閾値時間を設定する段階が、
    前記通信システムの前記取得したリソース占有率の値に対応する閾値時間の値を取得する段階であって、前記取得した前記リソース占有率の値が増加するにつれて前記取得した閾値時間の前記値が連続的に減少する、段階と、
    取得した前記閾値時間の値に従って閾値時間を設定する段階とを有することを特徴とする方法。
  2. 前記通信システムの前記取得したリソース占有率の値に対応する閾値時間の値を取得する前記段階が、前記通信システムの前記リソース占有率と前記閾値時間との間のあらかじめ設定された対応する関数に従って、前記通信システムの前記取得したリソース占有率の値に対応する前記閾値時間の値を取得する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記通信システムの前記リソース占有率と前記閾値時間との間の前記対応する関数が
    であり、ここで、
    TH1は、前記リソース占有率の第1のあらかじめ設定された閾値であり、
    TH2は、前記リソース占有率の第2のあらかじめ設定された閾値であり、
    DORMANCY_TIMER_VALUEは、前記閾値時間であり、
    RES_OCUPYは、前記リソース占有率であり、
    RES_MAXは、システムリソースの最大数であり、
    TH1<TH2<RES_MAXの関係にあり、
    t1は、前記閾値時間の第1のあらかじめ設定された値であり、
    t2は、前記閾値時間の第2のあらかじめ設定された値であり、
    t3は、前記閾値時間の第3のあらかじめ設定された値であり、
    t1>t2>t3の関係にあることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 通信システムのリソース占有率の値を取得する前記段階が、前記通信システムにアクセス中の移動端末の数に従って前記リソース占有率の値を取得する段階を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記休止タイマーが前記移動端末中にあり、前記移動端末中の前記休止タイマーが満了したとき、前記移動端末により、前記移動端末とネットワーク側機器との間の接続が切断される段階をさらに有し、
    前記休止タイマーは、前記移動端末がデータ転送を停止したときにカウントを開始し、カウントが前記閾値時間に達したときに満了することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記休止タイマーがネットワーク側機器中にあり、
    前記休止タイマーは、前記移動端末がデータ転送を停止したときにカウントを開始し、カウントが前記閾値時間に達したときに満了し、
    前記休止タイマーが満了したとき、前記移動端末と前記通信システムの前記ネットワーク側機器との間の接続が切断されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 休止タイマーを制御するための装置であって、
    通信システムのリソース占有率を監視するように構成された状態監視モジュールと、
    前記通信システムの前記リソース占有率に従って移動端末に対する休止タイマーの閾値時間を調整するように構成された調整モジュールとを具備し、
    前記調整モジュールが、
    前記状態監視モジュールにより取得された、前記通信システムの前記リソース占有率の値に対応する閾値時間の値を決定するように構成された第1決定ユニットであって、前記取得された前記リソース占有率の値が増加するにつれて前記決定された閾値時間の値が連続的に減少する、第1決定ユニット、
    を具備することを特徴とする装置。
  8. 前記第1決定ユニットが、前記通信システムの前記リソース占有率と前記閾値時間との間のあらかじめ設定された対応する関数に従って、前記通信システムの前記リソース占有率の前記取得された値に対応する前記閾値時間の値を決定するように構成されることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記通信システムの前記リソース占有率と前記閾値時間との間の前記対応する関数が
    であり、ここで、
    TH1は、前記リソース占有率の第1のあらかじめ設定された閾値であり、
    TH2は、前記リソース占有率の第2のあらかじめ設定された閾値であり、
    DORMANCY_TIMER_VALUEは、前記閾値時間であり、
    RES_OCUPYは、前記リソース占有率であり、
    RES_MAXは、システムリソースの最大数であり、
    TH1<TH2<RES_MAXの関係にあり、
    t1は、前記閾値時間の第1のあらかじめ設定された値であり、
    t2は、前記閾値時間の第2のあらかじめ設定された値であり、
    t3は、前記閾値時間の第3のあらかじめ設定された値であり、
    t1>t2>t3の関係にあることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記休止タイマーは、前記移動端末がデータ転送を停止したときにカウントを開始し、カウントが前記閾値時間に達したときに満了し、
    前記休止タイマーが満了したとき、前記移動端末と前記通信システムのネットワーク側機器との間の接続が切断されることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載の装置。
  11. ネットワーク側機器と移動端末とを具備した通信システムであって、
    前記ネットワーク側機器は、通信システムのリソース占有率を監視するように構成され、
    前記移動端末は、前記ネットワーク側機器に接続されてデータ転送を行うとともに、通信システムの前記リソース占有率に従って前記移動端末に対する休止タイマーの閾値時間を調整するように構成され
    前記移動端末が、前記ネットワーク側機器により取得された、前記通信システムの前記リソース占有率の値に対応する閾値時間の値を取得し、取得した前記閾値時間の値に従って閾値時間を設定するようにさらに構成され、前記取得された前記リソース占有率の値が増加するにつれて、決定される前記閾値時間の値が連続的に減少する、
    ことを特徴とする通信システム。
  12. 前記移動端末が、前記通信システムの前記リソース占有率と前記閾値時間との間のあらかじめ設定された対応する関数に従って、前記通信システムの前記リソース占有率の前記取得された値に対応する前記閾値時間の値を取得するようにさらに構成されることを特徴とする請求項11に記載の通信システム。
  13. 前記通信システムの前記リソース占有率と前記閾値時間との間の前記対応する関数が
    であり、ここで、
    TH1は、前記リソース占有率の第1のあらかじめ設定された閾値であり、
    TH2は、前記リソース占有率の第2のあらかじめ設定された閾値であり、
    DORMANCY_TIMER_VALUEは、前記閾値時間であり、
    RES_OCUPYは、前記リソース占有率であり、
    RES_MAXは、システムリソースの最大数であり、
    TH1<TH2<RES_MAXの関係にあり、
    t1は、前記閾値時間の第1のあらかじめ設定された値であり、
    t2は、前記閾値時間の第2のあらかじめ設定された値であり、
    t3は、前記閾値時間の第3のあらかじめ設定された値であり、
    t1>t2>t3の関係にあることを特徴とする請求項12に記載の通信システム。
  14. 前記休止タイマーは、前記移動端末がデータ転送を停止したときにカウントを開始し、カウントが前記閾値時間に達したときに満了し、
    前記休止タイマーが満了したとき、前記移動端末と前記通信システムの前記ネットワーク側機器との間の接続が切断されることを特徴とする請求項11ないし13のいずれか1項に記載の通信システム。
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