JP5786867B2 - 移動局、基地局、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

移動局、基地局、無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の周波数キャリアを使用して通信可能な無線通信システムに関する。
従来の無線通信システムでは、低消費電力を実現するための技術の一例として、DRX(Discontinuous Reception)という技術が採用されている。
DRXは、移動局において省電力モードを実現するための技術である。具体的には、データ送受信を制御するPDCCH(Physical Downlink Data Channel)をモニタする区間とモニタが必須でない区間とを規定することにより、移動局における低消費電力を実現する。このような区間の周期的繰り返しをDRXサイクルと呼ぶ。移動局は、PDCCHにおいて受信がない区間についてはデータ処理等の信号処理を行わないため、省電力モードに遷移する。たとえば、移動局のベースバンド部の信号処理を一時的に停止する。ただし、省電力モード中には完全にベースバンド部を停止できるわけではなく、省電力モード中においても無線測定等の規定があり、移動局は、その規定を満足するための最低限の信号処理を実施することになる。また、DRXサイクルは、通信開始時に、基地局が移動局にRRC(Radio Resource Control)を使って通知することにより設定される。
ここで、LTE(Long Term Evolution) Rel−10のキャリアアグリゲーションにおいて、上記DRXを実施する場合について説明する。
まず、移動局が、PCell(Primary Cell)に設定されたDRXサイクルに連動して、SCell(Secondary Cell)のDRX制御を行う場合(第1の従来技術)について説明する。たとえば、PCellで大容量データの通信を実行し、SCellでSPS(Semi-persistent Scheduling)通信を実行するような場合には、PCellにおいて、PDCCHのモニタが必須でない区間を省電力モードとして設定することになる。そして、SCellにおいては、PCellに設定されたDRXサイクルに連動するため、PCellと同一の省電力モード区間が設定されることになる。
つぎに、キャリアアグリゲーションの各コンポーネントキャリアに個別にDRX制御が行われる場合(第2の従来技術)について説明する。この場合、PCellのDRX制御は、PCellのトラヒックパターンに応じて実施され、SCellのDRX制御は、SCellのトラヒックパターンに応じて実施される。すなわち、PCellとSCellにおいて、個別に省電力モード区間が設定されることになる。
3GPP TS36.133, "Requirements for support of radio resource management", V9.4.0, Release 9, June 2010.
しかしながら、上記第1の従来技術においては、PCellに連動してSCellに省電力モード区間が設定されるため、SCellにおいてSPS通信が未発生であってもPCellが省電力モード区間であれば、移動局は、PDCCHをモニタすることになる。そのため、無駄な電力消費が発生する、という問題があった。
また、上記第2の従来技術においては、省電力モード中においても無線測定などの規定があり、この規定を満足するための最低限の信号処理は実施される。そのため、各キャリアに個別にDRX制御を行う場合であっても、移動局は、SCellでPDCCHおよびPDSCHのモニタを行うことになる、という問題があった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、移動局のさらなる低消費電力化を実現可能な無線通信システムを提供することを目的とする。
本願の開示する移動局は、複数の無線キャリアを使用して無線通信を行う移動局であって、所定の無線キャリアにおける通信データの送信タイミングを検出する送信管理部と、前記送信管理部にて通信データの送信タイミングが検出された場合に前記所定の無線キャリアを自律的に活性化状態とし(または、Activationする、ともいう)、前記通信データの送受信後に前記所定の無線キャリアを自律的に非活性化状態とする(または、Deactivationする、ともいう)状態管理部と、を有する。
本願の開示する移動局の一つの態様によれば、従来よりも低消費電力化が可能となる、という効果を奏する。
図1は、無線通信システムにおける移動局の構成例を示す図である。 図2は、無線通信システムにおける基地局の構成例を示す図である。 図3は、キャリアアグリゲーションを示す図である。 図4は、SPSの一例を示す図である。 図5は、HARQの一例を示す図である。 図6は、HARQの一例を示す図である。 図7は、DRXの一例を示す図である。 図8は、Activation/Deactivationの一例を示す図である。 図9は、SPS通信をSCellで行う場合の一例を示す図である。 図10は、キャリア毎に個別にDRX制御を行う場合の一例を示す図である。 図11は、実施例1の無線通信方法の一例を示す図である。 図12は、移動局の動作を示すフローチャートである。 図13は、基地局の動作を示すフローチャートである。 図14は、移動局の動作を示すフローチャートである。 図15は、基地局の動作を示すフローチャートである。 図16は、移動局の動作を示すフローチャートである。 図17は、基地局の動作を示すフローチャートである。 図18は、移動局の動作を示すフローチャートである。 図19は、基地局の動作を示すフローチャートである。 図20は、基地局がACKをNACKと判定した場合の動作の一例を示す図である。 図21は、基地局がNACKをACKと判定した場合の動作の一例を示す図である。 図22は、実施例2の無線通信方法の一例を示す図である。 図23は、「RRC Connection Reconfiguration」でTを通知する場合の一例を示す図である。 図24は、移動局の動作を示すフローチャートである。 図25は、基地局の動作を示すフローチャートである。 図26は、移動局の動作を示すフローチャートである。 図27は、基地局の動作を示すフローチャートである。 図28は、「Dynamic Scheduling」の一例を示す図である。 図29は、実施例3の無線通信方法の一例を示す図である。 図30は、移動局の動作を示すフローチャートである。 図31は、基地局の動作を示すフローチャートである。 図32は、基地局がACKをNACKと判定した場合の動作の一例を示す図である。 図33は、基地局がNACKをACKと判定した場合の動作の一例を示す図である。 図34は、実施例4の無線通信方法の一例を示す図である。 図35は、移動局の動作を示すフローチャートである。 図36は、基地局の動作を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する移動局、基地局、無線通信システムおよび無線通信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、無線通信システムにおける移動局の構成例を示す図であり、図2は、無線通信システムにおける基地局の構成例を示す図である。
図1において、移動局(UE)は、送受信部11と、制御プレーン部20およびデータプレーン部30を含む制御部12と、アンテナ13を有する。送受信部11は、アンテナ13を介して無線伝送される信号を送受信する。
また、制御部12の制御プレーン部20は、RRCレイヤであり、すべてのレイヤを制御する。詳細には、制御プレーン部20は、SPS制御部21と記憶部22を有する。SPS制御部21は、SPSリソースの割り当て等、通信全体を制御する。記憶部22には、SCellのActivation(活性化)/Deactivation(非活性化)の状態等が記憶される。
また、制御部12のデータプレーン部30は、PHY(Physical),MAC(Media Access Control),RLC(Radio Link Control),PDCP(Packet Domain Convergence Protocol)の各レイヤを制御する。詳細には、データプレーン部30は、SPS送信管理部31とACT/DEACT管理部32とHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)管理部33と送受信制御部34とを有する。SPS送信管理部31は、SPSデータの送信タイミングを管理する。ACT/DEACT管理部32は、SCellのActivation/Deactivationを管理する。HARQ管理部33は、HARQを管理する。送受信制御部34は、データおよび確認応答(ACK/NACK)等の送受信を制御する。
一方、図2において、基地局(eNB)は、送受信部41とスケジューリング部42と送受信部43と、制御プレーン部50およびデータプレーン部60を含む制御部44と、アンテナ45を有する。送受信部41は、上位局との間のデータ送受信を行う。スケジューリング部42は、無線伝送のスケジューリングを行う。送受信部43は、アンテナ45を介して無線伝送される信号を送受信する。
また、制御部44の制御プレーン部50は、RRCレイヤであり、すべてのレイヤを制御する。詳細には、制御プレーン部50は、SPS制御部51と記憶部52を有する。SPS制御部51は、SPSリソースの割り当て等、通信全体を制御する。記憶部52には、SCellのActivation/Deactivationの状態等が記憶される。
また、制御部44のデータプレーン部60は、PHY,MAC,RLC,PDCPの各レイヤを制御する。詳細には、SPS送信管理部61とACT/DEACT管理部62とHARQ管理部63と送受信制御部64を有する。SPS送信管理部61は、SPSデータの送信タイミングを管理する。ACT/DEACT管理部62は、SCellのActivation/Deactivationを管理する。HARQ管理部63は、HARQを管理する。送受信制御部64は、データおよび確認応答等の送受信を制御する。
なお、本実施例では、一例として、移動局と基地局を含む無線通信システムの無線通信方法について説明するが、これに限るものではない。たとえば、中継局と基地局を含むシステム、または、移動局と中継局を含むシステム、についても同様に本実施例の無線通信方法を適用可能である。また、上記の移動局および基地局の構成例は、説明の便宜上、本実施例の処理にかかわる構成を列挙したものであり、移動局および基地局のすべて機能を表現したものではない。また、移動局および基地局の各機能部は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)およびメモリ等で構成することが可能である。
ここで、本実施例の無線通信システムにおける無線通信方法を説明する前に、その前提となるシステムおよび無線通信方法について説明する。
次世代移動通信システムであるLTEでは、無線アクセス技術としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)をベースとした方式が規定されている。LTEでは、下りのピーク伝送レートが100Mb/s以上、上りのピーク伝送レートが50Mb/s以上、の高速無線パケット通信が可能となる。国際標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、現在、さらなる高速通信の実現にむけて、LTEをベースとした移動通信システムLTE−A(LTE−Advanced)の検討が始まっている。LTE−Aでは、下りのピーク伝送レートは1Gb/s、上りのピーク伝送レートは500Mb/sを目指しており、無線アクセス方式やネットワークアーキテクチャなど、様々な新技術の検討が行われている。
LTE−A(またはLTE Rel−10)では、高速通信を実現するための方法として、LTEシステムの無線キャリアを複数集約しこの集約された帯域を使用してより大容量のデータを伝送する無線通信方法、の検討が進められている。これは、キャリアアグリゲーション(周波数集約)と呼ばれている。図3は、キャリアアグリゲーションを示す図である。図3において、束ねられる各LTE無線キャリアをコンポーネントキャリア(Component Carrier)と呼ぶ。また、キャリアアグリゲーションにおいて、各種の重要な制御(上り制御データの送信等)を実行するセルはPCellと呼ばれる。また、その他の束ねられたセル(#1〜#4)はSCellと呼ばれ、スループット向上のための追加的なキャリアである。LTE−A等では、たとえば、移動局(UE)と基地局(eNB)が、複数のコンポーネントキャリアを使用してデータの送受信を行う。
また、本実施例の無線通信方法の前提となる技術として、LTE−Aでは、2種類のスケジューリング方法が規定されており、それぞれ「Dynamic Scheduling」、「Semi-persistent Scheduling(SPS)」と呼ばれている。
SPSは、VoIP(Voice over Internet Protocol)などに代表されるリアルタイム型の通信で使われるスケジューリング方法である。図4は、SPSの一例を示す図である。SPSでは、通信を実行する前に、規定された期間について無線パラメータを予め固定的に割り当てておく(SPS(1),(2),(3),(4)…に相当)。この割り当ては、たとえば、上位レイヤのRRC(RRC Connection Reconfiguration)で設定される(後述する「SPS設定」に相当)。たとえば、VoIP通信では、20ms毎にデータの初送が発生するため、基地局が、20ms毎にどの無線パラメータを利用するのかを予め移動局に通知しておく。そして、実際にSPS通信を実行する場合には、基地局が、PDCCHでSPSのActivationコマンドを移動局に送信し、以降に使用する無線リソースを通知する。このように、SPSでは、予め無線パラメータと無線リソースを割り当てておくことによって、パケットサイズが小さいSPSデータを、定期的に制御信号(PDCCH)を送ることなく送信できるため、シグナリングオーバヘッドを低減させることができる。
そして、SPS通信が終了すると、基地局は、PDCCHでSPSのDeactivationコマンドを移動局に送信する(上り、下り)。なお、上りのSPSについては、Deactivationコマンドのかわりに、移動局が、implicitReleaseAfterというパラメータで指定された回数の空送信を行うこととしてもよい。これにより、SPS通信の実施を停止することができる。
なお、データの再送を実行する場合には、「Dynamic Scheduling」が使われる。「Dynamic Scheduling」は、上り/下り通信ともにPDCCHで、利用する無線リソースが指定される。また、LTE Rel−10におけるキャリアアグリゲーションにおいて、SPSは、制御の簡単化のため、PCellで実行することとなっている。また、SPS通信は、「Dynamic Scheduling」によっても実行可能である。たとえば、20ms毎に基地局が「Dynamic Scheduling」を実行する。ただし、「Dynamic Scheduling」を実行する場合は、シグナリングオーバヘッドが大きくなる。
また、本実施例の無線通信方法の前提となる技術として、HARQの制御方法について説明する。図5および図6は、HARQの一例を示す図であり、たとえば、図5は下りのHARQを表し、図6は上りのHARQを表している。たとえば、LTEでは、下り通信は「Asynchronous HARQ」方式が採用され、上り通信は「Synchronous HARQ」方式が採用されている。「Asynchronous HARQ」では、基地局が、下りの送信に対する確認応答を4ms後に受信し、確認応答がNACKの場合には下りの再送を自由なタイミングで実行する。この場合、基地局は、PDCCHでデータの送信を移動局に通知する。
一方、「Synchronous HARQ」では、移動局が、上りの送信に対する確認応答を4ms後に受信し、たとえば、確認応答がNACKの場合には上りの送信をさらに4ms後に実行する。このように、「Synchronous HARQ」では、上りの送信と確認応答が4ms毎に行われるので、PDCCHによりデータの送信を通知しない。すなわち、移動局は、PDCCHを受信しなくても、NACKの受信から4ms後に自律的にデータを再送することができる。これにより、PDCCHによるシグナリングオーバヘッドを軽減することができる。
また、本実施例の無線通信方法の前提となる技術として、DRXについて説明する。図7は、DRXの一例を示す図である。DRXは、移動局において省電力モードを実現するための方法である。具体的には、移動局のデータ送受信を制御するL1信号であるPDCCHをモニタする区間(DRXon区間)とモニタが必須でない区間(DRXoff区間)とを規定する(DRXサイクル)。移動局は、PDCCHにおいて受信がない区間はデータ処理等の信号処理を行わないため、省電力モードに遷移する(DRXoffへ遷移)。たとえば、移動局のベースバンド部の信号処理を一時的に停止する。ただし、DRXoff区間中(省電力モード中)には完全にベースバンド部を停止できるわけではない。たとえば、省電力モード中においても無線測定等の規定(たとえば、同周波測定、異周波測定等)があり、移動局は、その規定を満足するための最低限の信号処理を実施する。また、DRXサイクルは、通信開始時に、基地局が移動局にパラメータ等をL3信号(RRC)を使って通知することにより設定される(図7のDRX設定)。
また、LTE Rel−10では、各コンポーネントキャリアのDRX制御は、コンポーネントキャリア単位で実施するのではなく、移動局単位で実施することとしている。したがって、移動局は、PCellに設定されたDRXサイクルを参照して、SCellのDRXを制御する(図7のSCellのDRXサイクル参照)。
また、本実施例の無線通信方法の前提となる技術として、Activation(活性化)/Deactivation(非活性化)について説明する。この技術も、上記同様、移動局において省電力モードを実施するための方法である。図8は、Activation/Deactivationの一例を示す図である。DRXとの違いは、Activation/DeactivationがSCellに個別に適用されるということと、基地局が移動局に適宜L2信号(MAC:Media Access Control)で通知することである。すなわち、SCellのActivation時には、明示的に基地局から移動局にコマンド(図8のACT)が送信され、SCellのDeactivation時にも、明示的に基地局から移動局にコマンド(図8のDEACT)が送信される。また、Activation/Deactivationの定義もDRXとは異なる。Activationは、PDCCHのモニタとPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)のバッファリングとを行う区間として定義される。一方、Deactivationの定義は、PDCCHのモニタとPDSCHのバッファリングが必須でない区間として定義される。したがって、Deactivation中には、移動局は、PDCCHのモニタとPDSCHのバッファリングを行わないため、DRXと比較してさらなる省電力が実現できる。
つづいて、上記本実施例の無線通信方法の前提となる技術における問題点を説明する。上述したように、Rel−10のキャリアアグリゲーションにおけるSPS通信は、PCellで実行される。そのため、PCellでは、SPS通信に上記DRX制御を適用することができる。一方で、キャリアアグリゲーションを拡張し、SCellでSPS通信を行う場合には、たとえば、PCellで大容量データの通信を実行し、SCellでSPS通信を実行する、というようなケースが考えられる。図9は、SPS通信をSCellで行う場合の一例を示す図である。DRXサイクルは、上述したように、PCellのトラヒックパターンに応じて設定することが基本であるため、このケースでは、PCellにおいてPDCCHのモニタが必須でない区間を省電力モード(DRXoff)として設定することになる。そして、SCellにおいては、PCellと連動するため、PCellと同一の省電力モード区間(DRXoff区間)が設定されることになる。
しかしながら、上記のように、PCellに連動してSCellに省電力モード区間が設定される場合には、移動局は、VoIPパケットの未発生区間についてもPDCCHをモニタすることとなり、無駄な電力消費が発生する(図9のSCell参照)。
一方、DRX制御を拡張し、各キャリアに個別にDRX制御を適用する場合も想定される。図10は、キャリア毎に個別にDRX制御を行う場合の一例を示す図である。この場合、PCellのDRX制御は、PCellのトラヒックパターンに応じて実施され、SCellのDRX制御は、SCellのトラヒックパターンに応じて実施されることになる。そのため、上記図9の場合と比較して無駄がなくなり、さらなる省電力の実現が可能となる。
しかしながら、省電力モード中(DRXoff区間)においても無線測定などの規定(たとえば、同周波測定、異周波測定など)があり、移動局では、この規定を満足するための最低限の信号処理を実施する。すなわち、各キャリアに個別にDRX制御を行う場合であっても、移動局は、PDCCHおよびPDSCHのモニタは行うことになる。
そこで、本実施例では、たとえば、DRXがPCellで最適化されている場合において、SCellにおける移動局のさらなる低消費電力化を実現する。
つづいて、本実施例の無線通信方法について説明する。図11は、実施例1の無線通信方法の一例を示す図である。本実施例では、SPS通信に合わせて、移動局が、自律的にSCellのActivation/Deactivationを制御(自律的Activation/Deactivation制御)する。すなわち、SPSデータの送信タイミングにおいて、移動局は、自律的にSCellをActivation(自律的Activation)とする(基地局は図8に示すACTコマンドを送信しない)。また、SPSデータの送受信が終了する(すなわち、ACKを検出する)と、移動局は、SCellを自律的にDeactivate(自律的Deactivation)とする(基地局は図8に示すDEACTコマンドを送信しない)。
そして、本実施例では、基地局が行うSPSの設定(図11の「SPS設定」)が、図8に示すACT/DEACTコマンドを兼ねることになる。具体的には、上記のような自律的Activation/Deactivation制御を開始するトリガとして、2つのタイミングが考えられる。1つ目のタイミングは、RRCによるSPSに関する設定(どういう周期でどの無線パラメータを利用するのかを示す情報の設定)を受信したタイミングである。2つ目のタイミングは、PDCCHによってSPS通信がActivationとされるタイミング(移動局がSPS通信のActivationコマンドを受信したタイミング)である。一方、自律的Activation/Deactivation制御を終了するトリガとしては、RRCによりSPSに関する設定が消去されるタイミング(SPS解除通知)と、PDCCHによってSPS通信がDeactivationとされるタイミング(上り、下り)がある。なお、上りのSPS通信については、自律的Activation/Deactivation制御を終了するトリガを、移動局がimplicitReleaseAfterというパラメータで指定された回数だけ空送信を行ったタイミングとしてもよい。
また、上記の例は、移動局が自律的にActivation/Deactivation制御を実施するものであるが、これに限らず、準自律的に実施することもできる。たとえば、基地局が、上記のような自律的Activation/Deactivation制御を実施することを許可するか否かを、上記RRCやPDCCHで通知することも可能である。自律的Activation/Deactivation制御を準自律的に実施する場合は、シグナリングとして1bitあれば十分である。たとえば、このビットが1の場合は自律的Activation/Deactivation制御を許可することを意味し、0の場合は許可しないことを意味する。すなわち、明示的にActivation制御およびDeactivation制御を実施することを意味する。
つづいて、本実施例の無線通信方法(第1の方法)を実現する基地局および移動局の動作を、フローチャートに従い説明する。図12は、移動局の動作を示すフローチャートであり、図13は、基地局の動作を示すフローチャートである。
図12を用いて移動局の動作を説明する。まず、送受信制御部34は、送受信部11を介して、「RRC Connection Reconfiguration」で送られてくる「SPS設定」を受信すると(S1)、「SPS設定」に関する情報をSPS制御部21に通知する。以降、SPS制御部21が、SPS通信に関する処理を制御する。
また、ACT/DEACT管理部32では、上記「SPS設定」の受信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を開始する(S2)。同時に、SPS送信管理部31では、「自律的ACT/DEACTトリガ」であるSPSデータの送信タイミングの検出処理を開始する(S2)。また、ACT/DEACT管理部32では、初期状態として、SCellをDeactivationとし(S3)、さらに、現在のSCellの状態(Deactivation)を記憶部22に記憶する。
その後、SPS送信管理部31がSPSデータの送信タイミングを待ち(S4,No)、送信タイミングを検出すると(S4,Yes)、ACT/DEACT管理部32は、自律的にSCellをActivationとする(S5)。さらに、現在のSCellの状態(Activation)を記憶部22に記憶(更新)する。
つぎに、SPS送信管理部31は、SPSデータの送受信処理を行い(S6)、たとえば、失敗した場合には(S7,No)、成功するまでS6およびS7の再送処理を繰り返し実行する。一方、SPS送信管理部31がSPSデータの送受信に成功した場合(S7,Yes)、ACT/DEACT管理部32では、自律的にSCellをDeactivationとする(S8)。さらに、現在のSCellの状態(Deactivation)を記憶部22に記憶(更新)する。
その後、送受信制御部34が送受信部11を介して「RRC Connection Reconfiguration」で送られてくる「SPS解除通知」を受信するまでの間(S9,No)、移動局では、上記S4〜S8の処理(自律的Activation/Deactivation制御)を繰り返し実行する。そして、送受信制御部34では、「SPS解除通知」を受信した場合に(S9、Yes)、「SPS解除通知」に関する情報をSPS制御部21に通知する。そして、ACT/DEACT管理部32では、上記「SPS解除通知」の受信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を終了し、同時に、SPS送信管理部31では、SPSデータの送信タイミングの検出処理を終了する(S10)。
以下、図13を用いて基地局の動作を説明する。ここでは、SPS制御部51が、SPS通信に関する処理を制御する。まず、送受信制御部64では、送受信部43を介して「RRC Connection Reconfiguration」で「SPS設定」を送信する(S11)。
また、ACT/DEACT管理部62では、上記「SPS設定」の送信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を開始する(S12)。同時に、SPS送信管理部61では、「自律的ACT/DEACTトリガ」であるSPSデータの送信タイミングの検出処理を開始する(S12)。また、ACT/DEACT管理部62では、初期状態として、SCellをDeactivationとし(S13)、さらに、現在のSCellの状態(Deactivation)を記憶部52に記憶する。
その後、SPS送信管理部61がSPSデータの送信タイミングを待ち(S14,No)、送信タイミングを検出すると(S14,Yes)、ACT/DEACT管理部62では、自律的にSCellをActivationとする(S15)。さらに、現在のSCellの状態(Activation)を記憶部52に記憶(更新)する。
つぎに、SPS送信管理部61は、SPSデータの送受信処理を行い(S16)、たとえば、失敗した場合には(S17,No)、成功するまでS16およびS17の再送処理を繰り返し実行する。一方、SPS送信管理部61がSPSデータの送受信に成功した場合(S17,Yes)、ACT/DEACT管理部62では、自律的にSCellをDeactivationとする(S18)。さらに、現在のSCellの状態(Deactivation)を記憶部52に記憶(更新)する。
その後、送受信制御部64が送受信部43を介して「RRC Connection Reconfiguration」で「SPS解除通知」を送信するまでの間(S19,No)、基地局では、上記S14〜S18の処理(自律的Activation/Deactivation制御)を繰り返し実行する。そして、送受信制御部64が「SPS解除通知」を送信した場合に(S19、Yes)、ACT/DEACT管理部62では、上記「SPS解除通知」の送信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を終了する(S20)。同時に、SPS送信管理部61では、SPSデータの送信タイミングの検出処理を終了する(S20)。
つづいて、上記第1の方法とは異なる本実施例の無線通信方法(第2の方法)をフローチャートに従い説明する。図14は、移動局の動作を示すフローチャートであり、図15は、基地局の動作を示すフローチャートである。なお、上記と同様の処理については、同一のステップ(S)番号を付してその説明を省略する。ここでは、上記図12および図13に示すフローチャートと異なる処理について説明する。また、図14および図15においては、上記「SPS設定」に関する処理が既に行われていることを前提とする。
図14において、移動局では、送受信制御部34が、送受信部11を介してPDCCHで送られてくるSPSのActivationコマンドを受信すると(S31)、Activationコマンドの受信をSPS制御部21に通知する。また、ACT/DEACT管理部32では、上記Activationコマンドの受信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を開始する(S32)。同時に、SPS送信管理部31では、「自律的ACT/DEACTトリガ」であるSPSデータの送信タイミングの検出処理を開始する(S32)。
また、S8の後、送受信制御部34が送受信部11を介してPDCCHで送られてくるSPSのDeactivationコマンドを受信するまでの間(S33,No)、移動局では、上記S4〜S8の処理(自律的Activation/Deactivation制御)を繰り返し実行する。そして、送受信制御部34では、SPSのDeactivationコマンドを受信した場合に(S33、Yes)、Deactivationコマンドの受信をSPS制御部21に通知する。また、ACT/DEACT管理部32では、上記Deactivationコマンドの受信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を終了し、同時に、SPS送信管理部31では、SPSデータの送信タイミングの検出処理を終了する(S34)。
一方、図15において、基地局では、送受信制御部64が、送受信部43を介してPDCCHでSPSのActivationコマンドを送信する(S35)。そして、ACT/DEACT管理部62では、上記Activationコマンドの送信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を開始する(S36)。同時に、SPS送信管理部61では、「自律的ACT/DEACTトリガ」であるSPSデータの送信タイミングの検出処理を開始する(S36)。
また、S18の後、送受信制御部64が送受信部43を介してPDCCHでSPSのDeactivationコマンドを送信するまでの間(S37,No)、基地局では、上記S14〜S18の処理(自律的Activation/Deactivation制御)を繰り返し実行する。そして、送受信制御部64がSPSのDeactivationコマンドを送信した場合に(S37、Yes)、ACT/DEACT管理部62では、上記Deactivationコマンドの送信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を終了する(S38)。同時に、SPS送信管理部61では、SPSデータの送信タイミングの検出処理を終了する(S38)。
つづいて、上記第1,第2の方法とは異なる本実施例の無線通信方法(第3の方法)をフローチャートに従い説明する。本方法は上りSPS通信のみに適用される。図16は、移動局の動作を示すフローチャートであり、図17は、基地局の動作を示すフローチャートである。なお、上記と同様の処理については、同一のステップ(S)番号を付してその説明を省略する。ここでは、上記図12および図13に示すフローチャートと異なる処理について説明する。
図16のS5において、ACT/DEACT管理部32が自律的にSCellをActivationとした後、SPS送信管理部31では、SPSデータの送信処理を行う(S6a)。たとえば、SPSデータの送信に失敗した場合(S7a,No)、SPS送信管理部31は、成功するまでS6aおよびS7aの再送処理を繰り返し実行する。一方、SPS送信管理部31がSPSデータの送信に成功した場合(S7a,Yes)、ACT/DEACT管理部32では、自律的にSCellをDeactivationとする(S8)。さらに、現在のSCellの状態(Deactivation)を記憶部22に記憶(更新)する。
その後、送受信制御部34では、送受信部11を介して、implicitReleaseAfterというパラメータで指定された空送信を実行する。そして、その空送信の回数が規定回数に到達するまでの間(S41,No)、移動局では、上記S4〜S8の処理(自律的Activation/Deactivation制御)を繰り返し実行する。また、上記空送信の回数が規定回数に到達した場合には(S41、Yes)、送受信制御部34が、その旨をSPS制御部21に通知する。また、ACT/DEACT管理部32では、上記空送信の回数が規定回数に到達したタイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を終了し、同時に、SPS送信管理部31では、SPSデータの送信タイミングの検出処理を終了する(S42)。
また、図17のS15において、ACT/DEACT管理部62が自律的にSCellをActivationとした後、SPS送信管理部61では、SPSデータの受信処理を行う(S16a)。たとえば、SPSデータの受信に失敗した場合(S17a,No)、SPS送信管理部61は、成功するまでS16aおよびS17aの再送処理を繰り返し実行する。一方、SPS送信管理部61がSPSデータの受信に成功した場合(S17a,Yes)、ACT/DEACT管理部62では、自律的にSCellをDeactivationとする(S18)。さらに、現在のSCellの状態(Deactivation)を記憶部22に記憶(更新)する。
その後、送受信制御部64では、送受信部43を介して、implicitReleaseAfterというパラメータで指定された空送信を受信する。そして、その空送信の受信回数が規定回数に到達するまでの間(S43,No)、基地局では、上記S14〜S18の処理(自律的Activation/Deactivation制御)を繰り返し実行する。また、上記空送信の受信回数が規定回数に到達した場合には(S43、Yes)、ACT/DEACT管理部62が、上記空送信の受信回数が規定回数に到達したタイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を終了する(S44)。同時に、SPS送信管理部61では、SPSデータの送信タイミングの検出処理を終了する(S44)。
つづいて、上記第1,第2,第3の方法とは異なる本実施例の無線通信方法(第4の方法)をフローチャートに従い説明する。本方法も上り通信のみに適用される。図18は、移動局の動作を示すフローチャートであり、図19は、基地局の動作を示すフローチャートである。
図18では、上記図14に示す動作を行う移動局に対し、図16に示す特徴的な処理を適用する。具体的には、移動局は、図14のS6,S7,S33,S34の処理に代えて、上記S6a,S7a,S41,S42の処理を実行する。
また、図19では、上記図15に示す動作を行う基地局に対し、図17に示す特徴的な処理を適用する。具体的には、基地局は、図15のS16,S17,S37,S38の処理に代えて、上記S16a,S17a,S43,S44の処理を実行する。
このような制御を行うことにより、本実施例では、DeactivationとなったSCellにおいて、PDCCHのモニタリングとPDSCHのバッファリングが行われないため、DRXと比較して無駄がなく、さらなる省電力が実現可能である。
なお、本実施例において、たとえば、移動局がACKを返信したにもかかわらず、基地局でNACKと判定され、エラーが生じたケースでは、移動局および基地局は、以下の動作を行う。図20は、基地局がACKをNACKと判定した場合の動作の一例を示す図である。たとえば、移動局がSPSデータであるSPS(1)を受信し、その応答としてACKを返信したが、基地局が誤ってNACKと判定した場合、移動局は、自律的にSCellをDeactivationとする。一方、基地局では、NACKと判定しているので、SCellについてActivationを維持し、SPS(1)の再送を継続することになる(SPS(1)−1,SPS(1)−2,…)。すなわち、移動局と基地局の間では、状態の不一致(state mismatch)が発生している。このとき、移動局は、Deactivationの状態であり、再送されたSPS(1)を受信することはないが、すでにSPS(1)の受信に成功しているため問題は生じない。
また、本実施例において、たとえば、移動局がNACKを返信したにもかかわらず、基地局でACKと判定され、エラーが生じたケースでは、移動局および基地局は、以下の動作を行う。図21は、基地局がNACKをACKと判定した場合の動作の一例を示す図である。たとえば、移動局がSPS(2)を受信し、その応答としてNACKを返信したが、基地局が誤ってACKと判定した場合、移動局では、自律的にSCellのActivationを継続することになる。一方、基地局では、ACKの受信に伴い、Deactivationとなるため、SPS(2)の再送は実施しない。すなわち、移動局と基地局の間では、状態の不一致(state mismatch)が発生している。このとき、移動局は、SPS(2)を失うことになるが、このようなエラーはレアケースであるため、大きな問題とはならない。このようなエラーが発生した場合には、移動局のアプリケーションレイヤで失ったデータを補完する技術がよく知られている。
実施例2の無線通信方法について説明する。実施例1では、SCellにSPSデータが存在する場合を想定していた。本実施例では、SCellに、SPSデータに加えてデータが存在する場合、すなわち、「Dynamic Scheduling」によりサービスされるデータが混在する場合を想定する。なお、移動局および基地局の構成は前述した実施例1と同様である。以下、実施例1と異なる処理について説明する。
図22は、実施例2の無線通信方法の一例を示す図である。本実施例では、自律的Activation制御については、実施例1と同様である。すなわち、SPSデータの送信タイミングにおいて、移動局が自律的にSCellをActivationとする。一方、Deactivationに移行するタイミングは、実施例1と異なる。実施例1では、移動局は、SPSデータの送信終了のタイミング(移動局のACK返信時)でDeactivationに移行していた。本実施例では、Deactivationとなるタイミングは、Activationとなったサブフレームから数えて時間T経過後とする。すなわち、移動局は、上記時間T経過後のサブフレームで、SCellを自律的にDeactivationとする。したがって、基地局には、この期間中にSPSデータおよび通常データをスケジューリングすることが要求される。データのスケジューリングに失敗した場合は、そのデータはロスとなる。
なお、Tの決め方は、移動局が自律的に決定する方法と、準自律的に実施する方法、がある。後者の方法には、たとえば、基地局が上記Tの値を前述したRRCまたはPDCCHに含ませて通知する方法や、別途、RRC Connection Reconfigurationメッセージで通知する方法がある。図23は、RRC Connection ReconfigurationメッセージでTを通知する場合の一例を示す図である。ここでは、基地局が、RRC Connection Reconfiguration(T)を送信し、移動局がRRC Connection Reconfiguration Completeを返信する。
つづいて、本実施例の無線通信方法(実施例2の第1の方法)を実現する基地局および移動局の動作を、フローチャートに従い説明する。図24は、移動局の動作を示すフローチャートであり、図25は、基地局の動作を示すフローチャートである。なお、前述した実施例1と同様の処理については、同一のステップ(S)番号を付してその説明を省略する。ここでは、実施例1と異なる処理について説明する。
図24において、移動局では、SPS送信管理部31が、SPSデータの送受信処理を行った後(S6)、Activationとなってから時間Tが経過したかどうかを確認する。たとえば、時間Tが経過していない場合(S51,No)、SPS送信管理部31では、SPSデータの送受信処理を継続する(S6)。その後、SPS送信管理部31にて時間Tが経過していると判定された場合(S51,Yes)、ACT/DEACT管理部32では、自律的にSCellをDeactivationとする(S8)。
また、図25において、基地局では、SPS送信管理部61が、SPSデータの送受信処理を行った後(S16)、Activationとなってから時間Tが経過したかどうかを確認する。たとえば、時間Tが経過していない場合(S52,No)、SPS送信管理部61では、SPSデータの送受信処理を継続する(S16)。その後、SPS送信管理部61にて時間Tが経過していると判定された場合(S52,Yes)、ACT/DEACT管理部62では、自律的にSCellをDeactivationとする(S53)。さらに、現在のSCellの状態(Deactivation)を記憶部52に記憶(更新)する。また、SPS送信管理部61では、SPSデータの送受信処理を停止する(S53)。
つづいて、本実施例の無線通信方法(実施例2の第2の方法)を実現する基地局および移動局の動作を、フローチャートに従い説明する。図26は、移動局の動作を示すフローチャートであり、図27は、基地局の動作を示すフローチャートである。
図26では、前述した図14に示す動作を行う移動局に対し、図24に示す特徴的な処理を適用する。具体的には、移動局は、図14のS7の処理に代えて、上記S51の処理を実行する。
また、図27では、前述した図15に示す動作を行う基地局に対し、図25に示す特徴的な処理を適用する。具体的には、基地局は、図15のS17およびS18の処理に代えて、上記S52およびS53の処理を実行する。
このような制御を行うことにより、本実施例では、SCell上にSPSデータとデータが混在する場合であっても、効果的に省電力を実現することができる。
実施例3の無線通信方法について説明する。本実施例は、SPSデータが「Dynamic Scheduling」によってサービスされる場合を想定する。なお、移動局および基地局の構成は前述した実施例1と同様である。以下、実施例1または2と異なる処理について説明する。
図28は、「Dynamic Scheduling」の一例を示す図である。「Dynamic Scheduling」では、上り/下り通信ともにPDCCHで、利用している無線リソースが指定される。したがって、SPSデータが「Dynamic Scheduling」によってサービスされる場合には、たとえば、基地局は、20ms毎に「Dynamic Scheduling」を実行することになる。すなわち、20ms毎に、PDCCHによる指定とData送信を繰り返すことになる(図28のPDCCH(1)→Data(1),PDCCH(2)→Data(2),PDCCH(3)→Data(3),PDCCH(4)→Data(4)…に対応)。
そこで、本実施例では、基地局が、予めActivation/Deactivationのパターン(ACT/DEACTパターン)を移動局に通知しておくこととする。図29は、実施例3の無線通信方法の一例を示す図である。移動局では、Activation/Deactivationのパターンを受信すると、Activationのタイミングでデータが到着するものと判断し、SCellを自律的にActivationとし、PDCCHのモニタを開始する。そして、データの受信に成功すると、SCellをDeactivationとする。移動局は、このような処理を、通知されたActivation/Deactivationのパターンが終了するまで繰り返し実行する。一方、図示はしていないが、データの受信に失敗した場合には、移動局は、そのデータの受信に成功するまでSCellのActivationを維持する。
つづいて、本実施例の無線通信方法を実現する基地局および移動局の動作を、フローチャートに従い説明する。図30は、移動局の動作を示すフローチャートであり、図31は、基地局の動作を示すフローチャートである。なお、前述した実施例1と同様の処理については、同一のステップ(S)番号を付してその説明を省略する。ここでは、実施例1と異なる処理について説明する。
図30を用いて移動局の動作を説明する。まず、送受信制御部34は、送受信部11を介して送られてくる「ACT/DEACTパターン」を受信すると(S61)、「ACT/DEACTパターン」をSPS制御部21に通知する。以降、SPS制御部21が、SPS通信に関する処理を制御する。また、ACT/DEACT管理部32では、上記「ACT/DEACTパターン」の受信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を開始する(S62)。同時に、SPS送信管理部31では、「自律的ACT/DEACTトリガ」であるSPSデータの送信タイミングの検出処理を開始する(S62)。
また、S8の後、「ACT/DEACTパターン」が終了するまでの間(S63,No)、移動局では、上記S4〜S8の処理(自律的Activation/Deactivation制御)を繰り返し実行する。そして、送受信制御部34では、「ACT/DEACTパターン」の終了を検出した場合に(S63、Yes)、その旨をSPS制御部21に通知する。そして、ACT/DEACT管理部32では、上記「ACT/DEACTパターン」終了のタイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を終了し、同時に、SPS送信管理部31では、SPSデータの送信タイミングの検出処理を終了する(S64)。
以下、図31を用いて基地局の動作を説明する。ここでは、SPS制御部51が、SPS通信に関する処理を制御する。まず、送受信制御部64では、送受信部43を介して「ACT/DEACTパターン」を送信する(S65)。また、ACT/DEACT管理部62では、上記「ACT/DEACTパターン」の送信タイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を開始する(S66)。同時に、SPS送信管理部61では、「自律的ACT/DEACTトリガ」であるSPSデータの送信タイミングの検出処理を開始する(S66)。
また、S18の後、「ACT/DEACTパターン」が終了するまでの間(S67,No)、基地局では、上記S14〜S18の処理(自律的Activation/Deactivation制御)を繰り返し実行する。そして、送受信制御部64が「ACT/DEACTパターン」の終了を検出した場合に(S67、Yes)、ACT/DEACT管理部62では、上記「ACT/DEACTパターン」終了のタイミングで、自律的Activation/Deactivation制御を終了する(S68)。同時に、SPS送信管理部61では、SPSデータの送信タイミングの検出処理を終了する(S68)。
このような制御を行うことにより、本実施例では、SPSデータが「Dynamic Scheduling」によってサービスされる場合であっても、実施例1と同様の効果を得ることができる。すなわち、DeactivationとなったSCellにおいて、PDCCHのモニタリングとPDSCHのバッファリングが行われないため、DRXと比較して無駄がなく、さらなる省電力が実現可能である。
なお、本実施例において、たとえば、移動局がACKを返信したにもかかわらず、基地局でNACKと判定され、エラーが生じたケースでは、移動局および基地局は、以下の動作を行う。図32は、基地局がACKをNACKと判定した場合の動作の一例を示す図である。たとえば、移動局がSPSデータであるData(1)を受信し、その応答としてACKを返信したが、基地局が誤ってNACKと判定した場合、移動局は、自律的にSCellをDeactivationとする。一方、基地局では、NACKと判定しているので、SCellについてActivationを維持し、Data(1)の再送を継続することになる(Data(1)−1,Data(1)−2,…)。すなわち、移動局と基地局の間では、状態の不一致(state mismatch)が発生している。このとき、移動局は、Deactivationであり、再送されたData(1)を受信することはないが、すでにData(1)の受信に成功しているため問題は生じない。
また、本実施例において、たとえば、移動局がNACKを返信したにもかかわらず、基地局でACKと判定され、エラーが生じたケースでは、移動局および基地局は、以下の動作を行う。図33は、基地局がNACKをACKと判定した場合の動作の一例を示す図である。たとえば、移動局がData(2)を受信し、その応答としてNACKを返信したが、基地局が誤ってACKと判定した場合、移動局では、自律的にSCellのActivationを継続することになる。一方、基地局では、ACKの受信に伴い、Deactivationとなるため、Data(2)の再送は実施しない。すなわち、移動局と基地局の間では、状態の不一致(state mismatch)が発生している。このとき、移動局は、Data(2)を失うことになるが、このようなエラーはレアケースであるため、大きな問題とはならない。
実施例4の無線通信方法について説明する。実施例4では、「Dynamic Scheduling」によってサービスされるSPSデータと、「Dynamic Scheduling」によってサービスされる通常のデータが混在する場合、を想定する。なお、移動局および基地局の構成は前述した実施例1と同様である。以下、実施例3と異なる処理について説明する。
図34は、実施例4の無線通信方法の一例を示す図である。本実施例では、自律的Activation制御については、実施例3と同様である。すなわち、SPSデータ(Data(1)〜(4))の送信タイミングにおいて、移動局が自律的にSCellをActivationとする。一方、Deactivationに移行するタイミングは、実施例3と異なる。実施例3では、移動局は、SPSデータの送信終了のタイミング(移動局のACK返信時)でDeactivationに移行していた。本実施例では、Deactivationとなるタイミングは、Activationとなったサブフレームから数えて時間T経過後とする。すなわち、移動局は、上記時間T経過後のサブフレームで、SCellを自律的にDeactivationとする。したがって、基地局には、この期間中にSPSデータおよび通常データをスケジューリングすることが要求される。データのスケジューリングに失敗した場合は、そのデータはロスとなる。なお、Tの決め方は、実施例2と同様である。
つづいて、本実施例の無線通信方法を実現する基地局および移動局の動作を、フローチャートに従い説明する。図35は、移動局の動作を示すフローチャートであり、図36は、基地局の動作を示すフローチャートである。なお、前述した実施例3と同様の処理については、同一のステップ(S)番号を付してその説明を省略する。ここでは、実施例3と異なる処理について説明する。
図35において、移動局では、SPS送信管理部31が、SPSデータの送受信処理を行った後(S6)、Activationとなってから時間Tが経過したかどうかを確認する。たとえば、時間Tが経過していない場合(S51,No)、SPS送信管理部31では、SPSデータの送受信処理を継続する(S6)。その後、SPS送信管理部31にて時間Tが経過していると判定された場合(S51,Yes)、ACT/DEACT管理部32では、自律的にSCellをDeactivationとする(S8)。
また、図36において、基地局では、SPS送信管理部61が、SPSデータの送受信処理を行った後(S16)、Activationとなってから時間Tが経過したかどうかを確認する。たとえば、時間Tが経過していない場合(S52,No)、SPS送信管理部61では、SPSデータの送受信処理を継続する(S16)。その後、SPS送信管理部61にて時間Tが経過していると判定された場合(S52,Yes)、ACT/DEACT管理部62では、自律的にSCellをDeactivationとする(S53)。さらに、現在のSCellの状態(Deactivation)を記憶部22に記憶(更新)する。また、SPS送信管理部61では、SPSデータの送受信処理を停止する(S53)。
このような制御を行うことにより、本実施例では、「Dynamic Scheduling」によってサービスされるSPSデータと、「Dynamic Scheduling」によってサービスされる通常のデータが混在する場合であっても、効果的に省電力を実現することができる。
11,41,43 送受信部
12,44 制御部
13,45 アンテナ
20,50 制御プレーン部
21,51 SPS制御部
22,52 記憶部
30,60 データプレーン部
31,61 SPS送信管理部
32,62 ACT/DEACT管理部
33,63 HARQ管理部
34,64 送受信制御部
42 スケジューリング部

Claims (13)

  1. 複数の無線キャリアを使用して無線通信を行い、前記複数の無線キャリアのうちの第1の無線キャリアに対して制御信号をモニタする区間と前記制御信号のモニタが必須でない区間とを周期的に繰り返す非連続受信を適用する移動局において、
    前記複数の無線キャリアのうちで前記第1の無線キャリアと異なる第2の無線キャリアにおいて、通信データが周期的に割り当てられた無線リソースを用いて送受信される準持続的通信の設定を受信し、前記準持続的通信による通信データの送信タイミング及び非送信タイミングを検出する送信管理部と、
    前記送信管理部にて検出された前記送信タイミングでは、前記第2の無線キャリアを活性化状態とし、前記送信管理部にて検出された前記非送信タイミングでは、前記第2の無線キャリアを非活性化状態とすることによって、前記第2の無線キャリアの省電力を制御する状態管理部と、
    を有する、
    ことを特徴とする移動局。
  2. 前記状態管理部は、前記通信データのACKを検出したタイミングで前記第2の無線キャリアを非活性化状態とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  3. 前記状態管理部は、活性化状態となってから所定の時間が経過したタイミングで前記第2の無線キャリアを非活性化状態とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  4. 前記送信管理部は、前記第2の無線キャリア上に周期的に割り当てられた無線リソースに関する設定情報を受信したタイミングで、当該第2の無線キャリアにおける通信データの送信タイミングの検出を開始する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  5. 前記送信管理部は、前記設定情報が消去されたタイミングで、前記第2の無線キャリアにおける通信データの送信タイミングの検出を終了する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の移動局。
  6. 前記送信管理部は、前記通信データが上りの通信データの場合に、自局からの所定の空送信の回数が規定回数に到達したタイミングで、前記第2の無線キャリアにおける通信データの送信タイミングの検出を終了する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の移動局。
  7. 前記送信管理部は、前記通信データの送受信を活性化状態にする制御信号を受信したタイミングで、前記第2の無線キャリアにおける通信データの送信タイミングの検出を開始する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  8. 前記送信管理部は、前記通信データの送受信を非活性化状態にする制御信号を受信したタイミングで、前記第2の無線キャリアにおける通信データの送信タイミングの検出を終了する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の移動局。
  9. 前記送信管理部は、前記通信データが上りの通信データの場合に、自局からの所定の空送信の回数が規定回数に到達したタイミングで、前記第2の無線キャリアにおける通信データの送信タイミングの検出を終了する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の移動局。
  10. キャリアアグリゲーションにより無線通信を行う場合、
    前記第2の無線キャリアをセカンダリセルとする、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の移動局。
  11. 複数の無線キャリアを使用して無線通信を行い、前記複数の無線キャリアのうちの第1の無線キャリアに対して制御信号をモニタする区間と前記制御信号のモニタが必須でない区間とを周期的に繰り返す非連続受信を適用する基地局において、
    前記複数の無線キャリアのうちで前記第1の無線キャリアと異なる第2の無線キャリアにおいて、通信データが周期的に割り当てられた無線リソースを用いて送受信される準持続的通信の設定を受信し、前記準持続的通信による通信データの送信タイミング及び非送信タイミングを検出する送信管理部と、
    前記送信管理部にて検出された前記送信タイミングでは、前第2の無線キャリアを活性化状態とし、前記送信管理部にて検出された前記非送信タイミングでは、前記第2の無線キャリアを非活性化状態とすることによって、前記第2の無線キャリアの省電力を制御する状態管理部と、
    を有する、
    ことを特徴とする基地局。
  12. 複数の無線キャリアを使用して無線通信を行い、前記複数の無線キャリアのうちの第1の無線キャリアに対して制御信号をモニタする区間と前記制御信号のモニタが必須でない区間とを周期的に繰り返す非連続受信を適用する無線通信システムにおいて、
    移動局および基地局が、それぞれ、
    前記複数の無線キャリアのうちで前記第1の無線キャリアと異なる第2の無線キャリアにおいて、通信データが周期的に割り当てられた無線リソースを用いて送受信される準持続的通信の設定を受信し、前記準持続的通信による通信データの送信タイミング及び非送信タイミングを検出する送信管理部と、
    前記送信管理部にて検出された前記送信タイミングでは、前記第2の無線キャリアを活性化状態とし、前記送信管理部にて検出された前記非送信タイミングでは、前記第2の無線キャリアを非活性化状態とすることによって、前記第2の無線キャリアの省電力を制御する状態管理部と、
    を有する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  13. 複数の無線キャリアを使用して無線通信を行い、前記複数の無線キャリアのうちの第1の無線キャリアに対して制御信号をモニタする区間と前記制御信号のモニタが必須でない区間とを周期的に繰り返す非連続受信を適用する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    移動局および基地局が、それぞれ、
    前記複数の無線キャリアのうちで前記第1の無線キャリアと異なる第2の無線キャリアにおいて、通信データが周期的に割り当てられた無線リソースを用いて送受信される準持続的通信の設定を受信し、前記準持続的通信による通信データの送信タイミング及び非送信タイミングを検出し、
    前記検出された送信タイミングでは、前第2の無線キャリアを活性化状態とし、前記検出された非送信タイミングでは、前記第2の無線キャリアを非活性化状態とすることによって、前記第2の無線キャリアの省電力を制御する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
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