JP2017017633A - ユーザ装置、及び間欠受信制御方法 - Google Patents

ユーザ装置、及び間欠受信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置が、上りの再送制御に関する間欠受信制御を適切に実施する。
【解決手段】間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置において、基地局から上りデータ送信のためのリソース割り当て情報を含む下り制御情報を受信した場合に、第1のタイマを起動し、当該第1のタイマが満了した場合に、第2のタイマを起動するタイマ制御手段と、前記第2のタイマが起動している場合に、前記ユーザ装置をアクティブ状態とする受信制御手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、LTE等の移動通信システムにおけるユーザ装置のDRX制御に関連するものである。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)において標準化されているLTE(Long Term Evolution)では、ユーザ装置UEのバッテリ消耗を抑制する観点から、ユーザ装置UEが送受信するデータが一定期間以上存在しない場合、基地局eNBから送信される下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を特定の期間のみ、間欠的に受信するDRX(Discontinuous Reception:間欠受信)制御が採用されている(例えば、非特許文献1参照)。
具体的には、DRX制御において、RRC接続したユーザ装置をActive状態又はInactive状態のいずれかとして管理する。Active状態に遷移したユーザ装置UEは、PDCCHを監視し、基地局eNBに対し、CSI(Channel State Information:チャネル状態情報)/SRS(Sounding Reference Signal:上りチャネル品質測定用参照信号)を送信する。一方、Inactive状態に遷移したユーザ装置UEは、PDCCHを監視せず、CSI/SRSを送信しないため、バッテリ消耗を抑制できる。なお、Active状態である時間をActive Timeともいう。
ユーザ装置UEがActive状態にあるのは、例えば、On duration Timer、drx−InactivityTimer、drx−RetransmissionTimer、mac−contensionResolutionTimerの何れかが起動している場合、Scheduling requestを送信した場合、UL HARQ再送のためのUL grantが割り当てられる場合、更に、Random Access Responseを受信し、その後、新規送信を指示するPDCCHを受信していない場合である。これらの場合以外は、ユーザ装置UEはInactive状態にある。
一例として、図1(a)に、ユーザ装置UEにおけるDRX Inactivity Timerによる状態遷移の例を示す。図1(a)に示すように、ユーザ装置UEが最後のPDCCHを受信し(ステップS1)、DRX−Inactivity Timerが満了すると(ステップS2)、Inactiveに遷移し、その後、DRX cycleでActive期間が周期的に到来する(ステップS3)。
また、図1(b)は、DRX command MAC control Element(DRX MAC CE)による遷移の例を示す。図1(b)に示すように、ユーザ装置UEが最後のPDCCHを受信し(ステップS4)、DRX MAC CEを受信すると(ステップS5)、DRX−Inactivity Timerは強制的に停止し、Inactiveに遷移し、その後、DRX cycleでActive期間が周期的に到来する(ステップS6)。
また、LTEにおけるユーザ装置UE及び基地局eNBでは、MAC(Media Access Control)レイヤのHARQエンティティにおいてHARQ(Hybrid ARQ)制御が行われる。HARQ制御では、MACのHARQエンティティにおけるHARQプロセスがプロセス番号毎(識別子毎)にデータを処理している。より具体的には、下り(DL)の場合、Asynchronous再送制御(非同期再送制御)を行うため、基地局eNBは前回の送信から所定期間以上、離れていればいつでもデータ送信可能であり、送信する際にHARQプロセス番号がPDCCH内で明示的に通知される。
また、上り(UL)では、Synchronous再送制御(同期再送制御)を行うため、ユーザ装置UEは決まった周期(例:8ms)で再送を行う。HARQプロセス番号は、PUSCH初送のタイミングで一意に決定され、HARQプロセス番号は基地局eNBから明示的に通知されない。
また、別の背景技術として、LAA(Licensed Assisted Access)がある。現状のLTEシステムは、通信事業者に割り当てられたライセンスバンドで運用が行われているが、増加するユーザトラヒックを吸収するために、ライセンスバンド以外に用いることができるバンド(アンライセンスバンド)をLTEとして使用して帯域を拡張することが検討されている。アンライセンスバンドをライセンスバンドとともに使用する無線アクセスをLAAと呼ぶ。
アンライセンスバンドにおいては、当該バンドの周波数で通信している装置が他に存在する場合には、通信を行うことが禁止されている。そのため、ユーザ装置UE(及び基地局eNB)は、送信を行う際に、まずは他の送信機(eNB or LAA−UE or WiFi等)が通信していないかを確認し、通信していないことが確認された場合にのみ送信を行う。この制御はLBT(Listen Before Talk)と呼ばれる。
3GPP TS 36.321 V12.5.0 (2015−03) R2−152417
DRX制御においては、基地局eNBがPDCCHを送信すると想定されるタイミングにおいて、Inactive状態であってもユーザ装置UEが自律的にActive状態に遷移する契機が設けられている。
すなわち、DLに関し、基地局eNBがDLの新規送信をした後、ユーザ装置UEが(非常に短いdrx−InactivtiyTimerにより)、再送を行う前にInactive状態に遷移してしまうと、基地局eNBはDL再送のリソース割り当てを行うことができない。そこで、PDSCHの復号結果がNGの場合にはユーザ装置UEが自律的にActive状態に遷移する制御として、drx−RetransmissionTimerを用いた制御が導入されている。
具体的には、ユーザ装置UEは、HARQプロセス毎にHARQ RTT timerとdrx−RetransmissionTimerを管理する。ユーザ装置UEは、PDSCHの復号結果がNGの場合、対応するHARQプロセスのHARQ RTT timerを起動し、HARQ RTT timerが満了するとdrx−RetransmissionTimerを起動し、当該タイマ起動中はActive状態を維持する。
ユーザ装置UEは、drx−RetransmissionTimer満了前に、対応するHARQプロセスの割り当て情報(PDCCHにおけるDCI)を受信すると、drx−RetransmissionTimerを停止する。なお、ここで復号結果がNGであれば再びHARQ RTT timerを起動する。
drx−RetransmissionTimerが満了すると、Inactive状態へ遷移する。ただし、他の条件によって、Active状態になっていることもある。
ULに関し、前述したように、HARQ再送は基本的にSync再送(UEはeNBからの指示がなくとも、自律的に8ms周期で再送をトリガする)であるが、基地局eNBが再送時にリソースを変更したい場合には、再送の4ms前のサブフレームでPDCCHを送信する必要がある。よって、ユーザ装置UEは、再送データが未だバッファにある場合には、基地局eNBからのPDCCHを期待して自律でActive状態に遷移することが規定されている。
ここで、LAAを考慮した場合、ユーザ装置UEはLBT=busyによってHARQ再送を妨げられる可能性があることから、3GPP標準化においてULについてもAsync再送を採用することが合意されている。
ULにAsync再送を導入した場合、ユーザ装置UEは、新規送信の指示を受けた(或いは、新規送信を行った)後、全てのサブフレームでULグラントを受ける可能性があるため、常にActive状態にならなければならず、バッテリの浪費となるため、ある程度の期間がたってもUL grantを受けられない場合には、Inactive状態へ遷移する必要がある。そこで、ULにおいてもdrx−Retransmissionによる制御の導入が検討されている(非特許文献2)。
しかしながら、ULに対するdrx−RetransmisionTimerの制御については未だ提案されておらず、従来技術では、UL再送制御に関わる間欠受信制御を適切に行うことが難しい。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置が、上りの再送制御に関する間欠受信制御を適切に実施することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置であって、
基地局から上りデータ送信のためのリソース割り当て情報を含む下り制御情報を受信した場合に、第1のタイマを起動し、当該第1のタイマが満了した場合に、第2のタイマを起動するタイマ制御手段と、
前記第2のタイマが起動している場合に、前記ユーザ装置をアクティブ状態とする受信制御手段と
を備えるユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置が実行する間欠受信制御方法であって、
基地局から上りデータ送信のためのリソース割り当て情報を含む下り制御情報を受信した場合に、第1のタイマを起動し、当該第1のタイマが起動している場合に、下り制御チャネルの監視を行わず、
前記第1のタイマが満了した場合に、第2のタイマを起動し、当該第2のタイマが起動している場合に、前記下り制御チャネルの監視を行う
間欠受信制御方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置が、上りの再送制御に関する間欠受信制御を適切に実施することを可能とする技術が提供される。
DRX制御を説明するための図である。 本発明の実施の形態における通信システムの構成図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムの設定に関わる動作例を示す図である。 本発明の実施の形態における基本的な動作例(基本例)を説明するための図である。 基本例に対応するユーザ装置UEの動作を示すフローチャートである。 基本例における課題を説明するための図である。 変形例を説明するための図である。 基本例に対応するユーザ装置UEの動作を示すフローチャートである。 標準仕様書の変更例を示す図である。 ユーザ装置UEの構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態の通信システムは、LTE−Advancedを含むLTEに対応していることを想定しているが、本発明はLTEに限らず、間欠受信制御をサポートする他の方式の通信システムにも適用可能である。
また、本実施の形態におけるCA(キャリアアグリゲーション)は、Intra−eNB CAのみならず、DC(Dual connectivity)のようなInter−eNB CAも含む。また、本実施の形態では、CCとセルは基本的に同義と考えてよく、CCをセル(より具体的にはサービングセル)と称してもよい。
(システム全体構成、動作概要)
図2に本発明の実施の形態に係る通信システムの構成図を示す。本実施の形態に係る通信システムは、LTE方式の通信システムであり、図2に示すように、ユーザ装置UE、及び基地局eNBを含む。当該通信システムは、DRX制御をサポートしている。
図2には、ユーザ装置UE、及び基地局eNBが1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。例えば、CAを適用して、基地局eNBが単独で複数セルを形成することもできるし、例えば遠隔にRRE(遠隔無線装置)を接続することで、基地局eNB本体とRREとで複数セルを形成することもできる。また、ユーザ装置UEは、複数の基地局eNBと同時に通信を行う能力(Dual Connectivity)を備えていてもよい。
なお、CAが行われる際には、ユーザ装置UEに対して、接続性を担保する信頼性の高いセルであるPCell(Primary cell)及び付随的なセルであるSCell(Secondary cell)が設定される。ユーザ装置UEは、第1に、PCellに接続し、必要に応じて、SCellを追加することができる。PCellは、RLM(Radio Link Monitoring)及びSPS(Semi-Persistent Scheduling)等をサポートする単独のセルと同様のセルである。SCellの追加及び削除は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングによって行われる。
また、Dual connectivityを行う際には、ユーザ装置UEは、2つの物理的に異なる基地局eNBの無線リソースを同時に使用して通信を行う。Dual connectivityはCAの一種であり、Inter eNB CA(基地局間キャリアアグリゲーション)とも呼ばれ、Master−eNB(MeNB)と、Secondary−eNB(SeNB)が導入される。DCにおいて、MeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをMCG(Master Cell Group、マスターセルグループ)、SeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group、セカンダリセルグループ)と呼ぶ。SCGのうちの少なくとも1つのSCellにはULのCCが設定され、そのうちの1つにPUCCHが設定される。このSCellをPSCell(primary SCell)と呼ぶ。
CA(DCを含む)が行われる場合、本実施の形態で説明するDRX制御は、CC毎に行うこととしてもよいし、複数CCからなるグループ(セルグループ)毎に行うこととしてもよい。
本実施の形態に係る移動通信システムの基本的な動作の一つとして、ユーザ装置UEから基地局eNBに対してユーザ装置UEの能力を通知するUE能力情報(UE capability)の通知、及び、基地局eNBからユーザ装置UEにRRC接続等に関する各種の設定情報(configuration)を通知するRRCConnectionReconfigurationの通知がある。これらの動作により、基地局eNBは、ユーザ装置UEの能力を考慮して、ユーザ装置UEに対するDRX動作の設定、DRXに関わる各種タイマの設定が可能となる。
図3を参照して、これらの通知動作例を説明する。図3に示すように、ユーザ装置UEは、ステップS101で基地局eNBから送信されるUE能力情報要求(UE capability enquiry)を受信する。ユーザ装置UEは、当該UE能力情報要求に基づいて、基地局eNBに対してUE能力情報(UE capability information)を送信する(ステップS102)。ステップS103で、基地局eNBからユーザ装置UEにRRCConnectionReconfigurationが通知される。RRCConnectionReconfigurationを受信したユーザ装置UEは、通知された各種configurationの設定(格納)を行い、ステップS104でRRCConnectionReconfigurationCompleteを基地局eNBに送信する。RRCConnectionReconfigurationには、DRXに関する設定情報(DRX−config等)が含まれる。
以下、本実施の形態における基本的な動作例である基本例、及び、基本例を発展させた変形例を説明する。
(基本例)
本実施の形態では、HARQ制御において、ULでもDLと同様のAsync再送を行うこととしている。つまり、基地局eNBは、前回(初回)のUL送信と今回の送信(再送)との間が、所定期間以上離れていれば、いつでもPDCCH(ULグラント)をユーザ装置UEに送信することができる。また、本実施の形態では、ULのHAEQプロセス番号(識別子)は基地局eNBからユーザ装置UEに通知されることを想定している。ただし、これに代えて、ユーザ装置UEがPUSCH初送のタイミングで決定したHARQプロセス番号を、PUSCHもしくはPUCCHを用いて基地局eNBに通知することとしてもよい。
なお、ULのAsync再送制御は、LAAにおいて好適に用いることができるが、本実施の形態では、特にLAAに限定せず、使用されるバンドはアンライセンスバンドでもよいし、ライセンスバンドでもよい。
本実施の形態では、ULのHARQ制御に関わるDRX制御のために、UL用のHARQ RTT timerとUL用のdrx−RetransmissionTimerが用いられる。これらタイマの値は、例えば、図3のステップS103で基地局eNBからユーザ装置UEに送信される。以下、特に断らない限り、HARQ RTT timerとdrx−RetransmissionTimerはそれぞれUL用のタイマを意味する。
以下、図4を参照して、HARQ RTT timerとdrx−RetransmissionTimerを使用した制御の例を説明する。
ユーザ装置UEにおいて、ULのデータ送信がトリガされ、例えば、SR(スケジューリングリクエスト)等の送信を経て、基地局eNBからユーザ装置UEに対してULグラント(ULリソース割り当て情報を含む下り制御情報)が送信される。ユーザ装置UEは、図4のAで示す時点でULグラントを受信し(つまり、DCIのデコードに成功し)、そのタイミングでHARQ RTT timerを起動する(ステップS201)。
図4に示すUL送信に対してはHARQプロセス番号として0が割り当てられ、本実施の形態では、当該HARQプロセス番号が、ULグラントに含まれ、ユーザ装置UEは、当該HARQプロセス番号を、当該ULグラントで割り当てられたPUSCHリソースで送信するULデータを処理するHARQプロセスの番号として認識し、管理する。つまり、ステップS201で起動したHARQ RTT timerは当該HARQプロセス番号に対応付られている。また、後述するdrx−RetransmissionTimerも当該HARQプロセス番号に対応付けて管理される。
図4のステップS201でHARQ RTT timerを起動した後、当該タイマの起動中(停止前、満了前)では、ユーザ装置UEはInactive状態にあり、PDCCHのモニタ(監視)を行わないようになっていてもよい。すなわち、HARQ RTT timerの起動中は、ユーザ装置UEがInactive状態となることが許容される。当該タイマの起動中に、ユーザ装置UEをInactive状態とし、PDCCHのモニタを行わないようにすることで、HARQ RTT timer起動中のバッテリセービングを図れる。ただし、当該タイマの起動中において、ユーザ装置UEをInactive状態とすること(PDCCHをモニタしないようにすること)は必須ではなく、当該タイマの起動中においてユーザ装置UEをInactive状態としない制御を行うことも可能である。この場合でも、drx−RetransmissionTimerがあるので、バッテリセービングの効果はある。
なお、例えば、HARQ RTT timerの値は、当該HARQプロセスのULグラントを受信してから、次のULグラントを受信しないことが想定される時間長として設定されている。
図4のBに示す時点で、ユーザ装置UEは、Aの時点で受信したULグラントで割り当てられたPUSCHのリソースでULデータ送信を行う。
なお、HARQ RTT timer起動のトリガとなるULグラントは、全てのULグラントでもよいし、特定のDCIを有するULグラントに限定されていてもよい。特定のDCIは、例えば、HARQプロセス番号もしくはRV(Redundancy version)を含むDCIである。
また、図4の例では、ユーザ装置UEは、ULグラントを受信したタイミングでHARQ RTT timerを起動しているが、これは一例であり、これ以外のタイミングで起動してもよい。例えば、図4のBで示しているPUSCHによるデータ送信を行うタイミングでHARQ RTT timerを起動してもよい。なお、ユーザ装置UEにおいて、PUSCHによるデータ送信を行おうとしたが、UL LBT=busyだった、或いは、PUSCH送信タイミングがMeasurement gapと重複した場合等においては、実際にはデータ送信を実施できない。本実施の形態では、このような場合でも、PUSCH送信を試みたタイミングで、HARQ RTT timerを起動することとしてもよい。これにより、実際にULデータを送信できなかった場合に、そのままActive状態を継続することがないので、バッテリ消費を抑えて、基地局eNBからの再送のためのULグラントを受信することができる。
図4の例においては、基地局eNBは、Bの時点でユーザ装置UEから送信されたデータの復号に失敗する(CRC=NG)。その後、ユーザ装置UEにおいて、ステップS202に示すようにHARQ RTT timerが満了する。ステップS202において、ユーザ装置UEは、当該HARQプロセスに対して管理しているdrx−RetransmissionTimerを起動する。
drx−RetransmissionTimerの起動中、ユーザ装置UEはActive状態であり、PDCCHをモニタする。すなわち、PDCCHを受信するサブフレームにおいて、DCIのデコード処理を実行する。
前述したように、drx−RetransmissionTimerの値は、基本的に、基地局eNBからユーザ装置UEに通知される。ただし、DL用のdrx−RetransmissionTimerの値のみを通知し、UL用のdrx−RetransmissionTimerの値については通知せずに、DL用のdrx−RetransmissionTimerの値を使用することとしてもよい。また、DL/UL個別にdrx−RetransmissionTimerの値を通知することとしてもよい。また、drx−RetransmissionTimerの値について、UE単位(UEにおいてキャリア、セルに拠らず同じ値)で設定してもよいし、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアとで別の値が設定されてもよい。また、UEに設定されるセル毎にdrx−RetransmissionTimerの値が設定されることとしてもよい。
図4の例では、drx−RetransmissionTimerの満了前に、当該HARQプロセスに関して、UL再送のためのULグラントが基地局eNBからユーザ装置UEに送信され、ユーザ装置UEはCの時点で当該ULグラントを受信する。
ユーザ装置UEは、当該ULグラントを受信すると、当該HARQプロセスに対するdrx−RetransmissionTimerを停止し、HARQ RTT timerを起動する。HARQ RTT timerを起動した後は、ステップS201以降と同様の動作が行われる。
drx−RetransmissionTimerを停止し、HARQ RTT timerを起動するタイミングに関しても、図4のDで示しているPUSCHによるデータ送信を行ったタイミングでdrx−RetransmissionTimerの停止、及びHARQ RTT timerの起動を行うこととしてもよい。また、ULグラント受信のタイミングでdrx−RetransmissionTimerを停止し、PUSCH送信のタイミングでHARQ RTT timerの起動を行うこととしてもよい。
また、PUSCHによるデータ送信を行おうとしたが、実際にはデータ送信を実施できなかった場合でも、PUSCH送信を試みたタイミングで、drx−RetransmissionTimerの停止、もしくはHARQ RTT timerの起動等を行うこととしてもよい。
図4のDの時点で送信したデータは、基地局eNBにおいて正常に受信される。図4の例では、ステップS204でHARQ RTT timerが満了し、その時点でdrx−RetransmissionTimerが起動し、ユーザ装置UEはActive状態となる。
図4の例のように、D時点でのPUSCH再送に成功した場合、その後に、再送のULグラントを受信しないので、ステップS204以降にActive状態としておくことは電力の無駄になる可能性がある。しかし、LAAセル等のUL Async再送では、PHICH(上りデータ送信に対するACK/NACK)を適用しないことが想定されるため、ユーザ装置UEはD時点でのPUSCH再送に成功したことを知ることはできず、その後の再送ULグラント受信に備える必要があるため、ステップS204以降にActive状態としておくことには意味がある。このActive状態にしておく期間は、本実施の形態で導入されたdrx−RetransmissionTimerにより限定されるので、上記のような制御でも、drx−RetransmissionTimerを適用することでバッテリ削減の効果がある。
<基本例におけるユーザ装置UEの動作について>
図5は、基本例に対応するユーザ装置UEの動作を示すフローチャートである。図5を参照して、図4で説明した基本例の動作を、ユーザ装置UEの観点から説明する。図5の例は、PUSCH送信のタイミングでタイマ(HARQ RTT timer)を起動し、ULグラント受信のタイミングでタイマ(drx−RetransmissionTimer)を停止する場合の例である。また、以下の例では、フローチャートに記載された「タイマ」の具体名を括弧内に記載する。
ステップS301において、あるHARQプロセスに対して、ユーザ装置UEがPUSCHによるデータ送信を行う。以下で説明する動作は、当該HARQプロセスに関する動作であるとする。ステップS301におけるデータ送信は初回送信であってもよいし、再送であってもよい。ステップS302において、ユーザ装置UEは、タイマ(HARQ RTT timer)を起動する。また、ステップS302において、タイマ(HARQ RTT timer)が満了すると、タイマ(drx−RetransmissionTimer)を起動する。
タイマ(drx−RetransmissionTimer)が起動中の状態で、ユーザ装置UEは、PDCCHのモニタを行うことで、該当HARQプロセスのULグラント(スケジューリング情報)を受信するかどうか確認する。具体的には、ユーザ装置UEは、当該HARQプロセス番号を含むULグラントを受信するかどうかのモニタを行う。例えば、自分宛てのULグラントを受信しても、着目しているHARQプロセス番号が含まれていない場合には、ステップS303の判定はYesにならない。なお、ステップS303は、1回のPDCCH受信タイミングを示している。
ステップS303での判定結果がYesの場合(対象とするHARQプロセスに対するULグラントを受信した場合)、ユーザ装置UEは、当該HARQプロセスのタイマ(drx−RetransmissionTimer)を停止する。その後、上述したステップS301からの処理が行われる。
ステップS303での判定結果がNoの場合(PDCCH受信タイミングにおいて、対象とするHARQプロセスに対するULグラントを受信しない場合)、ステップS305に進み、タイマ(drx−RetransmissionTimer)が満了していなければ、PDCCHのモニタ(監視)を継続する(ステップS305のNo、ステップS303)。
ステップS305において、タイマ(drx−RetransmissionTimer)が満了した場合、対象とするHARQプロセスに関する処理を終了する。
<本制御の適用について>
本実施の形態におけるタイマを用いたDRX制御については、基地局eNBからユーザ装置UEに対して当該DRX制御を実施することの指示がある場合にのみ適用することとしてもよい。また、基地局eNBからユーザ装置UEに対して、ULのAsync再送制御を行う指示がなされた場合にのみ、本制御を適用することとしてもよい。
上記のいずれの指示もない場合、ユーザ装置UEは従来の動作を行う。或いは、ユーザ装置UEは、初回のUL送信のためのULグラント受信(もしくは初回PUSCH送信)の後にInactive状態になり、自律でActive状態にする制御を行わずに、他の条件、例えば、drx−InactivityTimerの起動等によりActive状態になることを期待する動作を採用してもよい。
本制御の適用要否に関する基地局eNBからの指示は、CC(セル)単位で行われても良いし、ライセンスバンドを使用するセル、アンライセンスバンドを使用するセル等のセル種別、或いは周波数バンド単位で行われても良いし、セルをグルーピングしたセルグループ単位で指示されてもよい。
また、指示に使用する信号については、特定の信号に限定されず、RRC信号、MAC信号、PHY信号等いかなるレイヤの信号でもよい。また、ユーザ装置UEは、本制御を行う機能を備えていることを能力情報として基地局eNBに通知し、基地局eNBは当該能力情報を加味して上記指示の制御を行うこととしてもよい。例えば、ユーザ装置UEが本制御を行う機能を備えていなければ、基地局eNBは本制御を行う指示を行わない。
(変形例)
本実施の形態で一例として想定されるPHICHが適用されない状況(LAAセル等)では、図4を参照して説明したように、ユーザ装置UEは、PUSCHによる再送が成功したかどうかを把握できない。従って、所定時間(drx−InactivityTimerの時間)、ユーザ装置UEにおいてActive状態を維持することには意味がある。
しかし、図6のAに示すように、再送に成功している場合(基地局eNB側でPUSCHのデータに対するCRCがOKとなった場合)においても、ユーザ装置UEがActive状態を継続することはバッテリの浪費となる。
そこで、変形例では、基地局eNBからユーザ装置UEに対して、明示的にタイマの停止を指示することとしている。当該タイマは、HARQ RTT timerとdrx−RetransmissionTimerうちのいずれかであり、起動しているタイマである。ここでは、タイマ停止を指示する信号をタイマ停止指示信号と呼ぶ。タイマ停止指示信号は、例えば、PDCCHのような物理信号である。また、タイマ停止指示信号がMAC信号(MAC CE)であってもよい。また、タイマ停止指示信号は、例えば、1サブフレーム(もしくは所定の複数個のサブフレーム)毎に、サブフレーム内の予め定められたリソースで送信されることとしてよい。これにより、ユーザ装置UEは、常にタイマ停止指示信号をモニタする必要はなく、タイマ停止指示信号を受信する可能性のあるタイミングでのみモニタすればよい。
図7は、変形例における一動作例を示す図である。図7のステップS401〜S404は、図4に示した基本例におけるステップS201〜S204と同じである。図7に示す変形例では、対象とするHARQプロセスに関して、Dの時点で送信された再送データについて、基地局eNBがデコードに成功する(CRC OKとなる)と、基地局eNBは、タイマ停止指示信号をユーザ装置UEに送信する。このタイマ停止指示信号には、停止の対象とするタイマのHARQプロセスを識別するためのHARQプロセス番号が含まれる。なお、このように、HARQプロセス単位でのタイマ停止指示制御の他、UE単位の制御でもよい。UE単位の制御の場合、タイマ停止指示信号の中にHARQプロセス番号は含まれず、ユーザ装置UEは、タイマ起動中の全てのHARQプロセスに対して以下の制御を行うことになる。
Eの時点で、ユーザ装置UEはタイマ停止指示信号を受信し、起動中であるdrx−RetransmissionTimerを停止する。drx−RetransmissionTimerを停止したユーザ装置UEは、Active状態への遷移のトリガがない限り、Inactive状態になる。
図7の例では、drx−RetransmissionTimerの起動中にタイマ停止指示信号を受信した場合の例を示しているが、タイマ停止指示信号をHARQ RTT timerの起動中に受信した場合には、HARQ RTT timerを停止してもよい。この場合、HARQ RTT timerの停止に伴って、drx−RetransmissionTimerは起動されない。なお、この場合、HARQ RTT timerの起動中(Inactive状態)でも、ユーザ装置UEは、タイマ停止指示信号を受信することが可能である。
本実施の形態のユーザ装置UEにおいては基本的に、あるHARQプロセスに対応するdrx−RetransmissionTimerが満了しても、当該HARQプロセスに対応するULデータのバッファをフラッシュ(消去)しない。これは、drx−RetransmissionTimer満了後であっても、ULデータの再送を行えるようにしておくためである。
一方、本変形例に係る制御では、ユーザ装置UEは、タイマ停止指示信号を基地局eNBから受信した場合に、タイマを停止するとともに、対応するHARQプロセスのバッファをフラッシュすることとしてもよい。例えば、当該タイマ停止指示信号は再送が成功した場合に基地局eNBからユーザ装置UEに送信されるので、その場合、再送の必要のないULデータを格納したバッファをフラッシュすることで、ユーザ装置UEにおけるバッファ領域を他のプロセス等に効率的に活用することが可能となる。
また、ユーザ装置UEは、タイマ停止指示信号を基地局eNBから受信した場合に、タイマを停止するとともに、対応するHARQプロセスに対してLBT=busyと見なすこととしてもよい。既存のLBTは通常UE単位の制御であるが、本変形例では、HARQプロセス単位での制御になる。
本実施の形態では、上述したような基地局eNBからの明示的なタイマ停止指示信号でタイマを停止させることの他、ユーザ装置UEが自律でタイマを停止させることとしてもよい。
自律でタイマを停止させる制御において、ユーザ装置UEは、ULのHARQプロセス毎にカウンタを管理し、当該HARQプロセスに対するDL信号を受ける回数(例:ULグラント等)をカウントする。そして、ユーザ装置UEは、当該カウント回数が所定の回数に至ったこと(或いは、それ以上の値となったこと)を検知した場合、その後に、対応するHARQ RTT timerを起動するトリガ(DL信号受信もしくはULデータ送信)があっても、当該HARQ RTT timerを起動しない。結果としてdrx−RetransmissionTimerも起動されない。
また、ユーザ装置UEは、当該HARQプロセスに対するULデータを(PUSCHで)送信する回数をカウントすることとしてもよい。この場合も、ユーザ装置UEは、当該カウント回数が所定の回数に至ったこと(或いは、それ以上の値となったこと)を検知した場合、その後に、対応するHARQ RTT timerを起動するトリガ(DL信号受信もしくはULデータ送信)があっても、当該HARQ RTT timerを起動しない。結果としてdrx−RetransmissionTimerも起動されない。
また、ユーザ装置UEは、上記カウント回数(DL信号受信回数もしくはDLデータ送信回数)が所定の回数に至ったこと(或いは、それ以上の値となったこと)を検知した場合に、対応するHARQ RTT timerもしくは対応するdrx−RetransmissionTimerが起動中である場合、当該HARQ RTT timerもしくは当該drx−RetransmissionTimerを停止してもよい。この停止制御と、上記の非起動の制御のいずれかを行ってもよいし、両方を行うこととしてもよい。
上記の所定の回数は、例えば、基地局eNBからユーザ装置UEに対してRRCレイヤ等で予め通知される。また、カウンタが所定の回数に至った場合(或いは、それ以上の値となった場合)には、ユーザ装置UEは、対応するHARQバッファをフラッシュ(flush、破棄)してもよい。
なお、ユーザ装置UEは、タイマ停止指示信号によるタイマ停止制御と、上述した自律制御の両方を行うこととしてもよい。
<タイマ停止指示信号としてDRX command MAC CEを使用する例>
上述したように、タイマ停止指示信号は、物理信号でもよいし、MAC信号でもよい。以下では、タイマ停止指示信号として、DRX command MAC CEを使用する場合の例を説明する。
図1を参照して説明したように、従来技術において、ユーザ装置UEは、DRX command MAC CEにより、基地局eNBから明示的にDRX遷移指示を受ける場合、On duration timer、drx−InactivityTimerを停止してInactive状態へ遷移する。
ここで、本実施の形態で想定されるUL Async再送制御が設定されるセル(例;LAAセル)においては、drx−RetransmissionTimerは、基地局eNB側でのLBT=busy等によるスケジューリング遅延を見込んで長い値に設定される可能性があり、このような長いdrx−RetransmissionTimerが起動されると、ユーザ装置UEは長い時間、Active状態を維持する可能性がある。
そこで、本変形例では、ユーザ装置UEが、基地局eNBからDRX command MAC CEを受信した場合に、起動しているdrx−RetransmissionTimerを停止する。なお、DRX command MAC CEに代えて、Long DRX command MAC CEを使用してもよい。以下、特に断らない限り、「DRX command MAC CE」は、その意味としてLong DRX command MAC CEを含むものとする。
本制御例において、DRX command MAC CEにより、起動中の全てのdrx−RetransmissionTimerを停止してもよいし、一部のdrx−RetransmissionTimerを停止してもよい。一部のdrx−RetransmissionTimerを停止する場合、どのHARQプロセスのタイマかを指定するために、停止対象とするHARQプロセス番号(識別子)がDRX command MAC CEにより指定される。
また、前述したように、停止するdrx−RetransmissionTimerに対応するHARQプロセスのULデータのバッファをフラッシュすることとしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、HARQ RTT timerの起動中に、DRX command MAC CE(Long DRX command MAC CE)を受信した場合、上記のdrx−RetransmissionTimerを停止する場合と同様に、HARQ RTT timerを停止することとしてもよい。
なお、基地局eNBがユーザ装置UEに対して上記タイマ停止指示信号としてのDRX command MAC CEを送信する契機は、特定の契機に限定されないが、一例として、基地局eNBが、ユーザ装置UEからRRCConnectionReconfigurationCompleteを受信し、その後、ある期間はULデータ送信がないと判断できる場合に、タイマ停止指示信号としてのDRX command MAC CEを送信することができる。
<変形例におけるユーザ装置UEの動作について>
図8は、変形例に対応するユーザ装置UEの動作例を示すフローチャートである。図8を参照して、図7で説明した変形例の動作を、ユーザ装置UEの観点から説明する。図8の例は、図5の場合と同様に、PUSCH送信のタイミングでタイマ(HARQ RTT timer)を起動し、ULグラント受信のタイミングでタイマ(drx−RetransmissionTimer)を停止する場合の例である。また、以下の例では、drx−RetransmissionTimerの起動中にタイマ停止指示信号を受信することを想定している。
ステップS501において、あるHARQプロセスに対して、ユーザ装置UEがPUSCHによるデータ送信を行う。このデータ送信は初回送信であってもよいし、再送であってもよい。ステップS502において、ユーザ装置UEは、タイマ(HARQ RTT timer)を起動する。また、ステップS502において、タイマ(HARQ RTT timer)が満了すると、タイマ(drx−RetransmissionTimer)を起動する。
タイマ(drx−RetransmissionTimer)が起動中の状態で、ユーザ装置UEは、該当のHARQプロセスを指定したタイマ停止指示信号を受信したか否かを判定する。タイマ停止指示信号を受信した場合(ステップS503のYes)、タイマ(drx−RetransmissionTimer)を停止し(ステップS505)、次のPUSCH送信があればステップS501からの処理を行う。なお、ステップS503でYesとなった場合に、終了(END)に移行することとしてもよい。
ステップS503での判定結果がNoの場合(タイマ停止指示信号を受信していない場合)、ステップS504において、ユーザ装置UEは、該当のHARQプロセスのULグラント(スケジューリング情報)を受信するかどうか、PDCCHのモニタを行う。
ステップS504での判定結果がYesの場合(対象とするHARQプロセスに対するULグラントを受信した場合)、ユーザ装置UEは、タイマ(drx−RetransmissionTimer)を停止する。
ステップS504での判定結果がNoの場合(PDCCH受信タイミングにおいて、対象とするHARQプロセスに対するULグラントを受信しない場合)、ステップS506に進み、タイマ(drx−RetransmissionTimer)が満了していなければ、タイマ停止指示信号のモニタ及びPDCCHのモニタを継続する(ステップS506のNo、ステップS503、S504)。
ステップS506において、タイマ(drx−RetransmissionTimer)が満了した場合、対象とするHARQプロセスに関する処理を終了する。
(標準仕様書の変更例)
図9は、本実施の形態における移動通信システムに対応する標準仕様書の変更例(抜粋)を示す図である。図9は、非特許文献1(3GPP TS 36.321)の「5.7 Discontinuous Reception (DRX)」における変更例を示している。変更に関する部分には下線が引かれている。なお、この変更例は一例であり、仕様書の変更はこれに限られるわけではない。
図9に示すように、本実施の形態で説明したタイマである「drx−RetransmissionTimer_UL (one per UL HARQ process)」、「UL HARQ RTT Timer per UL HARQ process」が追加されている。より具体的には、「the Active Time includes the time while: …… or drx-RetransmissionTimer_UL is running;」、「…if a UL_HARQ RTT Timer expires in this subframe: -start the drx-RetransmissionTimer_UL for the corresponding HARQ process. ….」と記載されているように、ユーザ装置UEは、ULのHARQ RTT Timerが満了した場合に、ULのdrx−RetransmissionTimerを開始し、drx−RetransmissionTimerの起動中はActive状態であることが示されている。
また、「if a DRX Command MAC control element or a Long DRX Command MAC control element is received: ……stop UL_HARQ RTT Timer(s) and drx-RetransmissionTimer_UL(s).」と記載されているように、ユーザ装置UEは、DRX Command MAC CEを受信した場合に、ULのHARQ RTT Timer及びULのdrx−RetransmissionTimerを停止する。
また、「if the serving cell is configured with Async UL HARQ and UL grant is received on this serving cell in this subframe: -start the UL HARQ RTT Timer for the corresponding HARQ process;」と記載されているように、この仕様書の例では、Async UL HARQ(ULAsyc再送制御)が設定されているサービングセルにおいて、ユーザ装置UEは、ULグラントを受信すると、ULグラントで指定されたHARQプロセスのUL用HARQ RTT Timerを開始する。
(装置構成)
次に、これまでに説明した動作(基本例、及び変形例を含む)を実行可能なユーザ装置UEの主要な構成を説明する。図10は、本実施の形態に係るユーザ装置UEの構成図を示す。
図10に示すように、ユーザ装置UEは、DL信号受信部101、UL信号送信部102、RRC管理部103、DRX制御部104、タイマ管理部105、UL信号生成部106を含む。図10は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図10に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。また、ユーザ装置UEは、基本例と変形例の全ての動作を行う機能を有してもよいし、基本例のみの機能を有してもよい。
DL信号受信部101は、基地危局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。
UL信号送信部102は、UL信号生成部106により生成されたUL信号を無線送信する機能を含む。なお、図10においては、本実施の形態に特に関連するDRX制御部104、タイマ管理部105、及びUL信号生成部106と、これらの機能以外のULに関する処理を行うUL信号送信部102とを分けて記載している。図示する構成の他、UL信号送信部102の中に、UL信号生成部106等が含まれる構成を採用してもよい。
RRC管理部103は、DL信号受信部101/UL信号送信部102を介して、基地局eNBとの間でRRCメッセージの送受信を行うとともに、各種の設定(コンフィギュレーション)を行う機能を含む。また、RRC管理部103は、ユーザ装置UEの能力の情報を保持するとともに、能力情報を通知するRRCメッセージを作成し、UL信号送信部102を介して基地局eNBに送信する。また、RRC管理部103は、基地局eNBからHARQ RTT timerの値、drx−RetransmissionTimerの値等を受信し、これらの値をタイマ管理部105に渡す機能も備えている。
DRX制御部104は、本実施の形態で説明した、UL再送に関わるDRX制御を実行するものであり、図4、図5、図7、図8等を参照して説明した、タイマの起動/停止の制御、Active/Inactiveの状態遷移の制御等を実行する。すなわち、DRX制御部104は、基地局から上りデータ送信のためのリソース割り当て情報を含む下り制御情報(ULグラント、DCI等)を受信した場合に、第1のタイマ(例:UL用のHARQ RTT Timer)を起動し、当該第1のタイマが満了した場合に、第2のタイマ(例:UL用のdrx−RetransmissionTimer)を起動するタイマ制御部と、前記第2のタイマが起動している場合に、前記ユーザ装置をアクティブ状態とする受信制御部とを備える。当該受信制御部は、第1のタイマが起動している場合に、ユーザ装置が非アクティブ化状態となることを許容する機能を有してもよい。「許容する」ことには、DRX制御部104がユーザ装置を非アクティブ化状態とすることを含む。また、DRX制御部104は、タイマ停止指示信号によるタイマ停止制御機能、及び、カウンタによる自律的なタイマ非起動/停止を行う機能を含む。
タイマ管理部105は、HARQ RTT timer、drx−RetransmissionTimer等のタイマの管理を行う機能部であり、DRX制御部104からの起動指示に基づきタイマ起動/停止を行い、タイマが満了したらDRX制御部104に満了を通知する等の機能を有する。また、タイマ管理部105は、前述したDL信号受信/ULデータ送信の回数をカウントするカウンタも管理している。
UL信号生成部106は、上位レイヤからのULデータを下位の信号(データ)に変換し、UL信号送信部102に渡す機能等を有する。また、UL信号生成部106は、UL信号(データ)を一時的に保持するバッファを備える。
以上、説明したように、本実施の形態では、間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置であって、基地局から上りデータ送信のためのリソース割り当て情報を含む下り制御情報を受信した場合に、第1のタイマを起動し、当該第1のタイマが満了した場合に、第2のタイマを起動するタイマ制御手段と、前記第2のタイマが起動している場合に、前記ユーザ装置をアクティブ状態とする受信制御手段とを備えるユーザ装置が提供される。
上記の構成により、間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置が、上りの再送制御に関する間欠受信制御を適切に実施することができる。
前記タイマ制御手段は、例えば、前記下り制御情報を前記基地局から受信したタイミングで前記第1のタイマを起動する、又は、前記下り制御情報に基づく上りデータ送信を行うタイミングで前記第1のタイマを起動する。当該構成により、明確なタイミングでタイマの起動制御を実施できる。
前記タイマ制御手段は、前記下り制御情報に基づく上りデータ送信を行うタイミングで前記第1のタイマを起動する場合において、当該上りデータ送信を実行できなかった場合でも前記第1のタイマを起動することとしてもよい。この構成により、バッテリセービングを効果的に実現できる。
前記下り制御情報は、前記上りデータ送信に対応するHARQプロセスの識別子を含み、前記タイマ制御手段は、当該識別子で識別されるHARQプロセスに対応する前記第1のタイマを起動し、当該HARQプロセスに対応する前記第2のタイマを起動することとしてもよい。この構成により、HARQプロセス毎に、上り再送制御に関する間欠受信制御を適切に実施できる。
前記タイマ制御手段は、前記第2のタイマが満了する前に、上りデータ送信のための下り制御情報を前記基地局から受信した場合に、当該第2のタイマを停止することとしてもよい。この構成により、不必要にアクティブ状態を継続することを回避することができ、バッテリセービングを効果的に実現できる。
前記タイマ制御手段は、前記基地局からタイマ停止指示信号を受信した場合に、前記第1のタイマと前記第2のタイマのうち起動しているタイマを停止することとしてもよい。この構成により、不必要にアクティブ状態を継続することを回避することができ、バッテリセービングを効果的に実現できる。前記タイマ停止指示信号として、例えばDRXコマンドMACコントロールエレメントを使用できる。
また、前記基地局からの設定により、前記ユーザ装置が上り非同期再送制御を実行する場合に、前記タイマ制御手段は、前記第1のタイマと前記第2のタイマを用いたタイマ制御を実行することとしてもよい。この構成により、ユーザ装置が上り非同期再送制御を実行する場合に、上り再送制御に関する間欠受信制御を適切に実施できる。
また、前記タイマ制御手段は、下り制御情報を受信する回数、又は、上りデータを送信する回数をカウントし、当該カウントされた回数が、所定の回数以上となる場合に、前記第1のタイマの起動を行わない、又は、起動しているタイマを停止することとしてもよい。この構成により、ユーザ装置は自律的にタイマ非起動/停止を実施することが可能となる。
本実施の形態で説明したユーザ装置UEは、CPUとメモリを備え、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
本実施の形態で説明した基地局eNBは、CPUとメモリを備え、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置及び基地局は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置が有するプロセッサにより動作するソフトウェア、及び、基地局が有するプロセッサにより動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
UE ユーザ装置
eNB 基地局
101 DL信号受信部
102 UL信号送信部
103 RRC管理部
104 DRX制御部
105 タイマ管理部
106 UL信号生成部

Claims (10)

  1. 間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置であって、
    基地局から上りデータ送信のためのリソース割り当て情報を含む下り制御情報を受信した場合に、第1のタイマを起動し、当該第1のタイマが満了した場合に、第2のタイマを起動するタイマ制御手段と、
    前記第2のタイマが起動している場合に、前記ユーザ装置をアクティブ状態とする受信制御手段と
    を備えるユーザ装置。
  2. 前記タイマ制御手段は、前記下り制御情報を前記基地局から受信したタイミングで前記第1のタイマを起動する、又は、前記下り制御情報に基づく上りデータ送信を行うタイミングで前記第1のタイマを起動する
    請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記タイマ制御手段は、前記下り制御情報に基づく上りデータ送信を行うタイミングで前記第1のタイマを起動する場合において、当該上りデータ送信を実行できなかった場合でも前記第1のタイマを起動する
    請求項2に記載のユーザ装置。
  4. 前記下り制御情報は、前記上りデータ送信に対応するHARQプロセスの識別子を含み、前記タイマ制御手段は、当該識別子で識別されるHARQプロセスに対応する前記第1のタイマを起動し、当該HARQプロセスに対応する前記第2のタイマを起動する
    請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  5. 前記タイマ制御手段は、前記第2のタイマが満了する前に、上りデータ送信のための下り制御情報を前記基地局から受信した場合に、当該第2のタイマを停止する
    請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  6. 前記タイマ制御手段は、前記基地局からタイマ停止指示信号を受信した場合に、前記第1のタイマと前記第2のタイマのうち起動しているタイマを停止する
    請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  7. 前記タイマ停止指示信号は、DRXコマンドMACコントロールエレメントである
    請求項6に記載のユーザ装置。
  8. 前記基地局からの設定により、前記ユーザ装置が上り非同期再送制御を実行する場合に、前記タイマ制御手段は、前記第1のタイマと前記第2のタイマを用いたタイマ制御を実行する
    請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  9. 前記タイマ制御手段は、下り制御情報を受信する回数、又は、上りデータを送信する回数をカウントし、当該カウントされた回数が、所定の回数以上となる場合に、前記第1のタイマの起動を行わない、又は、起動しているタイマを停止する
    請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
  10. 間欠受信制御をサポートする移動通信システムにおけるユーザ装置が実行する間欠受信制御方法であって、
    基地局から上りデータ送信のためのリソース割り当て情報を含む下り制御情報を受信した場合に、第1のタイマを起動し、当該第1のタイマが起動している場合に、下り制御チャネルの監視を行わず、
    前記第1のタイマが満了した場合に、第2のタイマを起動し、当該第2のタイマが起動している場合に、前記下り制御チャネルの監視を行う
    間欠受信制御方法。
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