JP5785890B2 - 樹脂管溶着装置 - Google Patents
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Description
ヒータは、半円弧形状に形成された一対の分割ヒータを互いに突き合わせることによって円環状に形成されている。また、一対の分割ヒータは、開閉自在に構成された一対のクランパにそれぞれ取り付けられており、このクランパを開放することによって、一対の分割ヒータの間に管継手及びチューブを挿入することが可能となっている。
ヒータの全周を均等に冷却するには、例えば、ヒータの外周側に形成された環状の隙間に対して冷却用空気を供給するための供給口を周方向に等間隔を開けて複数形成し、各供給口に対して均等に冷却用空気を供給することが考えられる。しかしながら、このような構成であると、複数の供給口に対してそれぞれ供給ホースを接続しなければならないので、構造が著しく複雑となる。
前記支持部材には、前記流路に対して周方向の1箇所から冷却用空気を供給する供給口が形成され、
前記流路には、前記ヒータの外周面に接する環状の第1流路と、この第1流路の径方向外側に位置し、かつ前記供給口から冷却用空気が供給される環状の第2流路とに当該流路を区画する第1区画壁を有する流路区画部材が設けられ、
前記第1区画壁には、前記第2流路と前記第1流路とを径方向に接続し、前記第2流路に供給された冷却用空気を前記第1流路へ流入させる第1連通路が、前記第2流路の略全周にわたり周方向に間隔をあけて複数形成され、
前記第1区画壁における前記第2流路側の周面には、前記第1連通路に連通するとともに当該第1連通路から空気流方向の上流側へ周方向に延び、かつ同上流側へ向かうに従い徐々に深さが浅くなる導入溝が、前記第2流路の略全周にわたり周方向に間隔をあけて複数形成されていることを特徴とする。
なお、導入溝は、全ての第1連通路に対応して形成されていなくてもよく、第2流路の略全周にわたって複数形成される限りにおいて、一部の第1連通路に対応して形成されていてもよい。
このような構成によって、第1連通路を通って第1流路に流入した冷却用空気は、ヒータの幅方向略中央から幅方向両側に拡がり、ヒータを幅方向に関してバランスよく冷却することができる。
この構成によれば、第1流路においてヒータを冷却した後の冷却用空気を、第2連通路を通して第3流路に流出させ、この第3流路から外部へ排出させることが可能となる。
このような構成によって、第1連通路から第1流路に流入した冷却用空気を、少なくとも第1連通路から第2連通路までの間で周方向に流動させることができ、これによってヒータを確実に冷却することができる。
このような構成によって、従来(上記特許文献1)のように冷却用空気の流路(隙間)に対して周方向に多数の排出口を設ける場合に比べて、構造を簡素化することができる。
この構成によれば、供給口及び排出口を互いに接近した位置に形成することができ、これらに接続されるホースの取り回し等を容易に行うことができる。
図10は、本発明の実施形態に係る樹脂管溶着装置によって溶着される管継手と樹脂チューブとを示す斜視図である。図10に示される管継手10は、2本の樹脂チューブ11を互いに接続するために用いられる。管継手10は、筒形状の継手本体12と、この継手本体12の軸方向両端の外周面に嵌合された筒形状のホルダ13とを備えている。管継手10におけるホルダ13が設けられた部分は、樹脂チューブ11の端部を挿入させるための挿入部14とされている。この挿入部14は、継手本体12とホルダ13との2層構造に形成されている。
本実施形態の樹脂管溶着装置21は、上述した管継手10の一方の挿入部14と、この挿入部14に挿入された樹脂チューブ11の端部とを溶着によって接合するために使用される。樹脂管溶着装置21は、装置本体22と、チューブ保持具23とを備えている。装置本体22は、上部構造体24と、下部構造体25と、ヒータ26と、流路区画部材27とを備えている。上部構造体24と下部構造体25とは一端部においてヒンジ軸28により連結され、このヒンジ軸28を支点として揺動開閉可能に構成されている。また、上部構造体24と下部構造体25とは、他端部において留め具29によって閉鎖した状態に保持されるようになっている。
図4は、流路区画部材27の斜視図、図5は、流路区画部材27の正面図である。流路区画部材27は、半円弧形状に形成された2つの分割体55A,55Bを突き合わせることによって円環状に形成され、各分割体55A,55Bは、上部構造体24の収容凹部37Aと下部構造体25の収容凹部37Bとにそれぞれ挿入されている。
図7に示されるように、第1連通路67は、第1流路39及び第2流路40の全周にわたる範囲で周方向に間隔をあけて複数(図示例では12個)形成されている。そして、矢印aに示すように供給口62から供給された冷却用空気は、矢印bで示すように、第2流路40を通って周方向に流れるとともに、第1連通路67を通って第1流路39に流入する。第1流路39に流入した冷却用空気は、ヒータ26の外周面に接触することによってヒータ26を冷却する。
図9は、ヒータ26の冷却速度を示すグラフを示している。より具体的に、図9(a)は、上記のような導入溝69が形成されていない場合(比較例)における、上側の分割ヒータ38Aと下側の分割ヒータ38Bとの冷却速度を比較して示している。また、図9(b)は、図7に示されるように複数の第1連通路67に対応して導入溝69が形成されている場合(本実施形態)における、上側の分割ヒータ38Aと下側の分割ヒータ38Bとの冷却速度を比較して示している。
この第2連通路68は、第1連通路67に対して周方向にずれた位置に形成されている。そのため、第1連通路67から第1流路39に流入した冷却用空気は、そのまま幅方向に流れて直接的に第2連通路68から流出するのではなく、少なくとも第2連通路68に到るまで周方向に流れた後に第2連通路68から流出される。これにより、ヒータ26を確実に冷却することができる。
例えば、導入溝69は全ての第1連通路67に対応して形成されてもよいし、所定数の第1連通路67おきに形成されてもよい。
11 樹脂チューブ
21 樹脂管溶着装置
26 ヒータ
27 流路区画部材
31 側板部(支持部材)
32 中板部(支持部材)
39 第1流路
40 第2流路
41 第3流路
57 第1区画壁
58 第2区画壁
59 導入溝
60A,60B 分断部
62 供給口
63 排出口
Claims (6)
- 合成樹脂製の管継手と合成樹脂製のチューブとの接続部の外周を囲う環状のヒータと、このヒータを支持し、かつ当該ヒータの外周側に冷却用空気の流路を形成する支持部材と、を備えている樹脂管溶着装置において、
前記支持部材には、前記流路に対して周方向の1箇所から冷却用空気を供給する供給口が形成され、
前記流路には、前記ヒータの外周面に接する環状の第1流路と、この第1流路の径方向外側に位置し、かつ前記供給口から冷却用空気が供給される環状の第2流路とに当該流路を区画する第1区画壁を有する流路区画部材が設けられ、
前記第1区画壁には、前記第2流路と前記第1流路とを径方向に接続し、前記第2流路に供給された冷却用空気を前記第1流路へ流入させる第1連通路が、前記第2流路の略全周にわたり周方向に間隔をあけて複数形成され、
前記第1区画壁における前記第2流路側の周面には、前記第1連通路から空気流方向の上流側へ周方向に延びるとともに、同上流側へ向かうに従い徐々に深さが浅くなる導入溝が、前記第2流路の略全周にわたり周方向に間隔をあけて複数形成されていることを特徴とする樹脂管溶着装置。 - 前記第1連通路が、前記ヒータの幅方向略中央に対応して形成されている請求項1に記載の樹脂管溶着装置。
- 前記流路区画部材は、前記第2流路に対して幅方向に隣接する環状の第3流路を形成する第2区画壁を前記第1区画壁の径方向外側に有しており、
前記第1区画壁には、前記第1流路と前記第3流路とを径方向に接続し、前記第1流路から前記第3流路へ冷却用空気を流出させる第2連通路が形成されている、請求項1又は2に記載の樹脂管溶着装置。 - 前記第2連通路が、前記第1連通路に対して周方向にずれた位置に形成されている、請求項3に記載の樹脂管溶着装置。
- 前記支持部材には、前記第3流路における周方向の1箇所から冷却用空気を排出するための排出口が形成されている、請求項3又は4に記載の樹脂管溶着装置。
- 前記流路区画部材は、前記第2流路及び前記第3流路を周方向の一箇所で分断する分断部を有しており、前記供給口及び前記排出口は、それぞれ前記分断部に隣接する前記第2流路及び前記第3流路の周方向端部に対応して形成されている、請求項5に記載の樹脂管溶着装置。
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