JP5784544B2 - 燃料供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、車輌等の燃料供給対象にガソリン等の液体燃料を補給する燃料供給システムに関する。
ガソリンスタンド等の燃料補給所には、燃料供給対象である車輌等にガソリン等の液体燃料を補給する燃料供給システムが備えられている。燃料供給システムは、ガソリン等の液体燃料を燃料補給所の敷地地下に埋設した貯液タンクに蓄えておき、燃料供給対象の車輌等に液体燃料を補給する際は、地上の敷地面に設置された燃料供給機によって、敷地地下の貯液タンクに貯蔵されている液体燃料を配管を介して汲み上げ、補給量を計測しながら燃料供給対象に供給する構成になっている。また、液体燃料の補給によって貯液タンクに貯蔵されている液体燃料の残量が少なくなった場合には、タンクローリー等の燃料運搬車輌から、地上の敷地面に臨ませて設けられた注液口より、液体燃料の荷卸し補給を配管を介して受ける構成になっている。
このような燃料供給システムでは、通常、燃料供給機は燃料供給対象の車両等の進入・停車・退出が行い易い燃料補給所の敷地位置に設置され、注液口は燃料供給対象の車両等の進入・退出の邪魔にならない燃料補給所の敷地隅部に配置されていた。また、貯液タンクは、特許文献1(実開昭62-23000号公報)の第1図に示されているように、燃料補給所の敷地内を移動する燃料供給対象の車両等の荷重が、貯液タンクや、貯液タンクと燃料供給機又は注液口とを連通する配管に直に作用しないように地上の敷地面と貯液タンク上面との間の埋設部分の厚さを所定量確保する必要があり、敷地面から所定深さの地中位置に埋設されていた。
実開昭62−23000号公報
しかしながら、上述した燃料供給システムでは、燃料供給機、注液口それぞれと貯液タンクとの間を連通する配管は、貯液タンクの対応する接続管部がタンク筺体の上面から導出されて立設された構成になっているため、地上の敷地面と貯液タンク上面との間の深さ位置に敷地内の地下を横方向に延びて配設されることとなる。そのため、貯液タンクは、この燃料供給機、注液口それぞれと貯液タンクとの間を連通する配管にも、燃料補給所の敷地内を移動する燃料供給対象の車両等の荷重が直に作用しないようにするため、貯液タンクを埋設する所定深さの地中位置も、より深い穴を掘って貯液タンクを埋設することになっていた。この結果、燃料供給システムの設置に際しては、その分、貯液タンク埋設のための工事が大かがりとなってしまう。
本発明は、上述した問題点を鑑みなされたものであって、貯液タンクを含む燃料供給システムの設置工数の低減をはかるとともに、貯液タンクからの燃料供給機による液体燃料の汲み上げ性能の向上をはかった燃料供給システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の燃料供給システムは、筐体内部に液体燃料が貯留され、筐体上面には、筐体内部から液体燃料を汲み出すための汲み出し口管部と筐体内部に液体燃料を補給するための補給口管部とを含む複数の導出口/導入口管部が上方に立設され、燃料補給所の敷地地下に埋設配置される横置式円筒型の貯液タンクと、前記貯液タンクの筐体上面の地表投影部分に該当する燃料補給所の敷地部分に、高さ方向一端側の底部から前記複数の導出口/導入口管部を臨ませるように埋設配置され、当該複数の導出口/導入口管部を周囲の敷地地中から画成するとともに、高さ方向他端側が開口端部となって敷地面よりも高い高さ位置に保持された中空枠体と、該中空枠体の該開口端部に設けられ、前記複数の導出口/導入口管部が底部に臨む当該中空枠体の中空部を外部から遮蔽する蓋体部材と、前記貯液タンクの筐体上面の地表投影部分に該当する燃料補給所の敷地面上に、前記貯液タンクの軸線方向に前記中空枠体と離間して配置され、車両等の燃料供給対象に液体燃料の補給を行う燃料供給機と、前記複数の導出口/導入口管部の中の前記補給口管部に基端が接続固定され、先端が前記中空枠体内の中空部を上方に延び、着脱自在な蓋材で閉塞された注油口配管部と、前記複数の導出口/導入口管部の中の前記汲み出し口管部に基端が接続固定され、前記中空枠体の敷地面から突出させられた枠体部分から燃料補給所の敷地面上に導出されて、前記貯液タンクの筐体上面の地表投影部分に該当する燃料補給所の敷地面上を延設され、前記燃料供給機に備えられている吸い込み口に接続される横引き配管部とを備えていることを特徴とする。
本発明の燃料供給システムによれば、燃料補給所の敷地内を移動する燃料供給対象の車両等の荷重が貯液タンクに直に作用しにくくなり、燃料補給所の地上の敷地面と貯液タンク上面との間の埋設部分の厚さを従来の燃料供給対象の車両等の荷重が直に作用する場合に比べて薄くでき、貯液タンク埋設のための工事も容易になる。
また、燃料補給所の地上の敷地面と貯液タンク上面との間の埋設部分の厚さを従来に比べて薄くできる分だけ、燃料供給機に備えられたポンプの揚程が減少するので、貯液タンクからの燃料供給機による液体燃料の汲み上げ性能も向上する。
上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により、明らかにされる。
本発明の一実施の形態に係る燃料供給システムの、一部を断面で表した全体構成図である。 図1を正面図とした場合の、燃料供給システムの平面図である。 図1を正面図とした場合の、図1に示した燃料供給システムの側面図である。 図1に示した燃料供給システムにおける、中空枠体で画成された導出口/導入口管部部分の拡大図である。 図4を正面図とした場合の、図4に示した導出口/導入口管部部分の平面図である。 図4を正面図とした場合の、図4に示した導出口/導入口管部部分の側面図である。
以下、本発明に係る燃料供給システムの実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る燃料供給システムの、一部を断面で表した全体構成図である。
図2は、図1を正面図とした場合の、図1に示した燃料供給システムの平面図である。
図3は、図1を正面図とした場合の、図1に示した燃料供給システムの側面図である。
燃料供給システム1は、ガソリンスタンド等の燃料補給所2に設置される。燃料供給システム1は、例えばガソリン等といった液体燃料3を貯留する貯液タンク10、この貯液タンク10に貯留された液体燃料3を車両等の燃料供給対象に補給する燃料供給機80等を備えて構成されている。
貯液タンク10は、スチール製の内殻とスチール若しくはFRP製の外殻とを備えた二重殻構造の横長円筒型のタンク筐体11を有する。タンク筐体11の上部周面には、タンクの軸線方向に沿った長さ方向の片側に寄せて、筐体内外を連絡するための複数の導出口/導入口管部12それぞれの外部接続端13が立設された構成になっている。
燃料補給所2の敷地4の地下に埋設するに当たり、貯液タンク10は、燃料補給所2の敷地4を掘削して形成した埋設穴5の穴底部に、タンクの軸線方向を敷地面4Sと平行にして横置き設置される。穴底部への貯液タンク10の設置に当たっては、埋設穴5の穴底面には、基礎砕石6を敷設し、その表面に捨てコンクリート7を打設した後、配筋したコンクリート基礎8を打設しておくことによって、予め穴底面の補強がなされている。貯液タンク10は、この穴底面に形成されたコンクリート基礎8上に設置固定されることによって、敷地4の地下に安定的に支持されることになる。
タンク筐体11の上面に立設された複数の導出口/導入口管部12それぞれの外部接続端13は、タンク筐体11が配置された埋設穴5を埋め戻す際に、中空枠体15の枠体内部に収容して、複数の導出口/導入口管部12それぞれの外部接続端13側を周囲の敷地地中から画成し、敷地4の地下から露出させておく構成になっている。
図4は、図1に示した燃料供給システムにおける、中空枠体で画成された導出口/導入口管部部分の拡大図である。
図5は、図4を正面図とした場合の、図4に示した導出口/導入口管部部分の平面図である。
図6は、図4を正面図とした場合の、図4に示した導出口/導入口管部部分の側面図である。
中空枠体15は、鋼製の矩形管状部材によって形成されている。中空枠体15は、タンク筐体11が配置された埋設穴5をタンク筐体11のほぼ上面高さ位置まで埋め戻した埋め戻し途中段階で設置される。
中空枠体15の設置に当たっては、この埋め戻し途中段階で、まず、タンク筐体11の上面に立設された複数の導出口/導入口管部12のタンク筐体11側の根元部周囲を平面的に囲うように捨てコンクリート16を打設して、中空枠体15を設置するための基礎底部17を形成する。基礎底部17の底部面積は、中空枠体15の軸線方向に垂直な断面積よりも大きくなっている。その上で、中空枠体15は、複数の導出口/導入口管部12それぞれ及び外部接続端13それぞれをその中空部に収容するように挿入させて、その軸線方向の一端側の開口端面をこの基礎底部17上に載置される。そして、中空枠体15は、中空枠体15の軸線方向の一端側の外周と、この一端側の外周と空間を空けて取り囲むように基礎底部17上に配置した型枠部材19との間に、コンクリート18を打設して、タンク筐体11の上面側に固定される構成になっている。これにより、中空枠体15の中空部は、軸線方向他端側の開口部を除いて、外部に対して画成されることになる。なお、本実施の形態においては、中空枠体15の周囲にコンクリート18を打設するために型枠部材19を用いているが、コンクリート18の打設は、この埋め戻し途中段階での中空枠体15の設置と一体的に型枠部材19を用いて行うのではなく、後述のコンクリート基礎22の打設と同時に一体的に行うようにしてもよい。
中空枠体15は、その軸線方向の長さ(高さ)hが、基礎底部17(タンク筐体11の上面の最浅位置)と敷地面4Sとの間の距離深さdよりも長くなっており、中空枠体15の軸線方向他端は、敷地面4Sよりも高い高さ位置になるようになっている。
このようにして、中空枠体15がタンク筐体11の上面側に設置固定された後、埋設穴5の残りの埋め戻しが行われる。その際、タンク筐体11の上面の地表投影部分に該当する燃料補給所の敷地面4S部分には、基礎砕石21を敷設し、その表面に配筋したコンクリート基礎22を打設して、強度化をはかった平板状の投影面床部23が形成される。この投影面床部23は、燃料供給対象である車輌の停車及び通過等によって、タンク筐体11の上面の地表投影部分の一部(特に周縁部)に局部的に偏った荷重が作用する場合に、その荷重を投影面床部23の床全面に分散させ、下方の地中に配置されたタンク筐体11の局部に偏った荷重が作用しないようにして、タンク筐体11の保護をはかる。また、投影面床部23の中空枠体15が貫通する部分には、中空枠体15の外周に周設するように投影面床部23の床面に対して高さ方向にかさ上げされた外縁部24が形成され、投影面床部23の床面上に溜まった水が中空枠体15の地中外周面に侵入付着しないようにしている。これに対し、タンク筐体11の上面の地表投影部分の周りの敷地面4S部分は、通常のアスファルト若しくはコンクリートよる舗装床部25によって保護されている。
ところで、この中空枠体15の中空部に収容された複数の導出口/導入口管部12及び外部接続端13としては、図4〜図6に示したように、タンク筐体11内部から液体燃料3を汲み出すための汲み出し管部31とその外部接続端32、タンク筐体11内部に液体燃料3を補給するための補給管部41とその外部接続端42、タンク筐体11の内殻又は外殻に生じる漏れを監視するためのリークモニタ50の検知管部51とその外部接続端52、タンク筐体11内部に生じたベーパーを逃がすための通気管部61とその外部接続端62、タンク筐体11内部に貯留されている液体燃料3の液量を監視するための液面計70のセンサ挿入管部71とその外部接続端72が含まれる。
汲み出し管部31は、タンク筐体11内の端部がタンク底部の近傍まで延びて開口し、外部接続端32には、中空枠体15内を敷地面4Sよりも高い高さ位置まで延びる汲み出し口管部33が接続固定されている。汲み出し口管部33の汲み出し口開口は、燃料供給機80が設置されていない場合は閉塞蓋34が装着されて閉塞されている。これに対し、燃料供給機80が設置される場合は、継手35を介して、燃料供給機80を貯液タンク10に連通させる供給機連通配管36の一端が接続される。供給機接続配管36の一端側は、中空枠体15の敷地面4Sから現れる枠体部分に貫通形成された導入孔37を介して、枠体内に案内されている。
補給管部41は、タンク筐体11内の端部がタンク内の比較的低い高さ位置まで延びて開口し、外部接続端42には、蓋材44によって開閉可能な注液口45を端部に備えた注液口管部43が接続固定されている。注液口管部43は、中空枠体15内を敷地面4Sよりも高い高さ位置まで延び、これにより、注液口45は、敷地面4Sよりも高い高さ位置に位置し、燃料運搬車輌の荷卸しホースの接続作業等が行い易くなっている。
リークモニタ50の検知管部51は、タンク筐体11内の端部がタンク底部に接続され、タンク筐体11の底部の内殻と外殻との間の空間に連通し、外部接続端52には、リークモニタ50を端部に備えたモニタ延長管53が接続固定されている。リークモニタ50は、タンク筐体11の底部の内殻と外殻との間の空間に所在する水又は燃料液体を検知することによって、貯液タンク10の漏洩箇所の有無を監視する。
通気管部61は、タンク筐体11内の端部がタンク内の気相部分の高さ位置に開口し、外部接続端62には、中空枠体15内を敷地面4Sよりも高い高さ位置まで延びる通気接続口管部63が接続固定されている。通気接続口管部63の接続口開口は、継手64を介して、通気接続管65の一端が接続される。通気接続管65の一端側は、中空枠体15の敷地面4Sから現れる枠体部分に貫通形成された導入孔38を介して、枠体内に案内されている。
液面計70のセンサ挿入管部71は、タンク筐体11内の端部がタンク内の上方高さ位置に開口し、外部接続端72には、液面計70を端部に備えた挿入延長管73が接続固定されている。液面計70は、例えばフロート式又は静電容量式の液面センサを備えており、このセンサ挿入管部71を介して、液面センサをタンク筐体11内に配置できるようになっている。液面計70は、液面センサの出力に基づいて、貯液タンク10内の液量(液面高さ)を監視する。
このように、汲み出し口管部33の汲み出し口開口、注液口管部43の注液口45、リークモニタ50、通気接続口管部63の接続口開口、及び液面計70は、中空枠体15内に一括して収容され、その高さ位置も敷地面4Sよりも高い高さ位置になっており、点検等の作業が行い易いようになっている。そして、中空枠体15の軸線方向他端側の開口部には、開閉若しくは取り外し可能な蓋体部材27を備えた施蓋ケース26によって覆われ、注液口45等を収容した中空枠体15の枠体内は常時は外部に対して遮蔽されている。したがって、燃料運搬車輌の荷卸しホースを蓋材44を取り外して注液口45に接続して燃料運搬車輌から貯液タンク10内に燃料液体の荷卸し作業を行う場合や、リークモニタ50や液面計70を確認する場合は、施蓋ケース26の蓋体部材27を開閉若しくは取り外して中空枠体15内を開放して該当作業を行うことになる。なお、施蓋ケース26の蓋体部材27は、施錠可能な構成になっており、これら作業時以外は、盗難防止等の安全対策がはかれるようになっている。
燃料供給機80は、その筐体内に、貯液タンク10内から供給機連通配管36を介して燃料液体を汲み上げるモータ駆動のポンプ、燃料液体の流量を計測する流量計、流量計に付設された流量発信器から出力される流量パルスを計測して給液量を演算して表示器81に表示するとともにポンプ駆動用モータをはじめとする機器各部の制御を行う制御装置、等が備えられている。燃料供給機80では、ホース82先端に接続されたノズル83の操作によって、ポンプにより汲み上げられた燃料液体は流量計によって計測された後、燃料供給対象である車両等の燃料タンクに供給される。図示の例では、燃料供給機80は、さらに、作業者毎の個別積算補給量の演算管理機能を制御装置に備えた構成になっており、自家用燃料供給機としても利用可能になっている。
燃料供給システム1において、燃料供給機80は、図1及び図2に示すように、敷地面4Sの強度化をはかった平板状の投影面床部23上に、基台84を介して配置される。基台84は、投影面床部23上に、貯液タンク10の軸線方向に中空枠体15と離間して配置されている。基台84の上面、すなわち燃料供給機80の設置面には、貯液タンク10の軸線方向に係り、中空枠体15に対向する側が開放された、配管案内凹部85が形成されている。
中空枠体15内の汲み出し口管部33の汲み出し口開口に一端が継手35を介して接続された供給機連通配管36は、途中に貯液タンク10の軸線方向と垂直方向に延びる緩衝配管部39を介在させて、鉤の手状に燃料供給機80側へ、投影面床部23上との間に空間距離h1を設けて床面に沿って延設されている。そして、供給機連通配管36の他端側は、基台84に形成された配管案内凹部85を通り、燃料供給機80の筐体下方に到るようになっており、他端は、燃料供給機80の図示せぬポンプ吸込側配管に継手を介して接続固定されている。
供給機連通配管36は、投影面床部23の床面に対して空間距離h1を設けて配設されているので、配管外周面への降水等の付着滞留による腐食を防ぐことができ、耐久性の向上をはかっている。また、供給機連通配管36は、途中に緩衝配管部39を介在させて鉤の手状になっていることから、不意の外力負荷が作用した場合であっても、その投影面床部23の床面に対して浮かした配管接続構造の強化がはかられている。また、供給機連通配管36は、外部に露出しているので、配管漏れ検査等も容易になる。
中空枠体15内の通気接続口管部63の接続口開口に一端が継手64を介して接続された通気接続管65は、前述した供給機連通配管36の場合と同様に、途中に貯液タンク10の軸線方向と垂直方向に延びる緩衝配管部39を介在させて、鉤の手状に燃料供給機80側とは反対側へ、投影面床部23上を空間距離h1を設けて床面に沿って延設されている。そして、通気接続管65の他端側は、先端にベント孔が開口され立上げ通気管66の基端側に接続されている。立上げ通気管66は、敷地面4Sから所定の高さ位置で、ベント孔を介して貯液タンク10内の気相の過剰なベーパーを拡散する。したがって、通気接続管65も、供給機連通配管36の場合と同様に、耐食性、配管接続構造の強化、配管漏れ検査の容易性がはかられている。
さらに、図示の燃料供給システム1では、貯液タンク10の軸線方向に離間して配置した中空枠体15と燃料供給機80との間の投影面床部23上には、燃料供給機80の筐体内機器や中空枠体15内の液面計70等の機器に電源を供給する分電盤91や、燃料運搬車輌から貯液タンク10内に燃料液体の荷卸し作業を行う際に燃料運搬車輌に備えられたアース線を接続するアースコネクタボックス92や、燃料供給機80による燃料供給作業地点を照らす作業照明灯93や、危険物表示看板94が一体的に備えられた付帯機器構造体90が立設配置されている。
また、中空枠体15、燃料供給機80それぞれの、貯液タンク10の軸線方向の外側位置の敷地面4Sには、これら中空枠体15、付帯機器構造体90、燃料供給機80を、給油対象である車輌の衝突を未然に防止するためのガイドパイプ95,95が立設配置されている。なお、図1及び図2に示されるガイドパイプ95の中、右側のガイドパイプ95の立設位置を貯液タンク10の地表投影部分に該当する燃料補給所2の敷地面4S部分に設けるのではなく、貯液タンク10の軸線上で、かつ、貯液タンク10の地表投影部分の外側(図中においては右外側)に立設配置すれば、ガイドパイプ95間に貯液タンク10が埋設されていることを地表上から把握することができる。
次に、このように構成された燃料供給システム1の作用について説明する。
燃料供給システム1は、燃料補給所2の敷地4の地下に埋設配置された横置式円筒型の貯液タンク10の地表投影部分に該当する敷地面4S上に、貯液タンク10の軸線方向に沿って、汲み出し口管部33の汲み出し口開口、注液口管部43の注液口45、リークモニタ50、通気接続口管部63の接続口開口、及び液面計70が一括収容された中空枠体15と、付帯機器構造体90と、燃料供給機80とを一直線状に並べて配置したシステムユニット構成になっている。
そのため、タンク筐体11の上面の最浅位置上方の敷地面4Sには、これら中空枠体15、付帯機器構造体90、及び燃料供給機80が配置され、燃料供給対象である車輌や燃料運搬車輌が停車したり、通過したりしにくくなっているので、基礎底部17(タンク筐体11の上面の最浅位置)と敷地面4Sとの間の距離深さdを、極力浅くすることができる。さらに、中空枠体15内の汲み出し口管部33の汲み出し口開口と燃料供給機80のポンプ吸込側とを連通する供給機連通配管36や、通気接続口管部63の接続口開口と立上げ通気管66とを連通する通気接続管65を、地中に埋設せず、敷地面4S上に配置したので、さらに、基礎底部17(タンク筐体11の上面の最浅位置)と敷地面4Sとの間の距離深さdを、浅くすることができる。
したがって、燃料補給所2の地上の敷地面4Sと貯液タンク10の上面との間の埋設部分の厚さdを従来に比べて薄くすることができ、貯液タンク10の埋設穴5の掘削も従来に比して浅くて済むようになり、貯液タンク10の埋設工事も容易になり、工期も短縮できる。また、燃料供給機80に備えられたポンプの揚程が減少するので、貯液タンク10からの燃料供給機80による液体燃料の汲み上げ性能も向上する。
加えて、燃料供給システム1では、供給機連通配管36や、通気接続口管部63が、敷地面4S上に、外部に露出しているので、配管漏れ検査も容易になる。さらに、敷地面4Sに配置された中空枠体15や燃料供給機80を含む構成機器の並び方から、地下の貯液タンク10の埋設位置や方向を概略把握することができる。また、中空枠体15の枠体内の底部、すなわち基礎底部17までの距離から、貯液タンク10の上面の埋設深さ位置dも概略把握することができる。
そして、このような貯液タンク10に対してユニット化された燃料供給システム1では、燃料供給対象である車輌や燃料運搬車輌は、貯液タンク10の軸線方向に沿って、投影面床部23の外側縁部に停車して、燃料補給作業や荷卸し作業を行うことになる。その際も、貯液タンク10にはタンク筐体11の上面側方側の最深位置に、かつ投影面床部23によって分散されて作用するので、安全性を損なうこともない。
なお、本実施の形態に係る燃料供給システム1は、以上述べたように構成されるが、燃料補給所2の敷地4の地下に埋設配置された横置式円筒型の貯液タンク10の地表投影部分に該当する敷地面4S上に、貯液タンク10の軸線方向に沿って、汲み出し口管部33の汲み出し口開口、注液口管部43の注液口45を少なくとも収容した中空枠体15と、燃料供給機80とを一直線状に並べて配置したシステムユニット構成であれば、具体的な態様は、上述した実施の形態に限られるものではない。例えば、図示した形態では、燃料供給機80は1台だけ設けた構成で説明したが、使用していない汲み出し口管部33を利用して、燃料供給機80自体も1台だけではなく複数台配置したシステムユニット構成にしてもよい。
1 燃料供給システム、 2 燃料補給所、 3 液体燃料、 4 敷地、
5 埋設穴、 6 基礎砕石、 7 捨てコンクリート、 8 コンクリート基礎、
10 貯液タンク、 11 タンク筐体、 12 導出口/導入口管部、
13 外部接続端、 15 中空枠体、 16 捨てコンクリート、
17 基礎底部、 18 コンクリート、 19 型枠部材、 21 基礎砕石、
22 コンクリート基礎、 23 投影面床部、 24 外縁部、
25 舗装床部、 26 施蓋ケース、 27 蓋体部材、
31 汲み出し管部、 32 外部接続端、 33 汲み出し口管部、
34 閉塞蓋、 35 継手、 36 供給機連通配管、 37,38 導入孔、
39 緩衝配管部、 41 補給管部、 42 外部接続端、 43 注液口管部、
44 蓋材、 45 注液口、 50 リークモニタ、 51 検知管部、
52 外部接続端、 53 モニタ延長管、 61 通気管部、 62 外部接続端、
63 通気接続口管部、 64 継手、 65 通気接続管、 66 立上げ通気管、
70 液面計、 71 センサ挿入管部、 72 外部接続端、 80 燃料供給機、
81 表示器、 82 ホース、 83 ノズル、 84 基台、
85 配管案内凹部、 90 付帯機器構造体、 91 分電盤、
92 アースコネクタボックス、 93 作業照明灯、 94 危険物表示看板、
95 ガイドパイプ、 121 汲み出し管部、 122 補給管部。

Claims (3)

  1. 筐体内部に液体燃料が貯留され、筐体上面には、筐体内部から液体燃料を汲み出すための汲み出し管部と筐体内部に液体燃料を補給するための補給管部とを含む、複数の筐体内外を連絡する導出口/導入口管部が立設され、燃料補給所の敷地地下に埋設配置された横置式円筒型の貯液タンクと、
    前記貯液タンクの筐体上面の地表投影部分に該当する燃料補給所の敷地部分に、高さ方向一端側の底部から前記複数の導出口/導入口管部それぞれの外部接続端側を臨ませるように埋設配置され、当該複数の導出口/導入口管部それぞれの外部接続端側を周囲の敷地地中から画成するとともに、高さ方向他端側が開口端部となって敷地面よりも高い高さ位置に保持された中空枠体と、
    該中空枠体の該開口端部に設けられ、前記複数の導出口/導入口管部それぞれの外部接続端側が底部に臨む当該中空枠体の中空部を外部から遮蔽する蓋体部材と、
    前記貯液タンクの筐体上面の地表投影部分に該当する燃料補給所の敷地面上に、前記貯液タンクの軸線方向に前記中空枠体と離間して配置され、車両等の燃料供給対象に液体燃料の補給を行う燃料供給機と、
    前記複数の導出口/導入口管部の中の前記補給管部の外部接続端に基端が接続固定され、先端が前記中空枠体内の中空部を上方に延び、着脱自在な蓋材で閉塞された注油口配管部と、
    前記複数の導出口/導入口管部の中の前記汲み出し管部の外部接続端側に基端側が接続固定され、前記中空枠体の敷地面から露出させられた枠体部分から燃料補給所の敷地面上に導出されて、前記貯液タンクの筐体上面の地表投影部分に該当する燃料補給所の敷地面上を延設され、前記燃料供給機に備えられている吸い込み口に接続される横引き配管部と
    を備えていることを特徴とする燃料供給システム。
  2. 前記液体燃料供給機の平面中心位置と前記中空枠体の平面中心位置とが、前記貯液タンクの筐体上面の地表投影部分に該当する燃料補給所の敷地部分の、前記貯液タンクの軸線上に合致させて配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料供給システム。
  3. 前記貯液タンクの筐体上面の地表投影部分に該当する燃料補給所の敷地部分の、前記中空枠体及び前記燃料供給機それぞれの設置位置の、前記貯液タンクの軸線方向に沿った外方位置には、当該中空枠体及び当該燃料供給機それぞれに対しての防護部材が立設配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給システム。
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