JP5784495B2 - 液体洗浄組成物 - Google Patents

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    • D06M23/10Processes in which the treating agent is dissolved or dispersed in organic solvents; Processes for the recovery of organic solvents thereof

Description

本発明は、液体洗浄組成物に関する。
液体洗浄組成物は、顆粒、ペースト、ゲルおよび混練物等の非液体洗浄組成物よりも広範に使用されている。消費者は、その便利さと外観のために液体洗浄組成物を好む。液体洗浄組成物は、よりたやすく計量可能であり、より容易に水中に溶解可能であり、前処理用の濃縮溶液でひどく汚れた領域にも適用することができる。さらに、特別の色の透明または白濁液体は、消費者に美観的に訴求する。加えて、液体洗浄組成物は、燐酸塩ビルダー等のある種の環境に有害な成分を排除し、乾燥操作に耐えられない多くの性能増強成分を取り込むことができる。
しかしながら、従来の液体洗浄組成物は、望ましくない大量の割合の水を含み、より多くのエネルギー使用と取扱労力のために包装と船積み費用を増加させる。さらに、従来の液体洗浄組成物は、冷水若しくは暖水中では、または攪拌しないと、平凡であるか貧弱な性能を有している。洗浄中の熱と攪拌は、よりエネルギーを消費するだけではなく、生地、特に、織物に磨耗と損傷を増加する。
したがって、濃縮形態でパッキングされていても効果のある液体洗浄組成物への強いニーズはいまだに存在する。また、冷水若しくは暖水中で改善された性能を有する液体洗浄組成物への強い、満足されないニーズが存在する。さらに、より環境にやさしい液体洗浄組成物へのニーズも存在する。
小さい手動のポンプディスペンサーにより簡単に計量することができる液体洗浄組成物への強い、満足されないニーズも存在する。ポンプ吸い上げ可能な洗剤を提供する従前の試みは、一般的には、(洗濯物負荷ごとに必要とされる大量の洗剤のため)容器を過度に背を高くし、重く(満タン時)し、取り扱いを通常困難にする非常に大きな貯蔵溜め上の「調味料型」ディスペンサーを使用した。さらに、先行技術の処方は、より高い活性剤濃度を有し、瓶が傾くときの製品の流出をより少なくする外観を具備すること、および、製品が洗浄されるべき表面により良好に付着する外観を具備すること等の種々の理由のために高い粘性を有するように設計された。しかしながら、より高い粘性は製品をポンプ吸い上げすることをより困難にすることだろう。これだけが、手動でポンプ吸い上げ可能な洗剤容器が現在も市場にない理由かもしれない。
一つの具体例による洗浄組成物は、アニオン性界面活性剤と併用した非イオン性界面活性剤を含む界面活性剤系を含み;洗浄組成物の合計重量を基礎として、0〜約40重量%の量で存在する水;ポリアルコールを含む溶媒系であって、前記溶媒系は、水中で前記界面活性剤系を可溶化させるのに有効な量で存在する溶媒系、約15%未満の量で存在する酵素を含み、洗浄組成物は連続相の形態であり、洗浄組成物は、洗浄組成物が、洗浄組成物の約9〜約22グラムの範囲の量で69リットルの外部水に添加された際に、ASTMD4265試験方法を使用して測定されたほぼ一定の洗浄効率を示すものとして特徴付けられる洗浄組成物である。
別の具体例による洗浄組成物は、非イオン性界面活性剤;アニオン性若しくは両性界面活性剤;アニオン性若しくは両性界面活性剤と併用した非イオン性界面活性剤;アニオン性若しくは分散性を有する両性ポリマーと併用した、非イオン性界面活性剤:アニオン性界面活性剤と併用した両性イオン性界面活性剤;アニオン性若しくは分散性を有する両性ポリマー界面活性剤と併用したアニオン性若しくは両性界面活性剤;およびそれらの組み合わせから成る群より選ばれる界面活性剤系;湿潤剤を含む溶媒系;および随意に、洗浄組成物の合計重量を基礎として、0〜55重量%の量で存在する水;を含む洗浄組成物であって、洗浄組成物は連続相の形態であり、但し、(a)界面活性剤系がアニオン性界面活性剤と併用した非イオン性界面活性剤を含むときは、アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比は、約1:1〜約4:1であり、水が洗浄組成物の合計重量を基礎として、約10〜約55重量%の量で存在する、および(b)洗浄組成物は、洗浄組成物が、洗浄組成物の約9〜約22グラムの範囲の量で69リットルの外部水に添加された際に、ASTMD4265試験方法を使用して測定されたほぼ一定の洗浄効率を示すものとして特徴付けられる。
洗濯物と非繊維表面を前処理し洗浄する方法も提案される。
本発明の他の面と具体例は、図面と組み合わせて本発明の原理の例により実証される、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
発明の詳細な説明
以下の説明は、本発明の一般原理を説明する目的のためになされるものであって、特許請求された発明の概念を制限することを意味してはいない。さらに、ここに記載された特別な特徴は、他に記載された特徴と組み合わせて、種々な可能な順列と組み合わせで使用することができる。
ここで他に特別に定義されていなければ、すべての用語は、明細書で含意される意味と当業者により理解される意味および/または辞書、学術論文等で定義される意味を含む最も広範に可能なその解釈を付与される。
明細書と、付属した特許請求の範囲で使用されるとおり、「a」、「an」および「the」という単数形は、他に断らなければ、複数を含むことにも留意されねばならない。
用語「または」または「および/または」は、二つの言葉または表現が一緒であるか個別であるべきであるということを指示する機能的用語として使用される。用語「含む」はオープンエンドな用語として解釈されるべきである(すなわち、「含むが、限定されない」という意味)。同一の成分または性質に向けられたすべての範囲の端点は包括的であり、独立して組み合わせが可能である。
すぐに明らかになるであろうが、本発明の洗浄組成物は洗浄成分のより少ない使用量、すなわち、69リットルの洗浄水(以下、「外部水」という。)あたり22グラムの洗浄組成物で優秀な洗浄効率を、驚くべきことに、提供する。さらに、驚くべきことに、幾つかの具体例の洗浄効率は種々の濃度にわたって、どちらかといえば一様である。これらの結果は予期せざることであった。むしろ、ここに開示された使用量で効率的な洗浄を期待することはなかったであろう。さらに、現在市販されている組成物に見られるように、洗浄成分の濃度増加により洗浄効率が顕著に変化することを期待したであろう。
さらに、本発明者は、本発明の幾つかの具体例は、開示された濃度ではより高い粘度が期待されるのに対して、低い粘度を有することを驚くべきことにまた予期せざることに見出した。
したがって、予期せざる結果を示す洗浄組成物の具体例は、公知の組成物を超える以下の幾つかの利益を与える。高度に濃縮された(たとえば、4X、好ましくは5X、より好ましくは6X濃度)効率的な洗浄組成物を生み出すことができることは、それにより、包装と船積みのための包装必要性とエネルギー消費を最小化する;より低い活性成分の量が洗濯物負荷毎に必要とされ、製品コストを下げ、下水道と浄化槽に添加される洗浄活性成分の量を最小化する;リサイクルされるまたは廃棄物埋め立て地に加えられる包装をより少なくする;さらに、低い使用量必要性と対になった幾つかの具体例の低い粘性は、本発明の洗浄組成物の前記具体例のポンプ吸引計量を可能とする。図1は、一つの具体例による洗浄組成物の、標準負荷に対する典型的に標準的な洗濯機により使用される水の量である、69リットルの水(ここでは、「外部水」と称する。)に加えられた洗浄組成物グラムの関数としての除去されたしみのパーセントでの洗浄効率性能を示す。パーセントしみ除去は、L、a、b空間で測定し、国立標準事務局X、Y、Z空間でyを計算する手順ASTMD4265「家庭洗濯でのしみ除去評価のための標準ガイド」により測定される。計算に使用されるY値は以下のとおりである。
平均パーセントしみ/しみ除去=(平均最終Y読値−平均初期Y読値)X100/(99.9-平均初期読値)
図1は、以下に記載された洗浄組成物の幾つかの具体例で観察されたものの代表例である。図1で示されるように、本発明の洗浄組成物の幾つかの具体例の濃度および/または使用量としみ除去性能との間には線形関係は存在しない。むしろ、図1で示されるように、説明された洗浄組成物の洗浄効率は、使用量の範囲と種々のしみと汚れに対して、実質的に一様である(たとえば、しみ除去は、y軸で10%超までは、好ましくは、5%超までは変化しない。)。
さらに、本発明の組成物の幾つかの具体例の卓越した洗浄効率は、最小の攪拌と加熱で維持することができる。上記のとおり、現在市販されている組成物でみられるように、洗浄成分の濃度増加と共に洗浄効率が顕著に変化することが予想されていた。理論により束縛されることを望むものではないが、図1により示される驚くほど一様な応答は以下のことを示しているようである:1)洗浄水への洗浄組成物の注入直後の衣類としみまたは汚れへの強力な表面付着、2)引き続く、しみまたは汚れとの相互作用、および3)最後に結果的に水との希釈となる。これは、現在使用されている洗剤組成物に典型的に見られるのとはまったく異なるメカニズムである。このような現存する洗剤組成物は、1)水への展開、2)攪拌/衝撃による衣類表面としみまたは汚れとの接触、3)ミセルの破壊と展開、4)ミセルのしみまたは汚れとの直接相互作用、および5)最後に結果的に水との希釈。
したがって、従来の洗浄組成物と比較して、本発明の組成物は、より少ない洗剤量と適度の攪拌か攪拌なしでおよび/または適度の洗浄中の加熱使用か洗浄中の加熱使用なしで、向上した洗浄性能を有する。本発明の洗浄組成物は従来の組成物と比較して、過剰量の水を含まないことから、本発明の洗浄組成物を使用することは、包装と船積みに対して時間とエネルギー消費の点でより効率的である。さらに、より少ない攪拌と洗浄中の加熱はエネルギー消費とそれに伴う生地損傷、たとえば、洗浄される衣類への損傷を減少する。さらに、洗浄効率が濃度範囲にわたって一様であるから、より少ない量の活性成分が負荷毎に必要とされる、すなわち、より少ない洗浄組成物が洗濯物負荷毎に添加される必要がある。
前記予期せざる結果を一般的に示す具体例は、アニオン性界面活性剤と併用した非イオン性界面活性剤を含む界面活性剤系を含む。水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、0〜約40重量%の量で存在する(ここで、「約X重量%」は「X±3重量%」を意味する。);溶媒系は、ポリアルコールを含み、水中で前記界面活性剤系を可溶化させるのに有効な量で存在し、酵素は、約15%未満の量で存在する。洗浄組成物は、好ましくは、連続相の形態である。さらに、洗浄組成物は、洗浄組成物が、洗浄組成物の約9〜約22グラムのおよび洗浄組成物の約9〜約18グラム(ここで、「約Xグラム」は「X±1グラム」を意味する。)の範囲の量で69リットルの外部水に添加された際に、ASTMD4265試験方法を使用して測定されたほぼ一定の洗浄効率(すなわち、洗浄効率が%しみ除去の点で測定されるときに、範囲の最高値と最低値の間で約10%超までは変化しない洗浄効率(たとえば、高い値と低い値が、夫々40%と50%)、より好ましくは、約5%超までは変化しない。)を示すものとして特徴付けられる。
一つの具体例では、本発明の組成物は、プロクターアンドギャンブル社により販売されるTIDE2X液体洗濯洗剤等の通常の洗浄組成物の半分の使用量で同一か類似する性能を有する。一つの具体例では、本発明の組成物は、通常の洗浄組成物の三分の一の使用量で同一か類似する性能を有する。一つの具体例では、本発明の組成物は、通常の洗浄組成物の四分の一の使用量で同一か類似する性能を有する。一つの具体例では、本発明の組成物は、通常の洗浄組成物の五分の一の使用量で同一か類似する性能を有する。一つの具体例では、本発明の組成物は、通常の洗浄組成物の六分の一の使用量で同一か類似する性能を有する。
一つの具体例では、本発明の組成物は、界面活性剤系、溶媒系と随意に水を含み、ここで、洗浄組成物は、連続相の形態であり、水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、0〜約55重量%(たとえば、55±2重量%)の量で存在する。洗浄組成物は、アニオン性界面活性剤と併用した非イオン性界面活性剤を含む。溶媒系は、(存在するのならば)水中で前記界面活性剤系を可溶化させるのに効果的な量で存在する。すなわち、溶媒系は、そのゲル相を通じて界面活性剤系を圧迫して水中で可溶化するのに効果的な量で存在する。用語「連続相」は分散または洗浄系(たとえば、界面活性剤系)が懸濁される液体を意味する。用語「液体」は、溶液、懸濁液、分散液、エマルジョン等を含む。好ましくは、連続層は、油中水エマルジョン、すなわち、「逆転エマルジョン」である。一つの好ましい具体例では、水は、約5〜約50重量%の量で存在する。一つの特に好ましい溶媒形はポリアルコールを含む。
一つの具体例では、本発明の組成物は、界面活性剤系、溶媒系と随意に水を含み、ここで、洗浄組成物は、連続相の形態であり、水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、0〜約55重量%(たとえば、55±2重量%)の量で存在する。一つの具体例では、水は、約5〜約50重量%の量で存在する。界面活性剤系は、非イオン性界面活性剤;両性界面活性剤;アニオン性活性剤と併用した非イオン性界面活性剤;分散性を有するアニオン性ポリマーと併用したアニオン性界面活性剤:アニオン性界面活性剤と併用した両性界面活性剤、分散性を有するアニオン性ポリマーと併用した両性界面活性剤;およびそれらの組み合わせから成る群より選ばれる。溶媒系は、ポリアルコールを含む。好ましくは、連続層は、油中水エマルジョン、すなわち、「逆転エマルジョン」である。
界面活性剤系がアニオン性界面活性剤と併用した非イオン性界面活性剤を含むときには、アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比は、約1:1〜約4:1であり、水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、約10〜約55重量%の量で存在することが好ましい。界面活性剤系が両性界面活性剤を含みアニオン性界面活性剤または分散性を有するアニオン性ポリマーを含まないときには、洗浄組成物に対する外部pHは、約7〜約12であることも好ましい。界面活性剤系がアニオン性界面活性剤または分散性を有するアニオン性ポリマーと併用した両性界面活性剤を含むときには、洗浄組成物に対する外部pHは、約7〜約12であることも好ましい。「外部pH」は、洗浄組成物が添加される水の、たとえば、消費者用洗濯機内のpHを指す。
本発明の洗浄組成物の幾つかの具体例の洗浄組成物は、水含量と溶媒系を調節することによって、所期の用途のために調整することができる。ある場合には本発明の組成物の界面活性剤分子は「逆転ミセル」を形成するか、凝集せずミセルを全く形成しない。「逆転ミセル」により、界面活性剤分子の親油性領域が外側へ向く一方、界面活性剤分子の親水性領域がミセルの中心のほうへ向いて、水と接触する油中水型ミセルを意味する。洗浄プロセス中で本発明の組成物の活性成分は、最小の希釈でまたは希釈工程がなくとも、非常に急速に洗浄すべき表面に到達する。
一つの具体例では、本発明の洗浄組成物は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、ポリアルコールを含む溶媒系と水を含む。アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比は、約1〜約4であり、水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、約10〜約55重量%の量で存在する。別の具体例では、水は約10〜約45重量%の量で存在する。別の具体例では、水は約15〜約40重量%の量で存在する。別の具体例では、水は約20〜約35重量%の量で存在する。
ここで使用されるとおり、「水」は「合計水」を指し、洗浄組成物の周りを自由に動く水分子すなわち「自由水」と、その動きと活性が他成分との相互作用により実質的に弱められ減じられる水分子の両者を含むことを意味する。換言すれば、自由水は可溶化作用(溶媒作用)または加水分解において水として振舞うことのできる合計水の部分を指す。本発明の洗浄組成物は非常に低い自由水濃度、すなわち、非常に低い水活性を有する。というのは、合計水の殆どまたは全ては、界面活性剤系と溶媒系により動かなくされるか「ロック」される。このように、実質的に自由水を有さない幾つかの具体例では、水溶性カプセルが洗浄組成物を封入するために使用されると、このようなカプセルはその低い水活性のために本発明の組成物によって溶解されないであろう。低い水活性は、また、本発明の洗浄組成物が使用中に大量の水で希釈されると、しみ除去のための界面活性剤の表面への展開に有利である。水活性は本発明の洗浄組成物においては非常に低いが、合計水含量は、潜在的な問題を回避するために、適正なレベルに維持されることが好ましい。たとえば、合計水含量が極端に低いと、環境からの水分が、水可溶性フィルムを通じて洗浄組成物中に拡散するかもしれず、それにより、製品の完全性が損なわれる。さらに、合計水含量は、幾つかの水溶性ビルダーとアニオン性界面活性剤等の界面活性剤を溶解しまたは安定化する一定のレベルにある必要があるかもしれない。
別の具体例では、アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比は、約1.25:1〜約3.50:1である。別の具体例では、アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比は、約1.40:1〜約3.25:1である。別の具体例では、アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比は、約1.50:1〜約2.75:1である。別の具体例では、アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比は、約2:1である。
別の具体例では、アニオン性界面活性剤は、分散性を有するアニオン性ポリマーにより部分的または完全に置き代えることができる。すなわち、一つの具体例では、洗浄組成物は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤と分散性を有するアニオン性ポリマーの混合物、ポリアルコールを含む溶媒系と水を含む。好ましくは、アニオン性界面活性剤と分散性を有するアニオン性ポリマーの混合物に対する非イオン性界面活性剤の重量比は、約1〜約4であり、水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、約5〜約55重量%の量で存在する。別の具体例では、洗浄組成物は、非イオン性界面活性剤、分散性を有するアニオン性ポリマー、ポリアルコールを含む溶媒系と水を含む。好ましくは、分散性を有するアニオン性ポリマーに対する非イオン性界面活性剤の重量比は、約1〜約4であり、水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、約5〜約55重量%の量で存在する。混合物として一緒に使用されると、アニオン性界面活性剤と分散性を有するアニオン性ポリマーは、任意の重量比またはモル比であり得る。
さらに別の具体例では、洗浄組成物は、アニオン性界面活性剤も、分散性を有するアニオン性ポリマーも含まない。すなわち、洗浄組成物は、非イオン性界面活性剤、ポリアルコールを含む溶媒系と水を含む。好ましくは、水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、約5〜約55重量%の量で存在する。
さらに別の具体例では、非イオン性界面活性剤は、両性界面活性剤により部分的または完全に置き代えることができる。すなわち、一つの具体例では、洗浄組成物は、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、分散性を有するアニオン性ポリマーまたはそれらの混合物、ポリアルコールを含む溶媒系と水を含む。好ましくは、水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、約5〜約55重量%の量で存在する。別の具体例では、洗浄組成物は、非イオン性界面活性剤と両性界面活性剤の混合物、アニオン性界面活性剤、分散性を有するアニオン性ポリマーまたはそれらの混合物、ポリアルコールを含む溶媒系と水を含む。好ましくは、水は洗浄組成物の合計重量を基礎として、約5〜約55重量%の量で存在する。混合物として一緒に使用されると、非イオン性界面活性剤と両性界面活性剤は、任意の重量比またはモル比であり得る。混合物として一緒に使用されると、アニオン性界面活性剤と分散性を有するアニオン性ポリマーは、任意の重量比またはモル比であり得る。アニオン性界面活性剤、分散性を有するアニオン性ポリマーまたはそれらの混合物に対する非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤またはそれらの混合物の重量比は、約1〜約4であることも好ましい。
「非イオン性界面活性剤」は、イオン性基を全く含まない界面活性剤を意味する。適切な非イオン性界面活性剤の例は、アルキルポリ(エチレンオキサイド)とアルキルフェノールポリ(エチレンオキサイド)およびアルキルフェノールポリ(エチレンオキサイド)等のエトキシ化アルコール;ポリ(エチレンオキサイド)とポリ(プオピレンオキサイド)のコポリマー、別名ポロキサマーまたはポロキサミン;アルキルポリグルコシド、たとえば、ドデシルグルコシド、オクチルグルコシド、およびデシルマルトシド;脂肪族アルコール、たとえば、セチルアルコールとオレイルアルコール;コカミドMEA;コカミドDEA;ポリソルベート、たとえば、ツウィ−ン20、ツウィ−ン80およびドデシルジメチルアミンオキサイドを含む。
一つの具体例では、非イオン性界面活性剤は、脂肪族アルコールエトキシレート等のエトキシ化アルコールを含む。別の具体例では、エトキシ化アルコールは、式R(OCOHを有し、ここで、Rは炭化水素基であり、nは2〜12の整数である。好ましくは、nは3〜9の整数である。用語「炭化水素」は、炭素と水素のみを含む有機化合物を指す。一つの具体例では、炭化水素基は脂肪族基である。「脂肪族」は、開放鎖中で結合した炭素原子を有する炭化水素を意味する。脂肪族基の例は、限定するものではないが、アルキル、アルケニルおよびアルキニル基である。一つの具体例では、Rは、6〜22個の炭素原子を有する脂肪族基である。別の具体例では、Rは、8〜20個の炭素原子を有するアルキル基である。
別の具体例では、非イオン性界面活性剤は、エトキシ化脂肪酸エステルを含む。脂肪酸は、好ましくは、8〜18個の炭素原子、より好ましくは、10〜14個の炭素原子を含む。エトキシ化脂肪酸エステルの例は、ココメチルエステルエトキシレートとパームメチルエステルエトキシレート等のエトキシ化脂肪酸メチルエステルを含む。
一つの具体例では、非イオン性界面活性剤は、洗浄組成物の合計重量を基礎として、約10〜約60重量%の量で存在する。別の具体例では、非イオン性界面活性剤は、約12.5〜約55重量%の量で存在する。別の具体例では、非イオン性界面活性剤は、約15〜約50重量%の量で存在する。別の具体例では、非イオン性界面活性剤は、約17.5〜約45重量%の量で存在する。別の具体例では、非イオン性界面活性剤は、約20〜約40重量%の量で存在する。別の具体例では、非イオン性界面活性剤は、約25〜約35重量%の量で存在する。
「アニオン性界面活性剤」は一以上のアニオン性基を含み、正味の負電荷を有する界面活性剤を意味する。例となるアニオン性界面活性剤は、硫酸塩、スルホン酸塩またはカルボン酸塩に基づくものであり、限定するものではないが、パーフルオロオクタノエート(PFOAまたはPFO);パーフルオロオクタンスルホネート(PFOS);ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、ラウリルスルホン酸アンモニウムおよび他のアルキルスルホン酸塩;タウリルエーテルスルホン酸ナトリウム(SLES)としても知られるラウリルスルホン酸ナトリウム;アルキルベンゼンスルホン酸塩;および脂肪酸塩であり得る。
一つの具体例では、アニオン性界面活性剤は、スルホン酸塩および/または硫酸塩であり、夫々独立して、6〜22個の炭素原子を有する有機基を含む。一つの具体例では、有機基は、脂肪酸基またはその塩、脂肪酸エステル基、アルキル基、アルケニル基、アルキルエーテル基、アルケニルエーテル基およびそれらの混合物から成る基より選択される。一つの具体例では、スルホン酸塩および/または硫酸塩は、独立して、ナトリウム塩、アンモニウム塩またはアミン塩等のアルカリ金属塩である。
有用なアニオン性界面活性剤は、高級脂肪酸の水溶性金属塩、すなわち、「石鹸」であり、石鹸は、ここでの組成物において有用なアニオン性界面活性剤である。これは、約8〜約24個の炭素原子、好ましくは、約12〜約18個の炭素原子を含む高級脂肪酸のナトリウム、カリウム、アンモニウムおよびアルキルアンモニウム塩等のアルカリ金属石鹸を含む。石鹸は、脂肪と油の直接的鹸化によりまたは遊離脂肪酸の中和により製造することができる。特に有用なのは、ココナツ油と獣脂由来の脂肪酸混合物のナトリウムとカリウム塩すなわち、獣脂ココナツ油ナトリウムまたはカリウム石鹸である。
ここで使用のために適切なさらなる非石鹸アニオン性界面活性剤は、水溶性塩、好ましくは、その分子構造中に約10〜約20個の炭素原子を含むアルキル基とスルホン酸または硫酸エステル基を有する有機硫酸反応生成物(アシル基のアルキル部分は「アルキル」という用語に含まれる。)のアルカリ金属塩とアンモニウム塩である。合成界面活性剤のこの群の例は、a)アルカリ硫酸ナトリウム、カリウムおよびアンモニウム、特に、獣脂またはココナツ油のグリセリドを還元することにより製造されるもの等の高級アルコール(C−C18炭素原子)を硫酸化することにより得られるもの、b)アルキルポリエトキシ化硫酸ナトリウム、カリウムおよびアンモニウム、特に、10〜22個、好ましくは、12〜18個の炭素原子を含むアルキル基であって、ポリエトキシ鎖は、1〜15個、好ましくは、1〜6個のエトキシ部分を有するものであるもの、c)アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびカリウムであって、アルキル基は、約9〜約15個の炭素原子を含み、直鎖または分岐鎖型であるもの、たとえば、U.S. 特許番号 2,220,099 および 2,477,383に記載される型のものである。アルキル基中の平均炭素原子数が約11〜約13個(C11−C13と略される)直鎖アルキルベンゼンスルホン酸も有用である。
一つの具体例では、アニオン性界面活性剤は、洗浄組成物の合計重量を基礎として約5〜約55重量%の量で存在する。別の具体例では、アニオン性界面活性剤は、約6〜約50重量%の量で存在する。別の具体例では、アニオン性界面活性剤は、約7〜約45重量%の量で存在する。別の具体例では、アニオン性界面活性剤は、約8〜約40重量%の量で存在する。別の具体例では、アニオン性界面活性剤は、約10〜約35重量%の量で存在する。別の具体例では、アニオン性界面活性剤は、約12〜約30重量%の量で存在する。別の具体例では、アニオン性界面活性剤は、約13〜約20重量%の量で存在する。
用語「分散性を有するアニオン性ポリマー」は、アニオン性基を含み、洗浄される表面上への脱離したしみや汚れの再付着を防止し、しみや汚れ粒子のより大きな沈殿した凝集物への凝集を防止し、それにより懸濁した粒子を作業溶液に保つ特性を有するポリマーを指す。分散性を有するアニオン性ポリマーの例は、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、アスパラギン酸塩およびポリアクリル酸塩および/またはマレイン酸塩から成る群より選択される。
ここで使用されるとおり、用語「両性界面活性剤」と「双性イオン性界面活性剤」は交互に使用され、陽イオン(たとえば、カチオン基)と陰イオン(たとえば、アニオン基)の両者を含み、合計の正味の電荷は0である。両性界面活性剤の例は、限定するものではないが、ドデシルベタイン、コカミドプロピルベタイン、ココアムホグリシネートおよびそれらの混合物を含む。両性界面活性剤が洗浄組成物に使用されるときは、洗浄組成物に対する外部pHは、約7〜約12であることが好ましく、より好ましくは、約8〜約11、最も好ましくは、約9〜約10である。
ここで使用される用語「湿潤剤」は吸湿性物質を指す。たとえば、湿潤剤は、ヒドロキシ、アミン、カルボキシル、エステル化カルボキシルおよびそれらの組み合わせ等の複数の親水性物質を含む化合物であり得る。湿潤剤の例は、グリセリン、プロピレングリコールおよびグリセリルトリアセテートを含む。他のものは、ソルビトール、キシリトールおよびマンニトール等のポリオール、ポリデキストロース等のポリマーポリオール、キラヤ等の天然抽出物、乳酸または尿素であり得る。好ましくは、湿潤剤はポリアルコールである。「ポリアルコール」は、複数のヒドロキシ基を含む有機化合物、特に、アルキル主鎖を有する有機化合物を意味する。ポリアルコールの例は、エチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール(PEG)等を含む。一つの具体例では、溶媒系はさらにポリアルコールのメチルエーテルを含む。すなわち、溶媒系はポリアルコールとポリアルコールのメチルエーテルを含む。別の具体例では、ポリアルコールとポリアルコールのメチルエーテルに加えて、溶媒系はさらに脂肪酸のメチルエステル、アルコール、水およびそれらの混合物から成る成分を含む。一つの具体例では、溶媒系はポリアルコール、ポリアルコールのメチルエーテル、脂肪酸のメチルエステルおよびアルコールを含む。一つの特定の例では、ポリアルコールのメチルエーテルは、1,3プロパンジオールである。別の例では、脂肪酸のメチルエステルはココメチルエステルである。さらに、別の例では、アルコールはエタノールまたはメタノールである。
一つの具体例では、溶媒系は、洗浄組成物の合計重量を基礎として約1.5〜約55重量%の量で存在する。別の具体例では、溶媒系は、約5〜約30重量%の量で存在する。別の具体例では、溶媒系は、約9〜約22重量%の量で存在する。一つの具体例では、ポリアルコールとポリアルコールのメチルエーテルの重量比は、約1.0〜約2.7である。別の具体例では、ポリアルコールとポリアルコールのメチルエーテルの重量比は、約1.4〜約2.5である。
本発明の洗浄組成物は、さらに、消化性酵素、酵素安定化剤、香料、非リン酸塩ビルダー、再析防止剤、増強溶剤等の添加剤および/または他の添加剤を含む。所望の洗浄性能および/または安定性を得るために、界面活性剤系と溶媒系の種々の成分の量と比および水の量は、消化性酵素、酵素安定化剤、香料、非リン酸塩ビルダー、再析防止剤、増強溶剤および/または他の添加剤の点から見て調整することができる。このように、範囲はここで例により提示されるが、添加剤の実際の量はその範囲より高いか或いは低くてよい。
一つの具体例では、発明の洗浄組成物は、さらに、消化性酵素を含む。消化性酵素は、ホストの有機体が吸収することができるように、食物や他の有機材料を消化するヒトや動物の消化管で見出される任意の酵素であり得る。消化性酵素の例は、限定するものではないが、一以上のプロテアーゼ酵素、一以上のアミラーゼ酵素、一以上のセルラーゼ酵素、一以上のリパーゼ酵素、一以上のマンニナーゼ酵素およびそれらの組み合わせを含む。適切な酵素の例は、限定するものではないが、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、他のセルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナーゼ、ペクテートリアーゼ、ケラチナーゼ、リダクターゼ、オキシダーゼ、フェノキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β-グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルノニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラクカーゼおよびアミラーゼまたはそれらの混合物を含む。一つの具体例では、消化性酵素は、洗浄組成物の合計重量を基礎として約0〜約12重量%の量で存在する。別の具体例では、消化性酵素は、約2〜約10重量%の量で存在する。別の具体例では、消化性酵素は、約3〜約8重量%の量で存在する。
一つの具体例では、発明の洗浄組成物は、さらに、酵素安定化剤、すなわち、消化酵素を安定化する物質を含む。洗剤に使用する酵素は種々の技術で安定化することができる。ここで使用される酵素は、そのようなイオンを酵素に提供する最終組成物中の水溶性のカルシウムおよび/またはマグネシウムイオン源の存在により安定化することができる。プロテアーゼを含む水性組成物の場合には、ホウ素化合物等の可逆性プロテアーゼ阻害剤を、さらに安定性を改善するために添加することができる。一つの具体例では、酵素安定化剤は、洗浄組成物の合計重量を基礎として約0〜約2重量%の量で存在する。別の具体例では、酵素安定化剤は、約0.001〜約1重量%の量で存在する。別の具体例では、酵素安定化剤は、約0.01〜約0.1重量%の量で存在する。
別の具体例では、洗浄組成物は、蛍光漂白剤等の洗浄される製品を色味付ける一以上の追加的成分を含み得る。洗濯洗剤組成物での使用に適切な任意の蛍光漂白剤が本発明の組成物に使用され得る。もっとも普通に使用される蛍光漂白剤は、ジアミノスチルベン-スルホン酸誘導体、ジアリールピラゾリン誘導体およびジフェニルジスチリル誘導体である。一つの具体例では、追加的成分は、洗浄組成物の合計重量を基礎として約0〜約2重量%の量で存在する。別の具体例では、追加的成分は、約0.001〜約1重量%の量で存在する。別の具体例では、追加的成分は、約0.005〜約0.1重量%の量で存在する。
一つの具体例では、洗浄組成物は、さらに、香料たとえば洗浄組成物に快適な香りを付与する化合物または成分を含む。当分野で知られる任意の香料が使用され得る。一つの具体例では、香料は、洗浄組成物の合計重量を基礎として約0〜約5重量%の量で存在する。別の具体例では、香料は、約0.01〜約2重量%の量で存在する。別の具体例では、香料は、約1〜約2重量%の量で存在する。
一つの具体例では、本発明の洗浄組成物は、さらに、ビルダー好ましくは、非リン酸塩ビルダーを含む。非リン酸塩ビルダーは、有機または無機物質であり得る。非リン酸塩ビルダーの例は、限定するものではないが、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、炭酸マグネシウム、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ酢酸(NTA)、硼酸塩、ゼオライト、アルキルまたはヒドロキシアルキルセルロースおよびそれらの組み合わせを含む。好ましくは、非リン酸塩ビルダーは、アルキルセルロース誘導体、ヒドロキシアルキルセルロース誘導体、カルボキシアルキルセルロース誘導体またはそれらの組み合わせである。アルキル、ヒドロキシアルキル、カルボキシアルキルセルロース誘導体は、アルキル、ヒドロキシアルキルまたはカルボキシアルキル基により化学的に変性されたセルロースである。アルキル、ヒドロキシアルキルおよびカルボキシアルキルセルロース誘導体の例は、限定するものではないが、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルエーテルセルロース、カルボキシメチルエーテルセルロースまたはそれらのアルカリ塩またはそれらの混合物とそれらの組み合わせである。一つの具体例では、ビルダーは、洗浄組成物の合計重量を基礎として約0〜約15重量%の量で存在する。
一つの具体例では、本発明の洗浄組成物は、さらに、再析防止剤を含む。「再析防止剤」は、しみが、洗浄中除去された後に表面に再定着することを防止することを助長するために洗浄組成物中で使用される添加剤を意味する。再析防止剤は、典型的には、水溶性であり、時に、負に荷電している。一つの具体例では、再析防止剤は、酢酸セルロース系ポリマー材料、たとえば、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HCMC)等である。再析防止剤の他の例は、限定するものではないが、ポリビニルピロリドン、ポリ-4-ビニルピリジン-N-オキシド(PVnO)、酢酸ポリビニル、ポリビニルアルコール等である。意図する用途と所望の性能に応じて、香料、非リン酸塩ビルダーおよび再析防止剤は、洗浄組成物中で種々の割合と比であり得る。
さらに、別の具体例では、本発明の洗浄組成物は、さらに、増強溶剤を含む。「増強溶剤」は、洗浄組成物中で活性洗浄成分の洗浄効率を改善または「増強する」ために、洗浄組成物に使用される添加物である。幾つかの増強溶剤は、洗剤をより効率的に作用させるために、水を調整する。一つのアプロ−チでは、増強溶剤は、水をよりアルカリ性にするために添加されるアルカリ化剤であるかそれを含む。例となる増強溶剤は、洗浄力に貢献する多くの化学的性質を有する硼酸ナトリウム10水和物(「ボラックス」として知られる。)等の硼酸塩を含む。硼酸ナトリウム10水和物と他の硼酸塩は、幾つかの水分子を過酸化水素(H)に変換することにより洗浄し漂白する。この反応は、より高温の水でより有利である。硼酸ナトリウム10水和物のpHは、約9.5であり、水中で塩基溶液を生成し、それにより、漂白および他の洗浄成分の効率を増加する。他の具体例では、増強溶剤は、炭酸ナトリウム等の金属炭酸塩である。
意図された用途と性能には重要ではないが、洗浄組成物は、外部添加剤すなわち洗浄組成物とは別に消費者により洗濯物や洗浄表面に添加される添加物と共存することが好ましい。例となる外部添加剤は、増強溶剤、水軟化剤組成物、アルカリ化剤、ビネガー、重曹等である。
意図された用途と性能には重要ではないが、洗浄組成物は、環境に友好的であることが好ましい。特に好ましい具体例では、洗浄組成物は環境に友好的でない如何なる成分も含まない。ここで使用されるとおり、洗浄組成物またはその成分は、一以上の以下の条件を満足するならば、環境に友好的であるとみなされる。たとえば、重要ではないが、洗浄組成物は天然および/または持続可能な(たとえば、再生可能な)原料由来で、石油由来ではない材料を含むことが好ましい。重要ではないが、洗浄組成物の全成分は、生物学的または天然のプロセスにより分解しうることも好ましい。一つのアプロ−チでは、全成分と最終処方は、OECD301F生分解性標準によりたやすく生分解性できることが考慮される。重要ではないが、洗浄組成物の全成分のいずれもが環境および/または動物中で感知できるほどに蓄積しないことも好ましい。
本発明の一つの具体例では、洗浄組成物は、一以上の非イオン性界面活性剤を約13〜約58重量%、好ましくは、約22〜約44重量%、より好ましくは、約24〜約39重量%の範囲の量で;一以上のアニオン性界面活性剤を約10〜約50重量%、好ましくは、約12〜約35重量%、より好ましくは、約13〜約22重量%の範囲の量で;一以上のポリアルコールを約3〜約26重量%、好ましくは、約8〜約20重量%、より好ましくは、約12〜約18重量%の範囲の量で;アルコールを約0〜約8重量%、好ましくは、約0〜約4重量%、より好ましくは、約0〜約2重量%の範囲の量で;ポリアルコールのメチルエーテルを約0〜約10重量%、好ましくは、約2〜約7重量%、より好ましくは、約3〜約5重量%の範囲の量で;脂肪酸のメチルエステルを約0〜約6重量%、好ましくは、約0〜約4重量%、より好ましくは、約0〜約3重量%の範囲の量で;添加水を約0〜約10重量%、好ましくは、約0〜約5重量%、より好ましくは、約0〜約2重量%の範囲の量で、一以上の香料を約0〜約4重量%、好ましくは、約0〜約2.5重量%、より好ましくは、約0〜約2重量%の範囲の量で;一以上の消化酵素を約0〜約11重量%、好ましくは、約2.5〜約9.5重量%、より好ましくは、約5〜約8重量%の範囲の量で;一以上の酵素安定化剤を約0〜約5重量%、好ましくは、約0〜約3重量%、より好ましくは、約0〜約2重量%の範囲の量で;および、再析防止剤を約0〜約2重量%、好ましくは、約0〜約1重量%、より好ましくは、約0〜約0.5重量%の範囲の量で含む。一つの例の具体例では、一以上の非イオン性界面活性剤は、脂肪酸または脂肪酸エステルのスルホン酸ナトリウム混合物と二級アルカンのスルホン酸塩の組み合わせであり、ここで、脂肪酸または脂肪酸エステルのスルホン酸ナトリウム混合物は、約10〜約30重量%の量であり、二級アルカンのスルホン酸塩は、約10〜約20重量%の量であり;、一以上のアニオン性界面活性剤は、一以上の脂肪族アルコールエトキシレートと一以上のエトキシ化脂肪酸メチルエステルの組み合わせであり、ここで、脂肪族アルコールエトキシレートは、約13〜約38重量%の量であり、エトキシ化脂肪酸メチルエステルは、約0〜約20重量%の量であり;一以上のポリアルコールは、1,3-プロパンジオールとグリセリンの組み合わせであり、ここで、1,3-プロパンジオールは、約0〜約5重量%の量であり、グリセリンは、約3〜約11重量%の量である。別の具体例では、アルコールはエタノールであり;ポリアルコールのメチルエステルは、ジプロピレングリコールメチルエステルであり;脂肪酸のメチルエステルは、ココメチルエステルである。別の具体例では、一以上の消化酵素は種々のサブチリシンプロテアーゼの組み合わせであり、酵素安定化剤はCaCl(30%水溶液)である。別の具体例では、非リン酸塩ビルダーは、ポリアスパラギン酸ナトリウムであり、再析防止剤はクラリアントテクスケアSRN240等の生分解性ポリエステルである。追加的非イオン性界面活性剤は、式R(OC)OHであり、ここで、RはC10−C16アルキル基またはC−C12アルキルフェニル基であり、nは3〜約80である。特に好ましいのは、アルコールのモルあたり約5〜約20モルのエチレンオキサイドを有するC12−C15アルコールの縮合製品、たとえば、アルコールのモルあたり約6.5モルのエチレンオキサイドを有するC12−C13縮合アルコールである。
微生物成長を防止するために保存剤を含む通常の液体洗浄組成物と異なり、本発明の洗浄組成物の種々の具体例は、いかなる保存剤の存在も必要としない。幾つかの具体例では、本発明の洗浄組成物は、いかなる保存剤も含まない。ここで使用されるとおり、「保存剤」は微生物成長を防止するために洗浄組成物に添加される化合物である。
他の具体例では、本発明の洗浄組成物は微生物成長を防止するために保存剤を含む。たとえば、保存剤は、たとえば、汚染成分、汚染された貯蔵容器、装置、加工工程または他の源を通じて、消費者により導入された全細菌、ビールスおよび/または菌類汚染に対する微生物保護をさらに増強する方法として、種々の具体例において随意に含まれてよい。当分野で知られる任意の通常の保存剤が使用され得る。いくつかの例の保存剤は、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸、フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、ジヒドロキシ酢酸、硼酸ナトリウム、硼酸、ウスニン酸、フェノール、四級アンモニウム化合物、グリコール、イソチアゾリノン(メチル、ベンジル、クロロ)、DMDMヒダントイン、ヘキシジン、エタノール、ポリアミノプロピルビグアナイド、フェニルフェノール、イミダゾジニルウレア、ヨードプロピルブチルカルバメート、パラベン、ホルムアルデヒド、サリチル酸またはその塩、カプリルグリコール、D-グルコノ-1,5-ラクトン、ソディウムエリスロベイト、ソディウムヒドロキシメチルグリシネート、過酸化物、硫酸ナトリウム、重硫酸塩、グルコースオキシダーゼ、ラクトペルオキシダーゼおよび洗浄成分に適合する他の保存剤である。シナモン、果実酸、タイムおよびローズマリー等の精油、柳皮、ポプラ皮、トコフェロール、カリー、レモン抽出物、スイカズラおよびアミノ酸系保存剤等の幾つかの他の天然材料も同様に考慮される。特に好ましいのは、洗浄成分(カチオン性材料)と競合せず、報告された健康上環境上の問題(パラベン、ホルムアルデヒド等)がない保存剤である。より好ましい幾つかの保存剤は、フェノキシエタノール、安息香酸カリウム、ソルビン酸カリウム、酵素、硼酸塩および上記天然溶液である。
一つの具体例では、保存剤は洗浄組成物の合計重量を基礎として、約5重量%未満の量で存在する。別の具体例では、保存剤は、約0.01〜約2重量%の量で存在する。別の具体例では、香料は、約0.01〜約1重量%の量で存在する。
一つの具体例では、本発明の洗浄組成物は、23℃で約200センチポワズ(たとえば、200±20cp)以下の粘度を有する。別の具体例では、本発明の洗浄組成物は、約100センチポワズ未満の粘度を有する。さらの別の具体例では、本発明の洗浄組成物は、約50センチポワズ未満の粘度を有する。上記注意したとおり、本発明者は、驚くべきことにまた予期せざることに、本発明の幾つかの具体例がこのように非常低い粘度を有することを発見した。この結果は期待されたものとは反対であり、すなわち期待されたものは成分の開示された濃度でより高い粘度であった。
表1は、洗浄組成物の約9〜約22グラムの範囲の量で69リットルの外部水に添加された際に、前記試験方法を使用して測定されたほぼ一定の洗浄効率を示すことにより特徴づけられる洗浄組成物を提供する例の処方のパラメータを示す。表1からの処方を使用して本発明を実施する者は、ここに付属する図面に示されるものと同じ結果を得るはずである。
表1.洗浄組成物A
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表1からの処方を使用して本発明を実施する者は、ここに付属する図面に示されるものと同じ結果を得はずである。図1は既に検討した。
一つの具体例では、本発明は、本発明の洗浄組成物を封入した水溶性または水破裂性カプセルを提供する。ここで、交互に使用される「水溶性」または「水破裂性」は、有効な量の遊離水に接触すると溶解しまたは破裂することができ、それにより、本発明の洗浄組成物を放出し、本発明の洗浄組成物を周りの環境にさらすことのできるカプセルである。水溶性カプセルは、当業者に知られた方法で水溶性材料から製造することができる。「水溶性材料」は遊離水で簡単に溶解するか破裂する任意の物質を意味する。水溶性材料は、ポリマー材料または非ポリマー材料であり得る。適切な水溶性材料の例は、限定するものではないが、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、メチルセルロース、部分加水分解ポリビニルアセテート、アルギン酸塩、ゼラチン、カラギーナン、セルロース系材料およびそれらの組み合わせである。水溶性材料は、可塑性形態で使用され得る。すなわち、水溶性材料は、たとえば、グリセリン、ソルビトール等のような可塑剤と混合されるか、処理され得る。ポリビニルアルコールのフィルムが、最も好ましい。本発明は、熱水中の部分的溶解から冷水中の完全溶解までの範囲の水溶性を有する材料の使用を包含する。さらに、水溶性カプセルの性能または安定性を向上するために、上記水溶性材料以外の成分を含んでもよい。追加的成分の例は、限定するものではないが、光沢剤、ビルダー、活性化剤、酵素等である。
意図する用途と所望の性能に応じて、水溶性カプセルは任意の形状や厚さであり得る。たとえば、カプセルは、丸、オーバル、長方形、正方形、三角形、ひし形形状およびそれらの組み合わせであり得る。「厚さ」はカプセルの内部表面からカプセルの外部表面までの長さであることを意味する。一つの特別の具体例では、カプセルの厚さは約0.5〜約10ミルである。好ましくは、カプセルは丸形状のフィルムの形態である。カプセルは、透明、半透明または乳濁色であり得る。カプセルは、任意の色でもよい。
一つの具体例では、本発明は、上記記載のとおりの一以上のカプセルを含む容器を包含する。
別の具体例では、本発明は、たとえば、本発明の洗浄組成物を直接含む定量容器等の容器を提供する。容器は、意図する用途と他の機能の考慮に応じて、任意の形状とサイズであり得る。たとえば、容器は、貯蔵または輸送目的のために空間節約である形状や消費者の使用の便により簡単に持ち/把持することができる形状または両者であり得る。
一つの具体例では、容器は開口を有し、消費者の手が容器内部に容易に届き容器内部の任意のカプセルを取ることができるような形状である。別の具体例では、容器は、ディスペンサーとして役立つ形状であり、それにより消費者の手が容器内部に容易に届き容器内部の任意のカプセルを取ることができる。別の具体例では、容器は、ディスペンサーとして役立つ形状であり、それにより消費者の手がカプセルを分配する容器内部に届く必要がない。本発明の別の具体例では、容器は重ねることができる形状である。本発明の一つの具体例では、容器は夫々のカプセルのための室を含む。
別の具体例では、容器は前記定用量を計量するための手動ポンプディスペンサーを含む。より大量の定用量が幾つかの具体例で提供されるが、好ましい定用量サイズは約5ml(ここで、「約Xml」はX±0.25mlを意味する)未満、より好ましくは、約2〜約4mlである。一つのアプローチでは、洗浄組成物はある量の外部水を手動ポンプディスペンサーにより8回未満の注入により添加されるが、手動ポンプディスペンサーは注入ごとに約4ml以下計量する。特に、好ましいアプローチでは、手動ポンプディスペンサーは6回未満注入されるが、手動ポンプディスペンサーは注入ごとに約3ml以下計量する。このアプローチでの外部水の量は、69リットルであり、標準的洗濯機での洗濯負荷で使用される標準的水量である。当業者は、ポンプの数は、ポンプ毎に計量される洗浄組成物の量および/またはより多いまたは少ない外部水量を有する洗濯負荷に基づいて調整することができることを理解するだろう。一般的なガイドラインとして、特に好ましいアプローチでは、約0.32グラム未満の洗浄組成物が外部水リットルごとに溶解され、より好ましくは、約0.26グラム未満の洗浄組成物が外部水リットルごとに溶解される。
このような低使用量は、本発明の洗浄組成物により可能となった驚異的な低必要使用濃度と驚異的に低い粘度により許容される。これは、顕著により大量の洗剤を注入する必要のあるポンプ計量可能な洗剤を低給する従前の技術を超える大きな改善である。このような従来技術は、容器を過度に背を高く、重く(満タン時)そして一般的に取り扱いにくくする非常に大きな貯蔵器の上で一般的に使用される「調味料型」ディスペンサーを試みている。このように、本発明の具体例は、低使用量で効果があり、低粘性を有するという洗浄組成物の市場で従来は満足されていないニーズを満たすものであり、それゆえに、消費者に簡単に取り扱え使用するのに十分なほど小さい、手動ポンプディスペンサーでの本発明の洗浄組成物の費用対効果のよい製造と使用を可能とする。
一つの具体例では、容器の体積は約1リットル未満、好ましくは、は約0.75リットル未満である。一つのアプローチでは、手動ポンプディスペンサーは、約12インチ未満の、より好ましくは、約10インチ未満の、さらにより好ましくは、約8インチ未満の水平軸方向に伸びる側壁の平均円周を有する。このより小さい円周は、一方の手で容器を握り、同じ手でポンプを操作することを可能とする。
本発明の洗浄組成物のポンプ注入性により可能となったさらなる利点は、前処理中のしみを簡単に目標とすることができることである。たとえば、洗浄組成物は、以前に可能であったものよりも、ビンまたは栓からの吐出を介して直接的により制御された方法でしみのすぐ近くに正確に適用され得る。さらに、溢流、過大注入による混乱を生み出す機会はより少ない。
別の具体例では、容器は、少なくとも一つの部屋が本発明の洗浄組成物を含み、少なくとも一つの部屋が空である複数の部屋を含み得る。たとえば、容器は、消費者が空の部屋に水を入れ、ついで、その場で洗浄組成物を希釈する目的で別の部屋に洗浄組成物の一部または全部と水を混合する、二つの部屋を有するビンであり得る。
容器は、意図された用途と他の機能の考慮に応じて任意の材料で製造し得る。適切な材料の例は、限定するものではないが、ガラス、プラスチック、木材、金属、合金、織物、陶器、粘土、ポリマーおよびそれらの組み合わせである。好ましくは、容器は、リサイクル可能な材料から製造される。また、容器は、消費者製品のために適切な任意の形態であり得る。適切な形状の例は、限定するものではないが、ビン、缶、パウチ、箱等である。容器は、必要により開口を開け閉めするための、蓋、ジッパーまたは他の手段を有する。蓋は、随意に、フリップトップ等のヒンジのある蓋であってよい。容器は、随意にハンドルを含んでもよい。
一つの具体例では、容器は、ここで以下にしめす一以上の方法に従う方向で、ラベル、印刷を含む。
一つの具体例では、本発明は非織物表面を洗浄する方法を提供する。方法は、希釈水性洗浄組成物を形成するために本発明の洗浄組成物をある量の水に溶解し、表面を洗浄するために非織物表面に希釈水性洗浄組成物を適用することを含む。洗浄組成物は、本発明の洗浄組成物をある量の水に直接加えることにより、本発明の洗浄組成物を含む水溶性カプセルをある量の水に加えることにより溶解され得る。洗浄組成物の量は、あらかじめ決定され得る。非織物表面の状態に応じて、非織物表面は、非織物表面に洗浄組成物を直接適用することにより前処理され得る。
一つの具体例では、本発明は、第1の量の洗浄組成物を非織物表面に直接適用し、第2の量の本発明の洗浄組成物をある量の水に溶解して希釈水性洗浄組成物を形成し、ある量の水中の希釈水性洗浄組成物を適用して希釈水性洗浄組成物を形成し、希釈水性洗浄組成物を非織物表面に適用する方法を提供する。
非織物表面を洗浄する方法の別の具体例では、方法は、ある量の洗浄組成物を非織物表面に適用し、水で非織物表面を洗浄する方法を含む。この方法は、消費者に手で非織物表面を洗浄することを可能とする。たとえば、消費者は、本発明の洗浄組成物を皿または非織物表面に噴霧するか、さもなければ直接適用し、手で表面をこするか、ブラシか拭い片でごしごし洗い、ついで、水で表面を洗ってもよい。別のアプローチでは、洗浄組成物は、前処理として、こすり洗い、ごしごし洗いをするかまたはしないかして、非織物表面に適用されてもよい。
一つの具体例では、本発明は、洗濯物を洗濯する方法を提供する。方法は、洗浄組成物をある量の水に溶解して、希釈水性洗浄組成物を形成し、希釈水性洗浄組成物を洗濯物に接触させ同様に洗浄することを含む。洗浄組成物は、本発明の洗浄組成物をある量の水に直接加えることにより、本発明の洗浄組成物を含む水溶性カプセルをある量の水に加えることにより、本発明の洗浄組成物を洗濯機に受容可能な洗剤中に加えることによって、溶解され得る。さらに、洗濯物は、水への洗浄組成物の添加前に、水中にあってもよいしそうでなくてもよい。洗浄組成物の量はあらかじめ決定され得る。洗濯物の状態に応じて、洗濯物は、洗濯物に洗浄組成物を直接適用することにより前処理されてもよい。一つの具体例では、本発明は、第1の量の洗浄組成物を洗濯物に直接適用し、第2の量の本発明の洗浄組成物をある量の水に溶解して希釈水性洗浄組成物を形成し、希釈水性洗浄組成物を洗濯物に適用し同様に洗浄する方法を提供する。
は、本発明の洗浄組成物の使用濃度と洗浄性能との間の非線形関係を示すグラフである。 は、種々のしみについての種々の使用量にわたる一つの具体例による洗浄組成物のしみ除去性能を示す図である。 は、図1からの幾つかのデータに適用された傾向線を示す図である。 は、種々のしみについての一つの具体例による洗浄組成物とTIDE2Xの洗浄効率の比較例を示す図である。 は、12.5グラムの一つの具体例による実験洗浄組成物が使用され、60グラムのTIDE2Xが使用された比較例を示す図である。 は、一つの具体例による実験洗浄組成物を使用する前処理とTIDE2Xを使用する前処理の結果の図である。 は、一つの具体例による実験洗浄組成物に対する使用量と洗浄効率との間の相対的に非線形な関係を示す図である。 は、図7のデータを得るために使用されたのと同一条件下で、TIDE2Xに対する使用量と洗浄効率との間の関係を示す図である。 は、前処理による、木綿上の血液、ミルクおよびカーボンについての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、前処理による、木綿(説明文中Cで示される)と木綿-ポリエステル織物(説明文中CPで示される)両者上のオリーブ油中のカーボンブラックについての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上の粉体皮脂についての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上の草についての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上の粘土についての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上のメーキャップについての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上のトマトについての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿上の血液、ミルクおよびカーボンについての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上のオリーブ油中のカーボンブラックについての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上の粉体皮脂についての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上の草についての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上の粘土についての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上のメーキャップについての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。 は12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物両者上のトマトについての、一つの具体例による実験洗浄組成物とTIDE2X対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。

この部分は、代表的な試験結果にそった幾つかの具体例を示す。他に断らなければ、データは、ASTMD4265で示された試験方法を使用して得られた。
以下の表2と3は、本発明の二個の説明用の洗浄組成物の成分を挙げている。
表2.洗浄組成物B*
Figure 0005784495
表3.洗浄組成物C*
Figure 0005784495
*水含量の大部分は遊離水ではないが、種々の成分の水含量に応じて、洗浄組成物中の合計水濃度は約10〜約40%であり得る。
図2は、種々のしみに対する種々の使用量にわたる、以下の表4にあげられた組成物Dのしみ除去性能を示す。図2は、図1で使用されたデータと幾つかの追加データを含むことに留意されたい。データを得るために、試験方法ASTMD4265は、図2のグラフ上のデータ点を有する組成物Dの各使用量に従った。
図3は、図1からのいくつかのデータに適用された傾向線を示す。
表4.洗浄組成物D
Figure 0005784495
表4は、TIDE2Xの(t2x)濃縮液体洗剤対組成物Aに基づく実験洗浄組成物処方(ECC、以後「実験洗浄組成物」という。)の洗浄効率の比較例を示す。「空白」データは洗剤のない系統から得られた。各組成物は69リットルの水毎に12.5グラムの使用量で使用され、前記試験方法が使用された。X軸参照のためのキーは、表5に示される。
表5.図4−8での短縮形のためのキー
Figure 0005784495
図4に示すとおり、洗浄組成物(LH)は、ほとんど全ての試験でTIDE2Xより性能が優れていた。
図5を参照すると、12.5グラムの実験的洗浄組成物が使用され、60グラムのTIDE2Xが使用された比較例が示されている。標準洗濯機で平均的サイズ負荷の洗濯物を洗浄するための各組成物のための「標準使用量」が存在する。図5に示すとおり、洗浄組成物の洗浄効率は、TIDE2Xの洗浄効率と類似するが、たとえ、はるかにより少ない量の洗剤が洗濯機に加えられても、多くの場合でさらに優れている。
図6は、実験的洗浄組成物を使用する前処理とTIDE2Xを使用する前処理の結果の図表を示す。この実験では、夫々三滴の洗剤が夫々のしみに各々加えられ、織物に浸漬させておかれた。ついで、標準使用量を使用して、前記洗浄方法が、織物を洗浄するために使用された。この変形ASTMD4265試験は、典型的な家庭の前処理行動をまねている。図6に示すとおり、洗浄組成物の洗浄効率は、TIDE2Xの洗浄効率に類似するが、多くの場合優れている。
図7は、100F°で前記試験方法により使用されたときの、実験洗浄組成物に対する使用量と洗浄効率との間の相対的に非線形な関係を示す。比較例として、図8は、同一条件下で、TIDE2Xに対する使用量と洗浄効率との間の相対的に非線形な関係を示す。図7のx軸で示される顕著により小さい使用量範囲(0〜約15グラム)において、TIDE2Xの洗浄効率は、使用量と洗浄効率との間の相対的に非線形な関係を示すことに留意されたい。
図9−15は、種々の外部水温度にわたる、図6で説明された前処理スキームを使用する、木綿上および/または60/40木綿/ポリエステルブレンド上の種々のしみについて、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。示されるとおり、実験洗浄組成物は、TIDE2Xに匹敵する洗浄効率を備え、多くの場合より低い温度でより良好な洗浄効率を有する。
図9は、前処理による、木綿上の血液、ミルクおよびカーボンについて、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図10は、前処理による、木綿(説明文中Cで示される)と木綿-ポリエステル織物(説明文中CPで示される)上のオリーブ油中のカーボンブラックについて、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図11は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物上の微粉皮脂について、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図12は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物上の草について、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図13は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物上の粘土について、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図14は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物上のメーキャップについて、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図15は、前処理による、木綿と木綿-ポリエステル織物上のトマトについて、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図16−22は、種々に温度にわたって、69リットルの水毎の12.5グラムの実験洗浄組成物と69リットルの水毎の60グラムのTIDE2Xの各洗剤の標準使用量を使用する、木綿と木綿-ポリエステルブレンド上の種々のしみについて、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。示されるとおり、実験洗浄組成物は、TIDE2Xに匹敵する洗浄効率を備え、多くの場合より低い温度でより良好な洗浄効率を有する。
図16は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿上の血液、ミルクおよびカーボンについて、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図17は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物上のオリーブ油中のカーボンブラックについて、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図18は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物上の微体皮脂について、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図19は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物上の草について、実験洗浄組成物とTIDE2X対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図20は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物上の粘土にについて、実験洗浄組成物とTIDE2X対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図21は、12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物上のメーキャップにについて、実験洗浄組成物とTIDE2X対するのと同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
図22は12.5グラムの実験洗浄組成物と60グラムのTIDE2Xの「標準使用量」を夫々ロードごとに使用する、木綿と木綿-ポリエステル織物上のトマトについて、実験洗浄組成物とTIDE2Xに対する同一条件下での洗浄効率対温度の比較を示すグラフである。
さらに、別の比較例のとおり、表6は、別の代表的なブランドの洗浄組成物と比較した表1で示された洗浄組成物の相対的効率を示す。驚くべきことに、本発明の一つの具体例によるスーパー濃度処方は、代表的なブランドの44.3mlsに対して12mlsであり、代表的なブランドを打ち負かすことができたことが見出された。
表6のデータは、以下のパラメータに従って得られた。使用された標準は、ASTMD4265−98−家庭洗濯でのしみ除去評価のための標準ガイド(変形)およびASTME97―広帯域フィルター反射率計による乳濁色見本の、45度0度方向性反射率のための標準方法であった。
試験された製品は、グリーンワークスh−e天然洗濯用洗剤LC#09T0428と表1に示されるとおりの洗浄組成物であった。方法は以下のとおりであった。
人工的に汚された織物が試験織物会社から購入された。織物は、極性および非極性のしみの良好な横断面を評価するために選択された。汚れていない漂白木綿見本が、抗再析性能を監視するために、完全洗濯サイクルに含まれた。50/50で使用されたモーター/オリ−ブ油混合物が調製され、洗濯サイクルの全てを包含して、木綿と木綿―ポリエステル見本に適用された。
各々の汚れた織物のタイプに対する「L、a、bおよびy」値が、洗浄に先立ってUVフィルターを使用するフンター比色計45/0により測定された。
次いで、見本は、以下のとおり洗濯された。各しみに対する三つの見本が、各洗剤に対して使用された。洗濯機の型はトップローダー−Performa (model♯ PAVT920AWW)であった。洗濯機の設定は、定形設定で、12分、媒体は水、暖洗濯(33℃)で冷すすぎであった。Test Fabrics Inc.からの使用済み8バラスト(4木綿/4木綿―ポリエステル)シート。水硬度125ppm。
洗浄された織物見本の「L、a、bおよびy」値が、UVフィルターを有する比色計を使用して測定された。各しみに対する三つの見本の各々が、2度測定され、ついで、測定中に夫々他のものの上に積み重ねられた(「LabScanを使用する織物測定」報告で概要を述べられたフンターラボからの勧めに従うとおり)。第1の測定が行われ、ついで、見本は90度回転され第2の測定が行われた。6回の測定が平均され、記録された。ついで、以下の式によって、汚れた織物の色変化であるデルタEを計算するために、L、a、b値が使用された。
Figure 0005784495
このように、洗浄組成物と可能な包装の幾つかの具体例が説明されてきたが、それらは、驚くべきことに、使用量範囲にわたって一般的に平坦な洗浄効率プロファイルと洗浄組成物の片手ポンプ注入を可能とする低粘性等の予期しない、自明ではない結果を与えた。さらに、包装毎に多数の洗濯物負荷を与える手持ち式ポンプに組成物をパッケージできることは、このような製品の長期間感じられた未解決の市場ニーズを満足するものである。
種々の具体例が説明されてきたが、それらは例として提示されたのであり、限定するものではない。したがって、好ましい具体例の広さと範囲は上記具体例のいずれによっても限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲とその均等物に従って定義されるべきである。

Claims (56)

  1. アニオン性界面活性剤と併用した非イオン性界面活性剤を含む界面活性剤系;
    洗浄組成物の合計重量を基礎として、0〜40重量%の量で存在する水;
    ポリアルコールを含む溶媒系であって、前記溶媒系は、水中で前記界面活性剤系を安定化させるのに有効な量で存在する溶媒系、
    5%未満の量で存在する酵素;
    を含む洗浄組成物であって、
    洗浄組成物は連続相の形態であり、
    前記連続相が、逆転エマルジョンの形態であり、逆転ミセルを含み、
    洗浄組成物は、洗浄組成物が、洗浄組成物9〜22グラムの範囲の量で69リットルの外部水に添加された際に、ASTMD4265試験方法を使用して測定されたほぼ一定の洗浄効率を示すものとして特徴付けられる洗浄組成物。
  2. 前記洗浄組成物が、洗浄組成物の9〜18グラムの範囲の量で69リットルの外部水に添加された際に、試験方法を使用して測定されたほぼ一定の洗浄効率を示すものとして特徴付けられる、請求項1記載の洗浄組成物。
  3. 前記一定の洗浄効率が、洗浄組成物の9〜22グラムの範囲の10%未満で変化する%しみ除去に対応する、請求項1記載の洗浄組成物。
  4. アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比が、1〜4であり、水が洗浄組成物の合計重量を基礎として、1〜40重量%の量で存在する、請求項1記載の洗浄組成物。
  5. アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比が、1.25:1〜3.50:1である、請求項4記載の洗浄組成物。
  6. アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比が、1.40:1〜3.25:1である、請求項4記載の洗浄組成物。
  7. アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比が、1.50:1〜2.75:1である、請求項4記載の洗浄組成物。
  8. 洗浄組成物が、実質的に自由水を有さない、請求項4記載の洗浄組成物。
  9. 水が、2〜35重量%の量で存在する、請求項4記載の洗浄組成物。
  10. 水が、0重量%の量で存在する、請求項記載の洗浄組成物。
  11. 非イオン性界面活性剤がエトキシ化アルコールである、請求項1記載の洗浄組成物。
  12. 前記エトキシ化アルコールが、式R(OCOHを有し、Rが炭化水素基であり、nが2〜12である、請求項11記載の洗浄組成物。
  13. 前記、nが3〜9である、請求項12記載の洗浄組成物。
  14. が、6〜22個の炭素原子を有する脂肪族基である、請求項12記載の洗浄組成物。
  15. が、8〜20個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項12記載の洗浄組成物。
  16. 前記非イオン性界面活性剤が、洗浄組成物の合計重量を基礎として、1〜60重量%の量で存在する、請求項1記載の組成物。
  17. 前記アニオン性界面活性剤が、洗浄組成物の合計重量を基礎として、1〜50重量%の量で存在する、請求項16記載の組成物。
  18. 前記アニオン性界面活性剤が、洗浄組成物の合計重量を基礎として、1〜20重量%の量で存在する、請求項16記載の組成物。
  19. 前記アニオン性界面活性剤が、スルホン酸塩および/または硫酸塩であって、夫々、独立して、6〜22個の炭素原子を有する有機基を含む、請求項1記載の組成物。
  20. 前記有機基が、脂肪酸基またはその塩か、脂肪酸のエステル基、アルキル基、アルケニル基、アルキルエーテル基、アルケニルエーテル基およびそれらの混合物ら成る群より選ばれる、請求項19記載の洗浄組成物。
  21. 前記スルホン酸塩および/または硫酸塩が、独立して、アルカリ金属塩またはアンモニウム塩である、請求項19記載の洗浄組成物。
  22. 前記アニオン性界面活性剤が、洗浄組成物の合計重量を基礎として、5〜55重量%の量で存在する、請求項1記載の洗浄組成物。
  23. 前記アニオン性界面活性剤が、1〜35重量%の量で存在する、請求項1記載の洗浄組成物。
  24. 前記アニオン性界面活性剤が、1〜20重量%の量で存在する、請求項1記載の洗浄組成物。
  25. 前記溶媒系が、ポリアルコールのメチルエーテルを更に含む、請求項1記載の洗浄組成物。
  26. ポリアルコールのメチルエーテルに対するポリアルコールの重量比が、1.0〜8.7である、請求項25記載の洗浄組成物。
  27. ポリアルコールのメチルエーテルに対するポリアルコールの重量比が、1.4〜3.5である、請求項26記載の洗浄組成物。
  28. 前記溶媒系が、ポリアルコール、脂肪酸のメチルエステル、アルコール、水およびそれらの混合物から成る群より選ばれる成分を更に含む、請求項25記載の洗浄組成物。
  29. 前記溶媒系が、ポリアルコール、ポリアルコールのメチルエーテル、脂肪酸のメチルエステルおよびアルコールを含む、請求項25記載の洗浄組成物。
  30. 前記溶媒系剤が、洗浄組成物の合計重量を基礎として、1.5〜55重量%の量で存在する、請求項1記載の組成物。
  31. 前記溶媒系剤が、5〜30重量%の量で存在する、請求項1記載の組成物。
  32. 前記溶媒系剤が、9〜22重量%の量で存在する、請求項1記載の組成物。
  33. 前記酵素が、消化性酵素を含む、請求項1記載の洗浄組成物。
  34. 前記消化性酵素が、プロテアーゼ酵素、アミラーゼ酵素、セルラーゼ酵素、リパーゼ酵素、マンニナーゼ酵素およびそれらの組み合わせから成る群より選ばれる、請求項33記載の洗浄組成物。
  35. 前記消化性酵素が、洗浄組成物の合計重量を基礎として、12重量%未満の量で存在する、請求項33記載の洗浄組成物。
  36. 前記消化性酵素が、2〜10重量%の量で存在する、請求項33記載の洗浄組成物。
  37. 前記消化性酵素が、4〜8重量%の量で存在する、請求項33記載の洗浄組成物。
  38. 前記洗浄組成物の粘度が、23℃で200センチポワズ以下である、請求項1記載の洗浄組成物。
  39. 酵素安定剤、断片化剤、非リン酸塩系ビルダー、再析防止剤、増強溶剤、保存剤およびそれらの組み合わせから成る群より選ばれる成分を更に含む、請求項1記載の洗浄組成物。
  40. 少なくとも5倍の濃縮物である、請求項1記載の洗浄組成物。
  41. 洗浄組成物が水溶性カプセル中に封入される、請求項1記載の洗浄組成物。
  42. 洗浄組成物が定量容器に含まれる、請求項1記載の洗浄組成物。
  43. 請求項1記載の洗浄組成物を外部水に溶解し、希釈された水性洗浄組成物を形成すること;および
    希釈された水性洗浄組成物を洗濯物と接触させ洗濯物を洗浄することを含む洗濯物の洗浄方法。
  44. 洗浄組成物を手動ポンプディスペンサーにより8倍を超えない体積の外部水に添加し、手動ポンプディスペンサーはポンプ毎に4ml以下を計量分配する、請求項43記載の洗浄方法。
  45. 前記洗浄組成物の粘度が、23℃で200センチポワズ以下である、請求項44記載の洗浄方法。
  46. 洗浄組成物を手動ポンプディスペンサーにより6倍を超えない体積の外部水に添加し、手動ポンプディスペンサーはポンプ毎に3ml以下を計量分配する、請求項44記載の洗浄方法。
  47. 0.32グラム未満の洗浄組成物が外部水の体積中1リットルの外部水毎に溶解される、請求項44記載の洗浄方法。
  48. 前記洗浄組成物とは別の成分として、外部水の体積にアルカリ化剤を更に添加する、請求項43記載の洗浄方法。
  49. 請求項1記載の洗浄組成物を直接洗濯物に適用することを含む、洗濯物の前処理方法。
  50. 請求項1記載の洗浄組成物の第一の量を直接洗濯物に適用すること;
    請求項1記載の洗浄組成物の第二の量を外部水に溶解し、希釈された水性洗浄組成物を形成すること;および
    希釈された水性洗浄組成物を洗濯物に適用し、洗濯物を洗浄することを含む洗濯物の洗浄方法。
  51. 請求項1記載の洗浄組成物を外部水に溶解し、希釈された水性洗浄組成物を形成すること;および
    希釈された水性洗浄組成物を非繊維素材表面に適用し、表面を洗浄することを含む非繊維素材表面の洗浄方法。
  52. 請求項1記載の洗浄組成物を非繊維素材表面に適用すること;および
    非繊維素材表面を水洗して、非繊維素材表面を洗浄すること
    を含む非繊維素材表面の洗浄方法。
  53. 請求項1記載の洗浄組成物の第一の量を直接非繊維素材表面に適用すること;
    洗浄組成物の第二の量を外部水に溶解し、希釈された水性洗浄組成物を形成すること;および
    希釈された水性洗浄組成物を非繊維素材表面に適用し、表面を洗浄することを含む非繊維素材表面の洗浄方法。
  54. 洗浄組成物であって、
    非イオン性界面活性剤;アニオン性若しくは両性界面活性剤;アニオン性若しくは両性界面活性剤と併用した非イオン性界面活性剤;アニオン性若しくは分散性を有する両性ポリマーと併用した非イオン性界面活性剤;アニオン性界面活性と併用した両性イオン性界面活性剤;アニオン性若しくは分散性を有する両性ポリマーと併用したアニオン性若しくは両性イオン性界面活性剤;およびそれらの組み合わせから成る群より選ばれる界面活性剤系;
    湿潤剤を含む溶媒系;および
    随意に、洗浄組成物の合計重量を基礎として、0〜55重量%の量で存在する水;
    を含む洗浄組成物であって、洗浄組成物は連続相の形態であり、
    前記連続相が、逆転エマルジョンの形態であり、逆転ミセルを含み、
    但し、
    (a)界面活性剤系がアニオン性界面活性剤と併用した非イオン性界面活性剤を含むときは、アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比は、1:1〜4:1であり、水が洗浄組成物の合計重量を基礎として、1〜55重量%の量で存在する、および
    (b)洗浄組成物は、洗浄組成物が、洗浄組成物2グラムの範囲の量で69リットルの外部水に添加された際に、ASTMD4265試験方法を使用して測定されたほぼ一定の洗浄効率を示し、前記一定の洗浄効率が、洗浄組成物の9〜22グラムの範囲の10%未満で変化する%しみ除去に対応するものとして特徴付けられる洗浄組成物
  55. 界面活性剤系が両性界面活性剤を含み、アニオン性界面活性剤または分散特性を有するアニオン性ポリマーを含まないときは、洗浄組成物に対する外部pHは、7〜12である、請求項54記載の洗浄組成物。
  56. 界面活性剤系がアニオン性界面活性剤と併用して両性界面活性剤を含み、または分散特性を有するアニオン性ポリマーと併用して両性界面活性剤を含むときは、洗浄組成物に対する外部pHは、7〜12である、請求項54記載の洗浄組成物。
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