JP5783742B2 - 穿孔装置 - Google Patents
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Description
ハウジングと、回転軸を中心として回転可能な主軸部と、前記主軸部を回転駆動させる駆動部と、前記主軸部に設けられ、前記回転軸から径方向に離れた偏心軸を中心として回転可能な偏心回転部と、ある部位が前記ハウジングに固着されると共に他の部位が前記偏心回転部の前記偏心軸上に固着され、前記ある部位から前記他の部位へ向ってレーザー光を伝送する光ファイバーと、を有する偏心回転機構と、
前記主軸部と一体となって前記回転軸周りに回転し、被穿孔物を穿孔する穿孔工具であって、前記偏心軸に沿って設けられ、前記光ファイバーにより伝送された前記レーザー光が通る光路となる偏心孔を内部に1つのみ有する穿孔工具と、
前記レーザー光を照射するためのレーザー照射部と、
前記穿孔工具を前記回転軸周りに回転させることにより該回転軸を中心に前記偏心孔のレーザー照射口を回転させつつ、前記レーザー照射部に前記被穿孔物に対してレーザー光を照射させることにより、前記レーザー光が照らす照射スポットを前記回転軸周りに偏心回転させ、
前記照射スポットを偏心回転させることにより形成されるドーナツ形状に強度劣化した前記被穿孔物の部位を、前記駆動部に前記主軸部を回転させることにより前記穿孔工具で穿孔する制御を行なう制御部と、
を備えたことを特徴とする穿孔装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
即ち、ハウジングと、
回転軸を中心として回転可能な主軸部と、
前記主軸部を回転駆動させる駆動部と、
前記主軸部に設けられ、前記回転軸から径方向に離れた偏心軸を中心として回転可能な偏心回転部と、
ある部位が前記ハウジングに固着されると共に他の部位が前記偏心回転部の前記偏心軸上に固着され、前記ある部位から前記他の部位へ向ってレーザー光を伝送する光ファイバーと、
を備えたことを特徴とする偏心回転機構である。
このような偏心回転機構によれば、光ファイバーを用いて偏心軸に沿う光路へ変更しても、偏心回転部が回転するため、光ファイバーが破断するのを抑えることができる。
前記光ファイバーは、
前記ハウジングに固着された前記ある部位に第一直線部を形成し、前記偏心回転部に固着された前記他の部位に第二直線部を形成し、前記第一直線部と前記第二直線部との間に所定の曲率半径を有する曲線部を形成することとしてもよい。
このような偏心回転機構によれば、光ファイバーに直線部を形成することによって、光の直進性を維持することができる。また、光ファイバーに曲線部を形成することによって、簡素化した構造により光路を変更することができる。
前記主軸部と一体となって前記回転軸周りに回転し、被穿孔物を穿孔する穿孔工具であって、前記偏心軸に沿って設けられ、前記光ファイバーにより伝送された前記レーザー光が通る光路となる偏心孔を内部に有する穿孔工具と、
前記レーザー光を照射するためのレーザー照射部と、
前記レーザー照射部に前記被穿孔物に対してレーザー光を照射させ、前記レーザー光の照射により強度劣化した前記被穿孔物の部位を、前記駆動部に前記主軸部を回転させることにより前記穿孔工具で穿孔する制御を行なう制御部と、
を備えたことを特徴とする穿孔装置である。
このような穿孔装置によれば、被穿孔物を穿孔する際に生ずる騒音や振動を軽減しつつも、穿孔時においてもレーザー光の照射することができるため、作業効率を向上させることが可能となる。また、光ファイバーを用いて偏心軸に沿う光路へ変更しても、偏心回転部が回転するため、光ファイバーが破断するのを抑えることができる。
前記光ファイバーは、
前記ハウジングに固着された前記ある部位に第一直線部を形成し、前記偏心回転部に固着された前記他の部位に第二直線部を形成し、前記第一直線部と前記第二直線部との間に所定の曲率半径を有する曲線部を形成することとしてもよい。
このような穿孔装置によれば、光ファイバーに直線部を形成することによって、光の直進性を維持することができる。また、光ファイバーに曲線部を形成することによって、簡素化した構造により光路を変更することができる。
以下、本発明の実施形態に係る穿孔装置1について説明する。
穿孔装置1の構成例について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、穿孔装置1の構成例を示す概略図である。図2は、穿孔装置1の構成例を示すブロック図である。なお、図1において、右図は穿孔装置1の側面図であり、左図は穿孔装置1のうちのスピンドルユニット10のみを正面図にしたものであって、各図とも一部を断面図で示したものである。
本実施の形態に係る穿孔装置1に備えられたスピンドルユニット10の構成例について、図3乃至図5を用いて説明する。図3は、スピンドルユニット10の構成例を示す概略図である。図4は、ドリル11の構成例を説明する図である。なお、図4において、左上図はドリル11の正面図、右上図はドリル11の側面図(横断面図)を示し、左下図は右下図のB−B断面図、右下図は右上図のA−A断面図を示している。図5は、レーザー光を照射した被穿孔物2の部位について説明する図である。なお、図5において、上図はドリル11の断面を示しており、下図は被穿孔物2の上面(レーザー光が照射される表面)を示している。
ドリル11は、工具保持部16を介して主軸部19と一体となって回転しながら刃先を被穿孔物2に押し当てることにより、当該被穿孔物2に孔を形成する工具である。このドリル11は、図3に示すように、主軸部19の回転軸19CLと同心である回転軸11CLを中心として回転するものであって、この回転軸11CL(回転軸19CL)から径方向に偏心された仮想直線13a、14aに沿って設けられた2つの偏心孔(第一偏心孔13、第二偏心孔14)を内部に有している。
工具保持部16は、チャック16cによりドリル11を着脱可能に保持し、同心の回転軸11CL回りにドリル11と一体となって回転するものである。この工具保持部16は、図3に示すように、主軸部19の貫通孔20及び第一偏心孔13に連通する第一孔部17と、第二偏心孔14に連通する第二孔部18と、を内部に有し、エアー導入口である給気入口16aと、切粉及びエアー排出する排気出口16bと、を外周面に有している。
主軸部19は、ドリル11を保持する工具保持部16を保持し、モーター22を駆動源として回転軸19CL周りに工具保持部16と一体となって回転するものである。すなわち、主軸部19がモーター22の駆動により回転すると、ドリル11も主軸部19と一体となって同心の回転軸周りに回転する。
ハウジング25は、工具保持部16及び主軸部19を回転可能に支持し、スライドベース71に対し回転不能に固定されるものであり、ハウジング部材25Aと、ハウジング部材25Bと、ハウジング部材25Cと、を有している。
レーザー照射ユニット40は、被穿孔物2にレーザー光を照射するためのものである。このレーザー照射ユニット40は、不図示のレーザー光源と、伝送部の一例としての光ファイバー41と、光路を変更する光路変更部42と、光学レンズの一例としてのコリメーションレンズ43と、を有している。
光ファイバー41は、レーザー光源から発せられたレーザー光を伝送するものであり、中心のコアを樹脂等で被覆して構成される。
光路変更部42は、ある光路から入射した光線を他の光路へ向けて出射させるものであり、第一プリズム42aと第二プリズム42bを有している。
コリメーションレンズ43は、光ファイバー41からのレーザー光を平行光線に変換するためのものである。このように、被穿孔物2に照射するレーザー光を平行光線にすることで、レーザー光が照らす照射範囲を点から面へ広げることができるため、レーザー光により照らされる被穿孔物2の部位を効率良く強度劣化させることが可能となる。
給気ユニット50は、ドリル11内にエアーを供給して給気出口13bからエアーを流出させるためのものであり、給気部の一例としての空気供給部(不図示)を有している。空気供給部は、給気用ファン等により圧縮空気を送るためのものであり、給気ポートを介してハウジング25Bに接続されている。このため、空気供給部から供給された圧縮空気が、給気用環状溝部27→工具保持部16の横孔17b→工具保持部16の縦孔17a→ドリル11の第一偏心孔13、の順に通過することにより、給気路が形成されることになる。
排気ユニット60は、ドリル11の切削により発生した切粉をエアーと共に排気入口14bから吸引して排気するものであり、排気部の一例としての空気吸引部(不図示)を有している。空気吸引部は、排気用ファン等によりエアーを吸引するものであり、排気ポートを介してハウジング25Bに接続されている。このため、空気吸引部によって吸引された切粉及びエアーが、ドリル11の第二偏心孔14→工具保持部16の縦孔18a→工具保持部16の傾斜孔18b→排気用環状溝部28、の順に通過することにより、排気路が形成されることになる。
スライドユニット70は、スピンドルユニット10を上下方向に移動させるものであり、回転するドリル11を上下方向下側へ直進させることにより被穿孔部2にドリル穴を深く掘り下げていくことができる。このスライドユニット70は、図1に示すように、スライドベース71と、スライド機構72と、を有している。スライドベース71にはスピンドルユニット10が複数のボルトによって固定されているため、スライドベース71はこのスピンドルユニット10一体となって上下方向にスライドすることができる。スライド機構72は、スライドベース2に固定されたスピンドルユニット10を上下方向に案内するためのガイド(不図示)と、ガイドに沿ってスピンドルユニット10を上下方向に直進駆動させるためのモーター(不図示)と、を有している。
操作ユニット80は、操作者が操作入力を行うためのものであり、操作画面等の表示部及び操作ボタン等の操作部によって構成されている。操作部は、ドリル11の回転開始・停止させる操作入力や、ドリル11の回転速度、ドリル11による掘り下げ量(ドリル穴の深さ)、レーザー光の照射時間等を設定するための操作入力を受け付けるものである。この操作部から入力された操作情報は、コントローラー100に送信される。
センサー群90は、穿孔装置1内の状況を監視するものであり、例えば、スピンドルユニット10の回転量を検出しドリル11の回転速度の制御に利用されるエンコーダーや、ドリル11(スライドベース71)の上下方向における位置を検出しドリル11による掘り下げ量の制御に利用されるセンサーなどがある。
コントローラー60は、穿孔装置1の制御を行うための制御ユニットである。このコントローラー60は、CPUと、メモリーと、ユニット制御回路と、を有している。CPUは、穿孔装置1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリーは、CPUのプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPUは、メモリーに格納されているプログラムに従ったユニット制御回路により各ユニットを制御する。
次に、穿孔装置1の動作例について、説明する。
本実施形態にかかる穿孔装置1を用いた穿孔動作(穿孔方法)は、被穿孔物2にレーザー光を照射する工程と、レーザー光の照射により強度を低下させた脆弱層を被穿孔物2に形成する工程と、当該脆弱層をドリル11により切削する工程と、切削により発生した切粉を除去する工程と、を有している。そして、これらの工程を1サイクルとして繰り返すことによって、被穿孔物2に深いドリル穴を形成することができる。
上述したとおり、本実施形態に係る穿孔装置1に備えられたスピンドルユニット10は、回転軸19CLを中心として回転可能な主軸部19と、主軸部19を回転駆動させるモーター22と、主軸部19と一体となって回転軸19CL周りに回転し、被穿孔物2を穿孔するドリル11であって、回転軸19CLから径方向に偏心された仮想直線13aに沿って設けられ、被穿孔物2を照射するレーザー光が通る光路となる第一偏心孔13を内部に有するドリル11と、を備えている。そして、このことにより、被穿孔物2を穿孔する際に生ずる騒音や振動を軽減しつつも、穿孔時においてもレーザー光の照射することができるため、作業効率を向上させることが可能となる。また、回転軸19CLから径方向に偏心された第一偏心孔13を通じてレーザー光を照射しても、ドリル11が回転軸19CL周りに回転するため(第一偏心孔13が回転軸19CL周りに偏心回転するため)、より広い範囲に照射することができる。
次いで、本発明の第二実施形態に係る穿孔装置1について説明する。
第二実施形態に係る穿孔装置1は、上述した第一実施形態に係る穿孔装置1と同様に、スピンドルユニット10と、レーザー照射ユニット40と、給気ユニット50と、排気ユニット60と、スライドユニット70と、操作ユニット80と、センサー群90と、コントローラー100と、を有している。
しかしながら、第二実施形態に係る穿孔装置1においては、スピンドルユニット10及びレーザー照射ユニット40の構成が、第一実施形態に係る穿孔装置1のものと異なる。
従って、第一実施形態とは異なる構成のスピンドルユニット10及びレーザー照射ユニット40について、具体的に説明する。
本実施の形態に係る穿孔装置1に備えられたスピンドルユニット10の構成例について、図6を用いて説明する。図6は、スピンドルユニット10の他の構成例を示す概略図である。
主軸部19は、ドリル11を保持する工具保持部16を保持し、モーター22を駆動源として回転軸19CL周りに工具保持部16と一体となって回転するものである。すなわち、主軸部19がモーター22の駆動により回転すると、ドリル11も主軸部19と一体となって同心の回転軸周りに回転する。
ハウジング25は、工具保持部16及び主軸部19を回転可能に支持し、スライドベース71に対し回転不能に固定されるものであり、ハウジング部材25Aと、ハウジング部材25Bと、ハウジング部材25Cと、を有している。
レーザー照射ユニット40は、被穿孔物2にレーザー光を照射するためのものである。このレーザー照射ユニット40は、不図示のレーザー光源と、伝送部の一例としての光ファイバー41と、を有している。
光ファイバー41は、レーザー光源から発せられたレーザー光を伝送するものであり、中心のコアを樹脂等で被覆して構成される。この光ファイバー41は、図6に示すように、ハウジング部材25Cの固定部32に固定される部位に直線部41a(第一直線部)を有し、かつ、偏心回転部190に回転可能に支持される端部に直線部41c(第二直線部)を有している。そして、この光ファイバー41は、直線部41aと直線部41cとの間の部位に所定の曲率半径を有する曲線部41bを有している。
次に、第二実施形態に係る穿孔装置1の動作例について、説明する。
第二実施形態に係る穿孔装置1を用いた穿孔動作(穿孔方法)は、上述した第一実施形態に係る穿孔装置1と同様に、被穿孔物2にレーザー光を照射する工程と、レーザー光の照射により強度を低下させた脆弱層を被穿孔物2に形成する工程と、当該脆弱層をドリル11により切削する工程と、切削により発生した切粉を除去する工程と、を有している。そして、これらの工程を1サイクルとして繰り返すことによって、被穿孔物2に深いドリル穴を形成することができる。
なお、第二実施形態に係る穿孔装置1の動作例の具体的な説明については、上述した第一実施形態に係る穿孔装置1の動作例と同様であるので省略する。
上述したとおり、本実施形態に係る穿孔装置1に備えられた偏心回転機構は、ハウジング25と、回転軸19CLを中心として回転可能な主軸部19と、主軸部19を回転駆動させるモーター22と、主軸部19に設けられ、回転軸19CLから径方向に離れた偏心回転軸190CLを中心として回転可能な偏心回転部190と、ある部位がハウジング25に固着されると共に他の部位が偏心回転部190の偏心回転軸190CL上に固着され、該ある部位から該他の部位へ向ってレーザー光を伝送する光ファイバー41と、を備えている。そして、このことにより、光ファイバー41を用いて回転軸19CLから偏心回転軸190CLに沿う光路へ変更しても、偏心回転部190が自らも回転するため、光ファイバー41が曲げ応力等の作用を受けて破断するのを抑制することができる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
上記の実施形態においては、穿孔工具の一例としてのドリル11について、図4を用いて説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、図7に示す構成のドリル11を穿孔ユニット及び穿孔装置に適用することができる。
具体的には、上記の実施形態におけるドリル11は、第一偏心孔13と第二偏心孔14とを連通させる連通孔15を有していたが、この連通孔15を設けなくてもよい。
上記の実施形態においては、偏心回転機構を利用して、穿孔工具の一例としてのドリル11に設けられた第一偏心孔13にレーザー光を通す場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、金属を加工する場合において、この偏心回転機構を利用してレーザー光を偏心回転させながら板金等の被加工素材に照射することにより、円形の部品を形成するようにしてもよい。このようにすれば、被加工素材の厚みが大きい場合でも、被加工素材から円形の部品を抜き取ることができるため、タレットパンチプレス加工を行って円形の部品を形成する場合に比べて有効な手段となる。
11CL 回転軸、12 刃先部、13 第一偏心孔、
13a 仮想直線、13b 給気出口、14 第二偏心孔、
14a 仮想直線、14b 排気入口、15 連通孔、
16 工具保持部、16a 給気入口、16b 排気出口、
17 第一孔部、17a 縦孔、17b 横孔、
18 第二孔部、18a 縦孔、18b 傾斜孔、
19 主軸部、19CL 回転軸、20 貫通孔、
21 プーリー、22 モーター、23 プーリー、
24 ベルト、25 ハウジング、26 軸受け部材、
27 給気用環状溝部、28 排気用環状溝部、29 軸受け部材、
30 軸受け部材、31 切欠部、32 固定部、
33 レンズ保持部、40 レーザー照射ユニット、
41 光ファイバー、41a 直線部、41b 曲線部、
41c 直線部、42 光路変更部、42a 第一プリズム、
42b 第二プリズム、43 コリメーションレンズ、
50 給気ユニット、60 排気ユニット、
70 スライドユニット70、71 スライドベース、
72 スライド機構、80 操作ユニット、90 センサー群、
100 コントローラー、190 偏心回転部、
190CL 偏心回転軸、191 軸受け部材、192 軸受け部材
Claims (2)
- ハウジングと、回転軸を中心として回転可能な主軸部と、前記主軸部を回転駆動させる駆動部と、前記主軸部に設けられ、前記回転軸から径方向に離れた偏心軸を中心として回転可能な偏心回転部と、ある部位が前記ハウジングに固着されると共に他の部位が前記偏心回転部の前記偏心軸上に固着され、前記ある部位から前記他の部位へ向ってレーザー光を伝送する光ファイバーと、を有する偏心回転機構と、
前記主軸部と一体となって前記回転軸周りに回転し、被穿孔物を穿孔する穿孔工具であって、前記偏心軸に沿って設けられ、前記光ファイバーにより伝送された前記レーザー光が通る光路となる偏心孔を内部に1つのみ有する穿孔工具と、
前記レーザー光を照射するためのレーザー照射部と、
前記穿孔工具を前記回転軸周りに回転させることにより該回転軸を中心に前記偏心孔のレーザー照射口を回転させつつ、前記レーザー照射部に前記被穿孔物に対してレーザー光を照射させることにより、前記レーザー光が照らす照射スポットを前記回転軸周りに偏心回転させ、
前記照射スポットを偏心回転させることにより形成されるドーナツ形状に強度劣化した前記被穿孔物の部位を、前記駆動部に前記主軸部を回転させることにより前記穿孔工具で穿孔する制御を行なう制御部と、
を備えたことを特徴とする穿孔装置。 - 請求項1に記載の穿孔装置であって、
前記光ファイバーは、
前記ハウジングに固着された前記ある部位に第一直線部を形成し、前記偏心回転部に固着された前記他の部位に第二直線部を形成し、前記第一直線部と前記第二直線部との間に所定の曲率半径を有する曲線部を形成することを特徴とする穿孔装置。
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