JP5781962B2 - ウォッシャノズル - Google Patents

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    • B60S1/52Arrangement of nozzles; Liquid spreading means

Description

本発明は、車両のウインドシールドガラスに洗浄液を噴射するウォッシャノズルに関するものである。
従来、車両のウインドシールドガラス等の洗浄対象に洗浄液を噴射するウォッシャノズルには、例えば特許文献1及び特許文献2に記載されているように、洗浄液を噴射する噴射口まで同洗浄液を案内する送給路内で洗浄液等の液体が凍結することを防止するために、通電されると発熱する発熱体を備えたものがある。特許文献1及び特許文献2に記載されたウォッシャノズルでは、発熱体は、車両の洗浄対象に洗浄液を噴射する噴射口まで同洗浄液を送給する送給路を有するノズル本体に凹設された収容凹部内に配置されるとともに該収容凹部内に充填材が充填されることにより該収容凹部内にモールド(樹脂封止)されている。尚、発熱体には、該発熱体に給電するためのリード線が電気的に接続されるとともに、当該リード線は収容凹部の外部に引き出されている。
欧州特許第0123103号明細書 独国特許出願公開第2519902号明細書
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載されたウォッシャノズルでは、発熱体が収容された収容凹部に充填材を充填するときに、充填材によって発熱体が押されて同発熱体が所望の取付位置からずれてしまったり所望の取付姿勢からずれてしまったりするという虞がある。収容凹部内において発熱体が送給路から離間するように位置ずれすると、発熱体と送給路との間の熱伝導性が低下し、発熱体による噴射口付近での洗浄液の凍結防止効果が低下してしまうという問題が生じる。
また、収容凹部に充填材を充填するときに、収容凹部内の空気がうまく抜けずに発熱体と送給路との間に空気溜まりが形成されてしまう虞がある。発熱体と送給路との間に空気溜まりが形成されると、発熱体と送給路との間の熱伝導性が低下して発熱体の熱が送給路に効率良く伝達されなくなってしまう。すると、発熱体による噴射口付近での洗浄液の凍結防止効果が低下してしまうという問題が生じる。
これらのことから、気温が洗浄液の凝固点以下となるような寒冷地においては、ウォッシャノズルにより洗浄液を車両の洗浄対象に噴射することが困難となる虞があった。また、例えば雨水や洗車水等の液体が噴射口から送給路に浸入して滞留した場合には、雪の堆積等によって洗浄液の凝固点以上の温度であっても噴射口付近で当該液体が凍結することがある。そして、前述したように、発熱体の位置ずれや発熱体と送給路との間に形成された空気溜まりによって発熱体と送給路との間の熱伝導性が低下していると、噴射口付近での当該液体の凍結が解消されず、洗浄液を車両の洗浄対象に噴射することが困難となる虞があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、寒冷地であっても洗浄液を車両の洗浄対象に噴射することができるウォッシャノズルを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両の洗浄対象に洗浄液を噴射する噴射口まで前記洗浄液を送給する送給路及び凹状の収容凹部を有するノズル本体と、前記収容凹部内に配置され通電されると発熱する発熱体と、前記収容凹部に充填されて前記発熱体を前記収容凹部内に封止する充填材とを備え、前記発熱体の発熱により前記送給路を加熱するウォッシャノズルであって、前記収容凹部に挿入され、前記発熱体を前記収容凹部と前記送給路とを仕切る仕切り壁に対向させて前記収容凹部の内部で支持するサポート部材を備え、前記発熱体は、前記充填材により前記サポート部材と共に前記収容凹部内に封止されており、前記収容凹部に充填すべく前記収容凹部に注入される前記充填材の通路となる注入路と、前記注入路と異なる位置に形成され前記注入路からの前記充填材の注入に伴って前記収容凹部内から前記収容凹部外に放出される空気の通路となる空気抜き路とを備え、前記空気抜き路は、前記収容凹部の内周面及び前記サポート部材の少なくとも一方に形成され前記収容凹部の底面側から前記収容凹部の開口部の方へ連続的に延びる溝状をなす空気抜き溝から形成されるとともに、少なくとも前記収容凹部における前記充填材が充填される深さの範囲に形成されていることをその要旨としている。
請求項1に記載の発明、及び以下の請求項2,3に記載の発明の構成によれば、サポート部材は、収容凹部の内部で発熱体を仕切り壁に対向させて支持しているため、発熱体は、サポート部材によって収容凹部内での移動が抑制されている。従って、収容凹部に充填材を充填するときに、充填材によって発熱体が押されて同発熱体が所望の取付位置からずれてしまったり所望の取付姿勢からずれてしまったりすることが抑制される。その結果、発熱体と送給路との間の熱伝導性の低下を抑制することができ、寒冷地であっても洗浄液を車両の洗浄対象に噴射することができる。
請求項に記載の発明は、請求項2又は3に記載のウォッシャノズルにおいて、前記収容凹部に充填すべく前記収容凹部に注入される前記充填材の通路となる注入路と、前記注入路と異なる位置に形成され前記注入路からの前記充填材の注入に伴って前記収容凹部内から前記収容凹部外に放出される空気の通路となる空気抜き路とを備えたことをその要旨としている。
請求項1及び請求項4に記載の発明の構成によれば、注入路とは別に空気抜き路が形成されているため、注入路から充填材を収容凹部に注入するときに、収容凹部内に滞留していた空気を、空気抜き路を通じて積極的に収容凹部外に放出することができる。よって、収容凹部に充填された充填材に空気溜まりが形成されることを抑制することができる。そして、発熱体と仕切り壁との間、即ち発熱体と送給路との間に空気溜まりが形成されることを抑制できるため、発熱体と送給路との間の熱伝導性の低下をより抑制することができ、寒冷地であっても洗浄液を車両の洗浄対象に良好に噴射することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は4に記載のウォッシャノズルにおいて、前記注入路は、前記収容凹部に嵌合した前記サポート部材と前記収容凹部の内周面とによって形成された筒状の通路であることをその要旨としている。
同構成によれば、サポート部材のみ、若しくは収容凹部を有するノズル本体のみに注入路を形成するのではなく、ノズル本体の収容凹部の内周面と、該収容凹部に嵌合したサポート部材とによって注入路が形成されるようにしている。従って、サポート部材を収容凹部に嵌合することにより、容易に注入路を形成することができる。また、注入路が形成されるようにサポート部材を収容凹部に嵌合することになるため、注入路を形成することが組付け時の目印となり、ノズル本体に対するサポート部材の誤組付け(ノズル本体に対してサポート部材が誤った姿勢で組付けられること)を抑制することができる。
上記請求項1に記載の発明の構成によれば、溝状という簡単な形状の空気抜き溝によって容易に空気抜き路を形成することができるとともに、該空気抜き路によって収容凹部に充填材を充填するときに、収容凹部内に滞留していた空気を、空気抜き路を通じて積極的に収容凹部外に放出することができる。また、溝状の空気抜き溝から形成される空気抜き路は、少なくとも収容凹部における充填材が充填される深さの範囲に形成されているため、収容凹部に充填材を充填するときに空気抜き路にも充填材を充填することが可能となる。そして、空気抜き路にも充填材を充填した場合には、別途空気抜き路を閉塞する工程を行わなくとも収容凹部内の防水性を確保することができる。従って、ウォッシャノズルを製造するための工程数を減少させることができ、ひいては製造コストを低減できる。
請求項に記載の発明は、車両の洗浄対象に洗浄液を噴射する噴射口まで前記洗浄液を送給する送給路及び凹状の収容凹部を有するノズル本体と、前記収容凹部内に配置され通電されると発熱する発熱体と、前記収容凹部に充填されて前記発熱体を前記収容凹部内に封止する充填材とを備え、前記発熱体の発熱により前記送給路を加熱するウォッシャノズルであって、前記収容凹部に挿入され、前記発熱体を前記収容凹部と前記送給路とを仕切る仕切り壁に対向させて前記収容凹部の内部で支持するサポート部材を備え、前記発熱体は、前記充填材により前記サポート部材と共に前記収容凹部内に封止されており、前記発熱体には、前記発熱体に通電するための複数のリード線が接続されており、前記サポート部材は、複数の前記リード線同士を隔離する絶縁部と、各前記リード線をそれぞれ挟持する前記リード線と同数の挟持部とを備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、絶縁部によって複数のリード線同士を隔離するとともに、複数のリード線をそれぞれ挟持部にて挟持することで、リード線同士の電気的な絶縁を確保しつつ各リード線のサポート部材に対する位置決めを行うことができる。また、複数のリード線を挟持部にて挟持することにより、サポート部材は、複数のリード線を介して発熱体を支持できる。
請求項に記載の発明は、車両の洗浄対象に洗浄液を噴射する噴射口まで前記洗浄液を送給する送給路及び凹状の収容凹部を有するノズル本体と、前記収容凹部内に配置され通電されると発熱する発熱体と、前記収容凹部に充填されて前記発熱体を前記収容凹部内に封止する充填材とを備え、前記発熱体の発熱により前記送給路を加熱するウォッシャノズルであって、前記収容凹部に挿入され、前記発熱体を前記収容凹部と前記送給路とを仕切る仕切り壁に対向させて前記収容凹部の内部で支持するサポート部材を備え、前記発熱体は、前記充填材により前記サポート部材と共に前記収容凹部内に封止されており、前記仕切り壁は、前記収容凹部の底面を構成し、前記サポート部材は、前記発熱体を前記収容凹部の底面上に配置するように支持し、前記収容凹部の内部には、前記収容凹部に充填すべく前記収容凹部に注入された前記充填材が前記収容凹部の底面上で複数の方向に分岐して流れることを抑制し一方向に流れるように制御する制御面が形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、収容凹部に充填材を充填すべく同収容凹部に充填材を注入すると、充填材は、同収容凹部の底部から順に溜まっていくため、制御面によって収容凹部の底面において充填材の流れ方向を一方向に制御することにより、収容凹部の底面に流れ込んだ充填材が複数の方向に分岐して流れていくことを抑制している。そして、発熱体は、収容凹部の底面上に配置されているため、同底面と発熱体との間で充填材が複数の方向に分岐することなく一方向に流れることにより、発熱体と同底面との間に空気溜まりが形成されることをより抑制することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のウォッシャノズルにおいて、前記発熱体は、前記仕切り壁に接触した状態で前記充填材によって前記収容凹部の内部に固定されていることをその要旨としている。
同構成によれば、発熱体は仕切り壁に接触しているため、発熱体が発した熱を仕切り壁に直接伝達することができる。その結果、仕切り壁から送給路をより効果的に加熱することができる。また、発熱体が仕切り壁に接触することで、仕切り壁とサポート部材とが協働して発熱体の位置ずれを抑制できる。従って、発熱体の位置ずれを更に抑制することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のウォッシャノズルにおいて、送り込まれた前記洗浄液を自励発振させる発振室を前記送給路内に備え、前記発振室の作用により前記噴射口から拡散流を噴射することをその要旨としている。
同構成によれば、発振室を備えたウォッシャノズルにおいても、寒冷地において洗浄液を車両の洗浄対象に噴射することができる。
本発明によれば、寒冷地であっても洗浄液を車両の洗浄対象に噴射することができるウォッシャノズルを提供できる。
車両用ウォッシャ装置の概略構成図。 ノズルチップの斜視図。 ウォッシャノズルの正面図。 ウォッシャノズルの断面図。 ノズル本体の正面図。 サポート部材の斜視図。 サポート部材の斜視図。 (a)はリード線が接続された発熱体の側面図、(b)はサポート部材の側面図。 ウォッシャノズルの断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両用ウォッシャ装置1のウォッシャタンク3は、車両2のエンジンルーム内に設置されている。ウォッシャタンク3は、その内部に洗浄液Wを貯留するとともに、同ウォッシャタンク3の側壁には、筒状のインレット(図示略)が同ウォッシャタンク3内に挿入された状態でポンプ装置4が装着されている。ポンプ装置4には、車両2のフロントガラス2aに洗浄液Wを噴射するウォッシャノズル5がホース6を介して接続されている。そして、車室内に配置された操作スイッチ7の操作に基づいてポンプ装置4が作動され、ポンプ装置4のインレットから吸入された洗浄液Wがウォッシャノズル5からフロントガラス2aに向けて噴射されるようになっている。
図3及び図4に示すように、ウォッシャノズル5は、ノズル本体11と、該ノズル本体11に対して組み付けられたノズルチップ12、サポート部材13及び発熱体14とを備えている。
ノズル本体11は、合成樹脂材料から形成されるとともに、ノズル部21と、該ノズル部21に一体に形成された有底筒状の収容部31とを備えている。
ノズル部21は、長手方向の略中央部で屈曲された管状をなしている。ノズル部21は、同ノズル部21の長手方向の一端(図4において左側の端)に形成された導入口22から同ノズル部21の長手方向の他端(図4において右側の端)に形成された噴射口23まで同ノズル部21を貫通する送給路24を有する。
送給路24内にはノズルチップ12が嵌着されている。ノズルチップ12は、噴射口23から送給路24内に挿入されるとともに、送給路24内において噴射口23の近傍に配置されている。図2及び図4に示すように、ノズルチップ12は、略直方体状の板状をなしている。このノズルチップ12の複数の側面のうち1つの平面12a(ノズルチップ12の厚さ方向の一端面であって図2において上面)には、拡散流路溝12bが形成されている。拡散流路溝12bは、平面12aが送給路24の内周面に設けられた平面状の平面部24aにて覆われることで、所定の圧力で導入される洗浄液Wを左右(フロントガラス2aの左右)に振動させる発振室12cを有する形状をなしている。尚、本実施形態では、平面部24aは、送給路24の内周面において収容部31との間に送給路24内の空間が介在される部分に形成されている。従って、ノズルチップ12は、平面12aの裏面であって発振室12cが形成されていない側面が収容部31と隣り合うように送給路24内に配置されている。
図4に示すように、送給路24にノズルチップ12が組み付けられると、送給路24の前記平面部24aとノズルチップ12の平面12aとが液密に密着し、拡散流路溝12bと送給路24の内周面(平面部24a)とによって送給路24の途中(即ち導入口22と噴射口23との間)に拡散流路25が形成される。尚、拡散流路25は、送給路24におけるノズルチップ12が配置された部分以外の部分よりも細くなっている。そして、図1及び図4に示すように、このノズルチップ12が送給路24内に配置されたウォッシャノズル5においては、導入口22から送給路24に導入された洗浄液Wは、拡散流路25(発振室12c)において左右に振動され、フロントガラス2aに対して左右に広がる所定の広角度で噴射口23から噴射される。
図4に示すように、前記収容部31は、凹状の収容凹部32が形成されることにより有底筒状をなしている。そして、同収容部31は、その底部31aが送給路24に面するとともに、収容凹部32の開口部32aの開口方向が前記導入口22の開口方向と同じ方向となるようにノズル部21に一体に形成されている。収容凹部32の内部空間と送給路24の内部空間とは、収容部31の底部31aを挟んで隣り合っている。即ち、収容部31の底部31aは、ノズル部21を兼ねるとともに、収容凹部32と送給路24とを仕切っている。そして、収容部31の底部31aは、その収容凹部32側の面(即ち送給路24と反対側の面)が収容凹部32の底面32bとなっており、収容凹部32の底面32bを構成している。収容凹部32の底面32bは、送給路24においてノズルチップ12が配置された部分(即ち発振室12cが位置する部分)に沿うように形成されており、前記平面部24aと平行をなしている。更に、図5に示すように、収容凹部32は、開口部32a側から見た形状が長手方向を有する形状をなしている。ノズル本体11を収容凹部32の開口部32a側から見ると、収容凹部32は、導入口22に接近・離間する方向が長手方向となるように形成されている。また、本実施形態では、図4及び図5に示すように、収容凹部32の開口部32aの長手方向の幅W5及び短手方向の幅W1は、収容凹部32の深さよりも狭く形成されている。そして、収容凹部32を開口部32a側から見ると、収容凹部32の筒状の内周面32cにおける同収容凹部32の短手方向の両端部となる部分は、互いに平行をなす一対の平行面32dとなっている。
収容凹部32の内周面32cには、収容凹部32の開口部32aから底面32bまで連続的に延びる溝状をなす収容部側注入溝33が形成されている。収容部側注入溝33は、収容部31を収容凹部32の開口部32a側から見ると、収容凹部32の内周面32cにおいて同収容凹部32の長手方向の一端側(導入口22に近い側の端)に形成されている。この収容部側注入溝33は、収容凹部32の開口部32aから底面32bまで直線的に延びるとともに、その断面形状(収容部側注入溝33の延びる方向と直交する断面の形状)が半円形状をなしている。更に、収容部側注入溝33は、長手方向に沿ってその断面形状が一定に形成されている。
また、収容凹部32の内周面32cには、収容部側注入溝33と異なる位置に、収容凹部32の底面32bから同収容凹部32の開口部32aまで連続的に延びる溝状をなす収容部側空気抜き溝34が形成されている。本実施形態の収容部側空気抜き溝34は、収容部側注入溝33の向かい側で同収容部側注入溝33と対向する位置に形成されている。即ち、収容部側空気抜き溝34は、収容部31を収容凹部32の開口部32a側から見ると、収容凹部32の内周面32cにおいて同収容凹部32の長手方向の他端側(導入口22に遠い側の端)に形成され、収容凹部32の長手方向に収容部側注入溝33と対向している。この収容部側空気抜き溝34は、収容凹部32の底面32bから開口部32aまで略直線的に延びるとともに、その断面形状(収容部側空気抜き溝34の延びる方向と直交する断面の形状)が矩形状をなしている。また、収容部側空気抜き溝34は、長手方向に沿ってその断面形状が略一定に形成されている。
収容凹部32の底面32bには、収容部側注入溝33の幅方向の両側となる部分に第1制御凸部35と第2制御凸部36とが形成されている。図5において収容部側注入溝33の左側に形成された第1制御凸部35は、収容凹部32の開口部32a側から見た形状が略三角形状をなしている。図4に示すように、この第1制御凸部35における収容凹部32の底面32bからの高さは、後述する発熱体14の厚さTの約半分程度の高さとなっている。また、図5に示すように、第1制御凸部35における第2制御凸部36と対向する側面は、収容部側注入溝33における収容凹部32の底面32b側の開口部から収容凹部32の内周面32cまで直線的に延びる第1制御面35aとなっている。
図5において収容部側注入溝33の右側に形成された第2制御凸部36は、収容凹部32の開口部32a側から見た形状が収容凹部32の底面32bの中央部側に突出する略三角形状をなしている。この第2制御凸部36における収容凹部32の底面32bからの高さは、第1制御凸部35における収容凹部32の底面32bからの高さと等しく形成されている。また、第2制御凸部36における同第2制御凸部36の頂部36aよりも収容部側注入溝33側の側面は、前記第1制御凸部35の第1制御面35aと対向する第2制御面36bとなっている。第2制御面36bは、収容部側注入溝33における収容凹部32の底面32b側の開口部から頂部36aまで略直線的に延びるとともに、第1制御面35aと平行をなすように形成されている。そして、第1制御面35aと第2制御面36bとの間の距離は、収容部側注入溝33の幅と略等しく形成されている。また、第2制御面36bの側面において頂部36aよりも収容部側注入溝33から遠い部分は、円弧状に湾曲した第3制御面36cとなっている。第3制御面36cは、頂部36aから収容凹部32の内周面32cまで収容凹部32の底面32bと略直角をなすように延びている。
また、収容凹部32の内周面32cにおける底面32b側の端部には、第1制御面35aから第3制御面36cまで収容部側空気抜き溝34を越えて延びる第4制御面37が形成されている。図4及び図5に示すように、第4制御面37は、収容凹部32の内周面32cにおける底面32b側の端に後述の発熱体14の厚さTと略等しい幅で形成されている。この第4制御面37は、第1制御面35aから前記平行面32dと略等しい長さだけ収容凹部32の長手方向に延びた後に、第3制御面36cまで円弧状に湾曲している。また、第4制御面37における円弧状に湾曲した部分は、収容部側空気抜き溝34の幅方向の両側で第3制御面36cと同様の曲率で湾曲している。尚、本実施形態では、第1制御面35a、第2制御面36b、第3制御面36c及び第4制御面37によって制御面が構成されている。
図4及び図6に示すように、前記サポート部材13は収容凹部32に挿入されるものである。このサポート部材13は、絶縁性の合成樹脂材料から形成されるとともに、平板状の絶縁部41を有する。絶縁部41は略四角形の板状をなしている。そして、図3及び図5に示すように絶縁部41の厚さは、収容凹部32の短手方向の幅W1よりも薄く形成されている。また、図4に示すように、絶縁部41の長さ(収容凹部32に収容されたときに同収容凹部32の深さ方向に沿う方向の長さ)は、収容凹部32の深さよりも短く形成されている。
図3乃至図6に示すように、絶縁部41における収容部側注入溝33側の端部には、当該端部の全体に亘って延びる注入溝形成部42が同絶縁部41に一体に形成されている。注入溝形成部42の長さは、絶縁部41の長さと略等しく、収容凹部32の深さよりも短く形成されている。更に、注入溝形成部42における絶縁部41の厚さ方向の幅W2が同絶縁部41よりも広く形成され、詳しくは、収容凹部32の短手方向の幅W1と略等しく形成されている。また、注入溝形成部42における収容凹部32の底面32b側となる端面には、底面32bと同様に傾斜した当接面43が形成されている。収容凹部32に挿入されたサポート部材13は、この当接面43が前記第1制御凸部35及び前記第2制御凸部36に当接することにより、収容凹部32の深さ方向の位置決めがなされる。また、注入溝形成部42は、収容凹部32の深さよりも短く形成されているため、当接面43が第1制御凸部35及び第2制御凸部36に当接するまでサポート部材13を収容凹部32に挿入すると、注入溝形成部42における収容凹部32の開口部32a側の端部は、収容凹部32の開口部32aよりも底部31a側に配置される。従って、サポート部材13が収容凹部32に収容された状態において、収容部側注入溝33における収容凹部32の開口部32a側の端部は、注入溝形成部42よりも収容凹部32の開口部32a側で露出する。
また、注入溝形成部42には、絶縁部41と反対側に即ち収容部側注入溝33側に開口するサポート側注入溝44が形成されている。サポート側注入溝44は、注入溝形成部42を収容凹部32の深さ方向に貫通して直線的に延びている。また、サポート側注入溝44は、その断面形状(サポート側注入溝44の延びる方向と直交する断面の形状)が収容部側注入溝33と同様の半円形状をなすとともに、長手方向に沿ってその断面形状が一定に形成されている。サポート部材13が収容凹部32に挿入されて嵌合されると、サポート側注入溝44及び収容部側注入溝33の互いの開口部が合わさり、サポート側注入溝44及び収容部側注入溝33によって円筒状の注入路51が形成される。
絶縁部41及び注入溝形成部42における収容凹部32の開口部32a側の端部には、一対の挟持部45が絶縁部41及び注入溝形成部42と一体に形成されている。2つの挟持部45は、絶縁部41の厚さ方向の両側で注入溝形成部42からサポート側注入溝44の開口方向と反対方向に突出している。そして、各挟持部45には、注入溝形成部42と反対側に開口する挟持溝46がそれぞれ形成されている。挟持溝46は、挟持部45の先端(即ち挟持部45における注入溝形成部42と反対側の端)から基端(即ち挟持部45における注入溝形成部42側の端)に向かって凹設されており、略U字状をなしている。更に、挟持溝46は、挟持部45を収容凹部32の深さ方向(サポート側注入溝44の延びる方向に同じ)に貫通している。そして、図5及び図7に示すように、サポート部材13における一対の挟持部45が形成された部分の幅W3は、収容凹部32の短手方向の幅W1と等しく形成されている。
図3乃至図6に示すように、絶縁部41における収容部側空気抜き溝34側の端部(即ち注入溝形成部42と反対側の端部)には、当該端部の全体に亘って延びる空気抜き溝形成部47が同絶縁部41に一体に形成されている。空気抜き溝形成部47における絶縁部41の厚さ方向の幅は、同絶縁部41の厚さよりも広く且つ収容凹部32の短手方向の幅W1よりも狭く形成されている。また、絶縁部41及び空気抜き溝形成部47における収容凹部32の底面32b側の端部48は、注入溝形成部42よりも収容凹部32の底面32b側に突出している。この端部48は、当接面43が前記第1制御凸部35及び前記第2制御凸部36に当接するまでサポート部材13を収容凹部32に挿入したときに、収容凹部32の底面32bと平行をなすように傾斜している。尚、この端部48と収容凹部32の底面32bとの間の距離Dは、発熱体14の厚さTよりも僅かに広い。
また、空気抜き溝形成部47には、絶縁部41と反対側に即ち収容部側空気抜き溝34側に開口するサポート側空気抜き溝49が形成されている。サポート側空気抜き溝49は、空気抜き溝形成部47を収容凹部32の深さ方向に貫通して直線的に延びている。また、サポート側空気抜き溝49は、その断面形状(サポート側注入溝44の延びる方向と直交する断面の形状)が収容部側空気抜き溝34と同様の矩形状をなすとともに、長手方向に沿ってその断面形状が一定に形成されている。サポート部材13が収容凹部32に挿入されて嵌合されると、サポート側空気抜き溝49及び収容部側空気抜き溝34の互いの開口部が合わさり、サポート側空気抜き溝49及び収容部側空気抜き溝34によって四角筒状の空気抜き路52が形成される。
図3、図5及び図7に示すように、サポート部材13における収容凹部32の長手方向に沿った方向の幅W4は、収容凹部32の長手方向の幅W5と略等しく形成されている。更に、サポート部材13の外形形状(最も外側の部分の形状であって、注入溝形成部42におけるサポート側注入溝44の開口部付近の外周面、挟持部45における絶縁部41と反対側の側面、及び空気抜き溝形成部47におけるサポート側空気抜き溝49の開口部付近の外周面)は、サポート部材13を収容凹部32に嵌合できるように収容凹部32の内周面32cに対応した形状に形成されている。
図8(a)に示すように、発熱体14は通電されると発熱する部品である。この発熱体14には、例えばPTC(Positive Temperature Coefficient )ヒータが用いられる。発熱体14は、略円盤状をなすとともに、該発熱体14に通電するための一対の接続端子14aを備えている。各接続端子14aには、それぞれリード線54が電気的に接続されている。図8(a)及び図7に示すように、リード線54の直径dは、前記挟持溝46の幅W6よりも若干大きくなっている。また、発熱体14は、接続端子14aが屈曲されてリード線54に対して傾斜した状態とされている。
図3、図7、図8(a)及び図8(b)に示すように、発熱体14に接続された2本のリード線54は、互いの間に絶縁部41が介在されるように絶縁部41の厚さ方向の両側にそれぞれ配置され、更に、挟持部45の先端側から挟持溝46内に圧入されて挟持部45によって挟持される。リード線54を挟持溝46に圧入するときには、接続端子14aが屈曲された発熱体14がサポート部材13の端部48に沿った位置に配置されるように、リード線54における挟持溝46に圧入する位置を調整する。そして、2本のリード線54は、互いの間に介在された絶縁部41によって隔離されて絶縁されている。また、このように2本のリード線54が2つの挟持溝46にそれぞれ圧入されることにより、発熱体14は、リード線54を介してサポート部材13に対して位置決めされる。そして、サポート部材13はリード線54を介して発熱体14を支持する。尚、発熱体14は、サポート部材13の端部48に沿って配置されるが、本実施形態では、発熱体14とサポート部材13の端部48とは非接触となっている。
リード線54が挟持溝46に圧入されたサポート部材13においては、同サポート部材13における一対の挟持部45が形成された部分の幅は、リード線54によって挟持溝46の幅が若干拡げられるため、リード線54を挟持溝46に圧入する前のサポート部材13における一対の挟持部45が形成された部分の幅W3よりも若干広くなる。即ち、図3及び図5に示すように、リード線54が挟持溝46に圧入されたサポート部材13においては、同サポート部材13における一対の挟持部45が形成された部分の幅は、収容凹部32の短手方向の幅W1よりも若干広くなる。従って、リード線54を介して発熱体14を支持したサポート部材13を収容凹部32に挿入して嵌合するときには、サポート部材13において収容凹部32の開口部32a側に配置される挟持部45側の端部、即ちサポート部材13において挟持部45が形成された部分を収容凹部32に圧入することになる。また、収容凹部32に挿入されて嵌合されたサポート部材13は、ノズル本体11に対して収容凹部32の短手方向及び長手方向に移動不能となる。
図4に示すように、発熱体14を支持したサポート部材13が、当接面43が第1制御凸部35及び第2制御凸部36に当接するまで収容凹部32に挿入されると、発熱体14が収容凹部32の底面32bに接触した状態(即ち収容部31の底部31aに接触した状態)で同収容凹部32の底部に配置される。そして、発熱体14は、収容部31の底部31aを挟んでノズルチップ12と隣り合う位置に配置されている。また、図4及び図5に示すように、発熱体14は、収容凹部32の底部において、第3制御面36c及び第4制御面37の内側に配置されている。
図9に示すように、サポート部材13及び発熱体14は、収容凹部32に充填された充填材56によって収容凹部32内に封止されている。充填材56には、熱硬化性樹脂材料からなるポッティング材が用いられている。また、充填材56は、発熱体14の位置ずれを防止するために、固化した状態において柔軟性を有さない(若しくは柔軟性が小さい)熱硬化性樹脂材料であることが望ましい。
充填材56は、溶融した状態で収容凹部32に充填された後に固化されるものである。収容凹部32内において、サポート部材13は、その全体が同充填材56に埋まっている。そして、充填材56は、収容凹部32の底部で発熱体14の周囲に充填されるだけでなく、注入路51内、空気抜き路52内、絶縁部41と収容凹部32の内周面との間にも充填されている。
溶融した充填材56を収容凹部32に充填する際には、まず、図示しないノズルを該ノズルの先端が収容凹部32の底部に至るまで注入路51に挿入する。尚、ノズルは、注入路51の直径よりも僅かに小さい直径を有しており、注入路51に対して隙間嵌めとなるものが使用される。そして、ノズルの先端から注入路51を通じて溶融した充填材56を収容凹部32の底面32b上に注入する。その後、サポート部材13が充填材56の内部に埋まったところでノズルを注入路51から外す。そして、充填材56が固化すると、サポート部材13及び発熱体14が収容凹部32内に封止される。
次に、本実施形態のウォッシャノズル5の作用を説明する。
リード線54を介して発熱体14に通電されると同発熱体14が発熱する。発熱体14が発した熱は、収容部31の底部31aを介して送給路24に伝達される。従って、送給路24内で噴射口23付近が凍結すること(即ち、送給路24内における噴射口23の近辺で洗浄液、雨水、洗車水等が凍結すること)が抑制される。また、本実施形態では、図4及び図5に示すように、収容凹部32の開口部32aの長手方向の幅W5及び短手方向の幅W1は、収容凹部32の深さよりも狭く形成されている。そのため、収容凹部32に充填された充填材56は、収容凹部32の底面32b及び内周面32cに囲まれて同底面32b及び内周面32cに密着する部分の面積に比べて、収容凹部32の開口部32aから収容凹部32の外部(即ちウォッシャノズル5の外部)に露出する部分の面積が小さくなっている。従って、発熱体14が発した熱は、充填材56を介してウォッシャノズル5の外部に放熱され難い。即ち、発熱体14が発した熱は、充填材56を含む収容凹部32内で保温されやすくなっている。そのため、発熱体14への通電頻度が少なくなり、ひいては省エネルギー化を図ることができる。
また、図3及び図4に示すように、ウォッシャノズル5を製造するべく、ノズル本体11の収容凹部32に、発熱体14を支持したサポート部材13を挿入するとき、サポート部材13がリード線54を介して発熱体14を支持することにより、サポート部材13に対する発熱体14の位置決めがなされている。従って、サポート部材13をノズル本体11に対して組み付けることで、サポート部材13を介して発熱体14を収容部31の底部31aに対向させて配置することができる。また、収容部側注入溝33の開口部とサポート側注入溝44の開口部とが合わさるように、且つ収容部側空気抜き溝34の開口部とサポート側空気抜き溝49の開口部とが合わさるように、サポート部材13を収容凹部32に嵌合すると、注入路51及び空気抜き路52が形成される。また、サポート部材13の外形形状は、サポート部材13を収容凹部32に嵌合できるように収容凹部32の内周面32cに対応した形状に形成されているため、サポート部材13は、収容凹部32に対して間違った方向で挿入されることが抑制されている。更に、収容凹部32の内周面32cにサポート部材13の外周面を摺接させながらサポート部材13を収容凹部32に挿入していくことで、サポート部材13における収容凹部32に先に挿入された部分が、同サポート部材13における後に挿入する部分を挿入するときのガイドとなる。そして、サポート部材13における挟持部45が形成された部分を収容凹部32に圧入することにより、リード線54が挟持部45によってより強く挟み込まれる。
また、収容部側注入溝33における収容凹部32の開口部32a側の端部は、注入溝形成部42よりも収容凹部32の開口部32a側で露出しており、サポート側注入溝44と対向していない。そのため、溶融した充填材56を収容凹部32に充填するべくノズルを注入路51に挿入する際、収容部側注入溝33における収容凹部32の開口部32a側の端部の内周面にノズルの先端部における外周面を容易に当接させることができる。そして、収容部側注入溝33における収容凹部32の開口部32a側の端部の内周面を、ノズルを注入路51に挿入するときのガイドとすることができる。
図4及び図5に示すように、注入路51を通じてノズルからから底面32b上に注入された溶融した充填材56は、矢印αにて示すように、第1制御面35a及び第2制御面36bによって案内されて第4制御面37における第1制御面35aと隣り合う部分の方へ流れていく。そして、同充填材56は、第4制御面37における第1制御面35aと隣り合う部分に接触した後、同第4制御面37に案内されて第3制御面36cの方へ流れていく。更に、同充填材56は、第3制御面36cに案内されて頂部36aの方へ流れていく。即ち、収容凹部32の底面32b上に注入された充填材56は、第1制御面35a、第2制御面36b、第3制御面36c及び第4制御面37によって一方向に流れるように制御(案内)されており、底面32b上で複数の方向に分岐して流れることが抑制されている。より詳しくは、第1制御面35a、第2制御面36b、第3制御面36c及び第4制御面37は、収容凹部32の底面32b上に注入された充填材56が収容凹部32の底面32bの外周縁に沿って一方向に流れるように制御(案内)している。また、充填材56が第4制御面37に沿って流れるとき、途中に空気抜き路52が存在するため、収容凹部32の底部に存在していた空気は充填材56に押されて空気抜き路52を通って収容凹部32の外部に容易に放出される。
また、収容凹部32に溶融した充填材56を注入するとき、サポート部材13が発熱体14を収容部31の底部31aに対向させて支持しているため、発熱体14が充填材56によって押されて位置ずれすることが抑制されている。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)サポート部材13は、収容凹部32の内部で発熱体14を収容部31の底部31aに対向させて支持しているため、発熱体14は、サポート部材13によって収容凹部32内での移動が抑制されている。従って、収容凹部32に充填材56を充填するときに、充填材56によって発熱体14が押されて同発熱体14が所望の取付位置からずれてしまったり所望の取付姿勢からずれてしまったりすることが抑制される。その結果、発熱体14と送給路24との間の熱伝導性の低下を抑制することができ、寒冷地であっても洗浄液Wを車両2のフロントガラス2aに噴射することができる。
(2)ウォッシャノズル5には、注入路51とは別に空気抜き路52が形成されているため、注入路51から充填材56を収容凹部32に注入するときに、収容凹部32内に滞留していた空気を、空気抜き路52を通じて積極的に収容凹部32外に放出することができる。よって、収容凹部32に充填された充填材56に空気溜まりが形成されることを抑制することができる。そして、発熱体14と収容部31の底部31aとの間、即ち発熱体14と送給路24との間に空気溜まりが形成されることを抑制できるため、発熱体14と送給路24との間の熱伝導性の低下をより抑制することができ、寒冷地であっても洗浄液Wを車両2のフロントガラス2aに良好に噴射することができる。
(3)サポート部材13のみ、若しくは収容凹部32を有するノズル本体11のみに注入路51を形成するのではなく、ノズル本体11の収容凹部32の内周面32cと、該収容凹部32に嵌合したサポート部材13とによって注入路51が形成されるようにしている。従って、サポート部材13を収容凹部32に嵌合することにより、容易に注入路51を形成することができる。また、注入路51が形成されるようにサポート部材13を収容凹部32に嵌合することになるため、注入路51を形成することが組み付け時の目印となり、ノズル本体11に対するサポート部材13の誤組付け(ノズル本体11に対してサポート部材13が誤った姿勢で組付けられること)を抑制することができる。
(4)空気抜き路52は、収容凹部32の内周面32cに形成された溝状の収容部側空気抜き溝34と、サポート部材13に形成された溝状のサポート側空気抜き溝49とから形成されるとともに、収容凹部32の底面32bから開口部32aまで連続的に形成されている。従って、溝状という簡単な形状の収容部側空気抜き溝34及びサポート側空気抜き溝49によって容易に空気抜き路52を形成することができるとともに、該空気抜き路52によって収容凹部32に充填材56を充填するときに、収容凹部32内に滞留していた空気を、空気抜き路52を通じて積極的に収容凹部32外に放出することができる。また、溝状の収容部側空気抜き溝34及びサポート側空気抜き溝49から形成される空気抜き路52は、収容凹部32における充填材56が充填される深さの範囲を含む範囲に形成されているため、収容凹部32に充填材56を充填するときに空気抜き路52にも充填材56を充填することができる。よって、別途空気抜き路52を閉塞する工程を行わなくとも収容凹部32内の防水性を確保することができる。従って、ウォッシャノズル5を製造するための工程数を減少させることができ、ひいては製造コストを低減できる。
(5)絶縁部41によって2本のリード線54同士を隔離するとともに、2本のリード線54をそれぞれ挟持部45にて挟持することで、リード線54同士の電気的な絶縁を確保しつつ各リード線54のサポート部材13に対する位置決めを行うことができる。また、2本のリード線54を挟持部45にて挟持することにより、サポート部材13は、2本のリード線54を介して発熱体14を支持できる。
(6)収容凹部32に充填材56を充填すべく同収容凹部32に充填材56を注入すると、充填材56は、同収容凹部32の底部から順に溜まっていく。これを踏まえて、第1制御面35a、第2制御面36b、第3制御面36c及び第4制御面37によって収容凹部32の底面32bにおいて充填材56の流れ方向を一方向に制御(案内)することにより、底面32bに流れ込んだ充填材56が複数の方向に分岐して流れていくことを抑制している。そして、発熱体14は、収容凹部32の底面32b上に配置されているため、同底面32bと発熱体14との間で充填材56が複数の方向に分岐することなく一方向に流れることにより、発熱体14と同底面32bとの間に空気溜まりが形成されることをより抑制することができる。
(7)発熱体14は収容部31の底部31aに接触しているため、発熱体14が発した熱を底部31aに直接伝達することができる。その結果、底部31aから送給路24をより効果的に加熱することができる。また、発熱体14が底部31aに接触することで、底部31aとサポート部材13とが協働して発熱体14の位置ずれを抑制できる。従って、発熱体14の位置ずれを更に抑制することができる。
(8)発振室12cを備えたウォッシャノズル5においても、寒冷地において洗浄液を車両2のフロントガラス2aに噴射することができる。
(9)発熱体14は、収容部31の底部31aを挟んで発振室12cと隣り合う位置に配置されている。そのため、発熱体14が発する熱を、送給路24において洗浄液Wの流路が細くなる発振室12cに伝達しやすい。従って、発振室12cに滞留する液体(噴射口23から送給路24内に浸入した雨水や洗車水等)が凍結することを効果的に抑制できる。
(10)サポート部材13における挟持部45が形成された部分を収容凹部32に圧入するため、サポート部材13は、ノズル本体11に対して位置ずれし難くなっている。更に、サポート部材13における挟持部45が形成された部分が収容凹部32に圧入されることにより、リード線54が挟持部45によってより強く挟み込まれるため、サポート部材13に対するリード線54及び発熱体14の位置ずれがより抑制されている。従って、サポート部材13にて支持されたリード線54及び発熱体14がノズル本体11に対して位置ずれし難く、ひいては、発熱体14がノズル本体11に対して位置ずれし難くなっている。その結果、充填材56の注入時及び固化時に、発熱体14が収容部31の底部31aに対して位置ずれすることが一層抑制される。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、発熱体14は、収容部31の底部31aを挟んで発振室12cと隣り合う位置に配置されている。しかしながら、発熱体14は、収容凹部32と送給路24とを仕切る収容部31の底部31aに対向するように配置されるのであれば、必ずしも底部31aを挟んで発振室12cと隣り合う位置に配置されなくてもよい。
・上記実施形態では、ノズルチップ12は、平面12aの裏面が収容部31と隣り合うように送給路24に組み付けられている。しかしながら、ノズルチップ12は、発振室12cが設けられた平面12aが収容部31の底部31aに液密に密着するように送給路24に組み付けられてもよい。このようにすると、洗浄液Wが通過する発振室12cが発熱体14により近くなるため、発熱体14が発する熱を発振室12c内の洗浄液Wにより伝達しやすくなる。従って、発振室12cに滞留する液体(噴射口23から送給路24内に浸入した雨水や洗車水等)が凍結することをより効果的に抑制することができる。尚、ウォッシャノズル5は、必ずしもノズルチップ12を備えなくてもよい。
・上記実施形態では、発熱体14は、収容部31の底部31a(収容凹部32の底面32b)に接触した状態で収容凹部32の底部に配置されている。しかしながら、発熱体14は、必ずしも収容部31の底部31aに接触しなくてもよい。
・上記実施形態では、収容凹部32の内部には、該収容凹部32に充填される溶融した充填材56の底面32b上での流れを制御する第1制御面35a、第2制御面36b、第3制御面36c及び第4制御面37が形成されている。第1制御面35a、第2制御面36b、第3制御面36c及び第4制御面37は、注入路51から収容凹部32の底部に注入された充填材56が底面32b上で複数の方向に分岐して流れることを抑制し同充填材56が一方向に流れるように同充填材56の流れを制御できる形状であれば、上記実施形態の形状に限らない。また、ウォッシャノズル5は、第1制御面35a、第2制御面36b、第3制御面36c及び第4制御面37を必ずしも収容凹部32の内部に備えなくてもよい。
・上記実施形態では、発熱体14には2本のリード線54が電気的に接続されている。しかしながら、発熱体14に接続されるリード線54の本数は、2本に限らず、発熱体14が有する接続端子14aの数に応じて3本以上であってもよい。この場合、隣り合うリード線54同士の間にそれぞれ絶縁部41が介在されて当該絶縁部41によってリード線54同士が隔離されるように当該絶縁部41の形状が変更される。尚、サポート部材13は、収容凹部32内で発熱体14を収容部31の底部31aに対向させて支持できるのであれば、必ずしも絶縁部41を備えなくてもよい。
・上記実施形態では、挟持部45は、リード線54を保持するために挟持溝46を備えている。しかしながら、挟持部45は、リード線54を保持するために挟持溝46に代えて該挟持部45を貫通する貫通孔を備えたものであってもよい。この場合、リード線54は貫通孔を貫通するように該貫通孔に嵌挿されることにより挟持部45にて保持され、サポート部材13に対して移動不能となる。
・上記実施形態では、空気抜き路52は、ノズル本体11の収容凹部32の内周面32cに形成された溝状の収容部側空気抜き溝34と、サポート部材13に形成された溝状のサポート側空気抜き溝49とによって筒状をなすように形成されている。しかしながら、空気抜き路52は、収容部側空気抜き溝34及びサポート側空気抜き溝49の何れか一方のみから形成されてもよい。また、空気抜き路52は、溝状をなす収容部側空気抜き溝34及びサポート側空気抜き溝49の少なくとも一方から形成されるのではなく、ノズル本体11若しくはサポート部材13に形成された孔からなるものであってもよい。また、上記実施形態では、空気抜き路52は、収容凹部32の底面32bから開口部32aまで連続的に形成されているが、収容凹部32の深さ方向において、少なくとも収容凹部32における充填材56が充填される深さの範囲に形成されていればよい。更に、空気抜き路52の形成位置は上記実施形態の位置に限らない。例えば、空気抜き路52は、収容凹部32の短手方向に注入路51と並ぶ位置に形成されてもよい。尚、ウォッシャノズル5は、サポート部材13が収容凹部32に嵌合した状態において収容凹部32への充填材56の注入に伴って収容凹部32の内部の空気が収容凹部32の外部に放出される形状である場合には、収容凹部32の内部の空気を収容凹部32の外部に放出するためだけの空気抜き路52を必ずしも備えなくてもよい。
・上記実施形態では、注入路51は、ノズル本体11の収容凹部32の内周面32cに形成された溝状の収容部側注入溝33と、サポート部材13に形成された溝状のサポート側注入溝44とによって筒状をなすように形成されている。しかしながら、注入路51は、収容部側注入溝33及びサポート側注入溝44の何れか一方のみから形成されてもよい。また、注入路51は、溝状をなす収容部側注入溝33及びサポート側注入溝44の少なくとも一方から形成されるのではなく、ノズル本体11若しくはサポート部材13に形成された孔からなるものであってもよい。また、注入路51の形成位置は、上記実施形態の形成位置からずれた位置に形成されてもよい。更に、注入路51にノズルを挿入可能であれば、注入路51はノズルが隙間嵌めとなる形状でなくてもよい。
・上記実施形態では、サポート側注入溝44が収容部側注入溝33よりも短く形成されることにより、サポート部材13が収容凹部32に嵌合されたときに、収容部側注入溝33における収容凹部32の開口部32a側の端部が、注入溝形成部42よりも収容凹部32の開口部32a側で露出する。しかしかしながら、サポート側注入溝44を収容部側注入溝33よりも長く形成してもよい。また、サポート側注入溝44と収容部側注入溝33とは同じ長さに形成されてもよい。
・上記実施形態では、サポート部材13は、リード線54を介して発熱体14を支持している。しかしながら、サポート部材13は、発熱体14を直接支持して同発熱体14を収容部31の底部31aに対向させるものであってもよい。この場合には、挟持部45を省略してもよい。
・上記実施形態では、発熱体14にはPTCヒータが用いられているが、PTCヒータ以外で通電により発熱する素子を用いてもよい。
・上記実施形態では、図1に示すように、洗浄液Wによる車両2の洗浄対象をフロントガラス2aとしたが、洗浄対象を車両2の後部に設けられるリヤガラス2bとしてもよい。この場合、ウォッシャノズル5は、車両2において例えばリヤガラス2bの上部に設置される。
上記実施形態及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)前記発熱体は、前記仕切り壁を挟んで前記発振室と隣り合う位置に配置されることを特徴とする。同構成によれば、発熱体が発する熱を、送給路において洗浄液の流路が細くなる発振室に伝達しやすい。従って、発振室に滞留する液体が凍結することを効果的に抑制できる。
2…車両、2a…洗浄対象としてのフロントガラス、2b…洗浄対象としてのリヤガラス、11…ノズル本体、12c…発振室、13…サポート部材、14…発熱体、23…噴射口、24…送給路、31a…仕切り壁としての底部、32…収容凹部、32a…開口部、32b…底面、32c…内周面、34…空気抜き溝としての収容部側空気抜き溝、35a…制御面を構成する第1制御面、36b…制御面を構成する第2制御面、36c…制御面を構成する第3制御面、37…制御面を構成する第4制御面、41…絶縁部、45…挟持部、49…空気抜き溝としてのサポート側空気抜き溝、51…注入路、52…空気抜き路、54…リード線、56…充填材、W…洗浄液。

Claims (7)

  1. 車両の洗浄対象に洗浄液を噴射する噴射口まで前記洗浄液を送給する送給路及び凹状の収容凹部を有するノズル本体と、
    前記収容凹部内に配置され通電されると発熱する発熱体と、
    前記収容凹部に充填されて前記発熱体を前記収容凹部内に封止する充填材と
    を備え、前記発熱体の発熱により前記送給路を加熱するウォッシャノズルであって、
    前記収容凹部に挿入され、前記発熱体を前記収容凹部と前記送給路とを仕切る仕切り壁に対向させて前記収容凹部の内部で支持するサポート部材を備え、
    前記発熱体は、前記充填材により前記サポート部材と共に前記収容凹部内に封止されており、
    前記収容凹部に充填すべく前記収容凹部に注入される前記充填材の通路となる注入路と、前記注入路と異なる位置に形成され前記注入路からの前記充填材の注入に伴って前記収容凹部内から前記収容凹部外に放出される空気の通路となる空気抜き路とを備え、
    前記空気抜き路は、前記収容凹部の内周面及び前記サポート部材の少なくとも一方に形成され前記収容凹部の底面側から前記収容凹部の開口部の方へ連続的に延びる溝状をなす空気抜き溝から形成されるとともに、少なくとも前記収容凹部における前記充填材が充填される深さの範囲に形成されていることを特徴とするウォッシャノズル。
  2. 車両の洗浄対象に洗浄液を噴射する噴射口まで前記洗浄液を送給する送給路及び凹状の収容凹部を有するノズル本体と、
    前記収容凹部内に配置され通電されると発熱する発熱体と、
    前記収容凹部に充填されて前記発熱体を前記収容凹部内に封止する充填材と
    を備え、前記発熱体の発熱により前記送給路を加熱するウォッシャノズルであって、
    前記収容凹部に挿入され、前記発熱体を前記収容凹部と前記送給路とを仕切る仕切り壁に対向させて前記収容凹部の内部で支持するサポート部材を備え、
    前記発熱体は、前記充填材により前記サポート部材と共に前記収容凹部内に封止されており、
    前記発熱体には、前記発熱体に通電するための複数のリード線が接続されており、
    前記サポート部材は、複数の前記リード線同士を隔離する絶縁部と、各前記リード線をそれぞれ挟持する前記リード線と同数の挟持部とを備えたことを特徴とするウォッシャノズル。
  3. 車両の洗浄対象に洗浄液を噴射する噴射口まで前記洗浄液を送給する送給路及び凹状の収容凹部を有するノズル本体と、
    前記収容凹部内に配置され通電されると発熱する発熱体と、
    前記収容凹部に充填されて前記発熱体を前記収容凹部内に封止する充填材と
    を備え、前記発熱体の発熱により前記送給路を加熱するウォッシャノズルであって、
    前記収容凹部に挿入され、前記発熱体を前記収容凹部と前記送給路とを仕切る仕切り壁に対向させて前記収容凹部の内部で支持するサポート部材を備え、
    前記発熱体は、前記充填材により前記サポート部材と共に前記収容凹部内に封止されており、
    前記仕切り壁は、前記収容凹部の底面を構成し、
    前記サポート部材は、前記発熱体を前記収容凹部の底面上に配置するように支持し、
    前記収容凹部の内部には、前記収容凹部に充填すべく前記収容凹部に注入された前記充填材が前記収容凹部の底面上で複数の方向に分岐して流れることを抑制し一方向に流れるように制御する制御面が形成されていることを特徴とするウォッシャノズル。
  4. 請求項2又は3に記載のウォッシャノズルにおいて、
    前記収容凹部に充填すべく前記収容凹部に注入される前記充填材の通路となる注入路と、前記注入路と異なる位置に形成され前記注入路からの前記充填材の注入に伴って前記収容凹部内から前記収容凹部外に放出される空気の通路となる空気抜き路とを備えたことを特徴とするウォッシャノズル。
  5. 請求項1又は4に記載のウォッシャノズルにおいて、
    前記注入路は、前記収容凹部に嵌合した前記サポート部材と前記収容凹部の内周面とによって形成された筒状の通路であることを特徴とするウォッシャノズル。
  6. 請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のウォッシャノズルにおいて、
    前記発熱体は、前記仕切り壁に接触した状態で前記充填材によって前記収容凹部の内部に固定されていることを特徴とするウォッシャノズル。
  7. 請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のウォッシャノズルにおいて、
    送り込まれた前記洗浄液を自励発振させる発振室を前記送給路内に備え、前記発振室の作用により前記噴射口から拡散流を噴射することを特徴とするウォッシャノズル。
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