JP5779510B2 - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明の実施形態は、液晶表示装置及びその製造方法に関する。
液晶表示装置は、軽量、薄型、低消費電力などの特徴を生かして、パーソナルコンピュータなどのOA機器やテレビなどの表示装置として各種分野で利用されている。近年では、液晶表示装置は、携帯電話などの携帯端末機器や、カーナビゲーション装置、ゲーム機などの表示装置としても利用されている。
このような液晶表示装置を製造する技術の一つとして、滴下注入法がある。この滴下注入法は、アレイ基板または対向基板に液晶材料を滴下した後に、アレイ基板と対向基板とをシール材によって貼り合わせる手法であり、アレイ基板と対向基板とを貼り合わせた後に液晶材料を真空注入する手法と比較して、製造時間を短縮できる利点を有している。
この滴下注入法においては、最適な滴下量で液晶材料を滴下することが要求される。すなわち、液晶材料の滴下量が不足した場合には、液晶層に気泡が発生する不具合が発生したり、局所的にセルギャップが所望の値よりも薄くなってしまったりする。また、液晶材料の滴下量が過剰であった場合には、局所的にセルギャップが所望の値よりも厚くなってしまう。このような不具合は、製造歩留まりの低下を招く。
そこで、アレイ基板と対向基板とを貼り合わせる前に、柱状スペーサの支柱高さをレーザー変位計で測定し、測定値に基づいて液晶材料の滴下量を制御する手法が検討されている。
特開2001−281678号公報
本実施形態の目的は、製造歩留まりの低下を抑制することが可能な液晶表示装置及びその製造方法を提供することにある。
本実施形態によれば、
ゲート配線及びソース配線と、前記ゲート配線及び前記ソース配線と電気的に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子上に配置された第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に配置された共通電極と、前記共通電極上に配置された第2層間絶縁膜と、前記スイッチング素子と電気的に接続されるとともに前記第2層間絶縁膜の上に配置され前記共通電極と向かい合うスリットが形成された画素電極と、前記第2層間絶縁膜の上に配置された柱状スペーサと、前記画素電極及び前記柱状スペーサを覆うとともに前記スリットの長軸に対して交差する第1配向処理方向に配向処理された第1配向膜と、を備え、前記スリットと対向する前記共通電極の一部には開口部が形成された第1基板と、前記第1配向膜と対向するとともに前記第1配向処理方向と平行かつ逆向きの第2配向処理方向に配向処理された第2配向膜を備えた第2基板と、前記柱状スペーサにより前記第1配向膜と前記第2配向膜との間にセルギャップを形成した状態で前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる閉ループ状のシール材と、前記第1基板の前記セルギャップに保持された液晶分子を含む液晶層と、を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
本実施形態によれば、
ゲート配線及びソース配線と、前記ゲート配線及び前記ソース配線と電気的に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子上に配置された第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に配置された共通電極と、前記共通電極上に配置された第2層間絶縁膜と、前記スイッチング素子と電気的に接続されるとともに前記第2層間絶縁膜の上に配置され前記共通電極と向かい合うスリットが形成された画素電極と、前記第2層間絶縁膜の上に配置された柱状スペーサと、前記画素電極及び前記柱状スペーサを覆うとともに前記スリットの長軸に対して交差する第1配向処理方向に配向処理された第1配向膜と、を備え、前記スリットと対向する前記共通電極の一部には開口部が形成された第1基板を用意し、第2配向処理方向に配向処理された第2配向膜を備えた第2基板を用意し、前記第1配向膜に覆われた前記柱状スペーサの頂点の位置と前記開口部の上方の位置との差分によって前記柱状スペーサの高さを測定して、液晶材料の滴下量を算出し、前記第1配向膜上または前記第2配向膜上に算出した滴下量の液晶材料を滴下し、前記第1配向膜と前記第2配向膜とが対向ししかも前記第1配向処理方向と前記第2配向処理方向とが平行且つ逆向きとなった状態で前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる、ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法が提供される。
図1は、本実施形態の液晶表示装置を構成する液晶表示パネルの構成及び等価回路を概略的に示す図である。 図2は、図1に示したアレイ基板における画素の構造を対向基板の側から見た概略平面図である。 図3は、図1に示した液晶表示パネルの画素電極を含む断面構造を概略的に示す図である。 図4は、図1に示した液晶表示パネルの柱状スペーサを含む断面構造を概略的に示す図である。 図5は、図1に示した液晶表示パネルの製造工程を説明するためのフローチャートである。 図6は、柱状スペーサの高さを測定する工程を説明するための図である。 図7は、図1に示した液晶表示パネルの他の断面構造を概略的に示す図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態の液晶表示装置を構成する液晶表示パネルLPNの構成及び等価回路を概略的に示す図である。
すなわち、液晶表示装置は、アクティブマトリクスタイプの透過型の液晶表示パネルLPNを備えている。液晶表示パネルLPNは、第1基板であるアレイ基板ARと、アレイ基板ARに対向して配置された第2基板である対向基板CTと、アレイ基板ARと対向基板CTとの間に保持された液晶層LQと、を備えている。これらのアレイ基板AR及び対向基板CTは、閉ループ状の(つまり、切れ目なく連続的な)シール材SEによって貼り合わせられている。
このような液晶表示パネルLPNは、シール材SEによって囲まれた内側に、画像を表示するアクティブエリアACTを備えている。このアクティブエリアACTは、m×n個のマトリクス状に配置された複数の画素PXによって構成されている(但し、m及びnは正の整数である)。
アレイ基板ARは、アクティブエリアACTにおいて、第1方向Xに沿ってそれぞれ延出したn本のゲート配線G(G1〜Gn)及びn本の補助容量線C(C1〜Cn)、第1方向Xに直交する第2方向Yに沿ってそれぞれ延出したm本のソース配線S(S1〜Sm)、各画素PXにおいてゲート配線G及びソース配線Sと電気的に接続されたスイッチング素子SW、各画素PXにおいてスイッチング素子SWに各々電気的に接続された画素電極PE、画素電極PEと向かい合う共通電極CEなどを備えている。
共通電極CEは、複数の画素PXに亘って共通に形成されている。画素電極PEは、各画素PXにおいて島状に形成されている。
各ゲート配線Gは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、ゲートドライバGDに接続されている。各ソース配線Sは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、ソースドライバSDに接続されている。各補助容量線Cは、アクティブエリアACTの外側に引き出され、補助容量電圧が供給される電圧印加部VCSと電気的に接続されている。共通電極CEは、コモン電圧が供給される給電部VSと電気的に接続されている。ゲートドライバGD及びソースドライバSDは、例えばその少なくとも一部がアレイ基板ARに形成され、駆動ICチップ2と接続されている。図示した例では、液晶表示パネルLPNを駆動するのに必要な信号源としての駆動ICチップ2は、液晶表示パネルLPNのアクティブエリアACTの外側において、アレイ基板ARに実装されている。
また、図示した例の液晶表示パネルLPNは、FFSモードあるいはIPSモードに適用可能な構成であり、アレイ基板ARに画素電極PE及び共通電極CEを備えている。このような構成の液晶表示パネルLPNでは、画素電極PE及び共通電極CEの間に形成される横電界(例えば、フリンジ電界のうちの基板の主面にほぼ平行な電界)を主に利用して液晶層LQを構成する液晶分子をスイッチングする。
図2は、図1に示したアレイ基板ARにおける画素PXの構造を対向基板CTの側から見た概略平面図である。なお、ここでは、説明に必要な主要部のみを図示している。
ゲート配線G1及びゲート配線G2は、第1方向Xに沿ってそれぞれ延出している。このようなゲート配線G1及びゲート配線G2は、第2方向Yに沿って第1ピッチで配置されている。補助容量線C1は、ゲート配線G1とゲート配線G2との間において、第1方向Xに沿って延出している。ソース配線S1及びソース配線S2は、第2方向Yに沿ってそれぞれ延出している。このようなソース配線S1及びソース配線S2は、第1方向Xに沿って第1ピッチよりも小さい第2ピッチで配置されている。ゲート配線G1及びゲート配線G2とソース配線S1及びソース配線S2とで規定された画素PXは、第1方向Xに沿った長さが第2方向Yに沿った長さよりも短い縦長の長方形状である。つまり、画素PXの第2方向Yに沿った長さはゲート配線間の第1ピッチに相当し、画素PXの第1方向Xに沿った長さはソース配線間の第2ピッチに相当する。
図中の左側の画素PXにおいては、スイッチング素子SWは、ゲート配線G2とソース配線S1との交差部付近に配置され、ゲート配線G2及びソース配線S1と電気的に接続されている。このスイッチング素子SWは、例えば薄膜トランジスタ(TFT)である。このスイッチング素子SWは、ポリシリコンやアモルファスシリコンによって形成された半導体層SCを備えている。なお、スイッチング素子SWは、トップゲート型あるいはボトムゲート型のいずれであっても良いが、図示した例では、トップゲート型を採用している。
このようなスイッチング素子SWは、ゲート配線G2と電気的に接続されたゲート電極WG、ソース配線S1と電気的に接続され半導体層SCにコンタクトしたソース電極WS、及び、半導体層SCにコンタクトしたドレイン電極WDを備えている。なお、図示した例では、ゲート電極WGはゲート配線G2と一体的に形成されており、また、ソース電極WSはソース配線S1と一体的に形成されている。
共通電極CEは、第1方向Xに沿って延在している。すなわち、共通電極CEは、各画素PXに配置されるとともにソース配線Sの上方を跨いで、第1方向Xに隣接する複数の画素PXに亘って共通に形成されている。また、図示しないが、共通電極CEは、第2方向Yに隣接する複数の画素PXに亘って共通に形成されていても良い。
各画素PXの画素電極PEは、共通電極CEの上方に配置されている。各画素電極PEは、各画素PXにおいて長方形状の画素形状に対応した島状に形成されている。図示した例では、画素電極PEは、第1方向Xに沿った長さが第2方向Yに沿った長さよりも短い概略長方形状に形成されている。このような各画素電極PEは、スイッチング素子SWのドレイン電極WDと電気的に接続されている。
また、各画素電極PEには、共通電極CEと向かい合う複数のスリットPSLが形成されている。図示した例では、1個の画素電極PEには、4本のスリットPSLが形成されている。スリットPSLのそれぞれは、第2方向Yに沿って延出しており、第2方向Yと平行な長軸を有している。画素電極PEと隣接するソース配線との位置関係に着目すると、例えば、図中の左側の画素PXにおいては、画素電極PEのスリットPSLは、いずれもソース配線S1とソース配線S2との間に位置している。
本実施形態においては、スリットPSLと対向する共通電極CEの一部には、開口部APが形成されている。この開口部APは、ゲート配線や補助容量線、ソース配線、スイッチング素子などのいずれの配線部にも重ならない位置に形成されている。つまり、開口部APの直下には、光反射性が強い配線部が存在していない。
このようない開口部APは、隣接するソース配線の間の略中間に位置している。図示した例では、図中の左側の画素PXの開口部APは、ソース配線S1とソース配線S2との略中間に位置しており、4本のスリットPSLのうちの中央に位置する2本のスリットと対向している。
また、開口部APは、各画素の略中央に形成されている。つまり、第1方向Xにおいては、開口部APは隣接するソース配線の略中間に位置し、また、第2方向Yにおいては、対向するスリットPSLの長軸に沿った略中間に位置している。図示した例では、スリットPSLはゲート配線G1とこれに隣接する補助容量線C1との間に形成され、開口部APはゲート配線G1と補助容量線C1との略中間に位置している。
なお、図示した例では、全ての画素PXに対応して開口部APが形成されているが、N画素置き(Nは正の整数である)に形成してもよいし、アクティブエリアACTにおける一部の画素PXのみに形成しても良い。また、開口部APの形状については、矩形状である場合を図示したが、後に説明する測定装置側の仕様に応じて適宜変更が可能であり、円形状であっても良いし、四角形以外の多角形状であっても良い。
また、アレイ基板ARには柱状スペーサSPが形成されている。柱状スペーサSPは、例えば、補助容量線C1とソース配線S2との交差部に配置されている。
図3は、図1に示した液晶表示パネルLPNの画素電極PEを含む断面構造を概略的に示す図である。図4は、図1に示した液晶表示パネルLPNの柱状スペーサSPを含む断面構造を概略的に示す図である。なお、ここでは、説明に必要な主要部のみを図示している。
すなわち、アレイ基板ARは、ガラス基板などの光透過性を有する第1絶縁基板10を用いて形成されている。このアレイ基板ARは、第1絶縁基板10の内面(すなわち対向基板CTに対向する側)10A側にスイッチング素子SW、共通電極CE、画素電極PEなどを備えている。
スイッチング素子SWの半導体層SCは、第1絶縁基板10の上に配置されている。この半導体層SCは、例えば、アモルファスシリコンをエキシマレーザアニールすることによって形成したポリシリコンからなる。この半導体層SCは、例えば、シリコン酸化物(SiOx)からなる第1絶縁膜11によって覆われている。また、この第1絶縁膜11は、第1絶縁基板10の上にも配置されている。なお、第1絶縁基板10と半導体層SC及び第1絶縁膜11との間にシリコン酸化物(SiOx)などからなる絶縁膜であるアンダーコート層が介在していても良い。
スイッチング素子SWのゲート電極WGは、例えば、モリブデンタングステン合金を用いて第1絶縁膜11の上に形成されている。このゲート電極WGは、半導体層SCの上方に位置し、ゲート配線W2と一体的に形成されている。このようなゲート電極WGは、例えば、シリコン酸化物(SiOx)からなる第2絶縁膜12によって覆われている。また、補助容量線C1もゲート電極及びゲート配線と同様に、第1絶縁膜11の上に形成され、第2絶縁膜12によって覆われている。また、この第2絶縁膜12は、第1絶縁膜11の上にも配置されている。
スイッチング素子SWのソース電極WS及びドレイン電極WDは、例えば、アルミニウムを用いて第2絶縁膜12の上に形成されている。また、ソース配線S1及びソース配線S2も同様に第2絶縁膜12の上に形成されている。ソース電極WSは、ソース配線S1と一体的に形成されている。これらのソース電極WS及びドレイン電極WDは、それぞれ第1絶縁膜11及び第2絶縁膜12を貫通するコンタクトホールを通して半導体層SCにコンタクトしている。このような構成のスイッチング素子SWは、ソース配線S1及びソース配線S2とともに第3絶縁膜13によって覆われている。つまり、第3絶縁膜13は、スイッチング素子SWを覆う第1層間絶縁膜として機能する。この第3絶縁膜13は、第2絶縁膜12の上にも配置されている。この第3絶縁膜13には、ドレイン電極WDまで貫通した第1コンタクトホールCH1が形成されている。
このような第3絶縁膜13は、例えば、透明な樹脂材料によって形成されている。また、この第3絶縁膜13は、アクティブエリアACTの全体に亘って延在し、各画素PXにおいて略同等の膜厚を有している。つまり、いずれの画素PXにおいても、第3絶縁膜13の表面までの高さは略同一である。
共通電極CEは、第3絶縁膜13の上に形成されている。なお、この共通電極CEは、第3絶縁膜13に形成された第1コンタクトホールCH1には延出していない。また、この共通電極CEには、第3絶縁膜13まで貫通した開口部APが形成されている。このような共通電極CEは、透明な導電材料、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)やインジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などによって形成されている。この共通電極CEの上には、第4絶縁膜14が配置されている。また、この第4絶縁膜14は、第3絶縁膜13の上にも配置されている。つまり、共通電極CEは、第3絶縁膜13と第4絶縁膜14との間に位置している。但し、開口部APにおいては、第3絶縁膜13は第4絶縁膜14によって覆われている。
第4絶縁膜14は、第1コンタクトホールCH1の一部を覆っている。この第4絶縁膜14の第1コンタクトホールCH1を覆っている部分においては、ドレイン電極WDまで貫通した第2コンタクトホールCH2が形成されている。これにより、ドレイン電極WDの一部は、第3絶縁膜13及び第4絶縁膜14から露出する。このような第4絶縁膜14は、第2層間絶縁膜として機能する。なお、第4絶縁膜14は、例えば、シリコン窒化物(SiNx)によって形成されている。
画素電極PEは、第4絶縁膜14の上に形成され、共通電極CEと向かい合っている。この画素電極PEは、第3絶縁膜13を貫通する第1コンタクトホールCH1及び第4絶縁膜14を貫通する第2コンタクトホールCH2を介してスイッチング素子SWのドレイン電極WDに電気的に接続されている。また、この画素電極PEには、スリットPSLが形成されている。スリットPSLの一部は、開口部APの上方に位置している。このような画素電極PEは、透明な導電材料、例えば、ITOやIZOなどによって形成されている。
柱状スペーサSPは、第4絶縁膜14の上に形成され、対向基板CTに向かって延びている。この柱状スペーサSPは、第4絶縁膜14に接した底部SPB、及び、対向基板CT側に位置する頂点SPTを有している。このような柱状スペーサSPは、底部SPBから頂点SPTに向かうにしたがって細くなるテーパー状であり、例えば、透明な樹脂材料によって形成されている。
画素電極PE及び柱状スペーサSPは、第1配向膜AL1によって覆われている。また、この第1配向膜AL1は、第4絶縁膜14も覆っている。このような第1配向膜AL1は、水平配向性を示す材料によって形成され、アレイ基板ARの液晶層LQに接する面に配置されている。
一方、対向基板CTは、ガラス基板などの光透過性を有する第2絶縁基板30を用いて形成されている。この対向基板CTは、第2絶縁基板30の内面(すなわちアレイ基板ARに対向する側)30A側に、各画素PXを区画するブラックマトリクス31、カラーフィルタ32、オーバーコート層33などを備えている。
ブラックマトリクス31は、第2絶縁基板30の内面30Aにおいて、アレイ基板ARに設けられたゲート配線Gや補助容量線C、ソース配線S、さらにはスイッチング素子SWなどの配線部に対向するように形成されている。
カラーフィルタ32は、第2絶縁基板30の内面30Aに形成され、ブラックマトリクス31の上にも延在している。このカラーフィルタ32は、互いに異なる複数の色、例えば赤色、青色、緑色といった3原色にそれぞれ着色された樹脂材料によって形成されている。赤色のカラーフィルタは赤色画素に対応して配置され、緑色のカラーフィルタは緑色画素に対応して配置され、青色のカラーフィルタは青色画素に対応して配置されている。異なる色のカラーフィルタ32間の境界は、ブラックマトリクス31上に位置している。
オーバーコート層33は、カラーフィルタ32を覆っている。このオーバーコート層33は、ブラックマトリクス31やカラーフィルタ32の表面の凹凸を平坦化する。このようなオーバーコート層33は、透明な樹脂材料によって形成されている。また、オーバーコート層33は、第2配向膜AL2によって覆われている。この第2配向膜AL2は、水平配向性を示す材料によって形成され、対向基板CTの液晶層LQに接する面に配置されている。
上述したようなアレイ基板ARと対向基板CTとは、第1配向膜AL1及び第2配向膜AL2が向かい合うように配置されている。このとき、アレイ基板ARと対向基板CTの間には、柱状スペーサSPにより、所定のセルギャップが形成される。アレイ基板ARと対向基板CTとは、セルギャップが形成された状態でシール材によって貼り合わせられている。液晶層LQは、これらのアレイ基板ARの第1配向膜AL1と対向基板CTの第2配向膜AL2との間に形成されたセルギャップに封入された液晶分子LMを含む液晶組成物によって構成されている。
このような構成の液晶表示パネルLPNに対して、その背面側には、バックライトBLが配置されている。バックライトBLとしては、種々の形態が適用可能であり、また、光源として発光ダイオード(LED)を利用したものや冷陰極管(CCFL)を利用したものなどのいずれでも適用可能であり、詳細な構造については説明を省略する。
アレイ基板ARの外面、すなわち第1絶縁基板10の外面10Bには、第1偏光板PL1を含む第1光学素子OD1が配置されている。また、対向基板CTの外面、すなわち第2絶縁基板30の外面30Bには、第2偏光板PL2を含む第2光学素子OD2が配置されている。第1偏光板PL1の第1吸収軸A1と第2偏光板PL2の第2吸収軸A2とは、例えば、クロスニコルの位置関係にある。
第1配向膜AL1及び第2配向膜AL2は、図2に示したように、基板主面(あるいは、X−Y平面)と平行な面内において、互いに平行な方位に配向処理(例えば、ラビング処理や光配向処理)されている。第1配向膜AL1は、スリットPSLの長軸(図2に示した例では第2方向Y)に対して45°以下の鋭角に交差する第1配向処理方向R1に沿って配向処理されている。配向処理方向R1は、例えば、第2方向Yに対して5°〜15°の角度をもって交差する方向である。また、第2配向膜AL2は、配向処理方向R1と平行な第2配向処理方向R2に沿って配向処理されている。第1配向処理方向R1と第2配向処理方向R2とは互いに逆向きである。
以下に、上記構成の液晶表示装置における動作について説明する。
液晶層LQに電圧が印加されていない状態、つまり、画素電極PEと共通電極CEとの間に電界が形成されていない状態(OFF時)では、液晶層LQに含まれる液晶分子LMは、図2に実線で示したように、X−Y平面内において初期配向する(液晶分子LMが初期配向する方向を初期配向方向と称する)。なお、第1偏光板PL1の第1吸収軸A1または第2偏光板PL2の第2吸収軸A2は、液晶分子LMの初期配向方向と略平行である。図2に示した例では、第1吸収軸A1は初期配向方向と略平行であり、第2吸収軸A2は初期配向方向と略直交している。
OFF時には、バックライトBLからのバックライト光の一部は、第1偏光板PL1を透過し、液晶表示パネルLPNに入射する。液晶表示パネルLPNに入射した光は、第1偏光板PL1の第1吸収軸A1と直交する直線偏光である。このような直線偏光の偏光状態は、OFF時の液晶表示パネルLPNを通過した際にほとんど変化しない。このため、液晶表示パネルLPNを透過した直線偏光のほとんどは、第1偏光板PL1に対してクロスニコルの位置関係にある第2偏光板PL2によって吸収される(黒表示)。
一方、液晶層LQに電圧が印加された状態、つまり、画素電極PEと共通電極CEとの間にフリンジ電界が形成された状態(ON時)では、液晶分子LMは、図2に破線で示したように、X−Y平面内において、初期配向方向とは異なる方位に配向する。ポジ型の液晶材料においては、液晶分子LMは、その長軸がX−Y平面内において電界と略平行な方向を向くように配向する。
このようなON時には、第1偏光板PL1の第1吸収軸A1と直交する直線偏光は、液晶表示パネルLPNに入射し、その偏光状態は、液晶層LQを通過する際に液晶分子LMの配向状態に応じて変化する。このため、ON時においては、液晶層LQを通過した少なくとも一部の光は、第2偏光板PL2を透過する(白表示)。
上述した構成の液晶表示装置のうち液晶表示パネルLPNは、以下に説明する滴下注入法によって製造される。
図5は、図1に示した液晶表示パネルLPNの製造工程を説明するためのフローチャートである。
まず、第1絶縁基板10の上に、ゲート配線Gやソース配線S、スイッチング素子SW、共通電極CE、画素電極PE、柱状スペーサSP、第1配向膜AL1などを備えたアレイ基板ARを用意する(ST1)。一方で、第2絶縁基板30の上にブラックマトリクス31、カラーフィルタ32、オーバーコート層33、第2配向膜AL2などを備えた対向基板CTを用意する(ST2)。
そして、アレイ基板ARについて、第1配向膜AL1によって覆われた柱状スペーサSPの高さを測定する(ST3)。柱状スペーサSPの高さを測定する方法としては、例えば、白色干渉法などの光学式測定法を適用する。なお、この測定工程では、柱状スペーサSPの高さのみならず、アレイ基板ARの表面の凹凸、つまり、画素電極PEの電極が存在する位置とスリットPSLの位置との段差などを同時に測定しても良い。これによって、液晶表示パネルLPNの液晶層LQを作成するのに必要な液晶材料の滴下量が算出される。
続いて、アレイ基板ARの第1配向膜AL1の上または対向基板CTの第2配向膜AL2の上のいずれか一方に、ステップST3において算出した滴下量の液晶材料を滴下する(ST4)。
続いて、アレイ基板ARと対向基板CTとをシール材によって貼り合わせる(ST5)。このとき、シール材は、アクティブエリアを囲むようにアレイ基板ARまたは対向基板CTに閉ループ状に形成される。そして、アレイ基板AR及び対向基板CTは、第1配向膜AL1と第2配向膜AL2とが対向し、しかも、第1配向処理方向R1と第2配向処理方向R2とが平行且つ逆向きとなる状態で位置合わせされる。そして、シール材を硬化処理することによってアレイ基板ARと対向基板CTとが貼り合せられる。
このような滴下注入法では、最適な滴下量の液晶材料を滴下することが要求される。このため、液晶層LQの実質的な体積を決める柱状スペーサSPの高さを精度良く測定することが必要となる。
ここでは、柱状スペーサSPの高さを測定するに際して、白色干渉法を適用する場合について説明する。白色干渉法とは、簡単に説明すると、白色光源を用いた白色干渉計を用意し、白色光源による干渉縞は物体の参照面光路長差がゼロの場所のみ観測されることを利用して、参照鏡の位置を光軸に沿って移動させ、白色縞が観測される位置を求めることにより、物体の形状を測定する方法である。つまり、物体の表面から反射される反射光の強度が十分であることが重要である。
図6は、柱状スペーサSPの高さを測定する工程を説明するための図である。
図中の(a)で示したように、本実施形態においては、アレイ基板ARの表面のトップの位置としては、柱状スペーサSPの頂点SPTを覆っている第1配向膜AL1の表面の位置P1を測定し、また、アレイ基板ARの表面のボトムの位置としては、共通電極CEの開口部APの直上に位置する第4絶縁膜14(つまり、画素電極PEのスリットPSLから露出した第4絶縁膜14)を覆っている第1配向膜AL1の表面の位置P2を測定する。そして、位置P1と位置P2との差分によって、アレイ基板表面における高低差、あるいは、実質的な柱状スペーサSPの高さを測定することができる。
位置P1を測定するに際して、白色光源から位置P1に導かれた白色光は、位置P1での第1配向膜AL1の表面で反射される。但し、第1配向膜AL1は透明であり、柱状スペーサSP、第4絶縁膜14なども透明であるため、位置P1での反射光には、第1配向膜AL1の表面からの反射光のみならず、他の界面(例えば、柱状スペーサSPと第1配向膜との界面や、柱状スペーサSPと第4絶縁膜T14との界面など)からの反射光も含まれる。しかしながら、第1配向膜AL1の表面からの反射光の強度は、他の界面からの反射光の強度よりも十分に高いため、位置P1での反射光としては、第1配向膜AL1の表面からの反射光の占める割合が支配的であって、他の界面からの反射光はほとんど無視できる。したがって、位置P1での反射光に基づいて、干渉縞が観測される位置を求めることで、位置P1の高さ方向の位置を正確に求めることが可能である。
一方で、位置P2を測定するに際して、白色光源から位置P2に導かれた白色光は、位置P2での第1配向膜AL1の表面で反射される。位置P2での反射光には、第1配向膜AL1の表面からの反射光のみならず、他の界面(例えば、第1配向膜と第4絶縁膜T14との界面、第3絶縁膜13と第4絶縁膜14との界面など)からの反射光も含まれる。しかしながら、第1配向膜AL1の表面からの反射光の強度は、他の界面からの反射光の強度よりも十分に高いため、位置P2での反射光としては、第1配向膜AL1の表面からの反射光の占める割合が支配的であって、他の界面からの反射光はほとんど無視できる。したがって、位置P2での反射光に基づいて、干渉縞が観測される位置を求めることで、位置P2の高さ方向の位置を正確に求めることが可能である。
このような本実施形態に対して、図中の(b)で示した比較例においては、位置P2を正確に測定することが困難である。すなわち、図示した比較例は、共通電極CEに開口部を設けなかった場合に相当する。位置P2を測定するに際して、白色光源から位置P2に導かれた白色光は、位置P2での第1配向膜AL1の表面で反射される。位置P2での反射光には、第1配向膜AL1の表面からの反射光のみならず、共通電極CEからの反射光も含まれる。共通電極CEは、他の絶縁膜と同様に透明であるが、絶縁膜材料と比較して、ITOなどの透明導電膜は白色光に対する反射率が高い。このため、位置P2での反射光としては、第1配向膜AL1の表面からの反射光と、共通電極CEからの反射光とが混在している。したがって、位置P2での反射光に基づいて、干渉縞が観測される位置を求めようとすると、本来求めるべき位置、つまり、第1配向膜AL1の表面での位置とは異なる位置を測定しまうことがある。したがって、柱状スペーサSPの高さを正確に測定することができず、液晶材料の必要な滴下量を見積もり損なってしまう恐れがある。
このように、本実施形態によれば、絶縁膜を介して対向する画素電極PE及び共通電極CEを備えたアレイ基板ARにおいて、共通電極CEには画素電極PEのスリットPSLと対向する位置に開口部APを形成したことにより、開口部APの上方に位置するアレイ基板表面のボトムの位置を正確に測定することが可能となる。このため、柱状スペーサの頂点に対応したアレイ基板表面のトップの位置を測定することで、柱状スペーサSPの高さ、あるいは、アレイ基板表面のボトムの位置からトップの位置までの高さを正確に測定することが可能となる。したがって、液晶材料の必要な滴下量を正確に求めることが可能となり、製造歩留まりの低下を抑制することが可能となる。
また、開口部APは、隣接するソース配線Sの略中間、あるいは、画素PXの略中央に位置している。画素PXの周囲、あるいは、画素電極PEの周囲には、ソース配線S、ゲート配線G、補助容量線Cが配置されている。このため、これらの配線の影響により第1配向膜AL1の表面は、画素PXの周囲から中央に向かうにしたがって落ち込んだすり鉢状となる傾向がある。このため、アレイ基板表面のボトムの位置を求めるにあたっては、画素PXのより中央に近い位置で測定を行うことが望ましく、このような測定位置に対応する位置に開口部APが形成されたことで、より正確な測定が可能となる。
また、開口部APは、アクティブエリアACTにおける一画素のみならず、複数の画素に形成されている。そして、これらの複数の画素PXにおいて、それぞれの開口部APの上方に位置するアレイ基板表面のボトムの位置を測定することにより、測定装置でのレベリング補正を行うことが可能となる。これにより、水平面に対して、アレイ基板表面のボトム位置からトップ位置までの垂直方向の高さをより正確に測定することが可能となる。
開口部APのサイズについては、あまりにも大きすぎると、開口部AP付近の液晶分子を駆動するのに必要なフリンジ電界が形成されにくくなり、表示品位に悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、発明者が検討したところでは、20μm以下の径を有するような開口部APを形成した場合には、表示品位への影響がほとんどないことが確認された。径とは、開口部APが円形である場合には直径に相当し、開口部APが正方形である場合には一辺の長さに相当する。
開口部APが形成された画素と開口部APが形成されていない画素とで表示品位に差が生じる仕様の場合には、開口部APは、アクティブエリアACTの全ての画素PXに形成されることが望ましい。換言すれば、開口部APが形成された画素と開口部APが形成されていない画素とで表示品位にほとんど差が生じない仕様の場合には、アクティブエリアACTの代表的な数箇所の画素PXに開口部APが形成されていれば良い。
次に、本実施形態の他の構成例について説明する。
図7は、図1に示した液晶表示パネルLPNの他の断面構造を概略的に示す図である。
ここに示した構造例は、図3に示した構造例と比較して、アレイ基板ARが透明な第3絶縁膜の代わりにカラーフィルタを備えたカラーフィルタ・オン・アレイ(COA)構造であり、対向基板CTがカラーフィルタを省略した点で相違している。すなわち、アレイ基板ARは、第2絶縁膜12と共通電極CEとの間に、青色画素PXBに配置された青色のカラーフィルタ15B、緑色画素PXGに配置された緑色のカラーフィルタ15G、及び、赤色画素PXRに配置された赤色のカラーフィルタ15Rを備えている。ソース配線Sは、異なる色の画素の境界に沿って配置されている。これらのカラーフィルタ15R、15G、15Bは、フォトリソグラフィプロセスによりそれぞれ個別に形成される。
このような構造例においては、対向電極CTのカラーフィルタを省略できるため、薄型化が可能であり、しかも、アレイ基板ARと対向基板CTとの合せずれに起因した混色の発生を抑制することが可能である。
なお、このような構造例において、共通電極CEの開口部APは、上記した構造例と同様に、全ての色の画素PXに形成されても良いが、同一色のカラーフィルタが配置された画素のみに形成されても良い。図示した例では、開口部APは、青色のカラーフィルタ15Bが配置された青色画素PXに形成され、赤色画素PXRや緑色画素PXGには形成されていない。
すなわち、カラーフィルタ15R、15G、15Bは別々の工程で形成されるため、上記構造例においてアクティブエリアACTの全体に亘って延在した第3絶縁膜13とは異なり、それぞれのカラーフィルタの表面までの高さあるいは各カラーフィルタの膜厚に差が生じることがある。このため、例えば、赤色のカラーフィルタ15Rの上に形成した開口部APの位置で測定したアレイ基板表面のボトムの位置と、緑色のカラーフィルタ15Gの上に形成した開口部APの位置で測定したアレイ基板表面のボトムの位置とでは相違するおそれがあり、測定装置でのレベリング補正や柱状スペーサSPの高さの測定が正確にできないおそれがある。
したがって、このようなCOA構造のアレイ基板ARを適用した構造例においては、開口部APは同一色の画素のみに形成されていれば良く、このような開口部APの位置でアレイ基板表面のボトムの位置を測定することで、測定装置でのレベリング補正を正確に行うことができ、しかも、柱状スペーサSPの高さを正確に測定することが可能となる。
また、開口部APが形成された色画素と開口部APが形成されていない色画素とで表示品位に差が生じる仕様の場合には、比視感度の低い色画素、上記の例では、青色画素PXBに開口部APを形成することが望ましい。これにより、色画素間での表示品位の差を低減することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、製造歩留まりの低下を抑制することが可能な液晶表示装置及びその製造方法を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記の実施形態においては、画素電極PEのスリットPSLは第2方向Yに平行な長軸を有するように形成したが、第1方向Xに平行な長軸を有するように形成しても良いし、第1方向X及び第2方向Yに交差する方向に平行な長軸を有するように形成しても良いし、くの字形に屈曲した形状に形成しても良い。
LPN…液晶表示パネル AR…アレイ基板 CT…対向基板 LQ…液晶層
PE…画素電極 PSL…スリット
CE…共通電極 AP…開口部
G…ゲート配線 S…ソース配線 SW…スイッチング素子

Claims (9)

  1. ゲート配線及びソース配線と、前記ゲート配線及び前記ソース配線と電気的に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子上に配置された第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に配置された共通電極と、前記共通電極上に配置された第2層間絶縁膜と、前記スイッチング素子と電気的に接続されるとともに前記第2層間絶縁膜の上に配置され前記共通電極と向かい合うスリットが形成された画素電極と、前記第2層間絶縁膜の上に配置された柱状スペーサと、前記画素電極及び前記柱状スペーサを覆うとともに前記スリットの長軸に対して交差する第1配向処理方向に配向処理された第1配向膜と、を備え、前記スリットと対向する前記共通電極の一部には開口部が形成された第1基板と、
    前記第1配向膜と対向するとともに前記第1配向処理方向と平行かつ逆向きの第2配向処理方向に配向処理された第2配向膜を備えた第2基板と、
    前記柱状スペーサにより前記第1配向膜と前記第2配向膜との間にセルギャップを形成した状態で前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる閉ループ状のシール材と、
    前記セルギャップに保持された液晶分子を含む液晶層と、
    を備え
    前記開口部は、円形または正方形であり、その径は20μm以下であることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記開口部は、隣接する前記ソース配線の間の略中間に位置することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記開口部は、各画素の略中央に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1層間絶縁膜は、カラーフィルタであることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 前記開口部は、同一色のカラーフィルタが配置された画素の略中央に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記開口部が形成される画素のカラーフィルタは青色であることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. ゲート配線及びソース配線と、前記ゲート配線及び前記ソース配線と電気的に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子上に配置された第1層間絶縁膜と、前記第1層間絶縁膜上に配置された共通電極と、前記共通電極上に配置された第2層間絶縁膜と、前記スイッチング素子と電気的に接続されるとともに前記第2層間絶縁膜の上に配置され前記共通電極と向かい合うスリットが形成された画素電極と、前記第2層間絶縁膜の上に配置された柱状スペーサと、前記画素電極及び前記柱状スペーサを覆うとともに前記スリットの長軸に対して交差する第1配向処理方向に配向処理された第1配向膜と、を備え、前記スリットと対向する前記共通電極の一部には開口部が形成された第1基板を用意し、
    第2配向処理方向に配向処理された第2配向膜を備えた第2基板を用意し、
    前記第1配向膜に覆われた前記柱状スペーサの頂点の位置と前記開口部の上方の位置との差分によって前記柱状スペーサの高さを測定して、液晶材料の滴下量を算出し、
    前記第1配向膜上または前記第2配向膜上に算出した滴下量の液晶材料を滴下し、
    前記第1配向膜と前記第2配向膜とが対向ししかも前記第1配向処理方向と前記第2配向処理方向とが平行且つ逆向きとなった状態で前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる、ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  8. 前記柱状スペーサの高さの計測は、白色干渉法により行うことを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置の製造方法。
  9. 前記開口部は、対向する前記スリットの長軸に沿った略中間に位置する、請求項1に記載の液晶表示装置。
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