JP5778061B2 - ハンドオーバ管理装置、基地局及びハンドオーバ管理方法 - Google Patents

ハンドオーバ管理装置、基地局及びハンドオーバ管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハンドオーバ管理装置、基地局及びハンドオーバ管理方法に係り、特に、無線通信端末を一時的にフェムトセルなどの基地局にハンドオーバさせるハンドオーバ管理装置、基地局及びハンドオーバ管理方法に関する。
フェムトセルの普及が進む中、その設置箇所としては宅内やオフィスが想定されている。また、フェムトセルを使用できる無線通信端末はあらかじめMME(Mobility Management Entity)にID(識別子)が登録された無線通信端末のみといった、通信可能な無線通信端末を限定した形での運用が想定される。
そのため、IDの登録されていない無線通信端末は、屋内にいたとしてもフェムトセルと通信することができず、マクロセルからの受信電力が低下し、スループットが低下する場合がある。また、フェムトセルと通信できない無線通信端末がフェムトセルと通信している無線通信端末の干渉源となる。
上記課題を解決するため、特許文献1ではフェムトセルにおいて、無線通信端末とフェムトセル間の伝搬損失を算出し、その伝搬損失が一定値よりも小さければ、マクロセルからフェムトセルへのハンドオーバを実行することで、実際に屋内にいる端末のみをフェムトセルに収容し、屋内にいる無線通信端末を干渉源にならないようにする手法がとられている。
特開2010−147682号公報
フェムトセルの送信電力は非常に小さく、最大送信電力は無線通信端末と同等程度である。そのため、IDが登録されていない無線通信端末がエリアに入ってきた際に、フェムトセルとID未登録の無線通信端末間での干渉、ID未登録の無線通信端末とIDが登録されている無線通信端末間での干渉が生じ、フェムトセルおよびIDが登録、未登録の無線通信端末のいずれにおいても双方のスループットが低下する課題が存在する。
前述の特許文献1における従来手法では、無線区間の伝搬損失のみを測定し、IDの登録された無線通信端末のみが通信可能となるフェムトセルに対してはハンドオーバできず、前述の課題に対応できない。
本発明は、以上の点に鑑み、干渉源となりうる無線通信端末を一時的にフェムトセルにハンドオーバさせることが可能なハンドオーバ管理装置、基地局及びハンドオーバ管理方法を提供することを目的とする。
フェムトセルが存在する無線通信システムにおいて、フェムトセルと通信可能な無線通信端末のIDを一時的に追加/削除することにより、トラフィックの有効利用およびフェムトセル−無線通信端末間の干渉を抑制し、フェムトセルの持つ無線エリアにおけるスループットを改善する。
無線基地局が構成する無線エリアにおける無線通信端末からの受信電力および、無線通信端末が受信した無線基地局IDの報告頻度を見て、屋内に無線通信端末が存在すると判定する。また、MMEにてID未登録によりフェムトセルへのハンドオーバを拒否された場合に一時的にフェムトセルへのハンドオーバを許可することで、フェムトセルへのハンドオーバを可能にする。
本システムは、無線基地局、フェムトセル、それらのハンドオーバを行うMME、HeNBGW(フェムトセルゲートウェイ)に代表されるネットワーク装置、それらを管理するハンドオーバ管理装置(制御装置)が存在する無線通信システムにおいて、前述のハンドオーバ管理装置が、無線基地局が構成する無線エリアにおける無線通信端末からの受信電力と無線通信端末が受信した無線基地局IDの報告値を収集する。本システムは、これらの情報から呼接続情報データベースを作成および更新する呼接続情報集計部と、MMEからID未登録によるハンドオーバ拒否の情報を収集し、ハンドオーバ情報データベースを作成および更新するハンドオーバ情報集計部と、前述の2つのデータベースからフェムトセルへのハンドオーバ可否を決定するハンドオーバ許可判定部と、フェムトセルにハンドオーバ可能な無線通信端末IDの追加および削除を行う装置管理部と、制御を定期的に動作させるためのタイマー部とを備えることを特徴のひとつとする。
また、前述のハンドオーバ許可判定部は、無線通信端末からの受信電力が閾値以下となる時間が一定時間を上回った場合、その無線通信端末は屋内にいると判定することを特徴のひとつとする。
また、前述のハンドオーバ許可判定部はMMEにおいてID未登録の無線通信端末であるためハンドオーバ拒否されたこを検出することを特徴のひとつとする。
また、前述のハンドオーバ許可判定部は、前述の2つの条件を満たす無線通信端末が存在する場合に、一時的に屋外の無線基地局が構成する無線エリア内の全てのフェムトセルに対してハンドオーバを可能とすることを特徴のひとつとする。
また、前述のハンドオーバ許可判定部は、前述のフェムトセルに一時的にハンドオーバ許可された端末が、再び屋外の無線基地局にハンドオーバした際に、一時的に許可していたIDを削除することを特徴のひとつとする。
本発明の第1の解決手段によると、
第1基地局と、カバーするセルが該第1基地局のセルと重複する第2基地局と、第2基地局へのハンドオーバが許可されているか否かを示す可否情報を管理する管理装置とを備えたネットワークシステムにおけるハンドオーバ管理装置であって、
前記第1基地局から、該第1基地局における無線端末からの受信電力を所定時間毎に取得する接続情報管理部と、
前記第2基地局へのハンドオーバが拒否された前記無線端末の識別子を、該管理装置から取得するハンドオーバ情報管理部と、
前記接続情報管理部で取得された前記無線端末からの受信電力が、予め定められた第1の閾値以下であり、かつ、その状態が予め定められた時間続いている第1条件を満たす無線端末を特定し、特定された前記無線端末について、前記第2基地局へのハンドオーバを一時的に許可するための要求信号を前記管理装置に送信するハンドオーバ許可判定部と
を備えたハンドオーバ管理装置が適用される。
本発明の第2の解決手段によると、
第1基地局と、カバーするセルが該第1基地局のセルと重複する第2基地局と、第2基地局へのハンドオーバが許可されているか否かを示す可否情報を管理する管理装置とを備えたネットワークシステムにおける前記第1基地局である基地局であって、
無線端末からの受信電力を所定時間毎に取得する接続情報管理部と、
前記第2基地局へのハンドオーバが拒否された無線端末の識別子を、該管理装置から取得するハンドオーバ情報管理部と、
前記接続情報管理部で取得された無線端末からの受信電力が、予め定められた第1の閾値以下であり、かつ、その状態が予め定められた時間続いている第1条件を満たす前記無線端末を特定し、特定された前記無線端末について、前記第2基地局へのハンドオーバを一時的に許可するための要求信号を前記管理装置に送信するハンドオーバ許可判定部と
を備えた基地局が適用される。
本発明の第3の解決手段によると、
第1基地局と、カバーするセルが該第1基地局のセルと重複する第2基地局と、第2基地局へのハンドオーバが許可されているか否かを示す可否情報を管理する管理装置とを備えたネットワークシステムにおけるハンドオーバ管理方法であって、
第1基地局における無線端末からの受信電力を所定時間毎に取得することと、
第2基地局へのハンドオーバが拒否された無線端末の識別子を、該管理装置から取得することと、
接続情報管理部で取得された無線端末からの受信電力が、予め定められた第1の閾値以下であり、かつ、その状態が予め定められた時間続いている第1条件を満たす無線端末を特定することと、
特定された無線端末について、第2基地局へのハンドオーバを一時的に許可するための要求信号を管理装置に送信すること
を含むハンドオーバ管理方法が適用される。
本発明によると、一時的に干渉源となりうる無線通信端末をフェムトセルなどの基地局にハンドオーバさせることが可能である。また、フェムトセルに対する干渉源の除去、スループットの改善が期待できる。
第1の実施例におけるシステムの全体構成図である。 第1の実施例におけるシステムの詳細構成図である。 無線基地局の構成図である。 フェムトセル基地局の構成図である。 ハンドオーバ管理装置の構成図である。 MMEの構成図である。 呼接続情報データベースの一例である。 ハンドオーバ情報データベースの一例である。 ハンドオーバ許可端末IDリストの一例である。 第1の実施例におけるフェムトセルハンドオーバ許可判定のフローチャートである。 無線通信端末の移動に伴う、無線基地局における無線通信端末からの受信電力の変動を示したグラフの一例である。 無線通信端末の移動に伴う、無線通信端末からの無線基地局IDの報告値の変動を示したグラフの一例である。 無線通信端末の移動に伴う、無線通信端末から通信中の無線基地局ID報告頻度の変動を示したグラフの一例である。 フェムトセルハンドオーバ許可解除判定のフローチャートである。 第2の実施例におけるシステムの全体構成図である。 第2の実施例におけるシステムの詳細構成図である。 第2の実施例における無線基地局の構成図である。 第2の実施例におけるフェムトセルハンドオーバ許可判定のフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
1.第1の実施例
図1は、第1の実施例における無線通信システムの構成図である。
無線通信システムは、例えば、無線基地局10と、フェムトセル(フェムト基地局ともいう。以下フェムトセルと称する)20と、ハンドオーバ管理装置30と、MME(管理装置)40を備える。さらに、HeNBGW50、無線通信端末1を備えても良い。なお、フェムトセル(第2基地局)は、無線基地局(第1基地局)10が構成するエリア内に複数備えられてもよい。また、図1にはひとつの無線基地局10を例示するが、複数の無線基地局10を備えてもよい。
無線通信端末1と無線基地局10が通信しており、無線基地局10が構成する無線エリア70の中にフェムトセル20が存在する。従って、各々の基地局がカバーするエリアは重複し、一方が他方に包含される場合もある。その中で、無線通信端末1は、電波を受信したひとつ又は複数の無線基地局及びフェムトセルのID(以下基地局ID)を無線基地局10に報告する。無線基地局10は、報告された基地局IDおよび無線通信端末1からの無線基地局における受信電力を収集し、無線通信端末1からの受信電力値および無線基地局IDごとにその報告頻度をハンドオーバ管理装置30に報告する。
ハンドオーバ管理装置30は、MME40に対してフェムトセル20にハンドオーバ可能な無線通信端末1のIDの追加/削除要求を出す。MME40はHeNBGW50及び公衆網60を通じてフェムトセル20に対しハンドオーバ要求を出す。
ここでは、フェムトセルを例に説明するが、これに限らず屋内などに配置され、エリアが無線基地局10に対して比較的小さい適宜の基地局でもよい。
図2は、第1の実施例における管理システムの詳細構成図である。図1に示す無線通信システムの各装置について、本実施例に関するブロックを示している。なお、各装置はこれ以外にもデータ通信及び制御信号の送受信のための適宜のブロックを有することができる。
無線基地局10は、アンテナ13に接続された無線通信部11と、呼接続情報管理部12を備える。アンテナ13より無線通信部11を通じて、無線通信端末1からの無線基地局IDの報告値および受信電力が、呼接続情報管理部12に送られる。呼接続情報管理部12は、無線通信端末1より収集したこれらの情報を、有線ネットワーク80を通じてハンドオーバ管理装置30における呼処理情報集計部31に送信する。
また、フェムトセル20は、アンテナ23に接続された無線通信部21と、呼接続情報管理部22を備える。アンテナ23より無線通信部21を通じて、無線基地局10と通信する無線通信端末1からの干渉電力が、呼接続情報管理部22に送られる。呼接続情報管理部22は、この情報を、有線ネットワーク80を通じて、ハンドオーバ管理装置30における呼処理情報集計部31に送信する。
ハンドオーバ管理装置30では、無線基地局10及びフェムトセル20からの情報を受けた呼接続情報集計部(接続情報管理部)31が、呼接続情報データベース32を更新する。また、ハンドオーバ情報集計部35は、MME40におけるハンドオーバ処理部41と有線ネットワーク80を通じて接続されている。ハンドオーバ情報集計部(ハンドオーバ情報管理部)35は、ハンドオーバ処理部41が、フェムトセル20へのハンドオーバに対し、無線通信端末IDが未登録のため、ハンドオーバ拒否と判定した際の情報を収集し、ハンドオーバ情報データベース34を更新する。ハンドオーバ許可判定部33は、呼接続情報データベース32とハンドオーバ情報データベース34の情報を参照し、フェムトセル20に対して一時的にハンドオーバを許可/削除する無線通信端末IDを抽出し、装置管理部36に抽出した無線通信端末IDを送信する。それを受信した装置管理部36は、有線ネットワーク80にて接続されたMME40におけるハンドオーバ許可端末IDリスト42を更新する。また、タイマー部37を使用することによって、これらの処理を周期的に行うことが可能である。なお、各装置間の有線ネットワーク80は無線で実現されてもよい。
図3は、第1の実施例における無線基地局10の構成図である。無線基地局10は、例えば、無線通信端末1と無線通信を行なうアンテナ13、アンテナ13から受信した信号または無線通信端末1への送信信号を処理する無線通信部11、及び、無線通信端末1からの受信電力および無線基地局IDを扱う呼接続情報管理部12とを有する。
図4は、第1の実施例におけるフェムトセル20の構成図である。フェムトセル20は、例えば、無線通信端末1と無線通信を行なうアンテナ23、アンテナ23から受信した信号または無線通信端末1への送信信号を処理する無線通信部21、及び、干渉電力を収集する呼接続情報管理部22を有する。
図5は、第1の実施例におけるハンドオーバ管理装置30の構成図である。ハンドオーバ管理装置30は、例えば、無線基地局10から無線通信端末ごとの受信電力および無線基地局IDの報告頻度を収集し、フェムトセル20から干渉電力を収集する呼接続情報集計部31と、呼接続情報集計部31が収集した情報を蓄積する呼接続情報データベース32と、フェムトセルへのハンドオーバを一時的に許可するかどうかを判定するハンドオーバ許可判定部33と、MME40におけるハンドオーバ処理部41が、フェムトセル20へのハンドオーバに対し無線通信端末ID未登録のためハンドオーバ拒否と判定した際の情報を収集するハンドオーバ情報集計部35と、その情報を蓄積するハンドオーバ情報データベース34と、有線ネットワーク80で接続されたMME40における、ハンドオーバ許可端末リスト42を更新する装置管理部36と、制御を定期的に動作させるためのタイマー部37とを有する。
図6は、第1の実施例におけるMME40の構成図である。MME40は、例えば、ハンドオーバ処理を行うハンドオーバ処理部41と、フェムトセルごとにハンドオーバが許可されている無線通信端末のIDを記録したハンドオーバ許可端末IDリスト42を備える。また、ハンドオーバ処理部41は、例えば有線ネットワーク80を介して、ハンドオーバ管理装置30におけるハンドオーバ情報集計部35と接続され、ハンドオーバ許可端末IDリスト42はハンドオーバ管理装置30における装置管理部36と接続されている。
図7は、呼接続情報データベース32の一例である。
呼接続情報データベース32は、無線通信端末ID毎に、収集時刻、基地局IDの報告値、及び、基地局における基準信号受信電力が記録されているテーブルと、フェムトセルIDごとに干渉電力が記録されたテーブルを含む。
図8は、ハンドオーバ情報データベース34の一例である。フェムトセル20に対しハンドオーバを拒否された端末IDとフェムトセルのIDが対になって記録されているテーブル有する。
図9は、ハンドオーバ許可端末IDリスト42の一例である。フェムトセルIDごとに、通信可能な無線通信端末IDと、許可状態が常時なのか一時的なのかを記録したテーブルを有する。
なお、上述の各テーブルは適宜の形式で記憶領域に記憶されても良い。
図10は、ハンドオーバ管理装置30におけるハンドオーバ許可判定部33がフェムトセルへのハンドオーバの可否を判定するためのフローチャートである。その詳細について図10から図13を用いて説明する。
まず、プロセスS100において、ハンドオーバ許可判定部33は、無線基地局10が構成する無線エリア70内に配置されたフェムトセルについて、報告された干渉電力が予め定められた閾値0を上回っているかどうかを判定する。例えば、呼接続情報データベース32に記憶された干渉電力を参照して判定する。無線エリア70内にどのフェムトセルが配置されているかについては予め登録しておくことができる。この条件を満たすフェムトセルについて(S100:Yes)、無線基地局10が構成する無線エリア70内に存在する無線通信端末ごとに以下のプロセスを実行する。
プロセスS101において、ハンドオーバ許可判定部33は、呼接続情報データベース32を参照して、無線基地局10における無線通信端末1からの受信電力が予め定められた閾値1を下回っているか判定する。次に、プロセスS102において、ハンドオーバ許可判定部33は、無線基地局10における無線通信端末1からの受信電力が閾値1を下回っている時刻Tが、予め定められた閾値2を上回っているかどうかを判定する。この一例を示したものが図11のグラフである。屋外に無線通信端末1が存在する状態を状態A、屋内のように電波が遮蔽された状態を状態Bとしている。図11では、例えば無線通信端末1が屋外から屋内へ移動し、再び屋外へでた場合の例を示す。屋内など、通信中の屋外無線基地局からの電波を遮蔽するものが存在する場所に無線通信端末1が存在すると、通信中の屋外無線基地局においては無線通信端末1からの受信電力が大幅に低下し、無線通信端末1が送信電力を上限値まで上昇させたとしても、無線基地局10における無線通信端末1からの受信電力は低下する。なお、屋外にいても建物の影や、車両の移動などにより、屋外無線基地局において無線通信端末1からの受信電力が瞬間的に低下する場合があるが、本実施例では受信電力の低下が所定時間以上続いたか判断しているため、このようなケースは該当しなくなる。
次に、プロセスS103において、ハンドオーバ許可判定部33は、現在通信中の無線基地局10の無線基地局IDが、無線通信端末1から報告される頻度が、予め定められた閾値3を下回っているか判定する。この一例を示したものが図12、図13である。図12に示したように、屋外に無線通信端末1が存在する状態Aでは、周辺に存在する無線基地局の電波を無線通信端末1が受信可能であるため、多くの無線基地局IDが無線通信端末1で検出され、報告される。一方、状態Bのように、屋内に無線通信端末1が存在すると、遠方の無線基地局からの受信電力は壁などに遮蔽されて受信できなくなるため、遠方の無線基地局IDは報告されなくなり、近隣の無線基地局のIDも遮蔽により電力が低下するためその報告頻度は低下し、屋内にフェムトセルが存在する場合にはフェムトセルIDの報告頻度が高くなる。そのため、図13に示したように、状態Bのように、屋内に無線通信端末1が存在すると、通信中の無線基地局IDの報告頻度も低下することとなる。これらのことから、S101、S102およびS103の条件を満たす場合、屋外の無線基地局である無線基地局10において、無線通信端末からの受信電力が一定時間以上低下した状態が続き、無線基地局10のIDの報告頻度も低下していることから、無線通信端末は屋内に存在していると判定する。
次に、プロセスS104において、ハンドオーバ許可判定部33は、S101、S102およびS103の条件を満たす無線通信端末IDが、MME40において、無線通信端末IDが未登録のためハンドオーバ拒否されたか判定する。例えば、ハンドオーバ情報データベース34を参照して判定する。この条件を満たすのであれば、プロセスS105において、ハンドオーバ許可判定部33は、無線基地局10が構成する無線エリア70の中に存在するフェムトセル20へのハンドオーバを一時的に許可する。例えば、無線エリア70の中に存在するすべてのフェムトセル20へのハンドオーバを一時的に許可してもよい。プロセスS106において、ハンドオーバ許可判定部33は、該当フェムトセル20へのハンドオーバを実施する。例えば、ハンドオーバ許可判定部33は、フェムトセル20に対して一時的にハンドオーバを許可する無線通信端末IDを含む要求信号を、装置管理部36を介してMME40に送信し、MME40におけるハンドオーバ許可端末IDリスト42を更新する。ハンドオーバ許可IDリスト42には、例えば、フェムトセルIDと、一時的にハンドオーバを許可する無線通信端末IDとを記憶し、対応する許可状態を「一時」を示す情報に設定する。
なお、上述の例では、プロセスS100の条件(条件A)、プロセスS101及びS102の条件(条件B)、プロセスS103の条件(条件C)、プロセスS104の条件(条件D)の全てを満たす場合に一時的にハンドオーバを許可する例を示しているが、条件Bを満たす場合に一時的にハンドオーバを許可してもよい。さらに、条件BとDを満たす場合、条件B、C及びDを満たす場合、条件A、B及びDを満たす場合としてもよい。なお、これ以外にも適宜組み合わせても良い。
さらに、フェムトセルのスループットを監視し、スループットが予め定められた閾値を超えたことを、一時的にハンドオーバを許可する条件に加えてもよい。また、上記条件を判断は、上述の例の順序以外にも適宜の順序でもよい。
なお、前述の判定閾値が無線エリアごとに異なる閾値でもよい。例えば、複数の無線基地局がそれぞれカバーする無線エリアごとに、異なる閾値が予め定められてもよい。
次に、ハンドオーバ管理装置30がフェムトセルへの一時的なハンドオーバ許可を解除する際のフローについて図14を用いて説明する。
図14は、フェムトセルへの一時的なハンドオーバ許可を解除する際のフローチャートである。まず、プロセスS200において、ハンドオーバ許可判定部33は、屋外の無線基地局10における無線通信端末1からの受信電力が、閾値1を上回っているか判定する。受信電力が閾値1を上回っている無線通信端末1を、以下、該当無線通信端末と称する。次に、プロセスS201において、ハンドオーバ許可判定部33は、該当無線通信端末1についてフェムトセル20から屋外の無線基地局10へのハンドオーバが実施されたかどうかを判定する。屋外の無線基地局10にハンドオーバが実施された時点で、一時的に許可していたフェムトセル20へのハンドオーバ許可は不要と判定する。
しかしながら、該当無線通信端末1が、屋外無線通信局10が構成する無線エリア内に存在するフェムトセル20のいずれかに常時通信許可されている場合は、それらのフェムトセル20に対しての許可を取り消さない。そのため、プロセスS202において、ハンドオーバ許可判定部33は、屋外の無線基地局10が構成する無線エリア内に存在するフェムトセルにおいて、該当無線通信端末1が常時通信許可されているフェムトセルがあるか判定する。例えば、ハンドオーバ許可判定部33は、MME40に問い合わせても良い。存在する場合は、プロセスS203において、ハンドオーバ許可判定部33は、常時通信が許可されているフェムトセルを除いたフェムトセルに対する通信許可を解除する。例えば、ハンドオーバ許可判定部33は、該当無線通信端末1のIDと、通信許可を解除するフェムトセルのIDとを含む解除要求をMME40に送信する。また存在しない場合には、プロセスS204において、無線エリアの全てのフェムトセルに対する通信許可を解除する。
なお、プロセスS200、S201がNoの場合は、処理を終了する。
2.第2の実施例
次に、第2の実施例について図を用いて詳細に説明する。第2の実施例は、第1の実施例におけるハンドオーバ管理装置の機能を無線基地局に持たせたものである。
図15は、第2の実施例における無線通信システムの構成図である。
無線通信システムは、例えば、無線基地局110と、フェムトセル20と、MME40を備える。さらに、HeNBGW50、無線通信端末1を備えても良い。なお、フェムトセルの数、無線基地局等は第1の実施例と同様である。
無線通信端末1と無線基地局110が通信しており、無線基地局110が構成する無線エリア70の中にフェムトセル20が存在する。その中で無線通信端末1は電波を受信したひとつ又は複数の無線基地局及びフェムトセルのID(基地局ID)を無線基地局110に報告する。無線基地局110は報告された無線基地局IDおよび無線通信端末1からの無線基地局における受信電力を収集し、無線通信端末1からの受信電力値および無線基地局IDごとにその報告頻度を集計する。無線基地局110は、集計結果から、フェムトセル20へのハンドオーバが必要な無線通信端末IDを抽出し、MME40に対してフェムトセルにハンドオーバ可能な無線通信端末のIDの追加および削除要求を出す。MME40は、HeNBGW50から公衆網60を通じてフェムトセル20に対しハンドオーバ要求を出す。
本実施例においてもフェムトセルを例に説明するが、第1の実施例と同様に、これに限らず屋内などに配置され、エリアが無線基地局110に対して比較的小さい適宜の基地局でもよい。
図16は、第2の実施例における管理システムの詳細構成図である。図15に示す無線通信システムの各装置について、本実施例に関するブロックを示している。なお、各装置はこれ以外にもデータ通信及び制御信号の送受信のための適宜のブロックを有することができる。
アンテナ13より無線通信部11を通じて、無線通信端末1からの無線基地局IDの報告値および受信電力が、呼接続情報管理部12に送られる。呼接続情報管理部(接続情報管理部)12は、無線通信端末より収集したこれらの情報を、呼接続情報データベース14に記憶する。また、ハンドオーバ情報集計部(ハンドオーバ情報管理部)16は、MME40におけるハンドオーバ処理部41と、有線ネットワーク80を通じて接続されており、ハンドオーバ処理部41が、フェムトセルへのハンドオーバに対し、無線通信ID未登録のためハンドオーバ拒否と判定した際の情報を収集し、ハンドオーバ情報データベース17を更新する。ハンドオーバ許可判定部15は、呼接続情報データベース14とハンドオーバ情報データベース17の情報を参照し、フェムトセルに対して一時的にハンドオーバを許可/削除する無線通信端末IDを抽出し、装置管理部18に抽出した無線通信端末IDを送信する。それを受信した装置管理18は、有線ネットワーク80で接続されたMME40における、ハンドオーバ許可端末リスト42を更新する。また、タイマー部19を使用することによって、これらの処理を周期的に行うことが可能である。
図17は、第2の実施例における無線基地局の構成図である。無線基地局110は、例えば、アンテナ13に接続された無線通信部11と、呼接続情報管理部12と、呼接続管理部12が収集した情報を蓄える呼接続情報データベース14と、MME40からのハンドオーバ情報を収集するハンドオーバ情報収集部16と、ハンドオーバ情報収集部16が収集した情報を蓄えるハンドオーバ情報データベース17と、呼接続情報データベース14およびハンドオーバ情報データベース17の持つ情報からフェムトセルへのハンドオーバの一時的な可否を判定するハンドオーバ許可判定部15と、フェムトセルへのハンドオーバを許可/拒否された無線通信端末IDをMME40のハンドオーバ許可端末IDリスト42に追加/削除する装置管理部18と、これらの処理を周期的に行うためのタイマー部19とを備える。なお、各部の詳細、変形例は、第1の実施例のハンドオーバ管理装置における対応する構成と同様である。
図18は第2の実施例における、ハンドオーバ可否判定のフローチャートである。本実施例においては、フェムトセル20の干渉電力を無線基地局110が収集できないため、図7におけるプロセスS100の干渉電力判定にプロセスが存在していない。残りのフローについては図7と同様である。
なお、フェムトセル20が、干渉電力を無線基地局110に通信するインターフェースを有し、第1の実施例と同様に干渉電力による判定を含んでもよい。
本実施例のように無線基地局ごとに呼接続情報データベース14、ハンドオーバ情報データベース17、ハンドオーバ情報収集部16、ハンドオーバ許可判定部15、装置管理部18、タイマー部19を持たせることで、無線基地局単位で制御ができるため、制御周期の短縮が可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
3.構成例
[構成例1]
例えば、無線通信端末と前述の無線通信端末が通信を行う無線基地局、前述の無線基地局が接続されるMMEと、前述の無線基地局の構成する無線エリア内に存在するフェムトセル、それらが接続されたHeNBGW、前述の各装置を管理するハンドオーバ管理装置が存在する無線通信システムにおいて、ハンドオーバ管理装置は、前述の無線基地局から、無線基地局における無線通信端末からの受信電力および無線基地局IDの報告情報、フェムトセルにおける干渉電力、MMEにおけるフェムトセルへのハンドオーバ拒否情報を収集する手段を備えた、呼接続情報集計部およびハンドオーバ情報集計部、前述の情報からハンドオーバの可否および対象の無線通信端末IDを抽出するハンドオーバ許可判定部、MMEのハンドオーバ許可端末IDリストを更新する装置管理部、それらの制御を周期的に行うためのタイマー部を備える。
[構成例2]
構成例1のハンドオーバ管理装置において、前述の無線基地局におけるハンドオーバ可否判定処理およびハンドオーバ許可端末IDリストの更新は、一定期間ごと、もしくはMMEにおけるハンドオーバ拒否をトリガとして行う。
[構成例3]
前述の無線基地局は、前述のハンドオーバ管理装置における呼接続情報集計部およびハンドオーバ情報集計部、ハンドオーバ許可判定部、装置管理部、タイマー部の機能を備える。
[構成例4]
フェムトセルは、自局において、干渉電力を測定し、その値をハンドオーバ管理装置に報告するインターフェースを持つ。
[構成例5]
フェムトセルは、自局において測定した干渉電力を周囲の無線基地局に報告するインターフェースを持つ。
[構成例6]
ハンドオーバ制御方式は、無線基地局が構成する無線エリアごとに、存在する無線通信端末からの受信電力をモニタリングし、その受信電力が閾値を下回る時間が一定時間以上で、現在通信中の無線基地局IDの報告頻度が一定値以下となった場合に、その無線通信端末は屋内にいると判定し、MMEにおいてフェムトセルに対し無線通信端末IDが未登録であるためハンドオーバ拒否されたことが検出された無線通信端末に対して、無線エリア内に存在する全てのフェムトセルに対して一時的にハンドオーバを許可する。
[構成例7]
構成例6の制御方式において、前述の判定閾値が無線エリアごとに異なる閾値を用いて制御を行う。
[構成例8]
前述の制御方式において、フェムトセルは、一時的に通信を許可する無線通信端末を登録することが可能である。
[構成例9]
構成例6および7の制御方式において、前述のフェムトセルを用いて、フェムトセルにおける干渉電力が一定値以上の場合に制御を実行する。
本発明は、例えば無線通信システムに利用可能である。
1 無線通信端末
10、110 無線基地局
11 無線通信部
12 呼接続情報管理部
13 アンテナ
14 呼接続情報データベース
15 ハンドオーバ許可判定部
17 ハンドオーバ情報データベース
16 ハンドオーバ情報集計部
18 装置管理部
19 タイマー部
20 フェムトセル
21 無線通信部
22 呼接続情報管理部
23 アンテナ
30 ハンドオーバ管理装置
31 呼接続情報集計部
32 呼接続情報データベース
33 ハンドオーバ許可判定部
34 ハンドオーバ情報データベース
35 ハンドオーバ情報集計部
36 装置管理部
37 タイマー部
40 MME
41 ハンドオーバ処理部
42 ハンドオーバ許可端末IDリスト
50 HeNBGW
60 公衆網
70 無線エリア

Claims (15)

  1. 第1基地局と、カバーするセルが該第1基地局のセルと重複する第2基地局と、第2基地局へのハンドオーバが許可されているか否かを示す可否情報を管理する管理装置とを備えたネットワークシステムにおけるハンドオーバ管理装置であって、
    前記第1基地局から、該第1基地局における無線端末からの受信電力を所定時間毎に取得する接続情報管理部と、
    前記第2基地局へのハンドオーバが拒否された前記無線端末の識別子を、該管理装置から取得するハンドオーバ情報管理部と、
    前記接続情報管理部で取得された前記無線端末からの受信電力が、予め定められた第1の閾値以下であり、かつ、その状態が予め定められた時間続いている第1条件を満たす無線端末を特定し、特定された前記無線端末について、前記第2基地局へのハンドオーバを一時的に許可するための要求信号を前記管理装置に送信するハンドオーバ許可判定部と
    を備えたハンドオーバ管理装置。
  2. 前記ハンドオーバ許可判定部は、前記第1条件を満たし、かつ、前記ハンドオーバ情報管理部で取得された前記無線端末の識別子に基づき、前記第2基地局へのハンドオーバが拒否された第2条件を満たす前記無線端末を特定する請求項1に記載のハンドオーバ管理装置。
  3. 前記接続情報管理部は、前記第1基地局及び前記第2基地局を含む基地局から電波を受信した前記無線端末により報告される、該基地局の識別子の報告頻度を収集し、
    前記ハンドオーバ許可判定部は、前記第1条件及び前記第2条件を満たし、かつ、該無線端末が通信中の前記第1基地局について、該第1基地局の識別子の報告頻度が予め定められた第2閾値以下である第3条件を満たす前記無線端末を特定する請求項2に記載のハンドオーバ管理装置。
  4. 前記接続情報管理部は、前記第2基地局における干渉電力を該第2基地局から取得し、
    前記ハンドオーバ許可判定部は、前記第1条件及び前記第2条件を満たし、かつ、前記第2基地局における干渉電力が第3閾値以上である第4条件を満たす前記無線端末を特定
    する請求項2に記載のハンドオーバ管理装置。
  5. 前記無線端末について、前記1基地局がカバーする無線エリア内にある複数の第2基地局へのハンドオーバを一時的に許可するための要求信号を前記管理装置に送信する請求項1に記載のハンドオーバ管理装置。
  6. 前記ハンドオーバ許可判定部は、前記第2基地局へのハンドオーバが一時的に許可された前記無線端末が、該第2基地局へハンドオーバし、さらに該第2基地局から前記第1基地局又は他の基地局へハンドオーバしたことを契機に、該一時的な許可を解除するための解除要求を前記管理装置に送信する請求項1に記載のハンドオーバ管理装置。
  7. 前記ハンドオーバ許可判定部は、複数の第1基地局がそれぞれカバーする無線エリアごとに異なる閾値を用いる請求項1に記載のハンドオーバ管理装置。
  8. 第1基地局と、カバーするセルが該第1基地局のセルと重複する第2基地局と、第2基地局へのハンドオーバが許可されているか否かを示す可否情報を管理する管理装置とを備えたネットワークシステムにおける前記第1基地局である基地局であって、
    無線端末からの受信電力を所定時間毎に取得する接続情報管理部と、
    前記第2基地局へのハンドオーバが拒否された無線端末の識別子を、該管理装置から取得するハンドオーバ情報管理部と、
    前記接続情報管理部で取得された無線端末からの受信電力が、予め定められた第1の閾値以下であり、かつ、その状態が予め定められた時間続いている第1条件を満たす前記無線端末を特定し、特定された前記無線端末について、前記第2基地局へのハンドオーバを一時的に許可するための要求信号を前記管理装置に送信するハンドオーバ許可判定部と
    を備えた基地局。
  9. 前記ハンドオーバ許可判定部は、前記第1条件を満たし、かつ、前記ハンドオーバ情報管理部で取得された前記無線端末の識別子に基づき、前記第2基地局へのハンドオーバが拒否された第2条件を満たす前記無線端末を特定する請求項8に記載の基地局。
  10. 前記接続情報管理部は、前記第1基地局及び前記第2基地局を含む基地局から電波を受信した前記無線端末により報告される、該基地局の識別子の報告頻度を収集し、
    前記ハンドオーバ許可判定部は、前記第1条件及び前記第2条件を満たし、かつ、自第1基地局の識別子の報告頻度が予め定められた第2閾値以下である第3条件を満たす前記無線端末を特定する請求項9に記載の基地局。
  11. 前記接続情報管理部は、前記第2基地局における干渉電力を該第2基地局から取得し、
    前記ハンドオーバ許可判定部は、前記第1条件及び前記第2条件を満たし、かつ、前記第2基地局における干渉電力が第3閾値以上である第4条件を満たす前記無線端末を特定する請求項9に記載の基地局。
  12. 第1基地局と、カバーするセルが該第1基地局のセルと重複する第2基地局と、第2基地局へのハンドオーバが許可されているか否かを示す可否情報を管理する管理装置とを備えたネットワークシステムにおけるハンドオーバ管理方法であって、
    第1基地局における無線端末からの受信電力を所定時間毎に取得することと、
    第2基地局へのハンドオーバが拒否された無線端末の識別子を、該管理装置から取得することと、
    接続情報管理部で取得された無線端末からの受信電力が、予め定められた第1の閾値以下であり、かつ、その状態が予め定められた時間続いている第1条件を満たす無線端末を特定することと、
    特定された無線端末について、第2基地局へのハンドオーバを一時的に許可するための要求信号を管理装置に送信すること
    を含むハンドオーバ管理方法。
  13. 第1条件を満たし、かつ、取得された無線端末の識別子に基づき、第2基地局へのハンドオーバが拒否された第2条件を満たす無線端末を特定すること
    をさらに含む請求項12に記載のハンドオーバ管理方法。
  14. 第1基地局及び第2基地局を含む基地局から電波を受信した無線端末により報告される、該基地局の識別子の報告頻度を収集することと、
    第1条件及び第2条件を満たし、かつ、該無線端末が通信中の第1基地局について、該第1基地局の識別子の報告頻度が予め定められた第2閾値以下である第3条件を満たす無線端末を特定すること
    をさらに含む請求項13に記載のハンドオーバ管理方法。
  15. 第2基地局における干渉電力を該第2基地局から取得することと、
    第1条件及び第2条件を満たし、かつ、第2基地局における干渉電力が第3閾値以上である第4条件を満たす無線端末を特定すること
    をさらに含む請求項13に記載のハンドオーバ管理方法。
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