JP5776190B2 - 機器管理装置、機器管理方法、及び機器管理プログラム - Google Patents

機器管理装置、機器管理方法、及び機器管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、機器消費電力を低減する技術に関するものである。
近年では、通信技術の普及に伴い、画像処理装置と管理装置との連携により、画像処理装置の消費電力を低減する技術が知られている。例えば、特許文献1には、入退室管理装置に対して利用者の入退室情報を問い合わせ、利用者の存在確認に応じて、画像処理装置の電源制御を行う機器管理システムが開示されている。
しかしながら、従来の機器管理方法では、利用者の入退室状況に応じて、画像処理装置の電源をON/OFFし、画像処理装置の消費電力を低減するに留まるものである。
画像処理装置は、多機能化が進み、例えば、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などの様々な機能を有している。そのため、従来の機器管理方法では、次のような問題が考えられる。例えば、利用者が入室すると画像処理装置の電源がONにされ、全ての搭載機能が起動されと、入室した利用者が、一部の機能しか利用しない場合、画像処理装置が、起動された他の機能(利用されていない機能)の待機電力を消費することになる。また、例えば、1人の利用者が入室すると室内に設置された複数の画像処理装置の電源がONされると、入室した利用者が1台の画像処理装置しか利用しない場合、起動された他の画像処理装置(利用されていない機器)の待機電力を消費することになる。
このように、従来の機器管理方法では、利用される機能又は入室人数に適した起動台数などの細かい単位で、管理対象機器の消費電力を低減することができなかった。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、管理対象機器の消費電力をより細かい単位で低減できる機器管理装置、機器管理方法、及び機器管理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の起動・終了を制御する機器管理装置であって、前記画像処理装置における前記画像処理機能が起動しているか否かを判定し、起動していない画像処理機能がある場合に、前記入退室管理装置の入退室記録から入室が確認された利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能を起動する起動制御手段を有している。
このような構成によって、本発明に係る機器管理装置は、管理対象である画像処理装置が有する機能(画像処理機能)の起動状態を確認する。機器管理装置は、起動していない画像処理機能がある場合、入室が確認された利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能のみを起動する。
これによって、本発明に係る機器管理装置では、管理対象機器の消費電力をより細かい単位で低減できる。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理方法は、所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の起動・終了を制御する機器管理装置における機器管理方法であって、前記画像処理装置における前記画像処理機能が起動しているか否かを判定し、起動していない画像処理機能がある場合に、前記入退室管理装置の入退室記録から入室が確認された利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能を起動する起動制御手順を有している。
このような手順によって、本発明に係る機器管理方法は、管理対象である画像処理装置が有する機能(画像処理機能)の起動状態を確認し、起動していない画像処理機能がある場合、入室が確認された利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能のみを起動するという動作を実現する。
これによって、本発明に係る機器管理方法では、管理対象機器の消費電力をより細かい単位で低減可能な環境を提供できる。
本発明によれば、利用者の機能利用権限に従って、利用される画像処理機能のみを起動することで、管理対象機器の消費電力をより細かい単位で低減する機器管理装置、機器管理方法、及び機器管理プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る機器管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御設定の画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る起動制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る終了制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る制御設定の画面例を示す図である。 本発明の変形例に係る終了制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る機器管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る機器管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る機器管理機能の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御設定の画面例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る起動制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る終了制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る機器管理機能の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る台数設定情報のデータ例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る起動制御の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る終了制御の処理手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」という)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る機器管理システム1の構成例を示す図である。
図1には、機器管理装置100、入退室管理装置300、及び複数の画像処理装置200〜200(以下総称する場合「画像処理装置200」という)が、ネットワークなどのデータ伝送路N(例えば「LAN:Local Area Network」)で接続されるシステム構成例が示されている。
画像処理装置200は、画像処理機能を有する機器であり、当システム1では、管理対象機器にあたる。画像処理機能には、例えば、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などがある。入退室管理装置300は、入退室管理機能を有する情報処理装置である。入退室管理機能とは、建物やフロアなどの施錠エリアへの入退室(又は入退館)記録を利用者単位で管理する機能である。機器管理装置100は、機器管理機能を有する情報処理装置である。機器管理機能とは、画像処理装置200及び/又は画像処理機能の起動・終了を制御する機能である。
機器管理システム1は、次のように動作する。入退室管理装置300は、各エリアに設置された施錠の開閉に基づき、利用者の入退室状態を当該装置が備える所定の記憶領域に記録する。これにより、機器管理装置100は、入退室管理装置300の入退室記録から、入室が確認された利用者の機能利用権限に従って、画像処理装置200に対し、利用者に割り当てられた画像処理機能の起動を指示する。これにより、画像処理装置200では、入室した利用者が利用する(利用者の利用が想定される)画像処理機能のみが起動することになる。
以上のように、本実施形態に係る機器管理システム1では、上記システム構成により、機器連携による機器管理サービスを提供することができる。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る機器管理装置100及び画像処理装置200のハードウェア構成について説明する。なお、入退室管理装置300については、機器管理装置100と同様の情報処理装置であるため、その説明を省略する。
《機器管理装置》
図2は、本実施形態に係る機器管理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、機器管理装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、機器管理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、機器管理装置100による処理結果を表示する。
インタフェース装置107は、機器管理装置100をデータ伝送路Nに接続するインタフェースである。これにより、機器管理装置100は、インタフェース装置107を介して、他の機器(例えば「画像処理装置」や「入退室管理装置」など)とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、装置全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(商標又は登録商標)」や「UNIX(商標又は登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))、及びシステム上において各種機能(例えば「機器管理機能」)を提供するアプリケーションなどがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、機器管理装置100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aには、例えば、フロッピー(商標又は登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびに、SDメモリカード(SD Memory card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、機器管理装置100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、情報処理システム設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)から、プログラムやデータをメモリ上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する演算装置である。
以上のように、本実施形態に係る機器管理装置100は、上記ハードウェア構成により、機器管理機能を提供することができる。
《画像処理装置》
図3は、本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図3に示すように、画像処理装置200は、コントローラ210、操作パネル220、プロッタ230、及びスキャナ240などを備え、それぞれが相互にバスBで接続されている。
操作パネル220は、表示部及び入力部を備えており、機器情報などの各種情報を利用者に提供したり、動作設定や動作指示などの各種入力操作を受け付けたりする。プロッタ230は、画像形成部を備えており、用紙に出力画像を形成する。出力画像を形成する方式には、例えば、電子写真プロセスやインクジェット方式などがある。スキャナ240は、原稿を光学的に読み取り、読み取り画像を生成する。
コントローラ210は、CPU211、記憶装置212、ネットワークI/F213、及び外部記憶I/F214などを備えており、それぞれが相互にバスBで接続されている。
CPU211は、プログラムを実行することで装置全体を制御する。また、記憶装置212は、上記プログラムや各種データ(例えば「画像データ」)を格納し保持する。記憶装置212には、例えば、揮発性のメモリであるRAM、不揮発性のメモリであるROM、及び大容量の記憶領域を備えたHDDなどがある。RAMは、CPU211のワークエリア(プログラムやデータが一時的に読み出される記憶領域)として機能する。ROMやHDDは、プログラムや各種データの格納先として用いられる。これにより、画像処理装置200では、CPU211がROMに格納されたプログラムをRAM上に読み出し、プログラムを実行する。
ネットワークI/F213は、画像処理装置200をネットワークなどの所定のデータ伝送路Nに接続するためのインタフェースである。これにより、画像処理装置200は、ネットワークI/F213を介して、他の機器(例えば「機器管理装置」)とデータ通信を行うことができる。
外部記憶I/F214は、外部記憶にあたる記録媒体214aを接続するためのインタフェースである。記録媒体214aには、例えば、SDメモリカードやUSBメモリなどがある。これにより、画像処理装置200は、外部記憶I/F214を介して、記録媒体214aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置200では、上記ハードウェア構成により、画像処理機能を提供することができる。
<機器管理機能>
本実施形態に係る機器管理機能について説明する。
本実施形態に係る機器管理装置100では、管理対象である画像処理装置200が有する機能(画像処理機能)の起動状態を確認する。機器管理装置100は、起動していない画像処理機能がある場合、入室が確認された利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能のみを起動する。本実施形態に係る機器管理装置100は、このような機器管理機能を有している。
従来の機器管理方法では、例えば、利用者が入室すると画像処理装置200の電源がONにされ、全ての搭載機能が起動されると、入室した利用者が、一部の機能しか利用しない場合、画像処理装置200が、起動された他の機能(利用されていない機能)の待機電力を消費することになる。
そこで、本実施形態に係る機器管理装置100では、利用者の機能利用権限に従って、利用される画像処理機能のみを起動する仕組みとした。
これにより、画像処理装置200では、利用されない画像処理機能により電力が消費されることがない。このように、本実施形態に係る機器管理装置100では、管理対象機器の消費電力を機能単位で低減できる。
以下に、本実施形態に係る機器管理機能の構成とその動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る機器管理機能の構成例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態に係る機器管理機能は、通信部11、起動・終了制御部12、利用者情報管理部13、利用者情報保持部14、制御情報管理部15、及び制御情報保持部16などを有している。これらは、機器管理装置100が有する機能部である。また、機器管理機能は、画像処理装置200及び入退室管理装置300などが有する機能部と連携動作する。画像処理装置200は、通信部21、電源制御部22、及び機能制御部23などを有している。入退室管理装置300は、通信部31、入退室情報管理部32、及び管理情報保持部33などを有している。
《機器管理装置》
通信部11は、データ通信を行う機能部である。通信部11は、機器管理装置100が備えるインタフェース装置107により、画像処理装置200や入退室管理装置300とデータ通信を行う。
利用者情報管理部13は、要求に応じたデータ操作を行い、利用者の入退室記録を利用者情報として管理する機能部である。
利用者情報は、例えば、利用者識別及び入退室日時の情報項目が対応づけられた情報である。[利用者識別]項目には、例えば、利用者IDなどの利用者を識別する情報(以下「利用者識別情報」という)が保持され、[入退室日時]項目には、例えば、日付と時刻などの入退室を行った際の日時情報(以下「入退室日時情報」という)が保持される。
利用者情報は、このようなデータ構成で、機器管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる利用者情報保持部14に保持される。
よって、利用者情報管理部13は、利用者情報保持部14にアクセスし、利用者情報に対して、要求に応じたデータ操作を行う。なお、データ操作には、例えば、データ登録(追加)、データ更新(上書き)、データ削除(消去)、データ取得(参照)などがある。
利用者情報管理部13は、次のように利用者情報の登録・更新を行う。利用者情報管理部13は、登録要求を受け付けると、通信部11を介して、入退室管理装置300に対し、入退室記録の取得を要求する。その結果、利用者情報管理部13は、利用者情報保持部14にアクセスし、入退室管理装置300から応答された入退室記録に基づき、利用者識別情報及び入退室日時情報を登録する。利用者情報管理部13は、更新要求を受け付けると、利用者情報保持部14にアクセスし、入退室管理装置300から応答された入退室記録に基づき、該当利用者の入退室日時情報を更新する。なお、利用者情報管理部13は、例えば、所定の時間間隔で、通信部11を介して、入退室管理装置300から入退室記録の取得を要求し、応答情報に基づき、上記利用者情報を更新してもよい。
また、利用者情報管理部13は、次のように利用者情報の取得・消去を行う。利用者情報管理部13は、取得・消去要求を受け付けると、利用者情報保持部14にアクセスし、利用者識別情報に基づき、該当利用者の入退室日時情報を取得・消去する。
制御情報管理部15は、要求に応じたデータ操作を行い、画像処理機能の起動・終了を制御する制御情報を管理する機能部である。
制御情報は、例えば、図5に示すような設定画面Wを介して設定することができる。
図5は、本実施形態に係る制御設定の画面例を示す図である。
図5には、チェックボックスやテキストボックスなどのGUI(Graphical User Interface)を介して、各種制御情報が設定可能な画面例が示されている。例えば、設定画面Wでは、管理対象である画像処理装置200[制御機器]の情報が一覧表示され、起動・終了を制御する画像処理機能[制御機能]及び機能利用権限を有する利用者(機能利用者)[利用者]を、画像処理装置200ごとに設定できる。また、設定画面Wでは、利用者の入退室状態を確認する時間(入退室確認の実行タイミング)を設定できる。
図5に示す設定画面Wでは、MFP(Multifunction Peripheral)1が有するスキャン機能が制御機能として設定され、機能利用権限を有する利用者として"UserA"〜"UserG"が設定されている。また、MFP3が有するスキャン機能、コピー機能、プリント機能、及び拡張アプリ機能が制御機能として設定され、機能利用権限を有する利用者として"UserA","UserB","UserD","UserE"が機能ごとに設定されている。
制御情報管理部15は、このような設定画面Wを、機器管理装置100が備える表示装置102に表示し、入力された設定値を受け取り、制御情報として管理する。
図6は、本実施形態に係る制御情報16Dのデータ例を示す図である。
図6に示すデータ例は、図5に示した設定画面Wから受け取った設定値に基づく制御情報16Dである。図6に示すように、制御情報16Dは、例えば、ネットワーク設定、制御機能、及び利用者の情報項目が対応づけられた情報である。[ネットワーク設定]項目には、例えば、IPアドレス(Internet Protocol address)などの画像処理装置200を識別する情報(以下「機器識別情報」という)が保持される。機器識別情報は、管理対象である画像処理装置200に応じて、システム1内から検出(取得)可能な情報である。[制御機能]項目には、例えば、機能名などの画像処理機能を識別する情報(以下「機能識別情報」という)が保持される。機能識別情報は、起動・終了を制御する画像処理機能の設定値に基づく情報である。[利用者]項目には、利用者識別情報が保持される。利用者識別情報は、機能利用権限を有する利用者の設定値に基づく情報である。よって、制御情報16Dには、設定画面Wによる設定値のみが情報として抽出される。
制御情報16Dは、このようなデータ構成で、機器管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる制御情報保持部16に保持される。
また、機器管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域には、例えば、時刻などの入退室確認の時間情報(以下「入退室確認時間情報」という)が保持される。入退室確認時間情報は、利用者の入退室状態を確認する時間の設定値に基づく情報である。
図4の説明に戻る。よって、制御情報管理部15は、制御情報保持部16にアクセスし、制御情報16Dに対して、要求に応じたデータ操作を行う。なお、データ操作には、例えば、データ登録(追加)、データ更新(上書き)、データ削除(消去)、データ取得(参照)などがある。
制御情報管理部15は、次のように制御情報16Dの登録・更新を行う。制御情報管理部15は、登録・更新要求を受け付けると、制御情報保持部16にアクセスし、設定画面Wから受け取った設定値に基づき、該当機器の機能識別情報、利用者識別情報、入退室時間情報を登録・更新する。
また、制御情報管理部15は、次のように制御情報16Dの取得・消去を行う。制御情報管理部15は、取得・消去要求を受け付けると、制御情報保持部16にアクセスし、機器識別情報に基づき、該当機器の機能識別情報及び利用者識別情報を取得・消去する。
起動・終了制御部12は、画像処理機能の起動・終了を制御する機能部である。起動・終了制御部12は、次のように起動制御を行う。起動・終了制御部12は、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、応答結果に基づき、画像処理機能の起動状態を確認する。起動・終了制御部12は、起動していない画像処理機能がある場合、該当機能の機能利用権限を有する利用者の入室を確認する。起動・終了制御部12は、利用者が入室済みの場合、利用者の機能利用権限に従って、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、該当機能の起動を指示する。これにより、画像処理装置200では、入室した利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能のみが起動される。
また、起動・終了制御部12は、次のように終了制御を行う。起動・終了制御部12は、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、応答結果に基づき、画像処理機能の終了状態を確認する。起動・終了制御部12は、終了していない画像処理機能がある場合、該当機能の機能利用権限を有する利用者の退室を確認する。起動・終了制御部12は、利用者が退室済みの場合、利用者の機能利用権限に従って、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、該当機能の終了を指示する。これにより、画像処理装置200では、退室した利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能が終了される。
起動・終了制御部12は、入退室確認時間情報に基づき、上記起動・終了制御を行う。起動・終了制御部12は、入室確認の時間になると、利用者情報管理部13への取得要求により、利用者情報(入室記録)を取得し、制御情報管理部15への取得要求により、制御情報16Dを取得する。その結果、起動・終了制御部12は、取得情報に基づき、上記起動・終了状態確認や利用者入退室確認などを行う。起動・終了状態確認では、制御情報16Dの機器識別情報により、制御機器として特定された画像処理装置200に対して、画像処理機能の起動・終了状態を問い合わせることで確認する。また、利用者入退室確認では、制御情報16Dの利用者識別情報により特定された利用者情報の入退室日時情報を参照することで確認する。なお、入退室日時情報の特定は、次のように行う。起動・終了制御部12は、制御情報16Dを参照し、起動又は終了していない画像処理機能の機能識別情報に対応づけられた利用者識別情報に基づき、利用者情報を参照し、利用者識別情報に対応づけられた入退室日時情報を特定する。
《画像処理装置》
通信部21は、データ通信を行う機能部である。通信部21は、画像処理装置200が備えるネットワークI/F213により、機器管理装置100とデータ通信を行う。
電源制御部22は、画像処理装置200の電源(ON・OFF)を制御する機能部である。機能制御部23は、画像処理機能の起動・終了を制御する機能部である。電源制御部22及び機能制御部23は、通信部21を介して、機器管理装置100から受け付けた起動・終了指示に従って、上記各制御を行う。また、電源制御部22及び機能制御部23は、通信部21を介して、機器管理装置100から受け付けた起動・終了状態の問い合わせに対し、確認結果を応答する。
《入退室管理装置》
通信部31は、データ通信を行う機能部である。通信部31は、入退室管理装置300が備えるインタフェース装置(非図示)により、機器管理装置100とデータ通信を行う。
入退室情報管理部32は、要求に応じたデータ操作を行い、利用者の入退室記録を管理する機能部である。
入退室記録は、例えば、利用者識別及び入退室日時の情報項目が対応づけられた入退室情報として、入退室管理装置300が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる入退室情報保持部33に保持される。なお、入退室情報の情報項目については、上述した利用者情報と同じであるため、その説明を省略する。
よって、入退室情報管理部32は、入退室情報保持部33にアクセスし、入退室情報に対して、要求に応じたデータ操作を行う。なお、データ操作には、例えば、データ照合、データ更新(上書き)、データ取得(参照)などがある。
入退室情報管理部32は、次のように入退室情報の照合・更新を行う。入退室情報管理部32は、照合・更新要求を受け付けると、入退室情報保持部33にアクセスし、入退室した利用者の利用者識別情報に基づき、利用者照合を行い、照合成功後に該当利用者の入退室日時情報を更新する。なお、入退室情報管理部32は、例えば、施錠の開閉に応じて、照合・更新要求を受け付ける。このとき、入退室情報管理部32は、施錠の開閉を制御する電子ロック装置(非図示)などから、利用者入力情報及び施錠開閉日時情報を含む照合・更新要求を受け付ける。入退室情報管理部32は、利用者入力情報の利用者識別情報に基づき、入退室情報に予め登録されている利用者識別情報を参照し、利用者照合を行う。その結果、入退室情報管理部32は、照合に成功した利用者の利用者識別情報に対応づけられた入退室日時情報を、施錠開閉日時情報で更新する。
また、入退室情報管理部32は、次のように入退室情報の取得を行う。入退室情報管理部32は、取得要求を受け付けると、入退室情報保持部33にアクセスし、利用者識別情報に基づき、該当利用者の入退室日時情報を取得する。なお、入退室情報管理部32は、通信部31を介して、機器管理装置100から入退室記録の取得要求を受け付け、取得した入退室情報を応答する。
以上のように、本実施形態に係る機器管理機能は、上記各機能部が連携動作することにより実現される。なお、上記各機能部は、機器管理装置100に搭載(インストール)されるプログラム(機器管理機能を実現するソフトウェア)が、演算装置(CPU)により、記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)からメモリ(RAM)上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
本実施形態に係る機器管理機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
《起動制御の主な処理》
図7は、本実施形態に係る起動制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図7に示すように、機器管理装置100では、起動・終了制御部12が、設定された入退室確認時間情報に基づき、次のような画像処理機能の起動制御処理を実行する。
起動・終了制御部12は、利用者情報管理部13に対して取得要求を行い、利用者情報保持部14で保持される利用者情報(入室記録)を取得する(ステップS101)。
起動・終了制御部12は、制御情報管理部15に対して取得要求を行い、制御情報保持部16で保持される制御情報16Dを取得する(ステップS102)。
起動・終了制御部12は、通信部11を介して、制御機器として特定した画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、画像処理機能の起動状態を確認する(ステップS103)。このとき、起動・終了制御部12は、制御情報16Dの機器識別情報に基づき、制御機器である画像処理装置200を特定する。起動・終了制御部12は、特定した画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、応答結果に基づき、画像処理機能の起動状態を確認する。
起動・終了制御部12は、起動状態の確認結果に基づき、画像処理装置200ごとに、次のような処理を行う。
起動・終了制御部12は、制御機器からの応答情報に基づき、起動していない画像処理機能があるか否かを判定する(ステップS104)。
起動・終了制御部12は、起動していない画像処理機能があると判定した場合(ステップS104:YES)、利用者情報の入退室日時情報に基づき、該当機能の機能利用権限を有する利用者が入室済みか否かを判定する(ステップS105)。このとき、起動・終了制御部12は、制御情報16Dを参照し、起動していない画像処理機能の機能識別情報に対応づけられた利用者識別情報から、機能利用権限を有する利用者を特定する。起動・終了制御部12は、特定した利用者の利用者識別情報に基づき、利用者情報を参照し、利用者識別情報に対応づけられた入退室日時情報の値と現在日時とを比較し、比較結果から、機能利用権限を有する利用者が入室済みか否かを判定する。
起動・終了制御部12は、機能利用権限を有する利用者が入室済みでないと判定した場合(ステップS105:NO)、機能利用権限を有する全ての利用者の入室状態を確認したか否かを判定し(ステップS106)機能利用権限を有する全ての利用者の入室状態を確認するまで(ステップS106:NO)、ステップS105の処理(入室確認処理)を行う。つまり、ステップS105の処理では、起動していない画像処理機能に対して、機能利用権限を有する利用者が1人でも入室済みか否かが判定される。
起動・終了制御部12は、機能利用権限を有する利用者が入室済みであると判定した場合(ステップS105:YES)、画像処理装置200からの応答情報に基づき、起動していない画像処理機能を有する画像処理装置200が起動済みか(電源ONの状態か)否かを判定する(ステップS107)。
起動・終了制御部12は、画像処理装置200が起動済みでないと判定した場合(ステップS107:NO)、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、電源をONにする機器起動を指示し(ステップS108)、利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能の起動を指示する(ステップS109)。このとき、起動・終了制御部12は、制御情報16Dの機器識別情報に基づき、画像処理装置200に対して、電源をONにする制御コマンドや画像処理機能を起動する制御コマンドを送信する。
一方、起動・終了制御部12は、画像処理装置200が起動済みであると判定した場合(ステップS107:YES)、ステップS108の処理(機器起動処理)をスキップし、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能の起動を指示する(ステップS109)。
これにより、画像処理装置200では、当該装置が有する画像処理機能を利用する利用者の入室に連動して電源がONにされる。また、画像処理装置200では、入室した利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能のみが起動される。
起動・終了制御部12は、上記ステップS109の処理(機能起動処理)を行った後、又は上記ステップS106の判定結果がYESの場合、上記ステップS104の処理(起動状態確認処理)に移行し、次の制御機器(画像処理装置)に対し、処理を繰り返す。
起動・終了制御部12は、上記ステップS104の判定結果がNOの場合、起動制御処理を終了する。
《終了制御の主な処理》
図8は、本実施形態に係る終了制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図8に示すように、機器管理装置100では、起動・終了制御部12が、設定された入退室確認時間情報に基づき、次のような画像処理機能の終了制御処理を実行する。
起動・終了制御部12は、利用者情報管理部13に対して取得要求を行い、利用者情報保持部14で保持される利用者情報(退室記録)を取得する(ステップS201)。
起動・終了制御部12は、制御情報管理部15に対して取得要求を行い、制御情報保持部16で保持される制御情報16Dを取得する(ステップS202)。
起動・終了制御部12は、通信部11を介して、制御機器として特定した画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、画像処理機能の終了状態を確認する(ステップS03)。このとき、起動・終了制御部12は、制御情報16Dの機器識別情報に基づき、制御機器である画像処理装置200を特定する。起動・終了制御部12は、特定した画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、応答結果に基づき、画像処理機能の終了状態を確認する。
起動・終了制御部12は、終了状態の確認結果に基づき、画像処理装置200ごとに、次のような処理を行う。
起動・終了制御部12は、画像処理装置200からの応答情報に基づき、終了していない画像処理機能があるか否かを判定する(ステップS204)。
起動・終了制御部12は、終了していない画像処理機能があると判定した場合(ステップS204:YES)、利用者情報の入退室日時情報に基づき、該当機能の機能利用権限を有する利用者が全員退室済みか否かを判定する(ステップS205)。このとき、起動・終了制御部12は、制御情報16Dを参照し、終了していない画像処理機能の機能識別情報に対応づけられた利用者識別情報から、機能利用権限を有する利用者を特定する。起動・終了制御部12は、特定した利用者の利用者識別情報に基づき、利用者情報を参照し、利用者識別情報に対応づけられた入退室日時情報の値と現在日時とを比較し、特定した利用者全員の比較結果から、機能利用権限を有する利用者が全員退室済みか否かを判定する。
起動・終了制御部12は、機能利用権限を有する利用者が全員退室済みであると判定した場合(ステップS205:YES)、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能の終了を指示する(ステップS206)。このとき、起動・終了制御部12は、制御情報16Dの機器識別情報に基づき、画像処理装置200に対して、画像処理機能を終了する制御コマンドを送信する。
起動・終了制御部12は、画像処理装置200において、全ての画像処理機能が終了済みか否かを判定する(ステップS207)。このとき、起動・終了制御部12は、通信部11を介して、画像処理装置200から受信した機能終了結果に基づき、全ての画像処理機能が終了されたか否かを判定する。
起動・終了制御部12は、全ての画像処理機能が終了済みであると判定した場合(ステップS207:YES)、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、電源をOFFにする機器終了を指示する(ステップS208)。このとき、起動・終了制御部12は、制御情報16Dの機器識別情報に基づき、画像処理装置200に対して、電源をOFFにする制御コマンドを送信する。
一方、起動・終了制御部12は、全ての画像処理機能が終了済みでないと判定した場合(ステップS207:NO)、ステップS208の処理(機器終了処理)をスキップする。
これにより、画像処理装置200では、退室した利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能が終了される。また、画像処理装置200では、当該装置が有する画像処理機能を利用する利用者が全て退室した場合に電源がOFFにされる。
起動・終了制御部12は、上記ステップS208の処理(機器終了処理)を行った後、上記ステップS207の判定結果がNOの場合、又は上記ステップS205の判定結果がNOの場合、上記ステップS204の処理(終了状態確認処理)に移行し、次の制御機器(画像処理装置)に対し、処理を繰り返す。
起動・終了制御部12は、上記ステップS204の判定結果がNOの場合、終了制御処理を終了する。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る機器管理装置100によれば、起動・終了制御部12が、入退室管理装置300により記録・管理された利用者の入退室状態を示す利用者情報と、予め設定された画像処理機能の起動・終了を制御する制御情報16Dとに基づき、次のような画像処理機能の起動・終了制御を行う。
起動・終了制御部12は、制御情報16Dに設定された画像処理装置200に対して、問い合わせを行い、画像処理機能の起動状態を確認する。次に、起動・終了制御部12は、起動していない画像処理機能がある場合、制御情報16Dに設定された機能利用権限と利用者情報(入室記録)とに基づき、起動していない画像処理機能の利用権限を有する利用者の入室を確認する。その結果、起動・終了制御部12は、利用者の入室が確認されると、利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能を起動する。
また、起動・終了制御部12は、制御情報16Dに設定された画像処理装置200に対して、問い合わせを行い、画像処理機能の終了状態を確認する。次に、起動・終了制御部12は、終了していない画像処理機能がある場合、制御情報16Dに設定された機能利用権限と利用者情報(退室記録)とに基づき、終了していない画像処理機能の利用権限を有する利用者の退室を確認する。その結果、起動・終了制御部12は、利用者の退室が確認されると、利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能を終了する。
これによって、画像処理装置200では、利用されない画像処理機能により電力が消費されることがない。このように、本実施形態に係る機器管理装置100では、管理対象機器の消費電力を機能単位で低減できる。
<変形例>
ここで、本実施形態の変形例について説明する。
《変形例1》
図9は、本変形例に係る制御設定の画面例を示す図である。
図9に示すように、図5に示した設定画面Wとの違いは、画像処理装置200の終了予定時間が設定可能な点である。つまり、図9に示す設定画面Wでは、管理対象となる全ての画像処理装置200の電源を強制的にOFFにする時間が設定可能である。
よって、機器管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域には、例えば、時刻などの機器終了予定の時間情報(以下「機器終了予定時間情報」という)が保持される。機器終了予定時間情報は、画像処理装置200の終了予定時間の設定値に基づく情報であり、制御情報管理部15により管理される。
図10は、本変形例に係る終了制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図10には、画像処理装置200の終了予定時間が設定されている場合の機器管理装置100における終了制御処理が示されている。なお、以下には、図8に示した処理手順と異なる点(ステップS304〜S311)についてのみ説明する。
図10に示すように、起動・終了制御部12は、終了状態の確認結果に基づき、画像処理装置200ごとに、次のような処理を行う。
起動・終了制御部12は、画像処理装置200からの応答情報に基づき、終了していない画像処理機能があるか否かを判定する(ステップS304)。
起動・終了制御部12は、終了していない画像処理機能があると判定した場合(ステップS304:YES)、設定された機器終了予定時間情報に基づき、現在時刻が終了予定時間か否かを判定する(ステップS305)。なお、ステップS305の処理(終了予定時間判定処理)では、現在時刻が終了予定時間を超過した時刻か否かを判定する。
起動・終了制御部12は、現在時刻が終了予定時間でないと判定した場合(ステップS305:NO)、利用者情報の入退室日時情報に基づき、該当機能の機能利用権限を有する利用者が全員退室済みか否かを判定する(ステップS306)。
起動・終了制御部12は、機能利用権限を有する利用者が全員退室済みであると判定した場合(ステップS306:YES)、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能の終了を指示する(ステップS307)。
起動・終了制御部12は、画像処理装置200において、全ての画像処理機能が終了済みか否かを判定する(ステップS308)。
起動・終了制御部12は、全ての画像処理機能が終了済みであると判定した場合(ステップS308:YES)、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、機器終了を指示する(ステップS309)。また、起動・終了制御部12は、全ての画像処理機能が終了済みでないと判定した場合(ステップS308:NO)、ステップS309の処理(機器終了処理)をスキップする。
一方、起動・終了制御部12は、現在時刻が終了予定時間であると判定した場合(ステップS305:YES)、通信部11を介して、起動中の全て画像処理機能の終了を指示し(ステップS310)、画像処理装置200の終了を指示する(ステップS311)。なお、ステップS310の処理(機能終了処理)では、ジョブの処理状態を機能単位で確認し、確認結果に基づき、ジョブ処理済みの画像処理機能から終了する。
これにより、画像処理装置200は、設定された機器終了予定の時間になると、強制的に電源がOFFにされる。
起動・終了制御部12は、上記ステップS309,S311の処理(機器終了処理)を行った後、上記ステップS308の判定結果がNOの場合、又は上記ステップS306の判定結果がNOの場合、上記ステップS304の処理(終了状態確認処理)に移行し、次の制御機器(画像処理装置)に対し、処理を繰り返す。
起動・終了制御部12は、上記ステップS304の判定結果がNOの場合、終了制御処理を終了する。
《変形例2》
図11は、本変形例に係る機器管理システム1の構成例を示す図である。
図11に示すように、機器管理システム1では、利用者認証を行う認証管理装置500を、さらに有する構成であってもよい。この場合、入退室管理装置300と認証管理装置500との動作連携により、施錠開閉時の利用者照合において利用者認証が行える。例えば、電子ロック装置(非図示)が、利用者から入力された認証情報を受け付けると、認証管理装置500に対して、利用者認証を要求する。その結果、認証管理装置500は、利用者認証に成功すると、その旨を入退室管理装置300に送信し、入退室管理装置300では、認証された利用者の入退室情報が更新される。また、認証管理装置500は、利用者認証に成功すると、その旨を電子ロック装置(非図示)に送信し、電子ロック装置(非図示)では、当該装置が備える表示装置(非図示)に、利用者認証に失敗した旨が表示される。
本変形例に係る機器管理システム1では、上記機器連携により、機密性の高い入退室管理が行える。
また、本変形例では、入退室管理装置300と認証管理装置500との情報連携により、認証管理装置500が備える記憶装置の所定の記録領域に保持された認証用の管理情報(例えば、利用者IDなどの「利用者識別情報」やパスワードなどの「認証照合情報」など)に、利用者の入退室状態を示す情報(フラグ情報)を対応づけて管理できる。そのため、機器管理装置100では、認証管理装置500が保持する認証用の管理情報に基づき、利用者の入退室確認が行える。よって、機器管理装置100では、当該装置内に、利用者に対応する入退室記録の利用者情報を保持する構成でなくても、利用者の入退室と連動させて画像処理機能の起動・終了を制御することができる。
[第2の実施形態]
オフィス環境での入退室には、出勤や退勤以外にも、次のような場面が考えられる。例えば、別室(別館)で開催される会議に出席のために入退室する場面や、休憩や所用のために入退室する場面などである。
このような場合、機器管理装置が、管理対象である画像処理装置に対して、画像処理機能の起動・終了を頻繁に制御することになり、機器管理装置への処理負荷やシステム内の通信負荷などが懸念される。
また、画像処理装置には、所定の時間内であれば、電源をOFFにし、再びONにするより、待機状態の方が、消費電力が少なくて済む機能実現部品が搭載されている。例えば、画像形成部が備える定着装置などである。定着装置は、紙面に現像材(トナー)を定着させるために、圧着部を一定以上の温度(定着温度)にする必要がある。そのため、定着装置では、電源がOFFされ、圧着部の温度が一定以下の温度に下がってしまうと、再び電源をONにし、圧着部を定着温度にするために、待機時の保温電力以上の電力を消費することになる。
そこで、本実施形態では、利用者のスケジュール(行動予定)から、利用者の入退室状態が継続するか否かを確認し、確認結果に基づき、画像処理機能の起動・終了を制御する仕組みとした。
これにより、画像処理装置では、利用者の入室状態が継続する場合に、画像処理機能が起動され、利用者の退室状態が継続する場合に、画像処理機能が終了される。このように、本実施形態に係る機器管理装置では、管理対象機器の消費電力を機能単位で低減でき、さらに、制御処理の高負荷を防ぎ、電源再投入による余分な電力消費を防ぐことができる。
以下に、本実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の事項については、その説明を省略し、異なる事項についてのみ説明する。
<システム構成>
図12は、本実施形態に係る機器管理システム1の構成例を示す図である。
図12には、機器管理装置100、入退室管理装置300、及び複数の画像処理装置200に加えて、スケジュール管理装置400が、データ伝送路Nで接続されるシステム構成例が示されている。
スケジュール管理装置400は、スケジュール管理機能を有する情報処理装置である。スケジュール管理機能とは、利用者の行動予定を示すスケジュール設定を管理する機能である。
機器管理システム1は、次のように動作する。入退室管理装置300は、各エリアに設置された施錠の開閉に基づき、利用者の入退室状態を当該装置が備える所定の記憶領域に記録する。これにより、機器管理装置100は、入退室管理装置300の入退室記録とスケジュール管理装置400のスケジュール設定から、入室が確認され、かつ、入室状態が継続すると判断された利用者の機能利用権限に従って、画像処理装置200に対し、利用者に割り当てられた画像処理機能の起動を指示する。
<機器管理機能>
図13は、本実施形態に係る機器管理機能の構成例を示す図である。
図13に示すように、本実施形態に係る機器管理機能は、機器管理装置100が有する機能部が、画像処理装置200、入退室管理装置300、及びスケジュール管理装置400などが有する機能部と連携動作する。スケジュール管理装置400は、通信部41、スケジュール情報管理部42、及びスケジュール情報保持部43などを有している。
《スケジュール管理装置》
通信部41は、データ通信を行う機能部である。通信部41は、スケジュール管理装置400が備えるインタフェース装置(非図示)により、機器管理装置100とデータ通信を行う。
スケジュール情報管理部42は、要求に応じたデータ操作を行い、利用者の行動予定をスケジュール情報として管理する機能部である。
スケジュール情報は、例えば、利用者識別及び行動予定の情報項目が対応づけられた情報である。[利用者識別]項目には、利用者識別情報が保持され、[行動予定]項目には、例えば、日付と時刻などの予定開始・終了の日時情報(以下「実施期間情報」という)が保持される。
スケジュール情報は、このようなデータ構成で、スケジュール管理装置400が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたるスケジュール情報保持部43に保持される。
よって、スケジュール情報管理部42は、スケジュール情報保持部43にアクセスし、スケジュール情報に対して、要求に応じたデータ操作を行う。なお、データ操作には、例えば、データ登録(追加)、データ更新(上書き)、データ削除(消去)、データ取得(参照)などがある。
スケジュール情報管理部42は、次のようにスケジュール情報の登録・更新を行う。スケジュール情報管理部42は、登録・更新要求を受け付けると、スケジュール情報保持部43にアクセスし、所定の設定画面(非図示)から受け取った設定値(例えば「利用者ID」や「予定開始・終了日時」など)に基づき、利用者識別情報及び実施期間情報を登録し、予定実施日時情報を更新する。
また、スケジュール情報管理部42は、次のようにスケジュール情報の取得・消去を行う。スケジュール情報管理部42は、取得要求を受け付けると、スケジュール情報保持部43にアクセスし、利用者識別情報に基づき、該当利用者の入退室日時情報を取得する。なお、スケジュール情報管理部42は、通信部41を介して、機器管理装置100からスケジュール設定の取得要求を受け付け、取得したスケジュール情報を応答する。また、スケジュール情報管理部42は、消去要求を受け付けると、スケジュール情報保持部43にアクセスし、利用者識別情報に基づき、該当利用者の実施期間情報を消去する。
《機器管理装置》
起動・終了制御部12は、次のように起動制御を行う。起動・終了制御部12は、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、応答結果に基づき、画像処理機能の起動状態を確認する。起動・終了制御部12は、起動していない画像処理機能がある場合、該当機能の機能利用権限を有する利用者の入室を確認する。起動・終了制御部12は、利用者の入室が確認されると、通信部11を介して、スケジュール管理装置400に対し、取得要求を行い、入室した利用者のスケジュール情報を取得する。起動・終了制御部12は、取得したスケジュール情報に基づき、利用者の入室状態が継続するか否かを判断する。起動・終了制御部12は、利用者の入室状態が継続する場合、利用者の機能利用権限に従って、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、該当機能の起動を指示する。これにより、画像処理装置200では、入室状態が継続すると判断された利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能のみが起動される。
また、起動・終了制御部12は、次のように終了制御を行う。起動・終了制御部12は、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、応答結果に基づき、画像処理機能の終了状態を確認する。起動・終了制御部12は、終了していない画像処理機能がある場合、該当機能の機能利用権限を有する利用者の退室を確認する。起動・終了制御部12は、利用者の退室が確認されると、通信部11を介して、スケジュール管理装置400に対し、取得要求を行い、退室した利用者のスケジュール情報を取得する。起動・終了制御部12は、取得したスケジュール情報に基づき、利用者の退室状態が継続するか否かを判断する。起動・終了制御部12は、利用者の退室状態が継続する場合、利用者の機能利用権限に従って、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、該当機能の終了を指示する。これにより、画像処理装置200では、退室状態が継続すると判断された利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能が終了される。
起動・終了制御部12は、予め設定しておいた基準時間情報(閾値)に基づき、利用者の入退室状態の継続を判断する。
基準時間情報は、例えば、図14に示すような設定画面Wを介して設定することができる。
図14は、本実施形態に係る制御設定の画面例を示す図である。
図14には、テキストボックスなどのGUIを介して、基準時間が設定可能な画面例が示されている。例えば、設定画面Wでは、利用者が入退室した際の経過時間[入退室経過時間]を、基準時間情報として設定できる。図14に示す設定画面Wでは、"1時間"が基準時間情報として設定されている。
制御情報管理部15は、このような設定画面Wを、機器管理装置100が備える表示装置102に表示し、入力された設定値を受け取り、受け取った設定値を、機器管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域に保持し、基準時間情報として管理する。
図13の説明に戻る。起動・終了制御部12は、次のように利用者の入退室状態の継続を判断する。起動・終了制御部12は、入退室が確認された利用者のスケジュール情報を参照し、現在日時に該当する予定(又は最も近い予定)の実施期間情報(予定開始・終了の日時情報)を特定する。起動・終了制御部12は、特定した実施期間情報に基づき、予定実施による入退室予想経過時間を算出する。起動・終了制御部12は、設定された基準時間情報を参照し、算出した入退室予想経過時間が基準時間以上となるか否かを判定し、入退室状態の継続を判断する。
例えば、基準時間が"1時間"に設定されている場合には、次のように利用者の入退室状態の継続が判断される。例えば、現在時刻から2時間の間、同室で資料を作成する予定の利用者の入室に対しては、該予定の実施による利用者の入室予想経過時間が基準時間以上となると判定され、入室状態が継続すると判断される。一方、現在時刻から30分後に別室で会議が開催予定の利用者の入室に対しては、入室状態が継続しないと判断される。また、現在時刻から2時間の間、外勤予定の利用者の退室に対しては、該予定の実施による利用者の退室予想経過時間が基準時間以上となると判定され、退室状態が継続すると判断される。一方、現在時刻から30分後に所用から戻ってくる予定の利用者の退室に対しては、退室状態が継続しないと判断される。
これにより、起動・終了制御部12は、利用者の入室予想経過時間が基準時間未満であれば、画像処理装置200における利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能を起動しない。また、起動・終了制御部12は、利用者の退室予想経過時間が基準時間未満であれば、画像処理装置200における利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能を終了しない。
このように、本実施形態では、入退室状態の継続性に応じて、起動・終了制御の回数を減らすことで、制御処理の高負荷を防ぎ、電源再投入による余分な電力消費を防ぐことができる。
《起動制御の主な処理》
図15は、本実施形態に係る起動制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図15には、スケジュール管理装置400と処理連携した場合の機器管理装置100における起動制御処理が示されている。なお、以下には、図7に示した処理手順と異なる点(ステップS404〜S411)についてのみ説明する。
図15に示すように、起動・終了制御部12は、起動状態の確認結果に基づき、画像処理装置200ごとに、次のような処理を行う。
起動・終了制御部12は、制御機器からの応答情報に基づき、起動していない画像処理機能があるか否かを判定する(ステップS404)。
起動・終了制御部12は、起動していない画像処理機能があると判定した場合(ステップS404:YES)、利用者情報の入退室日時情報に基づき、該当機能の機能利用権限を有する利用者が入室済みか否かを判定する(ステップS405)。
起動・終了制御部12は、機能利用権限を有する利用者が入室済みでないと判定した場合(ステップS405:NO)、機能利用権限を有する全ての利用者の入室状態を確認したか否かを判定し(ステップS406)機能利用権限を有する全ての利用者の入室状態を確認するまで(ステップS406:NO)、ステップS405の処理(入室確認処理)を行う。
起動・終了制御部12は、機能利用権限を有する利用者が入室済みであると判定した場合(ステップS405:YES)、通信部41に介して、スケジュール管理装置400から、機能利用権限を有する利用者のスケジュール情報を取得する(ステップS40)。このとき、起動・終了制御部12は、スケジュール管理装置400に対し、利用者識別情報を送信することで、スケジュール情報の取得を要求し、応答情報を受信することで、利用者のスケジュール情報を取得する。
起動・終了制御部12は、取得したスケジュール情報に基づき、利用者の入室状態が継続するか否かを判定する(ステップS408)。このとき、起動・終了制御部12は、スケジュール情報を参照し、現在日時に該当する予定(又は最も近い予定)の実施期間情報を特定し、特定した実施期間情報に基づき、予定実施による入室予想経過時間を算出する。起動・終了制御部12は、設定された基準時間情報を参照し、算出した入室予想経過時間が基準時間以上となるか否かを判定し、入退室状態の継続を判定する。
起動・終了制御部12は、利用者の入室予想経過時間が基準時間以上で、利用者の入室状態が継続すると判定した場合(ステップS408:YES)、画像処理装置200からの応答情報に基づき、起動していない画像処理機能を有する画像処理装置200が起動済みか(電源ONの状態か)否かを判定する(ステップS409)。
起動・終了制御部12は、画像処理装置200が起動済みでないと判定した場合(ステップS409:NO)、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、機器起動を指示し(ステップS410)、利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能の起動を指示する(ステップS411)。
一方、起動・終了制御部12は、画像処理装置200が起動済みであると判定した場合(ステップS409:YES)、ステップS410の処理(機器起動処理)をスキップし、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能の起動を指示する(ステップS411)。
これにより、電源OFFの状態の画像処理装置200では、当該装置が有する画像処理機能を利用する利用者の入室状態が継続する場合に電源がONにされる。また、画像処理装置200では、入室状態の継続が確認された利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能のみが起動される。
なお、起動・終了制御部12は、利用者の入室予想経過時間が基準時間未満で、利用者の入室状態が継続しないと判定した場合(ステップS408:NO)、上記ステップS406の判定処理に移行する。
起動・終了制御部12は、上記ステップS411の処理(機能起動処理)を行った後、又は上記ステップS406の判定結果がYESの場合、上記ステップS404の処理(起動状態確認処理)に移行し、次の制御機器(画像処理装置)に対し、処理を繰り返す。
起動・終了制御部12は、上記ステップS404の判定結果がNOの場合、起動制御処理を終了する。
《終了制御の主な処理》
図16は、本実施形態に係る終了制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図16には、スケジュール管理装置400と処理連携した場合の機器管理装置100における終了制御処理が示されている。なお、以下には、図8に示した処理手順と異なる点(ステップS504〜S510)についてのみ説明する。
図16に示すように、起動・終了制御部12は、終了状態の確認結果に基づき、画像処理装置200ごとに、次のような処理を行う。
起動・終了制御部12は、画像処理装置200からの応答情報に基づき、終了していない画像処理機能があるか否かを判定する(ステップS504)。
起動・終了制御部12は、終了していない画像処理機能があると判定した場合(ステップS504:YES)、利用者情報の入退室日時情報に基づき、該当機能の機能利用権限を有する利用者が全員退室済みか否かを判定する(ステップS505)。
起動・終了制御部12は、機能利用権限を有する利用者が全員退室済みであると判定した場合(ステップS505:YES)、通信部41に介して、スケジュール管理装置400から、機能利用権限を有する利用者のスケジュール情報を取得する(ステップS506)。
起動・終了制御部12は、取得したスケジュール情報に基づき、利用者の退室状態が継続するか否かを判定する(ステップS507)。このとき、起動・終了制御部12は、スケジュール情報を参照し、現在日時に該当する予定(又は最も近い予定)の実施期間情報を特定し、特定した実施期間情報に基づき、予定実施による退室予想経過時間を算出する。起動・終了制御部12は、設定された基準時間情報を参照し、算出した退室予想経過時間が基準時間以上となるか否かを判定し、退室状態の継続を判断する。
起動・終了制御部12は、利用者の退室予想経過時間が基準時間以上で、利用者の退室状態が継続すると判定した場合(ステップS507:YES)、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能の終了を指示する(ステップS508)。
起動・終了制御部12は、画像処理装置200において、全ての画像処理機能が終了済みか否かを判定する(ステップS509)。
起動・終了制御部12は、全ての画像処理機能が終了済みであると判定した場合(ステップS509:YES)、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、機器終了を指示する(ステップS510)。
一方、起動・終了制御部12は、全ての画像処理機能が終了済みでないと判定した場合(ステップS509:NO)、ステップS510の処理(機器終了処理)をスキップする。
これにより、画像処理装置200では、退室状態の継続が確認された利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能が終了される。また、画像処理装置200では、画像処理機能全てが終了された場合に電源がOFFにされる。
なお、起動・終了制御部12は、利用者の退室予想経過時間が基準時間未満で、利用者の退室状態が継続しないと判定した場合(ステップS507:NO)、上記ステップS504の判定処理に移行する。
起動・終了制御部12は、上記ステップS510の処理(機器終了処理)を行った後、又は上記ステップS509の判定結果がNOの場合、上記ステップS504の処理(終了状態確認処理)に移行し、次の制御機器(画像処理装置)に対し、処理を繰り返す。
起動・終了制御部12は、上記ステップS504の判定結果がNOの場合、終了制御処理を終了する。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る機器管理装置100によれば、起動・終了制御部12が、入退室管理装置300により記録・管理された利用者の入退室状態を示す利用者情報と、スケジュール管理情報400により管理された利用者の行動予定を示すスケジュール情報と、予め設定された画像処理機能の起動・終了を制御する制御情報16Dとに基づき、次のような画像処理機能の起動・終了制御を行う。
起動・終了制御部12は、制御情報16Dに設定された画像処理装置200に対して、問い合わせを行い、画像処理機能の起動状態を確認する。次に、起動・終了制御部12は、起動していない画像処理機能がある場合、制御情報16Dに設定された機能利用権限と利用者情報(入室記録)とに基づき、起動していない画像処理機能の利用権限を有する利用者の入室を確認する。その結果、起動・終了制御部12は、利用者の入室が確認されると、入室した利用者のスケジュール情報に基づき、利用者の入室状態が継続するか否かを判断する。起動・終了制御部12は、利用者の入室状態が継続する場合、利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能を起動する。
また、起動・終了制御部12は、制御情報16Dに設定された画像処理装置200に対して、問い合わせを行い、画像処理機能の終了状態を確認する。次に、起動・終了制御部12は、終了していない画像処理機能がある場合、制御情報16Dに設定された機能利用権限と利用者情報(退室記録)とに基づき、終了していない画像処理機能の利用権限を有する利用者の退室を確認する。その結果、起動・終了制御部12は、利用者の退室が確認されると、退室した利用者のスケジュール情報に基づき、利用者の退室状態が継続するか否かを判断する。起動・終了制御部12は、利用者の退室状態が継続する場合、利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能を終了する。
これによって、画像処理装置200では、入退室状態の継続性に応じて、起動・終了制御の回数が減る。このように、本実施形態に係る機器管理装置で100は、管理対象機器の消費電力を機能単位で低減でき、さらに、制御処理の高負荷を防ぎ、電源再投入による余分な電力消費を防ぐことができる。
[第3の実施形態]
利用者の入退室に応じて、画像処理装置及び/又は画像処理機能の起動・終了を制御する場合には、次のような点が懸念される。例えば、1人の利用者に対して、5台の画像処理装置の機能利用権限が割り当てられているとする。この場合、利用者1人の入室であっても、機器利用権限が割り当てられた画像処理装置が起動される。その結果、起動された5台の画像処理装置のうち、1台しか利用されなければ、他の画像処理装置の起動により、余分な電力が消費されることになる。また、この利用者が退室せず1人だけ入室状態の場合も同じことがいえる。
そこで、本実施形態では、入室状態の利用者数に応じて、画像処理装置の制御台数を決定し、決定した制御台数に従って、画像処理装置の起動・終了を制御する仕組みとした。
これにより、画像処理装置では、入室人数に対して適切な台数が起動される。このように、本実施形態に係る機器管理装置では、管理対象機器の消費電力を機能単位で低減でき、さらに、画像処理装置の余剰起動による余分な電力消費を防ぐ(台数単位で低減する)ことができる。
以下に、本実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の事項については、その説明を省略し、異なる事項についてのみ説明する。
<機器管理機能>
図17は、本実施形態に係る機器管理機能の構成例を示す図である。
図17に示すように、本実施形態に係る機器管理機能は、機器管理装置100が、台数設定情報管理部17及び台数設定保持部18などを、さらに有する。
《機器管理装置》
台数設定情報管理部17は、要求に応じたデータ操作を行い、利用者数に対応する画像処理装置200の台数を台数設定情報として管理する機能部である。
図18は、本実施形態に係る台数設定情報18Dのデータ例を示す図である。
台数設定情報18Dは、例えば、利用者数及び台数の情報項目が対応づけられた情報である。[利用者数]項目には、利用者の人数を示す人数情報(以下「利用者数情報」という)が保持され、[台数]項目には、画像処理装置200の起動台数情報(以下「機器起動台数情報」という)が保持される。つまり、台数設定情報18Dには、利用者数ごとに適した起動台数を設定する(割り当てる)ことができる。例えば、図18に示すデータ例では、利用者数"1〜5人"に対して、適切な起動台数が"1台"と設定され、利用者数"6〜10人"に対して、適切な起動台数が"2台"と設定されている。なお、ここでいう「適切な起動台数」とは、電源投入後の画像処理装置200が余剰状態(利用者に利用されない状態)にならないための台数を意味する。
台数設定情報18Dは、このようなデータ構成で、機器管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる台数設定情報保持部18に保持される。
よって、台数設定情報管理部17は、台数設定情報保持部18にアクセスし、台数設定情報18Dに対して、要求に応じたデータ操作を行う。なお、データ操作には、例えば、データ登録(追加)、データ更新(上書き)、データ削除(消去)、データ取得(参照)などがある。
台数設定情報管理部17は、次のように台数設定情報18Dの登録・更新を行う。台数設定情報管理部17は、登録・更新要求を受け付けると、台数設定情報保持部18にアクセスし、所定の設定画面(非図示)から受け取った設定値(例えば「利用者数」や「台数」など)に基づき、利用者人数情報及び機器起動台数情報を登録・更新する。
また、台数設定情報管理部17は、次のように台数設定情報18Dの取得・消去を行う。台数設定情報管理部17は、取得要求を受け付けると、台数設定情報保持部18にアクセスし、利用者人数情報に基づき、該当利用者数の機器起動台数情報を取得する。また、台数設定情報管理部17は、消去要求を受け付けると、台数設定情報保持部18にアクセスし、利用者人数情報に基づき、該当利用者数の機器起動台数情報を消去する。
図17の説明に戻る。起動・終了制御部12は、入室状態の利用者数に応じて、画像処理装置200の制御台数を決定し、決定した制御台数内で、起動・終了する画像処理装置200(制御機器)を決定し、決定した画像処理装置200の起動・終了制御を行う。
そこで、起動・終了制御部12は、制御台数決定部121及び制御機器決定部122などを有している。
制御台数決定部121は、画像処理装置200の制御台数を決定する機能部である。制御台数決定部121は、台数設定情報管理部17への取得要求により、台数設定情報18Dを取得する。制御台数決定部121は、取得した台数設定情報18Dに設定される機器起動台数情報に基づき、制御台数を決定する。このとき、制御台数決定部121は、利用者情報管理部13から取得した利用者情報(入室記録)に基づく利用者入退室確認の確認結果から、入室状態の利用者数を特定する。制御台数決定部121は、特定した利用者数を含む利用者人数情報に基づき、台数設定情報18Dを参照し、該当利用者数の機器起動台数情報を取得する。
制御機器決定部122は、起動・終了する画像処理装置200を決定する機能部である。制御機器決定部122は、起動制御の場合、次のような処理を行う。制御機器決定部122は、制御情報管理部15から取得した制御情報16Dに基づき、制御機器に該当した画像処理装置200の台数を、起動候補台数として特定する。このとき、制御機器決定部122は、利用者情報(入室記録)に基づき、入室状態の利用者に利用権限が割り当てられた画像処理装置200を、制御機器に該当する画像処理装置200としてカウントし、カウント値を起動候補台数とする。
制御機器決定部122は、特定した起動候補台数と、制御台数決定部121により決定された制御台数とを比較し、起動候補台数が制御台数以下か否かを判定する。制御機器決定部122は、起動候補台数が制御台数以下の場合、制御機器に該当した画像処理装置200(起動候補機器)を、起動制御機器として決定する。一方、制御機器決定部122は、起動候補台数が制御台数より多い場合、制御機器に該当した画像処理装置200(起動候補機器)の中から、制御台数分の起動制御機器を決定する。このとき、制御機器決定部122は、例えば、多くの利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能を有する画像処理装置200(利用者の多い機器)から順に、制御台数分の起動制御機器を決定する。
また、制御機器決定部122は、終了制御の場合、次のような処理を行う。制御機器決定部122は、制御情報管理部15から取得した制御情報16Dに基づき、制御機器に該当した画像処理装置200を特定する。制御機器決定部122は、通信部11を介して、制御機器に該当した画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、応答結果に基づき、画像処理装置200の起動状態(電源ONの状態)を確認する。制御機器決定部122は、起動・終了状態確認の確認結果に基づき、起動状態の画像処理装置200の台数を、起動済み台数として特定する。このとき、制御機器決定部122は、電源ONの状態の画像処理装置200を、起動状態機器に該当する画像処理装置200としてカウントし、カウント値を起動済み台数とする。
制御機器決定部122は、特定した起動済み台数と、制御台数決定部121により決定された制御台数とを比較し、起動済み台数が制御台数以上か否かを判定する。制御機器決定部122は、起動済み台数が制御台数以上の場合、起動済み台数から制御台数を減算し、終了制御を行う画像処理装置200の台数を算出する。つまり、制御機器決定部122は、起動済み台数が制御台数以上の場合、余剰起動された画像処理装置200が存在すると判断し、算出した台数を終了台数とする。制御機器決定部122は、起動状態の画像処理装置200(起動済み機器)の中から、算出した終了台数分の終了制御機器を決定する。このとき、制御機器決定部122は、例えば、利用者に割り当てられた利用権限が最も少ない画像処理機能を有する画像処理装置200(利用者の少ない機器)から順に、終了台数分の終了制御機器を決定する。
これにより、起動・終了制御部12は、決定した画像処理装置200に対して、起動・終了の指示を行う。
このように、本実施形態では、管理対象機器の消費電力を機能単位で低減でき、さらに、画像処理装置の余剰起動による余分な電力消費を防ぐことができる。
《起動制御の主な処理》
図19は、本実施形態に係る起動制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図19には、画像処理装置200の制御台数が設定されている場合の機器管理装置100における起動制御処理が示されている。なお、以下には、図7に示した処理手順と異なる点(ステップS601〜S608)についてのみ説明する。
図19に示すように、機器管理装置100では、起動・終了制御部12が、設定された入退室確認時間情報に基づき、次のような画像処理機能の起動制御処理を実行する。
起動・終了制御部12は、利用者情報管理部13に対して取得要求を行い、利用者情報保持部14で保持される利用者情報(入室記録)を取得する(ステップS601)。
起動・終了制御部12は、制御台数決定部121により、入室状態の利用者数に基づき、起動台数にあたる制御台数を決定する(ステップS602)。このとき、制御台数決定部121は、利用者情報管理部13から取得した利用者情報(入室記録)に基づく利用者入退室確認の確認結果から、入室状態の利用者数を特定する。また、制御台数決定部121は、台数設定情報管理部17への取得要求により、台数設定情報18Dを取得し、特定した利用者数を含む利用者人数情報に基づき、該当利用者数の機器起動台数情報を取得する。
起動・終了制御部12は、制御情報管理部15に対して取得要求を行い、制御情報保持部16で保持される制御情報16Dを取得する(ステップS603)。
起動・終了制御部12は、制御機器決定部122により、取得した制御情報16Dに基づき、起動候補台数を特定する(ステップS604)。このとき、制御機器決定部122は、利用者情報(入室記録)に基づき、入室状態の利用者に利用権限が割り当てられた画像処理装置200を、制御機器に該当する画像処理装置200としてカウントし、カウント値を起動候補台数とする。
起動・終了制御部12は、制御機器決定部122により、特定した起動候補台数と決定した制御台数とを比較し、起動候補台数が制御台数以下か否かを判定する(ステップS605)。
起動・終了制御部12は、制御機器決定部122により、起動候補台数が制御台数以下と判定された場合(ステップS605:YES)、制御機器に該当した画像処理装置200(起動候補機器)を、起動制御機器として決定し、起動制御機器に対して、起動処理を実行する(ステップS606)。
一方、起動・終了制御部12は、制御機器決定部122により、起動候補台数が制御台数より多いと判定された場合(ステップS605:NO)、制御機器に該当した画像処理装置200(起動候補機器)の中から、制御台数分の起動制御機器を決定し、起動制御機器に対して、起動処理を実行する(ステップS607)。このとき、制御機器決定部122は、例えば、多くの利用者に利用権限が割り当てられた画像処理機能を有する画像処理装置200(利用者の多い機器)から順に、制御台数分の起動制御機器に対して、起動処理を実行する。
これにより、画像処理装置200では、入室状態の利用者数に応じて設定された制御台数内で、起動される。
起動・終了制御部12は、通信部11を介して、制御機器として特定した画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、画像処理機能の起動状態を確認し(ステップS608)、起動状態の確認結果に基づき、画像処理装置200ごとに、ステップS609〜S614の処理を行い、該当する画像処理装置200及び/又は画像処理機能を起動する。
《終了制御の主な処理》
図20は、本実施形態に係る終了制御の処理手順例を示すフローチャートである。
図20には、画像処理装置200の制御台数が設定されている場合の機器管理装置100における終了制御処理が示されている。
図20に示すように、機器管理装置100では、起動・終了制御部12が、設定された入退室確認時間情報に基づき、次のような画像処理機能の終了制御処理を実行する。
起動・終了制御部12は、利用者情報管理部13に対して取得要求を行い、利用者情報保持部14で保持される利用者情報(入退室記録)を取得する(ステップS701)。
起動・終了制御部12は、制御台数決定部121により、入室状態の利用者数に基づき、起動台数にあたる制御台数を決定する(ステップS702)。
起動・終了制御部12は、制御情報管理部15に対して取得要求を行い、制御情報保持部16で保持される制御情報16Dを取得する(ステップS703)。
起動・終了制御部12は、制御機器決定部122により、通信部11を介して、制御機器として特定した画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、画像処理機能の起動・終了状態を確認する(ステップS704)。このとき、起動・終了制御部12は、制御情報16Dの機器識別情報に基づき、制御機器である画像処理装置200を特定する。起動・終了制御部12は、特定した画像処理装置200に対し、問い合わせを行い、応答結果に基づき、画像処理機能の起動・終了状態を確認する。制御機器決定部122は、起動・終了状態確認の確認結果に基づき、起動状態の画像処理装置200の台数を、起動済み台数として特定する。このとき、制御機器決定部122は、電源ONの状態の画像処理装置200を、起動状態機器に該当する画像処理装置200としてカウントし、カウント値を起動済み台数とする。
起動・終了制御部12は、制御機器決定部122により、特定した起動済み台数と決定した制御台数とを比較し、起動済み台数が制御台数以上か否かを判定する(ステップS705)。
起動・終了制御部12は、制御機器決定部122により、起動済み台数が制御台数以上と判定された場合(ステップS705:YES)、起動済み台数から制御台数を減算し、終了制御を行う画像処理装置200の台数を算出する(ステップS706)。
起動・終了制御部12は、制御機器決定部122により、起動状態の画像処理装置200(起動済み機器)の中から、算出した終了台数分の終了制御機器を決定し、終了制御機器に対して、終了処理を実行する(ステップS707)。このとき、制御機器決定部122は、例えば、利用者に割り当てられた利用権限が最も少ない画像処理機能を有する画像処理装置200(利用者の少ない機器)から順に、終了台数分の終了制御機器を決定する。
起動・終了制御部12は、起動・終了状態の確認結果に基づき、終了制御機器に決定された画像処理装置200ごとに、次のような処理を行う。
起動・終了制御部12は、終了制御機器に決定された画像処理装置200のうち、終了していない画像処理装置200があるか否かを判定する(ステップS708)。
起動・終了制御部12は、終了していない画像処理装置200があると判定した場合(ステップS708:YES)、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、起動中の画像処理機能の終了を指示する(ステップS709)。
起動・終了制御部12は、通信部11を介して、画像処理装置200に対し、電源をOFFにする機器終了を指示する(ステップS710)。
これにより、画像処理装置200では、入室状態の利用者数に応じて設定された制御台数内で、終了される。
起動・終了制御部12は、上記ステップS710の処理(機器終了処理)を行った後に、上記ステップS708の処理(終了状態確認処理)に移行し、次の制御機器(終了制御機器に決定された画像処理装置)に対し、処理を繰り返す。
起動・終了制御部12は、上記ステップS705の判定処理がNOの場合、又は上記ステップS710の判定結果がNOの場合、終了制御処理を終了する。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る機器管理装置100によれば、起動・終了制御部12が、入退室管理装置300により記録・管理された利用者の入退室状態を示す利用者情報と、予め設定された画像処理機能の起動・終了を制御する制御情報16Dと、入室状態の利用者数に対応する画像処理装置200の台数を示す台数設定情報18Dとに基づき、次のような画像処理機能の起動・終了制御を行う。
起動・終了制御部12は、台数設定情報18Dに設定された機器起動台数情報と利用者情報(入室記録)とに基づき、入室状態の利用者数に応じた起動台数にあたる制御台数を決定する。次に、起動・終了制御部12は、制御情報16Dに設定された画像処理装置200に基づき、起動候補台数を特定する。次に、起動・終了制御部12は、特定した起動候補台数が決定した制御台数以下か否かを判定する。起動・終了制御部12は、特定した起動候補台数が決定した制御台数より多い場合、制御情報16Dに設定された画像処理装置200(起動候補機器)の中から、制御台数分の起動制御機器を決定し、起動制御機器に対して、起動処理を実行する。
その結果、起動・終了制御部12は、決定した起動制御機器(画像処理装置)に対して、問い合わせを行い、画像処理機能の起動状態を確認する。次に、起動・終了制御部12は、起動していない画像処理機能がある場合、制御情報16Dに設定された機能利用権限と利用者情報(入室記録)とに基づき、起動していない画像処理機能の利用権限を有する利用者の入室を確認する。その結果、起動・終了制御部12は、利用者の入室が確認されると、利用者の機能利用権限に従って、利用者に割り当てられた画像処理機能を起動する。
また、起動・終了制御部12は、台数設定情報18Dに設定された機器起動台数情報と利用者情報(入室記録)とに基づき、入室状態の利用者数に応じた起動台数にあたる制御台数を決定する。次に、起動・終了制御部12は、制御情報16Dに設定された画像処理装置200に対して、問い合わせを行い、画像処理機能の起動状態を確認し、確認結果に基づき、起動済み台数を特定する。次に、起動・終了制御部12は、特定した起動済み台数が決定した制御台数以上か否かを判定する。起動・終了制御部12は、特定した起動済み台数が決定した制御台数以上の場合、起動済み台数から制御台数を減算し、終了台数を算出する。起動・終了制御部12は、起動状態の画像処理装置200(起動済み機器)の中から、終了台数分の終了制御機器を決定し、終了制御機器に対して、終了処理を実行する。
その結果、起動・終了制御部12は、決定した終了制御機器(画像処理装置)において、終了していない画像処理装置200がある場合、該当した画像処理装置200を、画像処理機能とともに終了する。
これによって、画像処理装置200では、入室人数に対して適切な台数が起動される。このように、本実施形態に係る機器管理装置100では、管理対象機器の消費電力を機能単位で低減でき、さらに、画像処理装置の余剰起動による余分な電力消費を防ぐ(台数単位で低減する)ことができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る「機器管理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、機器管理装置100が備える演算装置(CPU)により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。これにより、上記プログラムは、例えば、ドライブ装置103を介して、機器管理装置100にインストールすることができる。また、機器管理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 機器管理システム
11,21,31,41 通信部
12 起動・終了制御部
121 制御台数決定部
122 制御機器決定部
13 利用者情報管理部
14 利用者情報保持部
15 制御情報管理部
16 制御情報保持部(D:制御情報)
17 台数設定情報管理部
18 台数設定情報保持部(D:台数設定情報)
22 電源制御部
23 機能制御部
32 入退室情報管理部
33 入退室情報保持部
42 スケジュール情報管理部
43 スケジュール情報保持部
100 機器管理装置(情報処理装置)
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(演算装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 画像処理装置
210 コントローラ(制御基板)
211 CPU(演算装置)
212 記憶装置(ROM,RAM,HDD)
213 ネットワークI/F
214 外部記憶I/F(a:記録媒体)
220 操作パネル
230 プロッタ
240 スキャナ
300 入退室管理装置(情報処理装置)
400 スケジュール管理装置(情報処理装置)
500 認証管理装置(情報処理装置)
B バス
N データ伝送路(ネットワーク)
特開2009−44617号公報

Claims (17)

  1. 所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、所定のエリアにおける入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の起動を制御する機器管理装置であって、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者に応じて、起動状態に制御する前記画像処理装置の候補を特定する第一の制御機器決定手段と、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者の人数に応じて、起動状態に制御する前記画像処理装置の制御台数を決定する第二の制御機器決定手段と、
    前記第二の制御機器決定手段により決定された前記制御台数内で、前記第一の制御機器決定手段により特定された前記画像処理装置の候補に対して起動を指示する起動制御手段と、
    を有することを特徴とする機器管理装置。
  2. 前記画像処理装置の機器識別情報と、前記利用者の利用者識別情報と、が対応付けられた制御情報を取得する制御情報取得手段と、を有し、
    前記第一の制御機器決定手段は、
    前記制御情報に基づき、前記入室状態の利用者のそれぞれの前記利用者識別情報に対応する前記機器識別情報が示す前記画像処理装置を、起動状態に制御する前記画像処理装置の候補として特定し、
    前記起動制御手段は、
    前記第一の制御機器決定手段により特定された前記画像処理装置の候補の台数が、前記第二の制御機器決定手段により決定された前記制御台数を超える場合に、当該画像処理装置の候補のうち、前記入室状態の利用者が多い前記画像処理装置から順に、起動を指示することを特徴とする請求項1に記載の機器管理装置。
  3. 利用者の人数と、前記制御台数と、が対応付けられた台数設定情報を取得する台数設定情報取得手段と、を有し、
    前記第二の制御機器決定手段は、
    前記台数設定情報に基づき、前記入室状態の利用者の人数に対応付けられた前記制御台数を、起動状態に制御する前記画像処理装置の制御台数として決定し、
    前記起動制御手段は、
    前記第一の制御機器決定手段により特定された前記画像処理装置の候補の台数である候補台数が、前記第二の制御機器決定手段により決定された前記制御台数以下か否かを判定し、当該候補台数が当該制御台数より多いと判定した場合に、当該制御台数内で、特定された前記画像処理装置の候補に対して起動を指示することを特徴とする請求項2に記載の機器管理装置。
  4. 所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、所定のエリアにおける入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、少なくとも行動予定の開始日時及び終了日時を示す日時情報を含むスケジュール情報を利用者ごとに管理するスケジュール管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の起動を制御する機器管理装置であって、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者に応じて、起動状態に制御する前記画像処理装置の候補を特定する第一の制御機器決定手段と、
    前記入室状態の利用者の前記スケジュール情報に含まれる前記日時情報を参照し、現在日時に該当する前記日時情報を特定し、特定した前記日時情報に基づき、前記終了日時までの経過時間の予想値である予想経過時間が、予め設定された基準時間以上となる場合に、前記利用者の入室状態が継続すると判定する入室継続判定手段と、
    前記第一の制御機器決定手段により特定された前記画像処理装置の候補であって、かつ、前記入室継続判定手段により入室状態が継続すると判定された前記入室状態の利用者に応じて特定された前記画像処理装置に対して、起動を指示する起動制御手段と、
    を有する機器管理装置。
  5. 前記画像処理装置の機器識別情報と、前記利用者の利用者識別情報と、が対応付けられた制御情報を取得する制御情報取得手段と、
    前記スケジュール管理装置から、前記入室状態の利用者のスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得手段と、を有し、
    前記第一の制御機器決定手段は、
    制御情報に基づき、前記入室状態の利用者のそれぞれの前記利用者識別情報に対応する前記機器識別情報が示す前記画像処理装置を、起動状態に制御する前記画像処理装置の候補として特定することを特徴とする請求項4に記載の機器管理装置。
  6. 前記制御情報取得手段は、
    前記機器識別情報と、前記画像処理装置の画像処理機能の機能識別情報と、前記利用者識別情報と、が対応付けられた前記制御情報を取得し、
    前記第一の制御機器決定手段は、
    前記制御情報に基づいて前記入室状態の利用者の前記利用者識別情報に対応する前記機器識別情報及び前記機能識別情報を特定し、当該機能識別情報が示す前記画像処理機能を、当該機器識別情報が示す前記画像処理装置において起動状態に制御する前記画像処理機能として特定し、
    前記起動制御手段は、
    前記第一の制御機器決定手段により特定された前記画像処理装置及び特定された当該画像処理装置の前記画像処理機能に対して起動を指示することを特徴とする請求項2、3又は5に記載の機器管理装置。
  7. 所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、所定のエリアにおける入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の終了を制御する機器管理装置であって、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者に応じて、起動状態を維持する前記画像処理装置を特定する第一の制御機器決定手段と、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者の人数に応じて、起動状態に制御する前記画像処理装置の制御台数を決定する第二の制御機器決定手段と、
    前記第一の制御機器決定手段により特定された画像処理装置の台数が前記第二の制御機器決定手段により決定された前記制御台数を超える場合に、前記特定された画像処理装置の中から、前記第二の制御機器決定手段により決定された前記制御台数を超える台数分の前記画像処理装置に対して、終了を指示する終了制御手段と、を有することを特徴とする機器管理装置。
  8. 前記画像処理装置の機器識別情報と、前記利用者の利用者識別情報と、が対応付けられた制御情報を取得する制御情報取得手段と、を有し、
    前記第一の制御機器決定手段は、
    前記制御情報に基づき、前記入室状態の利用者のそれぞれの前記利用者識別情報に対応する前記機器識別情報が示す前記画像処理装置を、起動状態に制御する前記画像処理装置の候補として特定し、
    前記終了制御手段は、
    前記第一の制御機器決定手段により特定された前記画像処理装置の候補の台数が、前記第二の制御機器決定手段により決定された前記制御台数を超える場合に、当該画像処理装置の候補のうち、前記入室状態の利用者が少ない前記画像処理装置から順に、終了を指示することを特徴とする請求項7に記載の機器管理装置。
  9. 利用者の人数と、前記制御台数と、が対応付けられた台数設定情報を取得する台数設定情報取得手段と、を有し、
    前記第二の制御機器決定手段は、
    前記台数設定情報に基づき、前記入室状態の利用者の人数に対応付けられた前記制御台数を、起動状態に制御する前記画像処理装置の制御台数として決定し、
    前記終了制御手段は、
    前記第一の制御機器決定手段により特定された前記画像処理装置の候補の台数である候補台数が、前記第二の制御機器決定手段により決定された前記制御台数以上か否かを判定し、当該候補台数が当該制御台数より多い場合に、当該候補台数から当該制御台数を減算した結果である終了台数分の、特定された前記画像処理装置の候補に対して、終了を指示することを特徴とする請求項8に記載の機器管理装置。
  10. 所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、所定のエリアにおける入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、少なくとも行動予定の開始日時及び終了日時を示す日時情報を含むスケジュール情報を利用者ごとに管理するスケジュール管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の終了を制御する機器管理装置であって、
    起動状態の前記画像処理装置のうち、前記入退室記録により管理される入室状態の利用者の前記入退室状態に応じて、終了状態に制御する前記画像処理装置の候補を特定する第一の制御機器決定手段と、
    前記利用者の前記スケジュール情報に含まれる前記日時情報を参照し、現在日時に該当する前記日時情報を特定し、特定した前記日時情報に基づき、前記終了日時までの経過時間の予想値である予想経過時間が、予め設定された基準時間以上となる場合に、前記利用者の退室状態が継続すると判定する退室継続判定手段と、
    前記第一の制御機器決定手段により特定された前記画像処理装置の候補であって、かつ、前記退室継続判定手段により退室状態が継続すると判定された前記利用者の前記入退室状態に応じて特定された起動状態の前記画像処理装置に対して、終了を指示する終了制御手段と、
    を有する機器管理装置。
  11. 前記画像処理装置の機器識別情報と、前記利用者の利用者識別情報と、が対応付けられた制御情報を取得する制御情報取得手段と、
    前記スケジュール管理装置から、前記利用者のスケジュール情報を取得するスケジュール情報取得手段と、を有し、
    前記第一の制御機器決定手段は、
    前記制御情報に基づいて起動状態の前記画像処理装置の前記機器識別情報に対応する前記利用者識別情報が示す前記利用者を特定し、特定した前記利用者の入退室記録に基づき、当該利用者の中に入室状態の前記利用者が存在しない場合に、当該機器識別情報が示す前記画像処理装置を終了状態に制御する前記画像処理装置の候補として特定する請求項10に記載の機器管理装置。
  12. 前記制御情報取得手段は、
    前記機器識別情報と、前記画像処理装置の画像処理機能の機能識別情報と、前記利用者識別情報と、が対応付けられた前記制御情報を取得し、
    前記第一の制御機器決定手段は、
    前記制御情報に基づいて前記退室状態の利用者の前記利用者識別情報に対応する前記機器識別情報が及び前記機能識別情報を特定し、当該機能識別情報が示す前記画像処理機能を、当該機器識別情報が示す前記画像処理装置において終了状態に制御する前記画像処理機能の候補として特定し、
    前記終了制御手段は、
    前記第一の制御機器決定手段により特定された前記画像処理装置及び特定された当該画像処理装置の前記画像処理機能に対して終了を指示することを特徴とする請求項11に記載の機器管理装置。
  13. 所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、所定のエリアにおける入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の起動を制御する機器管理装置における機器管理方法であって、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者に応じて、起動状態に制御する前記画像処理装置の候補を特定する第一の制御機器決定ステップと、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者の人数に応じて、起動状態に制御する前記画像処理装置の制御台数を決定する第二の制御機器決定ステップと、
    前記第二の制御機器決定ステップにより決定された前記制御台数内で、前記第一の制御機器決定ステップにより特定された前記画像処理装置の候補に対して起動を指示する起動制御ステップと、
    を有することを特徴とする機器管理方法。
  14. 所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、所定のエリアにおける入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、少なくとも行動予定の開始日時及び終了日時を示す日時情報を含むスケジュール情報を利用者ごとに管理するスケジュール管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の起動を制御する機器管理装置における機器管理方法であって、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者に応じて、起動状態に制御する前記
    画像処理装置の候補を特定する第一の制御機器決定ステップと、
    前記入室状態の利用者の前記スケジュール情報に含まれる前記日時情報を参照し、現在日時に該当する前記日時情報を特定し、特定した前記日時情報に基づき、前記終了日時までの経過時間の予想値である予想経過時間が、予め設定された基準時間以上となる場合に、前記利用者の入室状態が継続すると判定する入室継続判定ステップと、
    前記第一の制御機器決定ステップにより特定された前記画像処理装置の候補であって、かつ、前記入室継続判定ステップにより入室状態が継続すると判定された前記入室状態の利用者に応じて特定された前記画像処理装置に対して、起動を指示する起動制御ステップと、
    を有する機器管理方法。
  15. 所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、所定のエリアにおける入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の終了を制御する機器管理装置における機器管理方法であって、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者に応じて、起動状態を維持する前記画像処理装置を特定する第一の制御機器決定ステップと、
    前記入退室記録により管理される入室状態の利用者の人数に応じて、起動状態に制御する前記画像処理装置の制御台数を決定する第二の制御機器決定ステップと、
    前記第一の制御機器決定ステップにより特定された画像処理装置の台数が前記第二の制御機器決定ステップにより決定された前記制御台数を超える場合に、前記特定された画像処理装置の中から、前記第二の制御機器決定ステップにより決定された前記制御台数を超える台数分の前記画像処理装置に対して、終了を指示する終了制御ステップと、を有することを特徴とする機器管理方法。
  16. 所定のデータ伝送路を介して、画像処理機能を有する画像処理装置と、所定のエリアにおける入退室記録を利用者ごとに管理する入退室管理装置と、少なくとも行動予定の開始日時及び終了日時を示す日時情報を含むスケジュール情報を利用者ごとに管理するスケジュール管理装置と、が接続され、利用者の入退室状態に応じて、前記画像処理装置の終了を制御する機器管理装置における機器管理方法であって、
    起動状態の前記画像処理装置のうち、前記入退室記録により管理される入室状態の利用者の前記入退室状態に応じて、終了状態に制御する前記画像処理装置の候補を特定する第一の制御機器決定ステップと、
    前記利用者の前記スケジュール情報に含まれる前記日時情報を参照し、現在日時に該当する前記日時情報を特定し、特定した前記日時情報に基づき、前記終了日時までの経過時間の予想値である予想経過時間が、予め設定された基準時間以上となる場合に、前記利用者の退室状態が継続すると判定する退室継続判定ステップと、
    前記第一の制御機器決定ステップにより特定された前記画像処理装置の候補であって、かつ、前記退室継続判定ステップにより退室状態が継続すると判定された前記利用者の前記入退室状態に応じて特定された起動状態の前記画像処理装置に対して、終了を指示する終了制御ステップと、
    を有する機器管理方法。
  17. 請求項1乃至1のいずれか一項に記載の機器管理方法を、機器管理装置に実行させるためのプログラム。
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