JP5775866B2 - 医療器具 - Google Patents

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Description

本発明は,医療器具,特に,ヒト又は動物の身体から組織の検体を採取する医療器具に係る。
ヒト又は動物に生検を行い,組織等の検体を採取して更に分析を行うことは既知である。既知の生検方法において,外科医等の医師は一般的に鉗子又は類似器具を使用することにより,検体採取領域又はその近傍から所定量の組織を把持可能としている。異なる器具,又場合によっては同一の器具を使用することで,組織を切開し,所望の領域から組織の検体を採取するものである。
外科医等の医師が容易には到達できない身体部位,例えばヒト又は動物の頸部などから検体を採取することが往々にして必要とされる。そのような場合には,コルポスコープ検査技師により,頸部から検体を取り出すことが必要とされる。この類の生検は一般的に麻酔薬なしに実施され,それ故に生検は,極力患者に不快感を与えないよう,可能な限り迅速かつ無痛的に実施される。
生検を実施するための既知の器具は,特許文献1(米国特許第6083150号明細書)において開示されており,この場合にはカップ状を呈する一対の顎部材をシャフトに対して旋回可能に接続している。使用にあたり,使用者はカップを互いに近づくように旋回させ,検体を取り出すべき組織内を切り込むと共にカップを互いに係合させて,検体を包囲するエンクロージャを形成する。このような器具において,カップは,互いに閉合する際に組織内に食い込み,場合によっては組織をきれいに切開するよりも,むしろ切り裂いている。切開すべき組織は,器具がスパイクを有する場合でも,切開されるのではなく,むしろカップから押し出されることがある。このような器具を使用して採取した検体は,損傷を受け,形状が不均一となり,結果として分析者は,検体が体内から切除された方位を確定できなくなる。更に,組織内へのカップの食い込みは,患者にとって痛みを与え,外傷を及ぼし,不快感を引き起こす可能性がある。
特許文献2(米国特許第5074311号明細書)には,別の生検器具が開示されている。この器具では,中空ハウジング内に設けられた環状の切開ブレードを,当該ハウジングの端部における開口を通して前進させることにより,検体を採取すべき組織内において環状切開を行う。次に内管を前進させ,可撓性を有するトングを開口に通して組織内に突出させる。これらのトングを,環状ブレードが形成した環状切開内で内方に付勢することにより,検体を切り離して体内から採取可能とする。この器具の欠点は,多くの可動部品を含み,可動部品の点数がより少ない器具より生産コストが高くなることである。加えて,より多くの切開が,検体を取り出すべき組織内で必要以上の切開が行われることである。先ず環状ブレードにより組織内を切り込み,次にトングにより組織内に第2の切り込みを行って体内から検体を切り離すからである。検体が採取される患者は,これを大変苦痛で不快に感じることがある。更に,多数の可動部分を有するため,器具の洗浄及び減菌が困難である。このような器具は,異なる患者から検体を取り出すために繰り返し使用される。したがって,医療基準を満足するために,器具を完全に洗浄し,かつ滅菌することが不可欠である。患者から切り離された組織片が,意に反して環状ブレードとトングとの間に詰まり,滅菌後にも器具内に留まる恐れがある。この場合,相互汚染が増大する危険性と,患者間の潜在的な疾病感染の危険性がある。
特許文献3(米国特許第2005−0113854号公開公報)は,頸部用の円錐切除器具を開示している。この器具は,特定の部位とは対照的に,ある領域の病理検査用として,頸部から組織の円錐断面を採取するために使用されるものである。この場合,多数の湾曲ブレードを備える円形ナイフが,中空ハウジング内に配置され,その長手方向軸に沿って移動可能とされている。刺付の安定化ロッドが,ハウジング内の開口部から延在している。使用において,安定化ロッドは,初めに採取を意図する組織内に挿入される。刺は,組織を所定位置に保持するものである。次に,ナイフをハウジング内の開口部から突出させ,ナイフのブレードを,採取すべき検体を包囲する円錐状のエンクロージャが形成されるよう,互いに近づく方向に付勢する。安定化ロッドが挿入されるため,検体は採取前に損傷を受ける。検体の上皮細胞の分析が重要であれば,この種の器具の使用は適切ではない。更に,ナイフのブレードは,互いに閉合する際に円錐形状をなすように湾曲している。この形状を有するブレードを製造するのは費用がかかり,要求された正確な形状にブレードを加工するのも往々にして困難である。ブレードにおける軽微な欠陥でも,器具が適正に機能せず,又は生体組織からの採取中に検体が損傷を受ける結果につながる。実際,特許文献3に開示された発明に係るブレードは,湾曲したエッジ部を有するため,全く会合しない可能性もある。ブレードは,環状肩部を通過した後に直線状に収束する。したがって,ブレードは,全長に亘って会合するものではない。それ故に,採取された組織は,局所的に裂けている可能性がある。
米国特許第6083150号明細書 米国特許第5074311号明細書 米国特許第2005−0113854号公開公報
本発明の目的は,生体組織から組織を取り出するあたり,従来技術に係る医療器具における問題を克服し,又は少なくとも緩和するように改良された医療器具を提供することである。
第1の観点によれば,本発明は,生体組織から検体を採取するための医療器具を提供するものである。この第1の観点の第1実施形態において,医療器具は,支持構造と,生体組織内を切り込むよう配置されたナイフを備えており,ナイフは少なくとも第1,第2及び第3ブレードを有し,各ブレードは頂点を限定する2つの切開エッジを有し,ナイフは,ブレードが支持構造の少なくとも一部の長手方向軸線に沿って実質的に整列する第1モードと,ブレードが検体を含む角錐状エンクロージャの壁を限定する第2モードとの間で移動可能である。
使用にあたり,外科医等の医師は,採取すべき組織に対して医療器具をあてがう。ブレードを第1モードから第2モードまで前進させ,組織を通して切開を行う。第1モードにおいて,ブレードは開放しており,各ブレードの切開エッジは,隣接ブレードの切開エッジから離間し,又は分離するように位置決めされている。第2モードにおいて,ブレードは閉鎖され,各ブレードの切開エッジは隣接ブレードの切開エッジと会合する。各ブレードの2つの切開エッジは,頂点で会合する。閉鎖モードにおいて頂点は会合し,角錐の頂点を形成する。切開エッジが会合して角錐の頂点を形成し,ブレードは側面を形成する。ブレードは,第2モードに向かって前進する間に組織を通しての切開を行う。検体は,従来技術における本発明に係る医療器具のように切り裂かれるのではなく,むしろ組織が切開されるために整然としている。加えて,検体は一回の動作で切り出し可能である。特定の従来技術に係る医療器具は,2段階の切り出し動作を必要とする,すなわち検体を切り抜く段階と,次に検体を残りの組織からスライスし,又は切り裂く段階である。更に,本発明に係る医療器具は,検体を取り出すべき組織上に直接位置決めすることができ,いくつかの既存の器具において必要とされるように片側にわずかに寄せて位置決めされるのとは対照的である。
第1モードにおいて,各ブレードは平坦,又は実質的に平坦である。ブレードを第2モードに向けて前進させると,各ブレードにおける一対の切開面の背後にある底面の位置が正確に限定され,各ブレードの頂点の進行も正確に限定されるように,ブレードが内向きに付勢される。これは,可撓性を有する各ブレードを,付勢部材に対して強く押圧することにより達成される。切開エッジを有する各ブレード端のみを,各々について単一面内でそれぞれ組織内に前進させ,これらのブレード部分により検体を包囲する角錐状のエンクロージャを形成する。各ブレードが組織内に切り込み,組織を通して移動する際,ブレードは直線的に動くことにより組織を,切り裂くことなく切開する。組織の切開は,ブレードによってのみ行われる。ブレードが第2モードにおいて形成する角錐ブレードは,検体を生体組織の要採取部位から分離させる際に付加的な切開が不要であることを意味する。各ブレードを,一平面内で直線的に組織を通して前進させる単一動作により,生体組織から検体を完全に分離して包囲することができ,検体を直ちに採取可能な状態とすることが可能である。
少なくとも3本,好適には4本以上の対向するブレードの頂点が,ブレードを前進させる際に組織を把持するので,組織を掴むための分離部材の必要性はなくなり,又は少なくとも緩和される。
組織の切開を行うブレード部分が,組織を通して通過する際に平坦であるため,得られる検体も平坦な側面を有する。それ故,本発明に係る医療器具を使用して得られた検体の形状は,角錐状,又は少なくとも実質的に角錐状である。結果的に得られる角錐状の検体は,平坦な側面を有し,したがって検体は採取された後に容易に取り扱うことができる。検体の平坦な側面は平面上に安定に配置可能であり,ドーム形又は円柱形の検体の場合に想定される転動の恐れがない。
第2モードにおいては,上述したように,各ブレードの頂点が隣接するブレードの頂点と会合する。したがって,第1モードから第2モードへの移行に際して,ブレードは検体を完全に切開し,かつ切り離すため,清浄に切り出された角錐状の検体を得ることができ,切り裂けを生じさせることはない。これは,得られた検体が比較的に無傷であり,診断においてより有用であるという,重要な付加的利点である。
組織の検体が取り出される際,検体は,ブレードが形成する角錐状のエンクロージャ内に保持される。検体は,それ自身が角錐状である。これは,除去後の検体の方位を容易に決定できる点で特別に有用である。例えば,本発明に係る医療器具が4本のブレードを有する実施態様においては,4つの側面を有する角錐形状の検体が採取される。上皮細胞が角錐の矩形底面を形成し,採取後の検体の方位から使用者は,採取前の検体の方位を特定することができる。採取に引き続き,検体は,スライド上で顕微鏡分析用のセクションに切り分けることができる。本発明に係る医療器具によって得られる側面が平坦な検体は,より容易に規則的なセクションに切り分ける込むことができる。
本発明に係る医療器具は,各ブレードを支持構造の中心軸線に向けて付勢するように配置された付勢部材を更に備えることができる。
本発明に係る医療器具は,ナイフを第1モードと第2モードとの間で移動させるための作動手段を更に備えることができる。本発明に係る医療器具は,好適には,第1モードと第2モードと間,及び/又は第2モードと第1モードと間におけるナイフの移動を阻止するロック手段を更に備える。作動手段は,第1モードと第2モードとの間のブレードの移動を一回の動作で達成できるように構成することができる。ロック手段により,医療器具の使用者が検体を取り出す準備ができ,又は検体を取り出した後にブレードを閉鎖モードに保持する準備ができるまで,ブレードを安全な位置に保持することができる。医療器具が適性位置を占める前にブレードを切開位置まで前進させるのは,採取されるべき組織以外の組織に早計の損傷を与えるのを防ぐ観点から,望ましくない。同様に,本発明に係る医療器具が検体採取部位から完全に取り出される前に,ブレードが検体を解放することも望ましくない。
第1の観点における本発明の第2実施形態によれば,医療器具は,配列され,支持構造に沿って長手方向において軸線移動可能であり,開放モードと閉鎖モードとの間,及び/又は閉鎖モードと開放モードとの間でナイフを移動させるように配置されたプランジャを備えている。
第1の観点における本発明の第3実施形態によれば,各ブレードは,開放と閉鎖モードとの間の移動に際して同一面内に留まる。この実施形態において,開放モードでは,ブレードは実質的に支持構造の外側に位置する。ブレードは,曲げる必要がなく,したがってより高強度の剛性材料で形成することができる。
好適には,各ブレードは対応するブレードに対して直径線上で対向している。更に好適には,ナイフは第4ブレードを更に備え,その第4ブレードは,第1ブレードに対して第3ブレードが直径線上で対向するときに,第2ブレードに対して第4ブレードが直径線上で対向するように配置されている。ブレードを対応するブレードに対して直径線上で対向させる配置は,偶数のブレードが設けられている場合に実現されるものであるが,ブレードが組織内に入り込む際に組織を均一に把持できる利点を有するものである。ブレードが互いに近づくように移動する際に達成される把持作用により,ブレードが組織に入り込む際に組織が医療器具から離れる方向に付勢されるのが確実に防止されるため,ブレードは組織に裂け目をほとんど生じることなく,きれいに切り込むことができる。
有利には,支持構造は傾斜した部位を含むことができ,これによりナイフの軸線を,支持構造の少なくとも一部の軸線からオフセットさせ,又は支持構造におけるハンドル側端部の軸線に対して傾斜させることができる。代替的に,支持構造は,ナイフの近傍で傾斜し,又は傾斜若しくは屈曲可能とされている。傾斜若しくは屈曲した支持構造を含む器具,又は屈曲可能な支持構造の利点は,使用者が直接到達しにくい領域から検体を採取するように器具を使用できることである。
好適には,ナイフは支持構造の軸線に対して旋回可能である。特に,ナイフを支持構造の軸線から0°〜90°の間の角度に亘って旋回可能とするのが好適である。より好適には,ナイフは支持構造の軸線から0°〜45°の間の角度に亘って旋回可能である。好適には,医療器具は,支持構造に対する旋回位置にナイフを固定するための固定手段を備えている。検体を採取するときに医療器具を,検体を取り出すべき組織の表面に対してほぼ垂直に保持することが重要である。これは,採取すべき検体の位置によって常に達成可能ではない。したがって,ナイフを管状部材に対して旋回可能とし,使用者が直接到達できない領域からも検体を採取可能とすることが有利である。
有利には,本発明に係る医療器具は,容易かつ安価に入手可能な材料から構成されている。理想的には,本発明に係る医療器具は容易かつ安価に製造できるので,一人の患者から1つ以上の検体を採取した後に医療器具を廃棄しても器具の費用効果が認められる。代替的に,本発明に係る医療器具は,器具の再利用が望ましい場合には,既知の洗浄又は滅菌方法を有利に適用して洗浄又は減菌するのに適している。
好適には,本発明に係る医療器具は,使用者が器具を通して明瞭な視野を確保することができ,ブレードが第2及び閉鎖モードに動かされるまでの間,検体を採取すべき組織の表面を視認可能とするように構成されている。
本発明は,その第2の観点において,ナイフアセンブリを提供するものである。このナイフアセンブリは,少なくとも第1,第2及び第3ブレードを備えており,各ブレードは頂点を限定する2つの切開エッジを有し,ナイフアセンブリは本願で開示された医療器具と共に使用されるよう配置されている。ブレードは好適には第1モードと第2モードとの間を移動可能に配置され,第2モードにおいてブレードが角錐を形成するよう配置されている。
本発明の第1実施形態に係る医療器具の断面図である。 図1の医療器具の部分的な拡大斜視図である。 図1の医療器具の第1実施態様を示す部分的な斜視図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 図1の医療器具の第2実施態様を示す部分的な斜視図である。 図5のB−B線に沿う断面図である。 図1の医療器具を使用して得られた検体の線図的な断面図である。 本発明の第2実施形態に係る医療器具の要部を示す部分的な略図である。 図8の医療器具の一作動状態を示す略図である。 図8の医療器具の他の作動状態を示す略図である。 図8の医療器具の他の作動状態を示す略図である。 図8の医療器具の他の作動状態を示す略図である。 本発明の第3実施形態に係る医療器具の略図である。 本発明の第3実施形態に係る医療器具の略図である。
以下,本発明を図示の好適な実施形態に基づいて更に詳述する。
図面を参照にすると,図1は本発明の第1実施態様に係る医療器具10を示すものである。医療器具10は,ハンドル12,本体13と,シャフト14とを備えている。ハンドル12を構成する医療器具10の部分は,当業者に既知の標準的なハンドルである。この特定の実施態様において,ハンドル12はグリップ12と,本体13に接続され,グリップに対して旋回移動可能なトリガ18とを備えている。トリガ18は,第1位置(休止位置)と第2位置(係合位置)との間で旋回移動可能である。リーフスプリング20が,トリガ18を第1位置に向けて押圧するための弾性部材として作用する。
トリガ18からは,トリガロッド22が直線状に延在している。ドライブロッド24は近位端24aと遠位端24bを有し,近位端において第1ピボット26によりトリガロッド22に接続している。第1ピボット26は,トリガロッド22に形成されたスロット27を貫通し,このスロットに沿って摺動可能である。第2ピボット28は,部分的にトリガロッド22に沿って位置決めされており,トリガロッドとトリガ18の旋回移動を許容するように配置されている。
医療器具10のシャフト14は,支持構造20を備えている。支持構造30は,医療器具10の構成要素を支持可能である適宜の構造であり,例えば,限定されものではないが,正方形,三角形,円形など,任意の断面形状を有するワイヤフレーム又は中空管である。本実施態様において,支持構造30は,実質的に矩形断面形状を有する中空管である。この中空管30は,長手方向軸線Xを限定する。ドライブロッド24は中空管30内に延在し,中空管30の長手方向軸線Xに沿って移動可能である。ナイフ部材32が中空管20内に配置され,ドライブロッド24の遠位端24bと接続している。ナイフ部材32は,ナイフベース34と,ナイフベース34から延在する4つのブレード36a,36b,36c,36dを備えている。
図2〜図4は,ナイフ部材32をより詳細に示している。図2に示すとおり,ブレード36a,36b,36c,36dは中空管30の内壁に沿ってナイフベース34から延在している。中空管30内において,ブレード36a,36b,36c,36dは実質的に直線状のままである。第1ブレード36aは第2ブレード36bに対して直径線上で対向するとともに実質的に平行であり,第3ブレード36cは第4ブレード36dに対して直径線上で対向すると共に実質的に平行である。各ブレード36a,36b,36c,36dは,伸長部分38a,38b,38c,38dと,切開部分40a,40b,40c,40dとを含んでいる。各切開部分40a,40b,40c,40dは形状が実質的に三角形であり,各ブレード36a,36b,36c,36d上で2つの切開エッジ42a,44a;42b,44b;42c,44c;42d;44d(図3参照)を形成している。各対の切開エッジ42a,44a;42b,44b;42c,44c;42d,44dは,頂点を限定し,鋭端を構成している。ブレード36a,36b,36b,36dの配列は,図3と図4において明示したとおりである。
当業者は,各ブレード36a,36b,36b,36dを異なる形態とし,例えば伸長部分38を省略し得ることは,言うまでもない。この特定の実施態様において,ブレード36a,36b,36b,36dはステンレス鋼で形成されている。しかしながら,ブレード36a,36b,36b,36dを外科的切開に適した任意の材料で形成できることは言うまでもない。本実施態様に係る医療器具10は,その製造に適した適宜の材料,例えばプラスチック,金属,又はその他の材料から作られている。医療器具10全体を同一材料から製造することができ,又は各構成要素を異なる材料から製造することができる。
再び図2を参照すると,ナイフベース34からコア部材46が延在し,中空管30の内部に沿って延在すると共に,各ブレード36a,36b,36b,36dの伸長部分38a,38b,38c,38d内に配置されている。コア部材46はナイフベース34に固定されており,中空管の長手方向軸線Xに沿って移動可能である。コア部材46は形状が実質的に立方状であり,ブレード36a,36b,36b,36dが中空管30内でほぼ直線上に保持されるように配置されている。コア部材46の先導面47は,中空管30に沿って見た場合,ブレード36a,36b,36b,36dの伸長部分38a,38b,38c,38dが切開部分40a,40b,40c,40dになる点とほぼ同じ位置に位置している。
ナイフ部材32を異なる形態に形成し,例えばコア部材46を省略するもブレードを前進させる他の何らかの手段を設けた構成とできることは,言うまでもない。
中空管30の端部50には,開口部48が形成されている。この開口部50において,中空管30の各壁の内表面には付勢部材52a,52b,52c,52dが設けられている(図3,4を参照)。付勢部材52a,52b,52c,52dは各壁から内方に突出し,中空管30に向けて先細となることにより斜面を形成する。
使用にあたり,医療器具10は使用者の手で把持し,使用者は通常は医師,外科医又はコルポスコープ検査技師である。再び図1を参照すると,使用者は人差し指,又は人差し指及び中指によりトリガ18を操作できるようにグリップ16を手で保持する。医療器具10は,中空管30の端部50(図2参照)における開口部48が,検体を採取すべき組織表面に近接し,又は優しく接触するように位置決めする。必須ではないが,中空管30が組織表面に対してほぼ垂直となるように医療器具を位置決めするのが効果的である。使用者はトリガ18を押し込むと,トリガ及びトリガロッド22が第2ピボットを中心としてグリップ16に向けて回動する。トリガ18の押し込みに際し,リーフスプリング20は圧縮される。第2ピボット28を中心とするトリガロッド22の回転は,中空管30の長手方向軸線Xに沿って,ドライブロッド24の移動を生じさせる。トリガロッド24が回転すると,第1ピボット26はスロット27に沿って自由移動可能となり,ドライブロッド24と第1ピボットは軸線Xに沿う位置決め状態を維持する。
再び図2を参照すると,ドライブロッド24が中空管30に沿って移動する際,ナイフ32も同様に移動する。ナイフベース34と,各ブレード36a,36b,36b,36dは,中空管30の端部50における開口部48に向けて前進しており,開口部は組織と接触している。ブレード36a,36b,36b,36dが前進する際,各ブレードの切開部分40a,40b,40c,40dは,対応する付勢部材52a,52b,52c,52dに係合している。各切開部分40a,40b,40c,40dは,中空管30の軸線Xに向けて内方に付勢される。切開部分40a,40b,40c,40dが中空管30の端部50を超えて前進すると,各切開部分は組織表面を貫通する。組織への切開は,各切開部分40a,40b,40c,40dの頂点が先鋭であるために,ほとんど抵抗なく達成される。ブレード36a,36b,36c,36dがさらに組織内に前進すると,切開部分40a,40b,40c,40dは内方に付勢され続け,コア部材の先導表面47が前進して開口部48に達する時点までに,各切開部分40a,40b,40c,40dの頂点は一点に収束する。隣接ブレードの切開エッジ42a,44a;42b,44b;42c,44c;42d,44dは互いに係合し,ブレード36a,36b,36cは四角錐を形成し,その底部はコア部材46の先導表面によって形成される。図5及び図6は,中空管30から延在する四角錐の壁を形成しているブレード36a,36b,36c,36dを示すものである。
ブレード36a,36b,36c,36dが組織に入り込む前に収束し始めるため,ブレードは組織を把持し,組織がブレードの前進によって医療器具10から離れる方向に付勢されることを防ぐことができる。ブレード36a,36b,36c,36dが収束し,隣接ブレードの切開エッジ42a,44a;42b,44b;42c,44c;,42d,44dが互いに接触するに至ると,検体が完全に切開され,ブレードとコア部材46の先導表面47とにより限定された角錐状の空間内に収められる。この状態で使用者は組織表面から医療器具10を,角錐状の空間内に収められたきれいに切り出された検体と共に引き出すことができる。組織から引き出した後,使用者はトリガ18から手を離すことができる。これにより,トリガ18がリーフスプリング205によってグリップ16から離れる方向に付勢され,その結果としてドライブロッドが中空管30に沿って開口部48から離間するように移動し,ブレード36a,36b,36c,36dを中空管内に引き戻す。引き戻しに際してブレード36a,36b,36c,36dは,真直ぐな初期状態に復元する。この時点で,角錐状の空間内に収められた検体を時医療器具から取り出すことができる。
図7は,四角錐形状の検体50を図式的に示すものである。この場合に検体は,上皮細胞によって形成された四角形ベース52と,それぞれブレード36a,36b,36c,36dの切開効果によって形成された4つの三角形側面54a,54b,54c,54dとを有する。
代替的に,医療器具は,中空管が実質的に三角形断面を有する構成とすることも可能である。この実施態様においては,3つのブレードが内方に収束するように付勢される際に,三角形の底部を有する角錐状の空間を形成する。
代替的に,ブレード36a,36b,36c,36dは,既知のトリガシステムによって解放されるスプリングにより,開放状態から閉鎖状態まで迅速に移動させる構成とすることもできる。この場合,ブレードの迅速な動きにより,切開性能を向上することができる。
図8は,本発明の第2実施態様に係る医療器具10におけるシャフト14を示すものである。シャフト14は,実質的に四角形断面を有する中空管30を備えている。プランジャ72は,ロッド74と,このロッドの端部に接続する実質的に四角形のフランジ76とを含んでいる。プランジャ72は,中空管30内に配置され,中空管30に沿って移動可能である。休止状態において,フランジ76は中空管30の端部48に位置している。4つの三角形ブレード36a,36b,36c,36dが中空管30の端部48に接続し,角錐状の空間を限定するように配置されており,その空間の底部はフランジ76によって形成されている。ロッド74は,他端部において駆動機構に接続され,この駆動機構はハンドル(図示せず)によって作動可能である。ハンドルは,本発明の第1実施態様に関して説明されたハンドルの1つ,又は他の適宜のハンドルで構成することができ,既知の態様でかかる駆動機構を作動させるに適した構造を有している。
駆動機構によりロッド74を駆動することにより,プランジャ72は休止位置からブレード36a,36b,36c,36dに向けて移動可能である。フランジ76がブレード36a,36b,36c,36dと係合すると,ブレードが外向きに付勢され,ブレードが中空管30に取り付けられたベースにおいて旋回する。
図9〜図12は,断面部において,本発明の第2実施態様に係る医療器具10の使用時における一連の作動態様を示す断面図である。図9には,医療器具10のシャフト端部が示されている。プランジャ72は,フランジ76がブレード36a,36b,36c,36dの底部と整列する初期位置にある。ブレード36a,36b,36c,36dは“閉鎖”モードにあり,フランジ76と共に角錐状の空間78を形成している。
図10に示すように,使用時に,使用者はプランジャ72を中空管30に沿って矢印A方向に移動させ,それによってブレード36a,36b,36c,36dを“開放”位置まで旋回させる。図11に示すように,ブレード36a,36b,36c,36dが中空管30の壁に対して実質的に平行に配置された状態で,医療器具10は,ブレードの頂点が,検体から採取された組織表面に近接するように位置決めされている。検体を採取するために,使用者は医療器具10に対して組織80に向かう方向の力(矢印Bにより図示)を作用させ,これによりブレード36a,36b,36c,36dを組織に穿刺する。ブレード36a,36b,36c,36dが矢印B(図12参照)方向に向けて組織80内に押し込められると,プランジャ72が矢印Cの方向に向けて中空管30内に引き戻される。プランジャ72が引き戻されると,ブレード36a,36b,36c,36dは休止位置まで旋回復帰する。ブレード36a,36b,36c,36dが組織80内に押し込まれるのと同様の速度でプランジャ72が引き戻されることにより,使用者は平滑できれいな組織の切り出しを達成することができる。プランジャ72が完全に引き戻され,ブレード36a,36b,36c,36dが角錐状の空間78を形成するように収束すると,医療器具10は組織80から引き出される。プランジャ72は再びブレード36a,36b,36c,36dに向けて移動し,ブレードを再び開放位置まで旋回させ,これにより検体82を露出させる。
図13及び図14に示す本発明の第3実施態様において,ブレード36a,36b,36c,36dは,第1モードにおいて支持構造30の外側に位置決めされている。各ブレード36a,36b,36c,36dは,第1モードと第2モードとの間で移行する際にブレードを案内するように対として配置された対応するガイド84a,85a;84b,85b;84c,85c;84d,85dの間に位置決めされている。ガイド84a,85a,84b及び85bは,明確性を担保するため,図13及び図14では省略されている。ブレードは,医療器具10が使用者により作動される際に各ブレードが直線状に前進して角錐形(図12参照)を形成するように位置決めされ,かつ傾斜される。ブレードは,中空管30の長手方向軸線から垂直に延在するアーム86により,前方に付勢される。使用者が医療器具を作動させると,プランジャ24が中空管30に沿って移動し,アーム86をブレードと係合させ,これらを第2モードに向けて付勢する。ブレードを第2モードに向けて付勢する他の適宜の手段も既知であることは,言うまでもない。この実施態様においては,ブレードを屈曲させ,又は第2モードに向けて付勢する必要はない。したがって,ブレードは,強度及び剛性がより高い材料で形成することができる。
この医療器具は,使用者が必要に応じて中空管30を折り曲げることによって達成される捻れ又は屈曲を許容する材料で形成することができる。代替的に,ナイフ32は,中空管30に対するナイフの角度を可変とするように,中空管30に対して旋回可能に接続することができる。中空管30に対してナイフ32を旋回させ,又は傾斜させることができるため,使用者は組織片に対して垂直に接近できるようにナイフを傾斜させることが可能である。ピボット手段(図示せず)には,ナイフ32を所望の旋回位置でロックするためのロック手段を設けることもできる。
支持構造30は,骨組み構造のフレームを備えることができる。そのような骨組みは,使用者に検体が取り出される場所を視認可能とするものである。
上述した医療器具について,特許請求の範囲から逸脱することなく各種の変更が可能であることは,言うまでもない。
リーフスプリング20は,第1位置に向けてトリガ18を付勢できる他の弾性部材,例えばコイルスプリングに置換することができる。
本発明の第1及び第2実施態様において,中空管30内からブレード36a,36b,36c,36dを前進させる手段は,種々の変更を施すことができる。第1実施態様で生じさせる段階的で管理された前進や,ばね負荷機構によって生じさせる迅速な前進の代わりに,ブレード36a,36b,36c,36dの前進を累進機構によって達成することもできる。

Claims (15)

  1. 生体組織から検体を採取する医療器具であって,
    支持構造と,
    生体組織内を切り込むように配置されたナイフであって,該ナイフが少なくとも第1,第2及び第3ブレードを有し,各ブレードが頂点を限定する2つの切開エッジを有し,更に,該ナイフが開放モードと閉鎖モードとの間を移動可能であり,該閉鎖モードにおいて前記ブレードが、検体を収める角錐状エンクロージャの壁を限定するナイフと;
    を備える医療器具。
  2. 請求項1に記載の医療器具であって,前記開放モードにおいて,前記ブレードが前記支持構造の少なくとも一部における長手方向軸線に沿って整列している医療器具。
  3. 請求項1又は2に記載の医療器具であって,各ブレードを支持構造の中心軸線に向けて付勢する付勢部材を更に備える医療器具。
  4. 請求項1に記載の医療器具であって,各ブレードが,開放モードと閉鎖モードとの間の移行に際して同一面内に留まる医療器具。
  5. 請求項1又は4に記載の医療器具であって,ブレードが,開放モードにおいて支持構造の外側に位置する医療器具。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の医療器具において,ナイフを開放モードと閉鎖モードとの間で移動させる作動手段を更に備える医療器具。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の医療器具であって,開放モードと閉鎖モードとの間,及び/又は閉鎖モードと開放モードとの間のナイフの移動を阻止するロック手段を更に備える医療器具。
  8. 請求項1に記載の医療器具であって,支持構造に沿って長手方向において軸線移動可能であり,開放モードと閉鎖モードとの間,及び/又は閉鎖モードと開放モードとの間でナイフを移動させるプランジャを更に備える医療器具。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の医療器具であって,各ブレードが、対応するブレードに対して直径線上で対向している医療器具。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載の医療器具であって,ナイフが第4ブレードを更に備え,第1ブレードに対して第3ブレードが直径線上で対向するときに,第2ブレードに対して第4ブレードが直径線上で対向するように配置されている医療器具。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載の医療器具であって,支持構造がナイフの近傍で傾斜し,又は傾斜可能とされており,これによりナイフの軸線が支持構造の少なくとも一部の軸線に対してオフセットし,又は当該軸線に対して傾斜可能とされている医療器具。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載の医療器具であって,ナイフが支持構造の軸線に対して旋回可能である医療器具。
  13. 請求項11又は12に記載の医療器具であって,ナイフが支持構造の軸線から0°〜45°間の角度に亘って旋回可能である医療器具。
  14. 請求項12又は13に記載の医療器具であって,支持構造に対して旋回位置におけるナイフを固定するための固定手段を更に備えている医療器具。
  15. 少なくとも第1,第2及び第3ブレードを備え,各ブレードが頂点を限定する2つの切開エッジを有するナイフアセンブリであって,請求項1〜14記載の医療器具と組み合わせて使用可能であるナイフアセンブリ。
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