JP5774678B2 - 洗剤ベース組成物の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体洗剤ベース組成物の製造方法、ベース組成物を含む洗剤、及びこの洗剤を用いる洗濯方法に関する。
近年の液体洗濯洗剤の消費者は、より少量でより濃縮された製品を好むことから、液体洗剤配合者は一連の様々な異なる制約に対処する様になっている。加えて、消費者はより少量のコンパクト液体洗濯洗剤製品を望むだけでなく、消費者はまたこれらのコンパクト製品が従来の非コンパクト液体洗濯洗剤と同じ性能を有することも望み、このことにより消費者の要求を満たすことが極度に困難になっている。
コンパクト液体洗濯洗剤製品は、洗剤成分を組み込むためのスペースをより少量しか有さないことから、洗剤配合者に、特に配合スペースのほとんどを占める界面活性剤、ビルダー及び溶媒のようなバルク洗剤成分の濃度を制限するなどの大きな制約を課す。これらのコンパクト液体洗濯洗剤製品に組み込まれる洗剤成分のために、洗剤配合者は、これらの洗剤成分の効率及び全体としてのコンパクト液体洗濯洗剤組成物の効率を大きく改善しなければならない。
このようなコンパクト液体洗濯洗剤が良好な洗浄性能を有するようにするのに加えて、洗剤配合者はまた、このような製品が良好な製品保存安定特性及び望ましいレオロジー特性を有するようにして、製品が消費者により容易に操作及び投与され得るようにしなければならない。
コンパクト洗剤に関する更なる問題は、製造方法である。溶媒のような成分を低減させると、ベース組成物中に、界面活性剤中間相などの処理するのが困難である望ましくない相形成が生じる恐れがある。
場合により、開始時とは異なる最終製品を製造するよりもむしろ、希釈して最終洗剤組成物を調製できるベース洗剤組成物を製造することが、望ましい。加工効率の観点から、様々な製品を生じさせるために後に差異化できる共通のベース組成物を有することが有益であり得る。非常に多くの場合、これは、可能ではない。なぜならば、ベース組成物に対して溶媒又は後で差異化できる添加剤を添加した後、組成物のレオロジーは変化し、制御不可能になるからである。
本発明の目的は、上記の障害を克服することである。
本発明の第一態様によると、無水液体洗濯洗剤ベース組成物の製造方法が提供される。「無水組成物」により、本明細書では、組成物が好ましくはその30重量%未満、より好ましくは20重量%未満、特に10重量%未満の水しか有さないことが理解される。「ベース組成物」により、本明細書では、最終洗剤製品として、又は、好ましくは最終洗剤製品のためのビルディングブロック(building block)として、のいずれかで使用できる組成物であると理解される。
本発明の方法は、
a)予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップを準備する工程であって、サルフェート系洗浄性界面活性剤の少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%、より好ましくは少なくとも70%、特に100%が、有機中和剤で、好ましくはモノエタノールアミンで、予め中和されている工程と、
b)予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップに中和剤を添加する工程と、
c)続いて、酸形態のスルホネート系洗浄性界面活性剤を添加する工程と、を含む。
「予め中和された界面活性剤」により、本明細書では、洗剤ベース組成物の製造過程で中和されるのとは対照的に、洗剤ベース組成物の製造過程に加わる前に中和されている界面活性剤であると理解される。
サルフェート系洗浄性界面活性剤の多くは、酸形態では非常に安定ではなく、好ましくは、これらは酸形態で製造された直後に中和される。更に、サルフェート誘導体界面活性剤は、中和された直後でさえ、酸の存在により不安定化され得る。任意の他の酸性物質の前に、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップに中和剤を(予めの中和のために添加された中和剤に加えて)添加することにより、サルフェート系洗浄性界面活性剤の安定性は増強される。
工程c)は、工程a)及びb)の後に行われ、したがって、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤は中和剤により酸から保護される。
好ましい実施形態では、サルフェート系洗浄性界面活性剤は、アルキルアルコキシル化サルフェート、中鎖分枝状一級アルキルサルフェート及びこれらの混合物から選択される。好ましくは、サルフェート系洗浄性界面活性剤は、アルキルエトキシル化サルフェート、より好ましくは、0.5〜10、好ましくは0.5〜7、より好ましくは0.5〜5、最も好ましくは0.5〜4の平均エトキシル化度を有するC8〜18アルキルエトキシル化サルフェートを含む。
好ましい実施形態では、サルフェート系洗浄性界面活性剤は、アルキルアルコキシル化サルフェート、好ましくはC8〜18アルキルエトキシル化サルフェート及び中鎖分枝状一級アルキルサルフェート(アルキルアルコキシル化サルフェートと中鎖分枝状一級アルキルサルフェートは少なくとも2:1、好ましくは少なくとも4:1、特に少なくとも5:1の重量比である)を含む。
シロップ中に存在するサルフェート系洗浄性界面活性剤の少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは少なくとも90%、特に100%は、有機中和剤で予め中和されている。有機中和剤は、好ましくは、アルカノールアミンである。これは一級、二級又は三級アミンであり得る。モノエタノールアミン(MEA)は、本明細書での使用に好ましいアルカノールアミンである。有機中和剤、好ましくはモノエタノールアミン、の使用は、(無機中和剤と比較して)水の使用を回避又は低減し、ベース組成物の容量の低減並びに得られるベース組成物の好ましいレオロジーに寄与する。これらの二つの要因(容積減少及び好ましいレオロジー)は、コンパクト洗剤の調製にとって重要である。
好ましい実施形態では、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップは、有機溶媒、好ましくは非アミノ官能性溶媒、を含む。このことは、得られる洗剤ベースの良好なレオロジー特性に更に寄与する。本明細書での使用に好ましい非アミノ官能性溶媒としては、一級アルコール、グリコール及びこれらの混合物が挙げられる。特に好ましい非アミノ官能性溶媒は、エタノール及びプロピレングリコールを含む混合物である。
好ましい実施形態では、本発明の方法は、工程a)の後及び好ましくは工程b)の前に、有機溶媒を添加する工程を含む。この有機溶媒は、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップに含まれるものと同じであってもよく、異なっていてもよい。本明細書での使用に好ましい有機溶媒は、アルコール、グリコール及びこれらの混合物などの非アミノ官能性溶媒である。工程a)と工程b)の間に添加されるのに特に好ましい有機溶媒は、エタノールプロピレングリコールとジエチレングリコールを含む混合物である。
工程a)と工程b)の間の有機溶媒の添加は、組成物中の水の低減に更に寄与し、その結果、容積の減少及び得られるベース組成物の好ましいレオロジーに更に寄与する。
工程b)の中和剤は、有機中和剤、無機中和剤及びこれらの混合物から選択することができる。この中和剤は、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップに含まれるものと同じであってもよく、異なっていてもよい。この中和剤は、好ましくはアルカノールアミン、より好ましくはモノエタノールアミン(MEA)であり、本明細書で上記に挙げた効果をもたらす。
好ましい実施形態では、ベース組成物中のアニオン性界面活性剤の50%超、好ましくは60%超、特に70%超(すなわち、サルフェート及びスルホネート系洗浄性界面活性剤)は、サルフェート系洗浄性界面活性剤である。好ましい実施形態では、サルフェート系洗浄性界面活性剤とスルホネート系洗浄性界面活性剤は、約4:1〜約1:1の重量比である。
洗剤ベースは好ましくはベースの0重量%〜5重量%、より好ましくは2重量%未満、特に1重量%未満のクエン酸と、これらと会合する大きな水和球体を有する任意の他の物質を含む。洗剤ベースは、従来の洗剤で供給されるものと同様の量の活性物質をより小さな投与サイズで供給し、水量をより少なくするので、高含水量製品と必ずしも適合性ではない又は高含水量製品中に存在させることのできない一部の化学物質は、低含水量製品において適合性になり得る。
本発明の第二態様によると、得ることが可能な、好ましくは本発明の第一態様の方法により得られる、ベース組成物に洗剤の約5重量%〜約20重量%の水を後投与することを含む、液体洗濯洗剤の製造方法が提供される。得ることが可能な、好ましくは本発明の第一態様の方法により得られる、ベース組成物は、ベース組成物のレオロジー特性に負の影響を受けずに水添加に耐えるのに十分なほど頑強である。
本発明の製品態様により、本発明の第一又は第二態様の方法により得ることが可能な、好ましくはそれにより得られる洗濯洗剤が提供される。
この洗剤は、非常にコンパクトであり、これにより、非常に少ない投与量(容積の点で)の供給で良好な洗浄結果をもたらすことを可能にする。コンパクト洗剤の典型的な容積は、30mL以下、より好ましくは25mL以下である。この洗剤はまた、良好なレオロジー特性を有する。
本発明の最後の態様によると、洗濯機内の布地を約0.2〜約1g/L、好ましくは約0.3〜約0.8g/Lの本発明の洗剤を含む洗浄液と接触させる工程を含む、布地の洗濯方法が提供される。
本発明は、洗剤ベース組成物、好ましくは液体洗濯洗剤ベース組成物、の製造方法を記載する。本発明はまた、本発明の方法により得ることが可能な洗剤組成物、並びに、この洗剤組成物を使用して布地を洗濯する方法を記載する。この方法は、成分の後添加の点で非常に用途が広く、良好なレオロジー特性を呈するベース組成物を生じる。このベースは、濃縮洗剤、すなわち、高濃度の活性成分を有する洗剤、を生じさせるために使用することができ、あるいは、所望される場合には更に希釈することができる。
ベース組成物の製造方法
この方法は、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップからスタートする。好ましくは、このシロップは、有機溶媒、より好ましくは非アミノ官能性溶媒を含む。
場合により、有機溶媒は、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップに添加され、その後、中和剤が添加される。いったんこれらの成分を混合槽に入れてから、混合を開始し、残りの成分は撹拌しながら添加した。残りの成分としては、増白剤、非イオン性界面活性剤、分散剤ポリマー、界面活性増強ポリマー、キレート剤などが挙げられる。混合物の温度は37℃以下である(これは、混合物の温度が37℃以上になる場合、冷却により達成される)。最後に、スルホネート系洗浄性界面活性剤を添加して、洗剤ベースを作製する。洗剤ベースは、酵素及び抑泡剤などの他の洗剤成分の添加により、完全に配合された洗剤に転化することができる。
本明細書での使用に好ましいサルフェート系洗浄性界面活性剤としては、アルコキシル化及び/又は非アルコキシル化アルキルサルフェート物質が挙げられる。
好ましいアルコキシル化アルキルサルフェート物質は、エトキシル化アルキルサルフェート界面活性剤を含む。アルキルエーテルサルフェート又はアルキルポリエトキシレートサルフェートとしても既知のこうした物質は、次式に相当するものである。
R’−O−(CO)−SO
式中、R’はC〜C20アルキル基であり、nは約1〜20であり、Mは塩生成カチオンである。好ましくは、R’はC10〜C18アルキルであり、nは約1〜15である。最も好ましくは、R’はC12〜C16であり、nは約1〜6である。
アルキルエーテルサルフェートは一般に、様々なR’鎖長及び様々なエトキシル化度を含む混合物の形態で使用される。そのような混合物はまた、必然的にいくらかの非エトキシル化アルキルサルフェート物質、すなわち、上記エトキシル化アルキルサルフェートの式で、式中、n=0である界面活性剤も含有することが多い。非エトキシル化アルキルサルフェートもまた本発明の組成物に別個に加え、存在し得るいずれかのアニオン性界面活性剤成分として又はその成分中で使用してよい。
好ましい非アルコキシル化アルキルサルフェート物質としては、約14〜約17の平均炭素鎖長を有する中鎖分枝状一級アルキルサルフェート界面活性剤(「MBAS界面活性剤」)が挙げられる。これらは、良好な洗浄特性をもたらす。約16〜17の炭素鎖長を有するMBAS界面活性剤(「HSAS界面活性剤」とも呼ばれる)は、一般に、他の鎖長のものよりも良好な洗浄をもたらす。
好ましくは予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤は、0.5〜10、好ましくは0.5〜7、より好ましくは0.5〜5、最も好ましくは0.5〜6の平均エトキシル化度を有するC8〜18アルキルエトキシル化サルフェートを含む。界面活性剤の少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%、特に100%は、モノエタノールアミンで中和されている。一部の実施形態では、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤は、HSAS界面活性剤を含む。他の実施形態では、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤は、アルキルエトキシル化サルフェートとHSAS界面活性剤の混合物であり、好ましくはアルキルエトキシル化サルフェートとHSAS界面活性剤の重量比は、少なくとも2:1、より好ましくは少なくとも5:1、特に少なくとも10:1である。サルフェート系洗浄性界面活性剤の好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも70%、特に少なくとも90%は、モノエタノールアミンで中和される。
好ましくは、予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップは、非アミノ官能性溶媒を含む。本明細書で使用するとき、「非アミノ官能性溶媒」は、アミノ官能基を全く含有しない任意の溶媒を指す。非アミノ官能性溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール及び/又はプロパノール及び/又は1−エトキシペンタノールなどのC1〜C8アルカノール、C2〜C6ジオール、C3〜C8アルキレングリコール、C3〜C8アルキレングリコールモノ低級アルキルエーテル、グリコールジアルキルエーテル、低分子量ポリエチレングリコール、グリセロールなどのC3〜C9トリオール、並びにこれらの混合物が挙げられる。より具体的には、非アミノ官能性溶媒は、周囲温度及び圧力(すなわち、21℃及び101.3kPa(1気圧))の液体であり、炭素、水素及び酸素を含む。存在する場合、非アミノ官能性溶媒は、シロップの約0重量%〜約25重量%、より具体的には約1重量%〜約20重量%、更に具体的には約5重量%〜約15重量%を構成し得る。非アミノ官能性溶媒の添加は、ベース組成物の好ましいレオロジー特性に寄与し得る。
好ましいスルホネート系洗浄性界面活性剤はC10〜16アルキルベンゼンスルホン酸、好ましくはC11〜14アルキルベンゼンスルホン酸である。好ましくは、アルキル基は直鎖であり、このような直鎖アルキルベンゼンスルホネートは「LAS」として知られている。アルキルベンゼンスルホネート、特にLASは、当該技術分野において周知である。そのような界面活性剤及びそれらの調製は、例えば、米国特許第2,220,099号及び同第2,477,383号に記載されている。
洗剤組成物
洗浄性界面活性剤
本明細書での使用に好適な組成物は、ある種の洗浄性界面活性剤成分を5重量%〜70重量%、好ましくは10重量%〜60重量%、より好ましくは20重量%〜50重量%含む。このような本質的な洗浄性界面活性剤成分は、アニオン性界面活性剤(本明細書で前述したようなサルフェート及びスルホネート系洗浄性界面活性剤)、非イオン性界面活性剤、又はこれらの二つの界面活性剤のタイプの組み合わせを含まなければならない。好ましくは、この洗剤は、洗剤の約10重量%〜約40重量%、好ましくは15重量%〜30重量%のアルコキシル化サルフェート系洗浄性界面活性剤を含む。好ましくはこの洗剤は、洗剤の5重量%〜20重量%、より好ましくは7〜15重量%のスルホネート系洗浄性界面活性剤を含む。好ましくはこの洗剤は、洗剤の0.1重量%〜10重量%、より好ましくは1〜5重量%の非イオン性洗浄性界面活性剤を含む。好ましくはこの洗剤は、洗剤の0重量%〜10重量%、より好ましくは1〜5重量%の脂肪酸を含む。
本明細書において有用な適当な非イオン性界面活性剤は、液体洗剤製品において通常使用される従来の非イオン性界面活性剤のいずれのタイプのものを含んでもよい。これらには、アルコキシル化脂肪族アルコール、エチレンオキシド(EO)−プロピレンオキシド(PO)ブロックポリマー及びアミンオキシド界面活性剤が挙げられる。本明細書の液体洗剤製品における使用において好ましいものは、通常は液体である非イオン性界面活性剤である。
本明細書において使用するのに好ましい非イオン性界面活性剤には、アルコールアルコシキレート非イオン性界面活性剤が含まれる。アルコールアルコキシレートは、下記一般式に相当する物質である。
(C2mO)OH
式中、RはC〜C16アルキル基であり、mは2〜4であり、nは約2〜12の範囲である。
好ましくは、Rはアルキル基であり、一級又は二級であってもよく、約9〜15個の炭素原子、より好ましくは約10〜14個の炭素原子を含む。好ましくはアルコキシル化脂肪族アルコールは、1分子当たり約2個〜12個のエチレンオキシド部分、より好ましくは1分子当たり約3個〜10個のエチレンオキシド部分を含むエトキシル化物質でもある。
本明細書の液体洗剤組成物において有用なアルコキシル化脂肪族アルコール物質はしばしば、約3〜17の範囲の親水親油バランス(HLB)値を有する。より好ましくはこの物質のHLB値は、約6〜15、最も好ましくは約8〜15の範囲である。アルコキシル化脂肪族アルコール非イオン性界面活性剤は、Shell Chemical Companyにより商標名Neodol及びDobanolで市販されている。
液体であり、本発明の組成物中で利用されてもよい別のタイプの非イオン性界面活性剤は、エチレンオキシド(EO)−プロピレンオキシド(PO)ブロックポリマーを含む。このタイプの物質は、商品名Pluronicで市販されている周知の非イオン性界面活性剤である。これらの物質は、エチレンオキシド部分のブロックをポリプロピレングリコール鎖の末端に付加して、得られるブロックポリマーの界面活性特性を調整することにより、形成される。このタイプのEO−POブロックポリマー非イオン性物質は、Davidsohn and Milwidsky;Synthetic Detergents,7th Ed.;Longman Scientific and Technical(1987)のpp.34〜36及びpp.189〜191、並びに、米国特許第2,674,619号及び同第2,677,700号により詳細に記載されている。
本明細書で有用な非イオン性界面活性剤の更に別の好適なタイプは、アミンオキシド界面活性剤を含む。アミンオキシドは、しばしば当該技術分野において「半極性」非イオン性物質と呼ばれる物質である。アミンオキシドは、式:R(EO)(PO)(BO)N(O)(CHR’)2・qHOを有する。この式中、Rは、飽和又は不飽和、直鎖又は分岐鎖であり得る比較的長鎖のヒドロカルビル部分であり、8〜20個、好ましくは10〜16個の炭素原子を含有することができ、より好ましくはC12〜C16第一級アルキルである。R’は短鎖部分であり、好ましくは水素、メチル及び−CHOHから選択される。x+y+zが0ではない場合、EOはエチレンオキシ、POはプロピレンオキシ、BOはブチレンオキシである。アミンオキシド界面活性剤は、C12〜14アルキルジメチルアミンオキシドにより例示されるものである。好ましくは本発明の洗剤は、洗剤の約0.5重量%〜約5重量%、より好ましくは0.8重量%〜3重量%のアミンオキシド界面活性剤を含む。
本明細書の液体洗剤組成物において、本質的な洗浄性界面活性剤成分は、アニオン性界面活性剤物質と非イオン性界面活性剤物質の組み合わせを含んでもよい。この場合には、アニオン性物質と非イオン性物質の重量比は、少なくとも2:1、好ましくは5:1、特に10:1である。洗剤組成物は、洗剤の0重量%〜5重量%、より好ましくは2重量%未満、特に1重量%未満のクエン酸を含む。洗剤組成物は、低濃度(すなわち、洗剤の5重量%以下、より好ましくは2重量%以下)の脂肪酸を有するか、又は、脂肪酸を含まない。
好ましくは、本明細書の液体洗剤組成物は、20℃にて5%水溶液で測定された場合に、約7〜約9、より好ましくは8〜8.5のpHを有する。
洗濯洗浄添加剤
本明細書の洗剤組成物は、好ましくは液体形態であり、特定の種類の洗濯洗浄添加剤の1つ以上を0.1重量%〜30重量%、好ましくは0.5重量%〜20重量%、より好ましくは1重量%〜10重量%含む。このような洗濯洗浄添加剤は、洗浄性酵素、ビルダー、キレート剤、汚れ放出ポリマー、汚れ懸濁ポリマー、蛍光増白剤、移染防止剤、漂白剤、白化剤、抑泡剤、布地ケア有益剤、溶媒、安定剤、緩衝剤、構造剤、染料及び香料並びにこれらの添加剤のタイプの組み合わせから選択することができる。これらの物質の全ては、洗濯洗剤製品に従来利用されるタイプのものである。
本組成物は、好ましくは組成物の1重量%〜10重量%のポリマーを含む。好適なポリマーとしては、ポリアミンなどの分散剤ポリマー、好ましくはポリエチレンイミン、最も好ましくはアルコキシル化ポリエチレンイミンが挙げられ、好ましくは本組成物は、組成物の約1重量%〜約5重量%のアルコキシル化ポリエチレンイミンを含む。
他の好ましいポリマーとしては、界面活性増強ポリマーが挙げられる。本組成物は、界面活性増強ポリマーを含んでもよい。好ましいポリマーは、両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマー及び/又はランダムグラフトコポリマーである。両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーは、布地及び表面からグリース粒子を除去するように親水性と疎水性の特性が釣り合っている任意のアルコキシル化ポリマーを指す。本明細書での使用に好適な両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーの具体的な実施形態は、コア構造とそのコア構造に結合した複数のアルコキシレート基とを含む。
コア構造は、式(I)、(II)、(III)及び(IV):
Figure 0005774678
の繰り返し単位を縮合形態で含むポリアルキレンイミン構造(式中、#は、各場合において、窒素原子と式(I)、(II)、(III)又は(IV)の2つの隣接する繰り返し単位のA基の遊離結合部位との間の結合の半分を示し、は、各場合において、アルコキシレート基のうちの1つに対する結合の半分を示し、Aは、直鎖又は分枝鎖のC2〜−アルキレンから独立して選択され、ポリアルキレンイミン構造は、式(I)の1繰り返し単位、式(II)のx繰り返し単位、式(III)のy繰り返し単位及び式(IV)のy+1繰り返し単位からなり、x及びyは、各場合において、0〜約150の範囲の値を有し、ポリアルキレンイミンコア構造の平均重量平均分子量Mwは、約60〜約10,000g/molの範囲の値である)を含んでもよい。
あるいは、コア構造は、式(I.a)及び/又は(I.b)のN−(ヒドロキシアルキル)アミンから選択される少なくとも1つの化合物の縮合生成物のポリアルカノールアミン構造
Figure 0005774678
(式中、Aは、C1〜−アルキレンから独立して選択され、R、R1*、R、R2*、R、R3*、R、R4*、R及びR5*は、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールから独立して選択され、後者3つの言及されたラジカルは所望により置換されてもよく、Rは、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールから選択され、後者3つの言及されたラジカルは所望により置換されてもよい)かのいずれかを含んでもよい。
コア構造に結合した複数のアルキレンオキシ基は、式(V)のアルキレンオキシ単位
Figure 0005774678
(式中、は、各場合において、式(I)、(II)又は(IV)の繰り返し単位の窒素原子に対する結合の半分を示し、Aは、各場合において、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン及び1,2−イソブチレンから独立して選択され、Aは、1,2−プロピレンであり、Rは、各場合において、水素及びC1〜−アルキルから独立して選択され、mは0〜約2の範囲の平均値を有し、nは約20〜約50の範囲の平均値を有し、pは約10〜約50の範囲の平均値を有する)から独立して選択される。
両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーの特定の実施形態は、内側ポリエチレンオキシドブロックと外側ポリプロピレンオキシドブロックとを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンから選択されてもよく、エトキシル化度及びプロポキシル化度は特定の制限値を上回りも下回りもしない。本発明によるアルコキシル化ポリアルキレンイミンの特定の実施形態では、ポリエチレンブロックのポリプロピレンブロックに対する比率(n/p)の最小値が約0.6であり、最大値が約1.5(x+2y+1)1/2である。約0.8〜約1.2(x+2y+1)1/2のn/p比率を有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンは、特に有益な特性を有することが判明している。
本発明によるアルコキシル化ポリアルキレンイミンは第一級、第二級及び第三級アミン窒素原子からなる主鎖を有し、これらの窒素原子はアルキレンラジカルAにより互いに結合し、ランダムに配列される。ポリアルキレンイミン主鎖の主鎖及び側鎖を開始又は終端し、その残りの水素原子が引き続いてアルキレンオキシ単位により置換される、第一級アミノ部分は、それぞれ式(I)又は(IV)の繰り返し単位と呼ばれる。残りの水素原子が引き続いてアルキレンオキシ単位により置換される第二級アミノ部分は、式(II)の繰り返し単位と呼ばれる。主鎖と側鎖に分岐する第三級アミノ部分は、式(III)の繰り返し単位と呼ばれる。
環化はポリアルキレンイミン主鎖の形成時に生じ得るので、環状アミノ部分が主鎖内に小量で存在する場合もある。環状アミノ部分を含有するこのようなポリアルキレンイミンは、無論、非環状第一級及び第二級アミノ部分からなるものと同様にアルコキシル化される。
窒素原子及びA基からなるポリアルキレンイミン主鎖は、約60〜約10,000g/モル、好ましくは約100〜約8,000g/モル、より好ましくは約500〜約6,000g/モルの平均分子量Mwを有する。
和(x+2y+1)は、1つの個々のポリアルキレンイミン主鎖内に存在するアルキレンイミン単位の総数に相当し、それゆえにポリアルキレンイミン主鎖の分子量に直接関わる。しかしながら、指定で与えられた値は、混合物中に存在する全てのポリアルキレンイミンの数平均に関わる。和(x+2y+2)は、1つの個々のポリアルキレンイミン主鎖内に存在するアミノ基の総数に相当する。
アミノ窒素原子に接続するラジカルAは、1,2−エチレン、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン、1,2−イソブチレン、1,2−ペンタンジイル、1,2−ヘキサンジイル又はヘキサメチレンなどの、同一又は異なる、直鎖又は分枝鎖C〜C−アルキレンラジカルであり得る。好ましい分枝状アルキレンは、1,2−プロピレンである。好ましい直鎖アルキレンは、エチレン及びヘキサメチレンである。より好ましいアルキレンは、1,2−エチレンである。
ポリアルキレンイミン主鎖の第一級及び第二級アミノ基の水素原子は、式(V)のアルキレンオキシ単位により置換される。
Figure 0005774678
この式では、可変因子は、好ましくは、以下に与えられる意味のうちの1つを有する。
は、各場合において、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン及び1,2−イソブチレンから選択され、好ましくはAは、1,2−プロピレンである。Aは1,2−プロピレンであり、Rは、各場合において、水素及びC〜Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル及びtert−ブチルなど)から選択され、好ましくはRは水素である。添え字mは、各場合において、0〜約2の値を有し、好ましくはmは0又はおよそ1であり、より好ましくはmは0である。添え字nは、約20〜約50の範囲、好ましくは約22〜約40の範囲、より好ましくは約24〜約30の範囲の平均値を有する。添え字pは、約10〜約50の範囲、好ましくは約11〜約40の範囲、より好ましくは約12〜約30の範囲の平均値を有する。
好ましくは、式(V)のアルキレンオキシ単位は、アルコキシレートブロックの非ランダム配列である。非ランダム配列により、[−A−O−]が1番目に付加され(すなわち、式(I)、(II)又は(III)の繰り返し単位の窒素原子に対する結合に最も近接している)、[−CH−CH−O−]が2番目に付加され、[−A−O−]が3番目に付加されることが意味される。この配向は、内側ポリエチレンオキシドブロックと外側ポリプロピレンオキシドブロックとを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンを提供する。
式(V)のこれらのアルキレンオキシ単位のかなりの部分は、エチレンオキシ単位−[CH−CH−O)]−及びプロピレンオキシ単位−[CH−CH(CH)−O]−により形成される。アルキレンオキシ単位はまた追加的に、低い割合でプロピレンオキシ又はブチレンオキシ単位−[A−O]−を有してもよく、すなわち、水素原子で飽和したポリアルキレンイミン主鎖は、存在するNH−部分1モル当たりで最大約2モル、特に約0.5〜約1.5モル、特に約0.8〜約1.2モルの、少量のプロピレンオキシド又はブチレンオキシドと最初に反応させてもよい、すなわち、初期にアルコキシル化させてもよい。
ポリアルキレンイミン主鎖のこの最初の修飾により、必要である場合には、アルコキシル化における反応混合物の粘性を低下させることができる。しかしながら、修飾は一般にアルコキシル化ポリアルキレンイミンの性能特性に影響せず、したがって、好ましい尺度を構成しない。
好ましくは、本組成物は、組成物の約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.25重量%〜約2.5重量%の両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーを含む。
好適なランダムグラフトコポリマーは典型的には、(i)不飽和C〜Cカルボン酸、エーテル、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、糖単位、アルコキシ単位、無水マレイン、飽和ポリアルコール(例えばグリセロールなど)、及びこれらの混合物からなる群から選択されるモノマーを含む親水性主鎖、並びに、(ii)C〜C25アルキル基、ポリプロピレン、ポリブチレン、飽和C〜Cモノカルボン酸のビニルエステル、アクリル酸又はメタクリル酸のC〜Cアルキルエステル、及びこれらの混合物からなる群から選択される疎水性側鎖、を含む。
このポリマーは好ましくは、次の一般式を有する:
Figure 0005774678
(式中、X、Y及びZはH又はC1〜6アルキルから独立して選択される末端保護単位であり、各Rはメチル及びエチルから独立して選択され;各RはH及びメチルから独立して選択され;各Rは独立してC1〜4アルキルであり、並びに各Rはピロリドン及びフェニル基から独立して選択される)。ポリエチレンオキシド主鎖の重量平均分子量は典型的に、約1,000g/mol〜約18,000g/mol、又は約3,000g/mol〜約13,500g/mol、又は約4,000g/mol〜約9,000g/molである。ペンダント基がポリマーの少なくとも50重量%、又は約50重量%〜約98重量%、又は約55重量%〜約95%、又は約60重量%〜約90重量%を構成するように、m、n、o、p及びqは選択される。本明細書で有用なポリマーは、典型的には約1,000〜約100,000g/モル、又は好ましくは約2,500g/モル〜約45,000g/モル、又は約7,500g/モル〜約33,800g/モル、又は約10,000g/モル〜約22,500g/モルの重量平均分子量を有する。
ベース洗剤の製造方法:
約1.3の縦横比(直径に対する高さ)を有する10リットルのバッチタンクにインペラミキサーを取り付け、以下のものを充填する:
1.)MEA:C12〜15 EO3SO3H、エタノール及びプロピレングリコールからなる予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップ
2.)MEA:C16〜17高溶解性アルキルサルフェート、エタノール及びプロピレングリコールからなる予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップ
3.)エタノール、プロピレングリコール及びジエチレングリコールからなる有機溶媒
4.)中和剤(モノ−エタノールアミン)
この時点で撹拌を開始し、添加を継続する
5.)増白発色団活性物質、C12〜14(EO)OH非イオン性界面活性剤、モノエタノールアミン及び水からなる増白剤プレミックス
6.)ホウ酸、モノエタノールアミン及び水からなるMEA−ホウ酸プレミックス
7.)C12〜14ジメチルアミンN−オキシド及び水からなるアミンオキシド
8.)エトキシル化ポリアミン分散剤ポリマー(80重量%活性物質、20重量%水)
9.)両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマー(100%活性物質)
10.)ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩(DTPA)プレミックス(50重量%、DTPA、50重量%水)
11.)1,2−ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸プレミックス(50重量%活性物質)
12.)ギ酸カルシウムプレミックス(10重量%活性物質)
必要であれば、次の添加工程中に冷却して、最高温度を37℃未満に維持する
13.)C12〜18脂肪酸
14.)C11.8 HLAS(アルキルベンゼンスルホネート)
洗剤組成物の製造方法
連続撹拌と以下のものの添加により、ベース洗剤を最終洗剤に転化させる:
15.)水
16.)香料
17.)色相染料プレミックス(0.32%活性物質発色団)
18.)酵素プレミックス
19.)抑泡ポリマー
20.)構造剤
21.)雲母真珠光沢粒子
この洗剤は、良好なレオロジー特性を呈し、非常に安定である。
本明細書に開示した寸法及び値は、記述された正確な数値に厳しく限定されるものと理解すべきでない。むしろ、特に言及しない限り、そのようなそれぞれの寸法は、記述された値と、その値の周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示した寸法は「約40mm」を意味することを意図したものである。

Claims (12)

  1. 洗浄性界面活性剤を含む無水液体洗濯洗剤ベース組成物の製造方法であって、
    a)予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップを準備する工程であって、前記サルフェート系洗浄性界面活性剤の少なくとも50%が有機中和剤で予め中和されている工程と、
    b)工程a)の後に、有機溶媒を添加する工程と、
    c)工程b)の後に、前記サルフェート系洗浄性界面活性剤シロップに中和剤を添加する工程と、
    d)酸形態のスルホネート系洗浄性界面活性剤を工程c)から生じた混合物に添加する工程と、を含む、方法。
  2. 前記有機中和剤がアルカノールアミンである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記有機中和剤がモノエタノールアミンである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記サルフェート系洗浄性界面活性剤が、アルキルアルコキシル化サルフェートである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記サルフェート系洗浄性界面活性剤が少なくとも50%のアルキルアルコキシル化サルフェートを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記予め中和されたサルフェート系洗浄性界面活性剤シロップが有機溶媒を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 工程c)の前記中和剤が、有機中和剤、無機中和剤及びこれらの混合物から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記サルフェート系洗浄性界面活性剤と前記スルホン酸洗浄性界面活性剤が4:1〜1:1の重量比である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 液体洗濯洗剤の製造方法であって、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法により得ることが可能な組成物に前記液体洗濯洗剤の5〜20重量%の水を後添加することを含む、液体洗濯洗剤の製造方法。
  10. 請求項9に記載の方法により得ることが可能な洗剤。
  11. 20℃にて5%水溶液で測定された場合に、8〜9のpHを有する、請求項10に記載の洗剤。
  12. 洗濯機内の布地を、請求項10に記載の洗剤を0.2〜1g/L含む洗浄液と接触させる工程を含む、布地の洗濯方法。
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