JP5772720B2 - ポンプ - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図7を用いて詳細に説明する。このポンプの用途は上記特許文献1と同様である。先ず第1実施形態におけるポンプの原理について説明する。図1にインペラ部を分解して示す。図2はポンプが作動しているときの作動基本状態を示す。図3は停止基本状態を示す。
(第1実施形態の作動)
作動基本状態においては、インペラ部(1、2)はターボ羽根を形成するものであって、停止基本状態においては、インペラ部(1、2)が作動基本状態のターボ羽根の形状に対して、羽根枚数の少ないターボ羽根を形成する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。
図8の当接部S5〜S8は、作動基本状態におけるインペラ部1、2の形態を画定するために、可動インペラ2の羽根2hに当接する突起部となる。これによれば、駆動源側インペラ1の羽根1hと可動インペラ2の羽根2hとの作動基本状態における位置を画定できる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図9の停止基本状態において、可動インペラ2とロータ一体インペラ1の隙間部33の確保のために、ロータ一体インペラ1の羽根、基盤部3a、および可動インペラ2の羽根のいずれかに介在部S51〜S81を設けている。これによれば、駆動源側インペラ1の羽根1hと可動インペラ2の羽根2hとの間に介在する介在部S51〜S81によって、隙間部33の大きさを確実に設定することができる。また、ロータ一体インペラ1の羽根および可動インペラ2の羽根の羽根形状の曲率を同等に設定できるメリットがある。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。第4実施形態では、図10のように、羽根1h、2hの入口側端面と出口側端面との両方に介在部S51〜S81、S52〜S82を設けたものである。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図11において、可動インペラ2の中心の孔内にも軸受(ベアリング)2bを設け、可動インペラ2が、ロータ一体インペラ1と同様に固定軸7(図4)を軸として回転できる構成としたものである。この第5実施形態は、第1実施形態に対して軸受材料の追加によるコスト増があるが、ロータ一体インペラ1に対する可動インペラ2の可動性に対しての信頼性が向上する。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図12および図13において、可動インペラ2の一部をロータ一体インペラ1の下部に隣接して配置している。可動インペラ2の可動域制限は、ロータ固定インペラ1の基盤部3aに設けた羽根貫通孔36の形状にて設定している。すなわち、可動インペラ2の羽根2hは、ロータ固定インペラ1の基盤部3aに設けた羽根貫通孔36内を貫通して伸長しているため、可動インペラ2の羽根2hは、羽根貫通孔36の範囲内でしか動くことができない。
図13の基盤部3aに複数の羽根貫通孔36が設けられ、可動インペラ2の羽根2hが羽根貫通孔36内を貫通して設けられ、羽根貫通孔36の回転方向(図13の矢印R方向)前側の基盤部3aに駆動源側インペラ1の羽根1hが固定されている。そして、可動インペラ2の羽根2hが羽根貫通孔36内を可動範囲としている。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図15において、可動インペラ2の羽根2hの回転平面内での長さL2をロータ一体インペラ1の羽根1hの回転平面内での長さL1よりも大きくしている。
次に、本発明の第8実施形態について説明する。上述した実施形態と異なる特徴部分を説明する。図16において、ロータ一体1の羽根1hのほうが可動インペラ2の羽根2hに比べて大きく曲げている。つまり、ロータ一体インペラ1の羽根1hの曲率を可動インペラ2の羽根2hの曲率に比べて大きくすることで、インペラ部1、2の羽根相互間の入口側にクリアランス31を設定し、隙間部33を形成している。
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の第1実施形態では、駆動源側インペラ1をロータ一体インペラ1で構成したが、ロータと同一材料で連続して一体成形されている必要は無く、機械的に連結されていれば良い。
7 軸(固定軸)
1 駆動源側インペラ(ロータ一体インペラ)
2 可動インペラ
33 隙間部
1h、2h インペラ部1、2の羽根
S1〜S4 ストッパ部
35 羽根保持部
3e ガイド部
3a 円盤状の基盤部
Claims (15)
- 遠心型のポンプ(100)であって、
駆動源(4)からの駆動力を得て回転する駆動源側インペラ(1)と、
前記駆動源側インペラ(1)がその周りを回転する軸(7)上に配置される可動インペラ(2)と、を有し、
前記可動インペラ(2)は、前記駆動源側インペラ(1)および前記駆動源(4)に対して可動可能であり、
前記駆動源側インペラ(1)と前記可動インペラ(2)とからなるインペラ部(1、2)の回転により流体を圧送する際には、前記流体からの力により前記可動インペラ(2)の羽根が前記駆動源側インペラ(1)の羽根から離間するように変位して作動基本状態を成し、
前記インペラ部(1、2)が前記流体を圧送しない場合において、前記流体が前記インペラ部(1、2)を流れる場合には、前記可動インペラ(2)の羽根が前記駆動源側インペラ(1)の羽根に隣接して停止基本状態を成すことを特徴とするポンプ。 - 前記作動基本状態においては、前記インペラ部(1、2)は、ターボ羽根を形成するものであって、前記停止基本状態においては、前記インペラ部(1、2)が前記作動基本状態のターボ羽根の形状に対して、羽根枚数の少ないターボ羽根を形成することを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
- 前記停止基本状態において、前記駆動源側インペラ(1)と前記可動インペラ(2)とから成る前記インペラ部(1、2)の羽根形状は、駆動源側インペラ(1)の羽根と前記可動インペラ(2)の羽根との間に隙間部(33)が設定され、該隙間部(33)に作用する前記流体の力で前記駆動源(4)による前記インペラ部(1、2)の駆動時に前記インペラ部(1、2)を前記作動基本状態に変位させることを特徴とする請求項2に記載のポンプ。
- 前記駆動源側インペラ(1)の羽根形状の曲率と前記可動インペラ(2)の羽根形状の曲率とが異なることを特徴とする請求項3に記載のポンプ。
- 前記隙間部(33)は、前記インペラ部(1、2)の回転方向前側のクリアランス(31)のほうが前記インペラ部(1、2)の回転方向後側のクリアランス(32)よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項4に記載のポンプ。
- 前記停止基本状態における前記インペラ部(1、2)の羽根の入口側において、前記駆動源側インペラ(1)の回転方向と反対側の面である後面と前記可動インペラ(2)の前面との間にクリアランス(31)が設定され、前記インペラ部(1、2)の羽根の出口側にはクリアランスが無い前記隙間部(33)とされていることを特徴とする請求項4に記載のポンプ。
- 前記可動インペラ(2)にはストッパ部(S1〜S4)があり、該ストッパ部(S1〜S4)と前記駆動源側インペラ(1)側の羽根または当接部(S5〜S8)が前記作動基本状態において当接し、
前記停止基本状態においては前記可動インペラ(2)の羽根の回転側の面である前面と前記駆動源側インペラ(1)の羽根の後面が直接または間接的に当接することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のポンプ。 - 前記可動インペラ(2)の羽根は、放射状に延在する羽根保持部(35)の先端に設けられており、
前記作動基本状態を成した場合に、前記駆動源側インペラ(1)の各羽根の回転方向先頭部が前記可動インペラ(2)の前記羽根保持部(35)の前記ストッパ部(S1〜S4)を受けて前記可動インペラ(2)の動きを規制することを特徴とする請求項7に記載のポンプ。 - 前記可動インペラ(2)は、前記駆動源側インペラ(1)に重ねて配置され、前記可動インペラ(2)は前記駆動源側インペラ(1)に設けたガイド部(3e)を中心に、前記インペラ部(1、2)の回転方向平面内で可動可能であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載のポンプ。
- 前記駆動源側インペラ(1)は、円盤状の基盤部(3a)に羽根が複数一体に形成されており、
前記可動インペラ(2)は前記基盤部(3a)に隣接し、前記駆動源側インペラ(1)と前記可動インペラ(2)とは前記軸(7)の周囲を回転することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載のポンプ。 - 前記駆動源側インペラ(1)が連結された前記駆動源(4)の回転部分は、モータ(4)のロータ(3)と一体に形成され、前記駆動源(4)の固定部分は、前記モータ(4)のステータ(50)と一体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載のポンプ。
- 前記隙間部(33)における前記隙間部(33)の大きさを規定するために前記停止基本状態における前記インペラ部(1、2)の前記隙間部(33)に前記駆動原側インペラ(1)の羽根と前記可動インペラ(2)の羽根との間に介在する介在部(S51〜S81)が設けられていることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか一項に記載のポンプ。
- 前記駆動源側インペラ(1)の羽根の入口角(θ1)と前記可動インペラ(2)の羽根の入口角(θ2)とが同一に設定されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか一項に記載のポンプ。
- 前記インペラ部(1、2)の停止基本状態から前記インペラ部(1、2)が回転するときに、前記可動インペラ(2)の羽根が前記流体から受ける力のほうが、前記駆動源側インペラ(1)の羽根が前記流体から受ける力よりも大きくなるように、前記可動インペラ(2)の羽根の回転平面内での長さのほうが前記駆動源側インペラ(1)の羽根の回転平面内での長さより長く設定されていることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか一項に記載のポンプ。
- 前記基盤部(3a)に複数の羽根貫通孔(36)が設けられ、前記可動インペラ(2)の羽根が前記羽根貫通孔(36)内を貫通して設けられ、
前記羽根貫通孔(36)の回転方向前側の前記基盤部(3a)に前記駆動源側インペラ(1)の羽根が固定され、
前記可動インペラ(2)の羽根が前記羽根貫通孔(36)内を可動範囲としていることを特徴とする請求項10に記載のポンプ。
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