JP5769626B2 - 溶媒および塩を用いるマイクロカプセル封入プロセス - Google Patents

溶媒および塩を用いるマイクロカプセル封入プロセス Download PDF

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Description

(優先権主張)
本出願は、米国特許仮出願第61/097,936号(2008年9月18日出願)および米国特許仮出願第61/146,856号(2009年1月23日出願)(これらの内容は各々、参照により本明細書中に組み込まれる)の利益を主張する。
本発明は、連続相中の溶媒および塩を用いる微小粒子の調製するプロセスに関する。
微小粒子は、香料から医薬品までの広範囲の活性成分を送達するために用いられてきた。しかしながら、典型的にはカプセル封入法において、分散相中にポリマーを溶解するために有機溶媒が用いられる。ポリマーは、微小粒子の壁膜形成またはマトリックス物質である。有益な処理のために、同一または類似の有機溶媒も、水性ベースの連続プロセス媒体(連続相とも呼ばれる)中に飽和溶解度量で用いられる。残念ながら、このために、一部は連続相系中で大量の有機溶媒を用いて処理を試みるという事態が生じる。有益な処理条件を保持しながら連続相系中の有機溶媒の量を低減することが望ましいが、当該技術分野においては未だ克服されていない。
したがって、上記の欠点を克服し得るプロセスが必要とされている。
本明細書中で具体化され、広範に記載されるような開示の物質、組成物、物品、装置および方法の目的に従って、開示される対象は、一態様においては、微小粒子を製造するためのカプセル封入方法であって、(a)連続プロセス媒体中に薬剤、ポリマーおよびポリマー用の第一溶媒を含む分散相を含むエマルションまたは二重エマルションを形成すること(ここで、前記連続プロセス媒体は、少なくとも1つの塩および少なくとも1つの第二溶媒を含み、前記第二溶媒は前記連続プロセス媒体中の前記第一溶媒の溶解度を低減する);ならびに(b)前記第一溶媒を前記分散相から抽出して、前記微小粒子を形成すること、を含む方法に関する。
別の態様では、開示される対象は、本発明の開示される対象の任意の工程により作製される微小粒子に関する。
別の態様では、開示される対象は、ヘレ・ショウセルを用いて測定した場合に≦35の安息角を有する微小粒子に関する。
別の態様では、開示される対象は、薬剤、ポリマーおよびポリマーのための第一溶媒を含む分散相、ならびに非溶媒ポリマー、第二溶媒(ここで、前記第二溶媒は非溶媒ポリマー中の第一溶媒の溶解度を低減する)、および非溶媒ポリマー中の前記第一溶媒の溶解度を低減する塩を含む連続相からなるエマルションに関する。
付加的利点は、一部は後述の説明に記述されており、一部はその説明から明らかになるか、あるいは以下に記載される態様の実行により習得され得る。以下に記載される利点は、添付の特許請求の範囲で特に指摘される要素および組合せにより実現され、得られる。前記の一般的説明および下記の詳細な説明はともに、本発明の例示および解説に過ぎず、本発明を限定するものではない、と理解されるべきである。
本明細書中に組み込まれ、その一部を構成する添付の図面は、下記のいくつかの態様を例証する。同様の数は、図面全体を通して同一要素を表す。
2%PVA水性連続相溶液中の有機溶媒酢酸エチルおよび塩化メチレン対塩化ナトリウム含量(重量%)に関する飽和溶解度(重量%)を示すグラフである。 1%PVA水性連続相溶液中の有機溶媒酢酸エチルおよび塩化メチレン対塩化ナトリウム含量(重量%)に関する飽和溶解度(重量%)を示すグラフである。 2M塩化ナトリウム(塩)および(a)無付加有機溶媒(ロット番号002161−0064);(b)飽和レベルの有機溶媒(酢酸エチル)(ロット番号002161−063)を含む内部水相および連続相(CP)系の150マイクロリットル容積を用いて二重エマルション工程から製造された代表的な微小粒子生成物の操作電子顕微鏡(SEM)像(倍率250倍)である。 2M塩化ナトリウム(塩)および(a)無付加有機溶媒(ロット番号002161−0069);(b)飽和レベルの有機溶媒(酢酸エチル)(ロット番号002161−068)を含む内部水相および連続相(CP)系の300マイクロリットル容積を用いて二重エマルション工程から製造された代表的な微小粒子生成物の走査電子顕微鏡(SEM)像(倍率250倍)である。
本発明のプロセスを開示し、記載する前に、本明細書中に記載される態様は、変更し得るものとしての特定のプロセス、化合物、合成方法、物品、装置または使用に限定されない、と理解されるべきである。本明細書中で用いられる専門用語は、特定の態様を説明する目的のためであり、本明細書中で具体的に定義しない限り、限定的であるよう意図されない。
さらにまた、この明細書全体を通して、種々の刊行物が参照されている。開示事項に関連する当該技術分野の状態をより詳細に記載するために、これらの刊行物の記載内容は、参照により本出願中に組み込まれる。開示される参考文献はさらにまた、独立して且つ具体的に、参考文献が信頼される文中で考察されるものに含まれる物質に関して、参照により本明細書中に組み込まれる。
定義
本明細書中および後述の特許請求の範囲において、以下の意味を有すると定義される多数の用語に言及する:
本明細書の説明および特許請求の範囲の全体を通して、「〜を含む」という語、ならびに前記の語の他の形態、例えば「〜を含んでいる」および「〜を含む(単数)」は、例えば他の添加剤、構成成分、整数または工程を意味するが、これらに限定されず、これらを除外するものでもない。
本明細書および添付の特許請求の範囲において用いる場合、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」および「その(the)」は、文脈から明らかにそうでないことが示されていなければ、複数の指示対象を含む、ということに留意しなければならない。したがって、例えば「溶媒」に対する言及は、2つ以上のこのような溶媒の混合物等を含む。
「任意の」または「任意に」は、後続の事象または状況が起こり得るかまたは起こりえないことを、そして事象または状況が起こる場合、およびそれが起こらない場合をその記述が含むことを意味する。
範囲は、「およそ」のある特定の値から、および/または「およそ」のもう1つの特定の値までのように、本明細書中で表され得る。このような範囲が表される場合、別の態様は、ある特定の値から、および/または他の特定の値までを含む。同様に、値が近似値として表される場合、前記の「およそ」の使用により、それは、特定の値がもう1つの態様を構成する、と理解される。範囲の各々の端点は、他の端点に関連して、ならびに他の端点とは関係なく、ともに有意である、とさらに理解される。
構成成分の重量%は、そうでないと特に記述されない限り、構成成分が含まれる処方物または組成物の総重量に基づいている。
「ポリマー賦形剤」または「ポリマー」は、本明細書中で用いる場合、微小粒子壁膜形成またはマトリックス材料として用いられるホモポリマーまたはコポリマー、あるいは帆もポリマーまたはコポリマーを含む配合物ならびにその組合せを指す。この用語は、本明細書中で後述されるような「賦形剤」という用語とは区別されるべきである。
「賦形剤」は、治療的または生物学的に活性な化合物でない、微小粒子中または上に含有され得る任意の他の化合物または添加剤を含むよう、本明細書中で用いられる。このようなものとして、賦形剤は、薬学的にまたは生物学的に許容可能であるかまたは関連するべきである(例えば、賦形剤は、一般的に、被験者に対して非毒性であるべきである)。「賦形剤」は単一のこのような化合物を含み、さらにまた複数の賦形剤を包含するよう意図される。この用語は、上記のような「ポリマー賦形剤」という用語と区別されるべきである。
「薬剤」は、一般的に、微小粒子組成物中またはその上に含有される化合物に言及するために本明細書中で用いられる。薬剤は、生物活性剤または賦形剤を含み得る。「薬剤」は単一のこのような化合物を含み、さらに又複数のこのような化合物を含むよう意図される。
「微小粒子」という用語は、ナノ粒子、マイクロ粒子、マイクロスフェア、ナノスフェア、マイクロカプセル、ナノカプセルおよび微粒子を概して含むよう、本明細書中で用いられる。このようなものとして、微小粒子という用語は、種々の内部構造および機構、例えば同質マトリックス、例えばマイクロスフェア(およびナノスフェア)または異質コアシェルマトリックス(例えばマイクロカプセルおよびナノカプセル)を有する粒子、とりわけ、多孔質粒子、多層構造粒子を指す。一態様では、薬剤は微小粒子中に封入される。「微小粒子」という用語は、一般的に、約10ナノメートル(nm)〜約2mm(ミリメートル)の範囲のサイズを有する粒子を指す。
分散相は、薬剤、ポリマーおよびポリマー用の第一溶媒からなる。薬剤は、カプセル封入され得る任意の薬剤であり得る。このような薬剤としては、任意の型の薬剤または生物活性剤または免疫学的薬剤、例えば小分子、ペプチド、タンパク質、抗体、核酸等が挙げられるが、これらに限定されない。
ポリマーは、カプセル封入技術分野で用いられる任意のポリマーであり得る。典型的には、微小粒子が生命体に送達されるべきである場合、ポリマーは生体適合性または生分解性ポリマーである。ポリマーは、ホモポリマーまたはコポリマー、例えばブロックまたはブロック性コポリマーまたはターポリマー、ランダムコポリマーまたはターポリマー、スターポリマーまたはデンドリマーであり得る。微小粒子の所望の特性によって、任意の所望の分子量ポリマーが用いられ得る。ある態様では、高強度ポリマーが所望される場合には、例えば強度要件を満たすために高分子量ポリマーが用いられ得る。他の態様では、例えば、微小粒子強度というよりむしろポリマーの再吸収時間が所望される場合、低または中分子量ポリマーが用いられ得る。
分子量が生分解性ポリマーの生分解率に影響を及ぼすと考えると、ポリマーの分子量は重要であり得る。生物活性剤放出の拡散機序に関して、薬剤の全てがポリマーから放出され、次いで分解するまで、ポリマーは無傷のままであるべきである。ポリマーが生腐食する場合、薬剤はポリマーからも放出され得る。高分子物質を適切に選択することにより、その結果生じるポリマーが拡散放出および生分解放出特性をともに示すようなポリマー処方物が作製され得る。分子量は、当該技術分野で既知の方法により、例えば、特に、ゲル浸透クロマトグラフィー、粘度、光散乱により測定され得る。
ポリマーは、被験者または生物学的媒体中に一旦存在すると、所望の時間間隔内に分解されるよう、処方され得る。いくつかの態様では、時間間隔は、約1日未満から約1ヶ月までであり得る。例えば、約≧0〜約6ヶ月、または約1〜約6ヶ月に分解するポリマーを含めて、より長い時間間隔は6ヶ月まで延長され得る。他の態様では、ポリマーは、より長い時間間隔である最大2年以上の時間間隔で、例えば約≧0〜約2年、または約1ヶ月〜約2年で分解され得る。
所望の生物活性剤放出機序は、ポリマーの選択に影響を及ぼし得る。埋込み型デバイスが被験者中に埋め込まれた後、所望の経過時間に底から生物活性剤を放出するかまたは放出を可能にするために、例えば生体適合性ポリマーが選択され得る。例えば、生物活性剤がその活性を減らし始める前に生物活性剤が活性を減らし始める時、生物活性剤が活性を部分的に減少される場合、例えば少なくとも25%、少なくとも50%、または少なくとも75%減少される場合、生物活性剤が活性を実質的に減少される場合、あるいは生物活性剤が完全に失われるかまたはもはや活性を有さない場合、生物活性剤を放出するか放出を可能にするよう、ポリマーが選択され得る。
適切なポリマーの例としては、ポリ(ラクチド)、ポリ(グリコリド)、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、ポリ(カプロラクトン)、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ホスファゼン)、ポリ(ヒドロキシブチレート)またはポリ(ヒドロキシブチレート)を含有するコポリマー、ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、ポリカルボネート、ポリエステルアミド、ポリアンヒドライド、ポリ(ジオキサノン)、ポリ(アルキレンアルキレート)、ポリエチレングリコールおよびポリオルトエステルのコポリマー、生分解性ポリウレタン、ポリ(アミノ酸)、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリエーテルエステル、ポリアセタル、ポリシアノアクリレート、ポリ(オキシエチレン)/ポリ(オキシプロピレン)コポリマー、ポリアセタル、ポリケタール、ポリホスホエステル、ポリヒドロキシバレレートまたはポリヒドロキシバレレートを含有するコポリマー、ポリアルキレンオキサレート、ポリアルキレンスクシネート、ポリ(マレイン酸)、ならびにそのコポリマー、ターポリマー、組合せまたは配合物のうちの1つ以上が挙げられる。
ラクチドベースのポリマーは、任意のラクチド残基、例えば全てのラセミおよび立体特異的形態のラクチド、例えばL−ラクチド、D−ラクチドおよびD,L−ラクチド、またはその混合物(これらに限定されない)を含み得る。ラクチドを含む有用なポリマーとしては、ポリ(L−ラクチド)、ポリ(D−ラクチド)およびポリ(DL−ラクチド);ならびにポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、例えばポリ(L−ラクチド−コ−グリコリド)、ポリ(D−ラクチド−コ−グリコリド)、およびポリ(DL−ラクチド−コ−グリコリド);あるいはそのコポリマー、ターポリマー、組合せまたは配合物が挙げられるが、これらに限定されない。ラクチド/グリコリドポリマーは、ラクチドおよびグリコリドモノマーの開環を介した溶融重合により都合よく作製され得る。さらに、ラセミDL−ラクチド、L−ラクチドおよびD−ラクチドポリマーは市販されている。L−ポリマーは、DL−ポリマーより結晶性であり、よりゆっくりと再吸収する。グリコリドおよびDL−ラクチドまたはL−ラクチドを含むコポリマーのほかに、L−ラクチドおよびDL−ラクチドのコポリマーが市販されている。ラクチドまたはグリコリドのホモポリマーも市販されている。
特定の態様において、生分解性ポリマーがポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、またはポリ(ラクチド)およびポリ(グリコリド)の混合物である場合、ポリマー中のラクチドおよびグリコリドの量は変わり得る。さらなる態様では、生分解性ポリマーは、0〜100モル%、40〜100モル%、50〜100モル%、60〜100モル%、70〜100モル%または80〜100モル%ラクチド、ならびに0〜100モル%、0〜60モル%、10〜40モル%、20〜40モル%または30〜40モル%グリコリド(ここで、ラクチドおよびグリコリドの量は100モル%である)を含有する。さらなる態様では、生分解性ポリマーは、ポリ(ラクチド)、95:5ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、85:15ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、75:25ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、65:35ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)または50:50ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)(ここで、比はモル比である)であり得る。
別の態様では、ポリマーはポリ(カプロラクトン)またはポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)であり得る。一態様では、ポリマーはポリ(ラクチド−カプロラクトン)であり得るが、これは、種々の態様では、95:5ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、85:15ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、75:25ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、65:35ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)または50:50ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)(ここで、比はモル比である)であり得る。
ポリマーのための第一溶媒は、ポリマーを可溶化するかまたは少なくとも部分的に可溶化する分散相中に用いられる任意の溶媒であり得る。第一溶媒は、単一溶媒または2つ以上の共溶媒であり得る。ある態様では、第一溶媒は酢酸エチルまたは塩化メチレンを含む。
連続プロセス媒体は、典型的には、ポリマーのための非溶媒、少なくとも1つの塩および少なくとも1つの第二溶媒を含む。連続プロセス媒体と混合された場合にポリマーがエマルションを形成するよう、ポリマーのための非溶媒は、ポリマーのための溶媒でない連続プロセス媒体のための任意の塩基溶媒であり得る。ポリマーのための非溶媒の典型例としては、水性混合物または溶液または水が挙げられるが、これらに限定されない。一態様では、連続プロセス媒体はさらに水を含む。別の態様では、連続プロセス媒体は実質的に水をさらに含む。
一態様では、塩は、1つ以上のイオン塩、ハロゲン化金属塩(金属ハロゲン化物)、アルカリ金属とハロゲンの塩、あるいはアルカリ土類金属とハロゲンの塩である。ハロゲンは、F、Cl、BrまたはIであり得る。特定の態様では、塩は塩化ナトリウムまたは塩化カリウムである。
塩は、典型的には、連続プロセス媒体中に0.1〜20重量%、2〜20重量%または2〜15重量%で存在する。別の態様では、塩は塩化ナトリウムであり、0.6〜20重量%または0.1モル(M)〜3.4Mの量で存在する。
第二溶媒は、典型的には、連続プロセス媒体に付加される1つ以上の有機溶媒である。第二溶媒は、連続プロセス媒体中のポリマーのための第一溶媒の溶解度を低減する。水性媒体を有機溶媒で飽和すると、均質化中の部分的エマルション滴抽出を防止する。この第二溶媒は、分散相を調製するために用いられる有機溶媒と同一であるかまたは異なり得る。すなわち、第二溶媒は第一溶媒と同一であるかまたは異なり得る。一態様では、第二溶媒は、分散相に関して用いられる第一溶媒のいずれかと同一である。ある態様では、第二溶媒は塩化メチレンまたは酢酸エチルである。
第二溶媒は、典型的には、連続プロセス媒体中の第二溶媒の飽和溶解度までのレベルで連続プロセス媒体に付加される。連続プロセス媒体中の第二溶媒の実際の飽和溶解濃度は、種々の因子の中でも特に、連続プロセス媒体中の塩の量によって変わる。典型的には、用いられる第二溶媒の量は、連続プロセス媒体の0.01重量%から、連続プロセス媒体中の第二溶媒の飽和溶解度までである。別の態様では、第二溶媒は、連続プロセス媒体中の第二溶媒の飽和溶解濃度の約0.1%〜100%の範囲で付加される。
一態様では、第二溶媒は、連続プロセス媒体中に飽和またはほぼ飽和量で存在する。一態様では、第一および第二溶媒は同一溶媒である。一態様では、第一および第二溶媒は有機溶媒を含む。一態様では、第二溶媒は2つ以上の溶媒を含む。別の態様では、連続プロセス媒体の温度は、連続プロセス媒体中の第一溶媒の溶解度を加減するよう調整される。このように、連続プロセス媒体中の第一溶媒の最終飽和溶解度限界を調整する付加的手段として、塩濃度のほかに、温度も用いられ得る。温度を変えることにより、連続相中の塩および第一溶媒の必要量が変わり得るし、所望の結果を達成するために必要とされる塩対第一溶媒の比も変わり得る。必要とされる塩または第一溶媒の量あるいは2つの比を変えると、特に、溶媒抽出、抽出、分離および収集の容積が影響を及ぼされる。
一態様では、界面活性剤または乳化剤が連続プロセス媒体中に用いられる。カプセル封入プロセスで典型的に用いられる任意の界面活性剤または乳化剤が、本明細書中で用いられ得る。一態様では、界面活性剤はポリビニルアルコール(PVA)である。これらの態様では、PVAは、連続プロセス媒体の0.01重量%〜10重量%、0.1重量%〜5重量%、または0.1重量%〜2重量%で用いられ得る。典型的には、界面活性剤または乳化剤の濃度は、塩および第二溶媒濃度レベルの所定の組成で可溶性のままであるために、必要な場合に調整される。塩、第二溶媒および界面活性剤のある濃度で、界面活性剤は析出し得る。種々の態様において、典型的には、連続プロセス媒体が均質溶液であるよう、塩、第二溶媒および界面活性剤の濃度は調整される。
連続プロセス媒体(連続相系)中の分散相を利用する任意の微小粒子形成プロセスが利用され得る。エマルションを形成するための任意のプロセスが用いられ得る。溶媒を除去するための任意のプロセス、例えば液体−液体抽出、溶媒蒸発またはその組合せが用いられ得る。エマルションそれ自体は、単一エマルション、例えば水中油型または水中油中固体型、または二重エマルション、例えば水−油−水型エマルションであり得る。二重エマルションは、典型的には、ポリマーのための第一溶媒中で完全に可溶性であるわけではない薬剤により形成される。
本発明の利点は、連続プロセス媒体中の塩の存在が連続プロセス媒体中の第一および第二溶媒の溶解度を低減する、というものである。したがって、塩濃度が増大すると、連続プロセス媒体中の第一および第二溶媒溶解度は低減する。たとえ第二溶媒が連続プロセス媒体中に飽和されたとしても、それが有機溶媒である場合、連続プロセス媒体中および全体的系において必要とされる総有機溶媒はより少ない。これは、任意の残留有機溶媒を除去するために必要とされる抽出相媒体の量を低減する。さらに、連続プロセス媒体中の有機溶媒の量が少ないほど、安全な取扱いを提供する全体的処理系中の有機溶媒の総量は低くなり、より多くの安価な廃棄物処分がなされる。さらに、より多くの標準エマルション系と比較して、連続相媒体中のより低量の有機溶媒はエマルション滴から溶媒を除去するために用いられるその後の処理工程中の第一溶媒の抽出のための沈降条件を変えて、異なる処理条件を可能にする。さらに一般的には、連続相および抽出相における変化は、抽出微小粒子の分離および単離に作用して、例えば必要なすすぎ水を低減し、収集のための抽出懸濁液を移すための設備要件を低減し得る。
さらに、典型的には塩より経費がかかる第二溶媒、典型的には有機溶媒の量を低減しながら塩を用いることにより、経費節約が達成される。付加的には、エマルションプロセスの連続相または連続プロセス媒体中の塩の使用は種々の利点、例えば、粒子の流動性、球形形状および表面特徴、カプセル封入効率、密度といったような最終生成物の特性改良、初期バースト低減といった利点を有し、長期放出特質に影響を及ぼす。
さらに、本発明の方法および微小粒子は、カプセル封入効率および微小粒子生成物の性能の改良を提供し得る。連続相(CP)媒体への塩の付加は、種々の態様に於いて、エマルション系におけるポリマーの沈澱行動に作用し得る。高塩濃度を含有する溶液は、塩析現象においてポリマーを沈澱させるために用いられ得る。したがって、マイクロカプセル封入エマルションの有機相中のポリマーは、CP媒体中に高塩濃度を含有しないエマルション系と比較して、高い塩含有CP媒体にそれらを曝露することにより影響を及ぼされるそれらの溶解特性を有し、これが次に、系のポリマー沈澱特性に作用し得る。したがって、本発明の系における異なるポリマー沈澱減少は、得られる最終生成物のバルク特性における差異、ならびにカプセル封入効率および微小粒子生成物の性能において得られる任意の差異に関する一因であり得る。
抽出率は、直接的には、分散相から混合連続および抽出相への濃度勾配によって変化する。連続相中の溶媒を塩と置き換えると、混合連続および抽出相中の溶媒の量が低減される。低濃度の塩では、溶媒の溶解度は影響を及ぼされない。混合連続および抽出相中の塩は非常に薄いため、微小粒子の抽出のための濃度勾配は最大にされる。混合連続および抽出相中の任意の溶媒の存在は、微小粒子抽出のための濃度勾配、ならびに関連抽出率を低減する。この大きな抽出率は、ポリマーをより迅速に沈澱させて、(1)沈澱粒子内に薬剤を閉じ込めること、(2)初期バーストに関連した表面多孔度を低減すること、ならびに(3)安息角低減を有するより平滑なマイクロスフェアを作製すること(実施例3に記載)という利益を有する。
塩および溶媒がともに連続プロセス媒体(すなわち連続相)に利用される本発明の方法は、連続相中無塩で、または連続相中無溶媒で、または連続相中無塩および無溶媒で調製された微小粒子に関する安息角より小さい、ヘレ・ショウセルを用いて限定した場合に、ならびに測定した場合に静止安息角(本明細書中では以後、「安息角」または「AOR」)を有する微小粒子を生じ得る。安息角におけるその低減は、無塩、無溶媒または無塩/溶媒事例と比較して、本発明の塩および溶媒工程に関しては少なくとも5、10、15、20または25度低いというものであり得る。本発明のプロセスにより作製される微小粒子の結果的に生じる安息角は、≦35、≦30、≦25、≦20、≦18または≦17度というほどの小さい値であり得る。
開示される対象による方法および結果を例証するために、以下の実施例を後述する。これらの実施例は、本明細書中に開示される対象の全ての態様を考慮すべきであるよう意図されないが、代表的な方法および結果を例証するものである。これらの実施例は、当業者に明らかである本発明の等価物および変更を排除するものではない。
数値(例えば、量、温度、pH等)に関して精度を保証するための努力がなされてきたが、しかしいくつかの誤差および偏差が説明されるべきである。別記しない限り、部は重量部であり、温度は℃であるかまたは周囲温度であり、そして圧力は大気圧またはほぼ大気圧である。条件、例えば構成成分濃度、温度、圧力およびその他の反応範囲、ならびに記載される工程から得られる生成物純度および収量を最適化するために用いられ得る条件の多数の変動および組合せが存在する。このような工程条件を最適化するためには、合理的且つ常套的な実験法のみが必要とされる。
実施例1
漸増塩濃度レベルでのPVA中の溶媒溶解度を測定するために、平衡/飽和試験を実施した。2%PVA水溶液中の塩化ナトリウム重量%を変更しながら、酢酸エチルおよび塩化メチレンの飽和溶解度(重量%)を個別に試験した。図1から分かるように、塩化ナトリウム含量が増大すると、2つの有機化合物の飽和溶解度は減少した。約15重量%塩化ナトリウム含量で、PVAは溶液の塩析を開始した。同様の傾向は、図2に示されるような1%PVA水溶液を用いて観察される。
実施例2
高塩濃度(2M)を含有する連続相(CP)系を用いて、CP系中に有機溶媒を付加した場合と付加しない場合の両方で、微小粒子処方物を製造した。先ず、ポリ(ビニルアルコール)(PVA)の0.1重量%溶液からなる内部水相溶液150μLまたは300μLを、酢酸エチル中の25重量%50:50ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)(0.3dL/g)(5050 PLG 3E)からなる1.5gポリマー溶液中で乳化することにより、処方物を製造した。速度設定3を用いてポリトロンPT10−35ミキサーで60秒間、ポリマー溶液中での内部水相溶液の乳化を実施した。その結果生じた一次エマルションを分散相(DP)溶液として用いて、これを、1重量%PVAおよび2M塩化ナトリウム、および任意に3重量%酢酸エチルからなる50g連続相(CP)溶液中で乳化させた。CP溶液中に浸漬させたIKA Ultra−Turrax T−25ミキサー(速度設定1を使用)のミキサー頭部にDP溶液を徐々に導入することにより、CP中でのDPの乳化を実施した。撹拌抽出相(EP)水140gを含有するビーカー中に結果的に生じたエマルションを注ぎ入れた時点で30秒間、乳化を実施した。撹拌しながら1時間抽出を実行し、次に、その結果生じた微小粒子生成物を、20マイクロメートル試験篩上に収集することにより、懸濁液から単離した。収集微小粒子生成物を、約2L水で洗浄した。次いで、凍結乾燥により生成物を乾燥した。
走査電子顕微鏡を用いて、この実施例で調製された試料の顕微鏡写真を撮影した。図3Aおよび3Bは、CP溶液中に付加的有機溶媒を用いない場合(図3a)およびCP溶液中に3重量%酢酸エチルを用いた場合(図3b)の、内部水相溶液150μLを用いて調製した処方物からの代表的微小粒子生成物の画像を示す。同様に、図4Aおよび4Bは、内部水相溶液300μLを用いて調製した2つの同様の処方物からの代表的微小粒子生成物の画像を示す。
図3Aおよび3Bならびに4Aおよび4BにおけるSEM画像の比較は、塩含有CP溶液系への有機溶媒の付加が、より狭い粒子サイズ分布、より小さい不規則粒子および/またはより少ない無粒子残渣を有する改良された微小粒子生成物を生じ得る、ということを実証する。
実施例3
安息角は、粉末のような固体の流動性を特性化するために用いられる技法である。粉末の流動性を改良することは、粉末充填および包装操作中の取扱いをより良好にし、運搬中の物質の損失を低下させ、凝集を低減することになり有益である。U.S. Pharmacopeia (USP) General Chapter <1174> ”Powder Flow”(参照:USP32/NF27)(2009)は、粉末流動特徴を特性化し、比較するために一般に用いられる4つの一般的方法に言及している:その1つが、安息角(AOR)法である。U.S. Pharmacopeia (USP) General Chapter <1174> ”Powder Flow”(参照:USP32/NF27)(2009)は、AOR測定のその教示に関して、参照により本明細書中に組み込まれる。USPは、AORを査定するための基本的方法を記載しており、AORを確定するために用いられる任意の一般的方法において明記されるべき2つの重要な実験変数を同定する:(1)漏斗高は、測定中、基部に対比して固定されるかまたは変更されると明記されるべきであり;そして(2)基部は、測定中、固定直径または可変直径を有すると明記されるべきである。AORを確定するために文献中に一般に記載される一技法は、ヘレ・ショウセルの使用によるものである。この技法では、漏斗高は、測定中、固定高で保持され(セルの基部に対して固定される)、基本直径は測定中、固定される。
ヘレ・ショウセルを用いて微小粒子処方物に関して、安息角測定を実施した。2つの平板間に約5mmの隙間を有する互いに平行に貼り付けられた2つのプラスチック平板で、ヘレ・ショウセルを構築した。平板を全側面で封止した。セルの1つの隅で、漏斗をセルに挿入して、セルの1つの縁に沿って垂直に粉末を落下させた。試料を、安息角(AOR)に関して以下のように分析した。下方に向いているセルの上方に位置する漏斗を有するベンチトップに、セルをしっかり取り付けた。約2gの微小粒子処方物を漏斗に付加し、セルに流下させて、セルの底隅に蓄積させた。次いで、粉末試料の最終的高さおよび幅を捕捉するために、結果的に生じた粉末塊の写真を撮影した。次に、その結果生じた粉末試料がヘレ・ショウセルの底(水平)縁から立ち上がる角度を直接測定することにより(分度器を用いる)、AORを確定した。各微小粒子処方物に関して三重反復実験を実施した。結果を、三重反復測定の平均および標準偏差(SD)として報告する。
このように、より小さいAORは、試料を落下したスポットから水平方向にさらに流動し得る粉末試料に関連している。その結果、小AORは、相対的に良好な粉末流動特徴を有する粉末試料と直接関連づけられる。表1は、USP32/NF27のChapter <1174>から直接得られ、AORおよび粉末流動特性間の相対的蛍光を示す。
エマルション−溶媒抽出法を用いて、3つの微小粒子処方物を調製した。高い塩(2M塩化ナトリウム)を含む連続相(CP)溶液を用いて1つのロットを調製し、飽和レベルの有機溶媒(7.5重量%酢酸エチル)を含むCPで第二ロットを調製し、そして高い塩および飽和レベルの有機溶媒(2M塩化ナトリウムおよび約3%の酢酸エチル)を含むCPで第三ロットを調製した。他方で、全事例におけるCP溶液はさらに、1重量%PVA溶液を含んだ。
14.4gの85:15 DLG(4.5E)ポリ(DL−ラクチド−コ−グリコリド)ポリマー(Brookwood Pharmaceuticals)、57.6gの酢酸エチルおよび14mgのクマリン−6を含む分散相(DP)溶液を用いて、微小粒子処方物を調製した。約1100rpmの撹拌速度でSilverson L4RTミキサーを用いて、上記の連続相溶液のうちの1つの中で、このDP溶液を継続的に乳化させた。その結果生じたエマルションを、抽出相(EP)溶媒として新鮮な脱イオン水を用いて直ちに希釈した。DP、CPおよびEPの流量は、それぞれ約13g/分、125g/分および1250g/分であった。その結果生じた懸濁液をタンク中に収集し、懸濁液が125マイクロメートルおよび20マイクロメートル試験篩を通過した時点で1時間撹拌した。20マイクロメートル篩上に収集された生成物を4Lの脱イオン水ですすぎ、次いで、実験室凍結乾燥機での凍結乾燥により乾燥した。
AOR測定の結果を、表2に示す。高い塩および飽和レベルの有機溶媒の両方を含むCP溶液を用いて調製した試料は、高い塩単独または飽和レベルの有機溶媒を含むCP溶液で調製した試料と比較した場合、顕著に低いAORを有した。この試料に関する16.7°のAORは、「並」〜「不良」流動特性を有するとUSPにより特性化される粉末のAORを有した他の2つの試料と比較した場合、「優良」流動特性(USPで記述された判定基準による)を有する試料を反映する。

実施例4
CP溶液に付加される2M塩(塩化ナトリウム)の存在または非存在ならびに飽和量の有機溶媒の存在または非存在により、連続相(CP)溶液の組成を変更した。モデル親水性薬剤としてリン酸デキサメタゾンナトリウムを、有機処理溶媒として酢酸エチルを用いて、処方物を製造した。2gの脱イオン水中に1.25gのリン酸デキサメタゾンナトリウムを溶解することにより、処方物を製造した。その結果生じた溶液を内部水相として用いて、酢酸エチル中の20重量%の75:25ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、0.48dL/g(7525 PLG 5E)からなるポリマー溶液 55g中で乳化した。直列型ミキサー頭部アタッチメントを有するIKAウルトラTurrax T−25ミキサー中で水性および有機相をポンピングする(速度設定6000rpm)ことにより、連続的に、ポリマー溶液中での内部水相溶液の乳化を実施した。2つの溶液を、水相に関しては0.7mL/分、有機相に関しては14.3g/分の流量で、ミキサー中にポンプで押出した。その結果生じた一次エマルションを分散相(DP)溶液として用いて、これを、2重量%PVAおよび(任意に)2M塩化ナトリウムおよび(任意に)飽和レベルの酢酸エチル(付加的塩を用いない場合は7.4重量%酢酸エチル、または2M塩が存在する場合は3.0重量%酢酸エチル)からなる725gの連続相CP溶液中で乳化した。実験室直列型ヘッドアセンブリーを有するSilversonミキサーL4R−Tミキサーの注入口にDPおよびCP溶液を導入することにより、DPおよびCPの乳化を実施した。Silverson速度を1700rpmに設定した。DPおよびCP溶液に関する混合速度は、それぞれ15g/分および125g/分であった。混合DPおよびCP溶液をミキサー頭部に通した後、抽出水(EP)を2.2L/分の速度で付加した。3つの相(DP、CPおよびEP)の組合せを容器中に収集し、この内容物を適切なミキサーで20分間撹拌して、さらなる溶媒除去を促した。その結果生じた微小粒子生成物を、125マイクロメートルおよび20マイクロメートル試験篩設置上で収集することにより、懸濁液から単離した。20マイクロメートル試験篩上に収集した物質を、収集微小粒子生成物として用いた。125マイクロメートル篩上に収集した物質を廃棄した。収集微小粒子生成物を約2Lの水で洗浄した。生成物を、層流フード下で48時間、20マイクロメートル試験篩上で風乾させた。
次に、乾燥微小粒子生成物の試料を、HPLCにより、薬剤含量に関して分析した。既知量の試料をジメチルスルホキシド(DMSO)中に溶解し、水を試料に付加して、ポリマーを沈澱させた。その結果生じた懸濁液を濾過して、ポリマーを除去し、残りの溶液を、Phenomenex(Torrance Ca)によるPhenomenex Luna C18 4.6×150mmを用いて、HPLCにより分析した。70%(容量で)の25mMリン酸ナトリウム、pH3および30%のアセトニトリルの移動相を用いて、アイソクラティック法により、40μL注入容積に関してクロマトグラフィーを実施した。240nmでのUVにより、検出を実施した。
以下に示した結果は、高塩含量(2M塩化ナトリウム)および飽和レベルの有機溶媒(3重量%酢酸エチル)を含有するCP溶液の使用により、薬剤のカプセル封入が改良されたことを実証する。
調製したバッチの要約:
要するに、CP溶液に付加される2M塩および飽和レベルの有機溶媒をともに用いて調製したバッチ(バッチ4)は、いずれかまたは両方の構成成分を用いないものより高い薬剤負荷レベル(より高いカプセル封入効率)を有した。
本発明の開示の特定の実施形態を例証し、記載してきたが、本開示の精神および範囲を逸脱しない限り、種々の他の変更および修正が可能であり、なされ得る。したがって、この開示の範囲内であるこのような変更および修正の全てを、添付の特許請求の範囲において網羅するよう意図される。

Claims (19)

  1. 微小粒子の製造のためのカプセル封入方法であって、以下の:
    (a)連続プロセス媒体中に薬剤、ポリマーおよびポリマー用の第一溶媒を含む分散相を含むエマルションまたは二重エマルションを形成すること(ここで、前記連続プロセス媒体は、少なくとも1つの塩および少なくとも1つの第二溶媒を含み、前記第二溶媒は前記連続プロセス媒体中の前記第一溶媒の溶解度を低減する);ならびに
    (b)前記第一溶媒を前記分散相から抽出して、前記微小粒子を形成すること、
    を含み、
    前記塩が、塩化ナトリウムまたは塩化カリウムである
    方法。
  2. 前記第二溶媒が前記連続プロセス媒体中に飽和またはほぼ飽和量で存在する請求項記載の方法。
  3. 前記塩が0.1〜20重量%の前記連続プロセス媒体中濃度で存在する請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第一および第二溶媒が同一溶媒である請求項のいずれかに記載の方法。
  5. 前記第一および第二溶媒が有機溶媒を含む請求項のいずれかに記載の方法。
  6. 前記第一および第二溶媒が塩化メチレンまたは酢酸エチルを含む請求項のいずれかに記載の方法。
  7. 前記第二溶媒が2つ以上の溶媒を含む請求項のいずれかに記載の方法。
  8. 前記連続プロセス媒体が水をさらに含む請求項のいずれかに記載の方法。
  9. 前記連続プロセス媒体が実質的に水をさらに含む請求項のいずれかに記載の方法。
  10. 前記連続プロセス媒体が界面活性剤をさらに含む請求項のいずれかに記載の方法。
  11. 前記界面活性剤がPVAを含む請求項10記載の方法。
  12. 前記分散相および連続プロセス媒体がエマルションを形成する請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記分散相および連続プロセス媒体が二重エマルションを形成する請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記連続プロセス媒体の温度が、前記連続プロセス媒体中の前記第一溶媒の溶解度を低減するために周囲温度から調整される請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記連続プロセス媒体の温度が、前記連続プロセス媒体中の前記第一溶媒の溶解度を増大するために周囲温度から調整される請求項14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記結果的に生じる微小粒子の安息角が、連続プロセス媒体中に塩および/または溶媒を含まずに作製された結果生じる微小粒子の安息角より少なくとも10度小さい請求項15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記結果的に生じる微小粒子の安息角が、連続プロセス媒体中に塩および/または溶媒を含まずに作製された結果生じる微小粒子の安息角より少なくとも15度小さい請求項16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記結果的に生じる微小粒子の安息角が、連続プロセス媒体中に塩および/または溶媒を含まずに作製された結果生じる微小粒子の安息角より少なくとも20度小さい請求項17のいずれかに記載の方法。
  19. 薬剤、ポリマーおよびポリマーのための第一溶媒を含む分散相、ならびに、第二溶媒(ここで、前記第二溶媒は中の第一溶媒の溶解度を低減する)、および前記中の前記第一溶媒の溶解度を低減する塩を含む連続相を含むエマルションであって、
    前記塩が、塩化ナトリウムまたは塩化カリウムであるエマルション
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