JP5768303B2 - 中空体の製造方法及び中子支持用部材 - Google Patents
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Description
前記中子に、前記中子を支持する支持部、金型に流し込まれる成形材料が接触する雄ねじが形成された雄ねじ部、及び該雄ねじ部を軸回りに回転させるための回転部を有する中子支持用部材を取り付ける工程と、
前記金型に、前記中子支持用部材を介して前記中子を配置する工程と、
前記中子が配置された前記金型の内部に、前記成形材料を流し込む工程と、
前記成形材料が硬化した後、前記金型を取り外し、前記中子を除去する工程と、
前記中子支持用部材の回転部を使用して前記雄ねじ部を軸周りに回転させ、該中子支持用部材を取り外す工程と、を含む。
第1の発明に係る中空体の製造方法において、前記中子支持用部材が、金属製であることが好ましい。
金型に流し込まれる成形材料が接触する雄ねじが形成された雄ねじ部と、
前記雄ねじ部を軸回りに回転させるための回転部と、を備える。
このような樹脂材料は、吸水率が小さく、線膨張係数が小さい(線膨張係数が金属の値に近い)という性質がある。従って、この樹脂材料を用いてケーシング10を形成することにより、羽根車12とケーシング10との間の僅かな隙間が所定の大きさ以下に維持される。また、このような樹脂材料は、耐熱性が高く、有害物質を含有しないという性質もある。
ケーシング10の内部には、上流側ねじ部14aに通じる第1の空間部16a、及び下流側ねじ部14bに通じる第2の空間部16bが形成されている。
第1の空間部16aは、羽根車12が嵌合する嵌合部18を介して第2の空間部16bに通じている。
第2の空間部16bには、羽根車12が配置されている。
中子20を形成するための中子材料を準備する。この中子材料は、融点が80〜160℃のオレフィン系のワックス材(オレフィン系樹脂)及び粒状体を含んでいる。
オレフィン系のワックス材は、例えば、分子量が1,000〜10,000の低分子ポリエチレン又はポリプロピレンが好ましい。ただし、溶融時の粘度が低く流動性に富み、溶融時の流動性及び離型性が優れたオレフィン系のワックス材であれば、任意の材料でよい。
オレフィン系ワックス材により、中子材料としての強度、融点、及び離型性が調整される。
なお、前述のオレフィン系ワックス及び粒状体に他の天然系ワックス材や他の粒状体を混合して、融点や離型性を更に調整してもよい。
前述のオレフィン系ワックス材及び粒状体は、人体に対して有害性が低いため、製造されるケーシング10の内部を流れる水道水の食品安全性が確保される。
ワックス材に、粒状体を添加し撹拌することによって中子材料を生成する。その後、生成された中子材料を加熱し、中子20の金型(不図示)に流し込み、中子20を形成する。
工程S2にて製造された中子20の両側部に、中子支持用部材30a、30bをそれぞれ取り付ける。
中子支持部302aは、例えば円筒状の円筒部材301aの内周面に設けられている。中子支持部302aに中子20の側部が挿入されることによって、中子20を支持できる。
雄ねじ部304aは、円筒部材301aの外周面に設けられ、雄ねじが形成されている。
中子支持部302bは、例えば円柱状の突起である。中子支持部302bは、中子20の側部に挿入され、中子20を支持できる。
雄ねじ部304bは、中子支持部302bの一方の側に配置された円柱状の円柱部材301bの外周面に設けられ、雄ねじが形成されている。
中子支持用部材30a、30bがそれぞれ取り付けられた中子20を金型50に設置する。中子支持用部材30aの被支持部306aは、金型50の側面に形成された孔502aに嵌って支持される。中子支持用部材30bの被支持部306bは、金型50の側面に形成された孔502bに嵌って支持される。すなわち、中子20は、中子支持用部材30a、30bを介して支持され、金型50に配置される。
なお、従来は、中子を支持するために、金型の内部に支えが設けられていた。しかし、この支えによって、成形材料が流し込まれる隙間に本来不要な構造が形成され、成形材料が流し込まれる際の障害となる場合があった。本実施の形態に係るケーシング10の製造方法によれば、この支えが不要となるので、本来不要な構造が形成されることが回避される。
金型50の温度を、例えば50℃〜80℃に予熱する。射出成形により樹脂注入口504から成形材料を注入し、金型50の内部に、成形材料を流し込む。金型50に流し込まれた成形材料は、中子20と金型50との間の隙間に充填される。その際、中子支持用部材30a、30bの各雄ねじ部304a、304bの表面(雄ねじ)全体は、成形材料で覆われる。
成形材料が硬化した後、金型50を取り外す。その後、ケーシング10の内部にある中子20を溶融し、除去する。中子20を除去した後、ケーシング10に固定されている中子支持用部材30aを取り外すため、中子支持用部材30aの被支持部306aに設けられた突起308aに工具をかけ、中子支持用部材30aを雄ねじ部304aの軸回りに回転させる。成形されたケーシング10から中子支持用部材30aを取り外すと、ケーシング10には、図1に示す上流側ねじ部14aが形成されている。同様に、ケーシング10に固定されている中子支持用部材30bを取り外すと、下流側ねじ部14bが形成されている。
Claims (3)
- 中子を形成する工程と、
前記中子に、該中子を支持する支持部、金型に流し込まれる成形材料が接触する雄ねじが形成された雄ねじ部、及び該雄ねじ部を軸回りに回転させるための回転部を有する中子支持用部材を取り付ける工程と、
前記金型に、前記中子支持用部材を介して前記中子を配置する工程と、
前記中子が配置された前記金型の内部に、前記成形材料を流し込む工程と、
前記成形材料が硬化した後、前記金型を取り外し、前記中子を除去する工程と、
前記中子支持用部材の回転部を使用して前記雄ねじ部を軸周りに回転させ、該中子支持用部材を取り外す工程と、を含む中空体の製造方法。 - 請求項1記載の中空体の製造方法において、
前記中子支持用部材が、金属製である中空体の製造方法。 - 中子を支持する支持部と、
金型に流し込まれる成形材料が接触する雄ねじが形成された雄ねじ部と、
前記雄ねじ部を軸回りに回転させるための回転部と、を備えた中子支持用部材。
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JP2014026576A JP5768303B2 (ja) | 2014-02-14 | 2014-02-14 | 中空体の製造方法及び中子支持用部材 |
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