JP5767169B2 - データ系列変調方法、データ系列復調方法、局側終端装置、加入者側終端装置及び受動光ネットワークシステム - Google Patents

データ系列変調方法、データ系列復調方法、局側終端装置、加入者側終端装置及び受動光ネットワークシステム Download PDF

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本発明は、受動光ネットワークシステムにおいて、局側終端装置(OLT:Optical Line Terminal)が、複数の加入者側終端装置(ONU:Optical Network Unit)に、各々の下り信号を送信するときに、あるONUへの振幅変調信号及び他のONUへの位相変調信号を並列に送信する技術に関する。
従来の受動光ネットワークシステムの構成を図1に示す。受動光ネットワークシステムSは、OLT1、第1ONU2−1、第2ONU2−2、光パワースプリッタ3、局側光ファイバ4及び加入者側光ファイバ5−1、5−2から構成される。OLT1から第1ONU2−1に、第1送信データ系列が送信される。OLT1から第2ONU2−2に、第2送信データ系列が送信される。これらの送信が、分割で又は並列に行われる。
OLT1は、第1送信データ系列及び第2送信データ系列を入力され、第1送信データ系列及び第2送信データ系列を第1ONU2−1及び第2ONU2−2に送信する。第1ONU2−1は、第1送信データ系列及び第2送信データ系列をOLT1から受信し、第1送信データ系列を抽出する。第2ONU2−2は、第1送信データ系列及び第2送信データ系列をOLT1から受信し、第2送信データ系列を抽出する。
光パワースプリッタ3は、第1送信データ系列及び第2送信データ系列を、OLT1から受動的に入力され、第1ONU2−1及び第2ONU2−2に受動的に出力する。局側光ファイバ4は、OLT1及び光パワースプリッタ3を接続する。加入者側光ファイバ5−1は、光パワースプリッタ3及び第1ONU2−1を接続する。加入者側光ファイバ5−2は、光パワースプリッタ3及び第2ONU2−2を接続する。
第1送信データ系列及び第2送信データ系列を分割で送信する場合には、時分割多重方式や波長分割多重方式等を適用することができるが、データ通信容量が低くなる。第1送信データ系列及び第2送信データ系列を並列に送信する場合には、以下に説明の多値/高次変調方式(非特許文献1)を適用することができるため、データ通信容量が高くなる。
OLT1は、図1の上側のコンスタレーションで示すように、第1送信データ系列に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列に基づいて、位相変調を行い、これらの変調を並列に行う。ここで、コンスタレーションの内側及び外側の信号点は、振幅変調に基づく信号点である。そして、コンスタレーションの第1象限、第2象限、第3象限及び第4象限の信号点は、位相変調に基づく信号点である。
第1ONU2−1は、図1の左下のコンスタレーションで示すように、振幅復調を行い、第1送信データ系列を抽出する。ここで、コンスタレーションの内側及び外側の信号点は、それぞれビット値“0”及び“1”に対応する。第2ONU2−2は、図1の右下のコンスタレーションで示すように、位相復調を行い、第2送信データ系列を抽出する。ここで、コンスタレーションの第1象限、第2象限、第3象限及び第4象限の信号点は、それぞれシンボル値“00”、“10”、“11”及び“01”に対応する。
N.Iiyama,S−Y.Kim,T.Shimada,S.Kimura,N.Yoshimoto,"Co−existent Downstream Scheme between OOK and QAM Signals in an Optical Access Network using Software−defined Technology,"in Proc.of OFC2012. M.Seimetz,"High−Order Modulation for Optical Fiber Transmission,"pp.26−53,66−73,78−79,84−93,100−101.
従来のOLTの構成を図2に示す。従来のOLT1は、送信機として、送信データ系列入力部11、振幅位相変調部12及び振幅位相変調信号送信部13から構成される。実線の矢印は、電気信号の流れを示し、破線の矢印は、光信号の流れを示す。
送信データ系列入力部11は、振幅変調を利用してデータの送受信を行う第1ONU2−1への第1送信データ系列と、位相変調を利用してデータの送受信を行う第2ONU2−2への第2送信データ系列と、を入力される。振幅位相変調部12は、送信データ系列入力部11が入力された第1送信データ系列に基づく振幅変調と、送信データ系列入力部11が入力された第2送信データ系列に基づく位相変調と、を同一のキャリア信号に対して並列に行う。ここでは、直接変調や外部変調等を適用することができる(非特許文献2を参照)。振幅位相変調信号送信部13は、振幅位相変調部12が生成した振幅位相変調信号を、第1ONU2−1及び第2ONU2−2に送信する。
従来の第2ONUの構成を図3に示す。従来の第2ONU2−2は、受信機として、振幅位相変調信号受信部21、位相復調部22及び受信データ系列出力部23から構成される。実線の矢印は、電気信号の流れを示し、破線の矢印は、光信号の流れを示す。
振幅位相変調信号受信部21は、振幅位相変調部12が生成した振幅位相変調信号を、OLT1から受信する。位相復調部22は、振幅位相変調信号受信部21が受信した振幅位相変調信号に対して、位相復調を行う。ここでは、コヒーレント検波や直接検波等を適用することができる(非特許文献2を参照)。受信データ系列出力部23は、位相復調部22が生成した第2送信データ系列を出力する。
従来の多値/高次変調方式の概要を図4に示す。第1送信データ系列は、10100101・・・のように、先頭から続いている。第2送信データ系列は、1000011111101100・・・のように、先頭から続いている。
ここで、第1送信データ系列は2値信号として送信され、第2送信データ系列は4値信号として送信され、第2送信データ系列では第1送信データ系列より変調速度が2倍となる。そこで、図4に示した各期間tにおいて、同一のキャリア信号に対して、第1送信データ系列の1ビットに基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の2ビットに基づいて、位相変調を行い、これらの変調を並列に行う。
期間tでは、第1送信データ系列の1ビット目“1”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の1、2ビット目“10”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の2ビット目“0”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の3、4ビット目“00”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の3ビット目“1”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の5、6ビット目“01”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の4ビット目“0”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の7、8ビット目“11”に基づいて、位相変調を行う。
期間tでは、第1送信データ系列の5ビット目“0”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の9、10ビット目“11”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の6ビット目“1”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の11、12ビット目“10”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の7ビット目“0”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の13、14ビット目“11”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の8ビット目“1”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の15、16ビット目“00”に基づいて、位相変調を行う。
ここで、コンスタレーションの外側の信号点については、各象限の信号点の間の距離が長いため、第2ONU2−2の位相復調の誤り率は低く済む。しかし、コンスタレーションの内側の信号点については、各象限の信号点の間の距離が短いため、第2ONU2−2の位相復調の誤り率は高くなる。
そこで、前記課題を解決するために、本発明は、振幅変調及び位相変調を同一のキャリア信号に対して並列に行う多値/高次変調方式において、位相復調の誤り率を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、コンスタレーションの内側では、コンスタレーションの外側より、位相変調の信号点数を少なくすることとした。
具体的には、本発明は、振幅変調後の振幅値がより小さい第1送信データ系列の内側振幅変調シンボルと並列に変調で利用される第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数を、振幅変調後の振幅値がより大きい前記第1送信データ系列の外側振幅変調シンボルと並列に変調で利用される前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数より少なくするように、前記第1送信データ系列に基づく振幅変調と、前記第2送信データ系列に基づく位相変調と、を同一のキャリア信号に対して並列に行うことにより、振幅位相変調信号を生成する振幅位相変調ステップと、前記振幅位相変調ステップで生成した前記振幅位相変調信号を送信する振幅位相変調信号送信ステップと、を順に備えることを特徴とするデータ系列変調方法である。
また、本発明は、振幅変調後の振幅値がより小さい第1送信データ系列の内側振幅変調シンボルと並列に変調で利用される第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数を、振幅変調後の振幅値がより大きい前記第1送信データ系列の外側振幅変調シンボルと並列に変調で利用される前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数より少なくするように、前記第1送信データ系列に基づく振幅変調と、前記第2送信データ系列に基づく位相変調と、を同一のキャリア信号に対して並列に行うことにより、振幅位相変調信号を生成する振幅位相変調部と、前記振幅位相変調部が生成した前記振幅位相変調信号を送信する振幅位相変調信号送信部と、を備えることを特徴とする局側終端装置である。
この構成によれば、コンスタレーションの内側ではコンスタレーションの外側より位相変調の信号点数を少なくすることにより、コンスタレーションの内側における位相復調の誤り率を低減する送信技術を提供することができる。
また、本発明は、振幅変調後の振幅値がより小さい第1送信データ系列の内側振幅変調シンボルと並列に変調で利用された第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数が、振幅変調後の振幅値がより大きい前記第1送信データ系列の外側振幅変調シンボルと並列に変調で利用された前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数より少なくなるように、前記第1送信データ系列に基づく振幅変調と、前記第2送信データ系列に基づく位相変調と、が同一のキャリア信号に対して並列に行われて生成された振幅位相変調信号を受信する振幅位相変調信号受信ステップと、前記振幅位相変調信号受信ステップで受信した前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、振幅復調を行うことにより、前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された前記第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数を判断した後、前記振幅位相変調信号受信ステップで受信した前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、位相復調を行うことにより、前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された前記第2送信データ系列の位相変調シンボルを抽出する振幅位相復調ステップと、を順に備えることを特徴とするデータ系列復調方法である。
また、本発明は、振幅変調後の振幅値がより小さい第1送信データ系列の内側振幅変調シンボルと並列に変調で利用された第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数が、振幅変調後の振幅値がより大きい前記第1送信データ系列の外側振幅変調シンボルと並列に変調で利用された前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数より少なくなるように、前記第1送信データ系列に基づく振幅変調と、前記第2送信データ系列に基づく位相変調と、が同一のキャリア信号に対して並列に行われて生成された振幅位相変調信号を受信する振幅位相変調信号受信部と、前記振幅位相変調信号受信部が受信した前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、振幅復調を行うことにより、前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された前記第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数を判断した後、前記振幅位相変調信号受信部が受信した前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、位相復調を行うことにより、前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された前記第2送信データ系列の位相変調シンボルを抽出する振幅位相復調部と、を備えることを特徴とする加入者側終端装置である。
この構成によれば、コンスタレーションの内側ではコンスタレーションの外側より位相変調の信号点数を少なくすることにより、コンスタレーションの内側における位相復調の誤り率を低減する受信技術を提供することができる。
また、本発明は、前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p+q)個(p、qは自然数)であり、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p−r)個(rは自然数かつr≦p、r≦q)であり、前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルの隣接信号点間距離は、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個であると仮定したときにおける、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルの隣接信号点間距離より長いことを特徴とするデータ系列変調方法である。
また、本発明は、前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p+q)個(p、qは自然数)であり、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p−r)個(rは自然数かつr≦p、r≦q)であり、前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルの隣接信号点間距離は、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個であると仮定したときにおける、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルの隣接信号点間距離より長いことを特徴とする局側終端装置である。
この構成によれば、コンスタレーションの外側で位相変調の信号点数を多くすることにより、位相変調信号全体の伝送効率を向上することができ、コンスタレーションの外側で位相変調の信号点数を多くし過ぎないことにより、コンスタレーションの外側における位相復調の誤り率を低減することができ、位相復調の誤り率の低減と、位相変調信号全体の伝送効率の向上と、の両者のバランスをとる送信技術を提供することができる。
また、本発明は、前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p+q)個(p、qは自然数)であり、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p−r)個(rは自然数かつr≦p、r≦q)であり、前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルの隣接信号点間距離は、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個であると仮定したときにおける、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルの隣接信号点間距離より長いことを特徴とするデータ系列復調方法である。
また、本発明は、前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p+q)個(p、qは自然数)であり、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p−r)個(rは自然数かつr≦p、r≦q)であり、前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルの隣接信号点間距離は、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個であると仮定したときにおける、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルの隣接信号点間距離より長いことを特徴とする加入者側終端装置である。
この構成によれば、コンスタレーションの外側で位相変調の信号点数を多くすることにより、位相変調信号全体の伝送効率を向上することができ、コンスタレーションの外側で位相変調の信号点数を多くし過ぎないことにより、コンスタレーションの外側における位相復調の誤り率を低減することができ、位相復調の誤り率の低減と、位相変調信号全体の伝送効率の向上と、の両者のバランスをとる受信技術を提供することができる。
また、本発明は、上記の局側終端装置と、上記の加入者側終端装置と、を備えることを特徴とする受動光ネットワークシステムである。
この構成によれば、位相復調の誤り率の低減と、位相変調信号全体の伝送効率の向上と、の両者のバランスをとる送受信技術を提供することができる。
本発明は、振幅変調及び位相変調を同一のキャリア信号に対して並列に行う多値/高次変調方式において、位相復調の誤り率を低減することができる。
従来の受動光ネットワークシステムの構成を示す図である。 従来のOLTの構成を示す図である。 従来の第2ONUの構成を示す図である。 従来の多値/高次変調方式の概要を示す図である。 本発明の受動光ネットワークシステムの構成を示す図である。 本発明の多値/高次変調方式の概要を示す図である。 実施形態1のOLTの構成を示す図である。 実施形態1の第2ONUの構成を示す図である。 実施形態2のOLTの構成を示す図である。 実施形態2の第2ONUの構成を示す図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(本発明の概要)
本発明の受動光ネットワークシステムの構成を図5に示す。本発明の受動光ネットワークシステムSの構成は、従来の受動光ネットワークシステムSの構成と同様であるが、本発明のコンスタレーションは、従来のコンスタレーションと異なっている。
OLT1は、図5の上側のコンスタレーションで示すように、第1送信データ系列に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列に基づいて、位相変調を行い、これらの変調を並列に行う。ここで、コンスタレーションの内側及び外側の信号点は、振幅変調に基づく信号点である。そして、コンスタレーションの内側において、コンスタレーションの位相方向にπ[rad]間隔で配置される信号点は、2値の位相変調に基づく信号点である。そして、コンスタレーションの外側において、コンスタレーションの位相方向にπ/4[rad]間隔で配置される信号点は、8値の位相変調に基づく信号点である。
第1ONU2−1は、図5の左下のコンスタレーションで示すように、振幅復調を行い、第1送信データ系列を抽出する。ここで、コンスタレーションの内側及び外側の信号点は、それぞれビット値“0”及び“1”に対応する。第2ONU2−2は、図5の右下のコンスタレーションで示すように、位相復調を行い、第2送信データ系列を抽出する。ここで、コンスタレーションの内側の信号点は、I軸の正方向から反時計回りに、ビット値“0”及び“1”に対応する。そして、コンスタレーションの外側の信号点は、I軸の正方向から反時計回りに、シンボル値“000”、“010”、“011”、“111”、“110”、“100”、“101”及び“001”に対応する。なお、コンスタレーションの外側において、2進法コード及びグレイコード等を利用することができる。
本発明の多値/高次変調方式の概要を図6に示す。第1送信データ系列は、10100101・・・のように、先頭から続いている。第2送信データ系列は、1000011111101100・・・のように、先頭から続いている。
ここで、第1送信データ系列は2値信号として送信される。そして、第2送信データ系列と並列伝送される第1送信データ系列のビット値が“1”であるときには、第2送信データ系列は8値信号として送信される。そして、第2送信データ系列と並列伝送される第1送信データ系列のビット値が“0”であるときには、第2送信データ系列は2値信号として送信される。第1送信データ系列において、ビット値が“1”である確率及びビット値が“0”である確率が等しいときには、送信データ系列全体において、第2送信データ系列では第1送信データ系列より変調速度が平均的に2倍となる。
そこで、図6に示した各期間tにおいて、キャリア信号に対して、第1送信データ系列の1ビットに基づいて、振幅変調を行う。そして、第2送信データ系列と並列伝送される第1送信データ系列のビット値が“1”であるときには、上記と同一のキャリア信号に対して、第2送信データ系列の3ビットに基づいて、位相変調を行う。そして、第2送信データ系列と並列伝送される第1送信データ系列のビット値が“0”であるときには、上記と同一のキャリア信号に対して、第2送信データ系列の1ビットに基づいて、位相変調を行う。これらの振幅変調及び位相変調を並列に行う。
期間tでは、第1送信データ系列の1ビット目“1”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の1〜3ビット目“100”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の2ビット目“0”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の4ビット目“0”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の3ビット目“1”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の5〜7ビット目“011”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の4ビット目“0”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の8ビット目“1”に基づいて、位相変調を行う。
期間tでは、第1送信データ系列の5ビット目“0”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の9ビット目“1”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の6ビット目“1”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の10〜12ビット目“110”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の7ビット目“0”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の13ビット目“1”に基づいて、位相変調を行う。期間tでは、第1送信データ系列の8ビット目“1”に基づいて、振幅変調を行い、第2送信データ系列の14〜16ビット目“100”に基づいて、位相変調を行う。
つまり、コンスタレーションの内側の信号点については、本発明では従来と比較して、送信電力が等しいとき、隣接信号点間距離が広がるため、第2ONU2−2の位相復調の誤り率は低くなる。そして、コンスタレーションの外側の信号点については、本発明では従来と比較して、送信電力が等しいとき、隣接信号点間距離が狭まるが、第2ONU2−2の位相復調の誤り率が所要の誤り率以下である条件を満たしていればよい。
(実施形態1)
図5、6の発明を具体的に実施する実施形態1のOLTの構成を図7に示す。実施形態1のOLT1は、送信データ系列入力部11、振幅位相変調部12、振幅位相変調信号送信部13、記憶部14及び出力ビット数制御部15から構成される。実線の矢印は、電気信号の流れを示し、破線の矢印は、光信号の流れを示す。
送信データ系列入力部11は、振幅変調を利用してデータの送受信を行う第1ONU2−1への第1送信データ系列と、位相変調を利用してデータの送受信を行う第2ONU2−2への第2送信データ系列と、を入力される。
記憶部14は、送信データ系列入力部11が出力した第2送信データ系列を一時的に記憶している。出力ビット数制御部15は、送信データ系列入力部11が出力した第1送信データ系列を入力され、第1送信データ系列の1ビットに基づく振幅変調が行われるときに、第2送信データ系列の何ビットに基づく位相変調が行われるべきか、判断する。記憶部14は、出力ビット数制御部15が判断したビット数に基づいて、一時的に記憶している第2送信データ系列を、FIFOの順序で、振幅位相変調部12に出力する。
例えば、図6の期間tについては、出力ビット数制御部15は、第1送信データ系列の1ビット目“1”を入力され、振幅位相変調部12が第1送信データ系列の1ビット目“1”を入力されるときに、振幅位相変調部12が第2送信データ系列の1〜3ビット目の“100”を入力されるべき、と判断する。そして、図6の期間tについては、出力ビット数制御部15は、第1送信データ系列の2ビット目“0”を入力され、振幅位相変調部12が第1送信データ系列の2ビット目“0”を入力されるときに、振幅位相変調部12が第2送信データ系列の4ビット目の“0”を入力されるべき、と判断する。
振幅位相変調部12は、送信データ系列入力部11が出力した第1送信データ系列に基づく振幅変調と、記憶部14が出力した第2送信データ系列に基づく位相変調と、を同一のキャリア信号に対して並列に行う。ここでは、直接変調や外部変調等を適用することができる(非特許文献2を参照)。振幅位相変調信号送信部13は、振幅位相変調部12が生成した振幅位相変調信号を、第1ONU2−1及び第2ONU2−2に送信する。
例えば、図6の期間tについては、振幅位相変調部12は、第1送信データ系列の1ビット目“1”に基づく振幅変調と、第2送信データ系列1〜3ビット目の“100”に基づく位相変調と、を同一のキャリア信号に対して並列に行う。そして、図6の期間tについては、振幅位相変調部12は、第1送信データ系列の2ビット目“0”に基づく振幅変調と、第2送信データ系列4ビット目の“0”に基づく位相変調と、を同一のキャリア信号に対して並列に行う。
図5、6の発明を具体的に実施する実施形態1の第2ONUの構成を図8に示す。実施形態1の第2ONU2−2は、振幅位相変調信号受信部21、位相復調部22、受信データ系列出力部23及び振幅復調部24から構成される。実線の矢印は、電気信号の流れを示し、破線の矢印は、光信号の流れを示す。
振幅位相変調信号受信部21は、振幅位相変調部12が生成した振幅位相変調信号を、OLT1から受信する。振幅復調部24は、振幅位相変調信号受信部21が受信した振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、振幅復調を行うことにより、振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された第1送信データ系列の振幅変調シンボルを抽出する。ここでは、コヒーレント検波や直接検波等を適用することができる(非特許文献2を参照)。そして、振幅復調部24は、各シンボル周期で抽出した第1送信データ系列の振幅変調シンボルに基づいて、振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数を判断する。
例えば、図6の期間tについては、振幅復調部24は、第1送信データ系列の1ビット目“1”を抽出し、抽出結果に基づいて、第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数を3と判断する。そして、図6の期間tについては、振幅復調部24は、第1送信データ系列の2ビット目“0”を抽出し、抽出結果に基づいて、第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数を1と判断する。
位相復調部22は、各シンボル周期で判断された第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数に基づいて、振幅位相変調信号受信部21が受信した振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、位相復調を行うことにより、振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された第2送信データ系列の位相変調シンボルを抽出する。ここでは、コヒーレント検波や直接検波等を適用することができる(非特許文献2を参照)。受信データ系列出力部23は、位相復調部22が生成した第2送信データ系列を出力する。
例えば、図6の期間tについては、位相復調部22は、第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数である3に基づいて、第2送信データ系列の1〜3ビット目“100”を抽出する。そして、図6の期間tについては、位相復調部22は、第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数である1に基づいて、第2送信データ系列の4ビット目“0”を抽出する。
(実施形態2)
図5、6の発明を具体的に実施する実施形態2のOLTの構成を図9に示す。実施形態2のOLT1は、送信データ系列入力部11、振幅位相変調部12−1、12−2、記憶部14、出力ビット数制御部15、変調切替部16及び振幅位相変調信号切替送信部17から構成される。実線の矢印は、電気信号の流れを示し、破線の矢印は、光信号の流れを示す。
実施形態1では、異なる2種の位相変調を行うにあたり、共通の振幅位相変調部12を用いる。実施形態2では、異なる2種の位相変調を行うにあたり、別個の振幅位相変調部12−1、12−2を用いる。振幅位相変調部12−1は、コンスタレーションの外側の信号点について、振幅変調及び位相変調を並列に行う。振幅位相変調部12−2は、コンスタレーションの内側の信号点について、振幅変調及び位相変調を並列に行う。
これに伴って、実施形態2では、実施形態1と異なり、変調切替部16及び振幅位相変調信号切替送信部17を用いる。つまり、変調切替部16は、コンスタレーションの外側の信号点に関わる第1送信データ系列及び第2送信データ系列を、振幅位相変調部12−1に振り分ける。一方で、変調切替部16は、コンスタレーションの内側の信号点に関わる第1送信データ系列及び第2送信データ系列を、振幅位相変調部12−2に振り分ける。そして、変調切替部16は、振幅位相変調部12−1が生成した振幅位相変調信号と、振幅位相変調部12−2が生成した振幅位相変調信号を、振幅位相変調信号切替送信部17に図6で示した正しい順序で切り替え送信させる。
図5、6の発明を具体的に実施する実施形態2の第2ONUの構成を図10に示す。実施形態2の第2ONU2−2は、振幅位相変調信号受信部21、位相復調部22−1、22−2、振幅復調部24、復調切替部25及び受信データ系列切替出力部26から構成される。実線の矢印は、電気信号の流れを示し、破線の矢印は、光信号の流れを示す。
実施形態1では、異なる2種の位相復調を行うにあたり、共通の位相復調部22を用いる。実施形態2では、異なる2種の位相復調を行うにあたり、別個の位相復調部22−1、22−2を用いる。位相復調部22−1は、コンスタレーションの外側の信号点について、位相復調を行う。位相復調部22−2は、コンスタレーションの内側の信号点について、位相復調を行う。
これに伴って、実施形態2では、実施形態1と異なり、復調切替部25及び受信データ系列切替出力部26を用いる。つまり、復調切替部25は、コンスタレーションの外側の信号点に関わる振幅位相変調信号を、位相復調部22−1に振り分ける。一方で、復調切替部25は、コンスタレーションの内側の信号点に関わる振幅位相変調信号を、位相復調部22−2に振り分ける。そして、復調切替部25は、位相復調部22−1が生成した第2送信データ系列と、位相復調部22−2が生成した第2送信データ系列を、受信データ系列切替出力部26に図6で示した正しい順序で切り替え出力させる。
(変形例)
本発明では、コンスタレーションの外側の信号点については、8値の位相変調を行い、コンスタレーションの内側の信号点については、2値の位相変調を行う。よって、第1送信データ系列において、ビット値が“1”である確率及びビット値が“0”である確率が等しいときには、本発明では従来と比較して、位相変調信号の伝送効率は、第2送信データ系列全体において、平均的に同様となる。
変形例として、コンスタレーションの外側の信号点については、本発明より多い多値の位相変調を行い、コンスタレーションの内側の信号点については、本発明と同様の2値の位相変調を行う。すると、第1送信データ系列において、ビット値が“1”である確率及びビット値が“0”である確率が等しいときでも、変形例では従来と比較して、位相変調信号の伝送効率は、第2送信データ系列全体において、平均的に向上する。
より一般的な場合について、従来及び変形例を以下に比較する。
まず、従来について説明する。コンスタレーションの外側の信号点については、位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個として、2値の位相変調を行う。コンスタレーションの内側の信号点についても、位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個として、2値の位相変調を行う。ここで、pは自然数である。
次に、変形例について説明する。コンスタレーションの外側の信号点については、位相変調シンボルに包含されるビットの数を(p+q)個として、2(p+q)値の位相変調を行う。コンスタレーションの内側の信号点については、位相変調シンボルに包含されるビットの数を(p−r)個として、2(p−r)値の位相変調を行う。ここで、q、rは自然数であり、かつ、r≦pである。なお、r=pであるときには、後述のように、コンスタレーションの内側の信号点については、位相変調数は0に設定されており、位相変調信号は振幅変調信号と並列に伝送されない。
すると、第1送信データ系列において、ビット値が“1”である確率及びビット値が“0”である確率が等しいときには、単位シンボル周期あたりの平均的な第2送信データ系列の送信ビット数は、従来では(p+p)/2=p個であり、変形例では{(p+q)+(p−r)}/2={p+(q−r)/2}個である。単位シンボル周期あたりの平均的な第2送信データ系列の送信ビット数は、r<qであるときには、変形例では従来より多くなり、r=qであるときには、変形例と従来で等しくなる。
このように、コンスタレーションの外側で位相変調の信号点数を多くすることにより、位相変調信号全体の伝送効率を向上することができる。
しかし、コンスタレーションの外側で位相変調の信号点数を多くし過ぎることにより、コンスタレーションの外側における位相復調の誤り率を増大させることになる。
そこで、変形例では、第2送信データ系列の外側位相変調シンボル(ビット数3以上)の隣接信号点間距離を、従来における第2送信データ系列の内側位相変調シンボル(ビット数2)の隣接信号点間距離より長くする。または、一般的には、第2送信データ系列の外側位相変調シンボル(ビット数p+q)の隣接信号点間距離を、従来における第2送信データ系列の内側位相変調シンボル(ビット数p)の隣接信号点間距離より長くする。
このように、コンスタレーションの外側で位相変調の信号点数を多くし過ぎないことにより、コンスタレーションの外側における位相復調の誤り率を低減することができる。
まとめると、位相変調の信号点数を適切に設定することにより、位相復調の誤り率の低減と、位相変調信号全体の伝送効率の向上と、の両者のバランスをとることができる。
本発明では、振幅変調方式として、OOK(On−Off Keying)を利用している。変形例では、振幅変調方式として、任意の個数の信号値を有するASK(Amplitude Shift Keying)を利用してもよい。
このとき、各振幅値に対して、異なる位相変調数を設定してもよい。または、ある範囲の振幅値に対して、同一の位相変調数を設定してもよい。または、小さい振幅値に対して、位相変調数を0に設定してもよく、つまり、振幅変調信号の振幅が小さいとき、位相変調信号を振幅変調信号と並列に伝送しなくてもよい。
本発明では、両方の送信データ系列に対して、符号化を行わない。変形例では、少なくともいずれかの送信データ系列に対して、符号化を行ってもよい。
OLT1は、送信データ系列入力部11の後段に、並びに、記憶部14及び出力ビット数制御部15の前段に、少なくともいずれかの送信データ系列についての符号化部(不図示)を備えればよい。第1ONU2−1は、振幅復調部(不図示)の後段に、及び、受信データ系列出力部(不図示)の前段に、第1送信データ系列についての復号部(不図示)を備えればよい。第2ONU2−2は、位相復調部22の後段に、及び、受信データ系列出力部23の前段に、第2送信データ系列についての復号部(不図示)を備えればよい。
本発明に係るデータ系列変調方法、データ系列復調方法、局側終端装置、加入者側終端装置及び受動光ネットワークシステムは、振幅変調及び位相変調を同一のキャリア信号に対して並列に行う多値/高次変調方式に適用することができるとともに、以上に説明の多値/高次変調方式に時分割多重方式や波長分割多重方式等を組み合わせた通信方式に適用することができる。
S:受動光ネットワークシステム
1:OLT
2−1:第1ONU
2−2:第2ONU
3:光パワースプリッタ
4:局側光ファイバ
5−1、5−2:加入者側光ファイバ
11:送信データ系列入力部
12、12−1、12−2:振幅位相変調部
13:振幅位相変調信号送信部
14:記憶部
15:出力ビット数制御部
16:変調切替部
17:振幅位相変調信号切替送信部
21:振幅位相変調信号受信部
22、22−1、22−2:位相復調部
23:受信データ系列出力部
24:振幅復調部
25:復調切替部
26:受信データ系列切替出力部

Claims (9)

  1. 第1送信データ系列に基づく振幅変調と、第2送信データ系列に基づく位相変調と、を同一のキャリア信号に対して並列に行うことにより生成した振幅位相変調信号を、振幅位相復調を行う振幅位相復調装置に送信する際に、
    振幅変調後の振幅値がより小さい前記第1送信データ系列の内側振幅変調シンボルと並列に変調で利用される前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数を、振幅変調後の振幅値がより大きい前記第1送信データ系列の外側振幅変調シンボルと並列に変調で利用される前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数より少なくするように、前記第1送信データ系列に基づく振幅変調と、前記第2送信データ系列に基づく位相変調と、を前記同一のキャリア信号に対して並列に行うことにより、前記振幅位相変調信号を生成する振幅位相変調ステップと、
    前記振幅位相変調ステップで生成した前記振幅位相変調信号を、前記振幅位相復調装置に送信する振幅位相変調信号送信ステップと、
    を順に備えることを特徴とするデータ系列変調方法。
  2. 前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p+q)個(p、qは自然数)であり、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p−r)個(rは自然数かつr≦p、r≦q)であり、
    前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルの隣接信号点間距離は、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個であると仮定したときにおける、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルの隣接信号点間距離より長いことを特徴とする請求項1に記載のデータ系列変調方法。
  3. 第1送信データ系列に基づく振幅変調と、第2送信データ系列に基づく位相変調と、が同一のキャリア信号に対して並列に行われて生成された振幅位相変調信号を、前記振幅位相変調信号を生成する振幅位相変調装置から受信する際に、
    振幅変調後の振幅値がより小さい前記第1送信データ系列の内側振幅変調シンボルと並列に変調で利用された前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数が、振幅変調後の振幅値がより大きい前記第1送信データ系列の外側振幅変調シンボルと並列に変調で利用された前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数より少なくなるように、前記第1送信データ系列に基づく振幅変調と、前記第2送信データ系列に基づく位相変調と、が前記同一のキャリア信号に対して並列に行われて生成された前記振幅位相変調信号を、前記振幅位相変調装置から受信する振幅位相変調信号受信ステップと、 前記振幅位相変調信号受信ステップで受信した前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、振幅復調を行うことにより、前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された前記第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数を判断した後、前記振幅位相変調信号受信ステップで受信した前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、位相復調を行うことにより、前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された前記第2送信データ系列の位相変調シンボルを抽出する振幅位相復調ステップと、 を順に備えることを特徴とするデータ系列復調方法。
  4. 前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p+q)個(p、qは自然数)であり、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p−r)個(rは自然数かつr≦p、r≦q)であり、
    前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルの隣接信号点間距離は、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個であると仮定したときにおける、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルの隣接信号点間距離より長いことを特徴とする請求項3に記載のデータ系列復調方法。
  5. 第1送信データ系列に基づく振幅変調と、第2送信データ系列に基づく位相変調と、を同一のキャリア信号に対して並列に行うことにより生成した振幅位相変調信号を、振幅位相復調を行う振幅位相復調加入者側終端装置に送信する際に、
    振幅変調後の振幅値がより小さい前記第1送信データ系列の内側振幅変調シンボルと並列に変調で利用される前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数を、振幅変調後の振幅値がより大きい前記第1送信データ系列の外側振幅変調シンボルと並列に変調で利用される前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数より少なくするように、前記第1送信データ系列に基づく振幅変調と、前記第2送信データ系列に基づく位相変調と、を前記同一のキャリア信号に対して並列に行うことにより、前記振幅位相変調信号を生成する振幅位相変調部と、
    前記振幅位相変調部が生成した前記振幅位相変調信号を、前記振幅位相復調加入者側終端装置に送信する振幅位相変調信号送信部と、 を備えることを特徴とする局側終端装置。
  6. 前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p+q)個(p、qは自然数)であり、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p−r)個(rは自然数かつr≦p、r≦q)であり、
    前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルの隣接信号点間距離は、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個であると仮定したときにおける、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルの隣接信号点間距離より長いことを特徴とする請求項5に記載の局側終端装置。
  7. 第1送信データ系列に基づく振幅変調と、第2送信データ系列に基づく位相変調と、が同一のキャリア信号に対して並列に行われて生成された振幅位相変調信号を、前記振幅位相変調信号を生成する局側終端装置から受信する際に、
    振幅変調後の振幅値がより小さい前記第1送信データ系列の内側振幅変調シンボルと並列に変調で利用された前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数が、振幅変調後の振幅値がより大きい前記第1送信データ系列の外側振幅変調シンボルと並列に変調で利用された前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数より少なくなるように、前記第1送信データ系列に基づく振幅変調と、前記第2送信データ系列に基づく位相変調と、が前記同一のキャリア信号に対して並列に行われて生成された前記振幅位相変調信号を、前記局側終端装置から受信する振幅位相変調信号受信部と、 前記振幅位相変調信号受信部が受信した前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、振幅復調を行うことにより、前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された前記第2送信データ系列の位相変調シンボルに包含されるビットの数を判断した後、前記振幅位相変調信号受信部が受信した前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に対して、位相復調を行うことにより、前記振幅位相変調信号の各シンボル周期に反映された前記第2送信データ系列の位相変調シンボルを抽出する振幅位相復調部と、 を備えることを特徴とする加入者側終端装置。
  8. 前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p+q)個(p、qは自然数)であり、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数は、(p−r)個(rは自然数かつr≦p、r≦q)であり、
    前記第2送信データ系列の外側位相変調シンボルの隣接信号点間距離は、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルに包含されるビットの数をp個であると仮定したときにおける、前記第2送信データ系列の内側位相変調シンボルの隣接信号点間距離より長いことを特徴とする請求項7に記載の加入者側終端装置。
  9. 請求項5又は6に記載の局側終端装置と、
    請求項7又は8に記載の加入者側終端装置と、
    を備えることを特徴とする受動光ネットワークシステム。
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