以下、本発明に係る帳票データ管理方法に関する帳票データ管理システムの一実施形態について、図1〜図23を参照して具体的に説明する。帳票データ管理システムは、図1に示すように、帳票データ管理サーバ1と、顧客が使用する顧客端末2と、当該顧客の取引先が使用する取引先端末3と、当該帳票データ管理サーバ1の管理者が使用する管理者端末4と、タイムスタンプ局5とがネットワークNを介して接続されている。この顧客端末2,取引先端末3,管理者端末4は、PC(Personal Computer)やiphone(登録商標)等のスマートフォンや携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)等で構成されてなるものである。なお、本実施形態においては、説明の都合上、顧客端末2と取引先端末3と管理者端末4とを1つだけ用いる例を示しているが、勿論、複数用いても良い。
一方、帳票データ管理サーバ1は、図2に示すように、CPU等からなる中央制御部10と、取引先情報取得生成部11と、取引先情報データベース12と、帳票情報取得生成部13と、帳票フォーマットデータベース14と、帳票データベース15と、顧客帳票データ検索取得部16と、お知らせ情報取得生成部17と、取引先帳票データ検索取得部18と、管理者情報取得生成部19と、管理者情報データベース20と、顧客情報取得生成部21と、顧客情報データベース22と、管理者帳票データ検索取得部23と、印刷データ検索取得生成部24と、郵便用紙重量管理テーブル25と、PDF管理情報テーブル26と、Webページ(図3〜図18に示す画面P1〜画面P16)を生成するためのプログラムが格納されている画面プログラム27と、無線LAN,有線LAN,ダイヤルアップ等の通信手段でネットワークNに接続が可能な通信部28とで構成されている。
取引先情報取得生成部11は、図1に示す顧客端末2を用いて顧客が入力した取引先情報を取得生成するものである。具体的には、顧客が顧客端末2を用いて専用のURLにアクセスすると、ログイン画面(図示せず)が顧客端末2に表示され、この表示内容に基づき顧客が顧客端末2を用いてID及びパスワードを用いてログインし、メニューボタンの「取引先管理」(図3に示すME1参照)を選択(クリック)すると、図3に示す画面P1が顧客端末2に表示される。そして、「新規登録」(P1a参照)を選択(クリック)すると、図4に示す画面P2が顧客端末2に表示され、顧客が顧客端末2を用いて取引先の取引先コード,会社名,所属部署,担当者名,住所,電話番号,FAX番号,メールアドレス,ID,パスワード,印刷紙郵送の有無(P2a参照)を入力し、「登録」(P2b参照)を選択(クリック)すると、取引先情報取得生成部11は、この内容を取得する。そして、この取得された内容が、中央制御部10を介して取引先情報データベース12に格納される。なお、本実施形態においては、明示していないが、印刷紙を郵送する際の、送付先情報及び差出人情報を入力することもできる。
一方、顧客が顧客端末2(図1参照)を用いて、図3に示す画面P1に表示される「一括登録」(P1b参照)を選択(クリック)すると、顧客が顧客端末2を用いて予め入力しておいたファイル(例えば、XLSファイル)をアップロードすることが可能となる。これにより、当該ファイルがアップロードされると、取引先情報取得生成部11は、その内容を取得し、中央制御部10を介して取引先情報データベース12に格納する。また、既に登録されている取引先の登録内容を編集する場合は、顧客が顧客端末2を用いてフリーワード,取引先コードのいずれかを入力し、「検索」を選択(クリック)すると(P1c参照)、中央制御部10が、その入力した内容が取引先情報データベース12内に格納されているか否かを検索し、その検索結果を顧客端末2に表示する(P1d参照)。これにより、顧客が顧客端末2を用いて、編集したい取引先名を選定し、「編集」(P1e参照)を選択(クリック)すると、図4に示す画面P2が顧客端末2に表示される。そして、顧客端末2を用いて顧客が編集したい内容を入力し、「登録」(P2b参照)を選択(クリック)すると、取引先情報取得生成部11は、この編集内容を取得し、この取得された内容が、中央制御部10を介して取引先情報データベース12に格納されることとなる。
他方、帳票情報取得生成部13は、図1に示す顧客端末2を用いて顧客が会計ソフトを用いて生成した請求書,納品書等の帳票類に関する帳票情報を取得生成するものである。具体的には、顧客が顧客端末2に表示されたメニューボタンの「帳票データ登録」(図5に示すME2参照)を選択(クリック)すると、図5に示す画面P3が顧客端末2に表示される。すなわち、帳票フォーマットデータベース14に予め格納されている顧客に応じたタイプ別の帳票フォーマット(請求書、納品書、支払い通知書等)が顧客端末2に表示され、帳票フォーマットが選択できるようになる(P3a参照)。そして、顧客が顧客端末2を用いて帳票フォーマットを選択(クリック)し、「次へ」(P3b参照)を選択(クリック)すると、帳票情報取得生成部13はその内容を取得し、次いで、中央制御部10は、顧客端末2に図6に示す画面P4を送信する。これにより、顧客端末2には、顧客が選択した帳票フォーマットが表示され(P4a参照)、顧客が予め会計ソフトを用いて作成しておいたファイルをアップロードできるようになる(P4b参照)。そして、顧客が顧客端末2を用いて「ファイルを選択」を選択(クリック)し(P4b参照)、会計ソフトを用いて作成しておいたファイルをアップロードし、さらに、「次へ」(P4c参照)を選択(クリック)すると、帳票情報取得生成部13は、その情報を取得する。なお、顧客が「戻る」(P4d参照)を選択(クリック)した場合は、顧客端末2に図5に示す画面P3が表示されることとなる。
一方、中央制御部10は、帳票情報取得生成部13が上記帳票情報を取得すると、図7に示す画面P5を顧客端末2に送信する。これにより、顧客端末2には、顧客が選択した帳票フォーマットで処理するアップロードされた帳票データの件数が表示され(P5a参照)、顧客の取引先に当該帳票データを公開する日時を設定することが可能となる(P5b参照)。さらには、帳票データが納品書であった場合、当該取引先が納品書を受領したか否かを設定することが可能となる(P5c参照)。これにより、顧客が顧客端末2を用いて、顧客の取引先に当該帳票データを公開する日時を設定する(P5b参照)と共に、受領確認を設定(P5c参照)し、「次へ」(P5d参照)を選択(クリック)すると、帳票情報取得生成部13は、その情報を取得する。なお、顧客が「戻る」(P5e参照)を選択(クリック)した場合は、顧客端末2に図6に示す画面P4が表示されることとなる。
そして、中央制御部10は、公開日時等の情報を帳票情報取得生成部13が取得すると、図8に示す画面P6を顧客端末2に送信する。これにより、顧客端末2には、顧客が選択した帳票フォーマットで処理するアップロードされた帳票データの件数並びに取引先に公開する公開日時が表示される(P6a参照)。そして、この内容に問題がなければ、顧客は顧客端末2を用いて「発行」(P6b参照)を選択(クリック)する。これにより、帳票情報取得生成部13は、図5〜図7に示す画面P3〜P5にて顧客が顧客端末2を用いて入力した情報を帳票データベース15内に格納し、そして、その格納した情報に基づき、タイムスタンプ局5(図1参照)より入手したタイムスタンプを付与したPDFファイル並びにこのPDFファイルに関連付けられたCSVファイルを生成し、帳票データベース15内に格納する。なお、内容に問題があり、顧客が「戻る」(P6c参照)を選択(クリック)した場合は、顧客端末2に図7に示す画面P5が表示されることとなる。なおまた、帳票情報取得生成部13は、後述するように、タイムスタンプ局5(図1参照)より入手したタイムスタンプを付与したPDFファイルに、顧客の取引先に応じた郵便局用カスタマーバーコード並びに当該PDFファイルを印刷する印刷工程で用いられる管理用バーコード(自動封入機用のバーコード及び手封入時のバーコード)を付与することもできる。
ところで、上記のようにPDFファイル及びCSVファイルが生成された際、中央制御部10は、顧客が設定した日時以降に、取引先情報データベース12に格納されているメールアドレスに通知メールを取引先が使用する取引先端末3に送信する。そしてこれにより、取引先が取引先端末3を用いて専用のURLにアクセスし、図4に示す画面P2にて顧客が顧客端末2を用いて登録したID及びパスワードを用いてログインし、上記生成されたPDFファイル及びCSVファイルを参照することとなる。なお、このように、取引先に公開する日時を設定できるようにすれば、顧客が所望するタイミングで取引先に帳票内容を開示することができる。
一方、顧客帳票データ検索取得部16は、図1に示す顧客端末2を用いて顧客が帳票データベース15内に格納されている帳票データを検索する際、その検索内容を取得するものである。具体的には、顧客が顧客端末2に表示されたメニューボタンの「帳票データ管理」(図9に示すME3参照)を選択(クリック)し、さらに、「請求書」,「納品書」,「支払い通知書」のうち、「請求書」を選択(クリック)すると、図9に示す画面P7が顧客端末2に表示される。これにより、顧客が顧客端末2を用いて、フリーワード,請求年月日,請求金額,取引先コード,取引先名,ステータス,印刷紙郵便指定のいずれかを入力あるいは選択(クリック)し、「検索」を選択(クリック)すると(P7a参照)、顧客帳票データ検索取得部16は、その内容を取得する。そして、その取得された内容に基づき、中央制御部10が、その内容が帳票データベース15内に格納されているか否かを検索し、その検索結果を顧客端末2に表示する(P7b参照)。検索結果としては、請求年月日,金額,取引先名が表示される「帳票データ情報」、タイムスタンプを付与したPDFファイルを、印刷を所望する取引先(図4に示す画面P2にて、顧客が顧客端末2を用いて印刷紙郵送「有り」(P2a参照)と選択した取引先)に当該ファイルを印刷発送した日を示す「発送ステータス」、取引先が取引先端末3(図1参照)を用いて、生成されたPDFファイルあるいはCSVファイルを閲覧又はダウンロードしたかを示す「処理ステータス」、並びに、上記生成されたPDFファイル及びCSVファイルをダウンロード可能であることを示す「ダウンロード」が表示される。なお、この検索にあたっては、中央制御部10は、帳票データベース15に格納されているPDFファイルに関連付けられたCSVファイルを用いて検索している。このようにすれば、検索速度を向上させることができる。
他方、お知らせ情報取得生成部17は、図1に示す取引先端末3を用いて上記顧客の取引先が専用のURLにアクセスし、図4に示す画面P2にて顧客が顧客端末2を用いて登録したID及びパスワードを用いてログインした際、取引先端末3に表示されるWebページのTOPページに表示される内容を、顧客が顧客端末2(図1参照)を用いて顧客が入力した内容を取得生成するものである。具体的には、顧客が顧客端末2に表示されたメニューボタンの「お知らせ情報登録」(図10に示すME4参照)を選択(クリック)すると、図10に示す画面P8が顧客端末2に表示される。これにより、顧客が顧客端末2を用いて、顧客が取引先に知らせたい当該顧客の情報を入力あるいはその情報が記載されているファイルをアップロードし(P8a参照)、「更新」(P8b参照)を選択(クリック)すると、お知らせ情報取得生成部17は、その内容を取得する。そして、お知らせ情報取得生成部17は、取引先が取引先端末3を用いてログインした際、取引先端末3に表示されるWebページのTOPページに当該入力されたお知らせ内容が表示されるようにする。
一方、取引先帳票データ検索取得部18は、図1に示す取引先端末3を用いて取引先が帳票データベース15内に格納されている帳票データを検索する際、その検索内容を取得するものである。具体的には、取引先が取引先端末3に表示されたメニューボタンの「帳票データ検索」(図11に示すME10参照)を選択(クリック)し、さらに、「請求書」,「納品書」,「支払い通知書」のうち、「請求書」を選択(クリック)すると、図11に示す画面P9が取引先端末3に表示される。これにより、取引先が取引先端末3を用いて、フリーワード,請求年月日,金額のいずれかを入力し、「検索」を選択(クリック)すると(P9a参照)、取引先帳票データ検索取得部18は、その内容を取得する。そして、その取得された内容に基づき、中央制御部10が、その内容が帳票データベース15内に格納されているか否かを検索し、その検索結果を取引先端末3に表示する(P9b参照)。検索結果としては、請求年月日,金額が表示される「帳票データ情報」、図8に示す画面P6にて「発行」(P6b参照)が選択(クリック)されたことによって生成されたPDFファイル及びCSVファイルが生成されたことを取引先端末3にメールで通知したか否かを示す「通知」、顧客がアップロードした帳票内容を閲覧可能であることを示す「閲覧」、上記PDFファイル及びCSVファイルをダウンロード可能であることを示す「ダウンロード」、当該PDFファイル及びCSVファイルをダウンロードしたか否かを示す「DL」が表示される。なお、閲覧やダウンロードが実行された場合は、その内容が帳票データベース15内に格納されることとなる。
さらに、取引先が取引先端末3に表示されたメニューボタンの「帳票データ検索」(図12に示すME10参照)を選択(クリック)し、さらに、「請求書」,「納品書」,「支払い通知書」のうち、「納品書」を選択(クリック)すると、図12に示す画面P10が取引先端末3に表示される。これにより、取引先が取引先端末3を用いて、フリーワード,請求年月日,金額のいずれかを入力し、「検索」を選択(クリック)すると(P10a参照)、取引先帳票データ検索取得部18は、その内容を取得する。そして、その取得された内容に基づき、中央制御部10が、その内容が帳票データベース15内に格納されているか否かを検索し、その検索結果を取引先端末3に表示する(P10b参照)。検索結果としては、請求年月日,金額が表示される「帳票データ情報」、図8に示す画面P6にて「発行」(P6b参照)が選択(クリック)されたことによって生成されたPDFファイル及びCSVファイルが生成されたことを取引先端末3にメールで通知したか否かを示す「通知」、図7に示す画面P5にて「受領確認」に「有り」を選択(クリック)(P5c参照)した場合に「受領」を選択(クリック)すると共に受領日を入力あるいは選択(クリック)可能であることを示し、さらに、上記PDFファイル及びCSVファイルをダウンロード可能であること示す「ダウンロード」、上記「受領」を選択(クリック)したか否かを示す「受領」、当該PDFファイル及びCSVファイルをダウンロードしたか否かを示す「DL」が表示される。なお、「受領」を選択(クリック)し、受領日を入力あるいは選択(クリック)した場合は、受領に示されている「受領未」が、「受領済」となり、受領日が表示されることとなる。また、ダウンロード(受領を含む)が実行された場合は、その内容が帳票データベース15内に格納される。このように、受領したか否かを設定できるようにすれば、納品時に納品書と受領書、そして返信用切手付き封筒を同封していたもの削減することができる。
ところで、この検索にあたっては、中央制御部10は、帳票データベース15に格納されているPDFファイルに関連付けられたCSVファイルを用いて検索している。このようにすれば、検索速度を向上させることができる。
管理者情報取得生成部19は、図1に示す管理者端末4を用いて管理者が入力した管理者情報を取得生成するものである。具体的には、管理者が管理者端末4を用いて専用のURLにアクセスすると、ログイン画面(図示せず)が管理者端末4に表示され、この表示内容に基づき管理者が管理者端末4を用いてID及びパスワードを用いてログインし、メニューボタンの「管理者情報」(図13に示すME20参照)を選択(クリック)すると、図13に示す画面P11が管理者端末4に表示される。そして、「新規登録」(P11a参照)を選択(クリック)すると、図14に示す画面P12が管理者端末4に表示され、管理者が管理者端末4を用いて管理者の管理者ID,メールアドレス,パスワード(P12a参照)を入力し、「更新」(P12b参照)を選択(クリック)すると、管理者情報取得生成部19は、この内容を取得する。そして、この取得された内容が、中央制御部10を介して管理者情報データベース20に格納されることとなる。
一方、既に登録されている管理者の登録内容を編集する場合は、管理者が管理者端末4を用いて管理者ID,フリーワードのいずれかを入力し、「検索」を選択(クリック)すると(P11b参照)、中央制御部10が、その入力した内容が管理者情報データベース20内に格納されているか否かを検索し、その検索結果を管理者端末4に表示する(P11c参照)。これにより、管理者が管理者端末4を用いて、編集したい管理者名を選定し、「編集」(P11d参照)を選択(クリック)すると、図14に示す画面P12が管理者端末4に表示される。そして、管理者端末4を用いて管理者が編集したい内容を入力し、「更新」(P12b参照)を選択(クリック)すると、管理者情報取得生成部19は、この編集内容を取得し、この取得された内容が、中央制御部10を介して管理者情報データベース20に格納されることとなる。
顧客情報取得生成部21は、図1に示す管理者端末4を用いて管理者が入力した顧客情報を取得生成するものである。具体的には、管理者が管理者端末4を用いてメニューボタンの「顧客管理」(図15に示すME21参照)を選択(クリック)すると、図15に示す画面P13が管理者端末4に表示される。そして、「新規登録」(P13a参照)を選択(クリック)すると、図16に示す画面P14が管理者端末4に表示され、管理者が管理者端末4を用いて顧客の顧客コード,会社名,所属部署,担当者名,住所,電話番号,FAX番号,メールアドレス,ID,パスワードを入力し、ロゴ画像(図3〜図12に示す画面P1〜P10の図示右上に示されている顧客ロゴマーク)をアップロード(「ファイルを選択」を選択(クリック))し(P14a参照)、「登録」(P14b参照)を選択(クリック)すると、顧客情報取得生成部21は、この内容を取得する。そして、この取得された内容が、中央制御部10を介して顧客情報データベース22に格納されることとなる。なお、この登録されたID及びパスワードを用いて、顧客は顧客端末2を用いて専用のURLにアクセスし帳票データ管理サーバ1にログインする。
一方、既に登録されている顧客の登録内容を編集する場合は、管理者が管理者端末4を用いてフリーワード,顧客コードのいずれかを入力し「検索」を選択(クリック)すると(P13b参照)、中央制御部10が、その入力した内容が顧客情報データベース22内に格納されているか否かを検索し、その検索結果を管理者端末4に表示する(P13c参照)。これにより、管理者が管理者端末4を用いて、編集したい顧客名を選定し、「編集」(P13d参照)を選択(クリック)すると、図16に示す画面P14が管理者端末4に表示される。そして、管理者端末4を用いて管理者が編集したい内容を入力し、「登録」(P14b参照)を選択(クリック)すると、顧客情報取得生成部21は、この編集内容を取得し、この取得された内容が、中央制御部10を介して顧客情報データベース22に格納されることとなる。
管理者帳票データ検索取得部23は、図1に示す管理者端末4を用いて管理者が帳票データベース15内に格納されている帳票データを検索する際、その検索内容を取得するものである。具体的には、管理者が管理者端末4に表示されたメニューボタンの「帳票データ管理」(図17に示すME22参照)を選択(クリック)すると、図17に示す画面P15が管理者端末4に表示される。これにより、管理者が管理者端末4を用いて、フリーワード,顧客コード,公開年月日,金額,取引先コード,顧客名,取引先名,ステータスのいずれかを入力あるいは選択(クリック)し、「検索」を選択(クリック)すると(P15a参照)、管理者帳票データ検索取得部23は、その内容を取得する。そして、その取得された内容に基づき、中央制御部10が、その内容が帳票データベース15内に格納されているか否かを検索し、その検索結果を管理者端末4に表示する(P15b参照)。検索結果としては、請求年月日,金額,取引先名が表示される「帳票データ情報」、図8に示す画面P6にて「発行」(P6b参照)が選択(クリック)されたことによって生成されたPDFファイル及びCSVファイルが生成されたPDFファイルあるいはCSVファイル取引先が取引先端末3を用いて閲覧又はダウンロードしたかを示す「ステータス」、並びに、当該生成されたPDFファイル及びCSVファイルをダウンロード、あるいは、帳票内容を閲覧可能であることを示す「ダウンロード/閲覧」が表示される。なお、この検索にあたっては、中央制御部10は、帳票データベース15に格納されているPDFファイルに関連付けられたCSVファイルを用いて検索している。このようにすれば、検索速度を向上させることができる。
印刷データ検索取得生成部24は、図4に示す画面P2にて顧客が顧客端末2を用いて、印刷紙郵送「有り」と選択した取引先に対し、帳票データを印刷するために帳票データが格納されている帳票データベース15内から印刷する帳票データを選択し、印刷データを生成するためのものである。具体的には、図1に示す管理者端末4を用いて管理者が、帳票データを印刷する際、管理者端末4に表示されたメニューボタンの「印刷データDL」(図18に示すME23参照)を選択(クリック)すると、図18に示す画面P16が管理者端末4に表示される。これにより、管理者が管理者端末4を用いて、フリーワード,顧客コード,郵便番号,帳票分類,処理日のいずれかを入力あるいは選択(クリック)し、「検索」を選択(クリック)すると(P16a参照)、印刷データ検索取得生成部24は、その内容を取得する。そして、その取得された内容に基づき、中央制御部10が、その取得した内容が帳票データベース15内に格納されているか否かを検索し、その検索結果を管理者端末4に表示する(P16b参照)。検索結果としては、「取引先名」,請求書や納品書等の「帳票分類」、図8に示す画面P6にて「発行」(P6b参照)が選択(クリック)されたことによってPDFファイル及びCSVファイルを生成した「処理日」、図8に示す画面P6にて「発行」(P6b参照)が選択(クリック)されたことによって生成されたPDFファイルの「PDFページ数」,郵便局用カスタマーバーコードの有無が表示される「カスタマーバーコード」(P16c参照)と、さらに、検索結果のトータルとして、PDFファイルの「PDFページ数」及び検索でヒットした「取引先数」が表示される(P16d参照)。そして、管理者が検索結果に基づき、管理者端末4を用いて、ダウンロードしたいものを「選択」あるいは「一括選択」(P16c参照)し、「ダウンロード」(P16e参照)を選択(クリック)すると、印刷データが管理者端末4にダウンロードされることとなる。なお、この印刷データの生成方法の詳細については、後述することとする。
一方、この印刷データの生成に関連するテーブルとして、郵便用紙重量管理テーブル25及びPDF管理情報テーブル26がある。この郵便用紙重量管理テーブル25には、図19に示すテーブルが格納されている。すなわち、このテーブルには、TBL1にて示すグループID「1」〜「3」に対応するTBL2にて示す顧客コード「x1」、TBL3にて示すグラム単位「25,50,51」、TBL4にて示す封入枚数「1」、TBL5にて示す容量「40,80,1000」が格納されている。そして、PDF管理情報テーブル26には、図20及び図21に示すテーブルが格納されている。すなわち、TBL10にて示す管理番号「1」〜「13」に対応するTBL11にて示す顧客コード、TBL12にて示すグループID、TBL13にて示す郵便番号、TBL14にて示すページ数、TBL15にて示すPDFファイル名、TBL16にて示すCSVファイル名、TBL17にて示す処理日、TBL18にて示すバーコード有無、TBL19にて示す通番シーケンス、TBL20にて示す処理フラグ、TBL21にて示す印刷フラグが格納されている。なお、この郵便用紙重量管理テーブル25及びPDF管理情報テーブル26についての詳細な説明は後述することとする。
<帳票データ管理システム使用例>
ここで、上記説明した帳票データ管理システムの使用例を図22及び図23のフローチャート図を参照して説明する。
まず、図22を参照して、顧客及び取引先が帳票データ管理サーバ1にログインし、当該帳票データ管理システムを使用する例を説明する。
顧客が図1に示す顧客端末2を用いてネットワークNを介して帳票データ管理サーバ1に接続すると、図2示す中央制御部10は、画面プログラム27より、ログイン画面を示す画面(図示せず)を読み出し、その読み出した画面を顧客端末2に送信する。これにより、顧客は、顧客端末2に送信されてきた画面に基づき、図16に示す画面P14にて管理者が管理者端末4を用いて登録したID及びパスワードを入力して、帳票データ管理サーバ1にログインする(ステップS1)。
次いで、顧客が顧客端末2を用いて、顧客端末2に表示されたメニューボタンの「帳票データ登録」(図5に示すME2参照)を選択(クリック)すると、中央制御部10は、画面プログラム27より、図5に示す画面P3を読み出し、その読み出した画面を顧客端末2に送信する。この際、中央制御部10は、帳票フォーマットデータベース14に予め格納されている顧客に応じたタイプ別の帳票フォーマット(請求書、納品書、支払い通知書等)も顧客端末2に送信する。これにより、顧客は、顧客端末2に送信されてきた画面に基づき、帳票フォーマットを選択(クリック)(図5に示すP3a参照)し、「次へ」(図5に示すP3b参照)を選択(クリック)すると、帳票情報取得生成部13はその情報を取得する。そして、中央制御部10は、画面プログラム27より、図6に示す画面P4を読み出し、その画面P4に帳票情報取得生成部13にて取得した内容を組み込み顧客端末2に送信する。これにより、顧客は、顧客端末2を用いて、顧客が予め会計ソフトを用いて作成しておいたファイルをアップロードするために、「ファイルを選択」を選択(クリック)(P4b参照)し、「次へ」(P4c参照)を選択(クリック)すると、帳票情報取得生成部13は、その情報を取得する。そして、中央制御部10は、画面プログラム27より、図7に示す画面P5を読み出し、その画面P5に帳票情報取得生成部13にて取得した内容を組み込み顧客端末2に送信する。これにより、顧客は、顧客端末2を用いて、顧客の取引先に当該帳票データを公開する日時を設定する(図7に示すP5b参照)と共に、受領確認「有り」「無し」を設定し(P5c参照)、「次へ」(P5d参照)を選択(クリック)すると、帳票情報取得生成部13は、その情報を取得する。そして、中央制御部10は、画面プログラム27より、図8に示す画面P6を読み出し、その画面P6に帳票情報取得生成部13にて取得した内容を組み込み顧客端末2に送信する。これにより、顧客は、顧客端末2を用いて、「発行」(P6b参照)を選択(クリック)する(ステップS2)。
そして、この「発行」(P6b参照)が選択(クリック)されると、帳票情報取得生成部13は、画面P3〜P5にして取得した情報を、中央制御部10を介して帳票データベース15内に格納する(ステップS3)。
次いで、中央制御部10は、PDF管理情報テーブル26に格納されているテーブル(図20及び図21参照)を読み出し、そのテーブル内のTBL10〜TBL20に、帳票データベース15内に既に格納されているデータをそれぞれ格納する。すなわち、TBL11には、顧客コードを格納し、TBL15には、後述するステップS7にて出力されるPDFファイルのファイル名が格納され、TBL16には、後述するステップS7にて出力されるCSVファイルのファイル名が格納される。そして、TBL17には、PDFファイル及びCSVファイルを生成した処理日が格納される。そしてさらに、TBL14には、TBL15に格納されているPDFファイルのページ数が格納され、TBL13には、TBL15に格納されているPDFファイルを印刷して送る取引先の郵便番号が格納される。また、TBL12には、郵便用紙重量管理テーブル25に格納されているテーブルを用いて振り分けたグループIDが格納される。すなわち、PDF管理情報テーブル26のTBL10に格納されている管理番号「1」に対応するTBL14に格納されているページ数は「3」であるため、郵便用紙重量管理テーブル25のTBL5に格納されている容量「40」より少ない値であるため、TBL12に格納されるグループIDは「1」となる。そして、PDF管理情報テーブル26のTBL10に格納されている管理番号「7」に対応するTBL14に格納されているページ数は「76」であるため、郵便用紙重量管理テーブル25のTBL5に格納されている容量「40」より大きく「80」より少ない値であるため、TBL12に格納されるグループIDは「2」となる。そしてさらに、PDF管理情報テーブル26のTBL10に格納されている管理番号「10」に対応するTBL14に格納されているページ数は「120」であるため、郵便用紙重量管理テーブル25のTBL5に格納されている容量「80」より大きく「1000」より少ない値であるため、TBL12に格納されるグループIDは「3」となる。このようにして、TBL12には、郵便用紙重量管理テーブル25に格納されているテーブルを用いて振り分けたグループIDが格納されることとなる。また、TBL18には、後述するステップS5にて生成される郵便局用カスタマーバーコードの有無が格納される。またさらに、TBL19には、後述する印刷工程にてPDFファイルを印刷する際の通し番号が格納される。そしてさらに、TBL20には、後述するステップS7にてPDFファイル,CSVファイルが生成されたか否かの処理フラグが格納され、TBL21には、図4に示す画面P2にて顧客が顧客端末2を用いて、印刷紙郵送「有り」と選択されているか否かの有無が格納される(ステップS4)。なお、郵便用紙重量管理テーブル25のTBL5に格納されている容量「40,80,1000」に関しては、印刷する用紙や使用する封筒の種類によって重量が変化するため、管理者によって任意に変更することが可能である。
続いて、帳票情報取得生成部13は、顧客の取引先に応じた郵便局用カスタマーバーコード並びに後述するステップS7にて生成されるPDFファイルを印刷する印刷工程で用いられる自動封入機用のバーコード及び手封入時の管理用バーコードを生成する(ステップS5)。なお、PDF管理情報テーブル26に格納されているTBL13の郵便番号に対応した郵便局用カスタマーバーコードが生成された場合は、PDF管理情報テーブル26のTBL18に「有」が格納され、PDF管理情報テーブル26に格納されているTBL13の郵便番号に対応した郵便局用カスタマーバーコードが存在せず、生成されなかった場合は、PDF管理情報テーブル26のTBL18に「無」が格納される。また、この生成情報は、帳票データベース15にも格納される。
次いで、帳票情報取得生成部13は、帳票データベース15内に格納されている帳票データに関する内容を読み出し、図5にて示す画面P3にて選択(クリック)された帳票フォーマットに従い帳票データを生成し、その帳票データ内にステップS5にて生成された顧客の取引先に応じた郵便局用カスタマーバーコード並びに管理用バーコード(自動封入機用のバーコード及び手封入時のバーコード)を組み込み、そのバーコードを組み込んだ帳票データを帳票データベース15内に格納する(ステップS6)。
次いで、帳票情報取得生成部13は、そのバーコードを組み込んだ帳票データに基づきPDFファイル及びCSVファイルを生成し、帳票データベース15内に格納する(ステップS7)。なお、この際、PDF管理情報テーブル26のTBL14に、PDFファイルのページ数、TBL15に、PDFファイル名、TBL16に、CSVファイル名、TBL17に、処理日が格納され、TBL12に、郵便用紙重量管理テーブル25に格納されているテーブルを用いて、TBL14に格納されたPDFファイルのページ数に基づき振り分けたグループIDが格納される。
次いで、帳票情報取得生成部13は、タイムスタンプ局5より、タイムスタンプを入手し、上記ステップS7にて生成したPDFファイルにタイムスタンプを付与し、帳票データベース15内に格納する(ステップS8)。
次いで、中央制御部10は、上記ステップS4〜ステップS8の帳票作成が正常に完了したか否かを確認し(ステップS9)、正常に完了していなければ(ステップS9:NG)、管理者が使用する管理者端末4(図1参照)及び顧客が使用する顧客端末2(図1参照)にエラー報告のメールを送信する(ステップS10)。なお、この際、PDF管理情報テーブル26のTBL20に処理OK,NGが格納される。
一方、正常に完了していれば(ステップS9:OK)、取引先が使用する取引先端末3に完了メールを送信する(ステップS11)。なお、このメールは、顧客が顧客端末2を用いて、当該顧客の取引先に帳票データを公開する日時を設定した日時以降に送信されるものである。
この完了メールが、取引先端末3に正常に送信できなければ(ステップS11:NG)、中央制御部10は、帳票データベース15内にエラーメールを格納し(ステップS12)、顧客端末2(図1参照)に、エラー返信ありとのメールを通知する(ステップS13)。
一方、完了メールが、取引先端末3に正常に送信できれば(ステップS11:OK)、取引先は、取引先端末3を用いてネットワークNを介して帳票データ管理サーバ1に接続する。これにより、中央制御部10は、画面プログラム27より、ログイン画面を示す画面(図示せず)を読み出し、その読み出した画面を取引先端末3に送信する。これにより、取引先は、取引先端末3に送信されてきた画面に基づき、図4に示す画面P2にて顧客が顧客端末2を用いて登録したID及びパスワードを入力して、帳票データ管理サーバ1にログインする(ステップS14)。
次いで、当該取引先は、取引先端末3に表示されたメニューボタンの「帳票データ検索」(図11及び図12に示すME10参照)を選択(クリック)し、さらに、「請求書」,「納品書」,「支払い通知書」のいずれかを選択(クリック)すると、中央制御部10は、画面プログラム27より、図11に示す画面P9又は図12に示す画面P10を読み出し、その読み出した画面を取引先端末3に送信する。これにより、取引先は、取引先端末3を用いて、フリーワード,請求年月日,金額のいずれかを入力し、「検索」を選択(クリック)する(P9a参照)と、この検索内容が帳票データ管理サーバ1に送信される(ステップS15)。
この検索内容が、帳票データ管理サーバ1に送信されると、取引先帳票データ検索取得部18は、その内容を取得する。そして、その取得された内容に基づき、中央制御部10が、その内容が帳票データベース15内に格納されているか否かを検索し、その検索結果(P9b参照)を取引先端末3に送信する(ステップS16)。これにより、取引先は、帳票データを参照(図11の画面P9又は図12の画面P10に示すように、閲覧、PDFファイル又はCSVファイルのダウンロード、納品書にあっては、受領)することができることとなる(ステップS16)。
一方、顧客が、顧客端末2に表示されたメニューボタンの「帳票データ管理」(図9に示すME3参照)を選択(クリック)し、さらに、「請求書」,「納品書」,「支払い通知書」のいずれかを選択(クリック)すると、中央制御部10は、画面プログラム27より、図9に示す画面P7を読み出し、その読み出した画面を顧客端末2に送信する。これにより、顧客は、顧客端末2を用いて、フリーワード,請求年月日,請求金額,取引先コード,取引先名,ステータス,印刷紙郵便指定のいずれかを入力あるいは選択(クリック)し、検索」を選択(クリック)する(P7a参照)と、この検索内容が帳票データ管理サーバ1に送信される。
この検索内容が、帳票データ管理サーバ1に送信されると、顧客帳票データ検索取得部16は、その内容を取得する。そして、その取得された内容に基づき、中央制御部10が、その内容が帳票データベース15内に格納されているか否かを検索し、その検索結果(P7b参照)を取引先端末3に送信する(ステップS17)。これにより、顧客は、帳票データを参照(図9の画面P7に示すように、PDFファイル又はCSVファイルのダウンロード)することができることとなる(ステップS18)。
次に、図23を参照して、上記生成されたPDFファイルを帳票データ管理サーバ1の管理者が、郵送を希望した取引先に印刷して郵送する工程を説明する。
印刷データ検索取得生成部24は、図20及び図21に示すPDF管理情報テーブル26に格納されているテーブルのTBL21に格納されている印刷フラグを確認し、「有」と格納されているデータを抽出し(ステップS20)、TBL12に格納されているグループID及びTBL13に格納されている郵便番号を分類(ソート)し、図21に示すPDF管理情報テーブル26のようにデータを並び替える(ステップS21)。なお、この際、PDF管理情報テーブル26のTBL19に、グループID毎に通し番号が割り振られ、格納される。
次いで、印刷データ検索取得生成部24は、図21に示すPDF管理情報テーブル26のように並び替えたグループID毎に、TBL15に格納されているPDFファイル名に対応したPDFファイルを結合し(ステップS22)、TBL16に格納されているCSVファイル名に対応したCSVファイルを結合する(ステップS23)。すなわち、例えば、グループID「1」が共通しているaa1.pdf、aa6.pdf、aa13.pdfを結合し、aa1.csv、aa6.csv、aa13.csvを結合するということである。なお、TBL18に格納されている郵便局用カスタマーバーコードの「有」と「無」に関しては、印刷データ検索取得生成部24は、上記ステップS20にて分けて分類され、ステップS21,ステップS22にてグループID毎に「有」と「無」に分けてファイルが結合される。すなわち、グループID「2」で郵便局用カスタマーバーコードの「有」のものであるaa3.pdf、aa5.pdf、aa7.pdf、aa9.pdfが結合され、aa3.csv、aa5.csv、aa7.csv、aa9.csvが結合され、グループID「2」で郵便局用カスタマーバーコードの「無」のものであるaa11.pdf、aa11.csvはファイルが一つであるため、結合はされずそのままとなる。もし、ファイルが複数あれば、言うまでもないが、ファイルが結合されることとなる。このようにすれば、郵便局用カスタマーバーコードが有るもの無いものを、自動で選別することができるため、郵送作業を効率的に行うことができる。
次いで、印刷データ検索取得生成部24は、結合したPDFファイル、CSVファイルをZIP化、すなわち、データを圧縮し、その圧縮したデータを帳票データベース15内に格納する(ステップ24)。なお言うまでもないが、帳票データベース15内には、圧縮される前のデータ(PDFファイル、CSVファイル)もそのまま格納されている。
次いで、管理者は、図1に示す管理者端末4を用いてネットワークNを介して帳票データ管理サーバ1に接続すると、図2に示す中央制御部10は、画面プログラム27より、ログイン画面を示す画面(図示せず)を読み出し、その読み出した画面を管理者端末4に送信する。これにより、管理者は、管理者端末4に送信されてきた画面に基づき、図2に示す管理者情報データベース20内に格納されているID及びパスワードを入力して、帳票データ管理サーバ1にログインする(ステップS25)。
次いで、管理者が管理者端末4を用いて、管理者端末4に表示されたメニューボタンの「印刷データDL」(図18に示すME23参照)を選択(クリック)すると、中央制御部10は、画面プログラム27より、図18に示す画面P16を読み出し、その読み出した画面を管理者端末4に送信する。これにより、管理者が管理者端末4を用いて、フリーワード,顧客コード,郵便番号,帳票分類,処理日のいずれかを入力あるいは選択(クリック)し、「検索」を選択(クリック)すると(P16a参照)、この検索内容が帳票データ管理サーバ1に送信される。そして、この検索内容が帳票データ管理サーバ1に送信されると、印刷データ検索取得生成部24は、その内容を取得し、その取得された内容に基づき、中央制御部10は、その取得した内容が帳票データベース15内に格納されているか否かを検索し、その検索結果を管理者端末4に送信する。
この検索結果を受けて、管理者は、管理者端末4を用いて、ダウンロードしたいものを「選択」あるいは「一括選択」(P16c参照)し、「ダウンロード」(P16e参照)を選択(クリック)すると、この内容が帳票データ管理サーバ1に送信される(ステップS26)。そして、中央制御部10は、上記選択された「ダウンロード」に対応した上記ステップS24にて圧縮したデータを管理者端末4に送信し、管理者端末4は、当該データのダウンロードを受領する(ステップS27)。これにより、管理者は、そのダウンロードしたデータを印刷し、郵送を希望する取引先に郵送手配をすることとなる。なお、上記帳票データベース15内の検索にあたっては、圧縮したデータそのものを検索するのではなく、圧縮される前のデータを検索するものである。
しかして、このように、PDFファイルの枚数に対応するグラム数に応じた郵便基準毎に分類し、その分類毎にPDFファイルを結合し、その結合したファイルを管理者端末4にてダウンロードするようにすれば、郵送料金毎にファイルを分ける必要がなくなるため、郵送作業を効率的に行うことができる。
また、このPDFファイルには、顧客の取引先に応じた郵便局用カスタマーバーコード並びにPDFファイルを印刷する印刷工程で用いられる管理用バーコード、すなわち、自動封入機用のバーコード及び手封入時のバーコードが組み込まれているため、郵送管理を効率的に行うことができる。それゆえ、郵送作業をさらに効率的に行うことができる。
以上説明した本実施形態によれば、顧客が顧客端末2を用いて帳票データを帳票データ管理サーバ1にアップロードすれば、タイムスタンプ付きのPDFファイルが生成され、そして、取引先は、そのPDFファイルを、取引先端末3を用いて参照することができ、さらには、顧客も、そのPDFファイルを、顧客端末2を用いて参照することができる。それゆえ、本実施形態によれば、帳票類を取引先に送る際の郵便料金や印刷料金を大幅に削減することができると共に、e−文書法に対応した公式文書を生成することができ、さらには、国税徴収法で定める法定期間内にいつでも帳票類を参照することができる。
なお、本実施形態において、帳票データ管理サーバ1を一台で構築する例を示したが、勿論、処理を分散させ複数台で構築しても良い。
また、本実施形態において説明した、帳票データ管理システム及び使用例並びに画面例はあくまで一例であり、これに限定されるものではない。例えば、図3〜図12に示す画面P1〜P10に「パスワード変更」「ログアウト」「お問い合わせ」のメニューボタンを設けても良く、図13〜図18に示す画面P11〜P16に「ログアウト」や、印刷枚数や郵送の有無を確認できる「実績データ検索」メニューボタンを設けても良い。