JP5766046B2 - 回転鉄心用の積層体の製造装置 - Google Patents

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Description

この発明は、順送り金型で薄板の電磁鋼帯を打ち抜き加工し、回転電機の回転鉄心に用いられる積層体を製造する製造装置である。
この種の積層体を製造する順送り金型として、一般に、図4に示すように、金型130を備えた製造装置120が用いられている。製造装置120において、薄板の電磁鋼帯Pは、金型130の上型131と下型132の間を間欠送りされながら、種々の打ち抜き加工が行われた後、最終工程にて外形打抜き加工がなされる。この最終工程では、パンチ131aとダイ132aにより鉄心片CPを打抜き、打抜かれた鉄心片CPはダイ132aの下方に設けられた集積路140に向けて排出され、集積路140内には鉄心片CPがバラバラに積み重ねられた状態で配置され、これらの積み重ねられた鉄心片CPにより積層体LCが形成される。そして、集積路140内にバラバラに積み重ねられた積層体LCから、予め定められた枚数の鉄心片CPの積層体LCが順に抜き取られる。また、この抜き取られた積層体LC(鉄心片CP)の中心部には打抜き加工により挿通孔Hが形成されており、この挿通孔HにシャフトSが圧入にて挿入され、積層体LCはシャフトSに固定される。そして、この鉄心片CPが積層された積層体LCとシャフトSにより回転電機の回転鉄心RCが形成される。
ここで、鉄心片CPの製造に用いられる電磁鋼帯Pは、1対の圧延ローラによる圧延成形にて形成される。しかしながら、この一対の圧延ローラ間は平行でなく多少傾いている。そのため、圧延成形される電磁鋼帯Pは、一方の側端から他方の側端に向けて徐々に厚く(薄く)、その断面形状は台形となり板厚が異なる(板厚偏差がある)。そのため、図4に示す順送り金型130により集積路140内にバラバラに積み重ねられた鉄心片CPの積層体LCは、板厚の厚い箇所同士あるいは薄い箇所同士が互いに重ね合わされた状態で集積路140内に形成される。そして、回転電機の回転鉄心RCは、このバラバラに積層された状態のまま抜き取られた積層体LCにより形成される。そのため、回転鉄心RCは周方向において「質量の大きい箇所」と「小さい箇所」とが対向した状態で存在し、回転電機にした際における回転のバランスがよくない。
そのため、例えば、特許文献1に開示されているように、鉄心片を製造する最終工程において、ダイを回転させながら外形打抜きを行い、打ち抜かれた複数の鉄心片をかしめ結合し積層体を形成する、いわゆる回転積層を行う積層体の製造装置が実用化されている。
この積層体の製造装置220は、図5に示すように、主要な構成として、積層体LCを形成する金型230と、角度割り出し装置250と、形成された積層体LCを集積する集積路241が形成された集積手段240とを備える。ここで、金型230は、パンチ231aを有する上型231と、回転ダイ232aおよびスクイズリング232bを有する下型232を備える。ここで、回転ダイ232aとスクイズリング232bは同軸状に隣接し、下型232内に回転自在に配置されるとともに、ダイ232aとスクイズリング232bには、これらを回転するための回転プーリ232cが設けられている。一方、角度割り出し装置250には出力プーリ251が取り付けられ、この出力プーリ251および回転プーリ232c間には動力ベルト252が掛け回されている。そして、角度割り出し装置250の出力プーリ251の回転により、回転ダイ232aおよびスクイズリング232bは回転する。ここで、出力プーリ251は1回のパンチ動作(1ストローク)ごとに1回だけ所定の角度回転するよう設定されており、回転プーリ232cが取り付けられた回転ダイ232aおよびスクイズリング232bは、出力プーリ251の回転により1回の
パンチ動作(1ストローク)ごとに所定の角度(例えば、90度とか180度)ずつ回転する。
上記の製造装置220では、最終工程である外形打抜きの前工程において、間欠送りされながら連結用の鉄心片CP1と分離用の鉄心片CP2の2種類の鉄心片CPを作るための突き加工がなされる。この加工により、連結用の鉄心片CP1には上面に凹部・下面に凸部を形成する係止突起CP1aが形成され、計量用の鉄心片CP2には係止突起と同じ位置に分離孔CP2aが形成される。なお、この分離孔CP2aの内径は、係止突起CP1aの凸部の外径より若干小さい値に設定されている。また、連結用の鉄心片CP1は所定の個数(枚数)が一連に連続した状態で電磁鋼帯Pに形成され、計量用の鉄心片CP2は上記の一連に連続する連結用の鉄心片(CP1)群と鉄心片(CP1)群との間に1つ介在した状態で電磁鋼帯Pに形成される。
そして、最終工程に移送された電磁鋼帯Pは、外形打抜きパンチ231aと回転ダイ232aによって外形打抜きされ、打ち抜かれた鉄心片CPは回転ダイ231aおよびスクイズリング232b内に順次落とし込められる。このとき、上記のように回転ダイ232aおよびスクイズリング232bは1回のパンチ動作(1ストローク)ごとに所定の角度回転するため、鉄心片CPは、外形打ち抜きされる電磁鋼帯Pに対し所定の角度ずつ回転した状態で回転ダイ232aおよびスクイズリング232b内に順次落とし込められ回し積みされる。ここで、スクイズリング232bの内径は鉄心片CPの外径に比して若干小さい設定となっており、スクイズリング232b内に回し積みされた鉄心片CPはリング232b内に摩擦係合により保持され、順次鉄心片CPが落とし込められる際に各鉄心片CP間に外形抜きパンチ231aの加圧力が上方から作用する。
そして、パンチ231aの加圧力が上方から作用する際、スクイズリング232b内には、複数枚の連結用の鉄心片(CP1,・・・,CP1)と1枚の計量用の鉄心片CP2とが交互に順に落とし込められている。そして、複数枚の連結用の鉄心片(CP1,・・・,CP1)は、各鉄心片CP間に作用するパンチ231aの加圧力により係止突起CP1aが互いに連結されることにより接合される。ここで、分離孔CP2aが設けられた計量用の鉄心片CP2の上下面には、それぞれ連結用の鉄心片CP1が配置される。そして、計量用の鉄心片CP2は上面に配置された連結用の鉄心片CP1とは分離孔CP2aと係止突起CP1aの凸部との勘合により連結するのに対し、下面に配置された連結用の鉄心片CP1とは連結することができない。そのため、スクイズリング内において計量用の鉄心片CP2を含んで上側に配置する鉄心片CPは順次互いに連結されて一体的に積層され、この工程により所定の枚数にて回し積みされた積層体LCが形成される。そして、スクイズリング232b内にて所定の枚数に積層された積層体LCは、順次スクイズリング232bから下方の集積路241に排出される。
上記のように回転積層された積層体LCは、電磁鋼帯Pから打抜かれた鉄心片CPが互いに所定の角度ずつ回転した状態で積層されているため、電磁鋼帯Pの板厚の厚い箇所(薄い箇所)がそれぞれ周方向に分散した状態で配置されている。そのため、この積層体LCを用いた回転鉄RC心は周方向において質量の不均一がほとんど存在せず、回転電機にした際における回転のバランスがよい。
特公昭61−23053号公報
しかしながら、上記のように回転積層において形成される鉄心片には、スクイズリング内でそれぞれの鉄心片を相互に連結して、一体的に積層するための係止突起が設けられている。そのため、この鉄心片の積層体を用いた回転鉄心は、回転電機にした際に、係止突起により形成される凹凸部の構造により鉄心片間が電気的に接続され、鉄心片間に電流値の大きい渦電流が流れる。そして、回転鉄心にはこの渦電流により大きな値の鉄損が生じる。
また、最終工程の外形打抜きの前工程において、連結用の鉄心片には連結用の係止突起を形成する工程と、計量用の鉄心片には計量用の分離孔を形成する工程が設けられ、かかる工程のために金型が大型かつ複雑で高価であり、メンテナンスも容易でない。
さらに、スクイズリング内にてパンチの加圧力により鉄心片の係止突起を接合する回転積層においては、スクイズリング内に摩擦係合により保持される鉄心片の保持力を、係止突起を接合するために必要な力以上とする必要がある。このため、鉄心片はスクイズリング内にある程度以上の保持力で保持さえるため、この保持力により鉄心片自体にソリや歪みが形成されるおそれがある。
そこで、この発明の目的は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、鉄損が少なく回転のバランスのよい積層体を製造する製造装置を、簡易かつ安価な構成にて実現することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の積層体の製造装置は、上型に設けられたパンチと、下型に設けられ、前記パンチとの外形打抜き加工により電磁鋼帯から鉄心片を形成するダイと、形成された前記鉄心片を集積し積層体を形成する集積手段とを備える積層体の製造装置において、前記下型に回転自在に設けられ、前記外形打抜き加工ごとに角度割り出し装置により順次所定の角度、回転するとともに、前記パンチと前記ダイにより打抜かれた前記鉄心片が順次打ち込められ、Mの倍数でない予め定められたN枚(N≠M×i(i=1,2,3,・・・))の前記鉄心片を保持し、N枚を超えて前記鉄心片が順次打ち込められた際、最下層に保持された前記鉄心片を前記集積手段に向けて順次排出する保持手段を備え、前記保持手段は、前記角度割り出し装置により、予め定められたM個の異なる角度θj、θj=(360°/M)×j (j=0,1,・・・,M−1のいずれかの角度により順次回転することを特徴とする。
請求項1に記載の積層体の製造装置は、下型に回転自在に設けられた保持手段を備える。この保持手段は、外形打抜き加工ごと(1回のパンチ動作ごと)に角度割り出し装置により順次所定の角度、回転するとともに、打抜かれた鉄心片が順次打ち込められ、打ち込まれた鉄心片を所定の枚数、保持することができる。そして、所定の枚数を超える鉄心片が打ち込まれると、最下層に配置されている鉄心片を集積手段に向けて排出する。
ここで、この保持手段は、予め定められたM個の異なる角度(θj=(360°/M)×j(j=0,1,・・・,M−1))のいずれかの角度により順次回転し、この角度が積算された回転位置となる。例えば、等分数Mが5(M=5)の場合、順に0°(=θ1)、72°(=θ2)、144°(=θ3)、216°(=θ4)、288°(=θ5)、0°(=θ1)、・・・の角度、回転される。そのため、保持手段では、これらの回転角度が積算され、電磁鋼帯に対する回転位置は、0°(=+0)、72°(=0+72)、216°(=72+144)、432°(=216+216)、720°(=432+288)、720°(=720+0)、・・・となる。
また、保持手段には打抜かれた鉄心片が順次打ち込められ、保持手段は、等分数Mの倍数
でない予め定められたN枚(N≠M×i(i=1,2,3,・・・))の鉄心片を保持し、N枚を超えて前記鉄心片が順次打ち込められた際、最下層に保持された鉄心片を集積手段に向けて順次排出する。例えば、等分数Mが5の場合において、保持する枚数Nが6(N=6,≠5×1)の場合、保持手段には6枚の鉄心片が常に保持(第1層から第6層)され、6枚を超える7枚目の鉄心片が保持手段に打ち込まれた場合には、最下層(第6層)にて保持されていた鉄心片は保持された回転位置にて集積手段に向けて排出される。
上記のように回転する保持手段において、最下層(例えば、第6層)に保持される鉄心片の電磁鋼帯に対する回転位置は、最初に保持手段に打ち込められた鉄心片から順に、以下となる。
最初(1枚目):0+72+144+216+288+0=720°+0°
2枚目:72+144+216+288+0+72=720°+72°
3枚目:144+216+288+0+72+144=720°+144°
4枚目:216+288+0+72+144+216=720°+216°
5枚目:288+0+72+144+216+288=720°+288°
6枚目:0+72+144+216+288+0=720°+0°,・・・
すなわち、順次保持手段に打ち込められ次々に最下層(例えば、第6層)に保持される鉄心片は電磁鋼帯に対し2回転(720°)し、さらに、それぞれ順に、0°、72°、144°、216°、288°、0°、72°、・・・、回転する。
このように、最下層(例えば、第6層)に保持される鉄心片の回転位置は、電磁鋼帯に対し順に0°、72°、144°、216°、288°、0°、・・・となり、それぞれ72°ごとに回転位置がずれた状態で鉄心片が保持手段に保持される。そして、最下層(例えば、第6層)にて保持されていた鉄心片は保持された回転位置にて集積手段に向けて排出され、この回転位置の状態にて集積手段内に集積され、集積された鉄心片により積層体が形成される。このように回転位置が等ピッチにずれた状態で積層体が形成されるため、電磁鋼帯の質量の大きい部分(板厚の厚い箇所)が周方向に分散され、この発明の製造装置により製造される積層体は、回転のバランスのよいものとなる。
一方、保持手段に保持される鉄心片の枚数(N)が、Mの倍数の場合(例えば、Mが5の場合に、Nが5)の場合には、最下層(例えば、第5層)に保持される鉄心片の回転位置は、常に360°の倍数となってしまう。しかしながら、本発明の製造装置においては、保持手段に保持される鉄心片の枚数(N)は、Mの倍数とならないよう設定されている。そのため、常に、最下層に保持される鉄心片の回転位置は、等ピッチにずれた位置となり、積層手段内に形成される積層体は、電磁鋼帯の質量の大きい部分(板厚の厚い箇所)が周方向に分散され、回転のバランスのよいものとなる。
また、上記ように本発明の製造装置は、回転のバランスのよい積層体を製造するに際し、従来例の回転積層を行う積層体の製造装置のように、係止突起が形成された連結用の鉄心片および分離孔が形成された計量用の鉄心片を形成する必要がない。そのため、係止突起および分離孔を成形する前工程が不要となる。そのため、本発明の製造装置は、かかる工程のために金型が大型かつ複雑で高価ということもなく、大型かつ複雑な金型が不要のためメンテナンスも容易である。
さらに、本発明の製造装置により製造される積層体には、各鉄心片間を接合するための係止突起がないため係止突起を通じて各鉄心片同士が導通することがなく、鉄心片間に電流値の大きい渦電流が流れることもない。そのため、積層体に渦電流により形成される鉄損を小さく抑えることができる。
また、請求項2に記載の積層体の製造装置は、請求項1に記載された積層体の製造装置に
おいて、前記ダイは、前記保持手段とともに前記下型に回転自在に設けられ、前記角度割り出し装置により前記保持手段とともに回転することを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の積層体の製造装置は、請求項2に記載された積層体の製造装置において、前記保持手段は、前記ダイの内壁に形成されていることを特徴とする。
本発明の積層体の製造装置によれば、簡易かつ安価な構成にて、鉄損が少なく回転のバランスのよい積層体を製造することができる。
本発明の第1の実施形態における積層体の製造装置を有する製造システムのシステム図である。 本発明の第1の実施形態において積層体の製造装置におけるダイの回転動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態において保持手段に保持される鉄心片の角度を示す図である。 従来例における積層体の製造装置を示す断面図である。 回転積層を行う積層体の製造システムを示す断面図である。
次に、図1に基づき本発明の第1の実施形態である積層体の製造装置について、この製造装置を有する製造システムとともに説明する。ここで、図1は本発明の第1の実施形態における積層体の製造装置を有する製造システムのシステム図であり、図中、積層体の製造装置における金型は断面図にて示す。
本実施形態の製造システム10は、積層体LCの製造装置20と、制御装置60とを備える。製造装置20は、積層体LCを構成する鉄心片CPを形成する金型30と、金型30により形成された鉄心片CPを集積し、積層体LCを形成する集積手段40と、角度割り出し装置50とを備える。
金型30は、略円柱形状のパンチ31aが設けられた上型31と、略円筒形状のダイ32aおよびダイ32aを固定する固定部材32dが設けられた下型32とを備える。ダイ32aは、固定部材32dを介して下型32に回転自在に配置されるとともに、パンチ31aと協働して外形打抜き加工により電磁鋼帯Pから鉄心片CPを形成する。そして、ダイ32aはパンチ動作の方向に所定の長さ延びた略円筒形状となっており、打抜かれた鉄心片CPは、順次、ダイ32a内に打ち込められる。
ここで、ダイ32aの内壁は、打ち込められた鉄心片CPを保持する保持手段としての保持部32bが形成されている。保持部32bは、パンチ動作の方向に「所定の長さL」にわたり形成されており、所定の枚数の鉄心片CPを保持できるよう設定されている。そして、この所定の枚数を超える枚数の鉄心片CPが保持部32b内に打ち込められると最下層に配置された鉄心片CPは、集積手段40に形成された集積路41に向けて排出され、この排出された鉄心片CPが積層されることにより、回転電機の回転鉄心を形成する積層体LCを形成される。
また、固定部材32dの外壁には回転プーリ32cが取り付けられるとともに、角度割り出し装置50には出力プーリ51が取り付けられており、この回転プーリ32cおよび出力プーリ51間には動力ベルト52が掛け回されている。
そして、角度割り出し装置50の出力プーリ51の回転により、動力ベルト52、回転プーリ32c、および固定部材32dを介してダイ32aは回転する。ここで、角度割り出し装置50には回転角度に関する制御信号を出力する制御装置60が接続されており、角度割り出し装置50の出力プーリ51は、制御装置60からの制御信号に基づき、上型31の1回のパンチ動作(1ストローク)ごとに1回だけ所定の角度回転するよう設定されている。そのため、回転プーリ32cが取り付けられたダイ32aは、出力プーリの回転により1回のパンチ動作(1ストローク)ごとに予め定められた「所定の角度」ずつ、回転する。
次に、本実施の形態における製造装置20において、保持部32bを有するダイ32aの回転における「所定の角度」および保持部32bにおいて鉄心片CPを保持する「所定の長さL」について説明する。
本実施の形態の製造装置20において、上記の「所定の角度」および「所定の長さL」は、各鉄心片CPを順次所望の角度ずつ回転させた状態で金型30から集積路41に向けて排出されるべく設定されている。ここで、本実施の形態では、各鉄心片CPを72°(5等分,M=5)ずつ、回転させた状態で金型30から集積路41に向けて排出されるべく設定されている。
まず、「所定の角度」について説明する。本実施の形態では、上記のように鉄心片CPを72°(5等分,等分数M=5)ずつ、回転させた状態で金型30から排出されるべく設定されている。そのため、保持部32bを備えるダイ32aは5個(M=5)の異なる角度(θ1=0°,θ2=72°,θ3=144°,θ4=216°,θ5=288°)のいずれかの角度により順次回転するように設定されている。ここで、5個(M=5)の異なる角度θj(θjはθ1からθ5)は、以下の式(1)より算出される。
θj=(360°/M)×j (j=0,1,・・・,M−1) ・・・(1)
ダイ32aは上記に示すように、順に0°(=θ1)、72°(=θ2)、144°(=θ3)、216°(=θ4)、288°(=θ5)、0°(=θ1)、・・・の角度で回転され、これらの回転角度が積算された回転位置となる。そのため、保持部32bを有するダイ32aの電磁鋼帯Pに対する回転位置は、1回のパンチ動作(1ストローク)ごとに、0°(=+0)、72°(=0+72)、216°(=72+144)、432°(=216+216)、720°(=432+288)、720°(=720+0)、・・・となる。
次に、「所定の長さL」について説明する。保持部32bの「所定の長さL」は、所定の枚数Nの鉄心片CPを保持できるよう設定されており、所定の枚数Nは等分数Mの倍数でない枚数に設定されている(N≠M×i,i=1,2,3,・・・)。本実施の形態では、所定の枚数Nは、6枚(N=6,≠5)に設定されている。そして、上記のような所定の枚数Nの鉄心片CPを保持するために保持部32bの「所定の長さL」は、以下の式(2)に示す長さLnを除く長さとなる(L≠Ln)をとなる。ここで、「t」は鉄心片CPの板厚を示す。
(M×i−1)t<Ln≦M×i×t,(i=1,2,3,・・・) ・・・(2)
なお、本実施の形態において、所定の長さLは、6枚の鉄心片CPを保持することができる長さとして、所定の長さLは以下の式(3)に示す長さに設定されている。
5t<L≦6t ・・・・(3)
次に、図2の基づき積層体LCの製造装置20におけるダイ32aの回転動作を説明する。図2は、本実施の形態においてダイの回転動作を示すフローチャートである。
上記のように保持部32bを有するダイ32aは、角度割り出し装置50の出力プーリ51の回転により、動力ベルト52、回転プーリ52および固定部材32を介して、1回のパンチ動作ごとに「所定の角度」ずつ、回転する。ここで、角度割り出し装置50は、制御装置60からの制御信号に基づき、回転プーリ52を「所定の角度」ずつ、回転すべく出力プーリ51を回転する。また、制御装置60はパンチ動作の有無を伝える外部信号に基づき角度割り出し装置50に対し、回転プーリ52を「所定の角度」ずつ、回転すべく制御信号を出力する。
すなわち、図2に示すように、鉄心片CPの加工が開始されると(S100)、制御装置60は、パンチ動作の有無を外部信号より判断し(S1)、パンチ動作が行われたと判断すると、回転プーリ52を「+0°」回転すべく制御信号を角度割り出し装置50に供給する(S2)。次に、パンチ動作の有無を外部信号より判断し(S3)、パンチ動作が行われたと判断すると、回転プーリ52を「+72°」回転すべく制御信号を角度割り出し装置50に供給する(S4)。以下、同様に、パンチ動作の有無を外部信号より判断し(S5,S7,S9)、パンチ動作が行われたと判断すると、回転プーリ52を「+144°,+216°,+288°」回転すべく制御信号を角度割り出し装置50に供給する(S6,S8,S10)。そして、この処理(S1〜S10)が繰り返し実施される。
上記のように、本実施の形態の製造装置20においては、各鉄心片CPを72°(5等分,M=5)ずつ、回転させた状態で金型30から集積路41に向けて排出されるべく設定されている。以下、図3に基づき本実施の形態の製造装置20により、各鉄心片CPが72°(5等分、M=5)ずつ、回転された状態で金型30から排出される仕組みについて説明する。
保持部32bは、打抜かれた鉄心片CPが順次1枚ずつ打ち込められるとともに、角度割り出し装置50により、1回のパンチ動作ごとに所定の角度回転ずつ回転する。本実施の形態では、保持部32bは、1回のパンチ動作ごとに順に、+0°、+72°、+144°、+216°、+288°、+0°、・・・の角度で回転される。
また、保持部32bは、等分数5の倍数でない6枚(N=6)の鉄心片CPを保持できる設定となっており、パンチ動作により電磁鋼帯Pから打抜かれた鉄心片CPは、パンチ31a側から順に第1層、第2層、第3層、第4層、第5層、および最下層である第6層に保持される。そして、保持部32bに鉄心片CPが第1層から最下層(第6層)まで配された状態で、さらにパンチ動作により電磁鋼帯Pが保持部32bに打ち込まれると、最下層に保持された鉄心片CPは、保持部32bから集積路41に向けて排出される。
図3に示すように、1枚目の鉄心片CPがパンチ動作(a)により電磁鋼帯Pから打抜かれると、1枚目の鉄心片CPは保持部32aの第1層に配され、その後、鉄心片CPは、保持部32aとともに+0°回転する(1)(回転しない。)。
次に、2枚目の鉄心片CPがパンチ動作(b)により電磁鋼帯Pから打抜かれると、2枚目の鉄心片CPは第1層に、1枚目の鉄心片CPは第2層に配され、その後、2枚の鉄心片CPは、保持部32aとともに+72°回転する(2)。
次に、3枚目の鉄心片CPがパンチ動作(c)により電磁鋼帯Pから打抜かれると、3枚目の鉄心片CPは第1層に、2枚目の鉄心片CPは第2層に、1枚目の鉄心片CPは第3層に配され、その後、3枚の鉄心片CPは、保持部32aとともに+144°回転する(3)。
次に、4枚目の鉄心片CPがパンチ動作(d)により電磁鋼帯Pから打抜かれると、4枚目の鉄心片CPは第1層に、3枚目の鉄心片CPは第2層に、2枚目の鉄心片CPは第3層に、1枚目の鉄心片CPは第4層に配され、その後、4枚の鉄心片CPは、保持部32aとともに+216°回転する(4)。
次に、5枚目の鉄心片CPがパンチ動作(e)により電磁鋼帯Pから打抜かれると、5枚目から1枚目の鉄心片CPは、順に第1層から第5層に配され、その後、5枚の鉄心片CPは、保持部32aとともに+288°回転する(5)。
次に、6枚目の鉄心片CPがパンチ動作(f)により電磁鋼帯Pから打抜かれると、6枚目から1枚目の鉄心片CPは、順に第1層から第6層に配され、その後、6枚の鉄心片CPは、保持部32aとともに+0°回転する(6)(回転しない)。
次に、7枚目の鉄心片CPがパンチ動作(g)により電磁鋼帯Pから打抜かれると、7枚目から2枚目の鉄心片CPは、順に第1層から第6層に配され、1枚目の鉄心片CPは最下層(第6層)から排出され(g)、その後、6枚の鉄心片CPは、保持部32aとともに+72°回転する(7)。
本実施の形態では、図3に示すように、上記のようなパンチ動作、回転動作(7)〜(12)、および排出動作(h)〜(m)が繰り返し行われる。
上記の保持部32bにおいて、最下層(第6層)に配される鉄心片CPの電磁鋼帯Pに対する回転位置、すなわち集積路41に向けて排出される鉄心片CPの電磁鋼帯Pに対する回転位置は、最初に保持手段に打ち込められた鉄心片(1枚目)から順に、以下となる。最初(1枚目):0+72+144+216+288+0=720°+0°
2枚目:72+144+216+288+0+72=720°+72°
3枚目:144+216+288+0+72+144=720°+144°
4枚目:216+288+0+72+144+216=720°+216°
5枚目:288+0+72+144+216+288=720°+288°
6枚目:0+72+144+216+288+0=720°+0°,・・・
つまり、順次保持部32bに打ち込められ次々に最下層(第6層)に保持される鉄心片CPは電磁鋼帯Pに対し、2回転(720°)するとともに、さらに、それぞれ順に、0°、72°、144°、216°、288°、0°、72°、・・・、回転する。
このように、最下層(第6層)に保持される鉄心片CPの回転位置は、電磁鋼帯Pに対し順に0°、72°、144°、216°、288°、0°、・・・となり、それぞれ72°ごとに回転位置がずれた状態で鉄心片CPが保持手段に保持される。そして、最下層(第6層)にて保持されていた鉄心片CPは保持された回転位置にて集積路41に向けて排出され、この回転位置の状態にて集積路41内に集積され、集積された鉄心片CPにより積層体LCが形成される。このように回転位置が等ピッチにずれた状態で積層体LCが形成されるため、電磁鋼帯Pの質量の大きい部分(板厚の厚い箇所)が周方向に分散され、本実施の形態により製造される積層体LCは、回転のバランスのよいものとなる。
一方、図3に示すように、保持部32bに保持される鉄心片の枚数(N)が、5(M=5)の倍数の場合(例えば、Mが5の場合に、Nが5)の場合には、最下層(第5層)に保持される鉄心片CPの回転位置は、常に720°となり360°の倍数となってしまう。しかしながら、本実施の形態においては、保持手段である保持部32bに保持される鉄心片CPの枚数(N)は、Mの倍数とならないよう設定されている(N=6,≠5)。そのため、常に、最下層に保持される鉄心片CPの回転位置は、等ピッチにずれた位置となり、集積路41内に形成される積層体LCは、電磁鋼帯の質量の大きい部分(板厚の厚い箇
所)が周方向に分散され、回転のバランスのよいものとなる。
また、上記ように本実施の形態は、回転のバランスのよい積層体LCを製造するに際し、図5に示す従来例の回転積層を行う積層体の製造装置220のように、係止突起CP1aが形成された連結用の鉄心片CP1および分離孔CP2aが形成された計量用の鉄心片CP2を形成するために、係止突起CP1aおよび分離孔CP2aを成形する前工程が必要ない。そのため、本実施の形態は、かかる工程のために金型が大型かつ複雑で高価ということもなく、メンテナンスも容易である。
さらに、本実施の形態により製造される積層体LCには、各鉄心片CP間を接合するための係止突起CP1aがないため、鉄心片CP間に電流値の大きい渦電流が流れることもない。そのため、積層体LCに渦電流により形成される鉄損を小さく抑えることができる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、本実施の形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、本実施の形態では、5等分(M=5)場合について説明したが、5等分(M=5)に限られず、3等分(M=3)および4等分(M=4)であってもよい。ここで、3等分(M=3)の場合には、保持手段である保持部の長さは、3の倍数でない枚数(例えば、N=5)の鉄心片CPを保持できる設定とし、4等分(M=4)の場合には、保持手段である保持部の長さは、4の倍数でない枚数(例えば、N=7)の鉄心片CPを保持できる設定とすればよい。
また、本実施の形態では、M個の異なる角度のすべての角度を用いて保持部32bを回転させたが、M個の異なる角度のいずれかの角度、例えば、+0°、+144°、+288°の3つの角度を、5個(M=5)から選定し保持部32bを回転させる角度として用いてもよい。
また、本実施の形態では、保持手段である保持部32bをダイ32aの内壁に一体的に設けたが、ダイ32aとは別体に設けてもよく、ダイを回転させずに保持手段のみを回転させてもよい。
10 製造システム
20,120,220 製造装置
30,130,230 金型
31,131,231 上型
31a,131a,231a パンチ
32,132,232 下型
32a,132a,232a ダイ
32b 保持部(保持手段)
32c,232c 回転プーリ
32d 固定部材
40,140,240 集積手段
41,241 集積路
50,250 角度割り出し装置
51,251 出力プーリ
52,252 動力ベルト
60 制御装置
232b スクイズリング
P 電磁鋼帯
RC 回転鉄心
LC 積層体
CP 鉄心片

Claims (3)

  1. 上型に設けられたパンチと、下型に設けられ、前記パンチとの外形打抜き加工により電磁鋼帯から鉄心片を形成するダイと、形成された前記鉄心片を集積し積層体を形成する集積手段とを備える積層体の製造装置において、
    前記下型に回転自在に設けられ前記外形打抜き加工ごとに角度割り出し装置により所定の角度順次回転するとともに、前記パンチと前記ダイにより打抜かれた前記鉄心片が順次打ち込められ、Mの倍数でない予め定められたN枚(N≠M×i(i=1,2,3,・・・))の前記鉄心片を保持し、N枚を超えて前記鉄心片が順次打ち込められた際、最下層に保持された前記鉄心片を前記集積手段に向けて順次排出する保持手段を備え、
    前記保持手段は、前記角度割り出し装置により予め定められたM個の異なる角度θj、
    θj=(360°/M)×j (j=0,1,・・・,M−1
    のいずれかの角度により順次回転することを特徴とする積層体の製造装置。
  2. 請求項1に記載された積層体の製造装置において、
    前記ダイは、前記保持手段とともに前記下型に回転自在に設けられ、前記角度割り出し装置により前記保持手段とともに回転することを特徴とする積層体の製造装置。
  3. 請求項2に記載された積層体の製造装置において、
    前記保持手段は、前記ダイの内壁に形成されていることを特徴とする積層体の製造装置。
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