JP5765676B2 - 浄化システム及びフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、浄化システム及びフィルタに関し、特に、中空糸膜モジュールを備えるフィルタが配置された浄化システム及び中空糸膜モジュールを備えるフィルタに関する。
従来から、活性炭及び中空糸膜を通過させて水を浄化するシステムが知られている。このようなシステムにおいて、水中の濁質が特に多い場合には、活性炭カートリッジ及び中空糸膜カートリッジよりも上流側に、さらにプレフィルタを設けることが行われている。一般的に、プレフィルタとしては、例えば特許文献1に記載されたような中空糸膜モジュールを有するカートリッジが用いられている。
特許第4212024号公報
ところで、特許文献1に記載された中空糸膜モジュールを洗浄する場合、洗浄液を別途供給する必要があり、そのための設備が複雑なものとなってしまう。また、洗浄液自体を洗い流すまで放流しなければならず、さらに洗浄液を洗い流し終わったことを確認する必要がある。従って、中空糸膜モジュールを備えるフィルタを用いた場合に、フィルタの中空糸膜に溜まった濁質を容易に洗浄できるようにすることが望まれている。
また、特に粒径が小さい濁質が多い水を浄化する場合、中空糸膜モジュールの中空糸膜の孔径を小さくする必要があるが、中空糸膜モジュールの中空糸膜の孔径を小さくすると濁質がさらに溜まり易くなってしまう。従って、粒径が小さい濁質が多い水を浄化する場合、フィルタの中空糸膜を洗浄する頻度がさらに高くなってしまう。
また、中空糸膜を洗浄する場合、ケーシングから中空糸膜を取り出し、中空糸膜を手洗いした後、再度、中空糸膜をケーシング内に戻してケーシングを密閉する方法もある。しかしながら、中空糸膜を洗浄する頻度が高くなるとケーシングを開閉する頻度も高くなってしまい、ケーシングが完全に密閉されずに水漏れが発生する可能性が増大してしまう。また、ユーザが特に意識をすることなく水を使用することで中空糸膜の外表面を洗浄することができることが望ましい。
そこで本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、中空糸膜モジュールを有するカートリッジをフィルタに用いた場合、ユーザがケーシングを開閉して中空糸膜を手洗いする必要がなくなる洗浄システム及びフィルタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、第1水栓と、この第1水栓とは異なる第2水栓と、第1水栓の上流側に配置され、水を浄化するための複数のフィルタを有する浄化器とを備える浄化システムであって、第1水栓が開いたときに、複数のフィルタで浄化した浄水を第1水栓から出水し、第2水栓が開いたときに、複数のフィルタのうち最上流側にある中空糸膜モジュールを洗浄した洗浄水を第2水栓から出水し、第1水栓が浄水専用水栓であり、第2水栓が一般水栓であることを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、第1水栓が開いたときに、中空糸膜モジュールで浄化した浄水を第1水栓から出水し、第2水栓を開いたときに、中空糸膜モジュールの中空糸膜を洗浄した洗浄水を第2水栓から出水することができる。従って、本発明によれば、第2水栓を開くだけで、ユーザが特に意識をすることなく、中空糸膜モジュールの中空糸膜を洗浄することができる。これにより、ユーザは、例えば定期的に中空糸膜を取り出して洗浄する必要がなくなる。
この場合において、中空糸膜モジュールで浄化される水、及び中空糸膜モジュールを洗浄する水は、一つの入水口から当該浄化システム内に流入することが好ましい。
また、この場合において、第1水栓が開いており、第2水栓が閉じているときには、浄化器で浄化した浄水が第1水栓に流れるようになっていることが好ましい。
また、この場合において、第2水栓が開いており、第1水栓が閉じているときには、浄化器の中空糸膜モジュールを洗浄した洗浄水が第2水栓に流れるようになっていることが好ましい。
また、この場合において、浄化器は、入水口と、第1水栓及び第2水栓との間に配置された第1フィルタを備えることが好ましい。
また、この場合において、浄化器は、第1フィルタと、第1水栓との間に配置された第2フィルタを備えることが好ましい。
また、この場合において、浄化器は、第2フィルタと、第1水栓との間に配置された第3フィルタを備えることが好ましい。
また、この場合において、第1フィルタは、中空糸膜モジュールを備えていることが好ましい。
また、この場合において、第2フィルタは、水中の濁質を吸着するための吸着剤を有していることが好ましい。
また、この場合において、吸着剤は、活性炭またはイオン交換体であることが好ましい。
また、この場合において、第3フィルタは、第2フィルタで浄化された水をさらに浄化するための中空糸膜モジュールを備えていることが好ましい。
以上のように本発明によれば、ユーザがケーシングを開閉して手洗いする必要がなく、かつ特に意識をすることなく水を使用することで中空糸膜の外表面を洗浄することができる。
本発明の実施形態によるプレフィルタを有する浄水器システムの概略図である。 本発明の実施形態による浄水器を示す斜視図である。 本発明の実施形態によるプレフィルタのヘッダを取り外した状態の上面図である。 図3のIV-IV断面である。 図3のV-V断面である。 図3のVI-VI断面である。 本発明の実施形態による内側ケーシングを示す斜視図である。 本発明の実施形態による吸着剤カートリッジの断面図である。 本発明の実施形態の変形例によるフィルタの断面図である。 本発明の実施形態の変形例によるフィルタの螺旋流形成部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態の第1の変形例によるフィルタの内側ケーシングを示す斜視図であり、中空糸膜モジュール内での水の流れを説明するための図である。 螺旋流形成構造の更なる例を示す側面図である。 本発明の実施形態の第2の変形例によるフィルタの断面図である。 本発明の実施形態による浄水器システムの変形例を示す概略図である。 本発明の実施形態による浄水器システムの変形例を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態によるフィルタの断面図である。 本発明の第2の実施形態によるフィルタに備えられたキャップの側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態によるプレフィルタについて説明する。
図1は、本発明の実施形態によるプレフィルタを有する浄水器システムの概略図である。浄水器システムは、水を浄化するための浄水器1と、浄水器1にそれぞれ接続された一般水栓3及び専用水栓5とを備える。浄水器1は、一般水栓3のレバー7、及び専用水栓5のレバー9の状態に応じて入水口にあるバルブ11から流れてきた水を一般水栓3及び専用水栓5に流すように構成されている。
専用水栓5は、浄水器1を介して入水口にあるバルブ11と接続されている。そして専用水栓5のレバー9を操作することによって専用水栓5が開閉するようになっており、専用水栓5が開いているときに浄水器1で浄化された浄水を出水するようになっている。
尚、詳細は後述するが、一般水栓3は、浄水器1を介して入水口にあるバルブ11に接続されているが、入水口にあるバルブ11から一般水栓3に流れる水は、浄水器1で浄化されずに流れるようになっている。
図2は、浄水器を示す斜視図である。浄水器1は、プレフィルタ19と、吸着剤カートリッジ21と、中空糸膜カートリッジ23とを備え、バルブ11がある上流側から専用水栓5がある下流側に向けて、プレフィルタ19、吸着剤カートリッジ21、及び中空糸膜カートリッジ23の順で接続されている。そしてバルブ11から流れてきた水は、プレフィルタ19、吸着剤カートリッジ21、及び中空糸膜カートリッジ23で順次浄化されて専用水栓5に向けて流れる。
プレフィルタ19は、バルブ11と接続されているヘッダ25と、ヘッダ25に対して着脱可能な筒状容器27とを備えている。また、ヘッダ25は、プレフィルタ19の下流側にありプレフィルタ19に隣接する活性炭カートリッジ21、及び一般水栓3に接続されている。
図3は、プレフィルタのヘッダを取り外した状態の上面図であり、図4乃至図6は、それぞれ図3のIV-IV断面、V-V断面、及びVI-VI断面の断面図である。
図3乃至6に示すように、筒状容器27内部には、中空糸膜モジュール29が収容されている。筒状容器27は、一端が開放され、他端が閉鎖された円筒状の容器本体31と、容器本体31の開放端に取り付けられた容器キャップ33とを備えている。容器キャップ33は、容器本体31に対して取り外し可能に構成されている。そして、容器キャップ33を容器本体31から取り外すことによって、例えば中空糸膜モジュール29の交換時に、中空糸膜モジュール29を筒状容器27から取り出せるようになっている。また、容器キャップ33の一端は、ヘッダ25に嵌め込めるように突出しており、Oリング35を介してヘッダ25に対して筒状容器27を液密に固定できるように構成されている。
中空糸膜モジュール29は、筒状容器27の容器キャップ33内に取り付け可能なキャップ37を備えている。このキャップ37の中央には、上下方向に延びる入水口管39が設けられている。この入水口管39は、筒状容器27をヘッダ25に取り付けたときに、ヘッダ25内の水排出口(図示せず)と連結される。そしてヘッダ25を介してバルブ11から流れてきた水は、矢印Aによって示すように、入水口管39を通じて筒状容器27内部に流れ込む。また、キャップ37は、入水口管39の下部に受け部41を有しており、受け部41は、入水口管39から流れてきた水を受けて、矢印Bによって示すように、水を筒状容器27の周方向に流すようになっている。また、キャップ37は、浄化された水を矢印Cで示すように、ヘッダ25に向けて流すための浄水出口管43を有している。さらにキャップ37の入水口管39の側には、後述する方法で中空糸膜モジュール29から流れてきた洗浄水を、矢印Dによって示す方向に流すための洗浄水出口管45が設けられている。
中空糸膜モジュール29は、さらに、柱状に束ねられた多数本の中空糸膜47と、束ねられた中空糸膜47の外周を囲むように配置された内側ケーシング49と、内側ケーシング49よりも外周側に配置された外側ケーシング51とを備えている。
各々の中空糸膜47は、U字状に曲げられてその両端がポッティング材53によって内側ケーシング49の一端近傍に保持されている。そして多数の中空糸膜47をU字状に曲げてその端部をポッティング材51に固定することによって多数の中空糸膜47が柱状体を構成している。また、中空糸膜47の端部は開口しており、中空糸膜47で浄化した水をポッティング材53よりも一端側にある空間55に向けて流せるように構成されている。この空間55は、浄水出口管43と連結されており、浄化した水は、空間55を通過して浄水出口管43に流れる。
中空糸膜47としては、例えば、セルロース系、ポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリビニルアルコール系、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエーテル系、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)系、ポリスルフォン系、ポリアクリロニトリル系、ポリ弗化エチレン(テフロン(登録商標))系、ポリカーボネート系、ポリエステル系、ポリアミド系、芳香族ポリアミド系等の各種材料からなるものを使用することが好ましい。これらの材料の中でも、特に、膜の強伸度や耐屈曲性、洗浄性、取扱性や耐薬品性の高さ等を考慮すると、ポリエチレンやポロプロピレン等のポリオオレフィン系中空糸膜を使用することが好ましい。また流量及び濁りろ過性能を考慮すると、ポリスルフォン系中空糸膜を使用することが好ましい。
図7は、内側ケーシングを示す斜視図である。
図4乃至図7に示すように、内側ケーシング49は、中空糸膜47を囲むような筒状体によって構成されている。この内側ケーシング49の一端側には、ケーシングキャップ57が取り付けられており、ケーシングキャップ57は、キャップ37に液密に連結されるように構成されている。内側ケーシング49の他端側は、中空糸膜モジュール29よりも筒状容器27の閉鎖端側にある水を受け入れるように開口している。また、内側ケーシング45の側面には、多数の開口部59が形成されている。
外側ケーシング51は、内側ケーシング49を囲むような筒状体によって構成されている。この外側ケーシング51と、内側ケーシング49との間には、隙間が形成されており、外側ケーシング51の一端は、内側ケーシング49よりも周方向外側においてキャップ37に取り付けられている。そして外側ケーシング51の他端は、内側ケーシング49の他端と同じ位置で開口している。また、外側ケーシング51と、内側ケーシング49との間の隙間は、キャップ37の洗浄水出口管45と連通しており、外側ケーシング51と内側ケーシング49との間を通った洗浄水を、洗浄水出口管45に流せるように構成されている。
また中空糸膜モジュール29は、筒状容器27の容器本体31の内壁との間に隙間61が形成されるように、筒状容器27内に保持されている。そしてキャップ37の受け部41から流れてきた水は、矢印Eで示すように、隙間61を通って筒状容器27の閉鎖端側に向けて流れる。
図8は、吸着剤カートリッジの断面図である。吸着剤カートリッジ21は、筒状容器63と、筒状容器63内に配置された吸着剤モジュール65とを備えている。筒状容器63は、プレフィルタ19から流れてきた浄水を受け入れるための浄水入口67と、吸着剤モジュール65を通過させた浄水を排出するための浄水出口69とを備えている。
吸着剤モジュール65は、筒状容器63内に固定されており、筒状容器63内に流入した浄水を更に浄化するように構成されている。吸着剤モジュール65は、吸着剤が収容されたケーシング71を備えている。そして筒状容器63内の浄水は、ケーシング71に形成された複数の開口73を通じてケーシング71内に流入する。そしてケーシング71内に流入した浄水は、吸着剤によって更に浄化されて浄水出口69に向けて流れる。
吸着剤モジュール65内に収容されている吸着剤としては、活性炭、イオン交換体を用いることができる。
活性炭としては、粉末状活性炭、粒状活性炭、繊維状活性炭、ブロック状活性炭、押出成形活性炭、成形活性炭、合成物系粒状活性炭、合成物系繊維状活性炭等が挙げられる。吸着剤として活性炭を用いると、水中の残留塩素やカビ臭、トリハロメタンなどの有機化合物を除去することができる。
また、イオン交換体としては、イオン交換繊維、アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体等が挙げられる。イオン交換繊維としては、スルホン酸基を交換基とする強酸型、カルボン酸基を交換基とする弱酸型、4級アンモニウム基を交換基とする強塩基型、アミン基を交換基とする弱塩基型などが挙げられる。イオン交換繊維を用いると、反応性が高く、取り扱いやすい。アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体としては、合成ゼオライトであるモレキュラーシーブ3A,モレキュラーシーブ4A、モレキュラーシーブ5A、モレキュラーシーブ13、X、フォージャサイト型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライトなどが挙げられる。これらの合成ゼオライトは重金属イオンの吸着能力が高く、特にモレキュラーシーブ5Aは、溶解性鉛イオンの吸着性に優れている。
そして筒状容器63内に流入し、吸着剤モジュール65を通過した浄水は、浄水出口69を通じて中空糸膜カートリッジ23に流れる。
中空糸膜カートリッジ23は、吸着剤の代わりに中空糸膜モジュールを有している以外は、吸着剤カートリッジ21と同一の構造を有している。従って、中空糸膜カートリッジ23の構造の詳細な説明は省略する。
次に、上述した浄水器システムの作用について詳述する。
先ず、専用水栓5から浄水を出す場合について説明する。
専用水栓5から浄水を出す場合、一般水栓3が閉じているので、バルブ11から浄水器システムに流れ込んだ水は、浄水器1を通って専用水栓5に流れる。
具体的には、一般水栓3が閉じている状態では、バルブ11から浄水器1のプレフィルタ19に流れ込んだ水は、先ず、矢印Aで示すように、入水口管39を通って受け部41に向けて流れる。そして水は、受け部41に当たって、矢印Bで示すように、筒状容器27の周方向に流れる。次に、水は、矢印Eで示すように、筒状容器27の容器本体31の内壁と中空糸膜モジュール29の外側ケーシング51との隙間61を通って筒状容器27の閉鎖端の方向に流れる。そして筒状容器27の閉鎖端付近に到達した水は、中空糸膜モジュール29の内側ケーシング49の開口から内側ケーシング49内部に流入する。専用水栓5を使用する場合には、一般水栓3は閉じられているので、一般水栓3と接続されている洗浄水出口管45内部の水圧は、開いている専用水栓5と接続されている浄水出口管43内部の水圧よりも高くなっている。従って、中空糸膜モジュール29内に流入した原水は、洗浄水出口管45の方向、即ち内側ケーシング49の開口部59を通過して内側ケーシング49と外側ケーシング51との隙間に向けて流れる方向には流れずに、浄水出口管43の方向、即ち中空糸膜モジュール29の中空糸膜47を通過する方向に流れる。
そして中空糸膜47を通過した水に含まれる濁質は中空糸膜47によって捕捉される。これにより水が浄化され、矢印Cで示すように、空間55を通って浄水出口管43に流れ込む。そして浄水は、浄水出口管43からヘッダ25に送られヘッダ25を通じて、プレフィルタ19の下流側にある活性炭カートリッジ21に送られる。そしてプレフィルタ19から出た浄水は、活性炭カートリッジ21及び中空糸膜カートリッジ23で更に浄化されて専用水栓5から出水される。
次に、一般水栓3から水を出す場合について説明する。
一般水栓3から水を出す場合には、専用水栓5が閉じているので、プレフィルタ19の浄水出口管43内の水圧が、洗浄水出口管45内の水圧よりも高くなっている。従って、バルブ11からプレフィルタ19の筒状容器27内部に入り、さらに中空糸膜モジュール29に流入した水は、浄水出口管43の方向には流れずに、洗浄水出口管45の方向に流れる。そして、中空糸膜モジュール29内に流入した水が内側ケーシング49の開口から内側ケーシング51の開口部59の方向に流れると、水が柱状に束ねられた中空糸膜47の外表面に沿って流れるので、中空糸膜47の外表面に付着した濁質を洗い流すことができる。また、このとき水は、中空糸膜47を通過することはないが、多数の中空糸膜47の間を流れるので、中空糸膜47の柱状体内側に付着している濁質も洗い流すことができる。そして濁質を含む水は、内側ケーシング49と外側ケーシング51の間を通ってキャップ31の方向に流れ、洗浄水出口管43を通ってヘッダ25に到達する。そして洗浄水は、ヘッダ25から一般水栓3に向けて流れる。
上述のように本発明の実施形態による浄水器システムでは、一般水栓3を開くことによって、水で中空糸膜43の外表面を洗浄することができる。これにより、ユーザが特に意識をすることなく、プレフィルタ19の中空糸膜47から濁質を洗い流すことができる。そして、本発明の実施形態による洗浄システムによれば、一般水栓3を開く度にプレフィルタ19の中空糸膜47を洗浄することができるので、プレフィルタ19の筒状容器27から中空糸膜モジュール29を取り出して中空糸膜47を手もみして洗う必要がなくなる。また、筒状容器27を開閉する必要がなくなるので、常に筒状容器27内の水圧が高いいわゆるI型の浄水器において、水漏れを防ぐのに特に効果的である。
次に、上述の実施形態の第1の変形例について説明する。図9は、変形例によるプレフィルタの断面図であり、図10は、螺旋流形成部材の斜視図である。なお、図9の断面図は、図3に示すIV-IV断面の断面図である。
変形例によるプレフィルタは、図9及び図10に示すように、内側ケーシング49の他端側に、水の流れを螺旋状に変換するための螺旋流形成構造としての螺旋流形成部材101を備えている。螺旋流形成部材101は、板状部材103と、板状部材103を貫いて延びる複数の流路105とを有している。板状部材103は、内側ケーシング45の開口に嵌るように寸法決めされている。また、流路105は、筒状容器27の閉鎖端側から流れてきた水の流れを螺旋状に変換できる形状を有している。流路105は、筒状容器27の軸線方向に対して傾斜して延びており、具体的には、円板形状の板状部材103の接線方向、かつ筒状容器27の軸線方向に延びている。
図11は、変形例によるプレフィルタの内側ケーシングを示す斜視図である。筒状容器27の軸線方向に流れる水が螺旋流形成部材101を通過すると、水の流れは、流路105によって筒状容器27の周方向、かつ軸線方向に変えられる。これにより水は、図11に示すように、内側ケーシング49の周囲を旋回しながら流れたり、内側ケーシング49の開口59を出入りしながら流れたり、内側ケーシング49の内部で中空糸膜47の周囲を旋回しながら流れる。このような螺旋流形成部材101を設けて水の流れを螺旋流に変換することにより、中空糸膜47の洗浄効果をより一層高めることができる。
流路105は、板状部材を水平に置いた際、筒状容器27の軸線方向に対して斜めを向くものであればよく、形状の例としては、概略平行となるように斜めに穴を開けても良いし、台形状の穴としても良い。また、流路105は、途中で曲がったり、複数に分岐したりしていても構わない。
流路105の配置の例としては、筒状容器27内部で水がほぼ均等に分散するように、板状部材103の全体に均等となるように分散させて配置することが好ましい。なお、螺旋流形成部材101は、筒状容器27の中心軸に対し、垂直となるように配置してもよいし、斜めになるように配置することもできる。
図12は、螺旋流形成構造の更なる例を示す側面図である。図12に示すように、更なる例による螺旋流形成部材は、外側ケーシング51の側面の他端側近傍に形成された複数の孔107によって構成されている。この例では、外側ケーシング51の他端は閉じられており、筒状容器27内の水は、孔107以外からは外側ケーシング51内に流入できないように構成されている。
複数の孔107は、外側ケーシング51の側面に形成されており、外表面に形成された入口109から内表面に形成された出口111にかけて延びている。そして、図12に示すように、孔107の出口111は、入口109に対して、外側ケーシング51の周方向にずれた位置に形成されていることが好ましい。
そして水が筒状容器27から外側ケーシング51内に流入するときに、複数の孔107を通過することによって、外側ケーシング51内の水の流れを螺旋状にすることができる。そして外側ケーシング51に孔107を設けることによっても、水の流れを螺旋流に変換して中空糸膜47の洗浄効果をより一層高めることができる。
次に、上述した実施形態の第2の変形例について詳述する。図13は、第2の変形例によるプレフィルタの断面図であり、図3のIV-IV断面の断面図である。
図13に示すように第2の変形例によるプレフィルタの中空糸膜モジュールは、中空糸膜47内に配置されたセンターチューブ113を有している。センターチューブ113は、内側ケーシング49とほぼ同一の長さを有しており、内側ケーシング49の開口から、ポッティング材53まで延びている。センターチューブ113の一端側は、内側ケーシング49の中心においてポッティング材53に固定されている。そしてセンターチューブ113の他端側は、筒状容器27の他端側に向けて開口している。センターチューブ113の他端は、開口した端部から受け入れられる水の量を増やすために、他の部分に比べて径が大きくなっている。また、センターチューブ113の壁面には、複数の開口115が設けられている。また、外側ケーシング49の他端側は、中央に開口を有するキャップ117によって閉じられている。そしてセンターチューブ113の他端は、キャップ117の開口内に嵌め込まれており、筒状容器27内の水は、全てセンターチューブ113内に流れ込むように構成されている。
センターチューブ113の材質としては、樹脂、金属などが挙げられるが、これらに限定されない。塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂製を使用すると、加工しやすいので好ましい。センターチューブの長さは、フィルタに収容されればよく、80〜200mmであると、効果的に中空糸膜を洗浄することができるので、好ましい。センターチューブ113の壁面の開口115の直径は、特に限定されないが、0.1〜10mmが好ましい。開口115は、複数あることが好ましく、センターチューブ113の長手方向に垂直な平面において、点対象の位置に二つずつ、または四つずつ設けることがさらに好ましい。穴の間隔は、特に限定されないが、センターチューブ113の下端から5〜50mm間隔で設けるのが好ましい。
このようなセンターチューブ113を設けることにより、筒状容器27内の水は、センターチューブ113を通過して外側ケーシング51内に流れ込む。そして筒状容器27からセンターチューブ113内に流入した水は、センターチューブ113の側壁の開口115を介して外側ケーシング51内に流れ込む。そして開口115を介して水をセンターチューブ113から放出することによって、水は、実質的に放射状に放出される。このように、中空糸膜47の内側から放射状に水を放出して外側ケーシング51内に流入させることによって、中空糸膜47の柱状体の内部から中空糸膜を洗浄することができる。これにより、中空糸膜47の洗浄効果をより一層高めることができる。
次に、本発明の実施形態による浄水器システムの変形例について説明する。図14及び図15は、浄水器システムの変形例を示す概略図である。
図14及び図15に示すように、浄水器1のプレフィルタ19を洗浄した洗浄水を出水するための水栓121を一般水栓3及び専用水栓5とは別に設けることができる。この場合、一般水栓3を、直接バルブ11と接続し、一般水栓3に流れる水は浄水器1を通らないようにする。そしてプレフィルタ19の洗浄水出口管45を、一般水栓3又は専用水栓5に併設された水栓121と接続する。これにより、水栓121が開いている場合には、プレフィルタ19に流れ込んだ水は、中空糸膜47を洗浄して洗浄水として水栓121に向けて流れるようになる。
このように、一般水栓及び専用水栓に加えて、中空糸膜を洗浄した洗浄水を出水するための水栓を設けることによって、水の用途に応じて水栓を選択することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態について詳述する。図16は、第2の実施形態によるフィルタの断面図である。
図16に示すように、フィルタ201は、ヘッダ(図示せず)に着脱可能な筒状容器203と、筒状容器203内に収容された中空糸膜モジュール205とを備えている。
中空糸膜モジュール205は、柱状に束ねられた多数本の中空糸膜207と、束ねられた中空糸膜207の外周を囲むように配置されたケーシング209とを備えている。
各々の中空糸膜207は、U字状に曲げられてその両端がポッティング材211によってケーシング209の一端近傍に保持されている。そして多数の中空糸膜207をU字状に曲げてその端部をポッティング材211に固定することによって多数の中空糸膜207が柱状体を構成している。また、中空糸膜207の端部は開口しており、中空糸膜207で浄化した水をポッティング材211よりも一端側にある空間213に向けて流せるように構成されている。この空間213は、浄水出口管215と連結されており、浄化した水は、空間213を通過して浄水出口管215に流れる。
中空糸膜207としては、例えば、セルロース系、ポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリビニルアルコール系、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエーテル系、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)系、ポリスルフォン系、ポリアクリロニトリル系、ポリ弗化エチレン(テフロン(登録商標))系、ポリカーボネート系、ポリエステル系、ポリアミド系、芳香族ポリアミド系等の各種材料からなるものを使用することが好ましい。これらの材料の中でも、特に、膜の強伸度や耐屈曲性、洗浄性、取扱性や耐薬品性の高さ等を考慮すると、ポリエチレンやポロプロピレン等のポリオオレフィン系中空糸膜を使用することが好ましい。また流量及び濁りろ過性能を考慮すると、ポリスルフォン系中空糸膜を使用することが好ましい。
ケーシング209の他端側には、キャップ217が取り付けられており、ケーシング209の他端を実質的に閉鎖している。
図17は、キャップの側面図である。図17に示すように、キャップ217は、円板形状の底面219と、底面217の周囲に沿って形成された壁221とを備えている。壁221には、筒状容器203内の水をケーシング209内に流入させるための複数の孔223が形成されている。孔223は、円形状の底面219の径方向に対して例えば30度傾斜した方向に延びている。
また、ケーシング209内には、ケーシング内に流入した水の流れに乗って中空糸膜207を揺らす多数の粒子225が入れられている。粒子225は、ケーシング209内で水が流れているときに沈まずに水中で浮遊していられるように比重が1.0よりも大きい固体であればどのようなものであってもよい。粒子225を構成する材料としては、樹脂、セラミック、石などが挙げられるが、これらに限定されない。また、粒子225としては、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂製の粒状物を使用することができる。また、樹脂製の粒子と石を混合して使用してもよく、この場合、水の流量が少ないときは石が沈み、樹脂製の粒子で中空糸膜を揺らし、水の流量が多い時は樹脂性の粒状物が水に浮かび、石で中空糸膜を揺らすことができる。粒子225の形状としては、ハート型、星型、球状、立方体状、直方体状、円筒状、円錐状などが挙げられるが、これらに限定されない。また、中空糸膜207を傷付けないようにするために、粒子225は、尖った形状を有していないことが好ましい。またハート型の粒子を使用すると、効果的に中空糸膜を揺らすことができるので好ましい。粒子の大きさは0.1〜40mmが好ましく、質量は0.1〜20グラムが好ましい。
次に上述の第2の実施形態の作用について詳述する。
ヘッダを介して筒状容器203内に水が流入すると、水は、筒状容器203の閉鎖端に向けて流れる。そして筒状容器203内の水は、キャップ217の孔223を通過してケーシング209内に流入する。孔223は、底面219の径方向に対して傾斜しているので、孔223を通過した水は、中空糸膜207の周りを旋回するように螺旋状に流れる。そしてケーシング209内に流入した水は、中空糸膜207を通過して浄化され、空間213を通って浄水出口管215から排出される。
また、ケーシング209内に水が流入すると、水の水流に乗って粒子225がケーシング209内を浮遊して中空糸膜207に衝突する。そして粒子225が中空糸膜207に衝突すると、中空糸膜207は揺らされる。そして粒子225によって中空糸膜207を揺らすことによって、中空糸膜207の表面に付着した濁質を落とすことができる。
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、中空糸膜207から濁質を落とすことができる、新たなフィルタを提供することができる。
なお、本発明の第2の実施形態は、上述したような単独の浄水出口管215を有するタイプのフィルタ及び第1の実施形態において詳述した中空糸膜カートリッジ23に適用しても良いし、第1の実施形態において詳述したプレフィルタ19のような浄水出口管43及び洗浄水出口管45を有するタイプのフィルタに適用しても良い。
以下、本発明の実施例について詳述する。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
<実施例1>
三菱レイヨン製の中空糸膜EX270T(膜面積0.28m2)を使用して中空糸膜モジュールを作成し、内部容器の側面にはφ2.5mmの穴を3箇所、内部容器の長手方向に対して下方側に15mmの等間隔になるように開けて、フィルタを作成した。
<浄水器通水実験>
カオリン10度、水温20℃、圧力0.1MPa、ろ過時間120分、洗浄時間10分、初期ろ過流量(OUT−INろ過)2.0L/minの通水条件で実験を行った。
濁度10度の水を、4000L通水しても、洗浄直後の流量保持率は、いずれも90%以上であった。
<実施例2>
長手方向に垂直な平面において、点対象の位置に二つずつ15mm間隔で合計6個の直径2mm穴が壁面に開いた、長さ100mm、外径9.5mm、内径7mmのセンターチューブを設けた以外は実施例1と同様にして、通水試験を行なった。
濁度10度の水を、4000L通水しても、洗浄直後の流量保持率は、いずれも90%以上であった。
<実施例3>
内部容器に、大きさ14mm、質量7gの塩化ビニル樹脂製とポリスチレン製のハート型の粒状物5個ずつ収納した以外は実施例1と同様にして、通水試験を行なった。
濁度10度の水を、4000L通水しても、洗浄直後の流量保持率は、いずれも90%以上であった。
<実施例4>
内部容器の底蓋が無い状態(底が開口)とした以外は実施例1と同様にして、通水試験を行なった。
濁度10度の水を、1000L通水した時、流量保持率は60%であった。
以上の結果のように、本願発明のフィルタは、フィルタの中空糸膜モジュールに溜まった濁質を容易に洗浄できることがわかる。
1 浄水器
3 一般水栓
5 専用水栓
19 プレフィルタ
27 筒状容器
29 中空糸膜モジュール
39 入水口管
43 浄水出口管
45 洗浄水出口管
47 中空糸膜
49 内側ケーシング
51 外側ケーシング

Claims (12)

  1. 第1水栓と、
    この第1水栓とは異なる第2水栓と、
    前記第1水栓の上流側に配置され、水を浄化するための複数のフィルタを有する浄化器とを備える浄化システムであって、
    前記第1水栓が開いたときに、前記複数のフィルタで浄化した浄水を第1水栓から出水し、
    前記第2水栓が開いたときに、前記複数のフィルタのうち最上流側にある中空糸膜モジュールの中空糸膜を洗浄した洗浄水を第2水栓から出水し、
    前記第1水栓が浄水専用水栓であり、前記第2水栓が一般水栓である、浄化システム。
  2. 前記中空糸膜モジュールで浄化される水、及び前記中空糸膜モジュールを洗浄する水は、一つの入水口から当該浄化システム内に流入する、請求項1に記載の浄化システム。
  3. 前記第1水栓が開いており、前記第2水栓が閉じているときには、前記浄化器で浄化した浄水が前記第1水栓に流れるようになっている、請求項1に記載の浄化システム。
  4. 前記第2水栓が開いており、前記第1水栓が閉じているときには、前記浄化器の前記中空糸膜モジュールを洗浄した洗浄水が前記第2水栓に流れるようになっている、請求項1に記載の浄化システム。
  5. 前記浄化器は、前記入水口と、前記第1水栓及び前記第2水栓との間に配置された第1フィルタを備える、請求項2から4の何れか1つに記載の浄化システム。
  6. 前記浄化器は、前記第1フィルタと、前記第1水栓との間に配置された第2フィルタを備える、請求項に記載の浄化システム。
  7. 前記浄化器は、前記第2フィルタと、前記第1水栓との間に配置された第3フィルタを備える、請求項に記載の浄化システム。
  8. 前記第1フィルタは、前記中空糸膜モジュールを備えている、請求項5から7の何れか1つに記載の浄化システム。
  9. 前記第2フィルタは、水中の濁質を吸着するための吸着剤を有している、請求項に記載の浄化システム。
  10. 前記吸着剤は、活性炭である、請求項に記載の浄化システム。
  11. 前記吸着剤は、イオン交換体である、請求項に記載の浄化システム。
  12. 前記第3フィルタは、前記第2フィルタで浄化された水をさらに浄化するための中空糸膜モジュールを備えている、請求項に記載の浄化システム。
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