JP5764743B2 - 通信システム、送信装置、受信装置および制御方法 - Google Patents

通信システム、送信装置、受信装置および制御方法 Download PDF

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本発明は、送信装置から送信した音声信号を受信装置で個別受信するとともに、送信装置で指示した所定の制御を受信装置で行う機能を備えた通信システムに関するものである。
従来、音声信号を送受信する通信システム(例えば、ワイヤレスマイクロホンシステム)において、送信装置(例えば、マイク装置)から送信した音声信号を受信装置(例えば、スピーカ装置)で個別受信するための技術の一つとしてトーンスケルチが用いられている。トーンスケルチを用いた通信システムでは、送信装置から音声信号とともにトーン信号(トーンスケルチ用のトーン信号)が送信され、受信装置では、トーン信号に基づいてスケルチ動作(音声信号出力を行う場合を「スケルチOFF」または「スケルチ開く」といい、音声信号出力を行わない場合を「スケルチON」または「スケルチ閉じる」という)が行われて、音声信号の出力/非出力が切り替えられる(例えば、特許文献1参照)。
また、このような通信システムにおいて、送信装置で、トーン信号に制御データを重畳して音声信号とともに送信し、受信装置で、トーン信号から制御データを抽出し、その制御データに基づいて所定の制御(例えば、電子ボリュームの音量調整など)を行う技術が提案されている。
特開2002−9654号公報
ところで、音声信号を送受信する他の通信システム(例えば、トランシーバシステム)においては、送信装置から送信した音声信号を受信装置で個別受信するための技術として、デジタルコードスケルチ(DCS:Digital Code Squelch)が用いられている。デジタルコードスケルチでは、送信装置から、連続したDCSデータを重畳したトーン信号が送信され、受信装置では、連続したDCSデータをすべて受信すると、そのDCSデータに基づいてスケルチの開閉が行われて、音声信号の出力/非出力が切り替えられる。
このようなデジタルコードスケルチにおいて、送信装置で指示した所定の制御を受信装置で行うことができるようにするために、連続したDCSデータが重畳されたトーン信号に制御データを単に重畳して送信する(連続しているDCSデータに割り込んで制御データを送信する)こととすると、制御データが送信されるときにDCSデータ(連続して送信されるべきDCSデータ)が途切れることになる。通常のデジタルコードスケルチでは、連続したDCSデータが受信されなくなると(連続したDCSデータの受信が途切れると)、スケルチが閉じて音声信号が出力されなくなり、安定した拡声(音声信号の出力)を行うことができないという問題があった。
また、上述のように、連続しているDCSデータに割り込んで制御データを送信するのではなく、連続したDCSデータの一部に制御データを組み込んで、そのDCSデータ(制御データを組み込んだDCSデータ)を送信することも考えられる。しかし、その場合には、連続したDCSデータ(制御データが組み込まれたDCSデータ)をすべて受信するまで、制御データに基づいた制御が開始されないため、送信装置からの指示に対するレスポンス(送信装置から制御データが送信されてから受信装置で制御が開始されるまでのレスポンス)が遅いという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、送信装置から送信した音声信号を受信装置で個別受信するときに、その音声信号を安定して出力することができるとともに、送信装置で指示した所定の制御を受信装置で行うときに、送信装置からの指示に対するレスポンスが遅くなるのを防ぐことのできる通信システムを提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、音声信号を送受信するための送信装置と受信装置を備えた通信システムであって、前記送信装置は、音声信号が入力される音声入力部と、前記受信装置において前記送信装置から送信される前記音声信号の個別受信を行うためのDCSデータを生成するDCSデータ生成部と、前記受信装置において前記送信装置で指示される所定の制御を行うための制御データを生成する制御データ生成部と、前記音声信号とともに送信されるトーン信号に、前記DCSデータと前記制御データを重畳するデータ重畳部と、前記DCSデータと前記制御データが重畳された前記トーン信号を、前記音声信号とともに送信する送信部と、を備え、前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記音声信号と前記トーン信号を受信する受信部と、前記トーン信号から前記DCSデータと前記制御データを抽出するデータ抽出部と、前記トーン信号から抽出した前記DCSデータに基づいて、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力するか否かの切替えを行うスケルチ部と、前記トーン信号から抽出した前記制御データに基づいて、前記送信装置で指示された前記所定の制御を行う制御部と、を備え、前記送信装置の前記データ重畳部は、連続して前記DCSデータを前記トーン信号に重畳し、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには前記DCSデータより優先して前記制御データを前記トーン信号に重畳する構成を有している。
この構成により、送信装置(例えば、マイク装置)からは、DCSデータと制御データが重畳されたトーン信号が、音声信号とともに送信される。受信装置(例えば、スピーカ装置)では、トーン信号から抽出したDCSデータに基づいて、送信装置から受信した音声信号を出力するか否かの切替えが行われるとともに、トーン信号から抽出した制御データに基づいて、送信装置で指示された所定の制御(スピーカの音量調整やマイクの電池残量表示など)が行われる。この場合、DCSデータはトーン信号に連続的に重畳されるが、送信装置で所定の制御(音量調整や電池残量表示など)の指示が行われたときには、DCSデータより優先して制御データがトーン信号に重畳される。受信装置では、トーン信号から制御データが抽出されているときには、トーン信号からDCSデータが抽出されていなくても、送信装置から受信した音声信号が出力される。このようにして、本発明では、音声信号の個別受信をすることができるとともに、送信装置で指示された所定の制御(音量調整や電池残量表示など)を行うことができる。この場合、制御データの送信は、DCSデータの送信より優先して行われるので、送信装置からの指示に対するレスポンスが早い。しかも、制御データを優先的に送信することにより、連続的に送信されるべきDCSデータの送信が一時的に途切れても、スケルチが閉じずに安定した拡声が行われる。
また、本発明の通信システムでは、前記送信装置の前記DCSデータ生成部は、送信元の送信装置を識別するための識別情報を含んだ前記DCSデータを生成し、前記受信装置の前記スケルチ部は、前記DCSデータに含まれる前記識別情報に基づいて、受信を許可するとして予め設定された送信元であるか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力するか否かの切替えを行う構成を有している。
この構成により、送信装置から送信されるDCSデータには、送信元の送信装置を識別するための識別情報が含まれる。受信装置では、このDCSデータに含まれる識別情報に基づいて、その送信装置が、受信を許可するとして予め設定された送信元であるか否かの判定を行う。そして、連続的に送信されるべきDCSデータの送信が一時的に途切れた場合、受信を許可するとして予め設定されている送信元であると判定されれば、スケルチを閉じずに拡声を行う。一方、連続的に送信されるべきDCSデータの送信が一時的に途切れた場合に、受信を許可するとして予め設定されている送信元でないと判定されれば、スケルチを閉じて拡声を行わない。このようにして、混信が発生するのを抑えることができ、信頼性の高い受信が可能になる。
また、本発明の通信システムでは、前記送信装置の前記データ重畳部は、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには、前記DCSデータを前記トーン信号に重畳するのを一時的に中断し、前記制御データを前記トーン信号に重畳する構成を有している。
この構成により、送信装置で所定の制御(音量調整や電池残量表示など)の指示が行われたときには、DCSデータがトーン信号に重畳されるのが一時的に中断され、制御データがトーン信号に重畳される。このようにして、所定の制御(音量調整や電池残量表示など)のための制御データが、DCSデータより優先してトーン信号に重畳される。
また、本発明の通信システムでは、前記送信装置の前記データ重畳部は、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには、前記DCSデータを前記トーン信号に重畳する頻度を低くして、前記制御データを前記トーン信号に重畳する頻度を高くする構成を有している。
この構成により、送信装置で所定の制御(音量調整や電池残量表示など)の指示が行われたときには、DCSデータがトーン信号に重畳される頻度が低くされて、制御データがトーン信号に重畳される頻度が高くされる。このようにして、所定の制御(音量調整や電池残量表示など)のための制御データが、DCSデータより優先してトーン信号に重畳される。
また、本発明の通信システムでは、前記制御データは、前記送信装置の操作部をユーザが操作することにより指示される第1の制御を行うための第1の制御データと、前記送信装置に備えられた状態検知部が検知した前記送信装置の状態をユーザに定期的に通知する第2の制御を行うための第2の制御データとを含み、前記受信装置の前記制御部は、前記第2の制御データに基づく前記第2の制御より、前記第1の制御データに基づく前記第1の制御を優先して行う構成を有している。
この構成により、受信装置において、送信装置の操作部をユーザが操作することにより指示される第1の制御(スピーカの音量調整や接点出力など)と、送信装置の状態をユーザに定期的に通知する第2の制御(マイクの電池残量表示など)が含まれる。この場合、ユーザによる指示に対して早いレスポンスが要求される第1の制御が、第2の制御より優先して行われる。
また、本発明の通信システムでは、前記受信装置の前記制御部は、所定の期間を超えて前記第2の制御より前記第1の制御が優先して行われ続けたときには、前記第1の制御より前記第2の制御を優先して行う構成を有している。
この構成により、所定の期間を超えて第2の制御(マイクの電池残量表示など)より第1の制御(スピーカの音量調整や接点出力など)が優先して行われ続けたときには、第1の制御より第2の制御が優先して行われる。これにより、定期的に行われるべき第2の制御が、長い期間(所定の期間を超えて)行われなくなる事態を避けることができる。
本発明の送信装置は、音声信号を送受信するための通信システムで用いられる送信装置であって、音声信号が入力される音声入力部と、前記通信システムの受信装置において前記送信装置から送信される前記音声信号の個別受信を行うためのDCSデータを生成するDCSデータ生成部と、前記受信装置において前記送信装置で指示される所定の制御を行うための制御データを生成する制御データ生成部と、前記音声信号とともに送信されるトーン信号に、前記DCSデータと前記制御データを重畳するデータ重畳部と、前記DCSデータと前記制御データが重畳された前記トーン信号を、前記音声信号とともに送信する送信部と、を備え、前記データ重畳部は、連続して前記DCSデータを前記トーン信号に重畳し、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには前記DCSデータより優先して前記制御データを前記トーン信号に重畳する構成を有している。
この送信装置によっても、上記と同様に、音声信号の個別受信をすることができるとともに、送信装置で指示された所定の制御(音量調整や電池残量表示など)を行うことができる。この場合、制御データの送信は、DCSデータの送信より優先して行われるので、送信装置からの指示に対するレスポンスが早い。しかも、制御データを優先的に送信することにより、連続的に送信されるべきDCSデータの送信が一時的に途切れても、スケルチが閉じずに安定した拡声が行われる。
本発明の受信装置は、音声信号を送受信するための通信システムで用いられる受信装置であって、前記通信システムの送信装置では、前記受信装置において前記送信装置から送信される前記音声信号の個別受信を行うためのDCSデータと、前記受信装置において前記送信装置で指示される所定の制御を行うための制御データとが、音声信号とともに送信されるトーン信号に重畳され、前記送信装置からは、前記DCSデータと前記制御データが重畳された前記トーン信号が、前記音声信号とともに送信され、前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記音声信号と前記トーン信号を受信する受信部と、前記トーン信号から前記DCSデータと前記制御データを抽出するデータ抽出部と、前記トーン信号から抽出した前記DCSデータに基づいて、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力するか否かの切替えを行うスケルチ部と、前記トーン信号から抽出した前記制御データに基づいて、前記送信装置で指示された前記所定の制御を行う制御部と、を備え、前記スケルチ部は、前記トーン信号から前記制御データが抽出されているときには、前記トーン信号から前記DCSデータが抽出されていなくても、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力する構成を有している。
この受信装置によっても、上記と同様に、音声信号の個別受信をすることができるとともに、送信装置で指示された所定の制御(音量調整や電池残量表示など)を行うことができる。この場合、制御データの送信は、DCSデータの送信より優先して行われるので、送信装置からの指示に対するレスポンスが早い。しかも、制御データを優先的に送信することにより、連続的に送信されるべきDCSデータの送信が一時的に途切れても、スケルチが閉じずに安定した拡声が行われる。
本発明の方法は、音声信号を送受信するための送信装置と受信装置を備えた通信システムで用いられる制御方法であって、前記送信装置では、前記受信装置において前記送信装置から送信される前記音声信号の個別受信を行うためのDCSデータが生成され、前記受信装置において前記送信装置で指示される所定の制御を行うための制御データが生成され、前記音声信号とともに送信されるトーン信号に、前記DCSデータと前記制御データが重畳され、前記DCSデータと前記制御データが重畳された前記トーン信号が、前記音声信号とともに送信され、前記受信装置では、前記送信装置から送信された前記音声信号と前記トーン信号が受信され、前記トーン信号から前記DCSデータと前記制御データが抽出され、前記トーン信号から抽出した前記DCSデータに基づいて、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力するか否かの切替えが行われ、前記トーン信号から抽出した前記制御データに基づいて、前記送信装置で指示された前記所定の制御が行われ、前記送信装置は、連続して前記DCSデータを前記トーン信号に重畳し、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには前記DCSデータより優先して前記制御データを前記トーン信号に重畳する構成を有している。
この方法によっても、上記と同様に、音声信号の個別受信をすることができるとともに、送信装置で指示された所定の制御(音量調整や電池残量表示など)を行うことができる。この場合、制御データの送信は、DCSデータの送信より優先して行われるので、送信装置からの指示に対するレスポンスが早い。しかも、制御データを優先的に送信することにより、連続的に送信されるべきDCSデータの送信が一時的に途切れても、スケルチが閉じずに安定した拡声が行われる。
本発明は、送信装置から送信した音声信号を受信装置で個別受信するときに、その音声信号を安定して出力することができるとともに、送信装置で指示した所定の制御を受信装置で行うときに、送信装置からの指示に対するレスポンスが遅くなるのを防ぐことができるという効果を有する通信システムを提供することができるものである。
本発明の実施の形態における通信システムの送信装置(マイク装置)のブロック図 本発明の実施の形態における通信システムの受信装置(スピーカ装置)のブロック図 本発明の実施の形態におけるDCS制御フレームと音量制御フレームのフレーム構造の説明図 本発明の実施の形態における音声信号とトーン信号の説明図 本発明の実施の形態における制御データの優先送信の一つの例を示す図 本発明の実施の形態における制御データの優先送信の他の例を示す図
以下、本発明の実施の形態の通信システムについて、図面を用いて説明する。本実施の形態では、ワイヤレスマイクシステム等に用いられる通信システムの場合を例示する。本実施の形態の通信システムは、送信装置としての機能を有するマイク装置と、受信装置としての機能を有するスピーカ装置とで構成されている。
本発明の実施の形態の通信システムの構成を、図1および図2を参照して説明する。図1は、本実施の形態の通信システムにおける送信装置(マイク装置)の構成を示すブロック図である。図1に示すように、マイク装置1は、音声信号が入力されるマイク2と、入力された音声信号を増幅するAFアンプ3と、トーン信号の周波数(例えば、32.768kHz)より高い周波数成分をカットするローパスフィルター(LPF)4と、音声信号をFM変調するFM変調器5と、アンテナ6から送信する音声信号を増幅するRFアンプ7を備えている。ここでは、アンテナ6が、本発明の送信部に相当する。
また、このマイク装置1は、音声信号とともに送信されるトーン信号を発振するトーン信号発振器8と、デジタルコードスケルチ(DCS)による個別受信を行うためのDCSデータを生成するDCSデータ生成部9と、DCS信号生成部の制御を行うCPU10を備えている。また、マイク装置1は、音量調整などを行うためにユーザが操作する操作部11と、マイク装置1の電池残量を検出する電池残量検知部12と、音量調整や電池残量表示などの所定の制御を行うための制御データを生成する制御データ生成部13を備えている。
そして、このマイク装置1は、DCSデータと制御データをトーン信号に時分割で重畳して、ASK変調(Amplitude Shift Keying、振幅偏移変調)を行うASK変調器14を備えている。ここでは、ASK変調器14が、本発明のデータ重畳部に相当する。この場合、DCSデータがトーン信号に連続して重畳されるが、所定の制御(音量調整や電池残量表示など)を行うときには、制御データがDCSデータより優先してトーン信号に重畳される。なお、DCSデータと制御データの重畳の仕方については、後で図面を参照しながら詳しく説明する。
図2は、本実施の形態の通信システムにおける受信装置(スピーカ装置15)の構成を示すブロック図である。図2に示すように、スピーカ装置15は、アンテナ16で受信した音声信号を増幅するRFアンプ17と、受信した音声信号をFM復調するFM復調器18と、トーン信号の周波数(例えば、32.768kHz)より高い周波数成分をカットするローパスフィルター(LPF)19と、音声信号を増幅するAFアンプ20と、音声信号の出力/非出力(音声信号出力を行う場合を「スケルチOFF」または「スケルチ開く」といい、音声信号出力を行わない場合を「スケルチON」または「スケルチ閉じる」という)を切替えるスケルチ開閉を行うスケルチ制御部21と、音声信号のボリュームを制御するボリューム制御部22と、音声信号を出力するスピーカ23とを備えている。ここでは、アンテナ16が、本発明の受信部に相当する。
このスピーカ装置15は、無信号時の雑音(ノイズ)を遮断するノイズスケルチを行うためのノイズスケルチ部24を備えている。また、このスピーカ装置15は、トーン信号からDCSデータや制御データを抽出するデータ抽出部25と、抽出されたDCSデータと制御データが送られるCPU26を備えている。さらに、このスピーカ装置15は、マイク装置1の電池残量などを表示するための表示部27を備えている。
データ抽出部25でトーン信号から抽出されたDCSデータは、CPU26からスケルチ制御部21に送られて、データコードスケルチによる個別受信を行うのに用いられる。スケルチ制御部21は、トーン信号からDCSデータが抽出されているときには、スケルチを開いて音声信号を出力する。一方、このスケルチ制御部21は、トーン信号からDCSデータが抽出されていないときには、スケルチを閉じて音声信号を出力しない。ただし、このスケルチ制御部21は、トーン信号からDCSデータが抽出されていなくても、トーン信号から制御データが抽出されているときには、スケルチを閉じずに(スケルチを開いて)音声信号を出力する。
また、データ抽出部25でトーン信号から抽出された制御データは、スピーカ装置15において各種の制御を行うのに用いられる。例えば、音量調整用の制御データは、CPU26からボリューム制御部22に送られて、音量調整(ボリューム調整)の制御を行うのに用いられる。また、電池残量表示用の制御データは、CPU26から表示部27に送られて、マイク装置1の電池残量の表示制御を行うのに用いられる。なお、スピーカ装置15において行われる各種の制御は、音量調整や電池残量表示に限られず、例えば、接点出力などであってもよい。ここでは、CPU26やボリューム制御部22が、本発明の制御部に相当する。
つぎに、図3を参照して、本実施の形態におけるDCS制御フレームと音量制御フレームのフレーム構造について説明する。図3に示すように、DCS制御フレームは、ビット同期とフレーム同期と識別情報とFSN(Frame Sequence Number)を含んだヘッダ部と、データ種別とDCSデータとCRC(Cyclic Redundancy Check)を含んだペイロード部と、TR(Trailer)を含んだトレイラ部とで構成されている。DCSデータには、ID情報が含まれている。このID情報は、送信元の送信装置(マイク装置1)を識別するための識別情報である。
なお、ここでは特に図示しないが、スピーカ装置15のメモリには、受信を許可するとして予め設定されたマイク装置1のID情報のリストが記憶されている。スピーカ装置15のスケルチ制御部21は、DCSデータに含まれるID情報に基づいて、そのマイク装置1が受信を許可するとして予め設定されたマイク装置1であるか否かの判定を行う。そして、スケルチ制御部21は、そのマイク装置1が受信を許可するとして予め設定されたマイク装置1である場合には、マイク装置1から受信した音声信号を出力し、そうでない場合には、マイク装置1から受信した音声信号を出力しないように、スケルチの開閉を制御する。
また、図3に示すように、音量制御フレームは、ビット同期とフレーム同期と識別情報とFSN(Frame Sequence Number)を含んだヘッダ部と、データ種別と制御データとCRC(Cyclic Redundancy Check)を含んだペイロード部と、TR(Trailer)を含んだトレイラ部とで構成されている。制御データは、スピーカ装置15において各種の制御を行うためのデータであり、音量制御の場合には、音量アップ/音量ダウンを示すデータである。
つづいて、図4を参照して、本実施の形態の制御データの重畳の仕方について説明する。図4は、本実施の形態における音声信号とトーン信号の説明図である。図4に示すように、本実施の形態では、音声信号の高域側に音声信号の周波数領域と分離されてトーン信号が配置され、例えば周波数32.768kHzのトーン信号に、DCSデータと制御データが重畳されて、ASK変調されている。トーン信号の周波数は、RCR STD規格にて推奨されている周波数である。トーン信号の周波数は、場合によっては32.768kHzでなくても良いが、40kHz以下とされている。なお、トーン信号の周波数は、RCR STD規格に限定されるものではなく、実質的な音声信号の帯域内を除く、任意の周波数であってもよい。ここで、このような本実施の形態の制御データの重畳の仕方の利点について、他の重畳の仕方と比較しながら説明しておく。
まず、DCSデータが重畳されるトーン信号とは別に、制御データを重畳するための信号を、音声信号より低い周波数帯域に設ける例(比較例1)と比較する。この比較例1の方法では、制御データを重畳するための信号のために、音声信号の低域側の周波数帯域を確保しておく必要があり、その分だけ音声信号用に利用できる周波数帯域が狭くなる。これに対して、本実施の形態では、音声信号の低域側の周波数帯域を確保しておく必要がなく、音声信号用に広い周波数帯域を利用することができる。
次に、DCSデータが重畳されるトーン信号とは別に、制御データを重畳するための信号を、トーン信号より高い周波数帯域に設ける例(比較例2)と比較する。この比較例2の方法では、制御データを重畳するための信号の周波数とトーン信号の周波数の差の周波数のビート信号が発生して音声信号にのってしまう(ノイズが発生する)という問題がある。これに対して、本実施の形態では、そのようなビート信号が発生することがない。また、この方法でも、制御データを重畳するための信号のために、音声信号の高域側の周波数帯域を確保しておく必要があり、その分だけ音声信号用に利用できる周波数帯域が狭くなる。これに対して、本実施の形態では、音声信号の高域側の周波数帯域を確保しておく必要がなく、音声信号用に広い周波数帯域を利用することができる。
最後に、トーン信号にDCSデータが重畳されてASK変調されるとともに、トーン信号に制御データが重畳されてFSK変調(またはPSK変調)される例(比較例3)と比較する。この比較例3の方法では、トーン信号でASK変調をするための回路(ASK変調回路)のほかに、トーン信号でFSK変調(またはPSK変調)をするための回路(FSK変調回路またはPSK変調回路)を設ける必要があり、その分だけ回路構成が複雑になるという問題がある。これに対して、本実施の形態では、トーン信号をASK変調するための一つの回路だけを設ければよく、簡素な回路構成で実現することができる。
つぎに、図5および図6を参照して、本実施の形態における制御データの優先送信について説明する。図5および図6は、本実施の形態における制御データの優先送信の例を示す図である。これらの図では、DCSデータと制御データが時分割で送信される様子が示されている。なお、DCSデータを送信するフレームが「DCS制御フレーム」であり、音量調整や電池残量表示などの制御データを送信するフレームが「音量制御フレーム」や「電池残量フレーム」である。
まず、図5を参照して、本実施の形態における制御データの優先送信の一つの例について説明する。図5の例では、マイク装置1の操作部11で音量調整の操作が行われていないときには、DCSデータが連続して送信され(図5では6回連続して送信され)、所定のタイミングで、電池残量表示の制御データが送信されている。なお、電池残量表示が行われるタイミングは、例えば、電源を入れてから10秒後、および、その後1分ごとである。
そして、この図5の例において、マイク装置1の操作部11で音量調整の操作が行われた場合には、DCSデータの送信が一時的に中断され、DCSデータの代わりに音量調整の制御データが送信される。なお、この例では、マイク装置1の操作部11が操作されている間(4フレームの間)、音量調整の制御フレームが送信されている。
つぎに、図6を参照して、本実施の形態における制御データの優先送信の他の例について説明する。図6の例でも、マイク装置1の操作部11で音量調整の操作が行われていないときには、DCSデータが連続して送信され(図6では6回連続して送信され)、所定のタイミング(例えば、電源を入れてから10秒後、および、その後1分ごと)で、電池残量表示の制御データが送信されている。
そして、この図6の例においては、マイク装置1の操作部11で音量調整の操作が行われた場合に、DCSデータを送信する頻度を低くして、その代わりに音量調整の制御データを送信する頻度を高くする。なお、この例では、マイク装置1の操作部11が操作されている間(4フレームの間)、DCSデータを送信する頻度が4/4から2/4に減少されており、音量調整の制御データを送信する頻度が0/4から2/4に増加されている。
以上では、DCSデータに対する制御データの優先送信について説明したが、以下では、制御データの間での優先送信について説明する。上述のように、本実施の形態の制御データには、マイク装置1の操作部11をユーザが操作することにより指示される制御(音量調整や接点出力など)を行うための第1の制御データと、マイク装置1の状態をユーザに定期的に通知する制御(電池残量表示など)を行うための第2の制御データが含まれる。言い換えると、第1の制御データは、手動で行われる制御用の制御データであり、第2の制御データは、自動で行われる制御用の制御データである。
本実施の形態では、第1の制御データと第2の制御データの送信タイミングが重複した場合には、原則として、第2の制御データよりも第1の制御データの送信が優先して行われる。例えば、電池残量表示の制御データの送信タイミングと、音量調整の制御データの送信タイミングが重なった場合には、音量調整の制御データの送信が優先して行われる。
ただし、そのような第1の制御データの優先送信が、所定の期間(例えば、1分)を超えて行われ続けた場合には、第1の制御データよりも第2の制御データの送信が優先して行われる。例えば、音量調整の制御データの送信が1分を超えて連続して行われているときに、電池残量表示の制御データの送信タイミングがきた場合には、電池残量表示の制御データの送信が優先して行われる。
このような本実施の形態の通信システムによれば、マイク装置1から送信した音声信号をスピーカ装置15で個別受信するときに、その音声信号を安定して出力することができるとともに、マイク装置1で指示した所定の制御をスピーカ装置15で行うときに、マイク装置1からの指示に対するレスポンスが遅くなるのを防ぐことができる。
すなわち、本実施の形態では、マイク装置1からは、DCSデータと制御データが重畳されたトーン信号が、音声信号とともに送信される。スピーカ装置15では、トーン信号から抽出したDCSデータに基づいて、マイク装置1から受信した音声信号を出力するか否かの切替えが行われるとともに、トーン信号から抽出した制御データに基づいて、マイク装置1で指示された所定の制御(スピーカの音量調整やマイクの電池残量表示など)が行われる。この場合、DCSデータはトーン信号に連続的に重畳されるが、マイク装置1で所定の制御(音量調整や電池残量表示など)の指示が行われたときには、DCSデータより優先して制御データがトーン信号に重畳される。スピーカ装置15では、トーン信号から制御データが抽出されているときには、トーン信号からDCSデータが抽出されていなくても、マイク装置1から受信した音声信号が出力される。
このようにして、本実施の形態では、音声信号の個別受信をすることができるとともに、マイク装置1で指示された所定の制御(音量調整や電池残量表示など)を行うことができる。この場合、制御データの送信は、DCSデータの送信より優先して行われるので、マイク装置1からの指示に対するレスポンスが早い。しかも、制御データを優先的に送信することにより、連続的に送信されるべきDCSデータの送信が一時的に途切れても、スケルチが閉じずに安定した拡声が行われる。
また、本実施の形態では、マイク装置1から送信されるDCSデータには、送信元のマイク装置1を識別するための識別情報が含まれる。スピーカ装置15では、このDCSデータに含まれる識別情報に基づいて、そのマイク装置1が、受信を許可するとして予め設定された送信元であるか否かの判定を行う。そして、連続的に送信されるべきDCSデータの送信が一時的に途切れた場合、受信を許可するとして予め設定されている送信元であると判定されれば、スケルチを閉じずに拡声を行う。一方、連続的に送信されるべきDCSデータの送信が一時的に途切れた場合に、受信を許可するとして予め設定されている送信元でないと判定されれば、スケルチを閉じて拡声を行わない。このようにして、混信が発生するのを抑えることができ、信頼性の高い受信が可能になる。
また、本実施の形態では、マイク装置1で所定の制御(音量調整や電池残量表示など)の指示が行われたときには、DCSデータがトーン信号に重畳されるのが一時的に中断され、制御データがトーン信号に重畳される。このようにして、所定の制御(音量調整や電池残量表示など)のための制御データが、DCSデータより優先してトーン信号に重畳される。
また、本実施の形態では、マイク装置1で所定の制御(音量調整や電池残量表示など)の指示が行われたときには、DCSデータがトーン信号に重畳される頻度が低くされて、制御データがトーン信号に重畳される頻度が高くされる。このようにして、所定の制御(音量調整や電池残量表示など)のための制御データが、DCSデータより優先してトーン信号に重畳される。
また、本実施の形態では、スピーカ装置15において、マイク装置1の操作部11をユーザが操作することにより指示される第1の制御(スピーカの音量調整や接点出力など)と、マイク装置1の状態をユーザに定期的に通知する第2の制御(マイクの電池残量表示など)が含まれる。この場合、ユーザによる指示に対して早いレスポンスが要求される第1の制御が、第2の制御より優先して行われる。
また、本実施の形態では、所定の期間を超えて第2の制御(マイクの電池残量表示など)より第1の制御(スピーカの音量調整や接点出力など)が優先して行われ続けたときには、第1の制御より第2の制御が優先して行われる。これにより、定期的に行われるべき第2の制御が、長い期間(所定の期間を超えて)行われなくなる事態を避けることができる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上のように、本発明にかかる通信システムは、送信装置から送信した音声信号を受信装置で個別受信するときに、その音声信号を安定して出力することができるとともに、送信装置で指示した所定の制御を受信装置で行うときに、送信装置からの指示に対するレスポンスが遅くなるのを防ぐことができるという効果を有し、ワイヤレスマイクロホンシステム等に用いられ、有用である。
1 マイク装置
2 マイク
3 AFアンプ
4 ローパスフィルター(LPF)
5 FM変調器
6 アンテナ
7 RFアンプ
8 トーン信号発振器
9 DCSデータ生成部
10 CPU
11 操作部
12 電池残量検知部
13 制御データ生成部
14 ASK変調器
15 スピーカ装置
16 アンテナ
17 RFアンプ
18 FM復調器
19 ローパスフィルター(LPF)
20 AFアンプ
21 スケルチ制御部
22 ボリューム制御部
23 スピーカ
24 ノイズスケルチ部
25 データ抽出部
26 CPU
27 表示部

Claims (9)

  1. 音声信号を送受信するための送信装置と受信装置を備えた通信システムであって、
    前記送信装置は、
    音声信号が入力される音声入力部と、
    前記受信装置において前記送信装置から送信される前記音声信号の個別受信を行うためのDCSデータを生成するDCSデータ生成部と、
    前記受信装置において前記送信装置で指示される所定の制御を行うための制御データを生成する制御データ生成部と、
    前記音声信号とともに送信されるトーン信号に、前記DCSデータと前記制御データを重畳するデータ重畳部と、
    前記DCSデータと前記制御データが重畳された前記トーン信号を、前記音声信号とともに送信する送信部と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    前記送信装置から送信された前記音声信号と前記トーン信号を受信する受信部と、
    前記トーン信号から前記DCSデータと前記制御データを抽出するデータ抽出部と、
    前記トーン信号から抽出した前記DCSデータに基づいて、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力するか否かの切替えを行うスケルチ部と、
    前記トーン信号から抽出した前記制御データに基づいて、前記送信装置で指示された前記所定の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記送信装置の前記データ重畳部は、連続して前記DCSデータを前記トーン信号に重畳し、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには前記DCSデータより優先して前記制御データを前記トーン信号に重畳することを特徴とする通信システム。
  2. 前記送信装置の前記DCSデータ生成部は、送信元の送信装置を識別するための識別情報を含んだ前記DCSデータを生成し、
    前記受信装置の前記スケルチ部は、前記DCSデータに含まれる前記識別情報に基づいて、受信を許可するとして予め設定された送信元であるか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力するか否かの切替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記送信装置の前記データ重畳部は、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには、前記DCSデータを前記トーン信号に重畳するのを一時的に中断し、前記制御データを前記トーン信号に重畳することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記送信装置の前記データ重畳部は、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには、前記DCSデータを前記トーン信号に重畳する頻度を低くして、前記制御データを前記トーン信号に重畳する頻度を高くすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  5. 前記制御データは、前記送信装置の操作部をユーザが操作することにより指示される第1の制御を行うための第1の制御データと、前記送信装置に備えられた状態検知部が検知した前記送信装置の状態をユーザに定期的に通知する第2の制御を行うための第2の制御データとを含み、
    前記受信装置の前記制御部は、前記第2の制御データに基づく前記第2の制御より、前記第1の制御データに基づく前記第1の制御を優先して行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 前記受信装置の前記制御部は、所定の期間を超えて前記第2の制御より前記第1の制御が優先して行われ続けたときには、前記第1の制御より前記第2の制御を優先して行うことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 音声信号を送受信するための通信システムで用いられる送信装置であって、
    音声信号が入力される音声入力部と、
    前記通信システムの受信装置において前記送信装置から送信される前記音声信号の個別受信を行うためのDCSデータを生成するDCSデータ生成部と、
    前記受信装置において前記送信装置で指示される所定の制御を行うための制御データを生成する制御データ生成部と、
    前記音声信号とともに送信されるトーン信号に、前記DCSデータと前記制御データを重畳するデータ重畳部と、
    前記DCSデータと前記制御データが重畳された前記トーン信号を、前記音声信号とともに送信する送信部と、
    を備え、
    前記データ重畳部は、連続して前記DCSデータを前記トーン信号に重畳し、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには前記DCSデータより優先して前記制御データを前記トーン信号に重畳することを特徴とする送信装置。
  8. 音声信号を送受信するための通信システムで用いられる受信装置であって、
    前記通信システムの送信装置では、前記受信装置において前記送信装置から送信される前記音声信号の個別受信を行うためのDCSデータと、前記受信装置において前記送信装置で指示される所定の制御を行うための制御データとが、音声信号とともに送信されるトーン信号に重畳され、前記送信装置からは、前記DCSデータと前記制御データが重畳された前記トーン信号が、前記音声信号とともに送信され、
    前記受信装置は、
    前記送信装置から送信された前記音声信号と前記トーン信号を受信する受信部と、
    前記トーン信号から前記DCSデータと前記制御データを抽出するデータ抽出部と、
    前記トーン信号から抽出した前記DCSデータに基づいて、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力するか否かの切替えを行うスケルチ部と、
    前記トーン信号から抽出した前記制御データに基づいて、前記送信装置で指示された前記所定の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記スケルチ部は、前記トーン信号から前記制御データが抽出されているときには、前記トーン信号から前記DCSデータが抽出されていなくても、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力することを特徴とする受信装置。
  9. 音声信号を送受信するための送信装置と受信装置を備えた通信システムで用いられる制御方法であって、
    前記送信装置では、前記受信装置において前記送信装置から送信される前記音声信号の個別受信を行うためのDCSデータが生成され、前記受信装置において前記送信装置で指示される所定の制御を行うための制御データが生成され、前記音声信号とともに送信されるトーン信号に、前記DCSデータと前記制御データが重畳され、前記DCSデータと前記制御データが重畳された前記トーン信号が、前記音声信号とともに送信され、
    前記受信装置では、前記送信装置から送信された前記音声信号と前記トーン信号が受信され、前記トーン信号から前記DCSデータと前記制御データが抽出され、前記トーン信号から抽出した前記DCSデータに基づいて、前記送信装置から受信した前記音声信号を出力するか否かの切替えが行われ、前記トーン信号から抽出した前記制御データに基づいて、前記送信装置で指示された前記所定の制御が行われ、
    前記送信装置は、連続して前記DCSデータを前記トーン信号に重畳し、前記送信装置で前記所定の制御の指示が行われたときには前記DCSデータより優先して前記制御データを前記トーン信号に重畳することを特徴とする制御方法。
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