JP5763933B2 - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示のための技術に関するものである。
近年、TVの受像機やPCのモニタをはじめとして、液晶表示パネルなどの様々な表示部を備えた画像表示装置が実用化されている。一方、液晶表示装置に代表されるホールド型表示装置において、動物体の追従視(動画表示において、動物体を視線で追いかける見方)を行なった場合、光出力期間に応じた動きぼけが観測される。
このような動きぼけを低減する為の技術として、「空間周波数分離方式」が提案されている。「空間周波数分離方式」とは、例えばフレームレート60Hzの入力画像信号を、倍の120Hzとして倍速化し、動きぼけに関与する画像の空間的高周波成分を、サブフレームの一方に集中させ、もう一方は減少させて表示する方法である。これにより、出力画像において一方のサブフレームに空間的高周波成分が局在することとなり、動きぼけを改善することができる。
特許文献1では、入力画像データを倍速化した後に、空間的な高周波成分強調画像データと低周波成分画像データとに分離し、サブフレーム毎に切り替えて表示をする。その際、低周波成分画像データは、そのサブフレームを挟む両隣のサブフレームからそれぞれ生成される低周波成分画像データの平均値としている。平均値とすることによって、高周波成分強調画像データと低周波成分画像データの表示における時間的な重心のずれを低減することができる。これにより、特許文献1では、動きぼけを改善する一方で、時間的な重心のずれによって視認されるゴーストや尾引きをさらに低減することが可能となる。
特開2009−044460号公報
特許文献1において表示する低周波成分画像データは、上記の通り、そのサブフレームを挟む両隣のサブフレームからそれぞれ生成される低周波成分画像データの平均値としている。低周波成分画像データの平均値を得る為には、少なくとも1サブフレーム前の入力画像データから生成される低周波成分画像データが必要となり、そのため、低周波成分画像データを記憶する為のメモリが必要となる。
一方、メモリ帯域を圧縮する為に、低周波成分画像データを非可逆圧縮した場合、その圧縮、及び復号化によって圧縮誤差が発生し、画像の品質が低下する。「空間周波数分離方式」では、空間的な周波数特性によって圧縮誤差量が異なってくる為に、例えば入力画像データの階調値が同一であったとしても、その周波数特性の違いによって、領域内の階調値が異なって視認される場合があった。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、低周波成分画像を非可逆圧縮した際に発生する画像の品質低下を抑制する為の技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、複数の画像フレームを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した画像フレームから低周波画像フレームを生成する第1の生成手段と、
前記取得手段が取得した第1の画像フレームから前記第1の生成手段が生成した第1の低周波画像フレームを圧縮することで得られる第1の圧縮済み低周波画像フレームを復号して得られる第1の復号済み低周波画像フレームと、前記第1の画像フレームの次に前記取得手段が取得した第2の画像フレームから前記第1の生成手段が生成した第2の低周波画像フレームと、前記第2の低周波画像フレームを圧縮することで得られる第2の圧縮済み低周波画像フレームを復号して得られる第2の復号済み低周波画像フレーム及び前記第2の低周波画像フレームの差分画像フレームと、を用いて低周波サブフレームを生成する第2の生成手段と、
前記取得手段が取得した画像フレームから高周波サブフレームを生成する第3の生成手段と、
前記第2の生成手段により生成された低周波サブフレームと、前記取得手段が取得した前記第2の画像フレームから前記第3の生成手段により生成された高周波サブフレームと、を、前記第2の画像フレームに対するサブフレームとして表示するために出力する出力手段と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、低周波成分画像データを非可逆圧縮した際に発生する画像の品質低下を抑制することが可能となる。
画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 入力フレーム画像と出力サブフレーム画像との時系列的な関係を示す図。 画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 画像処理装置が行う処理のフローチャート。 画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る画像処理装置は、入力される各フレームの画像を2つのサブフレーム画像に分解し、1フレーム期間内に2枚のサブフレーム画像を出力することで、入力フレームレートの2倍の出力フレームレートを得るものである。そしてその際に、「空間周波数分離方式」において、動きぼけを改善する一方で、表示における時間的な重心のずれによって視認されるゴーストや尾引きを低減する。
先ず、本実施形態に係る画像処理装置について、図1のブロック図を用いて説明する。以下では、第i(i=1,2,…)フレーム目の画像(i番目に画像処理装置に入力された画像)をA[i]と表記する。
フィルタ部100は画像A[i]が入力されると、画像A[i]から、画像A[i]中(画像中)の低周波数成分から成る画像を低周波数成分画像iとして生成すると共に、画像A[i]中の高周波数成分を強調した高周波成分強調画像iを生成する。以下では、画像A[i]から生成される低周波数成分画像iをL[i]、画像A[i]から生成される高周波成分強調画像iをSH[i]と表記する。
低周波数成分画像は、例えば、画像A[i]に対してローパスフィルタ処理を行ったりすることで生成されるものであり、その生成方法については特に限定するものではない。また、高周波成分強調画像については、例えば以下の式に従って生成する。
SH[i]=2×A[i]−L[i]
そしてフィルタ部100は、生成した高周波成分強調画像SH[i]は切替部107に送出し、低周波数成分画像L[i]は復号化予測部104、ブレンド部106、圧縮誤差量算出部105、圧縮符号化部101に送出する。
圧縮符号化部101は、低周波数成分画像L[i]に対して可逆圧縮処理を行い、圧縮画像iを生成する。以下では圧縮画像iをC[i]と表記する。そして圧縮符号化部101は生成した圧縮画像C[i]をメモリ部102に格納する。
復号化部103はメモリ部102から圧縮画像C[i−1]を読み出すと、この圧縮画像C[i−1]を復号する処理を行うことで、復号画像(i−1)を生成する。以下では復号画像iをL’[i]と表記する。そして復号化部103は、生成した復号画像L’[i−1]をブレンド部106に対して送出する。
一方、復号化予測部104は、低周波数成分画像L[i]に対して可逆圧縮処理を行うことで圧縮画像C[i]を生成し、生成した圧縮画像C[i]を復号することで、復号画像L’[i]を生成する。この可逆圧縮処理、復号処理はそれぞれ、圧縮符号化部101、復号化部103が行う処理とほぼ同じものである。そして復号化予測部104は、生成した復号画像L’[i]を圧縮誤差量算出部105に対して送出する。
圧縮誤差量算出部105は、フィルタ部100から送出された低周波数成分画像L[i]と復号化予測部104から送出された復号画像L’[i]との差分画像(圧縮誤差量)E[i]を以下の式に従って生成する。
E[i]=L[i]−L’[i]
なお、圧縮を行なわない場合は、L’[i]=L[i]となり、E[i]=0となる。そして圧縮誤差量算出部105は、生成した差分画像E[i]をブレンド部106に対して送出する。
ブレンド部106は、低周波数成分画像L[i]と復号画像L’[i−1]と差分画像E[i]とを規定の比率で合成して合成画像SL[i]を生成する。例えば、α(0≦α≦1)とβ(0≦β≦1)とを用いて以下の式に従って合成画像SL[i]を生成する。
SL[i]=L’[i−1]×α+L[i]×(1−α)+E[i]×β
即ち、復号画像L’[i−1]を構成する各画素の画素値に対してαを乗じた画像と、低周波数成分画像L[i]を構成する各画素の画素値に対して(1−α)を乗じた画像と、差分画像E[i]を構成する各画素の画素値に対してβを乗じた画像とを合成する。そしてブレンド部106は、このようにして生成した合成画像SL[i]を切替部107に送出する。
切替部107は、フィルタ部100から送出された高周波成分強調画像SH[i]と、ブレンド部106から送出された合成画像SL[i]とを、第iフレーム目におけるサブフレーム画像として、交互に切り替えて出力する。例えば、合成画像SL[i]を最初に出力し、高周波成分強調画像SH[i]を次に出力する。これにより、第iフレーム目におけるサブフレーム画像として、合成画像SL[i]、高周波成分強調画像SH[i]、の順に出力することができる。出力先はCRTや液晶画面などの表示装置とするが、特に限定するものではない。
これにより、「空間周波数分離方式」において、動きぼけを改善する一方で、表示における時間的な重心のずれによって視認されるゴーストや尾引きを低減することが可能となる。
次に、入力フレーム画像と出力サブフレーム画像との時系列的な関係を図2を用いて説明する。最上段に示す「サブフレーム番号」とは出力するサブフレーム画像のそれぞれに対する番号で、出力順に1,2,…となっている。
上から2段目には、入力されるフレーム画像が示されている。上から3段目には、出力するサブフレーム画像が示されている。上から4段目には、出力するサブフレーム画像の詳細が示されている。
例えば、第(i−1)フレーム目の画像A[i−1]が入力されると、上から3段目に示す如く、先ずサブフレーム番号=1のサブフレーム画像であるSL[i−1]が出力される。SL[i−1]は、上から4段目に示す如く、「L’[i−2]×α+L[i−1]×(1−α)+E[i−1]×β」である。SL[i−1]を出力した後、上から3段目に示す如く、サブフレーム番号=2のサブフレーム画像であるSH[i−1]を出力する。SH[i−1]は、上から4段目に示す如く、「2×A[i−1]−L[i−1]」である。このようにして各サブフレーム画像が順次出力される。
A[i]から生成したL[i]は、図2に示す表のサブフレーム番号=3及び5において、係数αに応じて出力画像に配分されることが理想である。しかしながら、メモリ帯域の圧縮を行なった場合、サブフレーム番号=5において圧縮誤差が発生する。その圧縮誤差量は、E[i]×βと表わすことができる。ここで、係数βは係数αと同一値とすると、E[i]×βは、サブフレーム番号=3において予め合成していることがわかる。
つまり、本実施形態では、圧縮誤差量を2サブフレーム前の画像に合成して出力をすることになり、単位時間において積分した出力階調値を、メモリ帯域の圧縮を行なわない場合の理想値と同程度にすることができる。特に静止画においては、各フレームで発生する圧縮誤差量は同一である為、サブフレーム番号=3における圧縮誤差量E[i]×βと、サブフレーム番号=5において合成される圧縮誤差量E[i+1]×βは同一となる。つまり、出力画像の内訳は、理想的な出力である、L[i]×α+L[i+1]×(1−α)と同一となる。
係数βは係数αと同一値としたが、係数βは圧縮誤差量を2サブフレーム前の画像にどの程度合成するかを決定するものであって、β≦αを満たす範囲で設定することが望ましい。
本実施形態によれば、メモリ帯域の圧縮における圧縮誤差量を予め算出し、画像に合成することによって、単位時間あたりにおいて積分した出力階調値を、メモリ帯域の圧縮を行なわない場合の理想値と同程度にすることができる。特に、入力画像が静止画の場合は、理想値と同一にすることができる。これによって、低周波成分画像を非可逆圧縮した際に発生する画像の品質低下を抑制することが可能となる。またその際に、圧縮誤差量をフレーム遅延させる必要がないので、圧縮誤差量を格納するメモリは必要ない。
なお、圧縮符号化部101における非可逆圧縮処理はどのようなものであってもよい。例えば、DPCM(Differential Pulse Code Modulation)のように、復号結果の予測値に基づいて圧縮符号化する方式では、復号化予測部104は必要なく、圧縮時に使用する予測値をL’[i]として使用すればよい。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、圧縮誤差量E[i]を結果的に2サブフレーム前の画像に合成した。これによって、特に入力画像が静止画の場合は、理想値と同一にすることができる。一方、実際に誤差が発生するサブフレームに対して、2サブフレーム前に圧縮誤差量を合成して表示をするので、入力画像が動画像の場合は、時間的な表示のずれによって、動物体近傍にゴーストや色付きが視認される可能性がある。
本実施形態では、圧縮誤差量E[i]を1サブフレーム前の画像と2サブフレーム前の画像に分配して合成する。これによって、実際に誤差が発生するサブフレームに対して、時間的に最も近い表示画像に圧縮誤差量を合成することが可能となる。
本実施形態に係る画像処理装置の機能構成例について、図3のブロック図を用いて説明する。なお、図3において図1と同じ構成用件については同じ参照番号を付しており、その説明は省略する。
分配処理部300は、圧縮誤差量算出部105が求めたE[i]をE1[i]とE2[i]とに分割する(E[i]=E1[i]+E2[i])。例えば、画像E[i]を構成する各画素の画素値に対してr(0<r<1)を乗じた画素値を有する画像E1[i]と、画像E[i]を構成する各画素の画素値に対して(1−r)を乗じた画素値を有する画像E2[i]と、を生成する。そして分配処理部300は、E1[i]をブレンド部106に送出し、E2[i]を加算器301に送出する。
加算器301は、フィルタ部100からのSH[i]にE2[i]を合成した画像をSH’[i]として生成する。そして加算器301は、生成した画像SH’[i]をブレンド部106に対して送出する。
ブレンド部106は、低周波数成分画像L[i]と復号画像L’[i−1]と差分画像E1[i]とを規定の比率で合成して合成画像SL[i]を生成する。例えば、α(0≦α≦1)とβ(0≦β≦1)とを用いて以下の式に従って合成画像SL[i]を生成する。
SL[i]=L’[i−1]×α+L[i]×(1−α)+E1[i]×β
そしてブレンド部106は、このようにして生成した合成画像SL[i]を切替部107に送出する。切替部107は、加算器301から送出された画像SH’[i]と、ブレンド部106から送出された合成画像SL[i]とを、第iフレーム目におけるサブフレーム画像として、交互に切り替えて出力する。例えば、合成画像SL[i]を最初に出力し、画像SH’[i]を次に出力する。出力先はCRTや液晶画面などの表示装置とするが、特に限定するものではない。
本実施形態によれば、圧縮誤差量E[i]を1サブフレーム前の画像と2サブフレーム前の画像に分配して合成することになり、実際に圧縮誤差が発生するサブフレームに対して時間的に最も近い表示画像に圧縮誤差量を合成することが可能となる。これにより、圧縮誤差量の時間的な表示のずれによって視認される動物体近傍のゴーストや色付きを低減することが可能となる。
[第3の実施形態]
第1,2の実施形態では、ブレンド部106や加算器301において画像の合成を行っているが、圧縮誤差量の大きさ及び係数によっては、表示可能なデータ値の許容範囲を逸脱する場合がある。本実施形態では、表示可能なデータ値の許容範囲を逸脱する場合においても画像の品質低下を抑制することを可能とする。
本実施形態に係る画像処理装置の構成について、図4のブロック図を用いて説明する。なお、図4において、図1と同じ構成用件には同じ参照番号を付しており、その説明は省略する。
合成画像SL[i]は、ブレンド部106において合成する圧縮誤差量E[i]や係数βによっては、表示可能なデータ値の許容範囲を逸脱する場合がある。飽和処理部400は、データ値の許容範囲を逸脱した場合に、これを許容範囲に収まるように補正して、切替部107へ出力する。また、前述の飽和処理において、入力に対して加算、または減算した補正量S[i]を飽和合成部401へ出力する。飽和合成部401は、高周波成分強調画像SH[i]に補正量S[i]の一部若しくは全部を、所定の係数に基づいて合成して、切替部107へ出力する。
本実施形態に係る画像処理装置が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図5を用いて説明する。ステップS1では、フィルタ部100は画像A[i]を取得する。ステップS2では、フィルタ部100は画像A[i]から、低周波数成分画像L[i]、高周波成分強調画像SH[i]を生成する。
ステップS3では復号化予測部104は、低周波数成分画像L[i]に対して可逆圧縮処理を行うことで圧縮画像C[i]を生成し、生成した圧縮画像C[i]を復号することで、復号画像L’[i]を生成する。
ステップS4で圧縮誤差量算出部105は、フィルタ部100から送出された低周波数成分画像L[i]と復号化予測部104から送出された復号画像L’[i]との差分画像(圧縮誤差量)E[i]をE[i]=L[i]−L’[i]を計算して生成する。
ステップS5では圧縮符号化部101は、低周波数成分画像L[i]に対して可逆圧縮処理を行い、圧縮画像C[i]を生成する。ステップS6では圧縮符号化部101は、この生成した圧縮画像C[i]をメモリ部102に格納する。
ステップS7では、復号化部103はメモリ部102から圧縮画像C[i−1]を読み出す。そしてステップS8では復号化部103は、この圧縮画像C[i−1]を復号する処理を行うことで、復号画像L’[i−1]を生成する。
ステップS9ではブレンド部106は、低周波数成分画像L[i]と復号画像L’[i−1]と差分画像E[i]とを第1の実施形態と同様にして、規定の比率で合成して合成画像SL[i]を生成する。
ステップS10では飽和処理部400は、合成画像SL[i]を構成する各画素の画素値が許容範囲内にあるか否かを判断する。例えば、表示装置に表示可能な画素値の範囲内に収まっているか否かを判断する。この判断の結果、許容範囲内にある場合は処理はステップS13に進み、許容範囲内にない場合は処理はステップS11に進む。
ステップS11では飽和処理部400は、合成画像SL[i]を構成する各画素の画素値が許容範囲内に収まるように、合成画像SL[i]を補正する。例えば、合成画像SL[i]を合成する各画素の画素値から規定の補正量S[i]を減じて合成画像SL[i]を更新する。
ステップS12では飽和合成部401は、高周波成分強調画像SH[i]を構成する各画素の画素値に対して規定の補正量S[i]を加算することで高周波成分強調画像SH[i]を更新する。規定の補正量S[i]の代わりに、d(0<d<1)×S[i]を加算しても良い。
ステップS13では切替部107は、高周波成分強調画像SH[i]と合成画像SL[i]とを、第iフレーム目におけるサブフレーム画像として、交互に切り替えて出力する。
本実施形態は、第2の実施形態に適用することもできる。即ち、加算器301による高周波成分強調画像SH’[i]が表示可能なデータ値の許容範囲を逸脱する場合は、加算器301からの出力に対しても同様に前述の飽和処理を行なえばよい。本実施形態によれば、前述の実施形態と同程度の効果が得られる一方で、表示データの飽和による画像の品質低下を抑制することが可能となる。
[第4の実施形態]
本実施形態に係る画像処理装置の機能構成例について、図6のブロック図を用いて説明する。なお、図6において図1に示した構成用件と同じ構成用件には同じ参照番号を付しており、その説明は省略する。
ローパスフィルタ部600は、画像A[i]を入力すると、画像A[i]から所定の定数で示される下限空間周波数をカットオフ(濾波)するなどしてこの画像A[i]に対してローパスフィルタ処理を行い、低周波数成分画像L[i]を生成する。
ブレンド部106は、低周波数成分画像L[i]と、復号化部103による復号画像L’[i−1]と、を規定の比率で合成して合成画像SL[i]を生成する。例えば、SL[i]=L[i]×(1−α)+L’[i−1]×αを計算する。
演算部601は、SH[i]=2×A[i]−SL[i]を計算することで、高周波成分強調画像SH[i]を生成する。もちろん、高周波成分強調画像SH[i]を求めるための処理はこれに限るものではない。
切替部107は、高周波成分強調画像SH[i]と合成画像SL[i]とを、第iフレーム目におけるサブフレーム画像として、交互に切り替えて出力する。例えば、合成画像SL[i]を最初に出力し、高周波成分強調画像SH[i]を次に出力する。これにより、第iフレーム目におけるサブフレーム画像として、合成画像SL[i]、高周波成分強調画像SH[i]、の順に出力することができる。出力先はCRTや液晶画面などの表示装置とするが、特に限定するものではない。
本実施形態によれば、圧縮誤差量を含む合成画像SL[i]に基づいて高周波成分強調画像SH[i]を生成する。前述の実施形態とは高周波成分強調画像SH[i]の生成方法が異なるが、圧縮誤差量が合成された出力結果を得ることができる。つまり、単位時間あたりにおいて積分した出力階調値を理想値と同程度にすることができ、低周波数成分画像L[i]を非可逆圧縮した際に発生する画像の品質低下を抑制することが可能となる。
入力画像は、1つのフレームを2つのサブフレームに倍速化して入力された画像であるものとして説明したが、どのようなものであってもよい。以上説明したように、本発明によれば、低周波成分画像データを非可逆圧縮した際に発生する画像の品質低下を抑制することが可能となる。
[第5の実施形態]
図1,3,4,6の各図に示した各部は何れもハードウェアで構成しても良いが、メモリ部102を除く他の各部をソフトウェア(コンピュータプログラム)で構成しても良い。その場合、このメモリ部102を有するPC(パーソナルコンピュータ)にこのソフトウェアをインストールし、このPCが有するCPU等の制御部がこのソフトウェアを実行することで、このPCは図1,3,4,6の各図に示した各部の機能を実現する。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (13)

  1. 複数の画像フレームを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した画像フレームから低周波画像フレームを生成する第1の生成手段と、
    前記取得手段が取得した第1の画像フレームから前記第1の生成手段が生成した第1の低周波画像フレームを圧縮することで得られる第1の圧縮済み低周波画像フレームを復号して得られる第1の復号済み低周波画像フレームと、前記第1の画像フレームの次に前記取得手段が取得した第2の画像フレームから前記第1の生成手段が生成した第2の低周波画像フレームと、前記第2の低周波画像フレームを圧縮することで得られる第2の圧縮済み低周波画像フレームを復号して得られる第2の復号済み低周波画像フレーム及び前記第2の低周波画像フレームの差分画像フレームと、を用いて低周波サブフレームを生成する第2の生成手段と、
    前記取得手段が取得した画像フレームから高周波サブフレームを生成する第3の生成手段と、
    前記第2の生成手段により生成された低周波サブフレームと、前記取得手段が取得した前記第2の画像フレームから前記第3の生成手段により生成された高周波サブフレームと、を、前記第2の画像フレームに対するサブフレームとして表示するために出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の生成手段は、前記第1の復号済み低周波画像フレームに第1の係数を乗算した画像フレームと、前記第2の低周波画像フレームに第2の係数を乗算した画像フレームと、前記差分画像フレームに対して第3の係数を乗算した画像フレームと、を合成した画像フレームを、前記低周波サブフレームとして生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 更に、
    前記第1の生成手段が生成した低周波画像フレームを圧縮することで得られる圧縮済み低周波画像フレームを格納するためのメモリを備え、
    前記第2の生成手段は、前記第1の圧縮済み低周波画像フレームを前記メモリから読み出して復号し、該復号により得られる前記第1の復号済み低周波画像フレームと、前記第2の低周波画像フレームと、前記差分画像フレームと、を用いて前記低周波サブフレームを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第の生成手段は、前記差分画像フレームを用いて、前記第2の画像フレームの高周波成分が強調された前記高周波サブフレームを生成することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第の生成手段は、前記第2の画像フレームと、前記第2の低周波画像フレームと、前記差分画像フレームと、を用いて前記高周波サブフレームを生成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第の生成手段は、前記第2の画像フレームの高周波成分が強調された高周波画像フレームと、前記差分画像フレームを構成する各画素の画素値に対してr(0<r<1)を乗じた画素値を有する画像フレームと、を用いて前記高周波サブフレームを生成し、
    前記第2の生成手段は、前記差分画像フレームを構成する各画素の画素値に対して(1−r)を乗じた画素値を有する画像フレームと、前記第1の復号済み低周波画像フレームと、前記第2の低周波画像フレームと、を用いて前記低周波サブフレームを生成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 更に、
    前記低周波サブフレームの画素値が許容範囲を超えているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が、前記低周波サブフレームの画素値が前記許容範囲を超えていると判断した場合には、該画素値が該許容範囲内に収まるように該画素値を補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 複数の画像フレームを取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した画像フレームから低周波画像フレームを生成する第1の生成工程と、
    前記取得工程で取得した第1の画像フレームから前記第1の生成工程で生成した第1の低周波画像フレームを圧縮することで得られる第1の圧縮済み低周波画像フレームを復号して得られる第1の復号済み低周波画像フレームと、前記第1の画像フレームの次に前記取得工程で取得した第2の画像フレームから前記第1の生成工程で生成した第2の低周波画像フレームと、前記第2の低周波画像フレームを圧縮することで得られる第2の圧縮済み低周波画像フレームを復号して得られる第2の復号済み低周波画像フレーム及び前記第2の低周波画像フレームの差分画像フレームと、を用いて低周波サブフレームを生成する第2の生成工程と、
    前記取得工程で取得した画像フレームから高周波サブフレームを生成する第3の生成工程と、
    前記第2の生成工程で生成された低周波サブフレームと、前記取得工程で取得した前記第2の画像フレームから前記第3の生成工程で生成された高周波サブフレームと、を、前記第2の画像フレームに対するサブフレームとして表示するために出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記第2の生成工程では、前記第1の復号済み低周波画像フレームに第1の係数を乗算した画像フレームと、前記第2の低周波画像フレームに第2の係数を乗算した画像フレームと、前記差分画像フレームに対して第3の係数を乗算した画像フレームと、を合成した画像フレームを、前記低周波サブフレームとして生成することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 更に、
    前記第1の生成工程で生成した低周波画像フレームを圧縮することで得られる圧縮済み低周波画像フレームをメモリに格納する工程を備え、
    前記第2の生成工程では、前記第1の圧縮済み低周波画像フレームを前記メモリから読み出して復号し、該復号により得られる前記第1の復号済み低周波画像フレームと、前記第2の低周波画像フレームと、前記差分画像フレームと、を用いて前記低周波サブフレームを生成することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像処理方法。
  11. 前記第の生成工程では、前記差分画像フレームを用いて、前記第2の画像フレームの高周波成分が強調された前記高周波サブフレームを生成することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の画像処理方法。
  12. 更に、
    前記低周波サブフレームの画素値が許容範囲を超えているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程で、前記低周波サブフレームの画素値が前記許容範囲を超えていると判断した場合には、該画素値が該許容範囲内に収まるように該画素値を補正する補正工程と
    を備えることを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の画像処理方法。
  13. コンピュータを請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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