JP5762037B2 - 撮像装置及び制御方法 - Google Patents
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このような被写体追尾機能を有する撮像装置の一例として、一眼レフカメラのような、撮像素子とは別に測光に用いる測光部を有する撮像装置において、測光部から出力される測光データに基づいて被写体追尾を行うものが特許文献1に記載されている。
また、撮像された画像の中から被写体の顔を検出し、検出した被写体の顔に対して追尾を行うものが特許文献2に記載されている。
また、被写体からの入射光束を接眼レンズへ導く状態のときに測光部にも被写体からの入射光束が導かれて被写体の測光が可能となる。すなわち、被写体からの入射光束を撮像素子へ導く状態では測光部で測光を行うことができない。
つまり、連続撮影時(連写撮影時)のように、被写体からの入射光束を撮像素子へ導く状態と測光部へ導く状態とが短い周期で連続して切り換わる場合、測光部で測光可能な期間は制限される。
そこで、本発明は、連続撮影時の連続撮影速度を低下させることなく被写体検出の検出結果を反映させた被写体追尾を行うことができるようにすることを目的とする。
101はカメラ本体100の各部を制御するマイクロコンピュータCPU(以下、CPUとする)である。102は赤外カットフィルタやローパスフィルタ等を含むCCD、CMOS等の撮像素子であり、レンズユニット200の撮影レンズを介して入射した光束を光電変換して画像信号を出力する。
106はCCD等の撮像素子を用いた測光センサであり、被写体像を光電変換して電荷の蓄積を行い画像信号を出力する。本実施形態では、縦M個、横N個のマトリックス状に配置されたM×N個の画素を有するCCDを測光センサ106に用いた例を説明する。
107はペンタプリズムであり、ハーフミラー104で反射された撮影レンズを介して入射した光束を測光センサ106及び不図示の光学ファインダに導く。
108はCPU101に接続されているRAMやROM等のメモリである。
109は焦点検出回路、110はAFミラーであり、AFミラー110は撮影レンズを介して入射しハーフミラー104を通過した光束の一部を反射して焦点検出回路内のAFセンサに導く。AFセンサは撮像画面内に複数のAF領域を有していて、各AF領域のデフォーカス量を求めることができる。
111は電荷蓄積を行った後に測光センサ106から出力される画像信号の画像処理及び演算処理を行うためのCPU(以下、ICPUとする)であり、測光センサ106から出力される画像信号に基づいて、後述する被写体追尾や測光、顔検出などの演算を行う。ICPU111の測光演算の結果はCPU101へと伝えられ、CPU101は測光演算の結果に基づいてシャッター速度や絞り値を設定し露出制御を行う。
なお、本実施形態では、測光センサ106から出力される画像信号の画像処理及び演算処理を行うためのCPUを、カメラ本体100の各部を制御するCPUとは別に設けたが、1つのCPUで両方の処理を行う構成であっても構わない。
112はICPU111に接続されているRAMやROM等のメモリである。
なお、図2には示していないが、AF制御を行うための焦点検出回路109内のAFセンサによる蓄積も蓄積a1と並行して行われ、AFセンサによる蓄積の結果に基づいて、各AF領域のデフォーカス量の演算処理などが行われる。その後、デフォーカス量の演算結果や後述する追尾演算の結果等に基づいてAF制御が行われる。
このように、蓄積a1で得られた画像信号に基づいて被写体追尾を行うことで、連続撮影時の連続撮影速度を低下させることなく追尾結果を反映させたAF制御を行うことができる。
このように、蓄積a1に続いて蓄積b1を行い、蓄積a1で得られた画像信号と蓄積b1で得られた画像信号とに基づいて測光演算を行うことで、フリッカーの影響を軽減した露出制御を行うことができる。
なお、蓄積a1の蓄積時間と蓄積b1の蓄積時間との和がフリッカー周期の整数倍と略等しくなるように設定すれば、フリッカーの影響をより軽減することができる。
そして、蓄積b1が終了すると、蓄積された画像信号を読み出す読み出しRb1を開始する。さらに、読み出しRb1と並行して蓄積c1(第3の蓄積)を行う。この蓄積c1は被写体の顔検出に用いる画像信号を得るための蓄積である。しかしながら、顔検出演算は追尾演算や測光演算に比べて演算に要する時間が長いため、蓄積c1が終了した直後に行われる撮影のためのAF制御などに顔検出演算の終了が間に合わない。そこで、蓄積c1で得られた画像信号を用いた顔検出演算の結果は、蓄積c1が終了した直後に行われる撮影ではなくその次の撮影のためのAF制御などに用いる。なお、蓄積c1で蓄積された画像信号を読み出す読み出しRc1はミラーアップ中でも実行可能なため、蓄積a1を開始してから蓄積c1が終了するまでの一連の処理がミラーダウン中に完了するように蓄積c1の蓄積時間はICPU111により設定される。そして、蓄積c1で蓄積された画像信号を読み出す読み出しRc1が終了する前にミラーアップ動作が開始される。そのため、顔検出演算は、ミラーアップ動作を開始した後に行われる。
以降も同様に、N+1及びN+2コマ目の撮影の前のミラーダウン中に、蓄積a2、b2、c2及び蓄積a3、b3、c3を行う。
そこで、図3(e)に示すように間欠させて複数回の蓄積を行い、一括して蓄積を行う場合の蓄積時間を蓄積回数で分割した時間でそれぞれ蓄積を行うようにする。すなわち、図3(a)に示した蓄積時間と、図3(e)の複数回の蓄積の総蓄積時間とは等しい時間である。そして、間欠蓄積により得られた画像信号を蓄積a1で得られた画像信号とする。
このように間欠蓄積を行う場合、蓄積期間と重複するフリッカー周期の位相が分散されるため、通常の蓄積を行う場合よりもフリッカーの影響を軽減することができる。
このような間欠蓄積は、蓄積a1、b1、c1の少なくとも1つで実行してもよく、それぞれの蓄積時間に応じて間欠蓄積を行うか否かを切り換えてもよい。例えば、蓄積時間がフリッカー周期よりも短くフリッカーの影響が大きいと思われる場合に間欠蓄積を行うようにしてもよい。
そこで、例えば、画素加算数を4画素にして加算すると、読み出される画像信号に基づく画像のサイズは垂直方向に1/4縮小される。このとき、画素加算することで画像信号の出力レベルは画素加算しないとき(全画素読み出し)の約4倍になるので、約1/4の蓄積時間で画素加算しないで読み出した画像信号に基づく画像と同等の明るさの画像を得ることができる。また、画素加算しないときよりも画像信号の読み出し量も減少するため、画像信号の読み出しに要する時間を短縮することができる。
なお、画素加算を行うと画像の解像度が落ちてしまうため、予め用意された顔のパターンとのマッチングによって画像内に人物の顔があるかどうかを判定する方法により被写体の顔検出を行う場合には検出精度が低下してしまう。そのため、このような方法により被写体の顔検出を行う場合には、被写体の顔検出に用いる画像信号を得るための蓄積である蓄積c1で蓄積された画像信号を読み出す読み出しRc1では、画素加算を行わずに全画素読み出しを行うことが望ましい。
そして、各測光領域において、R、G、Bのそれぞれの画素の平均出力Ra、Ga、Baを算出し、算出されたRa、Ga、Baから各測光領域の輝度値Yijを算出する。
Yijは例えば以下の式(1)によって求められる。
Yij=A×Ra+B×Ga+C×Ba ・・・(1)
R、G、Bの混合比A、B、Cに適当な値を入れることで輝度Yijが求められる。
以上の測光演算を蓄積a1を行って得られた画像信号、及び、蓄積b1を行って得られた画像信号に対して行い、それぞれの輝度値Y1、Y2を取得する。
Y=(Y1/T1+Y2/T2)×T1/2 ・・・(2)
上記の式(2)は、蓄積a1、b1をともに蓄積時間T1で蓄積を行った場合に得られるそれぞれの輝度値の平均値を求める式となっているが、最終輝度値を求める計算式は式(2)に限らない。例えば、蓄積a1、b1をともに蓄積時間T2で蓄積を行った場合に得られるそれぞれの輝度値の平均値を求める式としてもよいし、蓄積a1、b1をともに所定の蓄積時間Tsで蓄積を行った場合に得られるそれぞれの輝度値の平均値を求める式としてもよい。
Y=(Y1+Y2)/2 ・・・(3)
式(3)のように、蓄積a1の蓄積時間と蓄積b1の蓄積時間とを合わせた総蓄積時間時間がフリッカー周期と同じ時間となるようにそれぞれの蓄積時間を設定すると、フリッカーの影響をより軽減することができる。
なお、蓄積a1、b1、c1の蓄積時間は、予め決められた所定時間を設定してもよいし、前回の測光演算の結果に基づいてICPU111によって設定してもよい。前回の測光演算の結果に基づいてICPU111によって設定する場合は、例えば、前回の測光演算の結果から得られた最終輝度値Yが低い時よりも最終輝度値Yが高い時の方が蓄積時間が短くなるように設定する。
連続撮影時の初期状態において、撮像画面内の図6(a)の位置に主要被写体が存在していた場合、主要被写体が存在する位置にあるAF枠7がピントを合わせるAF領域を示す枠として設定されてAF制御が行われる。なお、図6(a)〜(d)において、ピントを合わせるAF領域を示す枠として設定されたAF枠は他のAF枠に比べて太い枠で表すこととする。
AF制御を行いAF枠7に対応する領域にピントを合わせた後、被写体追尾に用いる画像信号を得るための蓄積を行う。そして、ICPU111は、得られた画像中のAF枠7を基準とした所定領域を、追尾演算において輝度パターン及び色パターンのマッチングを行う領域である追尾領域として設定する。なお、被写体追尾の演算処理に用いる画像信号は画素加算を行って読み出すことも可能であるが、図6では全画素読み出しを行った場合の画像を示している。
その後、主要被写体の存在する位置が移動して図6(b)の位置に変化した状態で、次の被写体追尾に用いる画像信号を得るための蓄積を行ったとする。そのようにして得られた今回の画像中のどこに追尾対象が移動したかを判定するため、ICPU111は、AF枠7に基づいて設定された追尾領域を基準とした所定領域を追尾対象を探索する領域である探索領域として設定する。なお、探索領域は、追尾領域を含み、追尾領域よりも広い領域となるように設定される。
探索領域内に追尾領域とマッチングする領域が存在すると判定した場合、その領域内に存在するAF枠を次のピントを合わせるAF領域を示すAF枠として設定する。図6(b)では、AF枠8がそれに相当する。そして、AF枠8に対応する領域にピントを合わせるようにAF制御が行われた後に撮像が行われる。
なお、探索領域内に追尾領域とマッチングする領域が存在すると判定する際には、追尾領域との一致度が所定値以上の領域が存在すればマッチングする領域が存在すると判定してもよい。
その後、主要被写体の存在する位置が移動して図6(c)の位置に変化した状態で、次の被写体追尾に用いる画像信号を得るための蓄積を行ったとする。そのようにして得られた今回の画像中のどこに追尾対象が移動したかを判定するため、ICPU111は、追尾領域の位置を基準にして探索領域を設定する。すなわち、前回新たに設定された追尾領域はAF枠8を中心付近とした領域であるため、それに合わせて前回とは探索領域を変更させる。
図6(c)から主要被写体の位置が移動した図6(d)も同様に、探索領域を変更して追尾対象の探索を行う。
以降も連続撮影時の各撮像を行う前に追尾演算を行うことで、初期状態で追尾対象とした主要被写体に対して常にピントを合わせた撮像を行うことができる。
なお、連続撮影時の各追尾演算において、追尾演算に失敗した場合、例えば、図6(a)〜(d)の図6(c)の状態において追尾演算に失敗した場合、図6(d)の状態での追尾演算では、図6(b)の追尾領域に基づいて追尾演算を行えばよい。すなわち、図6(d)に示した画像における、図6(b)に示した画像の追尾領域とマッチングする領域を探索すればよい。この場合、連続した画像間で追尾演算を行う場合よりも被写体の位置が大きく変化することが想定されるため、探索領域を通常よりも広く設定して探索を行うようにしてもよい。
あるいは、連続撮影時の各追尾演算において、追尾演算に失敗した場合、再度追尾対象を設定し直すようにしてもよい。
そして、AF枠7に対応する領域にピントを合わせた状態で、被写体追尾に用いる画像信号を得るための蓄積、及び、被写体の顔検出に用いる画像信号を得るための蓄積を行う。そして、得られた画像信号に基づいて顔検出演算を行い、検出された被写体の顔領域を、被写体追尾に用いる画像における追尾領域として設定する。
その後、主要被写体の存在する位置が移動して図7(b)の位置に変化した状態で、次の被写体追尾に用いる画像信号を得るための蓄積及び被写体の顔検出に用いる画像信号を得るための蓄積を行ったとする。そのようにして今回得られた画像中のどこに追尾対象が移動したかを判定するため、前回得られた画像中の追尾領域の位置を基準とした探索領域を設定する。すなわち、図7(a)に示す画像において、顔検出演算によりAF枠2付近の領域を被写体の顔領域とし、この顔領域を追尾領域として設定しているため、探索領域はこの顔検出領域を基準とした所定領域に設定される。
探索領域内に追尾領域とマッチングする領域が存在した場合、その領域内に存在するAF枠を次のピントを合わせるAF領域を示すAF枠として設定する。図7(b)では、AF枠3がそれに相当する。そして、AF枠3に対応する領域にピントを合わせるようにAF制御が行われた後に撮像が行われる。
なお、ここでのAF制御には、図7(b)の位置に被写体がいる状態で蓄積された画像信号を用いた顔検出演算は間に合わないため、顔検出演算の結果は次のAF制御のための追尾演算に用いられる。
このように、顔検出演算の結果に基づいて、各追尾演算の追尾領域を設定することで、追尾対象の顔領域を正確に追尾することができる。
なお、今回得られた被写体の追尾演算に用いる画像における前回の追尾領域とマッチングする領域と、検出された被写体の顔領域とが略等しい場合には、前回の追尾領域とマッチングする領域を新たな追尾領域として設定してもよい。
その後、さらに主要被写体の存在する位置が移動して図7(c)の位置に変化した状態で、次の被写体追尾に用いる画像信号を得るための蓄積及び被写体の顔検出に用いる画像信号を得るための蓄積を行ったとする。
そのようにして今回得られた画像中のどこに追尾対象が移動したかを判定するため、前回得られた画像中の追尾領域の位置を基準として探索領域を設定する。すなわち、前回の画像の追尾領域は、図7(b)の状態において被写体の顔領域が存在したAF枠3を中心付近とした領域であるため、それに合わせて前回とは探索領域を変更させる。探索領域内に追尾領域とマッチングする領域が存在した場合、その領域内に存在するAF枠を次のピントを合わせるAF領域を示すAF枠として設定する。図7(c)では、AF枠4がそれに相当する。そして、AF枠4に対応する領域にピントを合わせるようにAF制御が行われた後に撮像が行われる。
図7(c)からさらに主要被写体の位置が移動した図7(d)も同様に、図7(c)の位置に被写体がいる状態で蓄積された画像信号を用いた顔検出演算により検出された顔領域を追尾領域として探索領域を設定して追尾対象の探索を行う。
以降も連続撮影時の各撮影を行う前に顔検出結果を用いた追尾演算を行うことで、初期状態で追尾対象とした主要被写体、特に主要被写体の顔領域に対して常にピントを合わせた撮影を行うことができる。
以上のように、連続撮影時の各撮撮像前に測光センサ106による蓄積動作を複数回行い、最初の蓄積動作により得られた画像信号に基づいて被写体追尾を行うことで、連続撮影時の連続撮影速度を低下させることなく被写体追尾を行うことができる。また、複数回の蓄積動作により得られた画像信号に基づいて露出制御を行うことで、1回の蓄積動作の蓄積時間がフリッカー周期よりも短い場合であっても、フリッカーの影響を軽減した露出制御を行うことができる。
なお、本実施形態では、追尾演算の基準となる輝度パターン及び色パターンを被写体追尾に用いる画像が得られるたびに更新する場合を説明したが、最初に追尾基準として決定された輝度パターン及び色パターンを維持して追尾演算を行ってもよい。
101 CPU
102 撮像素子
106 測光センサ
109 焦点検出回路
111 ICPU
200 レンズユニット
201 LCPU
Claims (8)
- 連続撮影が可能な撮像装置であって、
撮像手段と、
入射光量に応じた電荷の蓄積を行う電荷蓄積手段と、
前記電荷蓄積手段で第1の蓄積を行って得られた画像信号に基づいて、被写体領域の検出を行う被写体検出手段と、
前記電荷蓄積手段で第2の蓄積を行って得られた画像信号に基づいて、前記被写体検出手段により検出された被写体領域の追尾を行う追尾手段と、
撮影レンズを介して入射した光束の光路を前記電荷蓄積手段へ導く第1の状態と前記撮像手段へ導く第2の状態とに変更する光路変更手段と、を有し、
前記光路変更手段は、前記撮像手段により撮像を行うときは前記光路を前記第2の状態にして前記撮像手段により撮像を行った後は前記光路を前記第1の状態にし、
前記電荷蓄積手段は、連続撮影時の各撮像を行う前の前記光路が前記第1の状態のときに前記第1の蓄積と前記第2の蓄積を行い、
前記追尾手段は、連続撮影における今回の前記光路が前記第1の状態のときに前記第2の蓄積を行って得られた画像信号に基づいて、前回の前記光路が前記第1の状態のときに前記第1の蓄積を行って得られた画像信号に基づいて前記被写体検出手段により検出された被写体領域の追尾を行うことを特徴とする撮像装置。 - 前記追尾手段は、連続撮影における今回の撮像のための追尾処理において、今回の前記光路が前記第1の状態のときに前記第1の蓄積を行って得られた画像信号を用いないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 露出制御を行う露出制御手段を有し、
前記露出制御手段は、連続撮影における今回の前記光路が前記第1の状態のときに前記第2の蓄積を行って得られた画像信号に基づいて今回の撮像のための露出制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 前記電荷蓄積手段は、前記光路が前記第1の状態のときに、前記第2の蓄積を行った後に前記第1の蓄積を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記光路変更手段は、前記電荷蓄積手段で前記第1の蓄積を行ってから当該第1の蓄積に応じた画像信号の取得が終了する前に、前記光路を前記第1の状態から前記第2の状態へ変更し始めることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記被写体検出手段は、前記光路変更手段が前記光路を前記第1の状態から前記第2の状態へ変更し始めた後に、被写体領域を検出するための演算処理を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段による撮像を行う前に、前記追尾手段の追尾結果に基づいて焦点調節を行う焦点調節手段と、を有し、
前記追尾手段は、前記焦点調節手段が前記焦点調節を行う前に前記追尾の演算処理を終了させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 撮像手段と、入射光量に応じた電荷の蓄積を行う電荷蓄積手段とを備えた、連続撮影が可能な撮像装置の制御方法であって、
前記電荷蓄積手段により第1の蓄積を行って得られた画像信号に基づいて、被写体領域の検出を行う被写体検出ステップと、
前記電荷蓄積手段により第2の蓄積を行って得られた画像信号に基づいて、前記被写体検出ステップで検出された被写体領域の追尾を行う追尾ステップと、
撮影レンズを介して入射した光束の光路を、前記撮像手段により撮像を行うときは前記電荷蓄積手段へ導く第1の状態にし、前記撮像手段により撮像を行った後は前記撮像手段へ導く第2の状態にする光路変更ステップと、
連続撮影時の各撮像を行う前の前記光路が前記第1の状態のときに前記第1の蓄積と前記第2の蓄積を行う電荷蓄積ステップと、を有し、
前記追尾ステップは、連続撮影における今回の前記光路が前記第1の状態のときに前記第2の蓄積を行って得られた画像信号に基づいて、前回の前記光路が前記第1の状態のときに前記第1の蓄積を行って得られた画像信号に基づいて前記被写体検出ステップで検出された被写体領域の追尾を行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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