JP5761762B2 - 分光反射率測定装置、及び分光反射率測定方法 - Google Patents

分光反射率測定装置、及び分光反射率測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、測定対象の分光反射率を測定することのできる分光反射率測定装置、及び分光反射率測定方法に関するものである。
従来、測定対象の分光反射率を計測するために、入射する光の、それぞれの波長に関する強度(エネルギー)を測定することのできる分光放射計が用いられている。分光反射率とは、物体の表面がどのような波長の光をどの程度反射するかに関する特性であり、一般的な分光放射計では、測定対象の物体から反射されてくる光の分光エネルギー分布が測定される。分光エネルギー分布は、物体を照射している光源の分光エネルギー布分と分光反射率の積であるから、分光反射率は、測定値を光源の分光エネルギー分布で割って求める。そのため、光源の分光エネルギー分布が既知である必要があるが、これが未知の場合には、物体の代わりに、全ての波長を均等に反射することのできる標準白色を置いて同様の測定を行い、光源の分光エネルギー分布とする。
以上の分光放射計を用いた測定は、測定対象の微少面積で構成される、ある一点の分光反射率を計測するものである。このため、例えば絵画等の二次元的な広がりを持った測定対象の各部分で分光反射率を測定するような場合には、一点一点、計測を繰り返さなければならず、手間と時間がかかるという問題がある。
これに対し、二次元的な広がりを有する測定対象の各点における分光反射率を一度に測定できる機器として、マルチスペクトルカメラがある(特許文献1参照)。一般的なマルチスペクトルカメラは、モノクロカメラと、異なる波長を透過させる複数のバンドパスフィルタとで構成される。マルチスペクトルカメラでは、バンドパスフィルタをモノクロカメラの前に配置し、測定対象を、バンドパスフィルタを介して撮影する。そして、異なる波長を通過させる複数のバンドパスフィルタを次々と取り替えながら複数の画像を取得し、各画像の画素値から各バンドパスフィルタを通過する波長領域の入射エネルギーを計算できるように構成されている。このマルチスペクトルカメラを用いれば、異なるバンドパスフィルタを介して撮影された複数の画像を取得することにより、測定対象の各点での分光エネルギー分布が測定できる。
しかしながら、このマルチスペクトルカメラは、入射する光のエネルギー分布を測定する装置であるため、測定対象物の分光反射率を測定する場合には、分光放射計と同様に、光源の分光エネルギー分布が既知である必要がある。
また、上述した従来の分光放射計やマルチスペクトルカメラは、その装置に必要な機器が大変高価である。例えば、分光放射計では、分光装置として、回折格子かプリズムが用いられるが、これらには精密な加工が要求されるため一般的に高価になる。また、マルチスペクトルカメラに用いられるバンドパスフィルタも、その厚みを正確にコントロールされた複数のコーティング層を形成しなければならず、作製にコストがかかり、一枚一枚が高価となる。
そして、従来の分光放射計やマルチスペクトルカメラの分光特性は、回折格子やバンドパスフィルタ、カメラに用いられるCCD等の受光素子の特性、さらには、受光素子の出力を処理する電子回路の増幅率などに依存している。これらの特性は、周囲の温度など、使用環境に影響されやすいので、使用環境に対する対策をする必要があるほか、経年変化も生じるので、精度を維持するためには、定期的な校正が必要である。
特開2002−185974号公報
上述の点に鑑み、本発明の目的は、光源の分光エネルギー分布や、撮像装置の特性によらず測定対象物の分光反射率を測定することができ、かつ、コストの低減が図られた分光反射率測定装置、及び分光反射率測定方法を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の分光反射率測定装置は、反射校正板と、複数の光学フィルタと、撮像装置と、演算処理装置とを備える。
反射校正板は、異なる分光反射率を有する複数の反射校正部を有し、各反射校正部の分光反射率が既知とされている。そして、複数の反射校正部は、測定対象物の分光反射率が各反射校正部における分光反射率の線形結合で表せるように決定されている。複数の光学フィルタは、各々異なる分光透過特性を有するように構成されている。撮像装置は、反射校正板と所望の測定対象物とを、各々の光学フィルタを介して撮影するものであり、受光した光の光量に応じた信号を生成し、その信号から、反射校正板と測定対象物の画像を得る。
複数の反射校正部は、測定対象物の分光反射率が、各反射校正部における分光反射率の線形結合で表されるように決定される。そして、波長に関して一定間隔で感度を持つような基底で張られる理想的な分光反射率空間と実際に張られる計測可能となる空間との隔たりと、計測結果に含まれる計測誤差の大きさとを数値化して重み付きで加算した値である評価値を最小にするように、前記反射校正部の分光反射率が決定される。
また、線形結合の係数は、複数の反射校正部の画素値を要素とする行列と、測定対象物の画素値を要素とするベクトルのみを用いた、演算処理装置による演算により導出され、この演算処理装置によって導出された線形結合の係数から測定対象物の分光反射率を導出するようにしている。
本発明の分光反射率測定装置では、異なる分光透過特性を有する複数の光学フィルタの各々を介して、反射校正と測定対象物の画像を複数枚取得する。そして、これらの画像を演算処理装置で処理することにより、測定対象物の分光反射率が導出される。本発明の分光反射率測定装置では、反射校正を構成する反射校正部の分光反射率のみが既知であれば、測定対象物の分光反射率を求めることができる。
本発明の分光反射率測定方法は、異なる分光反射率を有する複数の反射校正部を有し、各反射校正部の分光反射率が既知である反射校正板と、所望の測定対象物とを撮影する撮装置と、各々異なる分光透過特性を持つ複数の光学フィルタとを準備する工程を有する。
反射校正板では、測定対象物の分光反射率を、複数の反射校正部における分光反射率の線形結合で表されるように、複数の反射校正部が決定されている。
長に関して一定間隔で感度を持つような基底で張られる理想的な分光反射率空間と実際に張られる計測可能となる空間との隔たりと、計測結果に含まれる計測誤差の大きさとを数値化して重み付きで加算した値である評価値を最小にするように、前記反射校正部の分光反射率が決定される。
そして、撮像装置により、測定対象物と反射校正板とを、同一照明条件下において、各々の光学フィルタを介して撮影し、測定対象物と反射校正部の画像を複数枚取得する工程を有する。
さらに、演算処理装置により、撮像装置で取得した複数の反射校正部の画像の画素値を要素とする行列と、撮像装置で取得した測定対象物の画素値を要素とするベクトルのみを用いた演算により、前記線形結合の係数を導出し、導出された前記線形結合の係数から前記測定対象物における分光反射率を導出する工程を有する。
本発明の分光反射率測定方法では、測定対象物と反射校正部の画像の画素値から測定対象物における分光反射率を求めることができるため、反射校正部の分光反射率のみ既知であればよい。このため、他の光学フィルタや、撮像装置の感度特性などについては既知である必要はなく、また校正の必要もない。
本発明によれば、撮像装置や光学フィルタの特性によらず、測定対象物の分光反射率を測定することができる。また、本発明の分光反射率測定装置によれば、構成が簡素であり、高価な部材を必要としないため、コストの低減が図られる。
本発明の一実施形態に係る分光反射率測定装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る分光反射率測定装置で測定する測定対象物の測定部3a(分光反射率R(λ)で図示)を示した図である。 本発明の一実施形態に係る分光反射率測定装置の反射校正に形成された反射校正部のそれぞれの分光反射率(r(λ)〜r(λ)で図示)を示した図である。 A〜D 本発明の一実施形態例に係る分光反射率測定装置で測定した測定対象物の4種類の測定部1〜4の分光反射率の測定結果である。 理想的な計測スペクトル空間を張る基底(6基底)を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る分光反射率測定装置、及び分光反射率測定方法の一例を、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。
[1.分光反射率測定装置]
図1に、本発明の一実施形態に係る分光反射率測定装置の概略構成図を示す。図1に示すように、本実施形態例の分光反射率測定装置1は、光源2と、反射校正4と、所望の測定対象物3と反射校正4とを撮影する撮像装置6と、撮像装置6の光入射側に配置される光学フィルタ5と、所定の演算を行う演算処理装置7とを備える。
光源2は、所望の測定対象物3と、反射校正4とに光lを照射するものである。本実施形態例において用いることのできる光源2は特に限定されず、環境光を用いてもよい。このため、本実施形態例のように、光源2を分光反射率測定装置1の一構成要素としてもよいが、しなくてもよい。測定時において、測定対象物3と反射校正4とが撮像装置6で撮影できる程度の明るさに保たれれば、本実施形態例の分光反射率測定方法を実施することができる。また、測定対象物3と反射校正4とは同一照明条件下に配置される必要がある。すなわち、測定対象物3と反射校正4には、同じエネルギーの光lが照射される。
反射校正4は、異なる分光反射率を有する複数の反射校正部4aを有して構成されており、本実施形態例で用いることのできる反射校正4は、各反射校正部4aの分光反射率が既知であるものに限られる。また、反射校正4では、後述する演算処理のため、複数の反射校正部4aは、測定対象物3の各部分における分光反射率が、各反射校正部4aにおける分光反射率の線形結合で表されるように決定されている。
撮像装置6は、測定対象物3及び反射校正4を撮影するものであり、測定対象物3及び反射校正4から反射された光lが入射されるように配置される。撮像装置6は、図示を省略するが、CCD型又はCMOS型のイメージセンサと、イメージセンサに入射光を導く光学レンズと、イメージセンサの出力信号を処理する信号処理回路とを備えている。撮像装置6では、イメージセンサに入射した光の光量に応じた信号電荷が生成される。そして、光電変換により得られた信号電荷が信号処理回路に処理され、画像が得られる。
本実施形態例では、撮像装置6として、一般的なCCD型のデジタル一眼レフカメラを用い、また、後に説明する分光反射率測定方法の原理を単純にするために、ガンマ補正が成されていない白黒画像を得るものとする。
光学フィルタ5は、撮像装置6の光入射側、すなわち、一般的な撮像装置に構成された光学レンズの前面に配置される。これにより、測定対象物3、及び反射校正4に反射された光lは、光学フィルタ5を介して撮像装置6に入射する。また、本実施形態例では、各々分光透過特性が異なる光学フィルタ5が複数枚準備されており、各々の光学フィルタ5は、撮影毎に取り替えられる。
本実施形態例で用いられる光学フィルタ5としては、従来のマルチスペクトルカメラ等に用いられる高価なバンドパスフィルタである必要はなく、所定の透過率を有するフィルムで構成された安価なカラーフィルタを用いることができる。すなわち、本実施形態例で用いることができる複数の光学フィルタ5は、各々異なる分光透過特性を有するものであればよく、特定の波長範囲のみを透過するように設計された単色性に優れたフィルタに限られるものではない。また、本実施形態例の光学フィルタ5としては、測定したい波長範囲内の光を透過できるフィルムであればよい。
本実施形態例では、エドモンド・オプティクス社製のカラーフィルタを用いて、所望の光学フィルタ5を作製した。また、各々の光学フィルタ5の光透過特性は、特に既知である必要はない。
演算処理装置7は、例えば一般的なコンピュータで構成され、撮像装置6で撮影した測定対象物3と反射校正4の画像を処理し、所定の演算により、測定対象物3の各部分における分光反射率を導出する。演算処理装置7における分光反射率の導出方法については、後述する。
以上のように、本実施形態例の分光反射率測定装置1は、構成が簡単であり、格別に高価な機材を必要としないため、安価に製作することができる。このため、従来の分光放射計やマルチスペクトラムカメラに比べて大幅なコスト低減を図ることができる。
[2.分光反射率測定方法]
本実施形態例の分光反射率測定装置1を用いた分光反射率測定方法について説明する。本実施形態例の分光反射率測定方法では、まず、測定対象物3を光源2からの光lで照射し、反射校正4と共に測定対象物3を撮影できるように撮像装置6を設置する。
そして、光学フィルタ5を介して、測定対象物3と反射校正4とを撮影し、測定対象物3及び反射校正4の画像を取得する。
ここで、反射校正4と測定対象物3の撮影は同時に行ってもよく、また別々に行ってもよい。反射校正4と測定対象物3とを別々に撮影する場合には、同じ光源2を用いて、同じ照度でそれぞれ撮影を行う。すなわち、本実施形態例では、同じ明るさで反射校正4と測定対象物3の撮影ができれば、1枚の画像の中に反射校正4と測定対象物3とを写してもよく、また、別々の画像に、それぞれ反射校正4と測定対象物3とを写してもよい。
この撮影を、光学フィルタ5を取り替えながら繰り返し、光学フィルタ5の数と同数の画像を取得する。なお、得られる画像には、光学フィルタ5を装着しないで撮影した画像を含めてもよい。
このようにして、光学フィルタ5を取り替えながら得られた複数の画像を演算処理装置7に入力し、後述する演算を行うことによって測定対象物3の各部分における分光反射率を得ることができる。
[3.分光反射率の導出方法]
以下、演算処理装置7でなされる演算処理について説明し、測定対象物3の分光反射率の導出方法を説明する。図2は、本実施形態例で測定する測定対象物3の測定したい部分(以下、測定部)3a(分光反射率R(λ)で図示)を示した図である。また、図3は、反射校正4に形成された反射校正部4a(分光反射率r(λ)〜r(λ)で図示)を示した図である。本実施形態例では、各反射校正部4aの分光反射率r(λ)〜r(λ)の線形結合として、測定対象物3の測定部3aの分光反射率R(λ)が測定される。
まず、測定対象物3の測定部3aにおける分光反射率をR(λ)、光源2の分光エネルギー分布をI(λ)、光学フィルタ5を含めた撮像装置6の分光感度特性をf(λ)とすると、測定対象物3が撮影された画像の、測定部3aに対応する画素の画素値Bは次の〔数1〕で表される。ここで、「画素値」とは、撮像装置6で得られた画像の各画素の明るさ(光エネルギー)を表す値であり、撮像装置6のイメージセンサで得た信号電荷量に比例する値である。
Figure 0005761762
ここで、λは、光の波長である。また、本実施形態例で用いられた撮像装置6は、ガンマ補正におけるガンマが1、すなわち、画素値が撮像装置6のイメージセンサに入射する光の強さに比例するように設定する。そして、I(λ)とf(λ)の積を以下の〔数2〕で置き換える。
Figure 0005761762
そうすると、〔数1〕は、以下の〔数3〕となる。
Figure 0005761762
前述の分光反射率測定方法で述べた、複数の光学フィルタ5を交換して画像を撮影することは、〔数3〕において、異なるC(λ)で画素値Bを生成していることとなる。異なるC(λ)で生成された画素値Bを、添字iを用いて区別することにし、それぞれを、C(λ)、及びB(i=1、2、3、・・・・、n)と表す。ここで、nは、取得した画像の枚数である。
本実施形態例の目的は、光学フィルタ5を取り替えながら取得した画素値Bから最終的に測定対象物3の測定部3aにおける分光反射率R(λ)を導出することである。
反射校正4は、図3に示すように、複数の分光反射率の異なった反射校正部4aが区画されて並んだ版であるが、区画jにある反射校正部4aの分光反射率をr(λ)(j=1、2、・・・、m)とする。ここで、mは、反射校正4に設けられた反射校正部4aの数である。また、前述したように、これらの分光反射率r(λ)は既知である。さらに、求めるべき測定対象物3の測定部3aの分光反射率R(λ)は、以下の〔数4〕で示すように、反射校正部の分光反射率r(λ)の線形結合で表せると仮定する。
Figure 0005761762
ここで、αは、線形結合の係数である。〔数4〕のように線形結合で表せるとした仮定は、反射校正4に形成する反射校正部4aの数を多くし、その分光反射率r(λ)(j=1、2、・・・、m)のバリエーションを適切に選ぶことで十分に満たされる。〔数3〕と〔数4〕を用いてBを計算すると、以下の〔数5〕が求められる。
Figure 0005761762
ただし、bijは以下の〔数6〕とする。bijは、測定対象物3と同時に撮影した反射校正4の区画jにある反射校正部4aの画像iにおける画素値である。
Figure 0005761762
この画素値bijと測定対象物3の測定部3aの画素値Bから〔数4〕の係数αを求めることにより、最終的に、測定対象物3の測定部3aの分光反射率R(λ)を導出することができる。したがって、〔数5〕によりαを求める方法を説明する。
まず、ベクトルx、y、及び行列Mを以下の〔数7〕と定義する。
Figure 0005761762
〔数5〕は、〔数7〕を用いて、以下の〔数8〕で表すことができる。
Figure 0005761762
行列Mは、一般には正方行列ではなく、さらに、フルランク(rank(M)=min(m,n))とも限らない。そこで、下記の〔数9〕のように、Mの一般逆Mにより係数の解x=(αα・・・α(肩のTは転置を表す)を求める。
Figure 0005761762
Mの一般逆Mの計算法は下記の〔数10〕に示す通りである。まず、Mを以下のように特異値分解する。
Figure 0005761762
ここで、Uは、n×min(m,n)、Vはm×min(m,n)の直交行列、Λは、min(m,n)×min(m,n)の対角行列である。一般逆Mはこれらの行列を用いて以下の〔数11〕により計算される。
Figure 0005761762
〔数11〕のΛは、Λの0以外の対角成分(特異値)をその逆数とした対角行列である。ただし、実際の計算では、誤差の存在を考慮し、0に近い値は、0として処理する。
そして、Mの一般逆Mにより、〔数9〕からx=(αα・・・αを計算し、次に、xの各要素であるαを、〔数4〕のαとして計算することにより、目的の分光反射率R(λ)が導出される。
すなわち、上述の演算方法では、測定対象物3の画像から画素値Bを求め、反射校正4の各反射校正部4aの画像から画素値bを求める。そして、これらの画素値B及びbから線形結合の係数αを求め、これを、〔数4〕に代入する。これにより、測定対象物3の測定部3aにおける分光反射率R(λ)が求まる。したがって、本実施形態例では、光源2からの光の分光エネルギー分布I(λ)や、光学フィルタ5を含めた撮像装置6の分光感度特性f(λ)は、測定対象物3の測定部3aにおける分光反射率R(λ)を求める演算には寄与しない。このため、本実施形態例では、光源2から出射される光のエネルギー分布を測定する必要もなく、光学フィルタ5や、撮像装置6の感度特性の校正も必要ない。
[測定結果]
次に、本実施形態例の分光反射率測定装置1で、実際に所望の測定対象物を測定したときの測定結果を示す。この測定では、分光反射率測定装置1の撮像装置6として、キヤノン社製のEOS Kiss digital X2(商品名)を用い、RAW画像モノクロモードで撮影し、16ビットリニアのTIFFフォーマットで保存した。また、光学フィルタ5としては、エドモンド・オプティクス社製のフィルターカラーブックNT39−417(商品名)から、♯10、♯16、♯19、♯23、♯41、♯55、♯57、♯64、♯66、♯73、♯86、♯88、♯92、♯93、♯96、♯313、♯346、♯386、♯392の19枚の光学フィルタを用いた。測定では、光学フィルタ5を用いて撮影した19枚の画像と、光学フィルタ5を用いずに撮影した1枚の画像の計20枚の画像を用いた。また、反射校正4の反射校正部4aとしては、デジタルカラーチェッカーSG(商品名)の2E〜2J、3E〜3J、4E〜4J及び5Eの19の区画を用いた。
図4A〜図4Dは、本実施形態例の分光反射率測定装置1と、比較例の分光放射計を用いて測定したときの分光反射率の測定結果であり、横軸が波長(nm)で、縦軸が分光反射率である。比較例の分光放射計としては、トプコン社製のSR−3A(商品名)を用いた。この測定では、分光反射率が未知の測定対象物の4つの個所(測定部1〜4)について、本実施形態例の分光反射率測定装置1と、比較例の分光放射計とにより分光反射率を求めた。
図4A〜図4Dの測定結果からわかるように、本実施形態例の分光反射率測定装置1で計測された分光反射率は、従来の分光放射計とほぼ同じ値を示している。すなわち、本実施形態例の分光反射率測定装置1でも、測定精度の高い従来の分光放射計とほぼ同じ精度で分光反射率が測定できることがわかった。
上述したように、本実施形態例の分光反射率測定装置1では、反射校正4の各反射校正部4aのそれぞれの分光反射率r(λ)(j=1、2、・・・、m)が計測の基準となるため、その他の光学フィルタ5や、撮像装置6の感度(イメージセンサそのものの感度)などには直接影響されない。このため、光学フィルタ5、撮像装置6などについては校正する必要がなく、既存のものをそのまま利用することができる。また、上述したように、測定対象物3及び反射校正4を照射する光は環境光でもよく、光源2を特別に準備する必要もない。光源2を用いる場合は、一般的なハロゲンランプなどでよく、分光エネルギー布分なども予め計測する必要もない。このように、本実施形態例の分光反射率測定装置1は、簡素な構成で形成することができる。
そして、本実施形態例の分光反射率測定装置1では、2次元的な広がりを持った測定対象物3の各部分における分光反射率R(λ)を測定する場合でも、一度全体の画像を取得すれば、画像処理の工程で測定対象物3の各部分の画素値を取り出すことができる。このため、一度の測定で、測定対象物3の各部分の画素値と、反射校正4の画素値とから、各部分での分光反射率R(λ)を求めることができる。このため、一点一点計測する必要がなく、手間や時間がかからない。
ところで、本実施形態例において、測定対象物3の分光反射率R(λ)を計測する手順は上述した通りであるが、本実施形態例の分光反射率測定装置1を設計するに当たっては、反射校正4の各反射校正部4aの分光反射率r(λ)、及び撮像装置6の分光感度特性f(λ)をどのように設計するかに自由度がある。一般的な状況では、使用可能な反射校正部4aの分光反射率の集合Sと、フィルタによって実現可能な撮像装置6の感度特性の集合Sから、実際に使用するセットを選ぶことになる。以下にその好ましい選択方法について説明する。
まずここでは、二つの視点から測定の好ましさを評価する。一つの視点は、r(λ)の線形結合で表現可能な分光反射率の空間が、どの程度一般的であるかという視点である。もう一つの視点は、測定された結果にどの程度の雑音(誤差)が含まれるかという点である。これら二つの視点について、理想からどの程度隔たりが有るかを表す指標E及びEを設定し、以下の式に示す両者の重み付きの和Eがもっとも小さくなるようにr(λ)及びf(λ)を選ぶ。
Figure 0005761762
ここで、〔数12〕のcは、二つの基準のバランスを取る定数であり、状況に応じて適当な値に設定する。
計測できる分光反射率の空間に関する指標Eは次のように設定できる。一般に計測できる分光反射率の好ましい空間は、図5に示すように、波長に関して一定間隔で感度を持つような基底で張られる空間であると考えられる。そこで、実際にr(λ)で張られる空間の好ましい空間からの隔たりをEとする。具体的には以下のように計算する。まず、図5に示した各関数(理想の基底)をe(λ)(k=1、2、・・・・・、l)とし、これを最適に表現するr(λ)の線形結合の係数をγkjとする。この係数γkjは次の〔数13〕で解くことができる。
Figure 0005761762
ただし、Fji、Gkjは以下の〔数14〕で表される。
Figure 0005761762
そして、実際の基底e(λ)と合成された特性の差の二乗を波長で積分したものをErkとすると、Erkは、以下の〔数15〕で表される。
Figure 0005761762
このErkは基底e(λ)に対する再現度であるので、各基底ごとに計算される。したがって、〔数12〕内の指標にするためには、それらの和を取るか、最大値を採用するかが好ましい。ここで、最大値を取るとすれば、〔数12〕のEは次の〔数16〕で表される。
Figure 0005761762
なお、ここでは理想的な分光反射率の空間の例として、図5には、計測範囲を6つに分割する基底の例を示したが、6つに限定されるものではない。さらに、波長に関して一定間隔で感度を持つように基底による空間でなくてもよい。
なお、この雑音の量は光源の分光分布I(λ)、及び計測対象の分光反射率R(λ)によって変化する。そこで、これらは、実際の測定状況で平均的と思われるもので代表させる。また、それを仮定することが困難な場合には、一定値の関数(I(λ)=1及びR(λ)=1)としてもよい。
これらの関数が定まれば、〔数1〕、〔数3〕によって〔数7〕の行列Mおよびベクトルyが計算できるが、これらをそれぞれ、M~、y~とする。これらから〔数9〕及び〔数4〕によって計算される分光反射率R(λ)をR~(λ)とする。次に、M~及びy~の各成分に測定雑音を想定して乱数を加える。ここで加える乱数は平均0、分数1を持つ正規乱数などが適当である。乱数を加えた行列M及びベクトルyを用いて同様に〔数9〕及び〔数4〕による分光反射率R(λ)を求めた後、R~(λ)との差を二乗して波長に対して積分したDを以下の〔数17〕で求める。
Figure 0005761762
行列M~及びベクトルy~の成分に乱数を加える度に〔数17〕の平均を〔数18〕に示すように計算し、これを〔数12〕のEとする。
Figure 0005761762
ここで、平均を計算するために生成するDの個数であるが、例えば、10000個程度生成させれば十分である。
以上のように、使用可能な分光反射率の集合Sと、使用可能なフィルタによって実現可能な撮像装置の感度特性の集合Sの中から候補を選択すると、〔数12〕によってその候補に対する評価値Eが計算できることになる。このようにして、様々な候補に対して評価値Eを計算し、もっともEが小さくなる候補を選択する。
1・・・分光反射率測定装置、2・・・光源、3・・・測定対象物、3a・・・測定部、4・・・反射校正、4a・・・反射校正部、5・・・光学フィルタ、6・・・撮像装置、7・・・演算処理装置

Claims (6)

  1. 異なる分光反射率を有する複数の反射校正部を有し、各反射校正部の分光反射率が既知である反射校正板と、
    各々異なる分光透過特性を有する複数の光学フィルタと、
    前記反射校正板と所望の測定対象物とを、前記各々の光学フィルタを介して撮影する撮像装置であって、受光した光の光量に応じた信号を生成し、前記信号から前記反射校正板と前記測定対象物の画像を得る撮像装置と、
    前記各々の光学フィルタを介して撮影された前記測定対象物と前記反射校正板の複数枚の画像を処理し、所定の演算により前記測定対象物の分光反射率を導出する演算処理装置と、を備え、
    前記複数の反射校正部は、前記測定対象物の分光反射率が、各反射校正部における分光反射率の線形結合で表されるように決定され、
    長に関して一定間隔で感度を持つような基底で張られる理想的な分光反射率空間と実際に張られる計測可能となる空間との隔たりと、計測結果に含まれる計測誤差の大きさとを数値化して重み付きで加算した値である評価値を最小にするように、前記反射校正部の分光反射率が決定され、
    前記線形結合の係数は、前記複数の反射校正部の画素値を要素とする行列と、前記測定対象物の画素値を要素とするベクトルのみを用いた、前記演算処理装置による演算により導出され、
    前記演算処理装置によって導出された前記線形結合の係数から前記測定対象物の分光反射率を導出する
    分光反射率測定装置。
  2. 前記線形結合の係数は、前記複数の反射校正部の画素値を要素とする行列の一般逆行列と、前記測定対象物の画素値を要素とするベクトルの積である
    請求項1に記載の分光反射率測定装置。
  3. 前記複数の反射校正部の画素値を要素とする行列の一般逆行列は、測定誤差と演算の安定性を考慮して計算する
    請求項2に記載の分光反射率測定装置。
  4. さらに、測定対象物反射校正板に光を照射する光源を備える
    請求項1〜3のいずれかに記載の分光反射率測定装置。
  5. 異なる分光反射率を有する複数の反射校正部を有し、各反射校正部の分光反射率が既知である反射校正板であって、測定対象物の分光反射率を、前記複数の反射校正部における分光反射率の線形結合で表されるように、前記複数の反射校正部が決定された反射校正板と、所望の測定対象物とを撮影する撮像装置と、各々異なる分光透過特性を有する複数の光学フィルタとを準備する工程と、
    長に関して一定間隔で感度を持つような基底で張られる理想的な分光反射率空間と実際に張られる計測可能となる空間との隔たりと、計測結果に含まれる計測誤差の大きさとを数値化して重み付きで加算した値である評価値を最小にするように、前記反射校正部の分光反射率が決定され、前記撮像装置により、前記測定対象物と前記反射校正板とを、同一照明条件下において、前記各々の光学フィルタを介して撮影し、前記測定対象物と前記反射校正部の画像を複数枚取得する工程と、
    演算処理装置により、前記撮像装置で取得した前記複数の反射校正部の画像の画素値を要素とする行列と、前記撮像装置で取得した前記測定対象物の画素値を要素とするベクトルのみを用いた演算により、前記線形結合の係数を導出し、導出された前記線形結合の係数から前記測定対象物における分光反射率を導出する工程と、
    を有する分光反射率測定方法。
  6. 前記画像を取得する工程では、さらに、前記光学フィルタを用いないで前記測定対象物と前記反射校正板の画像を取得する工程を有する
    請求項5に記載の分光反射率測定方法。
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