JP4432479B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の画像処理装置に関する。
従来、画像処理装置では、R,G,Bの3原色の光を受光し、光電変換し色補正することで所望の色再現特性を得ることが行われている。
そして、このような画像処理装置では、良好な色再現特性を得るために、色補正する際にマトリックス変換を行ったり、あるいは、ルックアップテーブル(以下、LUTという。)変換を行なったりしている(特開2001−203903号公報、特開2002−10095号公報参照)。
特開2001−203903号公報 特開2002−10095号公報
しかしながら、上述した画像処理装置では、撮像素子と人間の目との分光感度特性の相違により、例えば、人間の目では識別できる色であっても撮像素子には識別できない色が発生するという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、良好な色再現特性を得ることができる画像処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理装置は、被写体からの光を受光し複数の色成分を出力する第1撮像素子と、この第1撮像素子と同一の像を受光し複数の色成分を出力可能であり且つ複数の色成分の分光感度特性が前記第1撮像素子と異なる第2撮像素子と、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とで光電変換された出力値に基づき、前記被写体からの受光状態に応じた色補正係数を算出する色補正係数算出手段と、前記色補正係数算出手段により算出された前記色補正係数を用いて、前記第1撮像素子の出力値に対して色補正を行う色補正手段とを有することを特徴とする。
請求項2の画像処理装置は、被写体からの光を受光し複数の色成分を出力する第1撮像素子と、この第1撮像素子と同一の像を受光し複数の色成分を出力可能であり且つ複数の色成分の分光感度特性が前記第1撮像素子と異なる第2撮像素子と、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とで光電変換された出力値に基づき、前記被写体からの受光状態に応じた色補正係数を算出する色補正係数算出手段と、前記色補正係数算出手段により算出された前記色補正係数を用いて、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子との合成出力値に対して色補正を行う色補正手段とを有することを特徴とする。
請求項3の画像処理装置は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、前記第1撮像素子を複数の小領域に分け、前記第1撮像素子の複数の小領域に対応させて前記第2撮像素子を複数の小領域に分け、前記第1撮像素子および前記第2撮像素子の各画素の出力値を前記小領域毎に積分し、この積分値を利用して前記色補正係数を算出することを特徴とする。
請求項4の画像処理装置は、請求項3に記載の画像処理装置において、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とは、同一の前記被写体からの光を受光するのに使用する画素数が、相違することを特徴とする。
請求項5の画像処理装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記第2撮像素子は、前記被写体の色バランスを測光する測色センサとして使用されることを特徴とする。
請求項6の画像処理装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、前記第2撮像素子は、前記被写体の輝度を測光する測光センサとして使用されることを特徴とする。
本発明の画像処理装置では、相互に異なる分光感度特性を有する第1および第2撮像素子を設け、被写界からの光を受光し認識する際のパラメータが増加するようにしたので、良好な色再現特性を得ることができる。
また、従来より存在する第1および第2撮像素子を備えた電子カメラに適用する場合には、その信号処理方法を変えるだけで良いので、容易に既存の電子カメラに適用することができる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の画像処理装置の第1実施形態を内蔵する電子カメラを示す説明図である。
この電子カメラ2は、被写体に光を照射するための外付け閃光装置1と、この外付け閃光装置1を制御可能なカメラ本体部3とを有している。
外付け閃光装置1は、電流エネルギーを発光エネルギに変換するキセノン管5と、このキセノン管5の光電流を制御してフラット発光を行わせるための発光制御部7とを有している。また、外付け閃光装置1は、キセノン管5から射出した光束を効率よく被写体に照射するために反射板9とフレネルレンズ11とを有している。さらに、外付け閃光装置1は、モニター用のセンサ13と、このセンサ13と反射板9とを接続しキセノン管5で発光した光束をセンサ13に導くためのグラスファイバー15とを有している。
カメラ本体部3は、撮影レンズ部17と、この撮影レンズ部17が取り付けられる本体部19とを有している。
撮影レンズ部17は、被写体からの光束を集光する撮影レンズ21と、絞り22とを有している。
本体部19は、撮影レンズ21を透過した光束を受光可能な位置(以下、閉状態という)と受光不可能な位置(以下開状態という)とに回動されるハーフミラー23を有している。また、本体部19には、外付け閃光装置1により照射されて被写体で反射された反射光のうち、撮影レンズ21を透過した光束を受光可能な銀塩製のフィルム25が装着されており、本体部19は、このフィルム25の前面において選択的に遮光するシャッター27を有している。
また、本体部19は、撮影レンズ21を透過した光束のうち、シャッター27またはフィルム25で反射された光束を受光可能に配置された第1撮像素子であるCCD29と、このCCD29の測光結果に基づいて外付け閃光装置1を制御する電気回路31とを有している。
さらに、本体部19は、ハーフミラー23が閉状態にあるときに、ハーフミラー23を介し撮影レンズ21の結像位置に配置されるピントグラス33を有している。また、本体部19は、ピントグラス33を透過した光束の光路を変更し、かつ変位可能なペンタプリズム35と、このペンタプリズム35からの光束を観察するファインダー37とを有している。さらに、本体部19は、ペンタプリズム35がペンタプリズム35からの反射光がファインダー37に照射される位置とは異なる位置にある場合に、ペンタプリズム35の透過光を集光する集光レンズ39と、この集光レンズ39を透過した光を受光する第2撮像素子であり測色センサとして使用されるCCD41とを有している。
なお、外付け閃光装置1とカメラ本体部3とのインターフェースとして、接点43が設けられている。
次に、かかる構成からなる電子カメラ2の光学的システムについて説明する。
ファインダー37で被写体を観察する時には、撮影レンズ21を透過した光束は、その一部が破線で示す閉状態のハーフミラ−23で反射され、ピントグラス33、ペンタプリズム35を透過して、ファインダー37に導かれる。
また、撮影時に不図示のレリーズ釦が押されると、ハーフミラー23が実線で示す開状態に移動され、絞り22が絞り込まれ、シャッター27が開かれる。そして、ほぼ同時に、キセノン管5が本発光して被写体を照明し、被写体からの反射光は撮影レンズ21を介してフィルム25に至り、このフィルム25で反射された光束はCCD29に取り込まれる。
次に、図2に本発明の画像処理装置の第1実施形態のブロック図を示す。
この画像処理装置45は、被写体からの光を受光するCCD29と、CCD29と同一の像を受光可能且つ異なる分光感度特性を有するCCD41とを有している。ここで、CCD29とCCD41とは、図3に示すように異なる分光感度特性を有しており、パラメータを増加させることで人間の目の分光感度特性に近づけている。また、CCD29およびCCD41には、同一の光透過率を有するRGBのカラーフィルターが設けられている。
CCD29の出力は、信号処理部47において、A/D変換や温度変化による電源電圧の変動の補正等が行われる。次いで、信号処理部47の出力は、ホワイトバランス部49および評価値生成部59に入力される。
ホワイトバランス部49では、被写体を照明する光源の色特性の相違による出力画像の変化を抑止するためにホワイトバランスゲインKr,Kbを乗ずる。
具体的には、
R’=Kr × R
G’=G
B’=Kb × B
R,G,B : ホワイトバランス補正前の画像信号
R’,G’,B’ : ホワイトバランス補正後の画像信号
という処理を行う。
ホワイトバランス部49の出力は、補間部51に入力される。補間部51では、画素局所演算による色補間処理が行われ、全画素について補正が行われる。より具体的には、任意の画素の周囲の画素から任意の画素の色を推定する。
一方、評価値生成部59では、画像を例えば8行12列の小領域に分割し、各小領域毎に輝度値或いは色度値等の評価値を算出する。輝度は、オブジェクトの色の絶対的な明るさに比例するものであり、色度は、輝度情報を取り除いたオブジェクトの色を客観的に測定したものである。
そして、この第1実施形態では、色補正係数算出手段である色補正係数生成部61において、CCD41と評価値生成部59との出力に基づいて色補正係数が算出される。
以下、色補正係数の算出方法を図4の流れ図を用いて具体的に説明する。
ステップS11では、無次元化のための座標変換が行われる。
具体的には、CCD29の画像の各小領域毎の出力値の各原色毎の積分値をRs,Gs,Bsとし、同様に、CCD41も例えば8行12列の小領域に分割し、各小領域毎の積分値をRm,Gm,Bmとすると、
RGs=Rs/Gs
BGs=Bs/Gs
RGm=Rm/Gm
BGm=Bm/Gm
RGs,BGs,RGm,BGm : 第1擬似色補正係数
という演算が行われる。
ステップS12では、第1擬似色補正係数RGs,BGs,RGm,BGmと、係数テーブル部63の係数とを用いて、正規化が行われる。すなわち、
RGs’=RGs × k1 + k2
BGs’=BGs × k1 + k2
RGm’=RGm × k3 + k4
BGm’=BGm × k3 + k4
k1,k2,k3,k4 : 係数
RGs’,BGs’,RGm’,BGm’:第2擬似色補正係数
という演算が行われる。
ステップS13では、第2擬似色補正係数RGs’,BGs’,RGm’,BGm’に基づき、LUTを参照して色補正係数が算出される。
具体的には、第2擬似色補正係数RGs’,BGs’,RGm’,BGm’に基づき、図5のLUTを用いて係数番号が取得される。次いで、図6に示す表を用いて、図5で選択された係数番号に合った色補正係数CC0〜CC8が選択される。
このようにして、色補正係数の算出が終了する。
なお、図5の表の縦方向には係数番号がとられ、横方向には第2擬似色補正係数RGs’,BGs’,RGm’,BGm’がとられている。
また、図6の表の縦方向には係数番号がとられ、横方向には色補正係数CC0〜CC8がとられている。
係数補間部65では、各小領域の境界における、色補正係数生成部61で算出された色補正係数CC0〜CC8の相違による段差を緩和するために係数補間を行う。この係数補間は、近傍の小領域の係数を用いて直線補間を実施することにより行う。なお、係数補間後の色補正係数を以下CC'0〜CC'8と表す。
色補正手段である色補正部53では、補間部51より出力された画像信号R'',G'',B''と、係数補間部65で算出された色補正係数CC'0〜CC'8とにより、以下に示すような色補正演算が行われる。
R'''=R''×CC'0 +G''×CC'1 +B''×CC'2
G'''=R''×CC'3 +G''×CC'4 +B''×CC'5
B'''=R''×CC'6 +G''×CC'7 +B''×CC'8
γ補正部55では、γ特性が補正される。γ特性は、被写体のコントラストに応じて適切に選択される。より具体的には、評価値生成部59で算出された輝度値に基づいて算出される。
輪郭強調部57では、画像の輪郭が強調されるような処理が行われる。
この第1実施形態では、相互に異なる分光感度特性を有するCCD29,41を設け、被写界からの光を受光し認識する際のパラメータが増加するようにしたので、分光感度特性をより人間の目に近づけ、良好な色再現特性を得ることができる。さらに、従来より存在するCCD29,41を備えた電子カメラに適用する場合には、その信号処理方法を変えるだけで良いので、容易に既存の電子カメラに適用することができる。
また、この第1実施形態では、CCD29とCCD41とは、同一の被写体からの光を受光するのに使用する画素数が相違するようにしたが、CCD29およびCCD41で観測するため、どちらか一方の画素数を少なくしても画像が粗くなることを抑止できる。そのため、画像処理にかかる時間を短くすることができる。
さらに、この第1実施形態では、CCD29を複数の小領域に分け、CCD29の複数の小領域に対応させてCCD41を複数の小領域に分け、CCD29およびCCD41の各画素の出力値を小領域毎に積分し、この積分値を利用して色補正係数を算出するようにしたので、各画素毎に色補正係数を求める場合に比べ画像処理にかかる時間を的確に短くすることができる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の画像処理装置の第2実施形態のブロック図を示す。この第2実施形態では、信号処理の方法のみ第1実施形態と異なる。
なお、この実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この画像処理装置67は、被写体からの光を受光するRGBのカラーフィルターを有するCCD29,41を有している。
CCD29,41の出力は、信号処理部47,47Aにおいて、A/D変換や温度変化による電源電圧の変動の補正等が行われる。次いで、信号処理部47,47Aの出力は、信号合成部69および評価値生成部59,59Aに入力される。
信号合成部69では、2つの信号が合成され、より人間の目に近い画像の信号にされる。次いで、信号合成部69の出力は、ホワイトバランス部49、補間部51を経て色補正部53に入力される。
一方、評価値生成部59,59Aでは、画像を例えば8行12列の小領域に分割し、各小領域毎に輝度値或いは色度値等の評価値を算出する。
色補正係数生成部61では、評価値生成部59,59Aおよび係数テーブル部63の出力に基づいて色補正係数が算出される。
係数補間部65では、各小領域の境界における、色補正係数生成部61で算出された色変換係数CC0〜CC8の相違による段差を緩和するために係数補間を行う。そして、色補正係数CC'0〜CC'8を算出する。
色補正部53では、補間部51より出力された画像信号と、係数補間部65で算出された色補正係数CC'0〜CC'8とにより、色補正演算が行われる。そして、色補正部53の出力は、γ補正部55、輪郭強調部57に順次伝達される。
この画像処理装置67でも第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
そして、この第2実施形態の画像処理装置では、分光感度特性が相互に異なるCCD29とCCD41との合成出力値に対して色補正部53にて色変換を行うようにしたので、第1実施形態のような片方のCCD29の出力信号に対して色補正係数を乗じる場合に比べて、より人間の目に近い画像の信号に対して色補正係数を乗じることが可能である。
(第3実施形態)
図8は、本発明の画像処理装置の第3実施形態を内蔵する電子カメラを示す説明図である。
なお、この実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この電子カメラ2Aは、撮影レンズ部17と、この撮影レンズ部17が取り付けられる本体部19とを有している。
撮影レンズ部17は、被写体からの光束を集光する撮影レンズ21と、絞り22とを有している。
本体部19は、撮影レンズ21を透過した光束を受光可能な位置(以下、閉状態という)と受光不可能な位置(以下開状態という)とに回動されるミラー23Aを有している。
また、本体部19には、撮影レンズ21を透過した光束を受光可能な第1撮像素子であるCCD29Aが配置されている。このCCD29Aにより、被写体が撮像される。CCD29Aの前面には、シャッター27が配置されている。
さらに、本体部19は、ミラー23Aが閉状態にあるときに、ミラー23Aを介し撮影レンズ21の結像位置に配置されるピントグラス33を有している。また、本体部19は、ピントグラス33を透過した光束の光路を変更するペンタプリズム35と、このペンタプリズム35からの光束を観察するためのファインダー37とを有している。
さらに、本体部19は、ペンタプリズム35の透過光を集光する集光レンズ39と、この集光レンズ39を透過した光を受光する第2撮像素子であり測色センサとして使用されるCCD41とを有している。このCCD41からの測色信号により露出制御が行われる。
次に、かかる構成からなる電子カメラ2Aの光学的システムについて説明する。
ファインダー37で被写体を観察する時には、撮影レンズ21を透過した光束は、その一部が破線で示す閉状態のミラー23Aで反射され、ピントグラス33、ペンタプリズム35を透過して、ファインダー37に導かれる。
また、撮影時に不図示のレリーズ釦が押されると、ミラー23Aが実線で示す開状態に移動され、絞り22が絞り込まれ、シャッター27が開かれる。そして、撮影レンズ21を透過した被写体からの光がCCD29Aに結像され、撮像が行われる。
次に、図9に本発明の画像処理装置の第3実施形態のブロック図を示す。
この画像処理装置45Aは、被写体からの光を受光するCCD29Aと、CCD29Aと同一の像を受光可能且つ異なる分光感度特性を有するCCD41とを有している。ここで、CCD29AとCCD41とは、図10に示すように異なる分光感度特性を有している。また、CCD29AおよびCCD41には、同一の光透過率を有するRGBのカラーフィルターが設けられている。
CCD29Aの出力は、信号処理部47に出力され、信号処理部47おいて、A/D変換,クランプ,感度補正等が行われる。次いで、信号処理部47の出力は、ホワイトバランス部49および評価値生成部59に入力される。
ホワイトバランス部49では、被写体を照明する光源の色特性の相違による出力画像の変化を抑止するためにホワイトバランスゲインKr,Kbを乗ずる。
具体的には、
R’=Kr × R
G’=G
B’=Kb × B
R,G,B : ホワイトバランス補正前の画像信号
R’,G’,B’ : ホワイトバランス補正後の画像信号
という処理を行う。
ホワイトバランス部49の出力は、補間部51に入力される。補間部51では、画素局所演算による色補間処理が行われ、全画素について補正が行われる。より具体的には、任意の画素の周囲の画素から任意の画素の色を推定する。
一方、評価値生成部59では、画像を例えば8行12列の小領域に分割し、各小領域毎に輝度値或いは色度値等の評価値を算出する。輝度は、オブジェクトの色の絶対的な明るさに比例するものであり、色度は、輝度情報を取り除いたオブジェクトの色を客観的に測定したものである。
そして、この第3実施形態では、色補正係数算出手段である色補正係数生成部61において、CCD41と評価値生成部59との出力に基づいて色補正係数が算出される。なお、CCD41の出力は、信号処理部47Aにおいて、A/D変換,クランプ,感度補正等が行われた後、色補正係数生成部61に出力される。
以下、色補正係数の算出方法を図11の流れ図を用いて具体的に説明する。
ステップS11では、無次元化のための座標変換が行われる。
具体的には、CCD29Aの画像の各小領域毎の出力値の各原色毎の積分値をRs,Gs,Bsとし、同様に、CCD41も例えば8行12列の小領域に分割し、各小領域毎の積分値をRm,Gm,Bmとすると、
RGs=Rs/Gs
BGs=Bs/Gs
RGm=Rm/Gm
BGm=Bm/Gm
RGs,BGs,RGm,BGm : 第1擬似色補正係数
という演算が行われる。
ステップS12では、第1擬似色補正係数RGs,BGs,RGm,BGmと、係数テーブル部63の係数とを用いて、正規化が行われる。すなわち、
RGs’=RGs × k1 + k2
BGs’=BGs × k1 + k2
RGm’=RGm × k3 + k4
BGm’=BGm × k3 + k4
k1,k2,k3,k4 : 係数
RGs’,BGs’,RGm’,BGm’:第2擬似色補正係数
という演算が行われる。
ステップS13では、第2擬似色補正係数RGs’,BGs’,RGm’,BGm’に基づき、LUTを参照して色補正係数が算出される。
具体的には、第2擬似色補正係数RGs’,BGs’,RGm’,BGm’に基づき、図5に示したLUTを用いて係数番号が取得される。次いで、図6に示した表を用いて、図5で選択された係数番号に合った色補正係数CC0〜CC8が選択される。
このようにして、色補正係数の算出が終了する。
係数補間部65では、各小領域の境界における、色補正係数生成部61で算出された色補正係数CC0〜CC8の相違による段差を緩和するために係数補間を行う。この係数補間は、近傍の小領域の係数を用いて直線補間を実施することにより行う。なお、係数補間後の色補正係数を以下CC'0〜CC'8と表す。
色補正手段である色補正部53では、補間部51より出力された画像信号R'',G'',B''と、係数補間部65で算出された色補正係数CC'0〜CC'8とにより、以下に示すような色補正演算が行われる。
R'''=R''×CC'0 +G''×CC'1 +B''×CC'2
G'''=R''×CC'3 +G''×CC'4 +B''×CC'5
B'''=R''×CC'6 +G''×CC'7 +B''×CC'8
そして、色補正部53で色補正を実施された画像信号R''',G''',B'''は、γ補正部55、色空間変換部56および輪郭強調部57の各処理を順次経由して記録媒体に記録される。
この第3実施形態では、相互に異なる分光感度特性を有するCCD29A,41を設け、被写界からの光を受光し認識する際のパラメータが増加するようにしたので、分光感度特性をより人間の目に近づけ、良好な色再現特性を得ることができる。また、従来より存在するCCD29A,41を備えた電子カメラに適用する場合には、その信号処理方法を変えるだけで良いので、容易に既存の電子カメラに適用することができる。
そして、この実施形態では、CCD29Aを複数の小領域に分け、CCD29Aの複数の小領域に対応させてCCD41を複数の小領域に分け、CCD29AおよびCCD41の各画素の出力値を小領域毎に積分し、この積分値を利用して色補正係数を算出するようにしたので、CCD29AとCCD41との画素数が相違している場合にも、容易,確実に良好な色再現特性を得ることができる。
なお、上述した実施形態では、CCD41を測色センサとして使用した例について説明したが、被写体の輝度を測光する測光センサとして使用しても良い。
また、上述した実施形態では、色補正係数生成部61での正規化に係数k1〜k4を使用した関数演算を行ったが、1次元LUT或いは多次元LUTを用いても良い。
そして、上述した実施形態では、3×3のマトリック演算を行うための色補正係数CC0〜CC8を選択するようにしたが、さらに高精度な色補正を行うために例えば、多次元LUTを選択し、演算処理するようにしても良い。
本発明の画像処理装置の第1実施形態が内蔵された電子カメラを示す説明図である。 本発明の画像処理装置の第1実施形態の処理を示すブロック図である。 本発明の画像処理装置の実施形態のCCDの分光感度特性を示す説明図である。 図2の色補正係数生成部での処理を示す流れ図である。 本発明の画像処理装置の実施形態のLUTを示す説明図である。 本発明の画像処理装置の実施形態の色補正係数選択テーブルを示す説明図である。 本発明の画像処理装置の第2実施形態の処理を示すブロック図である。 本発明の画像処理装置の第3実施形態が内蔵された電子カメラを示す説明図である。 本発明の画像処理装置の第3実施形態の処理を示すブロック図である。 本発明の画像処理装置の第3実施形態のCCDの分光感度特性を示す説明図である。 図9の色補正係数生成部での処理を示す流れ図である。
符号の説明
29,29A,41 CCD
53 色補正部
61 色補正係数生成部

Claims (6)

  1. 被写体からの光を受光し複数の色成分を出力する第1撮像素子と、
    この第1撮像素子と同一の像を受光し複数の色成分を出力可能であり且つ複数の色成分の分光感度特性が前記第1撮像素子と異なる第2撮像素子と、
    前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とで光電変換された出力値に基づき、前記被写体からの受光状態に応じた色補正係数を算出する色補正係数算出手段と、
    前記色補正係数算出手段により算出された前記色補正係数を用いて、前記第1撮像素子の出力値に対して色補正を行う色補正手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 被写体からの光を受光し複数の色成分を出力する第1撮像素子と、
    この第1撮像素子と同一の像を受光し複数の色成分を出力可能であり且つ複数の色成分の分光感度特性が前記第1撮像素子と異なる第2撮像素子と、
    前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とで光電変換された出力値に基づき、前記被写体からの受光状態に応じた色補正係数を算出する色補正係数算出手段と、
    前記色補正係数算出手段により算出された前記色補正係数を用いて、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子との合成出力値に対して色補正を行う色補正手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記第1撮像素子を複数の小領域に分け、前記第1撮像素子の複数の小領域に対応させて前記第2撮像素子を複数の小領域に分け、前記第1撮像素子および前記第2撮像素子の各画素の出力値を前記小領域毎に積分し、この積分値を利用して前記色補正係数を算出することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とは、同一の前記被写体からの光を受光するのに使用する画素数が、相違することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記第2撮像素子は、前記被写体の色バランスを測光する測色センサとして使用されることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記第2撮像素子は、前記被写体の輝度を測光する測光センサとして使用されることを特徴とする画像処理装置。
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