JP5760274B2 - 教育教材ナビゲーション・システム - Google Patents

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Description

本発明は、学校の授業で利用する教材を授業進行に応じ教科書単元に則してリコメンデーションを行い、授業で円滑に進めるための教材をナビゲーションするシステムに関する。
従来、コンピュータの普及に伴い授業で使用する電子教材は、多種多様に豊富となり、それらの電子教材(デジタル教材とも呼ぶ)は、教材の種類や学年、教科、単元で分類され、利用者(教師)は、個人もしくは学校を含む教育機関や商用サービスで運用管理された教材を授業で使用していた。
特開2002−278438号公報 特開2005−195828号公報
しかしながら、学校のICT(Information and Communication Technology)環境の整備に伴い、教材が豊富になり、教材の多くは利用場面や利用方法を特定した教材で、その種類も複数あり、その中で類似する教材も多い。また、教材が保管されている場所も利用者端末、ネットワーク上、インターネット上など複数に存在するため、授業で利用する場合、その時に使用する教材の検索や教材の内容確認に時間を要していた。
また、教科書の単元に関連付けした分類の場合、定期的にある教科書改訂や学習指導要領の改訂、採用教科書の変更などに伴って教科書単元の変更があり、教材を分類し直す必要が発生した場合に多くの時間を要していた。
そのため、教材の運用管理、教材の授業活用の場面で、継続的に教材を活用する環境に課題があった。
さらに、他の課題としては、次のような課題があった。
(1)使用する教材を学年、教科、教科書単元で分類し管理した場合、教科書会社によって単元名称や構成が異なり、教科書会社別に分類を行う必要があるため、定期的に変更のある学習指導要領や地方自治体による強調点の変更、定期的な教科書改訂、採用教科書の変更などに合わせて独自に管理するのは難しかった。
(2)学年や教科に関係なく学習領域で関連する教材や総合学習で利用する教材を選択するには、担当学年や担当教科以外の教材を検索し、授業に活用することは難しかった。
(3)利用者(教員)が授業で使用した教材を記憶に留める、あるいは、逐一記録することは難しく、利用者(教員)間で使用した教材の利用率などの情報を取得することが難しかった。
(4)授業で使用する教材には、利用者自ら撮影した写真や動画、利用者自ら作成したテキスト、市販の教材ソフトウェアなど種類も豊富で、それぞれのファイルがディレクトリ管理されているため、検索に時間を要していた。
(5)教材検索や教材提示のシステムの多くはネットワークを介して利用するシステムであったため、ネットワークが利用できない環境では、教材検索や教材提示が出来なかった。
(6)従来では単元に関連付けしたシステムでは、特定の教科書会社に限定したシステムであって、教科書の違う学校で利用するためには、単元の違いを知らないと難しかった。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な目的は、授業で使用する教材選択を容易にし、教材授業中に容易に教材を活用することが可能なシステムを提供することにある。
そして、本発明の更なる目的は、前述の従来の各種課題を解決し、
学年や教科に関係なく、教科書単元に関連する他学年や他教科に関連する教材をリコメンデーションすることが可能なシステムを提供すること、
利用者の利用履歴の情報に基づいた教材(次の授業で使える教材や、利用者(教員)間で使用した教材の利用率の高い教材)、授業進行に応じた教材などをリコメンデーションすることが可能なシステムを提供すること、
教材にメタ情報がある場合には、教材の活用可能な学年、教科、教科書単元を自動的に識別してその教材を分類登録することが可能なシステムを提供すること、
教科書単元が変化しても教科書共通単元と教材の関係性を維持することが可能なシステムを提供することにある。
本発明は、学年、教科、教科書単元に関連付いた教材を利用者にリコメンデーションする機能を有する教育教材ナビゲーション・システムに関するものであり、本発明の目的は、
前記学年、前記教科、前記教科書単元で教材を分類登録する教材分類登録手段と、前記教材分類登録手段によって登録された教材の分類を示す教材分類情報を教材毎に蓄積する教材分類情報蓄積手段と、前記学年、前記教科、前記教科書単元を利用者が選択可能な検索条件として利用者端末に提示する検索条件選択手段と、前記検索条件選択手段で選択された検索条件及び前記教材分類情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能、及び、後記の教材利用情報蓄積手段によって記録された利用情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能を有するリコメンド教材提示手段と、利用者が利用した前記リコメンド教材の利用情報を蓄積して記録する教材利用情報蓄積手段と、前記リコメンド教材の内容を利用者端末に提示する教材内容提示手段と、利用者端末に提示された前記リコメンド教材の内容を外部の教材提示装置に提示する外部提示手段と、を備え、更に、教科書会社毎に異なる教科書単元と教科書に依存しない汎用単元との対応を示す汎用単元変換情報を記憶すると共に、前記汎用単元と前記教材とを関連付けて記憶するマッピングテーブルを備え、前記リコメンド教材提示手段は、前記マッピングテーブルに基づいて、前記利用者が使用する当該教科書会社の教科書の教科書単元に則した教材をリコメンデーションすることに、よって達成される。
さらに、本発明の目的は、
前記リコメンド教材提示手段は、前記学年、前記教科に依存しない学習要素を含む教科書内の領域を学習領域として、前記学習領域で分類された前記学年、前記教科、前記教科書単元の単元情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定し、前記学年、前記教科に関係なく、前記教科書単元に関連する教材をリコメンド教材として利用者に対して提示する機能を更に有すること、
前記利用者端末に前記検索条件選択手段及び前記リコメンド教材提示手段を少なくとも備えると共に、前記教材のリコメンデーションを行うために必要な教材情報を前記利用者端末の記憶手段に格納した構成としており、且つ、前記リコメンド教材提示手段が、前記教材情報に基づいて前記リコメンド教材の決定及び提示の処理を実行することで、ネットワークの利用環境が無い環境においても前記リコメンド教材の提示を可能としていること、
前記教材は、利用者端末でアクセスして表示することが可能な写真ファイル、動画ファイル、テキストファイル、HTMLファイル、ウェブサイト、及び電子教材ソフトのうちの少なくとも一つであること、
前記教材分類登録手段は、教材にメタ情報が付与されている場合には、前記メタ情報を解析して前記学年、前記教科、前記教科書単元を自動的に識別して前記教材を分類登録し、教材にメタ情報がない場合には、利用者によって登録された前記学年、前記教科、前記教科書単元の登録情報に基づいて前記教材を分類登録する処理を実行すること、
前記教材利用情報蓄積手段は、前記利用情報の構成要素として、利用者が利用した教材、教材を利用した日時、教材を利用した教科、教材を利用した学年、教材を利用した単元、教材を使用した回数、教材を利用した学校を記録すること、
によってそれぞれ一層効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は
たな教科書が発行された際に、その教科書の教科書単元を示す情報を入力し、該情報に基づいて前記汎用単元変換情報を自動更新する単元変換情報更新手段を備えること、
前記リコメンド教材提示手段は、年間指導計画、週案簿の情報に基づいて授業進行に応じた教材を決定し、その教材をリコメンド教材として利用者に対して提示する機能を更に有すること、
前記教材利用情報蓄積手段を有し、且つ学校内の各教師が利用する利用端末と所定のネットワークを介して接続されると共に他の学校の教師が利用する利用端末とインターネットを介して接続され、且つインターネット上にデータベースを有する教材活用サーバを備え、前記教材活用サーバは、前記教材利用情報蓄積手段によって、前記学校を特定する識別子に関連付けて前記利用情報を前記インターネット上のデータベースに記録して、前記学校内の利用者間及び前記学校内の利用者と前記他の学校内の利用者との間で前記利用情報を共有する構成としており、前記リコメンド教材提示手段は、前記共有される利用情報に基づいて前記リコメンデーションする教材を決定する機能を有すること
よってそれぞれ一層効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、
前記学年、前記教科、前記教科書単元で教材を分類登録する教材分類登録手段と、前記教材分類登録手段によって登録された教材の分類を示す教材分類情報を教材毎に蓄積する教材分類情報蓄積手段と、前記学年、前記教科、前記教科書単元を利用者が選択可能な検索条件として利用者端末に提示する検索条件選択手段と、前記検索条件選択手段で選択された検索条件及び前記教材分類情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能、及び、後記の教材利用情報蓄積手段によって記録された利用情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能を有するリコメンド教材提示手段と、利用者が利用した前記リコメンド教材の利用情報を蓄積して記録する教材利用情報蓄積手段と、前記リコメンド教材の内容を利用者端末に提示する教材内容提示手段と、利用者端末に提示された前記リコメンド教材の内容を外部の教材提示装置に提示する外部提示手段と、を備え、更に、前記教材利用情報蓄積手段を有し、且つ学校内の各教師が利用する利用端末と所定のネットワークを介して接続されると共に他の学校の教師が利用する利用端末とインターネットを介して接続され、且つインターネット上にデータベースを有する教材活用サーバを備え、前記教材活用サーバは、前記教材利用情報蓄積手段によって、前記学校を特定する識別子に関連付けて前記利用情報を前記インターネット上のデータベースに記録して、前記学校内の利用者間及び前記学校内の利用者と前記他の学校内の利用者との間で前記利用情報を共有する構成としており、前記リコメンド教材提示手段は、前記共有される利用情報に基づいて前記リコメンデーションする教材を決定する機能を有し、且つ、前記リコメンド教材提示手段は、前記共有される利用情報に基づいて、利用率の高い教材、利用人数の多い教材、又は利用回数の多い教材を求め、求めた教材を前記リコメンド教材として提示する機能を有すること、
によっても達成される。
また、本発明の上記目的は、
前記学年、前記教科、前記教科書単元で教材を分類登録する教材分類登録手段と、前記教材分類登録手段によって登録された教材の分類を示す教材分類情報を教材毎に蓄積する教材分類情報蓄積手段と、前記学年、前記教科、前記教科書単元を利用者が選択可能な検索条件として利用者端末に提示する検索条件選択手段と、前記検索条件選択手段で選択された検索条件及び前記教材分類情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能、及び、後記の教材利用情報蓄積手段によって記録された利用情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能を有するリコメンド教材提示手段と、利用者が利用した前記リコメンド教材の利用情報を蓄積して記録する教材利用情報蓄積手段と、前記リコメンド教材の内容を利用者端末に提示する教材内容提示手段と、利用者端末に提示された前記リコメンド教材の内容を外部の教材提示装置に提示する外部提示手段と、を備え、更に、前記教材利用情報蓄積手段は、当該利用者によって1回目からn回目(nは2以上の整数)迄に利用された各教材の利用順序を示す情報を教材利用状況として当該利用者に関連付けてインターネット上のデータベースに記録すると共に、各々の利用者によって教材が利用されるたびに前記教材利用状況を更新する機能を有し、前記リコメンド教材提示手段は、前記教材利用状況のデータに基づいて、当人が直前に使った教材の次に使う教材を求めて利用者にリコメンデーションする機能を有すること、
によっても達成される。
また、本発明の上記目的は、
前記リコメンド教材提示手段は、前記教材利用状況のデータを統計的に分析して、予め特定の教材種別で分類された種別毎の教材群について、ある種別の教材群が利用された際に次にどの種別の教材群が利用されるかを示す利用パターンを自動形成すると共に、前記次に使う教材をリコメンデーションする際、前回をm回目(mは2以上の整数)として、m回目に利用された教材が属する種別の教材群と前記利用パターンに含まれるm回目の教材群とをマッチングし、マッチングした利用パターンに示されるm+1回目の教材群内の教材を、前記次に使う教材として利用者にリコメンデーションすること、
によって一層効果的に達成される。
本発明によれば、授業で使用する教材選択を容易にし、教材授業中に容易に教材を活用することが可能となる。さらに、当該機能を有する手段を備えた構成とすることで、本発明の更なる目的に記載した当該システムを提供することが可能となる。
本発明に係る教育教材ナビゲーション・システムの基本構成の一例を示す模式図ある。 本発明に係る教務支援データベースの構成例を示す模式図である。 本発明システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 学年や教科に関係なく、教科書単元に関連する教材を利用者に提示する方法を説明するための模式図である。 授業の進行に応じた教材をリコメンデーションする際の表示画面の一例を示す模式図である。 本発明に係る教材提示画面の構成例を示す模式図である。 本発明を適用した教務支援システムの全体構成の一例を示す模式図ある。 本発明システムの動作例を示すフローチャートである。 教師端末に表示される教材内容提示画面の一例を示す模式図である。 教材提示装置に表示される教材内容提示画面の一例を示す模式図である。 学習者端末に表示される教材内容提示画面の一例を示す模式図である。 教科書会社に関係なく教科書単元に関連する教材を利用者に提示する方法を説明するための模式図である。 次に使う教材のリコメンド機能を説明するための第1の模式図である。 次に使う教材のリコメンド機能を説明するための第2の模式図である。 クラウド型・教育教材ナビゲーション・システムの構成例を示す模式図ある。
本実施形態における教育教材ナビゲーション・システムは、学年、教科、教科書単元に関連付いた教材を利用者(教師)にリコメンデーションするシステムであり、例えば利用者自ら撮影した写真や動画、利用者自ら作成したテキスト、市販の教材ソフトウェアなど、多種多様な豊富な教育教材の中から、授業で使用する教科書の単元に則してその授業を円滑に進めるための教材をナビゲーションする機能(以下「教材ナビゲーション機能」と称する)を備えたシステムである。そして、本発明の好適な実施形態においては、その教材ナビゲーション機能を利用者端末側に設けた形態とし、インターネット等のネットワークが利用できない環境においても利用者端末のみで、基本の教材ナビゲーション機能の全てを活用できる形態としている。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について、以下の順序で説明する。
(1)教育教材ナビゲーション・システムの基本構成
(2)教務支援データベースの構成
(3)教育教材ナビゲーション・システムの機能構成と各機能の詳細
(4)教育教材ナビゲーション・システムを含む教務支援システムの全体構成
(5)教育教材ナビゲーション・システムの動作例
(6)その他の実施形態(クラウド型・教育教材ナビゲーション・システム)
なお、以下の説明では、小学校に用いる教育教材のナビゲーション・システムを例として説明するが、本発明は、小中高等学校などの公的な教育機関に限らず、個人若しくは商用サービスを対象とした教育教材ナビゲーション・システムとしても適用することができる。また、以下の説明では、利用者が教師(教員又は先生とも呼ぶ)である場合を例として説明するが、利用者は教師に限らず、生徒などの学習者自身を本システムの利用者として適用することもできる。
先ず、本発明に係わる教育教材ナビゲーション・システムの基本構成について説明する。
(1)教育教材ナビゲーション・システムの基本構成
図1は、本発明に係る教育教材ナビゲーション・システム(以下「本システム」とも呼ぶ)の基本構成の一例を示す模式図あり、システムの基本構成としては、教材(教育用の教材)のナビゲーション機能を有するプログラムP1が導入された利用者端末(教師端末)1と、その利用者端末1を通じて教材の内容を学習者に提示するための外部の教材提示装置2と、教材のナビゲーション機能に必要な教材情報(教材のリコメンデーションを行うために必要な教材情報)の更新処理及び教材利用履歴の記録処理を実行するためのプログラムP2、P3が導入された教材活用サーバ10と、を備えて構成される。
以下に、これらの構成要素について概要を順次説明する。なお、教材情報などを格納したデータベース20の構成については、具体例を示して後述する。
先ず、図1中のプログラムP1〜P3について説明する。
教材ナビゲーション・プログラムP1は、教材のナビゲーション処理をコンピュータに実行させるナビゲーション機能を有するプログラムであり、本実施の形態では、プログラムP1は利用者端末1に導入され、そのプログラムP1によって、利用者端末1を教材ナビゲーション装置として動作させるようにしている。
そして、ネットワーク3が利用できる環境においては、そのプログラムP1は教材活用サーバ10側の教材利用履歴サーバ・プログラムP2と教材情報更新サーバ・プログラムP3とに連携し、情報蓄積や情報更新が可能となる。
一方、ネットワーク3(インターネット)が利用できない環境では、教材ナビゲーション・プログラムP1が有する各種ナビゲーション機能のうち、教材利用履歴(利用者が使用した教材の利用情報の蓄積データ)に基づく統計情報を用いたナビゲーション機能については利用することができないが、その他のナビゲーション機能についてはオフラインで(利用者端末1のみで)利用することができる。
教材利用履歴サーバ・プログラムP2は、教材活用サーバ10のコンピュータを教材利用履歴サーバ11として動作させるプログラムであり、教材情報更新サーバ・プログラムP3は、教材活用サーバ10のコンピュータを教材情報更新サーバ12として動作させるプログラムである。
次に、ハードウェア資源に関する構成要素について概要を順次説明する。
利用者端末1は、教師が使用する情報処理端末(Web端末)であり、授業の準備作業などで教室以外の場所(職員室等)でも活用できるように、図1中に示すようなタブレット・コンピュータ1Aやラップトップ・コンピュータ1Bなど、持ち運び可能な端末(モバイル・コンピュータ)を用いるのが好ましい。
本実施の形態では、利用者端末1には、オペレーション・システム(OS)と、教材ナビゲーション・プログラムP1と、その教材ナビゲーション・プログラムP1が教材のリコメンデーションを行うために必要な教材情報とがインストールされている。さらに、教材に依っては、利用者端末1に教材(デジタル教材のコンテンツ)がインストールされている。
教材提示装置2は、利用者端末1に表示される教材内容を提示するための外部の表示装置であり、プロジェクタ2Aや電子黒板2Bなど、有線・無線に関わらず利用者端末1の画面を映し出すことが可能な機器である。このような教材提示装置2は、例えば個々の教室内の生徒全体を対象とした教材の提示手段として使用される。
ネットワーク3は、有線・無線を問わずTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)での疎通が可能なネットワークであり、利用者端末1側の教材ナビゲーション・プログラムP1では、ローカル・ネットワーク、インターネット等のネットワーク3を介して、教材利用履歴サーバ11と教材情報更新サーバ12との連携処理を行う。
教材活用サーバ10は、1以上のコンピュータから構成されるデータ処理装置であり、教師が利用する利用者端末1とネットワーク3(本実施の形態では学校内のローカルエリアネットワーク)を介して相互に通信可能に接続される。なお、その教材活用サーバ10のハードウェア構成は一般的な構成であるため、ここでは説明を省略する。
本実施の形態では、教材活用サーバ10は、教材利用履歴サーバ11と教材情報更新サーバ12とを含んで構成される。
教材利用履歴サーバ11は、ネットワーク3を介して利用者端末1と通信し、利用者端末1で利用した教材の使用状況の情報(利用情報)を受信し、その情報を蓄積する。
教材情報更新サーバ12は、ネットワーク3を介して利用者端末1と通信し、リコメンデーションに必要な教材情報の更新を行う。
教材利用履歴サーバ11で蓄積された利用情報は、教材利用の統計情報(利用者(教員)間で使用した教材の利用率等の統計情報)として、ネットワーク3を介して教材情報更新サーバ12へ送られ、教材をリコメンデーションするための情報として使用される。
教材情報更新サーバ12には、オペレーション・システム(OS)、教材情報更新サーバ・プログラムP3がインストールされている。また、教科書会社毎に違う単元を汎用単元に変換するための情報、教材の利用統計情報を記録している。
次に、本発明に係る教務支援データベースの構成について説明する。
(2)教務支援データベースの構成
データベース20は、図1中に示すように、教科書データ21、教科書別単元データ22、学習領域別単元データ23、及び各種のデジタル教材の教材データ24(単元別教材データ24aと利用履歴別教材データ24b)が記憶される。
図2は、本発明に係る教務支援データベース20の構成例を示す模式図であり、教務支援データベース20の全体構成を説明した後、この図2を参照して各データ21〜24の構成を順次説明する。
先ず、教務支援データベース20の全体構成について説明する。
本実施の形態では、教務支援データベース20(以下「データベース20」と略称する)を、利用者端末1内の記憶装置(外部記憶媒体を含む所定の情報記憶媒体)に格納して利用する形態としており、ネットワーク3が利用できない環境下においても、利用者である教師は、利用者端末1を用いて、教材の運用管理や教材の授業活用の場面で、継続的に教材を活用し得るようにしている。
なお、データベース20を利用者端末1内に図1中の全てのデータ21〜24を設けずに、教材のナビゲーション処理(但し、統計情報を用いた処理を除く)に必要な教材情報(例えば後述のマッピングテーブルと教材のロケーション情報)のみを設けた形態としても良い。また、複数の利用者端末1(及び教材活用サーバ10)が接続されるローカルエリアネットワーク上にデータベース20(全てのデータ21〜24)を設けた形態としても良い。
以下、教務支援データベース20に格納されるデータの構成について説明する。
本発明に係るデータベース20は、学年及び教科別の教科書の単元(1,2,・・・,N)と教材(24A,24B,24C,・・・)との対応関係を教科書会社(出版社A,B,・・・)の教科書別に記憶すると共に、学習領域(領域A,B,・・・)に属する単元群と教材(24A,24B,24C,・・・)との対応関係を記憶し、更に、教材データ24(本例では単元別教材データ24a及び利用履歴別教材データ24b)を記憶するデータベースである。
なお、ここで言う「教材データ24」は、各種デジタル教材(24A,24B,24C,・・・)にアクセス可能なロケーション情報であり、各種デジタル教材の実体の場所は、ローカル端末上、サーバ上、及びインターネット上のどこにあっても良い。
換言すれば、各種の教材は、各出版社の教科書、学年、教科、教科書単元、学年や教科に依存しない学習領域、教材の利用履歴などを「検索要素」として、これらの検索要素に関連付けてデータベース20に保管されている。そして、上記検索要素(いずれか1つ又は複数)を検索条件(キーワード)として、検索条件に適合する教材を、データベース20を検索して抽出し得るようにしている。
そして、本実施の形態では、データベース20内のデータ21〜24を用いて、前述のプログラムP1での単独処理やプログラムP1とプログラムP2及びP3との連携処理によって、授業進行に応じた教材や利用者の利用履歴(教材の利用回数,利用した学校等の履歴)の情報に基づいた教材を教師にリコメンデーションする形態としている。
なお、本実施の形態で言う「学習領域」とは、学年、教科に依存しない学習要素を含む学習領域であり、例えば、基礎的・基本的な知識や技能を習得するのに必要な学習要素を含む教科書内の領域(複数の単元で構成される所定の学習領域で且つ複数の学年及び/又は教科を通じて学習する領域)である。その「学習領域」は、図2の例では、文部科学省の小学校学習指導要領に示される「数と計算」や「量と計算」などである。
次に、図2を参照して各データ21〜24の構成を順次説明する。
教科書データ21は、出版社(「教科書会社」と呼ぶ)が異なる複数の教科書のデータを教科書会社毎に示すデータであり、各教科書会社の教科書のデータ21(A,B,・・・)は、教科書会社,教科及び学年別の教科書を特定するための情報(本例では教科書名)を含んで構成される。
教科書別単元データ22は、上記教科書名で特定される教科書の単元を教科別に示すデータであり、各教科書の教科別のデータ22(22A,22B,・・・)は、その教科での単元を特定するための情報を含んで構成される。
学習領域別単元データ23(23A,23B,・・・)は、学習領域(A,B,・・・)と単元(本例では単元名)との対応関係を学習領域別に示すデータであり、当該学習領域に属する単元群のデータを含んで構成される。また、当該学習領域の単元群のデータは、例えば学年順及び学年内での学習段階順に配列されており、例えば、ある学習段階において基礎的な知識が習得できていないと判断した場合に、前の学習段階に適合する教材をリコメンデーションし得るように構成されている。
教材は、各教科及び各教科書の単元別に分類された各種デジタル教材であり、データベース20には、単元別に分類された教材の単元別教材データ24aと利用履歴別教材データ24bが格納される。
上記教材のデータ(実体)は、学年や教科に応じて利用される各種のデジタル教材であり、データのタイプで分類したデジタル教材としては、動画・写真ファイル(動画ファイル又は写真ファイル)24A、電子教材ソフト24B、電子文書24C(テキストファイル、HTMLファイル、又はWebサイトから得られるファイル)がある。ここで言う「電子教材ソフト24B」は、例えば、小学校の場合は英語や漢字、算数、理科、社会、音楽、図工や体育などの授業を学年毎にサポートするための電子教材ソフトであり、例えば、小学校の場合は英語や漢字、算数、理科、社会、音楽、図工や体育などの授業を学年毎にサポートするための電子教材ソフトである。また、各ファイルは、利用者自身が作成したデジタル教材としての教材ファイルが含まれる。
本実施の形態では、それらのデジタル教材の場所は、前述のように、ローカル端末上、サーバ上、及びインターネット上のどこにあっても良い。また、本実施の形態では、種類やタイプが異なる多種多様な豊富な教材を学年、教科、教科書単元(及び後述の学習領域)で分類して、その分類を示す教材分類情報を教材のロケーション情報とともに登録しておき、その教材分類情報とロケーション情報とに基づいて該当の教材データ(実体)を得るようにしている。
次に、本発明に係る教育教材ナビゲーション・システムの機能構成と各機能について説明する。
(3)教育教材ナビゲーション・システムの機能構成
図3は、本発明に係る教育教材ナビゲーション・システムの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、図3に例示される各手段101〜107は、説明の便宜上、手段名を付けて機能で分類したものであり、ソフトウェアの構成を限定するものではない。そして、本実施の形態においては、教育教材ナビゲーション・システム100内の当該CPU100Aを各手段101〜107として動作させる主体は、前述のプログラムP1〜P3であり、各手段101〜107における処理の分散形態(利用者端末1と教材活用サーバ10でのデータ処理の分散形態)と各プログラムP1〜P3の連携処理の形態については、説明を省略する。但し、以下に示す手段101〜107は、利用者端末1のCPU100Aを教材ナビゲーション装置として動作させる手段であり、本実施の形態では、利用者端末1に各手段101〜107を備えた形態としている。
図3において、教育教材ナビゲーション・システム100は、前述の教材ナビゲーション機能を実現するための主要な情報処理手段としては、
(a)教材を各教科、各教科書の単元別に分類して登録する教材分類登録手段101と、(b)登録された教材の分類を示す情報(以下「教材分類情報」と呼ぶ)を蓄積する教材分類情報蓄積手段102と、
(c)学年、前記教科、前記教科書単元を利用者が選択可能な検索条件として利用者端末に提示する検索条件選択手段103と、
(d)登録されている教材群24の中から、授業進行に応じた教材や利用者の利用履歴の情報に基づいた教材など、利用者に対してリコメンデーションする教材(以下「リコメンド教材」と呼ぶ)を提示する処理を実行するリコメンド教材提示手段104と、
(e)利用者が利用したリコメンド教材の利用情報を蓄積して記録する教材利用情報蓄積手段105と、
(f)リコメンド教材の内容を利用者端末に提示する教材内容提示手段106と、
(g)利用者端末に提示されたリコメンド教材の内容を外部の教材提示装置2に提示する外部提示手段107と、
を備えている。
以下に、それらの手段101〜107について、より詳しく説明する。
(a)教材分類登録手段101
教材分類登録手段101は、利用者端末1に表示される教材登録画面を通じて、図2に例示したような各種デジタル教材(24A,24B,24C,・・・)の情報を登録するための手段であり、この教材分類登録手段101では、登録対象の教材を学年、教科、教科書単元で分類し、それらの学年、教科、教科書単元で関連付けて登録する処理を実行する。ここで登録される教材は、利用者端末1でアクセスして表示することが可能な写真ファイル、動画ファイル、テキストファイル、HTMLファイル、ウェブサイト、及び電子教材ソフトのうちの少なくとも一つである。
教材分類登録手段101では、上記のような教材を登録する際、教材にメタ情報が付与されている場合には、そのメタ情報を解析して学年、教科、教科書単元を自動的に識別し、識別した学年、教科、教科書単元で教材を分類して登録し、教材にメタ情報がない場合には、利用者によって登録された学年、教科、教科書単元の登録情報に基づいて教材を分類して登録する処理を実行する。また、教材分類登録手段101では、登録処理の際に、学習領域の情報(例えば学習指導要領のデータを解析して得た学習領域の情報)に基づいて、複数の階層(例えば大分類、中分類、小分類)で分類された教材を学習領域に関連付けて自動的に(又は手動による登録操作によって)登録する処理を実行する。
(b)教材分類情報蓄積手段102
教材分類情報蓄積手段102では、教材分類登録手段101によって登録された教材の情報(前述の教材分類情報及びロケーション情報等)を単元別教材データ24aとして、データベース20に蓄積する処理を実行する。
(c)検索条件選択手段103
検索条件選択手段103は、教材の検索条件を利用者が指定するための手段であり、この検索条件選択手段103では、例えば学年、教科、教科書単元(及ぶ学習領域)を検索条件の選択項目として含む検索画面を利用者端末1の表示部に表示する処理を実行する。
(d)リコメンド教材提示手段104
リコメンド教材提示手段104は、リコメンデーションする教材を利用者に提示する機能として、本実施の形態では以下のような教材ナビゲーション機能を備えている。
(d1)検索条件選択手段103で選択された検索条件と教材分類情報とに基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定し、その教材をリコメンド教材として利用者に提示する第1の教材ナビゲーション機能。
この第1の教材ナビゲーション機能を備えることで、授業で使用する教材選択を容易にし、教材授業中に容易に教材を活用することが可能となる。
(d2)教材利用情報蓄積手段105によって記録された利用情報(教材を使用した日時や教材を使用した回数などの教材の利用情報)に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材を利用者に対して提示する第2の教材ナビゲーション機能。
この第2の教材ナビゲーション機能を備えたリコメンド教材提示手段104では、例えば、本人の利用回数の多い教材や本人とは別の利用者による利用者数(若しくは利用回数)の多い教材を、多い順に一覧として提示するようにしている。さらに、一度授業で使った教材内容の提示順を利用者に提示するようにしている。
この第2の教材ナビゲーション機能を備えることで、別の利用者がよく使う教材を参照したり、前回に使った教材における次の提示場所を参照したりすることで、授業で使用する教材選択を更に容易にし、また、教材授業中に教材を更に容易に活用することが可能となる。
(d3)学年及び教科、又は学年若しくは教科に依存しない学習要素を含む教科書内の領域を学習領域として、学習領域で分類された学年、教科、教科書単元の単元情報(前述の学習領域別単元データ23)に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定し、学年、教科に関係なく、教科書単元に関連する教材をリコメンド教材として利用者に対して提示する第3の教材ナビゲーション機能。
この第3の教材ナビゲーション機能を備えることで、教科書単元に関連する他学年や他教科に関連する教材をリコメンデーションすることが可能となる。
(d4)同じ学年、同じ教科において単元構成や単元名称が違う教科書の単元を教科書に依存しない汎用単元に変換するための汎用単元変換情報を介して教科書単元と教材を関連付けたマッピングテーブルを備え、そのマッピングテーブルに基づいて、利用者が使用する当該教科書会社の教科書の教科書単元に則した教材をリコメンデーションする第4の教材ナビゲーション機能。
この第4の教材ナビゲーション機能を備えることで、定期的にある教科書改訂や学習指導要領の改訂、採用教科書の変更などに伴って教科書単元の変更が生じても、教材を分類し直すことなく、各教科書の単元に即した教材をリコメンデーションすることが可能となる。
(d5)年間指導計画若しくは週案簿(又は両者)の情報に基づいて、授業の進行に応じた教材を決定し、その教材をリコメンド教材として利用者に対して提示する第5の教材ナビゲーション機能。
この第5の教材ナビゲーション機能を備えることで、週案簿等の授業予定に沿った授業の進行に応じて、その授業に適した教材をリコメンデーションすることが可能となる。
ここで、上記第3の教材ナビゲーション機能と第5の教材ナビゲーション機能について、図面を参照して説明する。なお、第4の教材ナビゲーション機能に関する処理(教科書会社に依存しない教育教材の提示処理)の詳細については、マッピングテーブルの構成例を示して後述する。
先ず、上記第3の教材ナビゲーション機能について、図4の模式図を参照して説明する。
図4は、学習領域23−1と教材(A〜H)との関係を示しており、学習領域23−1は、例えば、小学校学習指導要領に示される「数と計算」のように複数の学年に渡って学習する教科書内の領域や、複数の教科(及び学年)に渡って学習する教科書内の領域であり、図4に示すように、その学習領域23−1に属する教科、学年、単元の情報が、学習領域別単元データ23としてデータベース20に保管されている。
そして、教材(単元別教材データ24a)は、その学習領域23−1に関連付けてデータベース20に保管されている。また、教材(A〜H)は、学習領域に関連する大分類、中分類、小分類などの複数の分類を示す分類コードが予めシステムによって(利用者自身が作成した教材の場合は利用者自身によって)付与されると共に、その分類コードと学習領域23−1とが関連付けられてデータベース20に保管されている。
リコメンド教材提示手段104では、このような学習領域別単元データ23と単元別教材データ24aとに基づいて、学年、教科に関係なく、教科書単元に関連する教材をリコメンド教材として提示する処理を実行する。
次に、第5の教材ナビゲーション機能について、図5の模式図を参照して説明する。
図5は、授業の進行に応じた教材をリコメンデーションする際の画面例を示しており、図5中の符号G1aで示す画面は、週案簿の表示例を示し、符号G1bで示す画面は、リコメンド教材の表示例を示している。
例えば図5(A)に示すような週案簿の(日別)画面G1aを利用者端末1の表示部に表示し、その画面G1a上で当日の授業の時間帯(行事)が利用者によってタッチされると、タッチされた時間帯の週案簿の情報に基づいて、その時間帯の授業内容(教科、学年、教科書単元)を判定し、その授業内容に応じた教材をデータベース20から検索して抽出し、抽出した教材をリコメンド教材として決定してリコメンド教材の画面データを生成し、図5(B)に示すように、その授業時間で使える教材を一覧で示すリコメンド教材提示画面G1bを利用者端末1の表示部に表示する。
このように、リコメンド教材提示手段104では、週案簿や年間指導計画の情報に基づいて、授業の進行に応じた教材を決定し、その教材をリコメンド教材として利用者に対して提示する処理を実行する。
(e)教材利用情報蓄積手段105
教材利用情報蓄積手段105では、リコメンド教材提示手段104によって提示された教材の情報(教材内容の表示操作の情報等)に基づいて、利用者が利用した教材の利用情報を蓄積して記録する処理を実行する。ここで記録される「利用情報」は、例えば、教材を利用した日時、教材を利用した教科、教材を利用した学年、教材を利用した単元、教材を使用した回数、教材を利用した学校、一度授業で使った教材内容の提示順などを示す情報であり、リコメンド教材提示手段104が前述の第2の教材ナビゲーション機能を実行する際に使用される。なお、例えば教材活用サーバ10側でインターネットを介して他の学校の利用情報を収集して蓄積する形態とした場合は、前述の第2の教材ナビゲーション機能は、他の学校での教材の利用率等の統計情報に基づいてリコメンデーションする教材を決定し、他の学校で1番多く使用されている教材や学校毎の教材の利用率等を示す複数校の統計情報を利用者に対して提示する機能や、各教材の利用順序を示す利用者毎の記録データに基づいて、当人が直前に使った教材の次に使う教材を求めて利用者にリコメンデーションする機能を更に有している。
(f)教材内容提示手段106
教材内容提示手段106では、リコメンド教材提示手段104によって提示された教材の内容を利用者端末1に提示する処理を実行する。
図6は、リコメンド教材提示手段104として利用者端末を機能させる教材ナビゲーション・プログラムP1によって提示される教材提示画面G1の構成例を示しており、教材提示画面G1は、例えば、教科書の教科を選択するためのメニュー欄G11と、リコメンデーションする教材が適用される学年、メニュー欄G11で選択された教科の名称、教科書単元の名称、及びリコメンデーションする教材の名称が表示されるエリアG12と、教材の抄録(メタ情報、又は利用者が登録した概要)がプレビューとして表示される教材提示エリアG13とから構成されている。
このような教材提示画面G1において、利用したい教材が利用者によって指示(本例では教材提示エリアG13の部分がタッチ)されると、教材内容提示手段106では、指示された教材のロケーション情報に基づいて教材のオブジェクトにアクセスし、教材の内容を教材提示エリアG13に表示する。その際、教材内容提示手段106では、一度授業で使った教材内容の提示順を前述の利用情報に基づいて判定し、その提示順に対応する位置(例えば前回に提示した教材内容の次の位置)の教材内容を教材提示エリアG13に表示するようにしている。
(g)外部提示手段107
外部提示手段107では、教材内容提示手段106によって利用者端末に提示された教材の内容を外部の教材提示装置2に提示する処理を実行する。その教材提示装置2は、例えば、プロジェクタ2Aや電子黒板2Bなどの教室内の生徒が目視可能な大型の表示部を有する表示装置2であり、外部提示手段107では、教材の内容として、例えば、図6に例示した教材提示エリアG13に表示される内容(動画、写真、教材ソフトのコンテンツ、電子文書)を利用者の表示開始操作に応じて教材提示装置2に提示する。
次に、本発明に係る教育教材ナビゲーション・システムを含む教務支援システムの全体構成について説明する。
(4)教育教材ナビゲーション・システムを含む教務支援システムの全体構成
図7は、本発明を適用した教務支援システムの全体構成の一例を示しており、本例では学習者端末4への教材提示機能を備えたシステムの構成を示している。また、データベース20(20A)を利用者端末1内ではなく、教材活用サーバ10側に設けたシステムの構成を示している。
図7において、教務支援システムは、教育教材ナビゲーション・システムが付加的な構成として使用する外部の教材提示装置2と、教師が使用する利用者端末1(教師端末)と、教材活用サーバ10と、生徒である学習者が使用する学習者端末4(本例では、タブレット・コンピュータ4A)と、を備えて構成されている。本実施の形態では、これらの装置は全て学校内に設けられており、それぞれ学校内のローカルエリアネットワークを介して通信可能に接続されている。
上述のような構成において、本発明に係る教育教材ナビゲーション・システムの動作例について、図8のフローチャートの流れに沿って説明する。なお、既に説明した処理や機能については省略若しくは簡略化して説明する。また、ここでのデータ処理の主体は、利用者端末1に導入された教材ナビゲーション・プログラムP1であるが、以下の説明では、利用者端末1内の教材ナビゲーション・プログラムP1を「利用者端末1の制御部」と称して説明するものとする。なお、データベース20(20A)を利用者端末1内に設けた形態の場合は、教材活用サーバ10とのデータ送受を除いて、本発明に係わるデータ処理は同様の処理となる。
(5)教育教材ナビゲーション・システムの動作例
教材ナビゲーション・プログラムP1が起動されると、利用者端末1の制御部では、例えば当該利用者による教科書の選択情報の記憶データに基づいて、教科書が利用者によって選択されていないか否か(1回目の起動か否か)を判定し、選択されていない場合は、学年、教科の選択画面を表示部に表示し(ステップS1)、選択された学年と教科に対応する各出版社の教科書データ21(A,B,…)をデータベース20から検索して読込み(ステップS2)、読込んだ教科書データ21(A,B,…)に基づいて教科書の一覧を示す教科書選択画面を生成して表示部に表示する(ステップS3)。
そして、その教科書選択画面上で教科書が利用者によって選択される場合(ステップS4)、或いは、教材ナビゲーション・プログラムP1の起動時において2回目以降の起動と判定した場合には、利用者端末1の制御部では、該当の教科書の単元データ22をデータベース20から読込み(ステップS5)、その教科書の単元を選択可能な単元選択画面を生成して表示部に表示する(ステップS6)。
そして、その単元選択画面上で単元が利用者によって選択されると(ステップS7)、利用者端末1の制御部では、教材別単元データ24a,利用履歴別教材データ24b,及び(又は)学習領域別単元データ23を参照して、ステップS7において選択された単元に対応する教材情報を読込み(ステップS8)、学年と教科に対応する教科書単元に関連する教材,教材の利用履歴(利用者自身若しくは別な利用者の利用情報)に基づいた教材,及び(又は)学年や教科に依存しない学習領域に関連する教材をリコメンド教材として決定し、そのリコメンド教材の一覧を示す教材一覧画面(例えば図5(B)に例示したような画面G1b)を生成して表示部に表示する(ステップS9)。
そして、その教材一覧画面上で教材が利用者によって選択されると(ステップS10)、利用者端末1の制御部では、図9の例に示すように、選択された教材の内容を教材提示エリア13に表示すると共に、図10の例に示すように、例えば利用者端末1に提示された教材の一部の領域G13a(若しくは全ての領域13)を教材提示装置2に提示する。
更に、利用者端末1の制御部では、利用者端末1の画面上での操作に応じて、利用者端末1に提示された上記教材の一部の領域G13aを図7中の学習者端末(生徒端末)4の表示部に表示、或いは、図11の例に示すように、教材一覧画面上で利用者によって選択された個別学習用の教材の内容G13bを、利用者が指定した特定の学習者端末4の表示部に表示する(ステップS11)。
ここで、教科書会社に関係なく教科書単元に関連する教材を利用者に提示する方法(前述の第4の教材ナビゲーション機能に関する処理)について、図12を参照して説明する。
本実施の形態では、前述のように、汎用単元変換情報を介して教科書会社によって違う教科書単元と教材とを関連付けたマッピングテーブルを備え、そのマッピングテーブルに基づいて、同じ学年、同じ教科において単元構成や単元名称が違う教科書を対象として処理するようにしている。
図12は、上記マッピングテーブルの構成例を示しており、マッピングテーブルは、例えば、教科書別単元データ22に示される教科書会社毎に異なる教科書単元と教科書に依存しない汎用単元との対応を示す汎用単元変換情報を記憶する第1のテーブルTB(1)と、汎用単元と前記教材とを関連付けて記憶する第2のテーブルTB(2)と、を備えて構成される。
リコメンド教材提示手段104では、このようなマッピングテーブルに基づいて、利用者が使用する当該教科書会社の教科書の教科書単元に則した教材をリコメンデーションするようにしている。
そして、本実施の形態では、単元の構成や単元の名称に変更がされた「新たな教科書」が発行された際に、教科書データ21内の当該出版会社の教科書データを更新すると共に、その教科書データを解析して教科書別単元データ22内の当該出版会社の教科書別単元データを更新し、例えば、その教科書別単元データに基づいて、新たな教科書の教科書単元を示す情報を入力し、該情報に基づいて汎用単元変換情報を自動的に更新するようにしている。
このような更新処理を行う手段(「単元変換情報更新手段」と呼ぶ)は、本実施の形態では教材情報更新サーバ12に備えているが、利用者端末1に備えた形態としても良い。
また、教材活用サーバ10は、他の学校の教師が利用する利用端末1とインターネットを介して接続した構成とすると共に、前述の教材利用情報蓄積手段105を備えた構成とし、その教材利用情報蓄積手段105によって、学校を特定する識別子に関連付けて利用情報をインターネット上のデータベースに記録して、学校内の利用者間及び学校内の利用者と他の学校内の利用者との間で利用情報を共有する形態としても良い。そのような形態とした場合、リコメンド教材提示手段104は、(a)共有される利用情報に基づいてリコメンデーションする教材を決定し、各学校における教材の利用率,利用人数,利用回数に基づく学校毎や学校全体、当該地域での統計情報などを提示する機能、(b)教科書単元に関連付いた教材群のうち、利用率の高い教材、利用人数の多い教材、又は利用回数の多い教材を上記共有される利用情報に基づいて求め、求めた教材をリコメンド教材として提示する機能、(c)各教材の教材種別毎の利用順序を利用者毎に示す記録データに基づいて、当人が直前に使った教材の次に使う教材(例えば種別毎の教材の利用順序を統計的に見て推奨する教材)を求めて利用者にリコメンデーションする機能を有している。
ここで、上記(c)の機能について、図13(A)〜(D)及び図14(A),(B)を参照して、より詳しく説明する。
単元に関連付けられた教材群は、図13(A)に示すように、種別の異なる複数の教材群(A,・・・,N)に分類されており、例えば、写真を主体とした教材群A,説明を主体とした教材群B,音声による説明付きの動画を主体とした教材群C,出題形式の教材群D(例えば難易度の異なる問題を出題する一連の教材群)など、予め設定された特定の種別毎に教材分類登録手段101によって分離登録されている。
利用者が教材を利用する際には、図13(B)中に示すように、最初は単元に関連付けされた教材リスト(リコメンド教材のリスト)から教材を選択して、その教材を利用する。
前述の教材利用情報蓄積手段105は、図13(B)及び(C)に示すように、当該利用者によって1回目からn回目(nは2以上の整数)迄に利用された各教材の利用順序を示す情報を教材利用状況として当該利用者(本例では教員A〜教員Nを特定する識別情報)に関連付けてインターネット上のデータベースに記録すると共に、各々の利用者によって教材が利用されるたびに上記教材利用状況を更新する機能を有している。ここで言う「教材利用状況」の記録データは、図13(C)に示すように、例えば、教材の利用日時,授業時間,教科,利用教材名,教材種別,利用者である教員(又は利用者端末)の識別情報などから構成される利用回毎のデータである。
リコメンド教材提示手段104では、上記のような教材利用状況の記録データに基づいて、当人が直前に使った教材の次に使う教材(次に使うと推測される教材)を求めて利用者にリコメンデーションするようにしている。その際、リコメンド教材提示手段104では、教材利用状況のデータを分析して、例えば少なくとも前後が同一利用順序での教材利用回数を求め、その教材利用回数に基づいて上記次に使う教材を求めて利用者にリコメンデーションする。
詳しくは、リコメンド教材提示手段104では、上記教材利用状況のデータを統計的に分析して、予め特定の教材種別で分類された種別毎の教材群(図13(A)の教材群A〜Nを参照)について、ある種別の教材群が利用された際に次にどの種別の教材群が利用されるかを示す利用パターン(種別の異なる教材群の利用順序の組み合わせパターン)を自動形成すると共に(図13(D)を参照)、次に使う教材(前回とは異なる種別の教材)をリコメンデーションする際、前回をm回目(mは2以上の整数)として、m回目に利用された教材が属する種別の教材群と前記利用パターンに含まれるm回目の教材群とをマッチングし、マッチングした利用パターンに示されるm+1回目の教材群内の教材を、次に使う教材(今回使う教材)として利用者にリコメンデーションするようにしている。
例えば、図14(B)中に示すように、単元に関連付けられた教材リストの中から1つの教材(本例では正五角形で示す教材)を1回目の利用教材として教員Zが選択して利用した場合には、その教材が属する種別の教材群(本例では図13(A)中の教材群A)と、利用パターン1〜Nに含まれる1回目の教材群とをマッチングし、マッチングした利用パターン(本例では利用パターン1)に示される2回目の教材群内の教材を、次(本例では2回目)に使う教材として、図14(B)中に示すように、教員Zにリコメンデーションするようにしている。
このような機能をリコメンド教材提示手段104に備えることで、教材を利用する順序を統計的に分析してルール化し、そのルールに従って誰もが種別毎の教材を効果的に活用することが可能となる。そして、例えば同一利用順序の利用パターンでの教材利用回数を求めて一番多い利用パターンを学習することで、各利用者が教材を利用するに従って、学習した利用パターンの信頼性が増大し、効果的と推定される利用順序のパターンで各種の教材を順次活用することが可能となる。
次に、クラウドコンピューティングによる教育教材ナビゲーション・システムの構成について説明する。
(6)クラウド型・教育教材ナビゲーション・システムの構成
上述した実施の形態では、教材ナビゲーション・プログラムP1を利用者端末1に備え、教材利用履歴サーバ・プログラムP2と教材情報更新サーバ・プログラムP3を教材活用サーバ10に備え、さらに、データベース20を、学校内のローカルエリアネットワーク上、或いは利用者端末1内の記憶部に設けた形態を例として説明したが、本発明に係る教育教材ナビゲーション・システムをクラウド型のシステムとしても良い。
図15は、クラウド型・教育教材ナビゲーション・システムの構成例を示す模式図あり、そのシステム100(CS)は、インターネット上に設けられたサーバに、上記グラムP1〜P3を備えると共に、インターネット上に設けられたデータストレージにデータベース20を備えた構成としている。換言すると、前述の各手段101〜107と単元変換情報更新手段とを備えたサーバ、及びデータベース20をインターネット上に設けたシステム構成としている。
そして、そのシステム100(CS)内のサーバは、インターネットを介して、各教育機関(学校)5(5〜5m)のクラス(学級)5(C1〜Cn)を担当する教師(先生)の利用者端末1(Web端末)と、相互に通信可能に接続されている。
このような構成のクラウド型のシステムにおいては、教育機関5側は、ブラウザ機能を備えた端末1を用意するだけで、教育教材ナビゲーション・システムのWebサイトを通じて前述の各種の教材ナビゲーション機能によるサービスを享受することができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1 利用者端末(教師端末)
1A タブレット・コンピュータ
1B ラップトップ・コンピュータ
2 教材提示装置
2A プロジェクタ
2B 電子黒板
3 ネットワーク
4 学習者端末
4A タブレット・コンピュータ
5(5〜5m) 教育機関(学校)
(C1),・・・,5m(Cn) クラス(学級)
10 教材活用サーバ
11 教材利用履歴サーバ
12 教材情報更新サーバ
20 教務支援データベース
21 教科書データ
22 教科書別単元データ
23 学習領域別単元データ
24 教材データ(ロケーション情報)
24a 単元別教材データ
24b 利用履歴別教材データ
100,100(cs) 教育教材ナビゲーション・システム
101 教材分類登録手段
102 教材分類情報蓄積手段
103 検索条件選択手段
104 リコメンド教材提示手段
105 教材利用情報蓄積手段
106 教材内容提示手段
107 外部提示手段
P1 教材ナビゲーション・プログラム
P2 教材利用履歴サーバ・プログラム
P3 教材情報更新サーバ・プログラム

Claims (12)

  1. 学年、教科、教科書単元に関連付いた教材を利用者にリコメンデーションする機能を有する教育教材ナビゲーション・システムであって、
    前記学年、前記教科、前記教科書単元で教材を分類登録する教材分類登録手段と、
    前記教材分類登録手段によって登録された教材の分類を示す教材分類情報を教材毎に蓄積する教材分類情報蓄積手段と、
    前記学年、前記教科、前記教科書単元を利用者が選択可能な検索条件として利用者端末に提示する検索条件選択手段と、
    前記検索条件選択手段で選択された検索条件及び前記教材分類情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能、及び、後記の教材利用情報蓄積手段によって記録された利用情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能を有するリコメンド教材提示手段と、
    利用者が利用した前記リコメンド教材の利用情報を蓄積して記録する教材利用情報蓄積手段と、
    前記リコメンド教材の内容を利用者端末に提示する教材内容提示手段と、
    利用者端末に提示された前記リコメンド教材の内容を外部の教材提示装置に提示する外部提示手段と、を備え、更に、
    教科書会社毎に異なる教科書単元と教科書に依存しない汎用単元との対応を示す汎用単元変換情報を記憶すると共に、前記汎用単元と前記教材とを関連付けて記憶するマッピングテーブルを備え、
    前記リコメンド教材提示手段は、前記マッピングテーブルに基づいて、前記利用者が使用する当該教科書会社の教科書の教科書単元に則した教材をリコメンデーションすることを特徴とする教育教材ナビゲーション・システム。
  2. 前記リコメンド教材提示手段は、前記学年、前記教科に依存しない学習要素を含む教科書内の領域を学習領域として、前記学習領域で分類された前記学年、前記教科、前記教科書単元の単元情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定し、前記学年、前記教科に関係なく、前記教科書単元に関連する教材をリコメンド教材として利用者に対して提示する機能を更に有することを特徴とする請求項1に記載の教育教材ナビゲーション・システム。
  3. 前記利用者端末に前記検索条件選択手段及び前記リコメンド教材提示手段を少なくとも備えると共に、前記教材のリコメンデーションを行うために必要な教材情報を前記利用者端末の記憶手段に格納した構成としており、且つ、前記リコメンド教材提示手段が、前記教材情報に基づいて前記リコメンド教材の決定及び提示の処理を実行することで、ネットワークの利用環境が無い環境においても前記リコメンド教材の提示を可能としていることを特徴とする請求項1又は2に記載の教育教材ナビゲーション・システム。
  4. 前記教材は、利用者端末でアクセスして表示することが可能な写真ファイル、動画ファイル、テキストファイル、HTMLファイル、ウェブサイト、及び電子教材ソフトのうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の教育教材ナビゲーション・システム。
  5. 前記教材分類登録手段は、教材にメタ情報が付与されている場合には、前記メタ情報を解析して前記学年、前記教科、前記教科書単元を自動的に識別して前記教材を分類登録し、教材にメタ情報がない場合には、利用者によって登録された前記学年、前記教科、前記教科書単元の登録情報に基づいて前記教材を分類登録する処理を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の教育教材ナビゲーション・システム。
  6. 前記教材利用情報蓄積手段は、前記利用情報の構成要素として、利用者が利用した教材、教材を利用した日時、教材を利用した教科、教材を利用した学年、教材を利用した単元、教材を使用した回数、教材を利用した学校を記録することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の教育教材ナビゲーション・システム。
  7. 新たな教科書が発行された際に、その教科書の教科書単元を示す情報を入力し、該情報に基づいて前記汎用単元変換情報を自動更新する単元変換情報更新手段を備えた請求項1乃至6のいずれかに記載の教育教材ナビゲーション・システム。
  8. 前記リコメンド教材提示手段は、年間指導計画、週案簿の情報に基づいて授業進行に応じた教材を決定し、その教材をリコメンド教材として利用者に対して提示する機能を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の教育教材ナビゲーション・システム。
  9. 前記教材利用情報蓄積手段を有し、且つ学校内の各教師が利用する利用端末と所定のネットワークを介して接続されると共に他の学校の教師が利用する利用端末とインターネットを介して接続され、且つインターネット上にデータベースを有する教材活用サーバを備え、前記教材活用サーバは、前記教材利用情報蓄積手段によって、前記学校を特定する識別子に関連付けて前記利用情報を前記インターネット上のデータベースに記録して、前記学校内の利用者間及び前記学校内の利用者と前記他の学校内の利用者との間で前記利用情報を共有する構成としており、前記リコメンド教材提示手段は、前記共有される利用情報に基づいて前記リコメンデーションする教材を決定する機能を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の教育教材ナビゲーション・システム。
  10. 学年、教科、教科書単元に関連付いた教材を利用者にリコメンデーションする機能を有する教育教材ナビゲーション・システムであって、
    前記学年、前記教科、前記教科書単元で教材を分類登録する教材分類登録手段と、
    前記教材分類登録手段によって登録された教材の分類を示す教材分類情報を教材毎に蓄積する教材分類情報蓄積手段と、
    前記学年、前記教科、前記教科書単元を利用者が選択可能な検索条件として利用者端末に提示する検索条件選択手段と、
    前記検索条件選択手段で選択された検索条件及び前記教材分類情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能、及び、後記の教材利用情報蓄積手段によって記録された利用情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能を有するリコメンド教材提示手段と、
    利用者が利用した前記リコメンド教材の利用情報を蓄積して記録する教材利用情報蓄積手段と、
    前記リコメンド教材の内容を利用者端末に提示する教材内容提示手段と、
    利用者端末に提示された前記リコメンド教材の内容を外部の教材提示装置に提示する外部提示手段と、を備え、更に、
    前記教材利用情報蓄積手段を有し、且つ学校内の各教師が利用する利用端末と所定のネットワークを介して接続されると共に他の学校の教師が利用する利用端末とインターネットを介して接続され、且つインターネット上にデータベースを有する教材活用サーバを備え、前記教材活用サーバは、前記教材利用情報蓄積手段によって、前記学校を特定する識別子に関連付けて前記利用情報を前記インターネット上のデータベースに記録して、前記学校内の利用者間及び前記学校内の利用者と前記他の学校内の利用者との間で前記利用情報を共有する構成としており、前記リコメンド教材提示手段は、前記共有される利用情報に基づいて前記リコメンデーションする教材を決定する機能を有し、且つ、
    前記リコメンド教材提示手段は、前記共有される利用情報に基づいて、利用率の高い教材、利用人数の多い教材、又は利用回数の多い教材を求め、求めた教材を前記リコメンド教材として提示する機能を有することを特徴とする教育教材ナビゲーション・システム。
  11. 学年、教科、教科書単元に関連付いた教材を利用者にリコメンデーションする機能を有する教育教材ナビゲーション・システムであって、
    前記学年、前記教科、前記教科書単元で教材を分類登録する教材分類登録手段と、
    前記教材分類登録手段によって登録された教材の分類を示す教材分類情報を教材毎に蓄積する教材分類情報蓄積手段と、
    前記学年、前記教科、前記教科書単元を利用者が選択可能な検索条件として利用者端末に提示する検索条件選択手段と、
    前記検索条件選択手段で選択された検索条件及び前記教材分類情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能、及び、後記の教材利用情報蓄積手段によって記録された利用情報に基づいて利用者にリコメンデーションする教材を決定しその教材をリコメンド教材として利用者に提示する機能を有するリコメンド教材提示手段と、
    利用者が利用した前記リコメンド教材の利用情報を蓄積して記録する教材利用情報蓄積手段と、
    前記リコメンド教材の内容を利用者端末に提示する教材内容提示手段と、
    利用者端末に提示された前記リコメンド教材の内容を外部の教材提示装置に提示する外部提示手段と、を備え、更に、
    前記教材利用情報蓄積手段は、当該利用者によって1回目からn回目(nは2以上の整数)迄に利用された各教材の利用順序を示す情報を教材利用状況として当該利用者に関連付けてインターネット上のデータベースに記録すると共に、各々の利用者によって教材が利用されるたびに前記教材利用状況を更新する機能を有し、前記リコメンド教材提示手段は、前記教材利用状況のデータに基づいて、当人が直前に使った教材の次に使う教材を求めて利用者にリコメンデーションする機能を有することを特徴とする教育教材ナビゲーション・システム。
  12. 前記リコメンド教材提示手段は、前記教材利用状況のデータを統計的に分析して、予め特定の教材種別で分類された種別毎の教材群について、ある種別の教材群が利用された際に次にどの種別の教材群が利用されるかを示す利用パターンを自動形成すると共に、前記次に使う教材をリコメンデーションする際、前回をm回目(mは2以上の整数)として、m回目に利用された教材が属する種別の教材群と前記利用パターンに含まれるm回目の教材群とをマッチングし、マッチングした利用パターンに示されるm+1回目の教材群内の教材を、前記次に使う教材として利用者にリコメンデーションすることを特徴とする請求項11に記載の教育教材ナビゲーション・システム。
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