JP5759889B2 - 通信装置、通信方法およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、通信障害時にもセンサからの情報を外部に伝達することのできる、通信装置、通信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
以下、本発明の一実施形態に係る有害生物監視システムについて説明する。有害生物は、ゴキブリやハエ、アリ、シロアリ、蚊などの害虫およびネズミなどの害獣を含む生物である。本実施形態の有害生物監視システムは、建物内においてこれらの有害生物を検知するセンサを設置して、有害生物の発生(又は侵入)の監視を行うものである。
虫カウンタは、たとえば、誘虫ランプより飛翔性昆虫を誘引し、スリットを設けたチャンバー内に侵入した昆虫を光電センサにより検知して捕獲数をカウントする装置である。
シロアリセンサは、たとえば、伝導性の高い微粉末を満たした木箱をケース内に配置し、シロアリが木箱に穴をあけることで木箱内部から粉体が流出し、これによる電気抵抗値の変化を検知する装置である。
殺虫器は、たとえば、誘虫ランプで飛翔性昆虫を誘引し、ショックバーに流した電流によって虫を駆除あるいは捕獲するとともに、ショックバーに電流が流れたことにより虫を検知する装置である。
捕獲器は、たとえば、粘着性物質を塗布したゴキブリの誘引捕獲器に振動センサを取り付けた装置や、扉の作動を検知するセンサを取り付けたねずみの捕獲器などである。
図2は、制御装置20のハードウェアの構成例を示す図である。制御装置20は、管理CPU201および通信CPU202の2つのCPU(Central Processing Unit)、メモリ203、記憶装置204を備える。また制御装置20は、ZigBee(登録商標)による無線通信を行うためのセンサ通信機205、NTSC信号を受信するためのNTSCインタフェース206、特定省電力無線による通信を行うための特定省電力無線機207、第三世代移動通信システムによる通信(3G通信)を行うための3G無線機208、第二世代移動通信システムによる通信(PDC;Personal Digital Cellular通信)を行うためのPDC無線機209、WiFi無線通信を行うためのWiFi無線機210、イーサネット(登録商標)や公衆電話回線網に接続するためのLANアダプタ211、電力線通信を行うためのPLC通信機212など各種の通信インタフェースを備える。
図3は、制御装置20のソフトウェアの構成例を示す図である。制御装置20は、センサデータ受信部221、カメラデータ受信部222、監視データ受信部223、監視データ送信部224、通信障害検知部225、障害処理部226、アドレス記憶部251、監視データ記憶部252を備える。
アドレス記憶部251は、監視データの送信先に関する情報(以下、アドレス情報という。)を記憶する。また、アドレス記憶部251は、最後に監視データが送信された時点(以下、最終送信日時263という。)を記憶する。
インタフェースは、制御装置20が備える通信インタフェースのいずれかを示す。
センサデータ受信部221は、センサ通信機205を介してセンサネットワーク14からセンサデータを受信する。センサデータ受信部221は、センサ11から受信したセンサデータを所定のフォーマットに変換して監視データとし、センサデータを送信したセンサ11を示す機器ID、センサデータを受信した日時(取得時点)および変換した監視データを監視データ記憶部252に登録する。
図6は、管理サーバ30のハードウェア構成例を示す図である。管理サーバ30は、CPU301、メモリ302、記憶装置303、通信インタフェース304、入力装置305、出力装置306を備える。記憶装置303は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。CPU301は記憶装置303に記憶されているプログラムをメモリ302に読み出して実行することにより各種の機能を実現する。通信インタフェース304は、通信ネットワーク16に接続するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信網に接続するための無線通信機などである。入力装置305は、データの入力を受け付ける、例えばキーボードやマウス、トラックボール、タッチパネル、マイクロフォンなどである。出力装置306は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。管理サーバ30は複数の入力装置305及び出力装置306を備えるようにすることもできる。
図7は、管理サーバ30のソフトウェア構成例を示す図である。同図に示すように、管理サーバ30は、監視データ受信部321、HTTP処理部322、監視データ記憶部351、制御装置情報記憶部352、機器情報記憶部353を備える。
以下、本実施形態の有害生物監視システムにおいて行われる監視データの送信処理について説明する。図11は、制御装置20において行われる処理の流れを説明する図である。
図12は、監視データ送信部224による監視データの送信処理の流れを示す図である。
監視データの送信に失敗した場合(S427:NO)、監視データ送信部224は、試行回数を0に設定して(S429)、試行回数が所定の閾値を超えるまで(S430:NO)、監視データを再送信して(S431)、試行回数をインクリメントする(S432)。
試行回数が閾値を超えた場合には(S430:YES)、通信障害が発生したものとして(S433)、監視データの送信を終了する。
図13は、障害処理の流れを示す図である。
障害処理部226は、まず制御装置20の再起動を行う(S441)。なお、障害処理部226は、通信CPU202に対してリセット信号を与えることにより、通信CPU202のみを再起動させるようにしてもよい。
通信障害が解消していない場合(S442:NO)、障害処理部226は、アドレス記憶部251の備えるサーバ管理表261から使用フラグが真であるアドレス情報を読み出して候補情報とし(S443)、サーバ管理表261から、候補情報に含まれる優先度の次に高い優先度のアドレス情報を検索して候補情報を置換する(S444)。障害処理部226は、上記次に高い優先度の候補情報が見つからなかった場合には(S445:NO)、図14に示す転送処理を行う(S446)。
図14は、転送処理の流れを示す図である。
障害処理部226は、転送先管理表262から優先度が最も高いアドレス情報を読み出して候補情報とする(S461)。障害処理部226は、監視データ送信部224に、候補情報に含まれるインタフェースが示す通信インタフェースを介して、候補情報に含まれるアドレスを宛先としてICMPパケットなどの試験データを送出させる(S462)。
図15は、図11のステップS408およびS409において、管理CPU201および通信CPU202の間で行われるメッセージのやり取りを説明する図である。
ステップS508〜S511を繰り返すことにより、監視データの送信先が変更される。
なお、本実施形態では、障害処理部226が監視データ送信部224に通信障害発生の有無を問い合わせるものとしたが、監視データ送信部224が通信障害を障害処理部226に通知するようにしてもよい。この場合、監視データ送信部224は図12のステップS433において通信障害と判断した時点で、その旨を示すメッセージを障害処理部226に送信するようにすることができる。
11 センサ
12 カメラ
14 センサネットワーク
15 通信線
16 通信ネットワーク
17 ユーザ端末
20 制御装置
30 管理サーバ
201 管理CPU
202 通信CPU
203 メモリ
204 記憶装置
205 センサ通信機
206 NTSCインタフェース
207 特定省電力無線機
208 3G無線機
209 PDC無線機
210 WiFi無線機
211 LANアダプタ
212 PLC通信機
221 センサデータ受信部
222 カメラデータ受信部
223 監視データ受信部
224 監視データ送信部
225 通信障害検知部
226 障害処理部
251 アドレス記憶部
252 監視データ記憶部
261 サーバ管理表
262 転送先管理表
263 最終送信日時
271 フォルダ
272 フォルダ名
273 ファイル
274 ヘッダ
275 本体
321 監視データ受信部
322 HTTP処理部
351 監視データ記憶部
352 制御装置情報記憶部
353 機器情報記憶部
Claims (10)
- 建物内に設置される有害生物を検知するセンサとセンサネットワークを介して接続されるとともに、前記建物外に設置されるサーバと通信ネットワークを介して接続される通信装置であって、
前記センサネットワークを介して前記センサから前記有害生物を検知したことを示す信号である検知信号を受信する信号受信部と、
前記通信ネットワークを介して前記センサが前記有害生物を検知した旨を示す情報である監視データを前記サーバに送信する監視データ送信部と、
前記センサネットワークを介して他の通信装置から送信される前記監視データを受信する監視データ受信部と、
前記サーバとの間の通信障害を検知する通信障害検知部と、
を備え、
前記監視データ送信部は、
前記通信障害が検知された場合には、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信し、
前記監視データが受信された場合には、前記通信ネットワークを介して、当該受信された監視データを前記サーバに送信すること、
を特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記建物内に設置される前記有害生物を撮影するカメラから、撮影画像を取得する画像取得部を備え、
前記監視データ送信部は、前記通信ネットワークを介して前記撮影画像を前記サーバに送信し、前記通信障害が検知された場合には、前記センサネットワークを介して前記撮影画像を前記他の通信装置に送信し、
前記監視データ受信部が前記センサネットワークを介して前記他の通信装置から前記撮影画像を受信した場合、前記監視データ送信部は、前記通信ネットワークを介して、前記受信した撮影画像を前記サーバに送信すること、
を特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記通信障害が検知された場合に前記通信装置を再起動させる障害処理部をさらに備え、
前記監視データ送信部は、再起動しても前記通信障害が解消されない場合に、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信すること、
を特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記通信ネットワークは複数の通信路により構築され、
第1および第2の前記通信路にそれぞれ接続される第1および第2の通信インタフェースを備え、
前記監視データ送信部は、
前記第1の通信インタフェースおよび前記第1の通信路を介して前記サーバに前記監視データを送信し、
前記第1の通信路における前記通信障害が検知された場合には、前記第2の通信インタフェースおよび前記第2の通信路を介して前記サーバに前記監視データを送信し、
前記第1および第2の通信路のいずれにも前記通信障害が検知された場合に、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信すること、
を特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記通信ネットワークに接続される第1の通信インタフェースと、
前記センサネットワークに接続される第2の通信インタフェースと、
前記監視データの送信先を設定する送信先設定部と、
前記監視データの送信に用いる前記第1および第2の通信インタフェースの少なくともいずれかを設定するインタフェース設定部と、
を備え、
前記送信先設定部には前記サーバが設定され、前記インタフェース設定部には前記第1の通信インタフェースが設定され、
前記監視データ送信部は、前記インタフェース設定部に設定された前記通信インタフェースを介して、前記送信先設定部に設定された前記送信先に前記監視データを送信しており、
前記通信障害検知部は、前記通信障害を検知した場合、前記第2の通信インタフェースを前記インタフェース設定部に設定し、前記他の通信装置を前記送信先設定部に設定すること、
を特徴とする通信装置。 - 建物内に設置される有害生物を検知するセンサとセンサネットワークを介して接続されるとともに、前記建物外に設置されるサーバと通信ネットワークを介して接続される通信装置であって、
前記センサネットワークを介して前記センサから前記有害生物を検知したことを示す信号である検知信号を受信し、前記通信ネットワークを介して前記センサが前記有害生物を検知した旨を示す情報である監視データを前記サーバに送信し、前記センサネットワークを介して他の通信装置から送信される前記監視データを受信した場合に、前記通信ネットワークを介して、前記受信した監視データを前記サーバに送信する第1のCPUと、
前記第1のCPUによる前記サーバとの間の通信障害を検知する第2のCPUと、
を備え、
前記第2のCPUは、前記通信障害を検知した場合に、前記第1のCPUに対して前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信するように指示するメッセージを送信し、
前記第1のCPUは、前記メッセージに応じて、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信すること、
を特徴とする通信装置。 - 建物内に設置される有害生物を検知するセンサとセンサネットワークを介して接続されるとともに、前記建物外に設置されるサーバと通信ネットワークを介して接続される通信装置が、
前記センサネットワークを介して前記センサから前記有害生物を検知したことを示す信号である検知信号を受信するステップと、
前記通信ネットワークを介して前記センサが前記有害生物を検知した旨を示す情報である監視データを前記サーバに送信するステップと、
前記センサネットワークを介して他の通信装置から送信される前記監視データを受信するステップと、
前記サーバとの間の通信障害を検知するステップと、
前記通信障害が検知された場合に、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信するステップと、
前記監視データが受信された場合に、前記通信ネットワークを介して、前記受信された監視データを前記サーバに送信するステップと、
を実行することを特徴とする通信方法。 - 建物内に設置される有害生物を検知するセンサとセンサネットワークを介して接続されるとともに、前記建物外に設置されるサーバと通信ネットワークを介して接続され、第1および第2のCPUを備える通信装置において実行される通信方法であって、
前記第1のCPUが、前記センサネットワークを介して前記有害生物を検知したことを示す信号である検知信号を前記センサから受信するステップと、
前記第1のCPUが、前記通信ネットワークを介して前記センサが前記有害生物を検知した旨を示す情報である監視データを前記サーバに送信するステップと、
前記第1のCPUが、前記センサネットワークを介して他の通信装置から送信される前記監視データを受信するステップと、
前記第2のCPUが、前記第1のCPUによる前記サーバとの間の通信障害を検知するステップと、
前記第2のCPUが、前記通信障害を検知した場合に、前記第1のCPUに対して、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信するように指示するメッセージを送信するステップと、
前記第1のCPUが、前記メッセージに応じて、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信するステップと、
前記第1のCPUが、前記監視データが受信された場合に、前記通信ネットワークを介して、前記受信された監視データを前記サーバに送信するステップと、
を備えることを特徴とする通信方法。 - 建物内に設置される有害生物を検知するセンサとセンサネットワークを介して接続されるとともに、前記建物外に設置されるサーバと通信ネットワークを介して接続されるコンピュータに、
前記センサネットワークを介して前記センサから前記有害生物を検知したことを示す信号である検知信号を受信するステップと、
前記通信ネットワークを介して前記センサが前記有害生物を検知した旨を示す情報である監視データを前記サーバに送信するステップと、
前記センサネットワークを介して他の通信装置から送信される前記監視データを受信するステップと、
前記サーバとの間の通信障害を検知するステップと、
前記通信障害が検知された場合に、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信するステップと、
前記監視データが受信された場合に、前記通信ネットワークを介して、前記受信された監視データを前記サーバに送信するステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 建物内に設置される有害生物を検知するセンサとセンサネットワークを介して接続されるとともに、前記建物外に設置されるサーバと通信ネットワークを介して接続され、第1および第2のCPUを備えるコンピュータにおいて、
前記第1のCPUに、前記センサネットワークを介して前記有害生物を検知したことを示す信号である検知信号を前記センサから受信するステップを実行させ、
前記第1のCPUに、前記通信ネットワークを介して前記センサが前記有害生物を検知した旨を示す情報である監視データを前記サーバに送信するステップを実行させ、
前記第1のCPUに、前記センサネットワークを介して他の通信装置から送信される前記監視データを受信するステップを実行させ、
前記第2のCPUに、前記第1のCPUによる前記サーバとの間の通信障害を検知するステップを実行させ、
前記第2のCPUに、前記通信障害を検知した場合に、前記第1のCPUに対して、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信するように指示するメッセージを送信するステップを実行させ、
前記第1のCPUに、前記メッセージに応じて、前記センサネットワークを介して前記監視データを前記他の通信装置に送信するステップを実行させ、
前記第1のCPUに、前記監視データが受信された場合に、前記通信ネットワークを介して、前記受信された監視データを前記サーバに送信するステップを実行させるためのプログラム。
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