JP5759159B2 - 放射線断層画像生成方法および装置 - Google Patents

放射線断層画像生成方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、放射線画像検出器を被写体の周りを周回させることによって、所定の撮影角度毎の放射線画像信号を取得し、その撮影角度毎の放射線画像信号に基づいて再構成処理を行って被写体の断層画像を生成する放射線断層画像生成方法および装置に関するものである。
従来、放射線源と放射線画像検出器とを被写体を中心として対向させて配置し、これらの組を被写体を中心として周回させて、様々な角度から放射線を照射して放射線画像を撮像し、その各角度の放射線画像を用いて断層画像を再構成して任意断面を表示する放射線断層画像撮影表示システムが臨床で広く利用されている。
ここで、上述した放射線断層画像撮影表示システムにおける断層画像の再構成法として、断層の線吸収係数を行列でモデル化し、統計学的な考え方を用いて解く逐次近似法がある。
逐次近似法は、各撮影角度の放射線画像に基づいて、反復計算を繰り返して対象の断層画像を得る再構成法である.一般的に代数的または統計学的手法と呼ばれる再構成法がこれに当たり、ML−EM(Maximum Likelihood - Expectation Maximization)法やOS−EM(Orderd Subsets Expectation Maximization)法などがある。
特開2007−202700号公報
ここで、上述した逐次近似法においては、反復演算を繰り返すほど得られる断層画像のシャープネスが向上し、真の解に近づいていくことになる。しかしながら、その反面、演算前の放射線画像にノイズが含まれている場合には、反復演算回数を重ねるほど次第にノイズが増加していくことになる。
図10(A)は、反復演算回数を重ねたときの放射線画像における平坦部のS/Nを示すものであり、図10(B)は、同様に反復演算回数を重ねたときの放射線画像における石灰化などの小構造物のコントラストの変化を示したものである。
逐次近似法においては、シャープネスおよび解の精度の観点からはできるだけ反復演算回数を重ねることが望ましいが、このように反復演算回数を重ねると、臓器内部などといった平坦部のような比較的シャープネスを必要としない領域では、図10(A)に示すように、余計にノイズを増加させてしまう。そのため、平坦部で高いS/Nを得ようとして反復演算回数を少なくすると、全体的にボケた画像となってしまいエッジのシャープネスや石灰化等のコントラストが劣化した断層画像となってしまう。すなわち、逐次近似法においては、小構造物のシャープネスおよびコントラストと、平坦部のS/Nとはトレードオフの関係にあり、これらを両立した断層画像を取得することができなかった。
なお、特許文献1においては、逐次近似法ではなく、FBP法(Filter Back Projection)を用いて再構成画像を生成する方法が提案されており、心臓、肺、軟部および骨などの部位毎に異なる再構成関数を定義し、異なる再構成関数を使って複数の再構成像を生成し、これらの再構成像を合成することが提案されているが、上述したような逐次近似法に特有の問題点およびその解決策については何の提案もなされていない。
本発明は,上記事情に鑑み、逐次近似法を用いて再構成を行って断層画像を生成する放射線断層画像生成方法および装置において、小構造物のシャープネスおよびコントラストと、平坦部のS/Nとの両方を向上することができる放射線断層画像生成方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の放射線断層画像生成装置は、放射線源から射出され、被写体を透過した放射線を検出して被写体の放射線画像を表す放射線画像信号を出力する放射線画像検出器および放射線源のうちの少なくとも一方を被写体の周りを周回させるとともに、所定の撮影角度毎の放射線の被写体への照射によって放射線画像検出器から出力された撮影角度毎の放射線画像信号を取得する放射線画像取得部と、放射線画像取得部よって取得された撮影角度毎の放射線画像信号に基づいて逐次近似法による再構成を行って被写体の断層画像を生成する断層画像生成部とを備えた放射線断層画像生成装置において、断層画像生成部が、逐次近似法による反復演算回数が互いに異なる複数の再構成画像を生成する再構成部と、放射線画像信号に基づいて構造に関する情報を取得し、その構造の関する情報に基づいて断層画像が生成される領域を互いに異なる構造に関する情報を有する複数の分割領域に分割する領域分割部と、領域分割部によって分割された各分割領域の構造に関する情報に基づいて、分割領域毎に互いに異なる反復演算回数の再構成画像を用いた部分断層画像を生成し、その生成した分割領域毎の部分断層画像を用いて被写体の断層画像を生成する画像合成部とを備えたものであることを特徴とする。
また、上記本発明の放射線断層画像生成装置においては、構造に関する情報をエッジ情報とし、領域分割部を、エッジ情報に基づいてエッジらしさの指標値を算出し、その指標値が所定の閾値を超える領域をエッジ領域と判定し、指標値が閾値以下の領域を非エッジ領域と判定し、エッジ領域と非エッジ領域とを分割領域として領域分割するものとできる。
また、構造に関する情報をモルフォロジー演算によって検出されたエッジ構造とし、領域分割部を、エッジ構造の領域をエッジ領域として判定し、エッジ構造以外の領域を非エッジ領域として判定し、エッジ領域と非エッジ領域とを分割領域として領域分割するものとできる。
また、領域分割部を、エッジ領域と非エッジ領域との境界線を有し、所定の幅を有する領域を境界領域として判定し、エッジ領域と非エッジ領域と境界領域とを分割領域として領域分割するものとできる。
また、構造に関する情報をエッジ情報とし、領域分割部を、エッジ情報に基づいてエッジらしさの指標値を算出し、その指標が第1の閾値以下の領域を非エッジ領域と判定し、指標値が第1の閾値よりも大きい第2の閾値を超える領域をエッジ領域として判定し、指標値が第1の閾値を超えてかつ第2の閾値以下である領域を境界領域として判定し、エッジ領域と非エッジ領域と境界領域とを分割領域として領域分割するものとできる。
また、断層画像生成部を、断層画像が生成される領域を複数の領域に分割した領域であって、部分断層画像を生成する際に用いられる再構成画像の反復演算回数を決定するための複数の反復回数決定領域が設定され、その反復回数決定領域毎について、再構成部において生成された複数の再構成画像を用いて反復演算の収束度合に関する情報を取得し、その取得した収束度合に関する情報に基づいて、反復回数決定領域毎について、部分断層画像を生成する際に用いられる再構成画像の反復演算回数を決定する反復演算回数決定部を備えたものとし、画像合成部を、分割領域に対応する反復回数決定領域の反復演算回数の再構成画像に基づいて分割領域毎の部分断層画像を生成するものとできる。
また、反復演算回数決定部を、反復回数決定領域毎について、収束度合に関する情報を複数取得し、その取得した複数の収束度合に関する情報に基づいて、第1の反復演算回数とその第1の反復演算回数より大きい第2の反復演算回数とを決定するものとし、画像合成部を、分割領域に対応する反復回数決定領域の第1の反復演算回数以上かつ第2の反復演算回数以下の反復演算回数の再構成画像を用いて分割領域毎の部分断層画像を生成するものとできる。
また、複数の収束度合に関する情報を、反復回数決定領域内の複数の再構成画像の平均値および標準偏差の収束度合に関する情報とし、反復演算回数決定部を、平均値の収束度合に関する情報に基づいて第1の反復演算回数を決定し、標準偏差の収束度合に関する情報に基づいて第2の反復演算回数を決定するものとできる。
また、画像合成部を、エッジ領域である分割領域については第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、非エッジ領域である分割領域については第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものとできる。
また、画像合成部を、エッジ領域である分割領域については第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、非エッジ領域である分割領域については第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、境界領域である分割領域については第2の反復演算回数よりも小さく、かつ第1の反復演算回数よりも大きい反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものとできる。
また、画像合成部を、エッジ領域である分割領域については第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、非エッジ領域である分割領域については第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、境界領域である分割領域については、エッジ領域に近い部分ほど第2の反復演算回数に近い反復演算回数の再構成画像を用いるとともに、非エッジ領域に近い部分ほど第1の反復演算回数に近い反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものとできる。
また、画像合成部を、エッジ領域である分割領域については第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、非エッジ領域である分割領域については第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、境界領域である分割領域については、エッジ領域に近い部分ほど第2の反復演算回数の再構成画像の重み付けを大きく設定するとともに、非エッジ領域に近い部分ほど第1の反復演算回数の重み付けを大きく設定して重み付け加算した再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものとできる。
また、画像合成部を、エッジ領域である分割領域については第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、非エッジ領域である分割領域については第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、境界領域である分割領域については、上記指標値が上記第1の閾値に近いほど第1の反復演算回数に近い反復演算回数の再構成画像を用いるとともに、上記指標値が上記第2の閾値に近いほど第2の反復演算回数に近い反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものとできる。
また、画像合成部を、エッジ領域である分割領域については第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、非エッジ領域である分割領域については第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、境界領域である分割領域については、上記指標値が上記第1の閾値に近いほど第1の反復演算回数の再構成画像の重み付けを大きく設定するとともに、上記指標値が上記第2の閾値に近い部分ほど第1の反復演算回数の重み付けを大きく設定して重み付け加算した再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものとできる。
また、領域分割部を、第2の反復演算回数の再構成画像に基づいてエッジ情報を取得するものとできる。
また、反復演算回数決定部を、第1の反復演算回数が所定の下限値より小さくならないように決定するとともに、第2の反復演算回数が所定の上限値と超えないように決定するものとできる。
また、再構成部を、分割領域毎の部分断層画像を構成する再構成画像を生成する際、第2の反復演算回数が決定した時点で反復演算を終了するものとできる。
また、反復演算回数決定部を、複数の反復回数決定領域についてそれぞれ第1の反復演算回数の候補および第2の反復演算回数の候補を決定した後、反復回数決定領域毎の第1の反復演算回数の候補の平均値、最大値または最小値を第1の反復演算回数として決定するとともに、反復回数決定領域毎の第2の反復演算回数の候補の平均値、最大値または最小値を第2の反復演算回数として決定するものとできる。
また、反復回数決定領域を、断層画像が生成される領域をメッシュ状に区切った領域とすることができる。
また、領域分割部を、放射線画像信号を用いて解析的手法によって得られた再構成画像に基づいて構造に関する情報を取得するものとできる。
また、エッジ情報を1次微分値から算出することができる。
また、エッジ情報を2次微分値から算出することができる。
また、エッジ情報を標準偏差から算出することができる。
また、エッジ情報をバンドパスフィルタ処理の値またはハイパスフィルタ処理の値から算出することができる。
ここで、上記「エッジ情報」とは、線状に延びるエッジだけでなく点構造の情報も含むものとする。
また、上記「エッジ構造」とは、線状に延びるエッジだけでなく点構造も含むものとする。
本発明の放射線断層画像生成方法は、放射線源から射出され、被写体を透過した放射線を検出して被写体の放射線画像を表す放射線画像信号を出力する放射線画像検出器および放射線源のうちの少なくとも一方を被写体の周りを周回させるとともに、所定の撮影角度毎の放射線の被写体への照射によって放射線画像検出器から出力された撮影角度毎の放射線画像信号を取得し、その撮影角度毎の放射線画像信号に基づいて逐次近似法による再構成を行って被写体の断層画像を生成する放射線断層画像生成方法において、逐次近似法による反復演算回数が互いに異なる複数の再構成画像を生成し、放射線画像信号に基づいて、断層画像が生成される領域を互いに異なる構造に関する情報を有する複数の分割領域に分割し、その各分割領域の構造に関する情報に基づいて、分割領域毎に互いに異なる反復演算回数の再構成画像を用いた部分断層画像を生成し、その生成した分割領域毎の部分断層画像を用いて被写体の断層画像を生成することを特徴とする。
本発明の放射線断層画像生成方法および装置によれば、逐次近似法による反復演算回数が互いに異なる複数の再構成画像を生成し、断層画像が生成される領域を互いに異なる構造に関する情報を有する複数の分割領域に分割し、その各分割領域の構造に関する情報に基づいて、分割領域毎に互いに異なる反復演算回数の再構成画像を用いた部分断層画像を生成し、その生成した分割領域毎の部分断層画像を用いて被写体の断層画像を生成するようにしたので、互いに異なる構造を有する分割領域毎に、その構造に応じた反復演算回数の再構成画像を割り当てることができる。たとえば、小構造物を含む分割領域には反復演算回数が比較的多い再構成画像を割り当て、平坦部である分割領域には反復演算回数が比較的少ない再構成画像を割り当てることができるので、小構造物のシャープネスおよびコントラストと、平坦部のS/Nとの両方を向上した断層画像を生成することができる。
また、本発明は逐次近似法を対象としたものであるが、上述したように特許文献1には、FBP法によって再構成して断層画像を生成する方法において、領域ごとに異なるフィルタ関数で再構成した画像を合成することが提案されている。以下、この特許文献1に記載の手法の問題点と、本発明の利点について述べる。
特許文献1に記載の手法や本発明のように、異なる再構成画像を合成する場合には、各再構成画像の粒状感(ノイズなどのザラザラした構造の大きさや鮮鋭度など)が同じでないと、合成した後の断層画像が不自然になってしまう。
特許文献1に記載の手法のように、FBP法でフィルタ関数を領域毎に変えると、ノイズの大きさだけでなく、周波数特性も変わるため、各再構成画像の粒状感も変わってしまう。図11(A)はRampフィルタとSheppフィルタとを用いて再構成を行った断層画像の画素値を示している。
一方、逐次近似法は反復回数を変えても、図11(B)に示すように、ノイズの大きさが変わるだけで、粒状感は変わらない。したがって、異なる反復演算回数の画像を合成しても、特許文献1に記載の手法に比べて断層画像の不自然さを低減することができる。
本発明の放射線断層画像撮影装置の第1の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムの概略構成図 本発明の放射線断層画像撮影装置の第1の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムにおける放射線検出部とコンピュータの内部構成を示すブロック図 本発明の放射線断層画像撮影装置の第1の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムの作用を説明するためのフローチャート 本発明の放射線画像撮影装置の第1の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムにおいて設定される反復回数決定領域の一例を説明するための図 平均値の収束度に基づいて第1の反復演算回数を決定する方法を説明するための図 標準偏差の収束度に基づいて第2の反復演算回数を決定する方法を説明するための図 エッジ領域ER、非エッジ領域NERおよび境界領域BRの一例を示す図 本発明の放射線断層画像撮影装置の第2の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムにおけるコンピュータの内部構成を示すブロック図 本発明の放射線断層画像撮影装置の第2の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムの作用を説明するためのフローチャート (A)逐次近似法における反復演算回数と平坦部のS/Nとの関係の一例を示すグラフ、(B)逐次近似法における反復演算回数と小構造物のコントラストとの関係の一例を示すグラフ (A)FBP法を用いて異なる2つの関数に基づいて再構成した画像の一例を示す図、(B)逐次近似法を用いて異なる2つの反復演算回数によって再構成した画像の一例を示す図
以下、図面を参照して本発明の放射線断層画像生成装置の第1の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムについて説明する。本放射線断層画像撮影表示システムは、断層画像の生成方法に特徴を有するものであるが、まず、本放射線断層画像撮影表示システム全体の概略構成について説明する。図1は、本放射線断層画像撮影表示システムの概略構成を示す図である。
本放射線断層画像撮影表示システムは、図1に示すように、被写体Pの放射線画像の撮影を行なう撮影装置1と、被写体Pを支持するための支持台であるベッド22と、撮影装置1に接続され、撮影装置1の制御を行うとともに、撮影により得られた放射線画像信号の処理を行うコンピュータ30と、このコンピュータ30に接続されたモニタ31とを備えている。
撮影装置1は、円錐状の放射線を射出する放射線源10、放射線源10から射出された放射線を検出する放射線検出部11、放射線源10および放射線検出部11が端部にそれぞれ対向して設けられ、これらを保持するCアーム12と、このCアーム12を回転させる回転駆動部15と、回転駆動部15を保持するアーム20と備えている。
Cアーム12は、回転駆動部15に対して、回転軸Cの周りに360°回転可能に取り付けられている。また、アーム20は可動部20aを備えるとともに、天井に対して移動可能に設置された基部21に保持されている。そして、Cアーム12は、基部21を移動させることによって撮影室内において広範の位置に移動可能であるとともに、アーム20の可動部20aを可動させることによって回転方向(回転軸角度)も変更可能に構成されている。
放射線源10と放射線検出部11とは回転軸Cを間に挟んで対向配置されており、放射線断層画像撮影を行うときには、回転軸C、放射線源10、放射線検出部11の互いの位置関係は固定された状態で、Cアーム12が回転駆動部15によって180°〜360°回転させられる。
図2に、放射線検出部11とコンピュータ30の内部の概略構成を示すブロック図を示す。
放射線検出部11は、図2に示すように、被写体Pを透過した放射線の照射を受けて電荷を発生し、被写体Pの放射線画像を表す放射線画像信号を出力する放射線画像検出器11aと、放射線画像検出器11aから出力された放射線画像信号に対して所定の信号処理を施す信号処理部11bとを備えている。
放射線画像検出器11aは、放射線画像の記録と読出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線画像検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線画像検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフされることによって放射線画像信号が読みだされる、いわゆるTFT読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
信号処理部11bは、放射線画像検出器11aから読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプなどからなるアンプ部や、アンプ部から出力された電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部などを備えている。
コンピュータ30は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイスなどを備えており、これらのハードウェアによって、放射線画像取得部40、逐次近似法再構成部41、再構成画像記憶部42、反復演算回数決定部43、領域分割部44、画像合成部45および撮影制御部46が構成されている。
放射線画像取得部40は、Cアーム12の各撮影角度おける被写体Pへの放射線の照射によって放射線画像検出器11aにより検出された放射線画像信号を取得するものである。
逐次近似法再構成部41は、放射線画像取得部40によって取得された各撮影角度の複数の放射線画像信号が入力され、その入力された複数の放射線画像信号を用いて、逐次近似法を用いて再構成を行って被写体の断層画像を生成するものである。具体的には、本実施形態においては、逐次近似法の一つとしてML−EM(Maximum Likelihood - Expectation Maximization)法を用いるが、これに限らず、OS−EM(Orderd Subsets Expectation Maximization)法、MAP-EM(Maximum A Posteriori - Expectation Maximization)法、その他、ART(Algebraic Reconstruction Techniques)、SIRT法(Simultaneous Interactive Reconstruction Techniques)、SART(Statistical Algebraic Reconstruction Techniques)、IRT(Iterative Reconstruction Techniques)などを用いることができる。
また、逐次近似法再構成部41は、上述したように逐次近似法による反復演算処理を行うものであるが、本実施形態においては、1回の演算処理毎に生成された断層画像を順次再構成画像記憶部42に出力するものである。すなわち、1回目の演算処理の断層画像、2回目の演算処理の断層画像、3回目の演算処理の断層画像、・・・M回目の演算処理の断層画像を順次再構成画像記憶部42に出力するものである。
再構成画像記憶部42は、逐次近似法再構成部41から順次出力された演算回数毎の断層画像を記憶するものである。
反復演算回数決定部43には、断層画像が生成される領域を複数の領域に分割した反復回数決定領域が予め設定されており、反復演算回数決定部43は、その反復回数決定領域毎について、逐次近似法再構成部41において生成された演算回数毎の断層画像を用いて反復演算の収束度合に関する情報を取得し、その取得した収束度合に関する情報に基づいて、反復回数決定領域毎の反復演算回数を決定するものである。本実施形態においては、反復演算の収束度合に関する情報として、平均値と標準偏差とを取得する。なお、各反復回数決定領域の反復演算回数の決定方法については後で詳述する。
領域分割部44は、再構成画像記憶部42に記憶された所定の演算回数の断層画像に基づいて、構造に関する情報を取得し、その構造の関する情報に基づいて断層画像が生成される領域を互いに異なる構造に関する情報を有する複数の分割領域に分割し、その分割領域の情報を画像合成部45に出力するものである。本実施形態においては、構造に関する情報としてエッジに関する情報を取得する。なお、エッジに関する情報とは、線状に延びるエッジだけでなく点構造も含むものとする。
エッジに関する情報を取得する方法としては、所定の演算回数の断層画像の1次微分値、2次微分値または標準偏差や、上記断層画像にバンドパスフィルタ処理やハイパスフィルタ処理を施したフィルタ処理済画像の画素値などに基づいてエッジに関する情報の指標値を算出することができる。なお、フィルタ処理画像については、ラプラシアンピラミッドのように複数の周波数帯域の画像を用いるようにしてもよい。このような指標値の取得方法については、エッジや点などの構造を有する領域を抽出する方法として公知であるので、詳細な説明は省略する。
そして、領域分割部44は、上述したような方法を用いて算出されたエッジに関する情報としての指標値に、閾値処理を施すことによって領域分割を行うものである。具体的には、本実施形態においては、第1の閾値と第1の閾値よりも大きい第2の閾値を設定し、上記指標値が第1の閾値以下である場合には、エッジや点構造が比較的少ない非エッジ領域として判定し、第2の閾値より大きい場合には、エッジや点構造が比較的多いエッジ領域として判定し、第1の閾値より大きく第2の閾値以下である場合には、エッジ領域と非エッジ領域との境界部分である境界領域として判定する。
なお、本実施形態においては、上述したように2つの閾値を用いて3種類の領域に分割するようにしたが、これに限らず、1つの閾値のみを用いてエッジ領域と非エッジ領域の2種類の領域に分割するようにしてもよい。また、1つの閾値のみを用いてエッジ領域と非エッジ領域の2種類の領域に分割した後、さらにその境界線を含む所定の幅の領域を境界領域として再判定するようにしてもよい。
また、エッジ領域を判定する方法としては、上述したような閾値判定処理に限らず、モルフォロジー処理による方法を用いるようにしてもよい。モルフォロジー処理によるエッジ領域の判定方法は、画像の膨張および収縮処理を組み合わせることによって実現されるが、この方法についても公知なので詳細な説明は省略する。モルフォロジー処理によって検出された領域をエッジ領域として判定し、その他の領域を非エッジ領域として判定するようにすればよい。そして、この場合にも、上述したようにエッジ領域と非エッジ領域の2種類の領域に分割した後、さらにその境界線を含む所定の幅の領域を境界領域として再判定するようにしてもよい。
画像合成部45は、領域分割部44から出力されたエッジ領域、非エッジ領域および境界領域を示す情報と、反復演算回数決定部43において決定された反復回数決定領域毎の反復演算回数と、再構成画像記憶部42に記憶された互いに異なる演算回数の複数の断層画像とを用いて、各分割領域に対して、その分割領域に対応する反復回数決定領域の反復演算回数の断層画像を割り当てて分割領域毎の部分断層画像を生成し、その各分割領域の部分断層画像を合成することによって全体の断層画像を生成するものである。なお、分割領域毎の部分断層画像の生成方法については後で詳述する。
撮影制御部46は、回転駆動部15によるCアーム12の回転動作と、放射線源10から射出される放射線の照射タイミングとを駆動制御するものである。具体的な制御方法については後で詳述する。
モニタ31は、コンピュータ30から出力された被写体の断層画像を表す画像信号に基づいて、断層画像もしくは複数枚の断層画像によって構成される3次元画像を表示するものである。
次に、第1の実施形態の放射線断層画像撮影表示システムの作用について、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、被写体Pをベッド22上に横たわらせ、被写体Pの体の略中心を回転軸Cとして、この回転軸Cを挟んで放射線源10と放射線検出部11とが対称位置に配されるようにCアーム12の位置決めが行なわれる。Cアーム12の移動は、使用者によるコンピュータ30の操作に基づいて行なわれる。
次に、撮影者によって所定の入力部を用いて撮影条件が入力された後、撮影開始ボタンが押下されて撮影開始指示が入力され、Cアーム12の回転動作が開始される。そして、Cアーム12が予め設定された回転角度になったときに撮影制御部46から放射線源10に制御信号が出力され、その制御信号に応じて放射線源10から放射線が射出され、被写体Pを透過した放射線が放射線画像検出器11aによって検出されるとともに、その放射線画像検出器11aによって検出された電荷信号の読出しが行われる。なお、本実施形態においては4°ピッチの回転角度で撮影が行われるものとする。
そして、放射線画像検出器11aから読み出された電荷信号は、信号処理部11bにおいて所定の処理が施された後、コンピュータ30に出力され、各回転角度の放射線画像信号が放射線画像取得部40によって取得される(S10)。そして、撮影角度が撮影終了角度に達した時点でCアーム12の回転が停止され、撮影が終了する。
次に、放射線画像取得部40によって取得された回転角度毎の放射線画像信号が逐次近似法再構成部41に出力され、逐次近似法再構成部41は、入力された複数の放射線画像信号に対して1回目の演算処理を施して断層画像を生成し(S12)、その1回目の演算処理の断層画像が再構成画像記憶部42に出力されて記憶される(S14)。
そして、再構成画像記憶部42に記憶された1回目の演算処理の断層画像は、反復演算回数決定部43に出力される。上述したように反復演算回数決定部43に、断層画像が生成される領域を複数の領域に分割した反復回数決定領域が予め設定されている。本実施形態においては、図4に示すように断層画像が生成される領域を矩形のメッシュ状に区切った反復回数決定領域が予め設定されているものとする。なお、反復回数決定領域の設定方法としては、これに限らず、たとえば矩形以外の形状のメッシュ状に区切るようにしてもよい。
そして、反復演算回数決定部43は、予め設定された反復回数決定領域毎について、その領域内の断層画像の平均値および標準偏差をそれぞれ算出する(S16)。そして、各反復回数決定領域の平均値および標準偏差がそれぞれ収束しているか否かを判定する(S18〜S26)。
平均値が収束しているか否かの判定は、本実施形態においては、図5に示すように、各反復回数決定領域について、縦軸を平均値、横軸を反復演算回数としてプロットし、そのプロットした平均値からなるグラフの傾きが所定の閾値よりも小さくなったときに収束したものと判定する。また、標準偏差が収束しているか否かの判定は、図6に示すように、各反復回数決定領域について、縦軸を標準偏差の逆数、横軸を反復演算回数としてプロットし、そのプロットした標準偏差の逆数からなるグラフの傾きが所定の閾値よりも小さくなったときに収束したものと判定する。
なお、ここでは1回目の演算処理の断層画像であるので、当然に収束していないので、その収束していないことを示す信号が逐次近似法再構成部41に出力され、逐次近似法再構成部41において2回目の演算処理が行われ(S12)、その2回目の演算処理の断層画像が再構成画像記憶部42に記憶された後、反復演算回数決定部43に再び入力される。
そして、再び、反復演算回数決定部43において、反復回数決定領域毎について、断層画像の平均値および標準値がそれぞれ算出され、反復演算回数決定部43は、各反復回数決定領域について、上述したようにして平均値および標準偏差が収束したか否かを判定する。
そして、各反復回数決定領域の平均値および標準偏差が収束するまでは、上記と同様にして逐次近似法再構成部41における演算処理と、平均値および標準偏差が収束したか否かの判定が繰り返される。そして、たとえば、所定の反復回数決定領域の平均値が収束した場合には(S18,YES)、その収束したときの断層画像の反復演算回数が上記所定の反復回数決定領域の第1の反復演算回数の候補として保存される(S20)。また、たとえば、所定の反復回数決定領域の標準偏差の逆数が収束した場合には(S22,YES)、その収束したときの断層画像の反復演算回数が上記所定の反復回数決定領域の第2の反復演算回数の候補として保存される(S24)。
反復演算回数決定部43は、全ての反復回数決定領域の平均値と標準偏差が収束したか否かを順次判定する(S26)。なお、一般的に、標準偏差の収束の方が平均値の収束よりも遅く、第2の反復演算回数の方が第1の反復演算回数よりも大きくなる。したがって、最終的には標準偏差のみ収束判定が行われることになる。
そして、まだ標準偏差が収束していない反復回数決定領域が残っている場合には、現在の判定対象の演算回数が所定の上限値以下であるか否かが判定される(S28)。なお、この上限値については予め設定されているものとする。
そして、現在の判定対象の断層画像の演算回数が所定の上限値に達していない場合には、再び、逐次近似法再構成部41における演算処理を反復して行い、上記と同様に全ての反復回数決定領域の標準偏差が収束したか否かが判定される。一方、まだ標準偏差が収束していない反復回数決定領域が残っているが、現在の判定対象の断層画像の演算回数が所定の上限値となっている場合には、その上限値の反復演算回数をその収束していない反復回数決定領域の第2の反復演算回数として決定する(S32)。なお、その他の平均値および標準偏差が既に収束している反復回数決定領域については、反復演算回数が上限値になった時点において既に保存されている第1および第2の反復演算回数の候補が、最終的な第1および第2の反復演算回数として決定される。
一方、上記上限値の演算回数の範囲内において全ての反復回数決定領域の平均値および標準偏差が収束した場合には(S26,NO)、その時点において各反復回数決定領域について保存されている第1の反復演算回数の候補が、所定の下限値よりも少ないか否かが判定される(S30)。なお、この下限値については予め設定されているものとする。
そして、各反復回数決定領域について保存されている第1の反復演算回数の候補が所定の下限値以上である場合には、その時点で逐次近似法再構成部41における演算処理を終了し、現在保存されている各反復回数決定領域の第1および第2の反復演算回数の候補を最終的な第1および第2の反復演算回数として決定する。一方、現在保存されている第1の反復演算回数の候補が所定の下限値よりも少ない反復回数決定領域がある場合には、その反復回数決定領域については、上記下限値の反復演算回数を最終的な第1の反復演算回数として決定し、その他の反復回数決定領域については現在保存されている第1の反復演算回数を最終的な第1の反復演算回数として決定する。また、現在保存されている第2の反復演算回数の候補が所定の下限値よりも少ない反復回数決定領域がある場合には、再び、逐次近似法再構成部41における演算処理が、上記下限値に演算回数に達するまで繰り返して行われた後、その反復回数決定領域については、上記下限値の反復演算回数が最終的な第2の反復演算回数として決定され、その他の反復回数決定領域については現在保存されている第2の反復演算回数を最終的な第2の反復演算回数として決定する(S32)。
上記のようにして反復演算回数決定部43は、各反復回数決定領域について、それぞれ第1および第2の反復演算回数を決定し、その情報を画像合成部45に出力する。なお、上記ようにして第1および第2の反復演算回数を決定した場合、逐次近似法再構成部41は、全ての反復回数決定領域の第2の反復演算回数が決定した時点で逐次近似法による反復演算処理を終了することになる。
次に、上記のようにして第1および第2の反復演算回数を決定する際に生成した断層画像が再構成画像記憶部42から領域分割部44に出力され、領域分割部44は、入力された断層画像のエッジ情報を算出し、そのエッジ情報に基づいて、上述したエッジ領域、非エッジ領域および境界領域の3種類の領域を抽出して領域分割する(S34)。そして、この各領域の情報は領域分割部44から画像合成部45に出力される。なお、領域分割部44が3種類の領域抽出のために用いる断層画像としては、上述した全ての反復回数決定領域の第1および第2の反復演算回数が決定した時点において再構成画像記憶部42に記憶されている断層画像のうち、最も大きい第2の反復演算回数の断層画像を用いることが望ましい。ただし、これに限定されずその他の断層画像を用いるようにしてもよい。
次に、画像合成部45は、入力されたエッジ領域、非エッジ領域および境界領域の情報と、各反復回数決定領域の第1および第2の反復演算回数の情報とに基づいて、各領域の部分断層画像を生成し、この部分断層画像を合成して最終的な断層画像を生成する(S36)。
図7は、エッジ領域ER(黒線部分)と、非エッジ領域NER(白色部分)と、境界領域BR(グレー部分)との一例を示した図である。画像合成部45は、具体的には、たとえば、エッジ領域ERの範囲については、そのエッジ領域ERに対応する反復回数決定領域の第2の反復演算回数の断層画像を割り当てて部分断層画像を生成し、非エッジ領域NERの範囲については、その非エッジ領域NERに対応する反復回数決定領域の第1の反復演算回数の断層画像を割り当てて部分断層画像を生成し、境界領域BRの範囲について、その境界領域BRに対応する反復回数決定領域の第1の反復演算回数と第2の反復演算回数との平均値の反復演算回数の断層画像を割り当てて部分断層画像を生成する。このように部分断層画像を生成することによって、エッジ領域ERと、非エッジ領域NERと、境界領域BRとにそれぞれ互いに反復演算回数の異なる断層画像を割り当てることができる。また、上述したように反復回数決定領域毎に第1の反復演算回数と第2の反復演算回数が異なることになるので、同じ種類の領域内でも互いに異なる反復演算回数の断層画像が割り当てられることがある。なお、各第1および第2の反復演算回数の断層画像については再構成画像記憶部42から適宜読み出される。
また、上記説明では、境界領域BRの範囲については、第1の反復演算回数と第2の反復演算回数との平均値の反復演算回数の断層画像を割り当てて部分断層画像を生成するようにしたが、これに限らず、第1の反復演算回数より大きく、第2の反復演算回数より小さい特定の反復演算回数の断層画像を割り当てるようにしてもよく、たとえば、どちらかの反復演算回数に偏った反復演算回数の断層画像を割り当てるようにしてもよい。
また、境界領域BRへの断層画像の割り当て方法としては、たとえば、境界領域BR内の部分領域(画素単位も含む)についてエッジ領域と非エッジ領域との距離を算出し、その距離に応じて部分領域に割り当てる断層画像の反復演算回数を設定するようにしてもよい。具体的には、部分領域がエッジ領域に近いほど第2の反復演算回数に近い反復演算回数の断層画像を割り当て、部分領域が非エッジ領域に近いほど第1の反復演算回数に近い反復演算回数の断層画像を割り当てる。具体的には、たとえば、エッジ領域から境界領域内の所定の画素までの距離をA、非エッジ領域から上記画素までの距離をB、第1の反復演算回数をN1、第2の反復演算回数をN2とした場合、上記画素の反復演算回数nを下式に基づいて算出するようにすればよい。なお、ここではエッジ領域から画素までの距離とは、エッジ領域と境界領域との境界線から上記画素までの最短距離とし、非エッジ領域から画素までの距離とは、非エッジ領域と境界領域との境界線から上記画素までの最短距離とする。
n=(B×N2+A×N1)/(A+B)
また、境界領域BR内の部分領域(画素単位も含む)毎のエッジらしさの指標値を用い、その指標値に基づいて上記部分領域の反復演算回数を決定するようにしてもよい。ただし、この方法は、領域分割部44において領域分割する際に、エッジらしさの指標値を用いて分割領域した場合に採用する。
具体的には、境界領域BR内の部分領域(画素単位も含む)のエッジらしさの指標値が、領域分割する際に用いた第1の閾値に近いほど第1の反復演算回数に近い反復演算回数の断層画像を割り当て、上記部分領域のエッジらしさの指標値が、領域分割する際に用いた第2の閾値に近いほど第2の反復演算回数に近い反復演算回数の断層画像を割り当てるようにする。
具体的には、たとえば、境界領域内の所定の画素のエッジらしさの指標値をT、第1の閾値をT1、第2の閾値をT2、第1の反復演算回数をN1、第2の反復演算回数をN2とした場合、上記画素の反復演算回数nを下式に基づいて算出するようにすればよい。
n={(T−T1)×N2+(T2−T)×N1}/(T2−T1)
また、境界領域内の部分領域(画素単位も含む)毎に、エッジ領域からの距離と非エッジ領域からの距離に応じて第1の反復演算回数の断層画像と第2の反復演算回数の断層画像とを重み付け加算をした断層画像を割り当てるようにしてもよい。エッジ領域に近いほど第2の反復演算回数の断層画像の重みを増し、非エッジ領域に近いほど第1の反復演算回数の断層画像の重みを増すようにすればよい。具体的には、たとえば、エッジ領域から境界領域内の所定の画素までの距離をA、非エッジ領域から上記画素までの距離をB、第1の反復演算回数の断層画像の画素値をP1、第2の反復演算回数の断層画像の画素値をP2とした場合、上記画素の画素値pを下式に基づいて算出するようにすればよい。
p=(B×P2+A×P1)/(A+B)
また、境界領域BR内の部分領域(画素単位も含む)毎のエッジらしさの指標値を用い、
その指標値に応じて第1の反復演算回数の断層画像と第2の反復演算回数の断層画像とを重み付け加算をした断層画像を割り当てるようにしてもよい。指標値が、領域分割の際に用いた第2の閾値に近いほど第2の反復演算回数の断層画像の重みを増し、指標値が領域分割の際に用いた第1の閾値に近いほど第1の反復演算回数の断層画像の重みを増すようにすればよい。
具体的には、たとえば、境界領域内の所定の画素のエッジらしさの指標値をT、第1の閾値をT1、第2の閾値をT2、第1の反復演算回数の断層画像の画素値をP1、第2の反復演算回数の断層画像の画素値をP2とした場合、上記画素の画素値pを下式に基づいて算出するようにすればよい。
p={(T−T1)×P2+(T2−T)×P1}/(P2−P1)
そして、上述したようにして画像合成部45において生成された断層画像を表す画像信号がモニタ31に出力され、モニタ31において、その画像信号に基づいて、断層画像もしくは複数枚の断層画像によって構成される3次元画像が表示される。
次に、本発明の放射線断層画像生成装置の第2の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムについて説明する。第2の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムの全体概略構成は図1に示す第1の実施形態の全体概略構成と同様であるが、コンピュータ内の構成が異なる。具体的には、第1の実施形態においては、反復回数決定領域として予め設定されたメッシュ状に区切られた領域を用いるようにしたが、第2の実施形態においては、反復回数決定領域としてエッジ領域、非エッジ領域、境界領域を設定するようにする。すなわち、第2の実施形態は、上述した第1および第2の反復演算回数を決定する際に用いられる反復回数決定領域と、第1の反復演算回数の断層画像または第2の反復演算回数の断層画像を割り当てる際に用いられる分割領域とを同じにしたものである。
図8は、第2の実施形態を用いた放射線断層画像撮影表示システムのコンピュータ35内の構成を示すブロック図である。第2の実施形態のコンピュータ35内には、放射線画像取得部40によって取得された各回転角度の放射線画像信号に基づいて、解析的手法を用いて再構成を行って被写体の断層画像を生成する解析的手法再構成部47がさらに設けられており、領域分割部48が、解析的手法再構成部47によって生成された断層画像に基づいて、エッジ領域、非エッジ領域および境界領域の領域分割を行うようにしたものである。そして、この領域分割部48によって領域分割されたエッジ領域、非エッジ領域および境界領域が反復回数決定領域として用いられるとともに、第1の反復演算回数の断層画像または第2の反復演算回数の断層画像を割り当てる際にも用いられる。
解析的手法再構成部47は、具体的には、本実施形態においては、解析的手法の再構成方法としてFBP(Filter Back Projection)法を用いて断層画像を生成する。なお、実施形態においてはFBP法を用いるようにしたが、解析的手法であればその他の再構成方法を用いるようにしてもよく、たとえば、FFT(Fast Fourier Transform)法やコンボリューション法などを用いることができる。
なお、その他の構成については、上記第1の実施形態と概ね同様である。
次に、第2の実施形態の放射線断層画像撮影表示システムの作用について、図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。
第2の実施形態の放射線断層画像撮影表示システムにおいても、第1の実施形態と同様にして各回転角度の放射線画像の撮影が行われ、その各回転角度の放射線画像信号が放射線画像取得部40によって取得される(S40)。
次に、放射線画像取得部40によって取得された回転角度毎の放射線画像信号が解析的手法再構成部47に出力され、解析的手法再構成部47は、入力された複数の放射線画像信号に基づいてFBP法を用いて断層画像を生成する(S42)。
解析的手法再構成部47において生成された断層画像は領域分割部48に出力され、領域分割部48は、入力された断層画像からエッジ領域、非エッジ領域および境界領域を抽出し、その情報を反復演算回数決定部43と画像合成部45とに出力する(S44)。なお、エッジ領域、非エッジ領域および境界領域の抽出方法については、第1の実施形態と同様である。
一方、放射線画像取得部40によって取得された回転角度毎の放射線画像信号は逐次近似法再構成部41にも出力され、逐次近似法再構成部41は、入力された複数の放射線画像信号に対して1回目の演算処理を施して断層画像を生成し(S46)、その1回目の演算処理の断層画像が再構成画像記憶部42に出力されて記憶される(S48)。
そして、再構成画像記憶部42に記憶された1回目の演算処理の断層画像は、反復演算回数決定部43に出力される。
そして、上述したように反復演算回数決定部43には、予めエッジ領域、非エッジ領域および境界領域の情報が入力されており、このエッジ領域、非エッジ領域および境界領域が反復回数決定領域として設定されている。反復演算回数決定部43は、この予め設定された反復回数決定領域毎について、その領域内の断層画像の平均値および標準偏差をそれぞれ算出する(S50)。
そして、反復演算回数決定部43は、第1の実施形態と同様に、各反復回数決定領域の平均値および標準偏差がそれぞれ収束しているか否かを判定するとともに(S52〜S60)、現在の判定対象の断層画像の反復演算回数が、所定の上限値であるか否か、もしくは所定の下限値以上か否かを判定して(S62,S64)、各反復回数決定領域について第1および第2の反復演算回数を決定する(S66)。なお、S52〜S66までの処理については、第1の実施形態において説明した図3のS18〜S32までの処理と同様であるのでその説明は省略する。
そして、反復演算回数決定部43は、各反復回数決定領域について決定した第1および第2の反復演算回数の情報を画像合成部45に出力する。すなわち、エッジ領域、非エッジ領域および境界領域のそれぞれについて決定した第1および第2の反復演算回数の情報を画像合成部45に出力する。
次に、画像合成部45は、入力されたエッジ領域、非エッジ領域および境界領域の情報と、そのエッジ領域、非エッジ領域および境界領域に対応する第1および第2の反復演算回数の情報とに基づいて、各領域の部分断層画像を生成し、この部分断層画像を合成して最終的な断層画像を生成する(S68)。
具体的には、たとえば、エッジ領域ERの範囲については、エッジ領域ERについて決定された第2の反復演算回数の断層画像を割り当てて部分断層画像を生成し、非エッジ領域NERの範囲については、非エッジ領域NERについて決定された第1の反復演算回数の断層画像を割り当てて部分断層画像を生成し、境界領域BRの範囲については、境界領域BRについて決定された第1の反復演算回数と第2の反復演算回数との平均値の反復演算回数の断層画像を割り当てて部分断層画像を生成する。このように部分断層画像を生成することによって、エッジ領域ERと、非エッジ領域NERと、境界領域BRとにそれぞれ互いに反復演算回数の異なる断層画像を割り当てることができる。なお、各第1および第2の反復演算回数の断層画像については再構成画像記憶部42から適宜読み出される。
また、境界領域BRの範囲の断層画像の割り当て方については、上記方法に限らず、第1の実施形態において説明したようなその他の割り当て方法を採用するようにしてもよい。
また、上記第1および第2の実施形態においては、各反復回数決定領域についてそれぞれ決定された第1および第2の反復演算回数を用いて、エッジ領域、非エッジ領域および境界領域のそれぞれに割り当てられる断層画像の反復演算回数を決定するようにしたが、これに限らず、各反復回数決定領域についてそれぞれ決定された第1の反復演算回数の平均値、最大値または最小値を最終的な第1の反復演算回数として決定するとともに、各反復回数決定領域についてそれぞれ決定された第2の反復演算回数の平均値、最大値または最小値を最終的な第2の反復演算回数として決定し、この最終的に決定された第1および第2の反復演算回数を用いて、エッジ領域、非エッジ領域および境界領域のそれぞれに割り当てわれる断層画像の反復演算回数を決定するようにしてもよい。
上記第1および第2の実施形態の放射線断層画像撮影表示システムによれば、逐次近似法による反復演算回数が互いに異なる複数の断層画像を生成し、断層画像が生成される領域をエッジ領域、非エッジ領域および境界領域に分割し、その領域毎に互いに異なる反復演算回数の再構成画像を用いた部分断層画像を生成し、その生成した領域毎の部分断層画像を用いて被写体の断層画像を生成するようにしたので、たとえば、小構造物を含む分割領域には反復演算回数が比較的多い再構成画像を割り当て、平坦部である分割領域には反復演算回数が比較的少ない再構成画像を割り当てることができるので、小構造物のシャープネスおよびコントラストと、平坦部のS/Nとの両方を向上した断層画像を生成することができる。
また、上記実施形態は、本発明の放射線断層画像撮影装置を、被写体の頭部や胸部の断層画像を撮影する放射線断層画像撮影表示システムに適用したものであるが、被写体はこれらに限らず、たとえば、被写体の乳房の断層画像を撮影する放射線断層画像撮影表示システムに適用するようにしてもよい。
1 撮影装置
10 放射線源
11 放射線検出部
11a 放射線画像検出器
11b 信号処理部
12 Cアーム
15 回転駆動部
30,35 コンピュータ
31 モニタ
40 放射線画像取得部
41 逐次近似法再構成部
42 再構成画像記憶部
43 反復演算回数決定部
44,48 領域分割部
45 画像合成部
46 撮影制御部
47 解析的手法再構成部

Claims (31)

  1. 放射線源から射出され、被写体を透過した放射線を検出して前記被写体の放射線画像を表す放射線画像信号を出力する放射線画像検出器および前記放射線源のうちの少なくとも一方を前記被写体の周りを周回させるとともに、所定の撮影角度毎の前記放射線の前記被写体への照射によって前記放射線画像検出器から出力された前記撮影角度毎の前記放射線画像信号を取得する放射線画像取得部と、該放射線画像取得部よって取得された前記撮影角度毎の放射線画像信号に基づいて逐次近似法による再構成を行って前記被写体の断層画像を生成する断層画像生成部とを備えた放射線断層画像生成装置において、
    前記断層画像生成部が、
    前記逐次近似法による反復演算回数が互いに異なる複数の再構成画像を生成する再構成部と、
    前記放射線画像信号に基づいて構造に関する情報を取得し、該構造の関する情報に基づいて、前記断層画像が生成される領域を互いに異なる構造に関する情報を有するエッジ領域と非エッジ領域に分割する領域分割部と、
    該領域分割部によって分割されたエッジ領域と非エッジ領域について、互いに異なる反復演算回数の再構成画像を用いた部分断層画像をそれぞれ生成し、該生成した前記エッジ領域と前記非エッジ領域の部分断層画像を用いて前記被写体の断層画像を生成する画像合成部とを備えたものであることを特徴とする放射線断層画像生成装置。
  2. 前記構造に関する情報がエッジ情報であり、
    前記領域分割部が、前記エッジ情報に基づいてエッジらしさの指標値を算出し、該指標値が所定の閾値を超える領域を前記エッジ領域と判定し、前記指標値が前記閾値以下の領域を前記非エッジ領域と判定するものであることを特徴とする請求項1記載の放射線断層画像生成装置。
  3. 前記構造に関する情報がモルフォロジー演算によって検出されたエッジ構造であり、
    前記領域分割部が、前記エッジ構造の領域を前記エッジ領域として判定し、前記エッジ構造以外の領域を前記非エッジ領域として判定するものであることを特徴とする請求項1記載の放射線断層画像生成装置。
  4. 前記領域分割部が、前記エッジ領域と前記非エッジ領域との境界線を有し、かつ所定の幅を有する領域を境界領域として判定し、前記断層画像が生成される領域を前記エッジ領域と前記非エッジ領域と前記境界領域に分割するものであることを特徴とする請求項2または3記載の放射線断層画像生成装置。
  5. 前記構造に関する情報がエッジ情報であり、
    前記領域分割部が、前記エッジ情報に基づいてエッジらしさの指標値を算出し、該指標が第1の閾値以下の領域を前記非エッジ領域と判定し、前記指標値が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値を超える領域を前記エッジ領域として判定し、前記指標値が前記第1の閾値を超えてかつ前記第2の閾値以下である領域を境界領域として判定し、前記断層画像が生成される領域を前記エッジ領域と前記非エッジ領域と前記境界領域とに分割するものであることを特徴とする請求項1記載の放射線断層画像生成装置。
  6. 前記断層画像生成部が、
    前記断層画像が生成される領域を複数の領域に分割した領域であって、前記部分断層画像を生成する際に用いられる前記再構成画像の反復演算回数を決定するための複数の反復回数決定領域が設定され、該反復回数決定領域毎について、前記再構成部において生成された複数の再構成画像を用いて前記反復演算の収束度合に関する情報を取得し、該取得した収束度合に関する情報に基づいて、前記反復回数決定領域毎について、前記部分断層画像を生成する際に用いられる前記再構成画像の反復演算回数を決定する反復演算回数決定部を備え、
    前記画像合成部が、前記エッジ領域および前記非エッジ領域に対応する前記反復回数決定領域の反復演算回数の再構成画像に基づいて前記エッジ領域および前記非エッジ領域の部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項2または3記載の放射線断層画像生成装置。
  7. 前記反復演算回数決定部が、前記反復回数決定領域毎について、前記収束度合に関する情報を複数取得し、該取得した複数の収束度合に関する情報に基づいて、第1の反復演算回数と該第1の反復演算回数より大きい第2の反復演算回数とを決定するものであり、
    前記画像合成部が、前記エッジ領域および前記非エッジ領域に対応する前記反復回数決定領域の前記第1の反復演算回数以上かつ前記第2の反復演算回数以下の反復演算回数の再構成画像を用いて、前記エッジ領域および前記非エッジ領域の部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項6記載の放射線断層画像生成装置。
  8. 前記複数の収束度合に関する情報が、前記反復回数決定領域内の前記複数の再構成画像の平均値および標準偏差の収束度合に関する情報であり、
    前記反復演算回数決定部が、前記平均値の収束度合に関する情報に基づいて前記第1の反復演算回数を決定し、前記標準偏差の収束度合に関する情報に基づいて前記第2の反復演算回数を決定するものであることを特徴とする請求項7記載の放射線断層画像生成装置。
  9. 前記画像合成部が、前記エッジ領域については前記第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記非エッジ領域については前記第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項7または8記載の放射線断層画像生成装置。
  10. 前記断層画像生成部が、
    前記断層画像が生成される領域を複数の領域に分割した領域であって、前記部分断層画像を生成する際に用いられる前記再構成画像の反復演算回数を決定するための複数の反復回数決定領域が設定され、該反復回数決定領域毎について、前記再構成部において生成された複数の再構成画像を用いて前記反復演算の収束度合に関する情報を取得し、該取得した収束度合に関する情報に基づいて、前記反復回数決定領域毎について、前記部分断層画像を生成する際に用いられる前記再構成画像の反復演算回数を決定する反復演算回数決定部を備え、
    前記画像合成部が、前記エッジ領域、前記非エッジ領域および前記境界領域のそれぞれに対応する前記反復回数決定領域の反復演算回数の再構成画像に基づいて、前記エッジ領域、前記非エッジ領域および前記非エッジ領域の部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項4記載の放射線断層画像生成装置。
  11. 前記反復演算回数決定部が、前記反復回数決定領域毎について、前記収束度合に関する情報を複数取得し、該取得した複数の収束度合に関する情報に基づいて、第1の反復演算回数と該第1の反復演算回数より大きい第2の反復演算回数とを決定するものであり、
    前記画像合成部が、前記エッジ領域、前記非エッジ領域および前記境界領域のそれぞれに前記反復回数決定領域の前記第1の反復演算回数以上かつ前記第2の反復演算回数以下の反復演算回数の再構成画像を用いて、前記エッジ領域、前記非エッジ領域および前記境界領域の部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項10記載の放射線断層画像生成装置。
  12. 前記複数の収束度合に関する情報が、前記反復回数決定領域内の前記複数の再構成画像の平均値および標準偏差の収束度合に関する情報であり、
    前記反復演算回数決定部が、前記平均値の収束度合に関する情報に基づいて前記第1の反復演算回数を決定し、前記標準偏差の収束度合に関する情報に基づいて前記第2の反復演算回数を決定するものであることを特徴とする請求項11記載の放射線断層画像生成装置。
  13. 前記画像合成部が、前記エッジ領域については前記第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記非エッジ領域については前記第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記境界領域については前記第2の反復演算回数よりも小さく、かつ前記第1の反復演算回数よりも大きい反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項11または12記載の放射線断層画像生成装置。
  14. 前記画像合成部が、前記エッジ領域については前記第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記非エッジ領域については前記第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記境界領域については、前記エッジ領域に近い部分ほど前記第2の反復演算回数に近い反復演算回数の再構成画像を用いるとともに、前記非エッジ領域に近い部分ほど前記第1の反復演算回数に近い反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項11または12記載の放射線断層画像生成装置。
  15. 前記画像合成部が、前記エッジ領域については前記第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記非エッジ領域については前記第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記境界領域については、前記エッジ領域に近い部分ほど前記第2の反復演算回数の再構成画像の重み付けを大きく設定するとともに、前記非エッジ領域に近い部分ほど前記第1の反復演算回数の重み付けを大きく設定して重み付け加算した再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項11または12記載の放射線断層画像生成装置。
  16. 前記断層画像生成部が、
    前記断層画像が生成される領域を複数の領域に分割した領域であって、前記部分断層画像を生成する際に用いられる前記再構成画像の反復演算回数を決定するための複数の反復回数決定領域が設定され、該反復回数決定領域毎について、前記再構成部において生成された複数の再構成画像を用いて前記反復演算の収束度合に関する情報を取得し、該取得した収束度合に関する情報に基づいて、前記反復回数決定領域毎について、前記部分断層画像を生成する際に用いられる前記再構成画像の反復演算回数を決定する反復演算回数決定部を備え、
    前記画像合成部が、前記エッジ領域、前記非エッジ領域および前記境界領域のそれぞれ
    に対応する前記反復回数決定領域の反復演算回数の再構成画像に基づいて、前記エッジ領域、前記非エッジ領域および前記境界領域の部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項5記載の放射線断層画像生成装置。
  17. 前記反復演算回数決定部が、前記反復回数決定領域毎について、前記収束度合に関する情報を複数取得し、該取得した複数の収束度合に関する情報に基づいて、第1の反復演算回数と該第1の反復演算回数より大きい第2の反復演算回数とを決定するものであり、
    前記画像合成部が、前記エッジ領域、前記非エッジ領域および前記境界領域のそれぞれ
    に対応する前記反復回数決定領域の前記第1の反復演算回数以上かつ前記第2の反復演算回数以下の反復演算回数の再構成画像を用いて、前記エッジ領域、前記非エッジ領域および前記境界領域の部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項16記載の放射線断層画像生成装置。
  18. 前記複数の収束度合に関する情報が、前記反復回数決定領域内の前記複数の再構成画像の平均値および標準偏差の収束度合に関する情報であり、
    前記反復演算回数決定部が、前記平均値の収束度合に関する情報に基づいて前記第1の反復演算回数を決定し、前記標準偏差の収束度合に関する情報に基づいて前記第2の反復演算回数を決定するものであることを特徴とする請求項16または17記載の放射線断層画像生成装置。
  19. 前記画像合成部が、前記エッジ領域については前記第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記非エッジ領域については前記第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記境界領域については、前記指標値が前記第1の閾値に近いほど前記第1の反復演算回数に近い反復演算回数の再構成画像を用いるとともに、前記指標値が前記第2の閾値に近いほど前記第2の反復演算回数に近い反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項17または18記載の放射線断層画像生成装置。
  20. 前記画像合成部が、前記エッジ領域については前記第2の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記非エッジ領域については前記第1の反復演算回数の再構成画像を用いて部分断層画像を生成し、前記境界領域については、前記指標値が前記第1の閾値に近いほど前記第1の反復演算回数の再構成画像の重み付けを大きく設定するとともに、前記指標値が前記第2の閾値に近い部分ほど前記第1の反復演算回数の重み付けを大きく設定して重み付け加算した再構成画像を用いて部分断層画像を生成するものであることを特徴とする請求項17または18記載の放射線断層画像生成装置。
  21. 前記領域分割部が、前記第2の反復演算回数の再構成画像に基づいて前記エッジ情報を取得するものであることを特徴とする請求項7から9、11から15、17から20いずれか1項記載の放射線断層画像生成装置。
  22. 前記第1の反復演算回数が所定の下限値より小さくならないように決定するとともに、前記第2の反復演算回数が所定の上限値と超えないように決定することを特徴とする請求項7から9、11から15、17から20いずれか1項記載の放射線断層画像生成装置。
  23. 前記再構成部が、前記エッジ領域および前記非エッジ領域の部分断層画像を構成する再構成画像を生成する際、前記第2の反復演算回数が決定した時点で反復演算を終了するものであることを特徴とする請求項7から9、11から15、17から20いずれか1項記載の放射線断層画像生成装置。
  24. 前記反復演算回数決定部が、前記複数の反復回数決定領域についてそれぞれ前記第1の反復演算回数の候補および前記第2の反復演算回数の候補を決定した後、前記反復回数決定領域毎の前記第1の反復演算回数の候補の平均値、最大値または最小値を前記第1の反復演算回数として決定するとともに、前記反復回数決定領域毎の前記第2の反復演算回数の候補の平均値、最大値または最小値を前記第2の反復演算回数として決定するものであることを特徴とする請求項7から9、11から15、17から20いずれか1項記載の放射線断層画像生成装置。
  25. 前記反復回数決定領域が、前記断層画像が生成される領域をメッシュ状に区切った領域であることを特徴とする請求項6から24いずれか1項記載の放射線断層画像生成装置。
  26. 前記領域分割部が、前記放射線画像信号を用いて解析的手法によって得られた再構成画像に基づいて前記構造に関する情報を取得するものであることを特徴とする請求項1から25いずれか1項記載の放射線断層画像生成装置。
  27. 前記エッジ情報が1次微分値から算出されるものであることを特徴とする請求項2または5項記載の放射線断層画像生成装置。
  28. 前記エッジ情報が2次微分値から算出されるものであることを特徴とする請求項2または5記載の放射線断層画像生成装置。
  29. 前記エッジ情報が標準偏差から算出されるものであることを特徴とする請求項2または5記載の放射線断層画像生成装置。
  30. 前記エッジ情報がバンドパスフィルタ処理の値またはハイパスフィルタ処理の値から算出されるものであることを特徴とする請求項2または5記載の放射線断層画像生成装置。
  31. 放射線源から射出され、被写体を透過した放射線を検出して前記被写体の放射線画像を表す放射線画像信号を出力する放射線画像検出器および前記放射線源のうちの少なくとも一方を前記被写体の周りを周回させるとともに、所定の撮影角度毎の前記放射線の前記被写体への照射によって前記放射線画像検出器から出力された前記撮影角度毎の前記放射線画像信号を取得し、該撮影角度毎の放射線画像信号に基づいて逐次近似法による再構成を行って前記被写体の断層画像を生成する放射線断層画像生成方法において、
    前記逐次近似法による反復演算回数が互いに異なる複数の再構成画像を生成し、
    前記放射線画像信号に基づいて、前記断層画像が生成される領域を互いに異なる構造に関する情報を有するエッジ領域と非エッジ領域に分割し、
    該領域分割部によって分割されたエッジ領域と非エッジ領域について、互いに異なる反復演算回数の再構成画像を用いた部分断層画像をそれぞれ生成し、
    該生成した前記エッジ領域と前記非エッジ領域の部分断層画像を用いて前記被写体の断層画像を生成することを特徴とする放射線断層画像生成方法。
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