JP5756782B2 - 猫の爪研ぎ具 - Google Patents
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Description
猫の爪研ぎ具としては、図8に示すようなものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、猫が上に乗って使用するものであるので、本体部13の長手方向の長さは少なくとも一般的な猫の前脚と後ろ脚との間隔よりも長い必要がある。
ここで、研磨体11を収納部12に収納するときには押さえ部14を開状態としておき、研磨体11の収納後には押さえ部14を閉状態としておく。
また、猫が爪研ぎ具10の上に乗って使用されるので、猫の体重が掛かり、猫が爪を研いでも爪研ぎ具10が移動しない。よって、猫が快適に爪を研ぐことができる。
つまり、いずれの方向に猫が頭を向けても猫の腹部の下方に位置する研磨体11の長手方向中央が全く使用されないので、無駄が多いという問題がある。
また、収納部は本体部の中央と他端との間の領域に形成され、その収納部に研磨体が収納されているので、猫が爪を研ぐ箇所にしか研磨体が存在していない。つまり、従来のものよりも研磨体が小さく、かつその狭い研磨体の全面を猫が使用するので、研磨体において使用されない部分がほとんどなく研磨体に無駄が生じ難い。
また、そのように研磨体が小さいので、従来のように研磨体が大きい場合と比べて猫が爪を研いだときの研磨体の撓み量が少なく、研磨体が収納部から外れてしまい難い。
図1乃至図3を参照して、本発明の第一実施形態に係る猫の爪研ぎ具20を説明する。
この猫の爪研ぎ具20は、研磨体21と、本体部23を備え、猫が本体部23の上に乗った状態で爪を研ぐためのものである。
研磨体21の長手方向(図1や図2における左右方向)の長さは、猫が爪を研ぐときの前脚での一掻き分の一般的な長さより若干長ければよく、ここでは15cmとした。また、幅は11cm、厚さは3cmである。
従来は、研磨体11の長手方向の長さは本体部13の全長と略等しく大きいものであったが、本実施形態に係る研磨体21の長さは従来のものの長さの1/2〜1/4程度であり小さい。
研磨面21aである研磨体21の上面が摩耗した場合には、裏表をひっくり返して元々下面であった面を研磨面21aとして使用可能である。また、研磨体21の裏表両面が摩耗すると、新しい研磨体21と交換可能である。
本体部23の長手方向の長さは、一般的な猫が上に乗ることができる必要があり、本実施形態においては70cmである。また、本体部23の幅も猫が上に乗ることができる幅だけあればよい。
本体部23の上面23cは、長手方向の一端23aから他端23bに向かって高さが高くなるように傾斜しており、低い一端23a側の高さは5mm、高くなった他端23b側の高さは6cmである。このとき、本体部23の上面23cの勾配は6.6°である。この勾配は10°以下が好ましい。
また、本体部23は中実であるが、本体部23の上面23cが平面状であれば本体部23の他の部分は中空である等、軽量化が図られていてもよい。
そして、研磨体21を収納部22に長手方向及び幅方向に対して隙間なく収納可能なように、収納部22は長さ15cm、幅11cm、深さ3cmのサイズで形成されている。ここで、収納部22は本体部23の上面23cに形成されているので、本体部23の収納部22に研磨体21が収納して保持されたとき、研磨体21の研磨面21aが上方に露出する。
ここで、図3に示すように、本体部23の上面23cの長手方向一端23a側(収納部22が形成されていない箇所)に猫が後ろ脚を乗せた場合に、収納部22に収納された研磨体21で前脚の爪を楽に研ぐことができる位置関係となっている。
また、猫が爪を研ぐときに収納部22から研磨体21が飛び出して(外れて)しまうことを防止する押さえ部は設けられていない。
また、収納部22は本体部23の中央と他端23bとの間の領域に形成され、その収納部22に研磨体21が収納されているので、猫が爪を研ぐ箇所にしか研磨体21が存在していない。つまり、従来のものよりも研磨体21が小さく、かつその狭い研磨体21の全面を猫が使用するので、研磨体21において使用されない部分がほとんどなく研磨体21に無駄が生じ難い。
また、そのように研磨体21が小さいので、従来のように研磨体11が大きい場合と比べて猫が爪を研いだときの研磨体21の撓み量が少なく、研磨体21が収納部22から外れてしまい難い。
次に図4を参照して、本発明の第二実施形態に係る猫の爪研ぎ具20を説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
凸部25の径は研磨体21の小孔21bの径よりも小さいので、研磨体21を収納部22に収納しても研磨体21が浮き上がったりせず、研磨体21と本体部23は面一となっている。
その他の構成要素に関しては、第一実施形態と同一である。
また、本体部23の下面23dに滑り止め部材26を設けたので、使用時に本体部23が移動し難く、猫が爪研ぎ具20をさらに快適に使用することができる。
次に図5を参照して、本発明の第三実施形態に係る猫の爪研ぎ具20を説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
本実施形態の第一実施形態との違いは、収納部32であり、その他の構成要素に関しては第一実施形態と同一である。
そして、収納部32は、本体部23に形成された窪み22(第一実施形態における収納部22と同じもの)に対し嵌め込まれる。
より詳しく説明すると、収納部32には鍔部32cが形成されており、本体部23に嵌め込まれたときには本体部23の上面23cに引っ掛かった状態となる。つまり、鍔部32cの肉厚分だけ本体部23の上面23cから上方に出ている。
また、収納部32の底面32aの中央には人の指が入るくらいの孔32bが形成されている。
また、収納部32には鍔部32cが形成されているので、この鍔部32cを持って収納部32を外すことができ、収納部32を取り外し易い。
また、図6に示すように、本体部23から分離可能な収納部32の底面32aに凸部25を設けてもよい。
さらには、本体部23に押さえ部24を設けることで、猫が爪を研ぐときに収納部22から研磨体21が飛び出してしまうことを確実に防止してもよい。
この一つの態様として、図7に示すように、収納部22を本体部23の他端23b側に連通して形成し、研磨体21を本体部23の他端23bから(図7の矢印の方向から)収納部22に挿入可能としてもよい。こうすることで、研磨体が摩耗したときに研磨体の交換が容易である。このように構成しても、猫が爪を研ぐときには研磨体21の長手方向一端側の側壁が相対する収納部22の側壁と当接するので、研磨体21が収納部22から外れてしまい難い。
また、収納部22,32に猫が好むマタタビ等を入れてもよい。
11 研磨体
11a 研磨面
12 収納部
13 本体部
13a 一端
13b 他端
14 押さえ部
20 猫の爪研ぎ具
21 研磨体
21a 研磨面
21b 小孔
22 収納部(窪み)
22a 底面
23 本体部
23a 一端
23b 他端
23c 上面
23d 下面
24 押さえ部
25 凸部
26 滑り止め部材
32 収納部
32a 底面
32b 孔
32c 鍔部
Claims (4)
- 猫が爪で引っ掻くことで猫の爪を研磨可能な研磨体と、
前記研磨体の研磨面を上方に露出するように前記研磨体を収納可能な収納部が設けられ、前記研磨体を前記収納部に収納して保持する本体部を備える猫の爪研ぎ具において、
前記本体部の上面は長手方向の一端から他端に向かって高さが高くなるように傾斜するとともに、
前記収納部は前記本体部の中央と前記他端との間の領域に形成され、
前記研磨体は、ボール紙が積層され複数の小孔を形成してなる段ボールであり、前記本体部の上面に対し前記複数の小孔が略垂直に延びるように前記研磨体が収納され、
しかも前記収納部の底面に、前記研磨体の小孔と係合する凸部を形成したことを特徴とする猫の爪研ぎ具。 - 猫が爪で引っ掻くことで猫の爪を研磨可能な研磨体と、
前記研磨体の研磨面を上方に露出するように前記研磨体を収納可能な収納部が設けられ、前記研磨体を前記収納部に収納して保持する本体部を備える猫の爪研ぎ具において、
前記本体部の上面は長手方向の一端から他端に向かって高さが高くなるように傾斜するとともに、
前記収納部は前記本体部の中央と前記他端との間の領域に形成され、
前記研磨体は前記収納部に長手方向に対して隙間なく収納され、
さらに前記研磨体は、ボール紙が積層され複数の小孔を形成してなる段ボールであり、前記本体部の上面に対し前記複数の小孔が略垂直に延びるように前記研磨体が収納され、
しかも前記収納部の底面に、前記研磨体の小孔と係合する凸部を形成したことを特徴とする猫の爪研ぎ具。 - 前記収納部は、前記本体部とは別部材であって前記本体部から分離可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の猫の爪研ぎ具。
- 猫が爪で引っ掻くことで猫の爪を研磨可能な研磨体と、
前記研磨体の研磨面を上方に露出するように前記研磨体を収納可能な収納部が設けられ、前記研磨体を前記収納部に収納して保持する本体部を備える猫の爪研ぎ具において、
前記本体部の上面は長手方向の一端から他端に向かって高さが高くなるように傾斜するとともに、
前記収納部は前記本体部の中央と前記他端との間の領域に形成され、
前記収納部は前記本体部の他端側に連通して形成され、前記研磨体を前記本体部の他端から前記収納部に挿入可能としたことを特徴とする猫の爪研ぎ具。
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- 2012-05-29 JP JP2012121610A patent/JP5756782B2/ja active Active
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