JP5756710B2 - シート状無線タグの取り付け方法、工具及び工具管理システム - Google Patents
シート状無線タグの取り付け方法、工具及び工具管理システム Download PDFInfo
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本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、弾性接着剤の剥がれを防止することにより、無線タグの落下防止を図ることを目的とする。
尚、本発明において、シート状無線タグとは「プラスチック等のフィルム基材上にアンテナパターンとICチップを取り付けた無線タグ」を差す。
・前記布状の耐熱テープはガラスクロステープであり、前記網目状の補強テープはガラス繊維製のファイバテープである。ガラスクロステープとファイバテープは汎用性が高く、コストメリットがある。
・タグ取付部が金属製である場合に、布状の耐熱テープの内側にシリコンシートなどのスペーサを設けて、離隔距離を確保するようにする。
本発明の一実施形態を図1ないし図16によって説明する。
1.工具に対するシート状無線タグ10の取り付け方法
シート状無線タグ(以下、単に無線タグと言う)10は、図1にて示すようにプラスチック等のフィルム基材11上に、通信用のアンテナパターン13と、情報を書き込んだICチップ15を取り付けたものである。シート状無線タグ10の全長は、概ね50mm程度である。本実施形態では、無線タグ10を工具(具体的にはハンマー70とラチェットレンチ80)に取り付ける方法について説明を行う。
ハンマー70に対して無線タグ10を取り付けるには、まず、無線タグ10の取り付け先となるハンマー70のアーム表面を洗浄液で洗って、表面の油分や汚れを除去する。その後、図3に示すように、洗浄したハンマー70のアーム71に対して裏面の粘着層を密着させつつガラスクロステープ20を巻き付ける(貼り付ける)。尚、ガラスクロステープ20は、アーム71に巻いたテープ表面が概ね平坦になる程度に数回巻くとよい。
無線タグ10をラチェットレンチ80に対して取り付ける場合と、ハンマー70に対して取り付け場合の相違点は、シリコンシート40の使用の有無にある。これは、ラチェットレンチ80のアーム81が金属製であることから、アーム81と無線タグ10との間に離隔距離を設けないと、通信出来ず、ICチップ15に書き込まれた情報をリーダで読み出せないからである。
例えば、火力発電所は定期的に点検が行われるが、タービンや発電機が設置される建屋内は、工具の置き忘れが許されないことから管理区域が設定される。本工具管理システムSは、管理区域の出入り口に設置して、管理区域に対する工具の持ち込みや、管理区域からの工具の持ち出しを管理するものである。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
20…ガラスクロステープ(本発明の「耐熱テープ」に相当)
30…ファイバテープ(本発明の「補強テープ」に相当)
40…シリコンシート
50…弾性接着剤
70…ハンマー(本発明の「工具」に相当)
71…アーム(本発明の「タグ取付部(非金属製)」に相当)
80…ラチェットレンチ(本発明の「工具」に相当)
81…アーム(本発明の「タグ取付部(金属製)」に相当)
100…管理装置
120…リーダ
130…モニタ
S…工具管理システム
Claims (4)
- 工具に対するシート状無線タグの取り付け方法であって、
前記工具のタグ取付部に対して布状の耐熱テープ、前記シート状無線タグ、網目状の補強テープを順番に重ねて貼り付け、その後、前記補強テープの外側から弾性接着剤を塗布して前記タグ取付部に対して順番に重ねた前記耐熱テープ、前記シート状無線タグ、前記補強テープの外側を前記弾性接着剤で囲い込むことにより、前記タグ取付部に前記シート状無線タグを取り付けることを特徴とするシート状無線タグの取り付け方法。 - 前記布状の耐熱テープは、ガラスクロステープであり、
前記網目状の補強テープは、ガラス繊維製のファイバテープであることを特徴とする請求項1に記載のシート状無線タグの取り付け方法。 - 請求項1又は請求項2のシート状無線タグの取り付け方法を用いてシート状無線タグを取り付けた工具。
- 請求項1又は請求項2に記載の取り付け方法を用いて工具に取り付けられたシート状無線タグと、
前記シート状無線タグに書き込まれた情報を読み取るリーダと、
前記リーダにて読み取った情報を管理する管理装置と、を備える工具管理システム。
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