JP5756522B2 - ジチイン−テトラカルボキシイミド類を製造する方法 - Google Patents
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Description
R1及びR2は、同一であるか又は異なっており、そして、水素であるか、又は、C1−C8−アルキル(ここで、該アルキルは、ハロゲン、−OR3及び/又は−COR4で1回以上置換されていてもよい)であるか、又は、C3−C7−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、C1−C4−アルキル又はC1−C4−ハロアルキルで1回以上置換されていてもよい)であるか、又は、アリール若しくはアリール−(C1−C4−アルキル)(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル,−COR4又はスルホニルアミノで1回以上置換されていてもよい)であり;
R3は、水素、C1−C4−アルキル若しくはC1−C4−アルキルカルボニルであるか、又は、アリール(ここで、該アリールは、ハロゲン、C1−C4−アルキル又はC1−C4−ハロアルキルで1回以上置換されていてもよい)であり;
R4は、ヒドロキシル、C1−C4−アルキル又はC1−C4−アルコキシである〕
で表されるジチイン−テトラカルボキシイミドは、さまざまな既知方法で調製することができる。
で表されるコハク酸モノアミドを、場合により希釈剤の存在下において、過剰量の塩化チオニルと反応させ、次いで、過剰な塩化チオニルを除去し、得られた生成物の混合物を、第2段階において、有機溶媒と水と相間移動触媒の混合物の中で、式(I)で表されるジチイン−テトラカルボキシイミドに変換することを特徴とする。
(VIII−1) S−(4−クロロ−1−メチル−2,5−ジオキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル) クロロチオスルフェート(R=Me、X=Cl);
(IX−1) 3,3’−トリスルファン−1,3−ジイルビス(4−クロロ−1−メチル−1H−ピロール−2,5−ジオン)(R1=R2=Me、n=1);
(IX−2) 3,3’−ジスルファンジイルビス(4−クロロ−1−メチル−1H−ピロール−2,5−ジオン)(R1=R2=Me、n=0);
(IX−3) 3,3’−ジスルファンジイルビス(1−tert−ブチル−4−クロロ−1H−ピロール−2,5−ジオン)(R1=R2=t−Bu、n=0);
(IX−4) 3,3’−トリスルファン−1,3−ジイルビス(1−tert−ブチル−4−クロロ−1H−ピロール−2,5−ジオン)(R1=R2=t−Bu、n=1);
(IX−5) 3,3’−トリスルファン−1,3−ジイルビス(4−クロロ−1−シクロヘキシル−1H−ピロール−2,5−ジオン)(R1=R2=シクロヘキシル、n=1)。
R5、R6、R7及びR8は、互いに独立して、同一であるか又は異なっており、そして、それぞれ、直鎖若しくは分子鎖のC1−C28−アルキル、C6−C10−アリール又はベンジルであり;
Xは、ハロゲン、硫酸水素アニオン、硫酸アニオン、リン酸二水素アニオン、リン酸水素アニオン、リン酸アニオン又は酢酸アニオン(好ましくは、臭素、塩素、フッ素、硫酸水素アニオン、硫酸アニオン、リン酸アニオン及び酢酸アニオン)であり;
Aは、N又はPである〕
で表される。
N−メチルスクシンイミド[5.24g;40mmol]を導入し、5℃で撹拌しながら、23.8g[200mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、得られた溶液を、60℃まで加熱しておいた23.8g[200mmol]の塩化チオニルの中に、約20分間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。これにより、9.3gの濃褐色の油状物が得られた。この油状物は、HPLC分析及びLC/MS分析によれば、11.1面積%の化合物(VIII−1)、26.3面積%の化合物(I−1)、5.8面積%の化合物(IX−1、n=0)及び24.7面積%の化合物(IX−1、n=1)を含んでいる。
相間移動触媒として、塩化ベンジルドデシルジメチルアンモニウムの50%強度水溶液(Zephirol(登録商標))0.4gを添加した以外は、実施例1の手順を繰り返した。これにより、3.27gの黒色の固体が得られた。この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、99.1面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の57.4%の収率に相当する。
相間移動触媒として、0.2gの臭化ドデシルトリメチルアンモニウムを添加した以外は、実施例1の手順を繰り返した。これにより、2.30gの黒色の固体が得られた。この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、99.0面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の40.3%の収率に相当する。
相間移動触媒として、0.2gの臭化テトラデシルトリメチルアンモニウムを添加した以外は、実施例1の手順を繰り返した。これにより、2.43gの黒色の固体が得られた。この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、99.2面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の42.7%の収率に相当する。
相間移動触媒として、0.2gの臭化テトラオクチルアンモニウムを添加した以外は、実施例1の手順を繰り返した。これにより、2.84gの黒色の固体が得られた。この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、99.5面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の50.0%の収率に相当する。
相間移動触媒として、塩化ジデシルジメチルアンモニウムの50%強度水溶液0.4gを添加した以外は、実施例1の手順を繰り返した。これにより、3.45gの黒色の固体が得られた。この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、99.1面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の60.6%の収率に相当する。
N−メチルスクシンイミド[15.74g;120mmol]を49mLのトルエンの中の懸濁液として導入し、10〜20℃で撹拌しながら、24.9g[209mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。これにより、二相溶液が得られた。その二相溶液の底相を分離し、60℃に加熱しておいた132.1g[1110mmol]の塩化チオニルの中に約60分間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を約80℃まで加熱し、その温度で一時間撹拌した。次いで、その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。これにより、29.37gの濃褐色の油状物が得られた。この油状物は、HPLC分析によれば、5.0面積%の化合物(VIII−1)、14.5面積%の化合物(I−1)、19.5面積%の化合物(IX−1、n=0)及び26.9面積%の化合物(IX−1、n=1)を含んでいる。
N−メチルスクシンイミド[5.24g;40mmol]を導入し、5℃で撹拌しながら、23.8g[200mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、得られた溶液を、60℃まで加熱しておいた23.8g[200mmol]の塩化チオニルの中に、約20分間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。これにより、10.3gの濃褐色の油状物が得られた。この油状物は、HPLC分析及びLC/MS分析によれば、6.6面積%の化合物(VIII−1)、19面積%の化合物(I−1)、16.6面積%の化合物(IX−1、n=0)及び34.1面積%の化合物(IX−1、n=1)を含んでいる。
N−メチルスクシンイミド[5.24g;40mmol]を導入し、5℃で撹拌しながら、23.8g[200mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、得られた溶液を、60℃まで加熱しておいた23.8g[200mmol]の塩化チオニルの中に、約20分間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。これにより、9.7gの濃褐色の油状物が得られた。この油状物は、HPLC分析によれば、4.2面積%の化合物(VIII−1)、15.3面積%の化合物(I−1)、20.1面積%の化合物(IX−1、n=0)及び28.3面積%の化合物(IX−1、n=1)を含んでいる。
相間移動触媒として、0.2gの臭化テトラオクチルアンモニムを添加した以外は、実施例8の手順を繰り返した。これにより、3.47gの黒色の固体が得られた。この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、98.7面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の60.7%の収率に相当する。
N−メチルスクシンイミド[5.24g;40mmol]を導入し、5℃で撹拌しながら、23.8g[200mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、得られた溶液を、60℃まで加熱しておいた23.8g[200mmol]の塩化チオニルの中に、約20分間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。これにより、9.5gの濃褐色の油状物が得られた。この油状物は、HPLC分析によれば、7面積%の化合物(VIII−1)、18.5面積%の化合物(I−1)、17.6面積%の化合物(IX−1、n=0)及び30面積%の化合物(IX−1、n=1)を含んでいる。
35.3gのトルエンの中のN−メチルスクシンイミド[26.23g;200mmol]を導入し、5〜10℃で撹拌しながら、42.35g[356mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、室温で生じたその溶液を、60℃まで加熱しておいた225g[1890mmol]の塩化チオニルの中に、2時間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。次いで、その反応混合物をロータリーエバポレーター(浴温70℃及び25mbar)で濃縮した。これにより、43.7gの懸濁液が残渣として得られた。43.7gの該残渣を、まだ熱いうちに、174gのトルエンに溶解させ、4.05gのAliquat(登録商標)336を添加し、次いで、約55℃で開始して、55mLの水を約5分間かけて滴下して加えた。次いで、充分に撹拌しながら、その混合物を80℃で4時間加熱した。次いで、その混合物を放置して室温まで冷却し、沈澱した固体を吸引濾過により単離し、55mLの水で洗浄し、55mLのエタノールで2回洗浄し、乾燥させた。これにより、20.36gの黒色の固体が得られた。この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、98.6面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の71.1%の収率に相当する。
13.4gのクロロベンゼンの中のN−メチルスクシンイミド[8g;61mmol]を導入し、5〜10℃で撹拌しながら、12.57g[106mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、室温で生じたその溶液を、60℃まで加熱しておいた66.6g[560mmol]の塩化チオニルの中に、1時間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。次いで、その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。その残渣を、まだ熱いうちに、79gのトルエンに溶解させた。2.4gのAliquat(登録商標)336(N−メチルスクシンイミドに基づいて、約9.7mol%)を添加し、次いで、31mLの水を滴下して加えた。次いで、充分に撹拌しながら、その混合物を75℃で4時間加熱した。次いで、その混合物を放置して室温まで冷却し、沈澱した固体を吸引濾過により単離し、30mLの水で洗浄し、次いで、30mLのエタノールで洗浄し、乾燥させた。これにより、6.4gの固体(この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、98面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の73%の収率に相当する)及び115gの2相濾液が得られた。
13.4gのクロロベンゼンの中のN−メチルスクシンイミド[8g;61mmol]を導入し、5〜10℃で撹拌しながら、12.57g[106mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、室温で生じたその溶液を、60℃まで加熱しておいた66.6g[560mmol]の塩化チオニルの中に、1時間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。次いで、その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。その残渣を、まだ熱いうちに、滴下して、実施例11からの濾液と混合させた。次いで、充分に撹拌しながら、その混合物を75℃で4時間加熱した。次いで、その混合物を室温まで冷却し、沈澱した固体を吸引濾過により単離し、30mLの水で洗浄し、次いで、30mLのエタノールで洗浄し、乾燥させた。これにより、6.7gの固体(この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、97.7面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の76%の収率に相当する)及び114gの濾液が得られた。
13.4gのクロロベンゼンの中のN−メチルスクシンイミド[8g;61mmol]を導入し、5〜10℃で撹拌しながら、12.57g[106mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、室温で生じたその溶液を、60℃まで加熱しておいた66.6g[560mmol]の塩化チオニルの中に、1時間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。次いで、その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。その残渣を、まだ熱いうちに、滴下して、実施例12からの濾液と混合させた。次いで、充分に撹拌しながら、その混合物を75℃で4時間加熱した。次いで、その混合物を室温まで冷却し、沈澱した固体を吸引濾過により単離し、30mLの水で洗浄し、次いで、30mLのエタノールで洗浄し、乾燥させた。これにより、6.5gの固体(この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、98.1面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の74%の収率に相当する)及び119gの濾液が得られた。
13.4gのクロロベンゼンの中のN−メチルスクシンイミド[8g;61mmol]を導入し、5〜10℃で撹拌しながら、12.57g[106mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、室温で生じたその溶液を、60℃まで加熱しておいた66.6g[560mmol]の塩化チオニルの中に、1時間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。次いで、その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。その残渣を、まだ熱いうちに、滴下して、実施例13からの濾液と混合させた。次いで、充分に撹拌しながら、その混合物を75℃で4時間加熱した。次いで、その混合物を室温まで冷却し、沈澱した固体を吸引濾過により単離し、30mLの水で洗浄し、次いで、30mLのエタノールで洗浄し、乾燥させた。これにより、6.3gの固体(この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、98面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の72%の収率に相当する)及び114gの濾液が得られた。
13.4gのクロロベンゼンの中のN−メチルスクシンイミド[8g;61mmol]を導入し、5〜10℃で撹拌しながら、12.57g[106mmol]の塩化チオニルを滴下して加えた。次いで、室温で生じたその溶液を、60℃まで加熱しておいた66.6g[560mmol]の塩化チオニルの中に、1時間かけて滴下して加えた。次いで、その混合物を80℃まで加熱し、その温度で1時間撹拌した。次いで、その反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮した。その残渣を、まだ熱いうちに、滴下して、実施例14からの濾液と混合させた。次いで、充分に撹拌しながら、その混合物を75℃で4時間加熱した。次いで、その混合物を室温まで冷却し、沈澱した固体を吸引濾過により単離し、30mLの水で洗浄し、次いで、30mLのエタノールで洗浄し、乾燥させた。これにより、6.4gの固体が得られた。この固体は、HPLC分析によれば、部分的に、98.8面積%の化合物(I−1)で構成されており、これは、理論値の73%の収率に相当する。
HPLC条件:Zorbax Eclipse Plus C18 4.6×50mm 1.8μm; 溶離液A:0.1% H3PO4、溶離液B:アセトニトリル; 勾配:90/10、20%/分、5/95(1.75); 流量:2mL/分; 55℃。
Claims (8)
- 一般式(I)
R1及びR2は、同一であるか又は異なっており、そして、水素であるか、又は、C1−C8−アルキル(ここで、該アルキルは、ハロゲン、−OR3及び/又は−COR4で1回以上置換されていてもよい)であるか、又は、C3−C7−シクロアルキル(ここで、該シクロアルキルは、ハロゲン、C1−C4−アルキル又はC1−C4−ハロアルキルで1回以上置換されていてもよい)であるか、又は、アリール若しくはアリール−(C1−C4−アルキル)(ここで、これらは、それぞれ、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル,−COR4又はスルホニルアミノで1回以上置換されていてもよい)であり;
R3は、水素、C1−C4−アルキル若しくはC1−C4−アルキルカルボニルであるか、又は、アリール(ここで、該アリールは、ハロゲン、C1−C4−アルキル又はC1−C4−ハロアルキルで1回以上置換されていてもよい)であり;
R4は、ヒドロキシル、C1−C4−アルキル又はC1−C4−アルコキシである〕
で表されるジチイン−テトラカルボキシイミドを調製する方法であって、
第1段階において、式(VI)
で表されるコハク酸モノアミドを、場合により希釈剤の存在下において、過剰量の塩化チオニルと反応させ、次いで、過剰な塩化チオニルを除去し、得られた生成物の混合物を、第2段階において、有機溶媒と水と相間移動触媒の混合物の中で、式(I)で表されるジチイン−テトラカルボキシイミドに変換することを特徴とする、前記調製方法。 - 第2段階における前記相間移動触媒が、
(a) 式(X)
R5、R6、R7及びR8は、互いに独立して、同一であるか又は異なっており、そして、それぞれ、直鎖若しくは分子鎖のC1−C28−アルキル、C6−C10−アリール又はベンジルであり;
Xは、ハロゲン、硫酸水素アニオン、硫酸アニオン、リン酸二水素アニオン、リン酸水素アニオン、リン酸アニオン又は酢酸アニオン(好ましくは、臭素、塩素、フッ素、硫酸水素アニオン、硫酸アニオン、リン酸アニオン及び酢酸アニオン)であり;
Aは、N又はPである〕
で表される第4級アンモニウム塩若しくは第4級ホスホニウム塩;
又は、
(b) 4−ジアルキルアミノピリジニウム塩若しくはヘキサアルキルグアニジニウム塩;
から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の調製方法。 - 第2段階における前記相間移動触媒が、下記リスト:フッ化テトラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、ヨウ化テトラブチルアンモニウム、酢酸テトラブチルアンモニウム、硫酸水素テトラブチルアンモニウム、臭化テトラエチルアンモニウム、ヨウ化テトラエチルアンモニウム、塩化メチルトリブチルアンモニウム、臭化メチルトリブチルアンモニウム、ヨウ化メチルトリブチルアンモニウム、酢酸メチルトリブチルアンモニウム、硫酸水素メチルトリブチルアンモニウム、塩化ベンジルドデシルジメチルアンモニウム、臭化ベンジルドデシルジメチルアンモニウム、臭化ベンジルトリエチルアンモニウム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、臭化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化テトラデシルトリメチルアンモニウム、臭化テトラデシルトリメチルアンモニウム、塩化メチルトリオクチルアンモニウム、塩化メチルトリデシルアンモニウム、臭化テトラオクチルアンモニウム、塩化テトラオクチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、臭化ジデシルジメチルアンモニウム、臭化テトラフェニルホスホニウム、臭化エチルトリフェニルホスホニウム、ヨウ化エチルトリフェニルホスホニウム、及び、酢酸エチルトリフェニルホスホニウム;
から選択されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の調製方法。 - 第2段階において、水と僅かにしか混和しない有機溶媒を使用することを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の調製方法。
- 第2段階において、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、オクタン、イソオクタン、トルエン、キシレン、メシチレン、エチルベンゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、水又はこれらの希釈剤の混合物を使用することを特徴とする、請求項1、2、3又は4に記載の調製方法。
- 一般式(I)で表される生成物を濾過により単離した後で得られる濾液(ここで、該濾液は、水と混和しない有機希釈剤と水との混合物又は水とほんの僅かにしか混和しない有機希釈剤と水との混合物が使用される場合には、2相である)を、本発明の調製方法の第2段階を実施するために次のバッチで使用することを特徴とする、請求項1、2、3、4又は5に記載の調製方法。
- 前記濾液を最大で10回まで再使用することを特徴とする、請求項6に記載の調製方法。
- 所望の生成物を除去した後で有機相のみを再使用することを特徴とする、請求項6又は7に記載の調製方法。
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