JP5756195B1 - 手荷物収納装置 - Google Patents

手荷物収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5756195B1
JP5756195B1 JP2014026268A JP2014026268A JP5756195B1 JP 5756195 B1 JP5756195 B1 JP 5756195B1 JP 2014026268 A JP2014026268 A JP 2014026268A JP 2014026268 A JP2014026268 A JP 2014026268A JP 5756195 B1 JP5756195 B1 JP 5756195B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
frame
swing
chair
baggage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014026268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015150202A (ja
Inventor
正平 中埜
正平 中埜
展也 奥田
展也 奥田
Original Assignee
有限会社シンビ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社シンビ filed Critical 有限会社シンビ
Priority to JP2014026268A priority Critical patent/JP5756195B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5756195B1 publication Critical patent/JP5756195B1/ja
Publication of JP2015150202A publication Critical patent/JP2015150202A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】飲食店等で顧客が持参する各種の手荷物を、顧客が着席する椅子の側部で収納保管し、身近に置くことで常時確認、監視でき、安心して飲食できるようにする。【解決手段】椅子Cに取り付け可能にしてある揺動開閉自在な支持体1内に開閉自在な収納バッグ20を着脱自在に支持装着する。支持体1は、椅子Cの脚に沿う前後の脚枠部3の相互を上枠部4にて連結した支持フレーム2と、この支持フレーム2に対して側方に揺動拡開可能に連結されていて、折畳時の脚枠部3に沿う前後の揺動側枠部6の相互を揺動上枠部7,揺動下枠部8にて連結した揺動フレーム5と、椅子Cの脚に支持フレーム2を取り付ける取付手段10と、支持フレーム2の下端に設けられたキャスター機構15とを備える。収納バッグ20は、バッグ本体21の開口部に、支持フレーム2の上枠部4、揺動フレーム5の揺動上枠部7それぞれに係合、固定される支持固定部22を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、主としてレストランその他の飲食店において、来店し、飲食する顧客等が持参、携帯等するバッグその他の手荷物を椅子の側部で保管、保持でき、身近に置くことで手荷物を安全に管理、監視可能にして盗難を防止でき、しかも保管したままでの椅子の移動等に追随して椅子と共に手荷物をスムーズに移動でき、また非使用時ではコンパクトに縮小できて邪魔にならないようにした手荷物収納装置に関する。
従来から飲食店においての飲食に際し、来店者が携帯する各種の手荷物は、自席にまで持参すると邪魔になることがあるから一時的に預けたり、例えばテーブル下に設けられている荷物入れ・棚等に収納したりしている。ただ、一時的に預けた場合、飲食店側の責任において保管しなければならず、顧客それぞれに対応した受け渡しが必要となるから面倒である。また、テーブル下に荷物入れ・棚等が設けられていて、これを利用するとしても、テーブル下の空間が狭く、邪魔にもなり、落ち着いた雰囲気で飲食を楽しむことができないし、床面に直接置くと、食べこぼしや汚れが付着する虞がある。
こうした点を解消すべく、例えば特許文献1に係る手荷物保持具、特許文献2に係る洗濯物物収納用袋を利用した自立式の収納具、特許文献3に係る手荷物置台等が提案されている。特許文献1の手荷物保持具は、椅子の座盤下面あるいは椅子における前後の脚部相互間に支持される固定保持体に、固定保持体の下部を支点として起伏自在な手荷物保持具を設けると共に、この手荷物保持具を、前記支点に配したスプリングの付勢力で手荷物等を固定保持体側に挟着支持するようにして成る。特許文献2の収納用袋を利用した自立式の収納具は、側面から見てX字状に交差させて開閉自在となる四角枠状のフレームを形成し、このフレームの左右上部相互間内に収納袋を懸架状に配装して成る。特許文献3の手荷物置台は、椅子の下方空間内に椅子の側方に引き出し可能にして収納される載置部を形成し、この載置部の一端には把持部を立設状に連結し、載置部の他端には椅子の脚部内側面に係止するストッパ部を設けて成る。
特開平9−388号公報 特開平9−2491号公報 登録実用新案第3099159号公報
ところが特許文献1の手荷物保持具では、比較的に大型で重量的に嵩張るものの場合には、椅子の座盤部位が重心位置となるようになり、重量的なアンバランスが生じて不安定になるばかりでなく、椅子から立ち上がったときなどに椅子が倒れることがある。特許文献2の自立式の収納具では、テーブル等に着席する個々の顧客毎に収納具を用意すると、テーブル回りが実質的に狭くなり、テーブル毎に纏めるように1個の収納具で対応させようとする場合には、テーブル毎の顧客が持参する全部の手荷物を収納できないこともある。そればかりでなく、収納具の置き場所を例えば椅子の後部・後方とすると、その監視ができないために盗難に遭うこともあり、その保管は安心できず、確実ではない。特許文献3の手荷物置台では、他人によって置台自体が引き出されることで、盗難に遭う虞もあり、うっかりすると手荷物を持ち帰るのを失念してしまうこともある。
そこで本発明は上述したような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は例えばレストランその他の飲食店において顧客が携帯、持参するバッグその他の手荷物を顧客自身が着席する各自の椅子に保管収納でき、収納した状態で椅子を移動してもそれに追随、移動し、また不使用時ではコンパクトに折り畳まれて邪魔にならずに済み、必要時では拡開使用することで顧客には手荷物を身近に置かせることによって常時監視もでき、盗難に遭う虞もなく安心である等の手荷物収納装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、後述する発明を実施するための形態における使用符号を付記して説明すると、椅子Cに取り付け可能にしてある揺動開閉自在な支持体1と、この支持体1内に着脱自在に支持装着される開閉自在な収納バッグ20とから成り、支持体1は、椅子Cの脚に沿うように配置される前後の脚枠部3の上端相互を上枠部4にて連結して形成した支持フレーム2と、この支持フレーム2に対して側方に揺動拡開可能にして軸支部9によって連結されていて、支持フレーム2に対する折畳時の脚枠部3に沿う前後の揺動側枠部6の上端相互を、同じく折畳時の上枠部4に沿う揺動上枠部7によって、また前後の揺動側枠部6の下端相互を揺動下枠部8によってそれぞれ連結して形成した揺動フレーム5と、椅子Cの脚に支持フレーム2を取り付ける取付手段10と、支持体1自体を床面上で支持し、椅子Cの移動に追随させるよう支持フレーム2の下端に設けられたキャスター機構15とを備えて成り、収納バッグ20は、所定深さのバッグ本体21の開口部に、支持体1が揺動開放されたときの支持フレーム2の上枠部4、揺動フレーム5の揺動上枠部7それぞれに係合、固定される支持固定部22を設けて成ることを特徴とする。
軸支部9は、支持フレーム2の脚枠部3と揺動フレーム5の揺動側枠部6との軸支部位において、揺動側枠部6の下端、脚枠部3の軸支部位それぞれを圧潰して扁平化すると共に、扁平化した部分に軸ピンを貫挿して成ることで構成することができる。
取付手段10は、椅子Cの脚に巻回可能にした所定長さのバンド片11を支持フレーム2における脚枠部3に連結すると共に、バンド片11の両面に所定長さの面ファスナー12を設けて成ることで構成することができる。
前記キャスター機構15は、支持フレーム2の下端に固定され、下端の開口が窄まっている筒状のキャスターケース16と、このキャスターケース16内の上部に内装されていて、下端面が下方に突出した彎曲面となっている支持ブロック17と、支持ブロック17の彎曲面に点接触状に当接しながらキャスターケース16下端から臨ませられて床面上で転動するキャスターボール18とから成ることで構成することができる。
収納バッグ20の支持固定部22は、支持体1内に配置したバッグ本体21の開口部縁を支持体1の内方から支持フレーム2の上枠部4、揺動フレーム5の揺動上枠部7それぞれの外側に折り返し、折り返した内側面相互間を取り外し可能に止着して成ることで構成することができる。
収納バッグ20は、バッグ本体21における平面で矩形状に広がる底部の外側面に、この底部の扁平状の折り畳み状態を維持するよう止着する保持部25を設け、開口縁に形成した支持固定部22内に、この支持固定部22の拡開時に外出するよう折り込み状に内蔵した取っ手26を付設することで構成することができる。
以上のように構成された本発明に係る手荷物収納装置にあって、例えば飲食店における椅子Cの側部に収納バッグ20を開閉自在に支持している支持体1を取り付けることで、来店した顧客は着席した自身の椅子Cに所定の手荷物Bを収納保管でき、手荷物Bを身近に置いて顧客自身で常時の監視、確認を可能にさせる。
収納バッグ20は、支持体1における支持フレーム2と揺動フレーム5との揺動開閉によって、使用時では開放させての手荷物Bの収納保持、手荷物Bを取り出した閉鎖状態の不使用時では椅子Cの例えば側部で扁平状にコンパクト化させ、邪魔となるようにはさせない。
支持体1における支持フレーム2に設けた取付手段10は、バンド片11の面ファスナー12が椅子Cの脚の太さその他が異なっていてもこれに対応させた調整位置で巻回装着させる。
支持体1の支持フレーム2の下端に設けたキャスター機構15は、取付手段10にて椅子Cの脚に取り付けた支持フレーム2を床面上で直接に支持し、支持フレーム2内に収納保持した手荷物Bの荷重を支持し、その支持状態で椅子Cが移動されても、下端面が彎曲している支持ブロック17とキャスターボール18とが点接触状に当接していることとも相俟ち、椅子Cの移動に円滑に追随させ、顧客の一時的な離席時でも椅子Cを転倒させることなく維持させる。
収納バッグ20は、開口部における支持固定部22が、揺動開閉する支持フレーム2の上枠部4、揺動フレーム5の揺動上枠部7それぞれに固定支持されることで、支持体1自体の揺動開閉の範囲を規制し、手荷物Bを収納させるに足る必要以上に拡開させない。また上枠部4、揺動上枠部7それぞれに対して収納バッグ20内方から折り返し状に支持してあることで、収納バッグ20の開口部における手荷物Bの出し入れを容易にさせる。
収納バッグ20の保持部25は、矩形状に広がる底部を扁平状に折り畳ませて、支持体1における支持フレーム2に対する揺動フレーム5の揺動開放時の側面鋭角状の底部形状に対応させ、支持体1から取り外したときの拡開によって手荷物Bを安定的に収納保持し、支持固定部22内から取り出した取っ手26は、収納バッグ20による手荷物Bの携帯を容易にさせる。
本発明は以上説明したように構成されているため、例えばレストランその他の飲食店において顧客が携帯、持参するバッグその他の手荷物Bを、顧客自身が着席する各自の椅子C毎に例えばその側部に取り付けられる本発明収納装置によって保管収納できるから、顧客にはその手荷物Bを身近に置くことで自身で常時監視できることになり、盗難に遭う虞もなく安心して飲食できることになる。また、保管時の手荷物Bの収納保持、使用後の手荷物Bの取り出しは支持体1、収納バッグ20の開閉操作によって簡単に行うことができ、収納保持時の必要時では拡開して収納使用すれば良く、不使用時では折り畳むことでコンパクトになり、折り畳んだ状態で椅子Cに取り付けたままでも邪魔になることはない。しかも、手荷物Bを収納したときあるいは不使用時で折り畳んだときのいずれでも、椅子Cを移動することがあってもその移動に簡単、円滑に追随し、取り扱いも容易である。
すなわちこれは本発明において、椅子Cに取り付け可能にしてある揺動開閉自在な支持体1内に開閉自在な収納バッグ20を着脱自在に支持装着し、支持体1は、椅子Cの脚に沿う前後の脚枠部3の相互を上枠部4にて連結した支持フレーム2と、この支持フレーム2に対して側方に揺動拡開可能に連結されていて、折畳時の脚枠部3に沿う前後の揺動側枠部6の相互を揺動上枠部7、揺動下枠部8それぞれにて連結した揺動フレーム5と、椅子Cの脚に支持フレーム2を取り付ける取付手段10と、支持体1における支持フレーム2の下端に設けられたキャスター機構15とを備えて成り、収納バッグ20は、バッグ本体21の開口部に、支持フレーム2の上枠部4、揺動フレーム5の揺動上枠部7それぞれに係合、固定される支持固定部22を設けて成るものとしたからである。これによって、椅子Cの例えば側部に対する取付、取り付けたままでの椅子Cの移動と共に移動する追随性、支持体1及び収納バッグ20の開閉操作による手荷物Bの出し入れの容易性、不使用時のコンパクト化を図り、しかも持参する手荷物Bの別場所での保管、収納、その監視等に煩わされることなく来店者は飲食等を楽しむことができるものとなる。
また、支持体1における軸支部9は、支持フレーム2と揺動フレーム5との軸支部位でそれぞれを圧潰して扁平化した部分に軸ピンを貫挿して成るから、揺動構成を簡素化させたものとすると共に、支持フレーム2に対する揺動フレーム5の開閉操作を円滑にし、支持している収納バッグ20の開口部による最大開口幅での開放による規制によって、必要以上に揺動開放せず、開閉操作を安定させている。
取付手段10は、椅子Cの脚に巻回可能にして脚枠部3に連結したバンド片11の両面に所定長さの面ファスナー12を設けて成るから、異なる太さ、大きさの各種の椅子Cの脚に対応して調整した止着部位によって巻回装着でき、しかも巻回装着によって確実に固定でき、汎用性に富み、取り扱いも容易である。そればかりでなく、この取付手段10は、椅子Cの脚に巻回させるにすぎないから、収納バッグ20に収納した手荷物Bによる荷重その他によって支持体1を下方に押し下げさせることになり、キャスター機構15による荷重の支持と共に安定性を一層向上させることができる。
支持体1における支持フレーム2の下端にキャスター機構15を設けてあることで、揺動開放した収納バッグ20内に収納保持した手荷物Bの荷重を床面に直接に支持させることができる。しかも、キャスター機構15におけるキャスターボール18は床面上で転動するとき、キャスターケース16内の支持ブロック17の下端面の彎曲面にキャスターボール18が当接していることと相俟ち、極めてスムーズに転動し、重量的に嵩張る手荷物Bであっても支持体1自体を椅子Cの移動に追随させることができ、手荷物Bの重量、支持体1によって椅子Cの移動等が阻害されることもない。
収納バッグ20は、支持体1内に配置された状態で支持固定部22によって支持体1に支持され、この支持固定部22では、バッグ本体21の開口部縁を支持体1の内方から支持フレーム2の上枠部4、揺動フレーム5の揺動上枠部7それぞれの外側に折り返し、折り返した内側面相互間を取り外し可能に止着して成るから、収納バッグ20を支持体1に開閉可能な状態で確実に装着でき、しかも収納バッグ20の開口部内側面では出張る部分がないから、手荷物Bの収納バッグ20内外での出し入れを容易、円滑にしている。
また、収納バッグ20には、平面で矩形状とするときの底部の外側面に、この底部の扁平状の折り畳み状態を維持するよう止着する保持部25を設けてあることで、支持体1に支持させるときの収納バッグ20の底部を側面鋭角状に保形でき、これによって、揺動開閉する支持体1の軸支部位に対応でき、折畳時のコンパクト化にも役立つ。そればかりでなく、収納バッグ20を例えばそのまま来店者、顧客等に提供しても良く、提供された収納バッグ20内に手荷物Bを収納するとき、底部を拡開できて、収納携帯時の手荷物Bを安定化でき、また収納バッグ20の開口部における支持固定部22内に折り込み状にして付設した取っ手26を外出させることで、収納バッグ20による手荷物Bの携帯、持参を一層容易にさせる。しかも、このように顧客に提供するときには、例えば収納バッグ20を不織布材製とすると共に、収納バッグ20の外側面に宣伝広告を表示することで、安価な広告媒体として活用することもできる。
本発明に係る手荷物収納装置は、以上に説明した飲食店における来店者、顧客等の手荷物Bを収納保持する場合に限らず、例えば会議場、講演会場等で用意される椅子Cに取り付けることで参加者、出席者が携帯する各種の手荷物Bの一時的な保管収納に利用することも可能であり、その適用範囲は特に限定されない。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示す分解斜視図である。 同じく椅子に取り付けた使用状態の斜視図である。 同じく椅子に取り付けて使用するときの側面図である。 同じく椅子に取り付けて使用するときの不使用時の斜視図である。 同じく支持体に設けてあるキャスター機構の断面図である。 同じく収納バッグの他の形態を示し、その(a)は支持体に取り付けるときの斜視図、(b)は拡げて手荷物等を収納し、携帯するときの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は飲食店における例えば4脚式の椅子Cに取り付け可能にしてある揺動開閉自在な支持体であり、この支持体1は、支持フレーム2、揺動フレーム5から成り、かばんその他の手荷物Bを収納保持する収納バッグ20を支持体1内で開閉自在に支持するようになっている。
支持フレーム2は、椅子Cにおける例えば左右側の前後の脚それぞれに沿うように配される前後の脚枠部3と、この前後の脚枠部3の上端相互を連結している上枠部4とからほぼ門字型に形成されており、例えば所定径のステンレス製の棒材・パイプ材等を折曲することで形成されている。
前後の脚枠部3は、飲食店等で使用されている一般・平均的な椅子Cにおける座面の高さにほぼ対応した高さとなるように設定され、また脚枠部3相互間の間隔、すなわち上枠部4長さは、椅子Cにおける前後の奥行長さに対応している。もとより、椅子Cにおける前後の奥行、座面高さの平均的なものに対応可能とするよう予め用意されるも、それぞれで異なる奥行、座面高さそれぞれに対応してその幾種類かを予め用意しておくことも可能である。
この支持フレーム2には、支持フレーム2に対して側方に揺動拡開可能にした揺動フレーム5が軸支部9によって連結されており、脚枠部3の下部に揺動支点を設定位置させる軸支部9で揺動フレーム5の下端を軸支してある。この揺動フレーム5は、支持フレーム2に対する折畳時の脚枠部3に沿う前後の揺動側枠部6と、同じく折畳時の上枠部4に沿っていて、前後の揺動側枠部6の上端相互を連結している揺動上枠部7と、前後の揺動側枠部6の下端相互を連結している揺動下枠部8とからほぼ矩形枠状に形成されており、支持フレーム2と同様に例えば所定径のステンレス製の棒材・パイプ材等を折曲することで形成されている。
この揺動フレーム5における揺動上枠部7は、支持体1自体が折り畳み状にされたときに支持フレーム2の上枠部4の下方に位置して、揺動フレーム5が支持フレーム2内に嵌り込むようにすることで、後述する軸支部9の軸支構造と相俟って、形成する棒材等の太さ内の幅員に収まるようにしてある。また、揺動下枠部8は、支持フレーム2における前後の脚枠部3相互間の幅員を設定し、これを維持して前後方向からの外力によっても歪形することがないようにした枠状の支持体1を形成している。
支持フレーム2に対して揺動フレーム5を揺動拡開させる軸支部9は、例えば脚枠部3と揺動側枠部6との軸支部位において、揺動側枠部6の下端、脚枠部3の軸支部位それぞれを圧潰して扁平化すると共に、扁平化した部分に軸ピンを貫挿、例えばボルト、ナット止めによる軸支構造とする(図3参照)。もとより、この軸支部9における軸支構造はこれに限定されず、要は支持フレーム2に対して所定角度範囲で揺動フレーム5を揺動して開閉させれば足りる。
また、支持体1には、椅子Cに支持フレーム2を取り付ける取付手段10が、支持フレーム2の上下部それぞれに付設することで設けられている。図示例の取付手段10は、支持フレーム2における脚枠部3に巻回状に連結した所定長さのバンド片11の両面に所定長さの面ファスナー12を設けて成る。バンド片11は、その一端にて脚枠部3に巻回させる筒部を形成し、他端側の一方の片面に面ファスナー12の雌面を、他方の片面に雄面をそれぞれ形成してあって、椅子Cの脚部に沿わせた脚枠部3と共に巻回させて適宜位置で止着することで支持フレーム2を脚部に取り付けできるようにしてある。このような巻回式に装着するバンド構造の取付手段10とすることで、取付時の巻回長さが異なる場合にも脚部の太さ、径等に対する面倒な調整を要せずに対応できる。
図示を省略したが、この取付手段10は、例えば脚部を弾撥的に挟み込むスプリング式挟着構造、強制的に挟み込むクリップ構造その他とすることも可能であるのは勿論であり、これに限定されない。
支持体1を椅子Cの脚部に取り付けたときの支持体1自体を床面上で支持し、椅子Cの移動に支持体1を追随させるキャスター機構15が支持フレーム2の下端に設けられている。このキャスター機構15は図5に示すように、支持フレーム2における脚枠部3の下端に固定され、下端の開口が窄まっている筒状のキャスターケース16と、このキャスターケース16内の上部から内装されていて、下端面が下方に突出した彎曲面となっている支持ブロック17と、支持ブロック17の彎曲面に点接触状に当接しながらキャスターケース16下端から臨ませられて床面上で転動するキャスターボール18とから成る。
このキャスター機構15は、支持体1が椅子Cの脚部に取り付けられたときには床面にキャスターボール18が当接したものとなり、椅子Cの移動に追随して転動することで、支持フレーム2、すなわち支持体1自体をスムーズに移動させるものとしている。
また、支持体1における支持フレーム2、揺動フレーム5それぞれに被せるようにして支持体1内に吊り下げ状に支持される収納バッグ20が支持体1に着脱自在に装着されるようにしてある。この収納バッグ20は、支持体1が揺動開放されたときの支持フレーム2の上枠部4、揺動フレーム5の揺動上枠部7によって平面でほぼ矩形状となる開口部に対応した開口部を有する所定深さのバッグ本体21の開口部に、支持フレーム2の上枠部4、揺動フレーム5の揺動上枠部7それぞれに例えば折り返し状にして係合、固定される支持固定部22を設けて成る。
この収納バッグ20自体は、支持体1の揺動開閉操作に伴い開閉され、閉鎖時には支持フレーム2、揺動フレーム5相互間内に折り畳まれ、開放時には所定の手荷物Bを収納保持できるようにしている。図示の収納バッグ20の底部は、支持体1における支持フレーム2に対する揺動フレーム5の揺動開放時における軸支部位に対応させた側面鋭角状の底部形状にしてあるも、これに限定されるものではない。また収納バッグ20の素材は、例えば所定のナイロン樹脂シート材、布帛材、ネット材、不織布材その他としてあり、ナイロン樹脂シート材とすることで洗浄可能であり、ネット材とすることで収納した手荷物Bを外観できると共に洗浄も容易であり、不織布材とすることで汚損された場合の一般可燃ゴミとして廃棄可能にできる。
図示例の支持固定部22は、支持体1内に配置したバッグ本体21の開口部縁を支持体1の内方から上枠部4、揺動上枠部7それぞれの外側に折り返し、折り返した内側面相互間を例えば面ファスナー、雌雄スナップ、雌雄ボタンその他によって取り外し可能にして止着して成る。
尚、図中符号23は、支持体1において支持体1に対して揺動フレーム5を揺動させて収納バッグ20を閉鎖したとき、その閉鎖状態を維持するように収納バッグ20の開口部の対向した内側面同士を一時的にでも接合するようにした、例えば面ファスナー、雌雄スナップ、雌雄ボタンその他による閉鎖止着部である。
図5においての収納バッグ20は、その素材を例えば不織布材としてあって、バッグ本体21の外側面には例えば広告宣伝用のロゴその他を表示するようにすると共に、平面で矩形状に広がる底部の外側面に、この底部の扁平状の折り畳み状態を維持するよう止着する例えば面ファスナーから成る保持部25を設け、開口縁に形成した支持固定部22内に、この支持固定部22の拡開時に外出するよう折り込み状に内蔵した取っ手26を付設したものである。この収納バッグ20によると、店内で椅子Cに取り付けることで使用している場合に、顧客によって使用された収納バッグ20それ自体を支持体1から取り外すことで顧客にそのまま使用させることができ、例えば店舗案内、販売促進のため等の宣伝用に使用することができる。
次にこれの使用の一例を説明すると、開放状態にした支持体1内に配置した収納バッグ20の支持固定部22を支持フレーム2の上枠部4、揺動フレーム5の揺動上枠部7それぞれにて折り返し、面ファスナー等にて固定支持すると共に、閉鎖止着部23にて収納バッグ20を閉鎖しておき、支持体1のキャスター機構15を床面に接地させた状態で所定の椅子Cの脚部に取付手段10にて取り付ける。来店した顧客が、そのバッグその他の手荷物Bを収納保管するときには、図2に示すように揺動フレーム5側を支持フレーム2から離すように揺動させることで収納バッグ20を開口し、開口した収納バッグ20内に収納すれば良い。一時的に離席する等で椅子Cを移動するときには、キャスター機構15によってその移動に追随して自在に移動でき、使用が終了して手荷物Bが取り出された後の収納バッグ20は、図4に示すように閉鎖止着部23によって閉鎖しておけば良く、次回の使用に備えるものとしておく。
また、例えば不織布材製で広告宣伝用の収納バッグ20である場合には、支持体1から取り外し、そのまま顧客に提供することも可能である。
尚、図示を省略したが、4脚構造でない椅子C、例えばカウンター席のポールにも設置することもでき、更には椅子Cの構造に対応させた適当な補助部材と共に取付手段10によって各種の椅子Cにも取り付け可能である。
B…手荷物 C…椅子
1…支持体 2…支持フレーム
3…脚枠部 4…上枠部
5…揺動フレーム 6…揺動側枠部
7…揺動上枠部 8…揺動下枠部
9…軸支部
10…取付手段 11…バンド片
12…面ファスナー
15…キャスター機構 16…キャスターケース
17…支持ブロック 18…キャスターボール
20…収納バッグ 21…バッグ本体
22…支持固定部 23…閉鎖止着部
25…保持部 26…取っ手

Claims (5)

  1. 椅子に取り付け可能にしてある揺動開閉自在な支持体と、この支持体内に着脱自在に支持装着される開閉自在な収納バッグとから成り、支持体は、椅子の脚に沿うように配置される前後の脚枠部の上端相互を上枠部にて連結して形成した支持フレームと、この支持フレームに対して側方に揺動拡開可能にして軸支部によって連結されていて、支持フレームに対する折畳時の脚枠部に沿う前後の揺動側枠部の上端相互を、同じく折畳時の上枠部に沿う揺動上枠部によって、また前後の揺動側枠部の下端相互を揺動下枠部によってそれぞれ連結して形成した揺動フレームと、椅子の脚に支持フレームを取り付ける取付手段と、支持体自体を床面上で支持し、椅子の移動に追随させるよう支持フレームの下端に設けられたキャスター機構とを備えて成り、収納バッグは、所定深さのバッグ本体の開口部に、支持体が揺動開放されたときの支持フレームの上枠部、揺動フレームの揺動上枠部それぞれに係合、固定される支持固定部を設けて成り、前記キャスター機構は、支持フレームの下端に固定され、下端の開口が窄まっている筒状のキャスターケースと、このキャスターケース内の上部に内装されていて、下端面が下方に突出した彎曲面となっている支持ブロックと、支持ブロックの彎曲面に点接触状に当接しながらキャスターケース下端から臨ませられて床面上で転動するキャスターボールとから成ることを特徴とする手荷物収納装置。
  2. 軸支部は、支持フレームの脚枠部と揺動フレームの揺動側枠部との軸支部位において、揺動側枠部の下端、脚枠部の軸支部位それぞれを圧潰して扁平化すると共に、扁平化した部分に軸ピンを貫挿して成る請求項1に記載の手荷物収納装置。
  3. 取付手段は、椅子の脚に巻回可能にした所定長さのバンド片を支持フレームにおける脚枠部に連結すると共に、バンド片の両面に所定長さの面ファスナーを設けて成る請求項1または2に記載の手荷物収納装置。
  4. 収納バッグの支持固定部は、支持体内に配置したバッグ本体の開口部縁を支持体の内方から支持フレームの上枠部、揺動フレームの揺動上枠部それぞれの外側に折り返し、折り返した内側面相互間を取り外し可能に止着して成る請求項1乃至3のいずれかに記載の手荷物収納装置。
  5. 収納バッグは、バッグ本体における平面で矩形状に広がる底部の外側面に、この底部の扁平状の折り畳み状態を維持するよう止着する保持部を設け、開口縁に形成した支持固定部内に、この支持固定部の拡開時に外出するよう折り込み状に内蔵した取っ手を付設して成る請求項1乃至4のいずれかに記載の手荷物収納装置。
JP2014026268A 2014-02-14 2014-02-14 手荷物収納装置 Expired - Fee Related JP5756195B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026268A JP5756195B1 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 手荷物収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014026268A JP5756195B1 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 手荷物収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5756195B1 true JP5756195B1 (ja) 2015-07-29
JP2015150202A JP2015150202A (ja) 2015-08-24

Family

ID=53759621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014026268A Expired - Fee Related JP5756195B1 (ja) 2014-02-14 2014-02-14 手荷物収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5756195B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6621670B2 (ja) * 2016-01-19 2019-12-18 株式会社伊勢藤 収納カゴ

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0687818B2 (ja) * 1989-01-20 1994-11-09 関東自動車工業株式会社 椅 子
JP3009477U (ja) * 1994-09-26 1995-04-04 トライストン株式会社 荷物置き部を有する椅子用腰あて具
JPH092491A (ja) * 1995-06-21 1997-01-07 Dia Corp:Kk 洗濯物収納用袋
JP3059575U (ja) * 1998-12-02 1999-07-09 株式会社ジヌンジャパン カップホルダー等の物入れを備えた野外用家具
JP2005112449A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Chidori Sangyo:Kk 組立式金網かご
JP2006271508A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Tatsuya Okino 介護ベッド用布団収納装置
JP3120888U (ja) * 2006-02-07 2006-04-20 ニューロング工業株式会社 把手付袋
JP2010006443A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Nara Machi Nagaya Co Ltd 包装用袋体
JP3166211U (ja) * 2010-12-10 2011-02-24 卓朗 池田 折り畳みゴミ袋の口保持傾斜スタンド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015150202A (ja) 2015-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10106187B1 (en) Baby carrier device
US7712477B2 (en) Tray for a walker
US10716410B2 (en) Apparatuses, systems and methods for temporary placement of a living object on a seat
US20170303701A1 (en) Mobile Diaper Changing Station
JP2003095114A (ja) 飲料台付きガードアーム及びベビーカー
JP4787306B2 (ja) 折り畳み椅子およびキャスター付き折り畳み椅子ならびに折り畳み椅子付き鞄
CN203436029U (zh) 带有可调节的睡眠角度的儿童睡眠设备
US9918562B1 (en) Electronic education system
JP5756195B1 (ja) 手荷物収納装置
AU2009200937A1 (en) A Bag Having a Shopping Trolley Insert
US20230248136A1 (en) Carry handle for bulky articles and the like
US20040200940A1 (en) Seat attachable bag hook
JP2013536039A (ja) 機能性椅子
US20100264280A1 (en) Table height personal bag hanger
US2360231A (en) Folding chair
US6345861B1 (en) Compact transportable folding chair
USD595967S1 (en) Campsite comfort portable chair/toilet seat
KR200432905Y1 (ko) 바퀴가 구비된 가방
JP3151820U (ja) 傘用収納具
JP3002443U (ja) クッション兼用携帯バッグ
JP3454915B2 (ja) 便器用ひじ掛け装置
JP3114707U (ja) 携帯用便器
JP4825857B2 (ja) 手押し車用バッグ
JP3183643U (ja) 荷物吊下具
US8287042B1 (en) Shopping cart seat

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5756195

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees