JP5755182B2 - 接合方法、接合装置、制御装置、およびプログラム - Google Patents

接合方法、接合装置、制御装置、およびプログラム Download PDF

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本発明は、接合方法、接合装置、制御装置、およびプログラムに関する。
半田付けは、部材を接合するための代表的な手法である。特に、接合物を被接合物に半田付けする際に、被接合物にレーザ光を照射することによって半田を溶融させるレーザ半田付けは、光ファイバやレンズなどの光学素子の固定に広く用いられている。このようなレーザ半田付けにおいては、被接合物が半田を溶融させるのに最適な温度になるよう、被接合部に照射するレーザ光の強度を最適な強度に制御することが重要になる。
下記特許文献1には、非接触温度センサで測定した被半田付け部の温度データをレーザ照射パワーにフィードバックすることにより、レーザ照射パワーを決定するレーザ半田付け方法が開示されている。下記特許文献1によれば、被半田付け部の表面の固体差による温度条件の変化に対してきめ細かなレーザパワー制御を行うことができ、これにより、半田付け状態にばらつきが生じないとされている。
特開平04−220165号公報(公開日:1992年8月11日)
上記特許文献1に記載の方法においては、半田を濡れ広げる被半田付け部にレーザ光を照射し、照射位置の温度を測定する構成が採用されている。しかしながら、このような構成を採用した場合、以下のような問題を招来する。
すなわち、非接触温度センサに対する被接合物の取り付け精度が低い場合、レーザ光を照射する位置(すなわち、温度を測定する位置)が被半田付け部からずれてしまい、被半田付け部の温度を正確に測定することができなくなる。また、被半田付け部が金属パッドにより構成されている場合、被接触温度センサ(放射温度計)により被半田付け部の温度を正確に測定することができなくなる。被半田付け部の温度を正確に測定することができなければ、半田の温度を目標の値に制御することは困難である。
このような問題を回避するためには、被接合物にレーザ光を照射する際に、半田を濡れ広げる被半田付け部にレーザ光を照射するのではなく、被半田付け部から離間した箇所にレーザ光を照射する構成を採ればよい。
このような構成を採用した接合装置(以下、「間接加熱型接合装置」とも記載)について、図9および図10を参照して説明する。
図9に、間接加熱型接合装置の第1の構成を示す。図9に示す接合装置900は、台座902、レーザ照射装置904、放射温度計906を備えている。接合装置900は、被接合物910にレーザ光を照射して加熱し、接合物912と被接合物910との間に介在する半田914を溶融することにより、接合物912を被接合物910に接合する装置である。被接合物910において、レーザ光の照射位置は、図9に示すように、半田914を濡れ広げる被半田付け部から離間している。特に、接合装置900は、レーザ光の照射位置を固定したまま、放射温度計906により当該照射位置の温度を測定し、その測定結果に基づいてレーザ光の出力を制御(フィードバック制御)する構成を採用している。
図10に、間接加熱型接合装置の第2の構成を示す。図10に示す接合装置1000は、台座1002、レーザ照射装置1004、放射温度計1006を備えている。接合装置1000は、被接合物1010にレーザ光を照射して加熱し、接合物1012と被接合物1010との間に介在する半田1014を溶融することにより、接合物1012を被接合物1010に接合する装置である。被接合物1010において、レーザ光の照射位置は、図10に示すように、半田1014を濡れ広げる被半田付け部から離間している。特に、接合装置1000は、レーザ光の照射位置を固定したまま、放射温度計1006により当該照射位置の温度を測定し、その測定結果に基づいてレーザ光の出力を制御(フィードバック制御)する構成を採用している。接合装置1000は、被接合物1010が片持梁構造を有している点で、図9の接合装置900と異なる。なお、このような片持梁構造を有する被接合部材1010の例としては、国際公開第2011/122440号に記載のファイバ支持部材などが挙げられる。
接合装置900においては、台座902の上面に被接合物910が載置されており、台座902の上面と被接合物910の下面とが互いに面接触している。したがって、被接合物910に加えられた熱は、被接合物910の下面全体を介して台座902に伝導する。このため、被接合物910には、(1)レーザ光の照射位置において最大となり、(2)該照射位置から遠ざかるに従って急峻に低下する温度勾配が形成される。したがって、接合装置900においては、半田914の温度を十分に上昇させることができない、あるいは、半田914の温度が不均一になるといった問題を生じる。
一方、接合装置1000において、被接合物1010は、片持梁構造を有している。すなわち、台座1002の上面に起立した柱部1010Aと、柱部1010Aによってその一端が支持された梁部1010Bとを備えている。接合物1012は、梁部1010Bの上面、特に、柱部1010A側と反対側の端部に接合される。
レーザ光の照射位置にて発生した熱は、梁部1010B内を柱部1010A側と接合物1012側との双方に向かって伝導する。そして、梁部1010B内を柱部1010A側に向かって伝導した熱は、柱部1010Aを介して台座1002に伝導する。一方、梁部1010B内を接合物1012側に向かって伝導した熱は、梁部1010Bの接合物1012側の端部に滞留する。このため、梁部1010Bには、(1)レーザ光の照射位置において最大となり、(2)柱部1010A側に向かって該照射位置から遠ざかるに従って急峻に低下し、(3)接合物1012側に向かって該照射位置から遠ざかるに従って緩慢に低下する温度勾配が形成される。したがって、接合装置1000においては、半田1014の温度を十分に上昇させることができない、あるいは、半田1014の温度が不均一になるといった問題を生じ難い。
しかしながら、接合装置1000であっても、レーザ照射装置1004と被接合物1010との相対位置にずれが生じると、以下のような問題を生じる。
(1)梁部1010Bにおけるレーザ光の照射位置が柱部1010A側に近すぎた場合、梁部1010Bにて発生した熱の大部分が柱部1010Aを介して台座1002に逃げてしまう。このため、レーザ光の強度をレーザ照射装置1004の出力限界値まで高めてもなお、梁部1010Bの接合物1012側の端部を、半田1014を溶融させるのに十分な温度に至らしめることができないことがある。
(2)上述したフィードバック制御においては、所定の強度のレーザ光を仮照射したときに得られる測定温度に基づいて、梁部1010Bの接合物1012側の端部が所定の温度(半田1014を溶融させるのに最適な温度)に達するよう、本照射時のレーザ強度を決めることになる。より具体的には、仮照射時の測定温度と本照射時のレーザ強度との対応関係(テーブル又は関係式)を事前に特定しておき、この対応関係を参照して仮照射時の測定温度から本照射時のレーザ強度を決定することになる。しかしながら、この対応関係は、レーザ光の照射位置に応じて変化する。したがって、レーザ光の照射位置が所定の位置からずれてしまった場合、照射位置の温度を目標の値に制御した場合であっても、半田1014の温度を目標の温度に設定できない虞がある。なお、レーザ光の照射位置毎に上述した対応関係が特定されている場合には、仮照射時の測定温度からレーザ光の照射位置を推定し、推定した照射位置に応じた対応関係を参照して仮照射時の測定温度から本照射時のレーザ強度を決定することが可能になる。しかしながら、この場合、制御の複雑化や精度の低下といった問題が生じる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、接合物と被接合物とを接合するための半田の溶融温度を高精度にコントロールすることが可能な接合処理を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る接合方法は、接合物と被接合物との間に介在する半田により前記接合物を前記被接合物に接合する接合方法であって、前記被接合物は、一端に設けられた柱部により支持され、他端に前記接合物が接合される梁部を有する片持梁構造を有しており、当該接合方法は、前記被接合物に予め定められた第1の強度のレーザ光を照射する第1の照射工程であって、前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を、前記柱部側から前記接合物側に移動させながら実施される第1の照射工程と、前記第1の照射工程において前記第1の強度のレーザ光を照射する各照射位置の温度を逐次測定する第1の測定工程と、前記被接合物に前記第1の強度よりも強い予め定められた第2の強度のレーザ光を照射する第2の照射工程であって、前記第1の測定工程において予め定められた目標温度が得られた照射位置に対して、前記第2の強度のレーザ光を照射する第2の照射工程と、を含んでいる、ことを特徴とする。
上記接合方法によれば、照射位置を移動させながら第1の強度(半田を溶融不可能な強度に設定される)のレーザ光を仮照射し、目標温度が得られたときの照射位置(すなわち、第2の強度のレーザ光を照射することにより確実に半田を溶融することができる照射位置。以下、「本照射位置」と称する。)に対して、第2の強度(本照射位置に照射したときに半田を溶融可能な強度に設定される)のレーザ光を照射する構成を採用している。このため、半田を溶融させてしまうことなく、上記本照射位置を、高精度で特定することができる。そして、特定した本照射位置に対して、第2の強度のレーザ光を照射することにより、目標とする温度で半田を溶融することができる。すなわち、目標とする温度よりも高い又は低い温度で半田を溶融させたり、半田の温度が融点に達しない虞を回避することができる。
また、本照射位置は、レーザ照射装置の出力限界値以下に設定された第2の強度のレーザ光を照射したときに、半田の温度が目標値に達するように決定される。したがって、レーザ光の強度をレーザ照射装置の出力限界値まで高めても半田の温度が融点に達しないといった不具合が生じることなく、接合物を確実に接合することができる。
また、上記接合方法によれば、レーザ光の照射位置を徐々に接合位置に移動させ、且つ移動中にレーザ光の出力を一定とする構成を採用している。このため、レーザ光の照射位置を固定してレーザ光の出力を徐々に上げる構成と比べて、例えば、レーザ光の初期照射位置が被接合物の支柱部分に近い場合等、レーザ光の照射熱が外部に逃げ易い構成となっている場合であっても、熱が接合位置に十分に伝わらない虞を回避でき、半田の溶融温度を正確にコントロールできる。
また、上記接合方法によれば、レーザ光の照射位置を固定してレーザ光の出力を徐々に上げる構成のように、仮照射時の測定温度からレーザ光の照射位置を推定したり、推定した照射位置に応じた対応関係を参照して仮照射時の測定温度から本照射時のレーザ光の強度を決定したりする必要がない。したがって、制御の複雑化や精度の低下といった問題の発生を回避することができる。
上記接合方法においては、前記第1の照射工程において、前記第1の強度のレーザ光を照射する各照射位置に対して、前記第1の強度のレーザ光を予め定められた時間に亘って照射する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、レーザ光の照射時間に起因する測定温度のばらつきを抑制することにより、本照射位置を、より高精度で特定することができる。
上記接合方法においては、前記被接合物に前記第1の強度のレーザ光を照射する第3の照射工程であって、前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を、前記第1の照射工程における照射位置の移動方向と直交する方向に移動させながら実施される第3の照射工程と、前記第3の照射工程における各照射位置の温度を逐次測定する第2の測定工程と、前記第2の測定工程において測定された温度に基づいて、前記第1の照射工程において前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を決定する照射位置決定工程とを、前記第1の照射工程に先行して実施する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、前記第1の照射工程における照射位置の移動方向と直交する方向におけるレーザ光の照射位置に起因する測定温度のばらつきを抑制することにより、本照射位置を、より高精度で特定することができる。
また、本発明に係る接合装置は、接合物と被接合物との間に介在する半田により前記接合物を前記被接合物に接合する接合装置であって、前記被接合物は、一端に設けられた柱部により支持され、他端に前記接合物が接合される梁部を有する片持梁構造を有しており、当該接合装置は、前記被接合物にレーザ光を照射する照射手段と、前記被接合物に前記レーザ光を照射する照射位置の温度を測定する測定手段と、前記照射手段及び前記測定手段とを制御する制御装置とを備えており、前記制御装置は、前記被接合物に予め定められた第1の強度のレーザ光を照射する第1の照射工程であって、前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を、前記柱部側から前記接合物側に移動させながら実施される第1の照射工程を実施するよう、前記照射手段を制御する第1の照射制御手段と、前記第1の照射工程において前記第1の強度のレーザ光を照射する各照射位置の温度を逐次測定する第1の測定工程を実施するよう、前記測定手段を制御する測定制御手段と、前記被接合物に前記第1の強度よりも強い予め定められた第2の強度のレーザ光を照射する第2の照射工程であって、前記第1の測定工程において予め定められた目標温度が得られた照射位置に対して、前記第2の強度のレーザ光を照射する第2の照射工程を実施するよう、前記照射手段を制御する第2の照射制御手段とを備えている、ことを特徴とする。
上記接合装置によれば、上記接合方法と同様の効果を奏することができる。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを上記制御装置として機能させるためのプログラムであって、上記コンピュータを上記制御装置が備える上記各手段として機能させる。
上記プログラムによれば、上記接合方法と同様の効果を奏することができる、上記接合装置を実現することができる。
本発明によれば、接合物と被接合物とを接合するための半田の溶融温度を高精度にコントロールすることが可能な接合を実現することができる。
実施形態に係る接合装置の構成を示す。 実施形態に係る制御装置の機能構成を示す。 実施形態に係る接合装置による接合処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る接合装置によって得られた、レーザ照射位置と温度との関係を示すグラフである。 実施形態に係る接合装置において、ある照射位置に15Wのレーザ光を照射したときの、レーザ光の照射時間と、測定温度との関係を示すグラフである。 実施形態に係る接合装置において、梁部の表面にレーザ光が照射されている状態を概念的に示す。(a)は、レーザ光のレーザスポットが梁部内に収まっている状態を示す。(b)は、レーザ光のレーザスポットが梁部内に収まっていない状態を示す。 実施形態に係る接合装置100において、梁部の幅方向におけるレーザ光の照射位置と、その照射位置における測定温度との関係を示すグラフである。 実施形態に係る接合装置100において、梁部の幅方向におけるレーザ光の照射位置と、目標位置における測定温度との関係を示すグラフである。 従来の接合装置の構成(第1の構成)を示す。 従来の接合装置の構成(第2の構成)を示す。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〔実施形態〕
初めに、図1〜図4を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(接合装置100の構成)
図1は、実施形態に係る接合装置100の構成を示す。接合装置100は、台座102、レーザ照射装置104、放射温度計106、および制御装置108を備えている。接合装置100は、接合物と被接合物との間に介在する半田をレーザ光の照射熱で溶融することにより、接合物を被接合物に接合するための装置である。
本実施形態では、接合物としてレンズ12を用いている。また、被接合物として、梁構造を有するセラミック製の基板10を用いている。また、半田として、半田14を用いている。すなわち、本実施形態では、接合装置100により、基板10にレンズ12を半田付けする例を説明する。
台座102には、基板10が載置され、図示を省略するクランプ等によって基板10が固定される。基板10は、台座102の表面に対して垂直に起立している柱部10Aと、台座102の表面に対して平行であり、且つ柱部10Aによってその降端が支持されている梁部10Bとを備えている。レンズ12は、梁部10Bの先端に接合される。
レーザ照射装置104は、基板10にレーザ光を照射することで、基板10を加熱する。これにより、レーザ照射装置104は、基板10とレンズ12との間に設けられた半田14を溶融し、基板10にレンズ12を接合することが可能となっている。
レーザ照射装置104は、レーザ光の出力(強度)を調整することが可能となっている。接合装置100は、レーザ照射装置104の出力を調整することによって、基板10の温度を調整することが可能となっている。
また、レーザ照射装置104は、基板10に対する平行な方向(水平方向)に移動可能となっている。これにより、接合装置100は、レーザ光の照射位置を移動させることが可能となっている。特に、本実施形態のレーザ照射装置104は、基板10の梁部10B部が延伸する方向(図1中方向Aおよび方向B。以下、「梁部10B部の長さ方向」と表現する。)に移動可能となっている。これにより、接合装置100は、レーザ光の照射位置を、梁部10B部の長さ方向に移動させることが可能となっている。
放射温度計106(測定手段)は、基板10における照射位置の温度を非接触により測定する。放射温度計106は、レーザ照射装置104とともにクランプによって保持されており、レーザ照射装置104との相対的な位置関係が固定されている。これにより、放射温度計106は、レーザ照射装置104とともに移動し、レーザ照射装置104によるレーザ光の照射位置を逐次測定することが可能となっている。
制御装置108は、レーザ照射装置104によるレーザ光の出力および照射位置を制御する。具体的には、制御装置108は、レーザ照射装置104に仮照射を行わせ、その照射位置の温度を放射温度計106から取得する。仮照射とは、本照射位置を決定するために行うレーザ光の照射を意味する。そして、制御装置108は、取得した温度に基づいて、本照射位置を決定する。本照射とは、実際に半田14を溶融して、基板10にレンズ12を接合するために行うレーザ光の照射を意味する。その後、制御装置108は、決定した本照射位置に対して、レーザ照射装置104に本照射を行わせる。
(制御装置の機能)
図2は、実施形態に係る制御装置108の機能構成を示す。制御装置108は、照射位置制御部202、照射出力制御部204、測定温度取得部206、記憶部208、および本照射位置決定部210を備えている。
記憶部208には、レーザ照射装置104が照射するレーザ光の出力が記憶されている。記憶部208に記憶される出力には、仮照射用の第1の強度、および、本照射用の第2の強度を含んでいる。第1の強度には、基板10における目標位置(半田14による接合位置またはその近傍の位置)にレーザ光を照射したときに、半田が溶融しない程度(すなわち、目標位置の温度が半田14の融点未満の温度となる程度)の出力が用いられる。第2の強度には、基板10における目標位置にレーザ光を照射したときに、十分に半田14を溶融させることができる程度(すなわち、目標位置の温度が半田14の融点以上の温度となる程度)の出力が用いられる。半田14を融点に近い温度で溶融させた場合、半田14の濡れ性が悪くなる虞があるので、第2の強度は、例えば、半田14の温度が融点よりも50℃高くなるように設定するとよい。本実施形態では、仮照射用の出力には「15W」が設定されており、本照射用の出力には「22W」が設定されている。
また、記憶部208には、本照射位置を決定するための目標温度が記憶されている。記憶部208に記憶される目標温度には、基板10における目標位置を当該目標温度に加熱したときに、半田14が溶融しない程度(すなわち、目標位置の温度が半田14の融点未満の温度となる程度)の温度が用いられる。なお、上記目標温度は、半田14が溶融しない温度の範囲内で、できるだけ高い温度であることが好ましい。一般的に、放射温度計においては、測定温度が高いほど、出力値の傾きが大きくなり、その精度が高くなるからである。本実施形態では、目標温度には半田14の融点(278−300℃)よりも僅かに(約40℃)低い「240℃」が設定されている。
上記各設定値(第1の強度、第2の強度、および目標温度)は一例であり、記憶部208には、任意の設定値を設定可能となっている。上記各設定値は、基板10の材質、基板10の形状、半田14の材質等に応じて、適切な値を設定することが好ましい。上記各設定値は、各種資料、試験結果、シミュレーション結果等から、その適切な値を容易に得ることができる。
照射位置制御部202は、レーザ照射装置104によるレーザ光の照射位置を制御する。具体的には、照射位置制御部202は、上記照射位置を、梁部10B部の長さ方向に移動させることができる。すなわち、照射位置制御部202は、上記梁部10Bにおける上記照射位置を、半田14による接合位置に近づく方向(図1中方向A)、および、半田14による接合位置から離間する方向(図1中方向B)へ移動させることができる。
照射出力制御部204は、レーザ照射装置104によるレーザ光の出力を制御する。具体的には、照射出力制御部204は、レーザ光の仮照射を行うとき、記憶部208に記憶されている仮照射用の出力のレーザ光を照射するように、レーザ照射装置104を制御する。また、照射出力制御部204は、レーザ光の本照射を行うとき、記憶部208に記憶されている本照射用の出力のレーザ光を照射するように、レーザ照射装置104を制御する。
測定温度取得部206は、放射温度計106によって測定された、照射位置の温度を取得する。具体的には、レーザ照射装置104がレーザ光を照射すると、放射温度計106は、その照射位置の温度を測定する。これに応じて、測定温度取得部206は、放射温度計106によって測定された温度を、放射温度計106から取得する。
本照射位置決定部210は、測定温度取得部206によって取得された測定温度と、記憶部208に記憶されている目標温度とに基づいて、本照射を行う照射位置(以下、「本照射位置」と称する)を決定する。具体的には、本照射位置決定部210は、上記測定温度が、上記目標温度に達している場合、上記測定温度が得られた照射位置を、本照射位置として決定する。一方、本照射位置決定部210は、上記測定温度が、上記目標温度に達していない場合、上記測定温度が得られた照射位置を、本照射を行う照射位置として決定しない。
本照射位置決定部210が本照射位置を決定するまで、照射位置制御部202は、接合位置に近づく方向に照射位置を移動させつつ、当該照射位置にレーザ光を仮照射するように、レーザ照射装置104を制御する。そして、本照射位置決定部210が本照射位置を決定すると、照射位置制御部202は、当該本照射位置にレーザ光を本照射するように、レーザ照射装置104を制御する。
(接合処理の手順)
ここで、図3を参照し、接合装置100による接合処理の手順を説明する。図3は、接合装置100による接合処理の手順を示すフローチャートである。
(第1の照射工程、測定工程)
まず、レーザ照射装置104が、基板10における接合位置からある程度離間した位置を初期照射位置とし、当該照射位置に対して、15Wのレーザ光を仮照射する(ステップS302)。そして、放射温度計106が、上記照射位置の温度を測定すると(ステップS304)、制御装置108が、ステップS304で測定された温度を、放射温度計106から取得する(ステップS306)。
次に、制御装置108が、ステップS306で取得された温度が240℃に達しているか否かを判断する(ステップS308)。ステップS308において、“240℃に達していない”と判断された場合(ステップS308:No)、制御装置108は、上記照射位置を上記接合位置に近づける(ステップS310)。そして、接合装置100は、処理をステップS302へ戻す。ステップS310において、制御装置108は、上記照射位置を予め定められた距離分上記接合位置に近づけてもよく、複数(少なくとも2つ)の照射位置に関する複数の測定温度に基づいて、目標温度が得られる照射位置を予測し、予測された照射位置へ上記照射位置を移動してもよい。
(第2の照射工程)
一方、ステップS308において、“240℃に達している”と判断された場合(ステップS308:Yes)、制御装置108は、上記照射位置を本照射位置として決定し(ステップS312)、レーザ照射装置104が、上記本照射位置に対し、22Wのレーザ光を照射する(ステップS314)。これにより、溶融した半田14によってレンズ12が基板10に半田付けされ、接合装置100は、接合処理を終了する。
(効果)
図4は、実施形態に係る接合装置100によって得られた、レーザ照射位置と温度との関係を示すグラフである。
図4に示すように、本実施形態の基板10においては、目標位置に15Wのレーザ光を照射することにより、目標位置の温度が240℃となることが分かる。本実施形態の接合装置100は、15Wのレーザ光を仮照射し、240℃の温度が得られたときの照射位置を目標位置として特定する構成を採用している。このため、本実施形態の接合装置100は、仮照射段階において半田14を溶融させてしまうことなく、本照射を行うべき適切な位置である目標位置を、高精度で特定することができる。
その結果、図4に示すように、本実施形態の基板10において、目標位置に対して22Wのレーザ光を本照射することにより、目標位置において、レンズ12を接合するのに十分な温度(およそ380℃)が得られている。
特に、図4に示すように、基板10における照射位置が目標位置に近づくにつれ、照射位置の温度が線形に上昇することが分かる。基板10が、その熱が外部に伝達し難く、梁部の先端部分に滞留し易い梁構造を有しているからである。このため、本実施形態の接合装置100は、温度分布の事前調査を行ったり、複雑な関係式を用いたりすることなく、目標位置(すなわち、目標温度が得られる照射位置)を容易に推測することが可能となっている。
また、本実施形態の接合装置100によれば、目標位置に本照射するレーザ光の出力(22W)は固定であるため、レーザ光の出力が不足する等の不具合が生じることなく、レンズ12を確実に接合することができる。
〔変形例1〕
以下、図5を参照して、実施形態の変形例1について説明する。この変形例1の接合装置100は、制御装置108(照射出力制御部204)がレーザ光の照射時間をさらに制御する点で、図1の接合装置100と異なる。
図5は、実施形態に係る接合装置100において、ある照射位置に15Wのレーザ光を照射したときの、レーザ光の照射時間と、測定温度との関係を示すグラフである。図5に示すように、照射位置の測定温度は、レーザ光の照射時間により変動する。特に、照射時間を0〜5秒とした場合は、上記測定温度の変動率が大きくなっている。また、照射時間を5秒以上とした場合であっても、上記測定温度の変動率は、およそ1℃/秒程度となっており、照射時間を20秒とした場合であっても、上記測定温度の上昇は完全に飽和するに至らない。
このことから、レーザ光の照射時間にばらつきがあると、測定温度にばらつきが生じ、例えそのばらつきが1℃程度であったとしても、これに起因して、本照射位置の精度の低下を招くことが考えられる。そこで、本変形例1の接合装置100においては、仮照射を行う際のレーザ照射時間を、予め定められた時間としている。これにより、本変形例1の接合装置100は、照射時間に起因する測定温度のばらつきを抑制し、本照射位置の精度をより向上することが可能となっている。
〔変形例2〕
以下、図6〜図8を参照して、実施形態の変形例2について説明する。この変形例2の接合装置100は、制御装置108(照射位置制御部202)が、梁部10Bの長さ方向とは直交する方向(以下、「梁部10Bの幅方向」と表現する。)に、レーザ光の照射位置をさらに制御する点で、図1の接合装置100と異なる。
図6は、実施形態に係る接合装置100において、梁部10Bの表面にレーザ光が照射されている状態を概念的に示す。図6(a)は、レーザ光のレーザスポットが梁部10B内に収まっている状態を示す。図6(b)は、レーザ光のレーザスポットが梁部10B内に収まっていない状態を示す。
図6(a)に示す例では、直径0.6mmのレーザスポットは、梁部10Bの幅方向における略中心位置である照射位置P1に位置しており、これにより、幅1.0mmの梁部10B内に収まっている。
一方、図6(b)に示す例では、直径0.6mmのレーザスポットは、梁部10Bの幅方向において照射位置P1よりもずれた位置である照射位置P1´に位置しており、これにより、幅1.0mmの梁部10B内に収まっていない。
図7は、実施形態に係る接合装置100において、梁部10Bの幅方向におけるレーザ光の照射位置と、その照射位置における測定温度との関係を示すグラフである。図8は、実施形態に係る接合装置100において、梁部10Bの幅方向におけるレーザ光の照射位置と、目標位置における測定温度との関係を示すグラフである。
図7に示すように、照射位置の測定温度は、梁部10Bの幅方向における位置によって変動する。同様に、図8に示すように、目標位置の測定温度も、梁部10Bの幅方向における位置によって変動する。特に、上記照射位置の測定温度および上記目標位置の測定温度のいずれにおいても、レーザスポットが梁部10B内に収まっていないときほど、測定温度の変動率が大きくなっている。梁部10Bに照射されるレーザ光の照射面積が変動するからであると考えられる。
このことから、梁部10Bの幅方向におけるレーザ光の照射位置が不定であると、測定温度にばらつきが生じ、これに起因して、本照射位置の精度の低下を招くことが考えられる。特に、レーザ光の照射位置が梁部10Bの領域外にずれてしまうと、梁部10Bが十分に加熱されず、いくら照射位置を接合位置に近づけても、照射位置の温度が目標温度に到達しない場合も生じ得る。
そこで、本変形例2の接合装置100は、梁部10Bの幅方向におけるレーザ光の照射位置が、梁部10B内に収まるように制御している。特に、本変形例2の接合装置100は、梁部10Bの幅方向におけるレーザ光の照射位置が、梁部10Bの略中心となるように制御している。
図7に示すように、梁部10Bの幅方向におけるレーザ光の照射位置が、梁部10Bの中心に近いほど、その測定温度が高くなる。すなわち、梁部10Bの中心において、測定温度が最も高くなる。
そこで、本変形例2の接合装置100は、図3の処理を行う前に、15Wのレーザ光を梁部10Bに照射しながら、その照射位置を梁部10Bの幅方向に移動させ、その照射位置の温度を逐次測定する。そして、本変形例2の接合装置100は、その測定温度が最も高い照射位置に、梁部10Bの幅方向におけるレーザ光の照射位置を固定し、図3の処理を行う。
これにより、本変形例2の接合装置100は、梁部10Bの幅方向におけるレーザ光の照射位置に起因する測定温度のばらつきを抑制し、本照射位置の精度をより向上することが可能となっている。
〔実施形態の補足説明〕
実施形態では、レーザ照射装置104の位置を移動させることにより、レーザ光の照射位置を移動させる構成を採用しているが、レーザ照射装置104の位置を固定したまま、基板10の位置を移動させることにより、レーザ光の照射位置を移動させるようにしてもよい。
また、実施形態では、第1の強度を15Wとし、第2の強度を22Wとし、目標温度を240℃としているが、これら各設定値は、適宜変更され得るものである。また、実施形態では、接合物としてレンズ12を用い、半田として半田14を用い、被接合物として、基板10を用いているが、これら各部材の形状や材質は、適宜変更され得るものである。
〔付記事項〕
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、レーザ半田接合に広く用いることができる。特に、調心されたレンズのような接合位置に高い精度が要求される接合物の接合に有用である。
10 基板(被接合物)
12 レンズ(接合物)
14 半田
100 接合装置
102 台座
104 レーザ照射装置(第1の照射手段、第2の照射手段)
106 放射温度計(測定手段)
108 制御装置
202 照射位置制御部(第1の照射制御手段、第2の照射制御手段)
204 照射出力制御部(第1の照射制御手段、第2の照射制御手段)
206 測定温度取得部(測定制御手段)
208 記憶部
210 本照射位置決定部

Claims (4)

  1. 接合物と被接合物との間に介在する半田により前記接合物を前記被接合物に接合する接合方法であって、
    前記被接合物は、一端に設けられた柱部により支持され、他端に前記接合物が接合される梁部を有する片持梁構造を有しており、
    当該接合方法は、
    前記被接合物に予め定められた第1の強度のレーザ光を照射する第1の照射工程であって、前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を、前記柱部側から前記接合物側に移動させながら実施される第1の照射工程と、
    前記第1の照射工程において前記第1の強度のレーザ光を照射する各照射位置の温度を逐次測定する第1の測定工程と、
    前記被接合物に前記第1の強度よりも強い予め定められた第2の強度のレーザ光を照射する第2の照射工程であって、前記第1の測定工程において予め定められた目標温度が得られた照射位置に対して、前記第2の強度のレーザ光を照射する第2の照射工程と
    前記被接合物に前記第1の強度のレーザ光を照射する第3の照射工程であって、前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を、前記第1の照射工程における照射位置の移動方向と直交する方向に移動させながら実施される第3の照射工程と、
    前記第3の照射工程における各照射位置の温度を逐次測定する第2の測定工程と、
    前記第2の測定工程において測定された温度に基づいて、前記第1の照射工程において前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を決定する照射位置決定工程と、を含んでおり、
    前記第3の照射工程と、前記第2の測定工程と、前記照射位置決定とを、前記第1の照射工程に先行して実施する、
    ことを特徴とする接合方法。
  2. 前記第1の照射工程において、前記第1の強度のレーザ光を照射する各照射位置に対して、前記第1の強度のレーザ光を予め定められた時間に亘って照射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の接合方法。
  3. 接合物と被接合物との間に介在する半田により前記接合物を前記被接合物に接合する接合装置であって、
    前記被接合物は、一端に設けられた柱部により支持され、他端に前記接合物が接合される梁部を有する片持梁構造を有しており、
    当該接合装置は、前記被接合物にレーザ光を照射する照射手段と、前記被接合物に前記レーザ光を照射する照射位置の温度を測定する測定手段と、前記照射手段及び前記測定手段とを制御する制御装置とを備えており、
    前記制御装置は、
    前記被接合物に予め定められた第1の強度のレーザ光を照射する第1の照射工程であって、前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を、前記柱部側から前記接合物側に移動させながら実施される第1の照射工程を実施するよう、前記照射手段を制御する第1の照射制御手段と、
    前記第1の照射工程において前記第1の強度のレーザ光を照射する各照射位置の温度を逐次測定する第1の測定工程を実施するよう、前記測定手段を制御する第1の測定制御手段と、
    前記被接合物に前記第1の強度よりも強い予め定められた第2の強度のレーザ光を照射する第2の照射工程であって、前記第1の測定工程において予め定められた目標温度が得られた照射位置に対して、前記第2の強度のレーザ光を照射する第2の照射工程を実施するよう、前記照射手段を制御する第2の照射制御手段と、
    前記被接合物に前記第1の強度のレーザ光を照射する第3の照射工程であって、前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を、前記第1の照射工程における照射位置の移動方向と直交する方向に移動させながら実施される第3の照射工程を実施するよう、前記照射手段を制御する第3の照射制御手段と、
    前記第3の照射工程における各照射位置の温度を逐次測定する第2の測定工程を実施するよう、前記測定手段を制御する第2の測定制御手段と、
    前記第2の測定工程において測定された温度に基づいて、前記第1の照射工程において前記第1の強度のレーザ光を照射する照射位置を決定する照射位置決定手段と、を備えており、
    前記第3の照射工程と、前記第2の測定工程と、前記照射位置決定とを、前記第1の照射工程に先行して実施する、
    ことを特徴とする接合装置。
  4. コンピュータを請求項に記載の制御装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記制御装置が備える前記各手段として機能させるプログラム。
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