JP5754405B2 - 通信システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

通信システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 Download PDF

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本発明は、オーバーレイネットワークを利用する通信システムの技術分野に関する。
オーバーレイネットワークを用いた通信システムにおいて、ピアツーピア方式の通信システムが知られている。このピアツーピア方式の通信システムにおいては、オーバーレイネットワークを構成する複数の情報処理装置が、複数の情報を分散して記憶する。具体的には、内容が異なる情報ごとに、固有の識別情報が付与される。付与された識別情報に対応して、例えば、情報の記憶を担当する情報処理装置が定められる。或いは、付与された識別情報に対応して、例えば、情報の所在の管理を担当する情報処理装置が定められる。情報の所在とは、情報を記憶する情報処理装置のことをいう。識別情報に対応して、情報の記憶、或いは情報の所在の管理を担当する情報処理装置が定められるので、情報の要求に対する処理負担や、情報の所在を管理するための処理負担が、複数の情報処理装置に分散される。
また、特許文献1には、オーバーレイネットワークにおいて、特定のノード装置に要求が集中した場合でも、特定のノード装置に過大な処理負担が課されることを防止する技術が開示されている。この技術では、或るコンテンツIDを識別情報として付与されたコンテンツデータを管理するルートノードが、レプリカリストを記憶する。レプリカリストは、或るコンテンツIDとこのコンテンツIDが付与されたコンテンツを保存するノード装置のノードIDとの組を含む。ルートノードは、レプリカリストを要求するクエリを送信してきたノード装置ごとに、ログを集計する。そして、ルートノードは、集計したログに基づいて、レプリカリストの複製を他のノード装置に記憶させる。或るノード装置から送信されたクエリは、ピアツーピア方式におけるルーティング制御に従ってルートノードに到達する。そのため、クエリは、1以上のノード装置を経由する場合がある。クエリが経由する何れかのノード装置が、要求されたレプリカリストを記憶している場合には、そのノード装置がレプリカリストを送信する。従って、クエリに対する処理負荷が複数のノード装置に分散される。
特開2006−260430号公報
特許文献1に記載の技術は、情報ごとに固有の識別情報が付加されている場合に対応する技術である。これに対し、オーバーレイネットワークを構成する情報処理装置の数と比較して少ない数の識別情報に対して、多数の情報が蓄積して記憶される場合がある。この情報を、「蓄積情報」という。蓄積情報の例として、マッチングサービスにおけるマッチング条件が挙げられる。マッチング条件は、例えば、或るユーザが特定の条件に該当するかを示す情報である。マッチング条件は、ユーザを示す情報を含む。マッチング条件は、例えば、或る条件に該当するユーザが現在存在するかを確認するために用いられる。この場合、如何なるユーザのマッチング条件であるかに関係なく、マッチング条件に合致したユーザ情報を取得すること自体が重要である。そのため、ユーザごとにマッチング条件を管理しなくてもよい。このように、個々の蓄積情報を識別して管理を行う必要がない場合、用途が同一である複数の蓄積情報に対して1つ識別情報を付与し、この識別情報で複数の蓄積情報を管理することが考えられる。具体的に、蓄積情報の用途の識別情報に応じて定められる情報処理装置が、その識別情報に対応付けて、複数の蓄積情報を記憶する。従って、この情報処理装置は、他の情報処理装置から蓄積情報が送信されてくるごとに、同一の識別情報に対応付けて蓄積情報を蓄積して記憶する。しかしながら、この場合、蓄積情報の記憶の要求や送信の要求が、特定の情報処理装置に集中してしまう。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものである。本発明は、互いに同一の識別情報により識別される複数の蓄積情報がオーバーレイネットワークに蓄積して記憶される場合であっても、蓄積情報に関する要求に対する処理負荷が特定の情報処理装置に集中することを防止することができる通信システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶される通信システムであって、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶され、前記複数の情報処理装置に含まれる第1情報処理装置は、送信対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、送信対象の前記蓄積情報が示す内容に関連する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を生成する第1生成手段と、前記第1生成手段により生成された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる第2情報処理装置へ送信する送信手段と、を備え、前記第2情報処理装置は、前記第1情報処理装置から送信された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記第2識別情報に対応付けて、前記受信手段により受信された前記蓄積情報を記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記複数の情報処理装置に含まれる第3情報処理装置は、取得対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、前記蓄積情報を取得する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す前記位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて前記第2識別情報を生成する第2生成手段と、前記第2生成手段により生成された前記第2識別情報と、前記複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる前記第2情報処理装置から、前記第2識別情報に対応する前記蓄積情報を取得する取得手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記第2生成手段は、互いに異なる複数の前記位置情報のそれぞれを前記第1識別情報に付加し、互いに異なる前記位置情報が付加された複数の前記第1識別情報に基づいて、複数の前記第2識別情報を生成し、前記取得手段は、前記第2生成手段により生成された前記第2識別情報ごとに前記蓄積情報を取得し、前記第3情報処理装置は、前記取得手段により取得された複数の前記蓄積情報を合成する合成手段を更に備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムにおける前記情報処理装置であって、送信対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、送信対象の前記蓄積情報が示す内容に関連する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を生成する第1生成手段と、前記第1生成手段により生成された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる第2情報処理装置へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムにおける前記情報処理装置であって、取得対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、前記蓄積情報を取得する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す互いに異なる複数の位置情報のそれぞれを付加し、互いに異なる前記位置情報が付加された複数の前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を複数生成する第2生成手段と、前記第2生成手段により生成された前記第2識別情報ごとに、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる前記情報処理装置から、前記第2識別情報に対応する前記蓄積情報を取得する取得手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムにおける前記情報処理装置に含まれるコンピュータに、送信対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、送信対象の前記蓄積情報が示す内容に関連する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を生成する第1生成ステップと、前記第1生成ステップにより生成された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる第2情報処理装置へ送信する送信ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムにおける前記情報処理装置に含まれるコンピュータに、取得対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、前記蓄積情報を取得する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す互いに異なる複数の位置情報のそれぞれを付加し、互いに異なる前記位置情報が付加された複数の前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を複数生成する第2生成ステップと、前記第2生成ステップにより生成された前記第2識別情報ごとに、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる前記情報処理装置から、前記第2識別情報に対応する前記蓄積情報を取得する取得ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムの情報処理方法であって、前記複数の情報処理装置に含まれる第1情報処理装置が、送信対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、送信対象の前記蓄積情報が示す内容に関連する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を生成する第1生成ステップと、前記第1情報処理装置が、前記第1生成ステップにより生成された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる第2情報処理装置へ送信する送信ステップと、前記第2情報処理装置が、前記第1情報処理装置から送信された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを受信する受信ステップと、前記第2情報処理装置が、前記受信ステップにより受信された前記第2識別情報に対応付けて、前記受信ステップにより受信された前記蓄積情報を記憶手段に記憶させる記憶ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項1、4、6または8に記載の発明によれば、時間的にまたは空間的に、蓄積情報が示す内容に関連する位置が異なれば、生成される第2識別情報も異なる。従って、蓄積情報が示す内容に関連する位置が異なれば、蓄積情報を記憶する第2情報処理装置も異なる。そのため、蓄積情報の記憶の要求が複数の第2情報処理装置に分散するので、処理負荷が特定の情報処理装置に集中することを防止することができる。
請求項2、5または7に記載の発明によれば、蓄積情報を取得する位置を状況に応じて決定することで、生成される第2識別情報を異ならせることができる。そのため、蓄積情報の取得先が複数の第2情報処理装置に分散するので、処理負荷が特定の情報処理装置に集中することを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、互いに異なる複数の位置を決定することで、複数の第2情報処理装置に分散して記憶された複数の蓄積情報を取得することができる。そして、取得された複数の蓄積情報が合成されるので、情報としての整合性をとることができる。
一実施形態の通信システムの概要構成例を示す図である。 (A)乃至(C)は、オーバーレイネットワークONに対する状態情報の記憶及び取得の処理概要の一例を示す図である。 ノードの概要構成例を示すブロック図である。 (A)乃至(C)は、一実施形態のノードの制御部11の処理例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、通信システムに本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.通信システムの構成及び動作概要]
始めに、図1を参照して、本実施形態の通信システムの構成及び動作概要について説明する。図1は、本実施形態の通信システムの概要構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の通信システムSは、複数のノード装置Nn(n=1,2,3・・・k)等により構成されている。ノード装置Nnを、以下、「ノード」という。また、ノードはネットワークNWに接続されている。ノードは、本発明における情報処理装置の一例である。ネットワークNWは、インターネット等からなる。
また、図1に示すように、通信システムSには、複数の拠点Pnごとに拠点ネットワークNLnが構築されている。この拠点の例としては、例えばカラオケ店舗、学校、会社、住宅、またはその他の施設等が挙げられる。拠点ネットワークNLnは、例えば、LAN(Local Area Network)等のプライベートネットワークである。
また、各拠点ネットワークNLnには、ノードと複数の拠点端末Tn−i(i=1,2,3・・・j)とが接続されている。拠点端末Tn−iは、拠点Pnにいるユーザにより利用される端末装置である。拠点端末Tn−iとしては、例えば、IP電話機、パーソナルコンピュータ、セットトップボックス等が挙げられる。拠点Pnがカラオケ店舗である場合、拠点端末Tn−iは、例えば、カラオケの楽曲を演奏するカラオケ装置である。各拠点端末Tn−iは、通信システムSにより提供される或るサービスにおいて、他の拠点端末Tm−i(mは、nとは異なる番号)と通信する機能を有する。複数の拠点端末Tn−iが互いに通信するサービスとしては、例えば、電話、チャット、複数のプレイヤーが参加するオンラインゲーム等が挙げられる。また、例えば拠点Pnがカラオケ店舗の場合、複数のカラオケルームにいるユーザ同士で1つの楽曲をデュエット等で歌うことができるサービス等が挙げられる。この場合、複数の拠点端末Tn−i間の通信で送受信される情報は、例えば、ユーザの歌唱の音声データや、歌唱しているユーザを撮影して得られる動画データ等である。各拠点端末Tn−iには、それぞれ固有のSIP_URI(Session Initiation Protocol Uniform Resource Identifier)が付与されている。SIP_URIは、SIPにおいて拠点端末Tn−iを識別する情報である。ノードは、複数の拠点端末Tn−iが互いに通信するための呼制御を行うSIPサーバとしての機能を有する。また、ノードは、ネットワークNWと拠点ネットワークNLnとの間の通信を中継する機能を有する。
また、図1に示すように、通信システムSには、ネットワークNWを介して互いに通信可能な複数のノードの参加によりオーバーレイネットワークONが構成されている。オーバーレイネットワークONは、仮想的なリンクを構成する論理的なネットワークである。オーバーレイネットワークONは、特定のアルゴリズム、例えば、分散ハッシュテーブルを利用したアルゴリズムにより実現される。なお、分散ハッシュテーブルを、以下、「DHT(Distributed Hash Table)」という。ここで、オーバーレイネットワークONに参加するとは、DHTを用いたルーティングテーブルに基づいてオーバーレイネットワークONを介して他のノードとの間で各種メッセージを送受信できる状態に稼動することをいう。なお、DHTを用いたルーティングテーブルについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。また、オーバーレイネットワークONに参加している各ノードには、ノードIDが付与されている。このノードIDは、ノードを、オーバーレイネットワークONに参加している複数のノードの中から識別する固有の識別情報である。また、ノードIDは、例えば、ノードに割り当てられたIPアドレスや製造番号等を共通のハッシュ関数によりハッシュ化することにより得られる情報である。
通信システムSにおいては、ユーザに提供されるサービス等に必要な情報が複数のノードに分散して記憶される。各情報には、それぞれキー情報が付与されている。キー情報は、複数のノードに分散して記憶される情報を、オーバーレイネットワークONに記憶される複数の情報の中から識別する固有の識別情報である。キー情報は、オーバーレイネットワークONから情報を取得するために必要な情報である。また、キー情報の形式は、ノードIDの形式と同じである。なお、キー情報は、本発明における第2識別情報の一例である。
複数のノードに分散して記憶される情報として、管理ノード情報が挙げられる。管理ノード情報は、或る拠点端末Tn−iの通信を管理するノードに関する情報である。このノードを、「管理ノード」という。或る拠点端末Tn−iの管理ノードは、拠点端末Tn−iからのメッセージを他のノードに転送したり、拠点端末Tn−iに対するメッセージを拠点端末Tn−iへ転送する。管理ノードは、拠点端末Tn−iと同じ拠点ネットワークNLnに接続されているノードと定められる。すなわちこの管理ノードは、ノードNnである。管理ノード情報は、拠点端末Tn−iごとに対応して存在する。つまり、或る拠点端末Tn−iに対応する管理ノード情報は、何れかのノードにより記憶される。管理ノード情報は、管理ノードのノードID、IPアドレス及びポート番号等を含む。管理ノード情報のキー情報は、例えば、拠点端末Tn−iのSIP_URIである。キー情報としてのSIP_URIは、例えば、拠点端末Tn−iのIPアドレス等を、ノードIDを生成するときと共通のハッシュ関数によりハッシュ化することにより得られる情報である。管理ノード情報は、キー情報であるSIP_URIと対応付けてオーバーレイネットワークONに記憶される。具体的に、オーバーレイネットワークONを構成するノードが、管理ノード情報をSIP_URIと対応付けて記憶する。これにより、或る拠点端末Tn−iと同じ拠点ネットワークNLnに接続されている管理ノードは、他の拠点端末Tm−iと同じ拠点ネットワークNLnに接続されている管理ノードを特定することができる。管理ノード情報がオーバーレイネットワークONに記憶されることにより、拠点端末Tn−iは、他の拠点端末Tm−iと通信することができる。
以下に、管理ノード情報を例として、オーバーレイネットワークONに対する情報の記憶及び取得の処理の概要について説明する。ノードが、ノードと同じ拠点ネットワークNLnに接続されている或る拠点端末Tn−iの管理ノード情報をオーバーレイネットワークONに記憶させるとする。この場合、ノードは、登録要求を送信する。登録要求は、情報の登録の要求を示すメッセージである。オーバーレイネットワークONに情報を記憶させることを、情報の登録ともいう。登録要求は、登録対象の情報と、登録対象の情報のキー情報とを含む。登録要求を送信するノードを、「登録ノード」という。登録対象の情報が管理ノード情報の場合、登録要求は、例えば、管理ノード情報と、管理ノード情報が登録される拠点端末Tn−iのSIP_URIを含む。また、管理ノード情報を登録する場合、登録要求は、SIPにおけるREGISTERに対応する。なお、登録ノードは、本発明における第1情報処理装置の一例である。
登録ノードは、DHTのルーティングテーブルに従って、登録要求を他のノードへ送信する。これにより、登録ノードは、登録要求をルートノードへ向けて送信する。ルートノードは、オーバーレイネットワークONを構成する複数のノードのうち、キー情報に基づいて定められるノードである。例えば、ルートノードは、キー情報と最も近いノードIDを有するノードであるように定められる。キー情報と最も近いノードIDとは、具体的に、キー情報と上位桁が最も多く一致するノードIDである。登録ノードから送信された登録要求は、DHTのルーティングよって最終的にルートノードに到着する。なお、DHTのルーティングは、例えば特開2007−053662号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。登録要求を受信したルートノードは、登録要求に含まれるキー情報と登録対象の情報とを対応付けて記憶する。これにより、登録対象の情報がオーバーレイネットワークONに記憶される。ルートノードが登録対象の情報として管理ノード情報を記憶する場合、ルートノードは、SIPにおけるロケーションサーバに相当する。なお、ルートノードは、本発明における第2情報処理装置の一例である。
ノードが、オーバーレイネットワークONから或る情報を取得する場合、ノードは、送信要求を送信する。送信要求は、情報の送信の要求を示すメッセージである。送信要求は、取得対象の情報のキー情報を含む。送信要求を送信するノードを、「要求ノード」という。要求ノードは、DHTのルーティングテーブルに従って、送信要求を他のノードへ送信する。これにより、要求ノードは、送信要求をルートノードへ向けて送信する。送信要求を受信したルートノードは、送信要求に含まれるキー情報に対応する情報を、要求ノードへ送信する。要求ノードは、ルートノードからこのキー情報に対応する情報を受信する。これにより、要求ノードは、送信要求に含まれるキー情報に対応する取得対象の情報をオーバーレイネットワークONから取得する。なお、要求ノードは、本発明における第3情報処理装置の一例である。
拠点端末Tn−iが他の拠点端末Tm−iと通信するとき、拠点端末Tn−iは、通信先の拠点端末Tm−iのSIP_URIを含む接続要求を管理ノードへ送信する。このような接続要求としては、例えば、SIPにおけるINVITEがある。拠点端末Tn−iから接続要求を受信した管理ノードは、要求ノードとなる。要求ノードは、接続要求からSIP_URIを取得する。そして、要求ノードは、取得したSIP_URIを含む送信要求をルートノードに向けて送信することにより、ルートノードから管理ノード情報を取得する。要求ノードは、管理ノード情報に含まれるIPアドレス及びポート番号等に基づいて、拠点端末Tn−iから受信した接続要求を、通信先の拠点端末Tm−iの管理ノードへ転送する。接続要求は、転送先の管理ノードにより、通信先の拠点端末Tm−iへ転送される。その後、拠点端末Tn−i同士で通信接続が行われる。
オーバーレイネットワークONに記憶される情報が、例えば、管理ノード情報である場合、拠点端末Tn−iごとにキー情報が異なる。キー情報ごとにルートノードが定められるので、複数の管理ノード情報は複数のノードに分散して記憶される。
[2.状態情報の分散記憶]
オーバーレイネットワークONを構成するノードにより記憶される他の情報として、状態情報がある。状態情報は、複数の拠点端末Tn−i間で通信するためのサービスにおいて、通信可能なユーザまたは通信可能な拠点端末Tn−iを確認するために用いられる情報である。また、状態情報は、或るユーザが他のユーザと通信可能な状態であるかを示す情報である。具体的に、状態情報は、SIP_URIとユーザ状態とを含む。ユーザ状態は、ユーザの状態を示す。ユーザ状態には、TRUEまたはFALSEが設定される。TRUEは、SIP_URIが示す拠点端末Tn−iを利用するユーザとの通信が可能であることを示す。FALSEは、SIP_URIが示す拠点端末Tn−iを利用するユーザとの通信が不可能であることを示す。また、状態情報は、或るユーザが通信相手を募集しているかを示す募集情報であってもよい。この場合、TRUEは、SIP_URIが示す拠点端末Tn−iを利用するユーザが通信相手を募集していることを示す。FALSEは、SIP_URIが示す拠点端末Tn−iを利用するユーザが通信相手を募集していないことを示す。なお、状態情報は、本発明における蓄積情報の一例である。
拠点端末Tn−iは、管理ノードを介して、オーバーレイネットワークONから状態情報を取得し、現在通信可能なユーザのSIP_URIを取得する。取得されたSIP_URIの数は、現在通信可能なユーザの数である。(後述する「うち」に呼応させています)そして、拠点ネットワークNLnは、取得したSIP_URIのうち、例えばユーザにより選択されたSIP_URIを用いて、上述したように通信接続を行う。この場合、如何なるユーザのSIP_URIを取得するか否かということよりも、通信可能なユーザのSIP_URIを取得すること自体が重要である。従って、オーバーレイネットワークONに状態情報を記憶させる場合、SIP_URIを状態情報のキー情報とする必要はない。そこで、如何なる情報をキー情報とするかが問題となる。各状態情報は、SIP_URIが他の状態情報とは異なっていても、用途または状態情報が用いられるサービスは同じである。この場合の用途は、通信可能なユーザまたは通信可能な拠点端末Tn−iを確認することである。この用途に対して固有の識別情報が割り当てられる。例えば、識別情報として、キーワードが割り当てられる。キーワードは、本発明における第1識別情報の一例である。この場合、全ての状態情報が1つのキーワードによって識別される。なお、通信システムSにおいて複数のサービスが提供されるようになっていてもよい。そして、サービスごとに第1識別情報が割り当てられてもよい。また、第1識別情報は、キーワードに限られるものではない。
状態情報のキーワードを状態情報のキー情報とした場合、または、状態情報のキーワードのみに基づいてキー情報を生成したと仮定する。この場合、SIP_URIが異なる複数の状態情報が1つのキー情報に対応し、この複数の状態情報が、オーバーレイネットワークONに蓄積して記憶される必要がある。この1つのキー情報に複数の状態情報が対応する点が、例えば、管理ノード情報とは異なる。登録情報が管理ノード情報の場合、ルートノードは、或るキー情報に対して、1つの管理ノード情報を記憶する。例えば、登録要求を受信したルートノードは、登録要求に含まれるキー情報に対応付けて既に管理ノード情報を記憶している場合には、記憶している管理ノード情報を削除する。そして、ルートノードは、登録要求に含まれる管理ノード情報をキー情報に対応付けて記憶する。登録情報が管理ノード情報の場合、最新の情報が正しい情報であると考えられるからである。一方、登録情報が状態情報の場合、ルートノードが状態情報を新しく記憶する場合、既に記憶している状態情報を削除することは妥当ではない場合がある。すなわち状態情報によって、通信可能であるか否かの状態が示されるユーザが異なる。そのため、既に記憶している状態情報と新しい状態情報との何れも必要な状態情報であるからである。従って、ルートノードは、複数の状態情報を蓄積して記憶する。キーワードをキー情報とした場合、1つのルートノードが全ての状態情報を記憶することになる。拠点端末Tn−iが増加すると、記憶される状態情報も増加する。すると、状態情報の登録要求及び送信要求が、1つのルートノードに集中する。従って、登録要求及び送信要求に対するルートノードの処理負荷が増大する。
状態情報に関する処理負荷が特定のノードに集中することを防止するため、状態情報のキー情報が、以下に説明する方法で生成される。具体的に、登録ノードが状態情報を含む登録要求を送信する場合、登録ノードは、送信対象の状態情報のキーワードに、送信対象の状態情報が示す内容に関連する時間的な位置を示す情報を付加する。そして、登録ノードは、時間的な位置を示す情報が付加されたキーワードに基づいて、キー情報を生成する。状態情報が示す内容とは、或るユーザが通信可能になったこと、または、或るユーザが通信可能ではなくなったことである。また、時間的な位置とは、例えば、或るユーザが通信可能になった日時、または、或るユーザが通信可能ではなくなった日時である。通信可能になった日時や通信可能ではなくなった日時は、状態情報が示す内容が生じた時間的な位置である。通信可能になった日時や通信可能ではなくなった日時は、ユーザごとに様々である。そのため、同一のキーワードであっても、日時が異なる場合には、異なるキー情報が生成される。キー情報が異なれば、状態情報を記憶するルートノードも異なる。そのため、状態情報に関する処理負荷が特定のノードに集中することを防止することができる。
以下に具体例を説明する。図2(A)乃至図2(C)は、オーバーレイネットワークONに対する状態情報の記憶及び取得の処理概要の一例を示す図である。例えば、拠点端末T6−1が、ユーザの操作等に基づいて、ノードN6へ状態情報を送信する(図2(A)(1))。状態情報は、拠点端末T6−1のSIP_URIであるURI6−1を含む。また、状態情報は、TRUEを含む。状態情報を受信したノードN6は、現在日時を示す日時情報を取得する。日時情報は、本発明における位置情報の一例である。例えば、ノードN6は、「201202081200」を取得する。「201202081200」は、2012年02月08日12時00分を示す。次いで、ノードN6は、状態情報のキーワードに「201202081200」を付加する。そして、ノードN6は、日時情報が付加されたキーワードを、ノードIDを生成するときと共通のハッシュ関数によりハッシュ化する。これにより、ノードN6は、キー情報K1を生成する(図2(A)(2))。そして、ノードN6は、状態情報とキー情報K1とを含む登録要求をルートノードに向けて送信する(図2(A)(3))。キー情報K1に基づいて定められるルートノードが、ノードN7であるとする。この場合、ノードN7は、ノードN6から送信された登録要求に含まれる状態情報を、登録要求に含まれるキー情報K1に対応付けて記憶する(図2(A)(4))。
その1分後、例えば、拠点端末T5−1が、ノードN5へ状態情報を送信する(図2(A)(5))。状態情報は、拠点端末T5−1のSIP_URIであるURI5−1を含む。また、状態情報は、TRUEを含む。状態情報を受信したノードN5は、現在日時として、「201202081201」を取得する。次いで、ノードN5は、状態情報のキーワードと「201202081201」とに基づいて、キー情報K2を生成する(図2(A)(6))。そして、ノードN5は、状態情報とキー情報K2とを含む登録要求をルートノードに向けて送信する(図2(A)(7))。キー情報K2に基づいてルートノードであるノードN3は、状態情報をキー情報K2に対応付けて記憶する(図2(A)(8))。
その1分後、例えば、拠点端末T6−1が、ユーザの操作等に基づいて、ノードN6へ状態情報を送信する(図2(B)(1))。状態情報は、URI5−1を含む。また、今回の状態情報は、FALSEを含む。状態情報を受信したノードN6は、状態情報と「201202081202」とに基づいて、キー情報K3を生成する(図2(B)(2))。そして、ノードN6は、状態情報とキー情報K3とを含む登録要求をルートノードに向けて送信する(図2(B)(3))。キー情報K3に基づいて定められるルートノードであるノードN4は、状態情報をキー情報K3に対応付けて記憶する(図2(B)(4))。
ここで、例えば、拠点端末T1−1が、ユーザの操作等に基づいて、通信可能なユーザのSIP_URIを取得しようとする。この場合、拠点端末T1−1は、ノードN1へ、URI要求を送信する(図2(B)(5))。URI要求は、SIP_URIの要求を示すメッセージである。URI要求を受信したノードN1は、状態情報を取得する日時を示す複数の日時情報を生成する(図2(B)(6))。具体的に、ノードN1は、例えば、現在日時から、1分ごとに遡って、N個の日時情報を生成する。Nは、例えば、予め設定されている。Nが、例えば、3である場合、ノードN1は、「201202081202」、「201202081201」及び「201202081200」を生成する。なお、Nは、1または2であってもよいし、4以上であってもよい。
次いで、ノードN1は、生成した日時情報ごとに、状態情報を取得する。具体的に、ノードN1は、取得対象の状態情報のキーワードと「201202081200」とに基づいてキー情報K1を生成し(図2(B)(7))、キー情報K1を含む送信要求をルートノードに向けて送信する。ノードN7は、キー情報K1に対応する状態情報をノードN1へ送信する。これにより、ノードN1は、ノードN7から状態情報を取得する(図2(B)(8))。なお、ノードN7がキー情報K1に対応付けて複数の状態情報を記憶している場合、ノードN7は、キー情報K1に対応する全ての状態情報を送信する。また、ノードN1は、キーワードと「2012020812001」とに基づいてキー情報K2を生成し(図2(B)(9))、キー情報K2を含む送信要求をルートノードに向けて送信する。これにより、ノードN1は、ノードN3から状態情報を取得する(図2(B)(10))。また、ノードN1は、キーワードと「201202081202」とに基づいてキー情報K3を生成し(図2(B)(11))、キー情報K3を含む送信要求をルートノードに向けて送信する。これにより、ノードN1は、ノードN4から状態情報を取得する(図2(B)(12))。
ノードは、日時情報により、取得対象とする状態情報が示す内容に関連する日時を指定することができる。また、ノードが現在日時を示す日時情報に基づいてキー情報を生成することにより、キー情報が生成される日時によって、生成されるキー情報が異なる。キー情報が異なれば、状態情報の取得先となるルートノードも異なる。そのため、状態情報の取得の要求に対する処理が特定のノードに集中することを防止することができる。
状態情報を取得したノードN1は、取得した複数の状態情報を合成する(図2(C)(1))。具体的に、ノードN1は、ユーザ状態がTRUEに設定されている状態情報に含まれるSIP_URIをURIリストに登録する。一方、ノードN1は、ユーザ状態がFALSEに設定されている状態情報に含まれるSIP_URIはURIリストに登録しない。URIリストは、通信可能なユーザのSIP_URIの一覧である。ノードN1が複数のルートノードから状態情報を取得した場合、内容が互いに矛盾する複数の状態情報が取得される場合がある。具体的に、SIP_URIが同一である複数の状態情報に含まれるユーザ情報が互いに異なる場合がある。その理由は、同一の拠点端末Tn−iから互いに異なる日時に送信された複数の状態情報が、互いに異なるノードに記憶されるからである。この場合、ノードN1は、複数の状態情報のうち、状態情報を取得するためにキー情報の生成に用いた日時情報が最新である方のユーザ状態が、現在における真の状態を示すものとして処理を行う。ノードN1は、URI6−1を含む状態情報を2つ取得しているとともに、URI5−1を含む状態情報を1つ取得している。URI6−1を含む2つの状態情報は、ユーザ情報が互いに異なる。ユーザ情報としてTRUEを含む状態情報のキー情報K1は、「201202081200」に基づいて生成された。一方、ユーザ情報としてFALSEを含む状態情報のキー情報K3は、「201202081202」に基づいて生成された。従って、URI6−1が示すユーザは、現在通信可能ではない。そのため、ノードN1は、URI6−1をURIリストに含めない。一方、ノードN1は、URI5−1をURIリストに含める。そして、ノードN1は、URI5−1のみを含むURIリストを拠点端末T1−1へ送信する(図2(C)(2))。拠点端末T1−1は、URIリストに基づいて、例えば、拠点端末T5−1と通信接続する。
ノードは、互いに異なる複数の日時情報をそれぞれキーワードに付加し、日時情報が付加された複数のキーワードに基づいて複数のキー情報を生成することで、複数のノードに分散して記憶された複数の状態情報を取得することができる。また、ノードは、複数のノードから取得された複数の状態情報を合成することで、状態情報の整合性をとることができる。
なお、日時情報は、例えば、日付のみ、または、時刻のみを示す情報であってもよい。また、要求ノードが複数のキー情報を生成するときの日時情報の時間間隔は、1分以外であってもよい。
また、拠点端末Tn−iは、拠点端末Tn−iを利用するユーザが通信可能な状態である間、ユーザ状態としてTRUEを含む状態情報を、定期的に送信してもよい。拠点端末Tn−iが、TRUEを含む状態情報を、ユーザが通信可能な状態になったときにのみ送信したと仮定する。この場合、通信可能な状態になってから長時間経過したユーザのSIP_URIが、拠点端末Tn−iが取得するURIリストに含まれなくなるためである。
[3.ノードの構成]
次に、図3を参照して、ノードの構成及び機能について説明する。図3は、ノードの概要構成例を示すブロック図である。ノードは、図3に示すように、制御部11、記憶部12、通信部13a及び通信部13b等を備えて構成される。制御部11、記憶部12、通信部13a及び通信部13bはバス14を介して相互に接続されている。
記憶部12は、本発明における記憶手段の一例である。記憶部12は、例えばハードディスクドライブ等から構成される。記憶部12には、オペレーティングシステム、P2Pプログラム、SIPサーバプログラム等が記憶されている。P2Pプログラムは、ルーティングテーブルを用いて他のノードと通信を行うためのプログラムである。なお、P2Pプログラム等は、例えば、ネットワークNWに接続された所定のサーバからダウンロードされるようにしてもよい。或いは、P2Pプログラム等は、例えば、DVD等の記録媒体に記録されて記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしてもよい。
また、記憶部12には、オーバーレイネットワークONで使用されるDHTを用いたルーティングテーブル等が記憶されている。また、記憶部12には、状態情報を識別するキーワードが記憶されている。また、記憶部12には、設定値であるNが記憶されている。また、記憶部12には、管理ノード情報や状態情報等の情報が、キー情報に対応付けて記憶されている。
通信部13aは、ネットワークNWを通じて、他のノード等との間の通信制御を行う。通信部13bは、拠点ネットワークNLnを通じて拠点端末Tn−iとの間の通信制御を行う。
制御部11は、演算機能を有するCPU,作業用RAM,及びROM等から構成される。また、制御部11は、時計機能及びタイマ機能を備える。そして、制御部11は、CPUが記憶部12等に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、本発明における第1生成手段、送信手段、受信手段、第2生成手段及び取得手段として機能する。
[4.通信システムの動作]
次に、図4を参照して、本実施形態の通信システムSの動作について説明する。図4(A)乃至図4(C)は、本実施形態のノードの制御部11の処理例を示すフローチャートである。制御部11は、記憶部12に記憶されたP2Pプログラム等のプログラムを読み出し実行することにより、図4(A)乃至図4(C)のそれぞれの処理を実行する。
図4(A)に示す処理は、登録ノードが拠点端末Tn−iから状態情報を受信したときに開始される。図4(A)に示すように、制御部11は、時計機能から、現在日時を示す日時情報を取得する(ステップS11)。次いで、制御部11は、取得した日時情報と状態情報のキーワードとに基づいて、キー情報を生成する(ステップS12)。具体的なキー情報の生成方法については、上述した2項の状態情報の分散記憶において、既に説明されている。次いで、制御部11は、生成したキー情報と拠点端末Tn−iから受信した状態情報とを含む登録要求を、ルートノードへ向けて送信する(ステップS13)。制御部11は、この処理を終えると、図4(A)に示す処理を終了させる。
図4(B)に示す処理は、ルートノードが他のノードから登録要求を受信したときに開始される。図4(B)に示すように、制御部11は、受信した登録要求からキー情報及び状態情報を取得する。そして、制御部11は、状態情報をキー情報に対応付けて記憶部12に記憶させる(ステップS21)。このとき、制御部11は、記憶部12に既に記憶されている状態情報があっても、既に記憶されている状態情報を削除しない。従って、制御部11は、状態情報を記憶部12に追加して記憶させる。制御部11は、この処理を終えると、図4(B)に示す処理を終了させる。
図4(C)に示す処理は、要求ノードが拠点端末Tn−iからURI要求を受信したときに開始される。図4(C)に示すように、制御部11は、URIリストを初期化する(ステップS31)。次いで、制御部11は、時計機能から、現在日時を示す日時情報を取得する(ステップS32)。次いで、制御部11は、取得した日時情報に基づいて、現在日時から1分ごとに遡ってN−1個の日時情報を生成する(ステップS33)。次いで、制御部11は、インデックスixに1を設定する(ステップS34)。インデックスixは、日時情報を特定するための情報である。インデックスixで特定される日時情報を、日時情報ixという。インデックスixが小さいほど、日時情報ixは古い日時を示す。日時情報1は、生成された日時情報のうち最も古い日時を示す日時情報である。日時情報Nは、現在日時を示す日時情報である。
次いで、制御部11は、日時情報ixと状態情報のキーワードとに基づいて、キー情報を生成する(ステップS35)。次いで、制御部11は、生成したキー情報を含む送信要求を、ルートノードへ向けて送信する(ステップS36)。次いで、制御部11は、ルートノードから状態情報を受信することができたか否かを判定する(ステップS37)。例えば、制御部11は、送信要求を送信してから所定時間が経過してもルートノードから状態情報が送信されてこなかった場合には、状態情報を受信することができなかったと判定する。また、ルートノードが、受信した送信要求に含まれるキー情報に対応する状態情報を記憶していない場合がある。この場合、ルートノードは、状態情報が記憶されていないことを示す応答を要求ノードへ送信してもよい。要求ノードの制御部11は、この応答を受信した場合、状態情報を受信することができなかったと判定する。制御部11は、状態情報を受信することができなかったと判定した場合には(ステップS37:NO)、ステップS41に進む。一方、制御部11は、状態情報を受信することができたと判定した場合には(ステップS37:YES)、ステップS38に進む。
ステップS38において、制御部11は、受信した1つ以上の状態情報のうち、ユーザ状態にTRUEが設定されている状態情報に含まれるSIP_URIを、URIリストに追加する(ステップS38)。次いで、制御部11は、受信した状態情報の中に、ユーザ状態にFALSEが設定されている状態情報がある場合、この状態情報に含まれるSIP_URIをURIリストから検索する。そして、制御部11は、URIリストからSIP_URIを検索することができた場合には、検索されたSIP_URIをURIリストから削除する(ステップS39)。次いで、制御部11は、インデックスixに1を加算する(ステップS40)。
次いで、制御部11は、インデックスixがNより大きいか否かを判定する(ステップS41)。このとき、制御部11は、インデックスixがN以下であると判定した場合には(ステップS41:NO)、ステップS35に進む。制御部11は、ステップS38及びS39の処理を繰り返すことにより、複数のルートノードから取得した状態情報を合成する。一方、制御部11は、インデックスixがNより大きいと判定した場合には(ステップS41:YES)、ステップS42に移行する。ステップS42において、制御部11は、URLリストを拠点端末Tn−iへ送信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、要求ノードが、状態情報のキーワードに日時情報を付加し、日時情報が付加された状態情報に基づいてキー情報を生成し、キー情報と状態情報とをルートノードへ送信する。そして、ルートノードが、キー情報と状態情報とを受信し、キー情報に対応付けて状態情報を記憶部12に記憶される。従って、状態情報の記憶の処理負荷が特定のノードに集中することを防止することができる。
なお、上記実施形態においては、時間的な位置を示す位置情報が、通信可能になった日時や通信可能ではなくなった日時に適用されていた。しかしながら、位置情報が、例えば、通信可能になったユーザの年齢や通信可能ではなくなったユーザの年齢に適用されてもよい。例えば、拠点端末Tn−iは、状態情報を送信するとき、状態情報と、拠点端末Tn−iを利用するユーザの年齢とを登録ノードへ送信する。登録ノードは、状態情報のキーワードに、受信した年齢を付加してキー情報を生成する。そして、登録ノードは、キー情報と状態情報とを含む登録要求を送信する。拠点端末Tn−iは、URI要求を送信するとき、例えば、拠点端末Tn−iを利用するユーザの年齢を含むURI要求を、要求ノードへ送信してもよい。また、拠点端末Tn−iは、例えば、ユーザにより入力された1または複数の年齢を含むURI要求を送信してもよい。要求ノードは、状態情報のキーワードにURI要求に含まれる年齢を付加してキー情報を生成する。そして、要求ノードは、キー情報を含む送信要求を送信する。URI要求に複数の年齢が含まれている場合、要求ノードは、年齢ごとに、キー情報の生成と送信要求の送信とを行う。
また、上記実施形態においては、本発明の位置情報が、時間的な位置を示す情報に適用されていた。しかしながら、本発明の位置情報が、空間的な位置を示す情報に適用されてもよい。空間的な位置を示す情報としては、例えば、ノードまたは拠点端末Tn−iが位置する都道府県を識別する情報等が挙げられる。都道府県を識別する情報としては、都道府県名や、都道府県に割り当てられたコード番号等がある。この場合、都道府県ごとにルートノードが異なる。登録ノードは、登録ノードが位置する都道府県を識別する情報を取得する。登録ノードは、状態情報のキーワードに都道府県を識別する情報を付加して、キー情報を生成する。そして、登録ノードは、キー情報と状態情報とを含む登録要求を送信する。
要求ノードは、拠点端末Tn−iを利用するユーザが通信したい他のユーザがいる都道府県を識別する情報を取得する。例えば、要求ノードは、要求ノードが位置する都道府県を識別する情報を取得してもよい。また、要求ノードは、都道府県を識別する情報を複数取得してもよい。例えば、要求ノードは、要求ノードが位置する都道府県を識別する情報と、要求ノードが位置する都道府県に隣接する都道府県を識別する情報とを取得してもよい。要求ノードは、状態情報のキーワードに、都道府県を識別する情報を付加して、キー情報を生成する。そして、要求ノードは、キー情報を含む送信要求を送信する。
また、本発明の位置情報が、時空間な位置と空間的な位置とを含む時空間的な位置を示す情報に適用されてもよい。
また、上記実施形態において、要求ノードが状態情報を合成するときに内容が互いに矛盾する複数の状態情報がある場合、要求ノードは、日時情報が新しい方の状態情報を、真の状態情報としていた。しかしながら、日時情報が古い方の状態情報を真の状態情報としてよい場合がある。例えば、通信システムSにおいて利用可能な特定のサービスを利用したユーザの中から、プレゼントが与えられるユーザを決定するために用いることに、状態情報を利用する場合が挙げられる。例えば、所定期間に特定のサービスを利用したユーザの中から先着でプレゼントが付与されるとする。ここで、状態情報に含まれるユーザ状態がTRUEに設定されている場合、状態情報に含まれるSIP_URIが示す拠点端末Tn−iを利用するユーザは特定のサービスを利用しているとする。この場合、所定期間内において、特定のサービスを利用した日時が早い順に所定人数のユーザにプレゼントが付与されることになる。要求ノードは、例えば、所定期間の開始日時を示す日時情報を生成して、キー情報を生成する。次いで、要求ノードは、生成したキー情報を含む送信要求を送信することにより、状態情報を取得する。次いで、要求ノードは、取得した状態情報のうち、ユーザ状態がTRUEに設定されている状態情報を抽出する。抽出した状態情報が所定人数分ない場合、要求ノードは、所定期間の開始日時の1分後の日時情報を生成して、キー情報を生成する。そして、キー情報を含む送信要求を送信することにより状態情報を取得する。要求ノードは、取得した状態情報のうち、ユーザ状態がTRUEに設定されている状態情報を抽出する。そして、要求ノードは、これまでに抽出した状態情報と、今回抽出した状態情報との合計が所定人数分ない場合、所定期間の開始日時の2分後の日時情報を生成する。こうして、要求ノードは、所定人数分の状態情報を抽出することができるまで、日時情報を変更しながら状態情報の取得を繰り返す。そして、要求ノードは、所定人数分の状態情報が抽出された場合には、抽出された状態情報に含まれるSIP_URIが示す拠点端末Tn−iを利用するユーザを、プレゼントの当選者とする。
また、ユーザが利用する端末装置が、本発明における情報処理装置の構成を有していてもよい。そして、複数の端末装置によりオーバーレイネットワークONが構成されてもよい。
11 制御部
12 記憶部
13a,13b 通信部
Nn ノード
NW ネットワーク
ON オーバーレイネットワーク
S 通信システム

Claims (8)

  1. ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶される通信システムであって、
    前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶され、
    前記複数の情報処理装置に含まれる第1情報処理装置は、
    送信対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、送信対象の前記蓄積情報が示す内容に関連する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を生成する第1生成手段と、
    前記第1生成手段により生成された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる第2情報処理装置へ送信する送信手段と、
    を備え、
    前記第2情報処理装置は、
    前記第1情報処理装置から送信された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記第2識別情報に対応付けて、前記受信手段により受信された前記蓄積情報を記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記複数の情報処理装置に含まれる第3情報処理装置は、
    取得対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、前記蓄積情報を取得する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す前記位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて前記第2識別情報を生成する第2生成手段と、
    前記第2生成手段により生成された前記第2識別情報と、前記複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる前記第2情報処理装置から、前記第2識別情報に対応する前記蓄積情報を取得する取得手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2生成手段は、互いに異なる複数の前記位置情報のそれぞれを前記第1識別情報に付加し、互いに異なる前記位置情報が付加された複数の前記第1識別情報に基づいて、複数の前記第2識別情報を生成し、
    前記取得手段は、前記第2生成手段により生成された前記第2識別情報ごとに前記蓄積情報を取得し、
    前記第3情報処理装置は、
    前記取得手段により取得された複数の前記蓄積情報を合成する合成手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムにおける前記情報処理装置であって、
    送信対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、送信対象の前記蓄積情報が示す内容に関連する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を生成する第1生成手段と、
    前記第1生成手段により生成された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる第2情報処理装置へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムにおける前記情報処理装置であって、
    取得対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、前記蓄積情報を取得する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す互いに異なる複数の位置情報のそれぞれを付加し、互いに異なる前記位置情報が付加された複数の前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を複数生成する第2生成手段と、
    前記第2生成手段により生成された前記第2識別情報ごとに、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる前記情報処理装置から、前記第2識別情報に対応する前記蓄積情報を取得する取得手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムにおける前記情報処理装置に含まれるコンピュータに、
    送信対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、送信対象の前記蓄積情報が示す内容に関連する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を生成する第1生成ステップと、
    前記第1生成ステップにより生成された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる第2情報処理装置へ送信する送信ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  7. ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムにおける前記情報処理装置に含まれるコンピュータに、
    取得対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、前記蓄積情報を取得する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す互いに異なる複数の位置情報のそれぞれを付加し、互いに異なる前記位置情報が付加された複数の前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を複数生成する第2生成ステップと、
    前記第2生成ステップにより生成された前記第2識別情報ごとに、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる前記情報処理装置から、前記第2識別情報に対応する前記蓄積情報を取得する取得ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  8. ネットワークに接続する複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークから取得可能な情報が少なくとも何れかの前記情報処理装置に記憶され、前記オーバーレイネットワークには、互いに同一の第1識別情報により識別される複数の蓄積情報が蓄積して記憶される通信システムの情報処理方法であって、
    前記複数の情報処理装置に含まれる第1情報処理装置が、送信対象の前記蓄積情報の前記第1識別情報に、送信対象の前記蓄積情報が示す内容に関連する時間的な位置または空間的な位置の少なくとも何れか一方を示す位置情報を付加し、前記位置情報が付加された前記第1識別情報に基づいて、前記複数の蓄積情報のうち、前記位置情報が示す位置に関連する内容を示す蓄積情報を識別する第2識別情報を生成する第1生成ステップと、
    前記第1情報処理装置が、前記第1生成ステップにより生成された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを、前記複数の情報処理装置のうち前記第2識別情報と、前記複数の情報処理装置それぞれを識別する複数の装置識別情報との関係に基づいて定められる第2情報処理装置へ送信する送信ステップと、
    前記第2情報処理装置が、前記第1情報処理装置から送信された前記第2識別情報と前記蓄積情報とを受信する受信ステップと、
    前記第2情報処理装置が、前記受信ステップにより受信された前記第2識別情報に対応付けて、前記受信ステップにより受信された前記蓄積情報を記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
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