JP2012177841A - 配信システム、管理装置、プログラム及び管理方法 - Google Patents

配信システム、管理装置、プログラム及び管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツとを関連付けて効率良く管理する。
【解決手段】ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツにより構成される第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツが分散保存され、前記第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツを検索する第1メタファイルに、他のメタファイルから識別するための識別情報が付与され、情報処理装置により保存される。そして、前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索する第2メタファイルに、前記第1メタファイルと同じ前記識別情報を付与して何れかの情報処理装置へ保存させる。そして、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報と、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報とを対応付けて管理する。
【選択図】図3

Description

本発明は、オーバーレイネットワークを利用する配信システムの技術分野に関する。
従来、オーバーレイネットワークを用いた配信システムが注目されている。具体的には、ピアツーピア方式の配信システムである。このピアツーピア方式の配信システムにおいては、ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツが複数のノード装置に分散して保存される。そして、例えば、コンテンツごとに、コンテンツを保存するノード装置の所在を示す情報を管理するノード装置が定められている。従って、コンテンツの管理の負荷が複数のノード装置に分散されるので、多数のコンテンツを管理することができる。
一方、特許文献1には、関連する複数のコンテンツを、コンテンツの属性情報が登録されるコンテンツカタログ情報により関連付けて管理する技術が記載されている。この技術では、複数のコンテンツのうち基準となる基準コンテンツの識別情報を基に、関連コンテンツの識別情報が生成される。そして、生成された識別情報に基づいて、関連コンテンツが取得されるようになっている。
特開2010−237851号公報
ところで、ネットワークを介して配信可能な多数のコンテンツの中から、複数のコンテンツを組み合わせて一つのコンテンツが生成される場合がある。このように、複数のコンテンツにより構成されるコンテンツは複合コンテンツと呼ばれる。そして、ある複合コンテンツを基に別の複合コンテンツが作成される場合がある。ここで、基となる複合コンテンツを「ベース複合コンテンツ」という。一方、ベース複合コンテンツを基に作成された複合コンテンツを、「アレンジ複合コンテンツ」という。例えば、ユーザが、ベース複合コンテンツを構成する一部のコンテンツにアレンジを加えて、アレンジ複合コンテンツを作成する。このように作成されたアレンジ複合コンテンツは、配信システムにおいて利用できるように登録される。しかしながら、従来の配信システムにおいては、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツとは、それぞれ独立して管理されるようになっていた。そのため、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツとを関連付けて効率良く管理することができなかった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものである。本発明は、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツとを関連付けて効率良く管理することが可能な配信システム、管理装置、プログラム及び管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツにより構成される第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツが、複数の情報処理装置に分散保存される配信システムであって、前記第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツを検索するメタファイルである第1メタファイルに、他のメタファイルから識別するための識別情報が付与され、前記第1メタファイルは、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置により保存される前記配信システムにおいて、前記配信システムを構成する所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツであって、前記配信システムに投入された前記第2複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するメタファイルである第2メタファイルに、前記第1メタファイルと同じ前記識別情報を付与する付与手段と、前記付与手段により前記識別情報が付与された前記第2メタファイルを、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置へ保存させる制御手段と、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報を管理させる指示情報を、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報を管理する管理情報処理装置へ送信する第1送信手段と、を備え、前記管理情報処理装置は、前記第1送信手段により送信された前記指示情報を受信する前記情報処理装置が、受信した前記指示情報により示される前記識別情報を用いて、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置の前記所在を示す第2所在情報と、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置の前記所在を示す第1所在情報とを対応付けて管理する管理手段を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配信システムにおいて、前記配信システムは、前記管理情報処理装置を前記複数の情報処理装置の中から、前記識別情報に基づいて決定する前記配信システムであって、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置は、前記第2メタファイルに付与された前記識別情報に基づいて、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置の前記所在を示す第1所在情報を前記管理情報処理装置へ送信する第2送信手段を備え、前記管理情報処理装置の前記管理手段は、前記第2送信手段により送信された前記第1所在情報と、前記第2所在情報とを対応付けて管理することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の配信システムにおいて、前記所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、前記識別情報に基づいて、前記第1複合コンテンツに固有の第1固有情報と、前記第2複合コンテンツに固有の第2固有情報であって前記識別情報を介して前記第1固有情報に関連付けられる前記第2固有情報とを生成する生成手段を更に備え、前記管理情報処理装置の前記管理手段は、前記第1固有情報を前記第2所在情報に対応付け、且つ前記第2固有情報を前記第1所在情報に対応付けて管理することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の配信システムにおいて、前記配信システムは、前記ネットワークに接続される複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークを介して前記コンテンツが配信されるシステムであり、前記複数の情報処理装置は、前記管理情報処理装置と、前記第1複合コンテンツまたは前記第2複合コンテンツを検索する検索情報処理装置とを少なくとも含み、前記管理情報処理装置は、前記検索情報処理装置により、前記オーバーレイネットワークを介して前記管理情報処理装置へ送信された前記識別情報を含む検索情報を受信する第1受信手段と、前記第1受信手段により前記検索情報を受信した場合に、前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツがあることを示す提示情報を、前記検索情報処理装置へ送信する第3送信手段と、前記第3送信手段により前記検索情報処理装置へ前記提示情報を送信した結果、前記検索情報処理装置により、前記第1複合コンテンツと前記第2複合コンテンツの何れかが選択された結果を示す選択情報を受信する第2受信手段と、前記第2受信手段により受信された前記選択情報に基づいて、前記第1所在情報又は前記第2所在情報を、前記検索情報処理装置へ送信する第4送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の配信システムにおいて、前記管理情報処理装置は、前記第1所在情報と前記第2所在情報を登録する第1リストを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記第1リストのデータ量が、所定のデータ容量以上であるかを判定する判定手段と、前記判定手段により所定のデータ容量以上であると判定された場合に、前記第1リストに登録されている前記所在情報を分割する分割手段と、前記分割された前記所在情報を登録する第2リストを他の情報処理装置に管理させるリストとして前記他の情報処理装置へ送信する第5送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の配信システムにおいて、前記記憶手段には、前記第2所在情報に対応付けられて前記第1メタファイルの利用回数を示す情報が記憶され、前記第1所在情報に対応付けられて前記第2メタファイルの利用回数を示す情報が記憶されており、前記分割手段は、前記利用回数が少ない前記メタファイルに対応付けられた前記所在情報を優先して分割することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツにより構成される第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツが、複数の情報処理装置に分散保存される配信システムであって、前記第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツを検索するメタファイルである第1メタファイルに、他のメタファイルから識別するための識別情報が付与され、前記第1メタファイルは、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置により保存される前記配信システムにおける管理装置であって、前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツであって、前記配信システムに投入された前記第2複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するメタファイルである第2メタファイルに、前記第1メタファイルと同じ前記識別情報を付与する付与手段と、前記付与手段により前記識別情報が付与された前記第2メタファイルを、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置へ保存させる制御手段と、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報と、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報とを対応付けて管理する管理手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載のプログラムの発明は、ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツにより構成される第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツが、複数の情報処理装置に分散保存される配信システムであって、前記第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツを検索するメタファイルである第1メタファイルに、他のメタファイルから識別するための識別情報が付与され、前記第1メタファイルは、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置により保存される前記配信システムにおける管理装置のコンピュータに、前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツであって、前記配信システムに投入された前記第2複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するメタファイルである第2メタファイルに、前記第1メタファイルと同じ前記識別情報を付与する付与ステップと、前記付与ステップにより前記識別情報が付与された前記第2メタファイルを、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置へ保存させる制御ステップと、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報と、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報とを対応付けて管理する管理ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツにより構成される第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツが、複数の情報処理装置に分散保存される配信システムであって、前記第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツを検索するメタファイルである第1メタファイルに、他のメタファイルから識別するための識別情報が付与され、前記第1メタファイルは、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置により保存される前記配信システムにおける管理方法であって、前記配信システムを構成する所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツであって、前記配信システムに投入された前記第2複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するメタファイルである第2メタファイルに、前記第1メタファイルと同じ前記識別情報を付与する付与ステップと、前記所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、前記付与ステップにより前記識別情報が付与された前記第2メタファイルを、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置へ保存させる制御ステップと、前記所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報と、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報とを対応付けて管理する管理ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項1、2、7乃至9に記載の発明によれば、第2複合コンテンツに対応する第2メタファイルに、第1複合コンテンツに対応する第1メタファイルと同じ識別情報が付与される。そして、この識別情報を用いて、第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報と、第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報とが対応付けられて管理される。そのため、第1複合コンテンツと第2複合コンテンツとを関連付けて効率良く管理することができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記第1固有情報と前記第2固有情報とにより、前記第2所在情報と前記第1所在情報とを識別して管理することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ネットワークに接続される複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークを介してコンテンツが配信されるシステムにおいて、第1複合コンテンツの取得を希望するユーザに対して、第2複合コンテンツを効率良く紹介することができる。
請求項5に記載の発明によれば、管理装置による所在情報の管理負担を低減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、ユーザは、利用回数が多い人気のある複合コンテンツの取得を迅速に行うことができる。
本実施形態に係る配信システムの概要構成例を示す図である。 (A)は、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツを示す概念図である。(B)は、センターサーバSSの概要構成例を示すブロック図である。(C)は、ノードの概要構成例を示すブロック図である。(D)は、複合コンテンツ対応付けリストに登録された情報の一例を示す図である。(E)は、固有情報が登録された保持ノードリストに登録された情報の一例を示す図である。 アレンジ複合コンテンツの投入時におけるセンターサーバSSと各ノードの処理を示すシーケンス図である。 アレンジ複合コンテンツの取得時における各ノードの処理を示すシーケンス図である。 複合コンテンツのルートノードの制御部11におけるリストの分割処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、配信システムに本発明を適用した場合の実施形態である。
1.配信システムの構成及び動作概要
始めに、図1を参照して、本実施形態に係る配信システムの構成及び動作概要について説明する。図1は、本実施形態に係る配信システムの概要構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る配信システムSは、センターサーバSS、及びノード装置Nn(n=1,2,3・・・k)等により構成されている。センターサーバSSは、本発明における「所定の装置」の一例である。ノード装置Nnは、本発明における「情報処理装置」の一例である。ノード装置Nnを、以下、「ノード」という。また、センターサーバSS、及びノードはネットワークNWに接続されている。ネットワークNWは、インターネット等からなる。また、図1に示すように、配信システムSには、複数の拠点Pn毎に拠点ネットワークNLnが構築されている。この拠点の例としては、例えばカラオケ店舗、学校、会社、住宅、又はその他の施設等が挙げられる。拠点ネットワークNLnは、例えば、通信手段としてのLAN(Local Area Network)等のプライベートネットワークである。また、各拠点ネットワークNLnには、ノードと複数の拠点端末Tn−l(l=1,2,3・・・j)とが接続されている。ノードは、同じ拠点ネットワークNLnに接続されている拠点端末Tn−lへコンテンツを提供するエッジサーバとしての機能を有する。一方、拠点端末Tn−lは、コンテンツを再生する機能を有する。例えば、拠点Pnがカラオケ店舗の場合、拠点端末Tn−lは、カラオケ用のコンテンツを再生するコマンダである。また、例えば拠点Pnが学校である場合、教材用のコンテンツを再生する視聴端末である。なお、各拠点Pnにおける拠点端末Tn−lは、同じ拠点ネットワークNLnに接続されているノードを介してセンターサーバSS等とも通信を行うことができる。拠点端末Tn−lを、以下、「拠点端末」という。
また、図1に示すように、配信システムSには、ネットワークNWに接続される複数のノードの参加によりオーバーレイネットワークONが構成されている。このようなオーバーレイネットを介してコンテンツが配信される。オーバーレイネットワークONは、仮想的なリンクを構成する論理的なネットワークである。オーバーレイネットワークONは、特定のアルゴリズム、例えば、分散ハッシュテーブルを利用したアルゴリズムにより実現される。なお、分散ハッシュテーブルを、以下、「DHT(Distributed Hash Table)」という。ノードは、ここで、オーバーレイネットワークONに参加するとは、DHTを用いたルーティングテーブルに基づいてオーバーレイネットワークONを介して他のノードとの間で各種メッセージを送受信できる状態に稼動することをいう。なお、DHTを用いたルーティングテーブルについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
また、オーバーレイネットワークONに参加している各ノードには、ノードIDが付与されている。このノードIDは、ノードを、オーバーレイネットワークONに参加しているノードの中から識別する固有の識別情報である。また、オーバーレイネットワークONに参加している複数のノードには、複数のコンテンツが分散保存されている。なお、コンテンツを保存しているノードを、以下、「コンテンツ保持ノード」という。また、コンテンツ保持ノードに保存されている各コンテンツには、コンテンツIDが付与されている。コンテンツIDは、コンテンツを、オーバーレイネットワークONでコンテンツ保持ノードに保存されるコンテンツの中から識別する固有の識別情報である。なお、ノードID及びコンテンツIDは、例えば、オーバーレイネットワークONで共通のハッシュ関数により生成される。
そして、配信システムSには、上述した複合コンテンツが含む複数のコンテンツが1以上のノードにより検索可能に投入される場合がある。ここで、「コンテンツの投入」とは、例えばセンターサーバSS等の所定の装置により何れかのノードにコンテンツを保存させることをいう。また、複合コンテンツには、ベース複合コンテンツと、ベース複合コンテンツを基に生成されたアレンジ複合コンテンツとがある。ベース複合コンテンツは、本発明における「第1複合コンテンツ」の一例である。アレンジ複合コンテンツは、本発明における「第2複合コンテンツ」の一例である。図2(A)は、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツを示す概念図である。なお、図2(A)に示すベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツは、カラオケ用の複合コンテンツである。図2(A)に示すように、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツは、夫々、音楽のコンテンツと、映像のコンテンツと、画像のコンテンツと、文字のコンテンツと、の4つのコンテンツから構成されている。音楽のコンテンツには、例えばカラオケの楽曲を含む。映像のコンテンツは、例えばカラオケの背景動画を含む。画像のコンテンツは、例えばアバターの画像を含む。文字のコンテンツは、例えばカラオケの楽曲の歌詞を含む。そして、図2(A)に示す例では、アレンジ複合コンテンツが含む映像のコンテンツは、ベース複合コンテンツが含む映像のコンテンツとは異なる。例えば、各映像のコンテンツに含まれる背景動画は別々に撮影されたものである。そのため、これらの映像のコンテンツのコンテンツIDは互いに異なっている。また、アレンジ複合コンテンツが含む文字のコンテンツは、ベース複合コンテンツが含む文字のコンテンツにアレンジが加えられたコンテンツである。例えば、各文字のコンテンツに含まれる文字は、フォントが互いに異なる。そのため、これらの文字のコンテンツのコンテンツIDは互いに異なっている。また、図2(A)に示す例では、アレンジ複合コンテンツが含む音楽のコンテンツは、ベース複合コンテンツが含む音楽のコンテンツと同じである。また、アレンジ複合コンテンツが含む画像のコンテンツは、ベース複合コンテンツが含む画像のコンテンツと同じである。なお、ベース複合コンテンツが含むコンテンツの数と、アレンジ複合コンテンツが含むコンテンツの数が同数でない場合もある。例えば、ベース複合コンテンツが含むコンテンツから1以上のコンテンツが削除又は追加されてアレンジ複合コンテンツが生成される場合もある。また、1つのベース複合コンテンツを基に複数のアレンジ複合コンテンツが生成される場合もある。更に、アレンジ複合コンテンツを基にさらにアレンジ複合コンテンツが生成される場合もある。この場合、基となるアレンジ複合コンテンツは、ベース複合コンテンツにもなる。
また、ベース複合コンテンツが含む各コンテンツのコンテンツIDは、ベース複合コンテンツのメタファイルに記述されている。ベース複合コンテンツのメタファイルは、本発明の「第1メタファイル」の一例である。第1メタファイルは、ベース複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するためのメタファイルである。一方、アレンジ複合コンテンツが含む各コンテンツのコンテンツIDは、アレンジ複合コンテンツのメタファイルに記述されている。アレンジ複合コンテンツのメタファイルは、本発明の「第2メタファイル」の一例である。第2メタファイルは、アレンジ複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するためのメタファイルである。各メタファイルには、メタファイルを夫々識別可能なコンテンツIDが付与される。そして、各メタファイルは、1つのコンテンツとして、1以上のノードにより検索可能に配信システムSに投入される。つまり、各メタファイルは、1以上のコンテンツ保持ノードに保存される。
また、コンテンツ保持ノードのノード情報は、オーバーレイネットワークONに参加しているいずれかのノードにより管理される。ノード情報は、本発明における「ノードのネットワークにおける所在を示す所在情報」の一例である。アレンジ複合コンテンツのメタファイルを保存するコンテンツ保持ノードのノード情報は、「第1所在情報」の一例である。また、ベース複合コンテンツのメタファイルを保存するコンテンツ保持ノードのノード情報は、「第2所在情報」の一例である。ノード情報には、例えば、コンテンツ保持ノードのIPアドレス、ポート番号、及びノードIDが含まれる。コンテンツ保持ノードのノード情報を管理するノードを、以下、「ルートノード」という。ルートノードには、コンテンツのルートノードと、複合コンテンツのルートノードがある。複合コンテンツのルートノードは、本発明における「管理情報処理装置」の一例である。コンテンツのルートノードは、このコンテンツを保存するコンテンツ保持ノードのノード情報を管理する。一方、複合コンテンツのルートノードは、この複合コンテンツのメタファイルを保存するコンテンツ保持ノードのノード情報を管理する。また、コンテンツのルートノードは、例えば、このコンテンツのコンテンツIDと最も近いノードIDが割り当てられたノードであるように定められる。一方、複合コンテンツのルートノードは、例えば、この複合コンテンツのメタファイルのコンテンツIDと最も近いノードIDが割り当てられたノードであるように定められる。つまり、配信システムSでは、複数のノードの中から、複合コンテンツのルートノードが、この複合コンテンツのメタファイルのコンテンツIDに基づいて決定される。なお、コンテンツIDと最も近いノードIDとは、例えば、IDの上位桁が最も多く一致するノードIDである。
そして、ノードが、配信システムSにおいてコンテンツを検索する場合がある。この検索を行うノードを、以下、「ユーザノード」という。ユーザノードは、検索対象のコンテンツのコンテンツIDを用いて、このコンテンツを保存するコンテンツ保持ノードの所在をルートノードに問い合わせる。これにより、ユーザノードは、ルートノードからコンテンツ保持ノードのIPアドレス等を受信する。そして、ユーザノードは、コンテンツ保持ノードにアクセスし、コンテンツをダウンロードする。なお、ユーザノードによるルートノードへの問い合わせ処理は、例えば特開2007−053662号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。また、ユーザノードが、複合コンテンツを検索する場合がある。複合コンテンツを検索するユーザノードは、本発明における「検索情報処理装置」の一例である。この場合、コンテンツを検索する場合と同様、ユーザノードによるルートノードへの問い合わせ処理が行われる。その結果、ユーザノードは、複合コンテンツのメタファイルを保存するコンテンツ保持ノードのIPアドレス等を受信する。ユーザノードは、このコンテンツ保持ノードにアクセスし、メタファイルをダウンロードする。そして、ユーザノードは、メタファイルに記述された各コンテンツIDを用いて、上記と同様、コンテンツを検索する。なお、コンテンツIDは、例えばコンテンツカタログ情報に記述される。コンテンツカタログ情報は、例えばセンターサーバSSからノードへマルチキャストで配信される。なお、マルチキャストについては、例えば特開2007−053662号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。また、ノードは、コンテンツ配信サイトを構成するWebサーバからコンテンツIDを取得することができる。
ところで、本実施形態における配信システムSでは、アレンジ複合コンテンツのルートノードが、アレンジ複合コンテンツの基となるベース複合コンテンツのルートノードと同じになるように決定される。そのため、アレンジ複合コンテンツのメタファイルには、ベース複合コンテンツのメタファイルと同じコンテンツIDが付与される。このルートノードは、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報とを対応付けて管理するようになっている。このノード情報の管理には、これらのメタファイルに付与されたコンテンツIDが用いられる。なお、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードとは、ベース複合コンテンツのメタファイルを保存するコンテンツ保持ノードである。アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードとは、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを保存するコンテンツ保持ノードである。
2.センターサーバSSの構成及び機能
次に、図2(B)を参照して、センターサーバSSの構成及び機能について説明する。図2(B)は、センターサーバSSの概要構成例を示すブロック図である。センターサーバSSは、図2(B)に示すように、制御部1、記憶部2、及び通信部3等を備えて構成される。制御部1、記憶部2、及び通信部3はバス4を介して相互に接続されている。
記憶部2は、例えばハードディスクドライブ等から構成される。記憶部2には、オペレーティングシステム、及びサーバプログラム等が記憶されている。また、記憶部2には、配信システムSに投入されたオリジナルのコンテンツ、及びオリジナルのメタファイルが所定のファイル形式で記憶されている。更に、記憶部2には、参加ノードリストが記憶されている。参加ノードリストには、オーバーレイネットワークONに参加している各ノードのノード情報が登録されている。
通信部3は、ネットワークNWを通じてノード等との間の通信制御を行う。
制御部1は、演算機能を有するCPU,作業用RAM,及びROM等から構成される。また、制御部1は、時計機能を有する。なお、制御部1は、本発明における「付与手段」、「生成手段」、「第1送信手段」及び「制御手段」の一例である。制御部1は、CPUが記憶部2等に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、後述する処理を行う。
3.ノードの構成及び機能等
次に、図2(C)を参照して、ノードの構成及び機能について説明する。図2(C)は、ノードの概要構成例を示すブロック図である。ノードは、図2(C)に示すように、制御部11、記憶部12、通信部13a、通信部13b、及びバッファメモリ14等を備えて構成される。制御部11、記憶部12、通信部13a、通信部13b、及びバッファメモリ14はバス15を介して相互に接続されている。記憶部12は、本発明における「記憶手段」の一例である。
本実施形態において、ノードは、ネットワークNWと拠点ネットワークNLnとの間でIP(Internet Protocol)パケットを中継する中継機器である。この中継機器は、例えばルータ又はL3スイッチングハブ等である。なお、ノードは、基本的にネットワークNWに定常的に接続されているゲートウェイ等の機器であっても良い。
記憶部12は、例えばハードディスクドライブ等から構成される。記憶部12には、オペレーティングシステム、IPパケット中継処理プログラム、及びP2Pプログラム等が記憶されている。
また、記憶部12には、オーバーレイネットワークONで使用されるDHTを用いたルーティングテーブル等が記憶されている。DHTを用いたルーティングテーブルには、複数のノードのノード情報が登録されている。また、記憶部12には、コンテンツ保存領域が設けられている。コンテンツ保存領域には、コンテンツやメタファイルが所定のファイル形式で保存される。また、記憶部12には、センターサーバSSのIPアドレス及びポート番号が記憶されている。更に、ルートノードの記憶部12には、保持ノードリストが記憶されている。保持ノードリストは、コンテンツ保持ノードのノード情報を管理するためのインデックス情報リストである。また、保持ノードリストは、本発明における「第1リスト」の一例である。保持ノードリストには、コンテンツIDに対応付けられてコンテンツ保持ノードのノード情報が登録される。このコンテンツIDは、コンテンツ保持ノードが保存するコンテンツまたはメタファイルのコンテンツIDである。
また、複合コンテンツのルートノードが、上述したように、ベース及びアレンジ複合コンテンツのルートノードとなる場合がある。この場合のルートノードの記憶部12には、複合コンテンツ対応付けリストが記憶される。複合コンテンツ対応付けリストは、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報とを対応付けて管理するためのリストである。図2(D)は、複合コンテンツ対応付けリストに登録された情報の一例を示す図である。複合コンテンツ対応付けリストには、ベース複合コンテンツの属性情報と、アレンジ複合コンテンツの属性情報が登録されている。この属性情報には、固有情報、キーワード、ハッシュ値、及び視聴回数が含まれる。ここで、キーワードは、ベース複合コンテンツまたはアレンジ複合コンテンツの概要や構成等を示す情報である。なお、アレンジ複合コンテンツのキーワードは、ベース複合コンテンツからどの部分が変更されたかを示す情報であってもよい。ハッシュ値は、ベース複合コンテンツまたはアレンジ複合コンテンツのメタファイルを、例えばオーバーレイネットワークONで共通のハッシュ関数によりハッシュ化した値である。視聴回数は、ベース複合コンテンツまたはアレンジ複合コンテンツがユーザにより視聴された回数である。言い換えれば、視聴回数は、ベース複合コンテンツまたはアレンジ複合コンテンツのメタファイルの利用回数である。
そして、固有情報は、ベース複合コンテンツまたはアレンジ複合コンテンツに固有の情報である。ベース複合コンテンツの固有情報は、本発明における「第1固有情報」の一例である。一方、アレンジ複合コンテンツの固有情報は、本発明における「第2固有情報」の一例である。ベース複合コンテンツの固有情報とアレンジ複合コンテンツの固有情報は、夫々、メタファイルのコンテンツIDに基づいて生成される。このコンテンツIDは、ベース複合コンテンツのメタファイル及びアレンジ複合コンテンツのメタファイルに付与されたコンテンツIDである。例えば、ベース複合コンテンツの固有情報は、コンテンツIDの終端に第1の値が付与されて生成される。一方、アレンジ複合コンテンツの固有情報は、コンテンツIDの終端に第2の値が付与されて生成される。ここで、第1の値と第2の値とは互いに異なる。図2(D)に示す例では、第1の値が“1”であり、第2の値が“x”(x=2以上の自然数)になっている。つまり、ベース複合コンテンツの固有情報とアレンジ複合コンテンツの固有情報とは互いに異なるが、固有情報の中に含まれるコンテンツIDが同一である。そのため、ベース複合コンテンツの固有情報と、アレンジ複合コンテンツの固有情報とは、同一のコンテンツIDを介して関連付けられる。図2(D)に示す例では、ベース複合コンテンツの次(2番目)に作成されたアレンジ複合コンテンツの固有情報中の第2の値は、”2”である。一方、”x”番目に作成されたアレンジ複合コンテンツの固有情報中の第2の値は、”x”である。このように、アレンジ複合コンテンツ間であっても、固有情報は互いに異なる。そして、ルートノードが記憶する保持ノードリストには、上記固有情報が登録される。図2(E)は、固有情報が登録された保持ノードリストに登録された情報の一例を示す図である。図2(E)に示すように、保持ノードリストには、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報に、ベース複合コンテンツの固有情報が対応付けられて登録されている。また、保持ノードリストには、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報に、アレンジ複合コンテンツの固有情報が対応付けられて登録されている。従って、ルートノードは、上記固有情報に含まれるコンテンツIDにより、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報とを対応付けて効率良く管理することができる。加えて、ルートノードは、上記固有情報により、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報とを識別して管理することができる。なお、この場合、保持ノードリストには、メタファイルのコンテンツIDを登録しなくてもよい。これは、固有情報からコンテンツIDを特定できるからである。
通信部13aは、ネットワークNWを通じてセンターサーバSS等との間の通信制御を行う。通信部13bは、拠点ネットワークNLnを通じて拠点端末との間の通信制御を行う。また、バッファメモリ14は、通信部13aを介して受信されたコンテンツを一時的に蓄積する。
制御部11は、演算機能を有するCPU,作業用RAM,及びROM等から構成される。また、制御部11は、時計機能を有する。なお、複合コンテンツのルートノードの制御部11は、本発明における「管理手段」、「判定手段」、「分割手段」、「第1受信手段」、「第2受信手段」、「第3送信手段」〜「第5送信手段」の一例である。また、メタファイルのコンテンツ保持ノードの制御部11は、本発明における「第2送信手段」の一例である。そして、制御部11は、CPUが記憶部12等に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、後述する処理を行う。なお、制御部11は、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルの第3層であるネットワーク層において、他のルータ又はホストからのIPパケットを中継する機能を有する。IPパケットを中継する機能は、公知のルータ又はL3スイッチングハブ等と同様であるので、詳しい説明を省略する。
4.配信システムSの動作
次に、本実施形態に係る配信システムSの動作について説明する。なお、以下に説明する動作において、センターサーバSSではサーバプログラムが起動されているものとする。また、ノードではP2Pプログラムが起動されているものとする。
(4−1.アレンジ複合コンテンツの投入時の動作)
先ず、図3を参照して、アレンジ複合コンテンツの投入時の動作について説明する。図3は、アレンジ複合コンテンツの投入時におけるセンターサーバSSと各ノードの処理を示すシーケンス図である。なお、アレンジ複合コンテンツの投入時の動作では、その前提として、あるベース複合コンテンツが配信システムSに投入されているものとする。そして、このベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報が、このベース複合コンテンツのルートノードにより管理されているものとする。
図3において、センターサーバSSの制御部1は、例えば管理者の端末(図示せず)からの指示に応じて、ベース複合コンテンツを基にアレンジ複合コンテンツを生成する(ステップS1)。例えば、アレンジ複合コンテンツは、ベース複合コンテンツを構成するコンテンツの一部にアレンジが加えられて生成される。このとき、センターサーバSSの制御部1は、アレンジ複合コンテンツのキーワードを例えば管理者の端末から取得する。この場合、アレンジ複合コンテンツのキーワードは管理者により入力される。なお、拠点端末が、ノードから取得した複合コンテンツに基づきアレンジ複合コンテンツを生成してもよい。この場合、拠点端末はセンターサーバSSにアクセスしてアレンジ複合コンテンツをアップロードする。
次いで、センターサーバSSの制御部1は、アレンジ複合コンテンツを構成する各コンテンツにコンテンツIDを付与する(ステップS2)。なお、アレンジ複合コンテンツが、ベース複合コンテンツを構成するコンテンツと同じコンテンツを含む場合がある。この場合、ベース複合コンテンツを構成するコンテンツと同じコンテンツには、ベース複合コンテンツを構成するコンテンツと同じコンテンツIDが付与される。こうして付与されたコンテンツIDは、例えば、コンテンツを格納するファイルのヘッダに記述される。
次いで、センターサーバSSの制御部1は、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを生成する(ステップS3)。このメタファイルには、アレンジ複合コンテンツを構成する各コンテンツのコンテンツIDが記述される。
次いで、センターサーバSSの制御部1は、アレンジ複合コンテンツのメタファイルに、ベース複合コンテンツのメタファイルと同じコンテンツIDを付与する(ステップS4)。こうして付与されたコンテンツIDは、例えば、メタファイルのヘッダに記述される。
次いで、センターサーバSSの制御部1は、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツIDに基づいて、上述したように、アレンジ複合コンテンツの固有情報を生成する。こうして生成された固有情報は、例えば、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのヘッダに記述される。また、制御部1は、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを所定のハッシュ関数によりハッシュ化してハッシュ値を生成する(ステップS5)。所定のハッシュ関数とは、例えばオーバーレイネットワークONで共通のハッシュ関数である。
次いで、センターサーバSSの制御部1は、アレンジ複合コンテンツの属性情報の登録要求処理を行う(ステップS6)。この登録要求処理は、複合コンテンツのルートノードへ、アレンジ複合コンテンツの属性情報を登録させる処理である。言い換えれば、この登録要求処理は、ベース複合コンテンツのルートノードに、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報を管理させる指示を与える処理である。このルートノードは、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツのルートノードとなる。属性情報の登録要求処理では、センターサーバSSの制御部1は、登録要求メッセージを生成する。登録要求メッセージは、アレンジ複合コンテンツの属性情報の登録要求を示すメッセージである。言い換えれば、この登録要求メッセージは、ベース複合コンテンツのルートノードに、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報を管理させる指示を示すメッセージである。登録要求メッセージには、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツIDと、アレンジ複合コンテンツの固有情報、キーワード及びハッシュ値とが含まれる。そして、制御部1は、登録要求メッセージを、オーバーレイネットワークONを介して複合コンテンツのルートノードへ送信する。例えば、登録要求メッセージは、このメッセージに含まれるコンテンツIDをキーとしてDHTを用いたルーティングにより、複合コンテンツのルートノード宛に送信される。なお、DHTを用いたルーティングは、例えば特開2007−053662号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
次いで、センターサーバSSの制御部1は、アレンジ複合コンテンツのメタファイルの投入処理を行う(ステップS7)。メタファイルの投入処理は、メタファイルを、オーバーレイネットワークONに参加しているノードにより検索可能に配信システムSに投入する処理である。言い換えれば、メタファイルの投入処理は、メタファイルをノードへ保存させる処理である。メタファイルの投入処理では、制御部1は、例えば記憶部2に記憶された参加ノードリストからメタファイルの保存先となる1以上のノードを決定する。そして、制御部1は、決定されたノードへメタファイルを送信する。
次いで、センターサーバSSの制御部1は、アレンジ複合コンテンツが含むコンテンツの投入処理を行う(ステップS8)。コンテンツの投入処理は、コンテンツを、オーバーレイネットワークONに参加しているノードにより検索可能に配信システムSに投入する処理である。コンテンツの投入処理では、制御部1は、例えば、記憶部2に記憶された参加ノードリストからコンテンツの保存先となる1以上のノードを決定する。そして、制御部1は、決定されたノードへコンテンツを送信する。なお、アレンジ複合コンテンツが含むコンテンツが、ベース複合コンテンツが含むコンテンツと同じ場合がある。この場合、アレンジ複合コンテンツが含むコンテンツは、既に配信システムSに投入されているので、再度投入しなくともよい。
一方、複合コンテンツのルートノードの制御部11は、上記ステップS6で送信された登録要求メッセージを受信する(ステップS11)。そして、ルートノードの制御部11は、受信した登録要求メッセージからアレンジ複合コンテンツの固有情報、キーワード及びハッシュ値を抽出する(ステップS12)。次いで、ルートノードの制御部11は、抽出した固有情報、キーワード及びハッシュ値を属性情報として複合コンテンツ対応付けリストに登録する(ステップS13)。なお、このとき、ルートノードの制御部11は、アレンジ複合コンテンツの視聴回数“0”を、属性情報に含めて複合コンテンツ対応付けリストに登録する。
一方、上記ステップS7で決定されたノードの制御部11は、上記ステップS7で送信されたメタファイルを受信する(ステップS21)。そして、ノードの制御部11は、受信したメタファイルを記憶部12のコンテンツ保存領域に保存する(ステップS22)。こうして、メタファイルを保存したノードは、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードとなる。次いで、ノードの制御部11は、メタファイルのパブリッシュ処理を行う(ステップS23)。メタファイルのパブリッシュ処理は、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを保存していることを他のノードに公開するための処理である。メタファイルのパブリッシュ処理では、ノードの制御部11は、パブリッシュメッセージを生成する。このパブリッシュメッセージには、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツID、アレンジ複合コンテンツの固有情報、及びこのメタファイルを保存したノードのノード情報等が含まれる。なお、メタファイルのコンテンツID、及びアレンジ複合コンテンツの固有情報は、例えばメタファイルのヘッダから抽出される。そして、ノードの制御部11は、アレンジ複合コンテンツのメタファイルに付与されたコンテンツIDに基づいて、パブリッシュメッセージを、オーバーレイネットワークONを介して複合コンテンツのルートノードへ送信する。例えば、パブリッシュメッセージは、このメッセージに含まれるコンテンツIDをキーとしてDHTルーティングにより、複合コンテンツのルートノード宛に送信される。
一方、複合コンテンツのルートノードの制御部11は、上記ステップS23で送信されたパブリッシュメッセージを受信する(ステップS14)。そして、ルートノードの制御部11は、受信したパブリッシュメッセージからコンテンツID、固有情報、及びノード情報等を抽出する。ここで抽出されたコンテンツIDは、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツIDである。また、抽出された固有情報は、アレンジ複合コンテンツの固有情報である。次いで、ルートノードの制御部11は、抽出したノード情報及び固有情報を、抽出したコンテンツIDに対応付けて保持ノードリストに登録する(ステップS15)。こうして、上述したように、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報とが対応付けて管理されることになる。
一方、上記ステップS8で決定されたノードの制御部11は、上記ステップS8で送信されたコンテンツを受信する。そして、ノードの制御部11は、受信したコンテンツを記憶部12のコンテンツ保存領域に保存する。こうして、コンテンツを保存したノードは、コンテンツのコンテンツ保持ノードとなる。次いで、制御部11は、コンテンツのパブリッシュ処理を行う。コンテンツのパブリッシュ処理では、パブリッシュメッセージが、コンテンツのルートノードへ送信される。なお、コンテンツのパブリッシュ処理は、例えば特開2007−053662号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
(4−2.アレンジ複合コンテンツの取得時の動作)
次に、図4を参照して、アレンジ複合コンテンツの取得時の動作について説明する。図4は、アレンジ複合コンテンツの取得時における各ノードの処理を示すシーケンス図である。アレンジ複合コンテンツの取得時の動作では、初めに、例えば、ある拠点における拠点端末のユーザが視聴を希望する複合コンテンツを指定する。これにより、拠点端末は、ユーザにより指定された複合コンテンツの取得要求を、同じ拠点ネットワークNLnに接続されたノードへ送信する。この複合コンテンツの取得要求には、複合コンテンツのメタファイルに付与されたコンテンツIDが含まれる。なお、この複合コンテンツは、ベース複合コンテンツであるものとする。
図4において、ユーザノードの制御部11は、拠点端末からの複合コンテンツの取得要求を受信する(ステップS51)。そして、ユーザノードの制御部11は、複合コンテンツの取得要求に含まれるコンテンツIDを用いて、複合コンテンツのメタファイルの検索処理を行う(ステップS52)。このメタファイルの検索処理は、複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードの所在を検索する処理である。このメタファイルの検索処理では、ユーザノードの制御部11は、所在検索メッセージを生成する。所在検索メッセージは、複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードの所在をルートノードに問い合わせるためのメッセージである。所在検索メッセージには、このメッセージを送信するユーザノードのIPアドレス及びポート番号、並びに複合コンテンツのメタファイルのコンテンツIDが含まれる。そして、ユーザノードの制御部11は、所在検索メッセージを、オーバーレイネットワークONを介して複合コンテンツのルートノードへ送信する。例えば、所在検索メッセージは、このメッセージに含まれるコンテンツIDをキーとしてDHTルーティングにより、複合コンテンツのルートノード宛に送信される。
一方、複合コンテンツのルートノードの制御部11は、上記ステップS52で送信された所在検索メッセージを受信する(ステップS71)。そして、ルートノードの制御部11は、受信した検索要求メッセージからコンテンツIDを抽出する。次いで、ルートノードの制御部11は、抽出したコンテンツIDを含む固有情報と、この固有情報に対応付けられたキーワード及び視聴回数とを含むレコードを複合コンテンツ対応付けリストから抽出する(ステップS72)。なお、抽出されたレコードには、ベース複合コンテンツのレコードと、アレンジ複合コンテンツのレコードが含まれる。また、レコードには、視聴回数が含まれなくともよい。次いで、ルートノードの制御部11は、抽出した各レコードが記述された複合コンテンツ紹介リストを生成する(ステップS73)。複合コンテンツ紹介リストは、複合コンテンツの視聴を希望するユーザに対して、ベース複合コンテンツと、アレンジ複合コンテンツを紹介するためのリストである。次いで、ルートノードの制御部11は、複合コンテンツ紹介リストを含む提示メッセージを、ユーザノードへ送信する(ステップS74)。この提示メッセージは、抽出されたコンテンツIDに対応する複合コンテンツを基に生成されたアレンジ複合コンテンツがあることを示す提示情報の一例である。ここで、ルートノードの制御部11は、レコードに含まれる視聴回数が多い順にレコードをソートしてもよい。この場合、ソートにより視聴回数の降順に並び替えられたレコードが複合コンテンツ紹介リスト中に記述される。
なお、上記ステップS72において、複合コンテンツ対応付けリストに、抽出されたコンテンツIDに対応するベース複合コンテンツのレコードのみが含まれている場合がある。つまり、ベース複合コンテンツを基にアレンジ複合コンテンツが生成されていない場合がある。この場合、上記ステップS74において、ルートノードの制御部11は、抽出されたコンテンツIDに対応するメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報を、ユーザノードへ返信する。
一方、ユーザノードの制御部11は、上記ステップS74で送信された提示メッセージを受信する(ステップS53)。そして、ユーザノードの制御部11は、受信した提示メッセージから複合コンテンツ紹介リストを抽出する。次いで、ユーザノードの制御部11は、複合コンテンツ決定処理を行う(ステップS54)。この複合コンテンツ決定処理は、複合コンテンツ紹介リストに記述された複数の固有情報の中から、ユーザにより選択された複合コンテンツの固有情報を決定する処理である。この複合コンテンツ決定処理では、例えば、ユーザノードの制御部11は、複合コンテンツの取得要求を行った拠点端末へ複合コンテンツ紹介リストを送信する。そして、拠点端末は、受信した複合コンテンツ紹介リストの内容をディスプレイ上に表示する。こうして、ディスプレイ上には、ベース複合コンテンツのレコードと、アレンジ複合コンテンツのレコードがユーザにより選択可能に表示される。例えば、視聴回数が多い複合コンテンツの順にレコードが表示される。これにより、ベース複合コンテンツの取得を希望するユーザに対して、アレンジ複合コンテンツを効率良く紹介することができる。拠点端末のユーザは、希望した複合コンテンツにアレンジが加えられた複合コンテンツがあることを把握することができる。そして、ユーザは、例えば表示された各レコードに含まれるキーワードまたは視聴回数を参照して、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツの何れかのレコードを操作部から選択する。拠点端末は、選択されたレコードに含まれる固有情報をユーザノードへ送信する。一方、ユーザノードの制御部11は、拠点端末から受信した固有情報を、ユーザにより選択された複合コンテンツの固有情報として決定する。そして、ユーザノードの制御部11は、決定した固有情報を含む複合コンテンツ選択メッセージを、複合コンテンツのルートノードへ送信する(ステップS55)。複合コンテンツ選択メッセージは、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツの何れかを選択する選択情報の一例である。
一方、複合コンテンツのルートノードの制御部11は、複合コンテンツ選択メッセージ受信する(ステップS75)。ルートノードの制御部11は、受信した複合コンテンツ選択メッセージに応じて、保持ノードリストからコンテンツ保持ノードのノード情報を取得することになる。先ず、ルートノードの制御部11は、複合コンテンツ選択メッセージから固有情報を抽出する。次いで、ルートノードの制御部11は、抽出した固有情報が保持ノードリストに登録されているか否かを判定する(ステップS76)。そして、ルートノードの制御部11は、抽出した固有情報が保持ノードリストに登録されていると判定した場合には(ステップS76:YES)、ステップS77に進む。一方、ルートノードの制御部11は、抽出した固有情報が保持ノードリストに登録されていないと判定した場合には(ステップS76:NO)、ステップS78に進む。
ステップS77では、ルートノードの制御部11は、上記抽出した固有情報が対応付けられたノード情報を保持ノードリストから取得する。このとき取得されるノード情報は、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報、またはアレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報である。一方、ステップS78では、ルートノードの制御部11は、センターサーバSSのIPアドレス及びポート番号を、ノード情報として取得する。そして、ルートノードの制御部11は、検索結果メッセージを、上記所在検索メッセージを送信したユーザノードへ送信する(ステップS79)。検索結果メッセージは、メタファイルのコンテンツ保持ノードの所在の検索結果を示すメッセージである。検索結果メッセージには、複合コンテンツ選択メッセージから抽出された固有情報と、保持ノードリストから取得されたノード情報が含まれる。
なお、ステップS77ではなくステップS78の処理が行われた場合、検索結果メッセージには、ノード情報としてセンターサーバSSのIPアドレス及びポート番号が含まれる。この場合において、ルートノードの制御部11は、例えば、センターサーバSSのIPアドレス等の代わりに、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを検索結果メッセージに含めるように構成してもよい。この場合、センターサーバSSは、上記ステップS6の登録要求処理において、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを、ルートノードへ送信することになる。つまり、この場合、ルートノードは、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを管理する。この構成によれば、ユーザノードは、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを迅速に取得することができる。
一方、ユーザノードの制御部11は、上記ステップS79で送信された検索結果メッセージを受信する(ステップS56)。そして、ユーザノードの制御部11は、検索結果メッセージから固有情報及びノード情報を抽出する。ここで抽出されたノード情報が、複合コンテンツのコンテンツ保持ノードのノード情報の場合がある。この場合、ユーザノードの制御部11は、このノード情報に基づき、複合コンテンツのコンテンツ保持ノードへアクセスする。そして、ユーザノードの制御部11は、メタファイルの要求メッセージを、アクセスしたコンテンツ保持ノードへ送信する(ステップS57)。メタファイルの要求メッセージには、検索結果メッセージから抽出された固有情報が含まれる。なお、上記抽出されたノード情報が、センターサーバSSのIPアドレス及びポート番号のノード情報の場合がある。この場合、ユーザノードの制御部11は、メタファイルの要求メッセージを、センターサーバSSへ送信する。
一方、コンテンツ保持ノードの制御部11は、上記ステップS57で送信されたメタファイルの要求メッセージを受信する(ステップS91)。そして、コンテンツ保持ノードの制御部11は、受信した要求メッセージから固有情報を抽出する。次いで、コンテンツ保持ノードの制御部11は、抽出した固有情報に対応するメタファイルを、記憶部12のコンテンツ保存領域から取得する。次いで、コンテンツ保持ノードの制御部11は、取得したメタファイルを、メタファイルの要求メッセージを送信したユーザノードへ送信する(ステップS92)。
なお、上記ステップS79において、検索結果メッセージがユーザノードへ送信される代わりに、メタファイルの要求メッセージが、メタファイルのコンテンツ保持ノードへ送信されるように構成してもよい。この要求メッセージは、メタファイルをユーザノードへ送信する要求を示すメッセージである。また、メタファイルの要求メッセージには、複合コンテンツ選択メッセージから抽出された固有情報、及びユーザノードのIPアドレス及びポート番号等が含まれる。この場合、ルートノードの制御部11は、メタファイルの要求メッセージを、ステップS77で取得されたノード情報に対応するコンテンツ保持ノードへ送信する。コンテンツ保持ノードの制御部11は、受信した要求メッセージに含まれるユーザノードのIPアドレス等に基づき、ユーザノードへアクセスする。そして、コンテンツ保持ノードの制御部11は、上記ステップS92と同様の処理を行う。
一方、ユーザノードの制御部11は、上記ステップS92で送信されたメタファイルを受信する(ステップS58)。なお、このメタファイルは、センターサーバSSから送信される場合もある。そして、ユーザノードの制御部11は、受信したメタファイルを、所定のハッシュ関数によりハッシュ化してハッシュ値を生成する(ステップS59)。ここで、所定のハッシュ関数とは、例えばオーバーレイネットワークONで共通のハッシュ関数である。次いで、ユーザノードの制御部11は、生成したハッシュ値を、複合コンテンツのルートノードへ送信する(ステップS60)。次いで、ユーザノードの制御部11は、ステップS57で受信したメタファイルに記述された各コンテンツIDを用いて、コンテンツの検索処理を行う(ステップS61)。このコンテンツの検索処理により、各コンテンツのルートノードから、各コンテンツのコンテンツ保持ノードのノード情報が取得される。なお、このコンテンツの検索処理は、公知であるため説明を詳しい省略する。そして、ユーザノードの制御部11は、取得した各ノード情報に基づき各コンテンツ保持ノードにアクセスし、各コンテンツをダウンロードする(ステップS62)。こうしてダウンロードされた各コンテンツを含む複合コンテンツが、複合コンテンツの取得要求を行った拠点端末へ送信される。そして、複合コンテンツが拠点端末により再生出力される。その結果、複合コンテンツが拠点端末のユーザにより視聴される。
一方、複合コンテンツのルートノードの制御部11は、上記ステップS60で送信されたハッシュ値を受信する(ステップS81)。そして、ルートノードの制御部11は、受信したハッシュ値が、複合コンテンツ対応付けリストに登録されているか否かを判定する(ステップS82)。そして、ルートノードの制御部11は、ハッシュ値が、複合コンテンツ対応付けリストに登録されていると判定した場合には(ステップS82:YES)、ステップS83に進む。この場合、ユーザノードが取得したメタファイルは正常と認識される。ステップS83では、ルートノードの制御部11は、受信したハッシュ値に対応付けられて複合コンテンツ対応付けリストに登録されている視聴回数を1インクリメントする。つまり、正常なメタファイルがユーザノードにより取得されたことをもって、メタファイルに対応する複合コンテンツが視聴されたと見做すのである。なお、視聴回数は、実際に複合コンテンツがユーザノードから拠点端末へ送信されたときに、1インクリメントされるように構成してもよい。また、視聴回数は、実際に複合コンテンツが拠点端末において再生されたときに、1インクリメントされるように構成してもよい。また、上記ハッシュ値が複合コンテンツ対応付けリストに登録されている場合、メタファイルが正常であることを示すメッセージがユーザノードへ送信されるように構成してもよい。一方、ルートノードの制御部11は、ハッシュ値が、複合コンテンツ対応付けリストに登録されていないと判定した場合には(ステップS82:NO)、ステップS84に進む。この場合、ユーザノードが取得したメタファイル内のデータが、例えば壊れている等によりファイル異常と認識される。そのため、ステップS84では、ルートノードの制御部11は、既にユーザノードへ送信したノード情報以外のノード情報を含む検索結果メッセージをユーザノードへ送信する。
(4−3.複合コンテンツのルートノードによるリストの分割処理)
次に、図5を参照して、複合コンテンツのルートノードによるリストの分割処理について説明する。分割対象となるリストには、保持ノードリストと複合コンテンツ対応付けリストがある。図5は、複合コンテンツのルートノードの制御部11におけるリストの分割処理を示すフローチャートである。この分割処理は、保持ノードリストと複合コンテンツ対応付けリストの双方に対して適用可能である。そのため、以下の説明では、保持ノードリストを代表にとって説明する。なお、図5に示す処理は、それぞれ、例えば予め設定された時刻になると開始される。或いは、図5に示す処理は、それぞれ、例えばリストへ情報が登録されたときに開始される。
先ず、図5が開始されると、複合コンテンツのルートノードの制御部11は、記憶部12に記憶されている保持ノードリストのデータ量が、所定のデータ容量以上であるかを判定する(ステップS101)。そして、ルートノードの制御部11は、保持ノードリストのデータ量が、所定のデータ容量以上であると判定した場合には(ステップS101:YES)、ステップS102に進む。一方、ルートノードの制御部11は、保持ノードリストのデータ量が、所定のデータ容量以上でないと判定した場合には(ステップS101:NO)、処理を終了する。なお、上記ステップS101において、保持ノードリストに登録されているノード情報の数が、所定数以上である場合、ステップS102に進むことになる。
ステップS102では、ルートノードの制御部11は、保持ノードリストに登録されているノード情報を分割して別ファイルを生成する。この別ファイルには、分割されたノード情報を登録する新たな保持ノードリストが格納される。新たな保持ノードリストは、本発明における「第2リスト」の一例である。新たな保持ノードリストには、例えば、元の保持ノードリストに登録されている複数のノード情報の中で、1番目に登録されたノード情報から所定番目(2番目以上)に登録されたノード情報が登録される。或いは、ルートノードの制御部11は、視聴回数が少ない複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報を優先して分割し新たな保持ノードリストに登録するように構成してもよい。この場合、複合コンテンツ対応付けリストに登録されている視聴回数に基づいて、保持ノードリストに登録されているノード情報が降順にソートされる。なお、視聴回数とノード情報とは固有情報を介して対応付けられる。そして、視聴回数が少ない複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報が優先して分割され、新たな保持ノードリストに登録される。例えば、ノード情報が50個登録されているとする。この場合、例えば、視聴回数が最も少ない順に1位から25位までの半分のノード情報が分割される。この構成によれば、視聴回数が多い人気のある複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報は、元の保持ノードリストに残ることになる。そのため、ユーザは、視聴端末により、視聴回数が多い人気のある複合コンテンツを迅速に取得し視聴することができる。
なお、分割された保持ノードリストに登録されるノード情報には、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報とが含まれる。また、分割されて新たな保持ノードリストに登録されたノード情報は、元の保持ノードリストから削除される。
次いで、ルートノードの制御部11は、新たな保持ノードリストを管理させる他のノードを決定する(ステップS103)。例えば、保持ノードリストに登録されているノード情報の中で、最も新しいノード情報が決定される。最も新しいノード情報とは、既に登録されているノード情報のうち、現在時刻に最も近い時刻に登録されたノード情報である。このようなノード情報に対応するノードは、オーバーレイネットワークONから脱退していない可能性が高い。
次いで、ルートノードの制御部11は、ステップS102で生成された別ファイルを、ステップS103で決定されたノードへ送信する(ステップS104)。こうして、別ファイルを受信したノードは、新たな保持ノードリストを記憶部12に保存して管理することになる。これにより、ルートノードによるメタファイルのノード情報の管理負担を低減することができる。なお、ルートノードの制御部11は、上記ステップS104で別ファイルをノードへ送信する前に、このノードへ、保持ノードリストを管理するノードとなるように要求するように構成してもよい。この場合、要求されたノードから許可を受信した場合に、上記ステップS104で別ファイルがノードへ送信される。
次いで、ルートノードの制御部11は、元の保持ノードリストに、上記ステップS103で決定されたノードのノード情報をリンク情報として記述する(ステップS105)。これにより、ルートノードの制御部11は、新たな保持ノードリストを管理するノードから、この保持ノードリストに登録されたノード情報を取得することができる。このノード情報の取得は、例えば、ルートノードの保持ノードリストに登録されているノード情報の数が所定数以下に減少した場合に行われる。
ここで、複合コンテンツ対応付けリストについて、図5に示す処理が行われる場合について説明する。この場合、上記ステップS101では、複合コンテンツ対応付けリストのデータ量が、所定のデータ容量以上であるか否かが判定される。なお、複合コンテンツ対応付けリストに登録されているレコードの数が、所定数以上であるか否かが判定されるように構成してもよい。また、この場合、上記ステップS102では、複合コンテンツ対応付けリストに登録されているレコードが分割されて別ファイルが生成される。この別ファイルには、分割されたレコードを登録する新たな複合コンテンツ対応付けリストが格納される。どのレコードが登録されるかは、保持ノードリストの場合と同様である。例えば、複合コンテンツ対応付けリストに登録されている視聴回数に基づいて、複合コンテンツ対応付けリストに登録されているレコードが降順にソートされる。そして、視聴回数が少ない複合コンテンツの属性情報を登録するレコードが優先して分割され新たな複合コンテンツ対応付けリストに登録される。なお、複合コンテンツ対応付けリストについての上記ステップS103及びステップS104は、保持ノードリストの場合と同様である。
なお、複合コンテンツ対応付けリストにおける属性情報には、固有情報、キーワード、ハッシュ値、及び視聴回数が含まれるように構成した。この属性情報には、これらの情報に加えて、属性情報の登録日付が含まれるように構成してもよい。属性情報の登録日付は、例えば、ルートノードが、上記ステップS6で送信された登録要求メッセージを受信した時のタイムスタンプとすることができる。或いは、属性情報の登録日付は、上記ステップS13において、ルートノードが、属性情報を複合コンテンツ対応付けリストに登録した日時とすることができる。この属性情報の登録日付を複合コンテンツ対応付けリストに登録するように構成すれば、ルートノードは、アレンジ複合コンテンツの生成順番を管理することができる。この場合、ルートノードは、上記ステップS102において、所定日時より古い登録日時を含む属性情報に対応するアレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報を分割して別ファイルを生成するように構成してもよい。また、ルートノードは、上記ステップS102において、所定日時より古い登録日時を含む属性情報を有するレコードを分割して別ファイルを生成するように構成してもよい。
以上説明したように、上記実施形態によれば、アレンジ複合コンテンツのメタファイルに、ベース複合コンテンツのメタファイルと同じコンテンツIDが付与される。そして、このコンテンツIDを用いて、ベース複合コンテンツのメタファイルを保存するノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを保存するノードのノード情報と、が対応付けられて管理される。そのため、ベース複合コンテンツとアレンジ複合コンテンツとを関連付けて効率良く管理することができる。
上記実施形態の配信システムSにおいては、オーバーレイネットワークONに、DHTを利用したピアツーピアネットワークを適用したが、これに限られるものではない。例えば、他のオーバーレイネットワークを用いたシステムが適用されてもよい。DHTを利用しないピアツーピアシステムとしては、例えば、ハイブリッド型のピアツーピアシステムがある。また、上記実施形態は、オーバーレイネットワークを用いないコンテンツ分散保存システムの配信形態に適用されてもよい。このコンテンツ分散保存システムは、複数のノードにコンテンツが分散保存されるシステムである。
また、上記実施形態の配信システムSにおいては、センターサーバSSが、アレンジ複合コンテンツのメタファイル、及びアレンジ複合コンテンツが含むコンテンツを配信システムSに投入するように構成した。別の例として、オーバーレイネットワークONに参加している何れかのノードが、アレンジ複合コンテンツのメタファイルを配信システムSに投入するように構成してもよい。この場合、このノードが、アレンジ複合コンテンツのメタファイルに、ベース複合コンテンツのメタファイルと同じコンテンツIDを付与する。更にこのノードがルートノードである場合、本発明の管理装置として、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報とを対応付けて管理する。
また、上記実施形態の配信システムSにおいては、ルートノードが、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報とを対応付けて管理するように構成した。別の例として、この管理は、センターサーバSS等の所定の装置が行うように構成してもよい。この場合、センターサーバSS等の所定の装置は、本発明の管理装置として機能する。つまり、センターサーバSS等の所定の装置は、アレンジ複合コンテンツのメタファイルに、ベース複合コンテンツのメタファイルと同じコンテンツIDを付与して配信システムSに投入する。そして、センターサーバSS等の所定の装置は、ベース複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報と、アレンジ複合コンテンツのメタファイルのコンテンツ保持ノードのノード情報とを対応付けて管理する。
1,11 制御部
2,12 記憶部
3,13a,13b 通信部
SS センターサーバ
Nn ノード
NW ネットワーク
ON オーバーレイネットワーク
S 配信システム

Claims (9)

  1. ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツにより構成される第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツが、複数の情報処理装置に分散保存される配信システムであって、前記第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツを検索するメタファイルである第1メタファイルに、他のメタファイルから識別するための識別情報が付与され、前記第1メタファイルは、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置により保存される前記配信システムにおいて、
    前記配信システムを構成する所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、
    前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツであって、前記配信システムに投入された前記第2複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するメタファイルである第2メタファイルに、前記第1メタファイルと同じ前記識別情報を付与する付与手段と、
    前記付与手段により前記識別情報が付与された前記第2メタファイルを、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置へ保存させる制御手段と、
    前記第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報を管理させる指示情報を、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報を管理する管理情報処理装置へ送信する第1送信手段と、を備え、
    前記管理情報処理装置は、
    前記第1送信手段により送信された前記指示情報を受信する前記情報処理装置が、受信した前記指示情報により示される前記識別情報を用いて、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置の前記所在を示す第2所在情報と、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置の前記所在を示す第1所在情報とを対応付けて管理する管理手段を備えることを特徴とする配信システム。
  2. 前記配信システムは、前記管理情報処理装置を前記複数の情報処理装置の中から、前記識別情報に基づいて決定する前記配信システムであって、
    前記第2メタファイルを保存する情報処理装置は、
    前記第2メタファイルに付与された前記識別情報に基づいて、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置の前記所在を示す第1所在情報を前記管理情報処理装置へ送信する第2送信手段を備え、
    前記管理情報処理装置の前記管理手段は、前記第2送信手段により送信された前記第1所在情報と、前記第2所在情報とを対応付けて管理することを特徴とする請求項1に記載の配信システム。
  3. 前記所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、
    前記識別情報に基づいて、前記第1複合コンテンツに固有の第1固有情報と、前記第2複合コンテンツに固有の第2固有情報であって前記識別情報を介して前記第1固有情報に関連付けられる前記第2固有情報とを生成する生成手段を更に備え、
    前記管理情報処理装置の前記管理手段は、前記第1固有情報を前記第2所在情報に対応付け、且つ前記第2固有情報を前記第1所在情報に対応付けて管理することを特徴とする請求項1又は2に記載の配信システム。
  4. 前記配信システムは、前記ネットワークに接続される複数の情報処理装置により構成されるオーバーレイネットワークを介して前記コンテンツが配信されるシステムであり、
    前記複数の情報処理装置は、前記管理情報処理装置と、前記第1複合コンテンツまたは前記第2複合コンテンツを検索する検索情報処理装置とを少なくとも含み、
    前記管理情報処理装置は、
    前記検索情報処理装置により、前記オーバーレイネットワークを介して前記管理情報処理装置へ送信された前記識別情報を含む検索情報を受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段により前記検索情報を受信した場合に、前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツがあることを示す提示情報を、前記検索情報処理装置へ送信する第3送信手段と、
    前記第3送信手段により前記検索情報処理装置へ前記提示情報を送信した結果、前記検索情報処理装置により、前記第1複合コンテンツと前記第2複合コンテンツの何れかが選択された結果を示す選択情報を受信する第2受信手段と、
    前記第2受信手段により受信された前記選択情報に基づいて、前記第1所在情報又は前記第2所在情報を、前記検索情報処理装置へ送信する第4送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の配信システム。
  5. 前記管理情報処理装置は、
    前記第1所在情報と前記第2所在情報を登録する第1リストを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記第1リストのデータ量が、所定のデータ容量以上であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により所定のデータ容量以上であると判定された場合に、前記第1リストに登録されている前記所在情報を分割する分割手段と、
    前記分割された前記所在情報を登録する第2リストを他の情報処理装置に管理させるリストとして前記他の情報処理装置へ送信する第5送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の配信システム。
  6. 前記記憶手段には、前記第2所在情報に対応付けられて前記第1メタファイルの利用回数を示す情報が記憶され、前記第1所在情報に対応付けられて前記第2メタファイルの利用回数を示す情報が記憶されており、
    前記分割手段は、前記利用回数が少ない前記メタファイルに対応付けられた前記所在情報を優先して分割することを特徴とする請求項5に記載の配信システム。
  7. ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツにより構成される第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツが、複数の情報処理装置に分散保存される配信システムであって、前記第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツを検索するメタファイルである第1メタファイルに、他のメタファイルから識別するための識別情報が付与され、前記第1メタファイルは、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置により保存される前記配信システムにおける管理装置であって、
    前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツであって、前記配信システムに投入された前記第2複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するメタファイルである第2メタファイルに、前記第1メタファイルと同じ前記識別情報を付与する付与手段と、
    前記付与手段により前記識別情報が付与された前記第2メタファイルを、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置へ保存させる制御手段と、
    前記第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報と、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報とを対応付けて管理する管理手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  8. ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツにより構成される第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツが、複数の情報処理装置に分散保存される配信システムであって、前記第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツを検索するメタファイルである第1メタファイルに、他のメタファイルから識別するための識別情報が付与され、前記第1メタファイルは、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置により保存される前記配信システムにおける管理装置のコンピュータに、
    前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツであって、前記配信システムに投入された前記第2複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するメタファイルである第2メタファイルに、前記第1メタファイルと同じ前記識別情報を付与する付与ステップと、
    前記付与ステップにより前記識別情報が付与された前記第2メタファイルを、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置へ保存させる制御ステップと、
    前記第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報と、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報とを対応付けて管理する管理ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  9. ネットワークを介して配信可能な複数のコンテンツにより構成される第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツが、複数の情報処理装置に分散保存される配信システムであって、前記第1複合コンテンツが含む前記複数のコンテンツを検索するメタファイルである第1メタファイルに、他のメタファイルから識別するための識別情報が付与され、前記第1メタファイルは、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置により保存される前記配信システムにおける管理方法であって、
    前記配信システムを構成する所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、前記第1複合コンテンツを基に生成された第2複合コンテンツであって、前記配信システムに投入された前記第2複合コンテンツが含む複数のコンテンツを検索するメタファイルである第2メタファイルに、前記第1メタファイルと同じ前記識別情報を付与する付与ステップと、
    前記所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、前記付与ステップにより前記識別情報が付与された前記第2メタファイルを、複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置へ保存させる制御ステップと、
    前記所定の装置または前記複数の情報処理装置のいずれかが、前記第2メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第1所在情報と、前記第1メタファイルを保存する情報処理装置のネットワークにおける所在を示す第2所在情報とを対応付けて管理する管理ステップと、
    を含むことを特徴とする管理方法。
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