JP5750419B2 - 無線給電による地上用スポット伝送装置 - Google Patents

無線給電による地上用スポット伝送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5750419B2
JP5750419B2 JP2012208045A JP2012208045A JP5750419B2 JP 5750419 B2 JP5750419 B2 JP 5750419B2 JP 2012208045 A JP2012208045 A JP 2012208045A JP 2012208045 A JP2012208045 A JP 2012208045A JP 5750419 B2 JP5750419 B2 JP 5750419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
maintenance
wave
ground
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012208045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014064163A (ja
Inventor
研作 新妻
研作 新妻
重明 岩崎
重明 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012208045A priority Critical patent/JP5750419B2/ja
Publication of JP2014064163A publication Critical patent/JP2014064163A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5750419B2 publication Critical patent/JP5750419B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

本発明は地上装置に搭載される無線給電による地上用スポット伝送装置に関し、更に詳しくは、例えば移動体内の外部機器から無線による電力波を受信し、移動体に関する制御情報を含む通信波を外部機器に送信し、前記電力波から動作電圧を生成し、該動作電圧に基づき動作し、移動体制御情報を前記通信波とし無線により送信するシステムにおける無線給電による地上用スポット伝送装置に関する。
従来、電源を持たない地上装置において、移動体に設置された車上装置から電力波を受信し、また移動体に関する移動体制御情報を情報波として送信する一つのアンテナを有し、該移動体制御情報をもって移動体内の車上装置を介して移動体を制御するものがある。
例えば、一定周波数の電力波および情報波を送信する車上装置と、軌間内に設置され、車上装置が送出した電力波から電圧を誘起する地上アンテナ、該地上アンテナが誘起した電圧を整流および平滑して駆動電力に変換する整流平滑回路、該回路から供給された駆動電力で動作し、地上アンテナが受信した電力波を受けて動作し、または情報波から移動体の存在を検知する移動体検知回路を含む地上装置を備え、一つの地上アンテナで電力波及び情報波の送受信を行い、設置設備費用の低減及び故障の減少を可能とした移動体検知装置である(特許文献1参照)。
また、車上装置と地上装置の間において、情報波の無線伝送を行うラジオ周波数認識タグを備え、保守用メモリに記憶された移動体制御情報の書き換えを可能とした移動体制御装置である(特許文献2参照)。
特開平8−207768号公報 特開2009−149216号公報
係る装置によれば、外部の車上装置移動体から無線にて電力が供給されるので、地上装置の簡素化、省電力化が図れる効果を奏する。
ここで、地上装置の設置条件である防水や耐塵の観点からも構造的に密閉であることが好ましい。よって、無線にて電力が供給され、さらに変更情報を地上装置に伝送することが望ましい(保守機能)。保守機能は、地上装置の通常動作である移動体制御には不必要であるため、低電力での動作を要求させる地上装置においては動作させないことが望ましい。
一方、一般的に移動体から送られる電力波や情報波(通信波)では保守機能は動作することが許されないため、別途異なる周波数帯でのアンテナ等を用意し、保守する必要があった。
また、その外部からの供給電力で動作し、情報の通信を行う地上装置は、車上装置を保守するための制御情報を変更する場合があり、この場合には、一般的に有線にて情報の変更がなされていた。
しかし、上述した従来技術には、保守用の制御情報を格納する保守用メモリの情報を書換えする機能についての詳細手段については開示されていない。換言すれば、保守時における保守用の制御情報を無線にて実保守時のみ通電する旨のことまでは明示されていない。
また、従来技術として、不正書込みを防止する策が施した地上装置も提案されたものがあるが、変調された電力波と無変調の電力波を判別し、保守時における制御情報の保守用メモリへの書込み、メモリの内容更新することまで開示したものはない。
本発明は、係る課題に鑑みてなされ、その目的は、保守時における制御情報の保守用メモリへの書込み、メモリの内容更新が可能であり、かつ無線で行うことが可能な無線給電による地上用スポット伝送装置を提供することにある。
本発明は、係る課題を達成するため、保守装置からの電力波を受け、該電力波が保守用であるか否かを検知する保守手段と、前記保守手段が保守用電力波を検知したとき、移動体制御情報を記憶する記憶部の情報を前記電力波と同一周波数の無線による変調信号にて書換える機能を持つ制御手段を設けたものである。
電力波が保守用であるか否かを検知する保守手段は、例えば、保守時に発生する特殊な条件下でのみ地上装置内の保守回路に電力が供給されることを実現するためのものである。
保守時の条件としては、例えば、以下の3点を考慮したものである。
(1)「電力供給量が移動体通過時に比べ大きい」
(2)「情報を書き換えるための何かしらの情報を受信する」
(3)「移動体通過時にくらべ電力供給時間が長い」
これら3点の条件を検知する装置により、移動体制御時と保守時の電力供給先をスイッチにて変更することを可能とする。
すなわち、本発明は、例えば車上装置から無線による電力波を受信し、かつ通信波を外部機器に送信するものであって、前記電力波から生成される動作電圧を受けて動作し、情報を前記通信波とし無線により前記車上装置に送信する無線給電による地上用スポット伝送装置において、前記情報を記憶する記憶部と、前記電力波を受け、該電力波が保守用であるか否かを検知する保守検知部と、前記保守検知部が、前記車上装置から供給される電力波と同一周波数であって、変調された電力波である保守用電力波を検知したとき、前記記憶部の情報を前記保守用電力波を用いて書換えるメモリ書込み部を設けたことを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明は、例えば無線給電による地上用スポット伝送装置において、前記電力波を受信し、前記通信波を送信する無線送受信部と、前記電力波を受信したとき、該電力波を交流から直流に変換する整流部と、該整流部の直流電圧から回路内の電子回路部品の動作電圧を生成する定電圧生成部と、該定電圧生成部の動作電圧を受けて動作し、前記記憶部の情報を送信情報として生成出力する送信電文生成部と、前記保守用電力波を受け、該保守用電力波に含まれる変調された保守情報を復調する前記保守検知部と、前記保守検知部が保守時であることを検知したとき、前記動作電圧を受けて動作し前記記憶部の情報を書換える前記メモリ書込み部を備えることを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明は、例えば前記送信電文生成部と前記記憶部と前記メモリ書込み部が共通の前記動作電圧で動作することを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明は、例えば前記車上装置から供給される電力波と同一周波数の前記保守用電力波により、前記送信電文生成部へ電力を供給し、かつ前記メモリ書込み部へ電力および前記保守情報を供給することにより、前記送信電文生成部と前記メモリ書込み部が動作することを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明は、例えば前記電力波からの給電される電力値が、所定のしきい値以下の場合は前記送信電文生成部へ給電し、前記所定のしきい値以上の場合は前記メモリ書込み部および前記送信電文生成部に給電することにより給電範囲を動的に変動させることを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明は、例えば前記電力波からの給電される電力波に変調された前記保守情報があり、地上装置で前記保守情報を検出することにより、該保守情報が無ければ前記送信電文生成部へ給電し、前記保守情報がある場合は前記メモリ書込み部および前記送信電文生成部に給電することにより給電範囲を動的に変動することを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明は、例えば前記電力波からの給電される電力値が、所定時間幅以下の場合は前記送信電文生成部へ給電し、前記所定時間幅以上の場合は前記メモリ書込み部および前記送信電文生成部に給電し、給電範囲を動的に変動することを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明は、例えば外部機器から無線による電力波を受信し、かつ制御情報を含む通信波を外部機器に送信する送受信手段と、前記電力波から動作電圧を生成する手段と、前記動作電圧に基づき動作し、前記制御情報を前記通信波として前記送受信手段を介して無線により送信する情報を生成する送信情報生成手段を備えたシステムにおける無線給電による地上用スポット伝送装置において、前記制御情報を記憶する記憶部と、前記電力波が、保守用であるか否かを検知し、保守用であることを検知したとき、前記記憶部の制御情報を、前記外部機器から供給される前記電力波と同一周波数で、かつ変調された前記保守用の電力波を用いて書換え、保守用情報とする保守手段を備えたことを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明は、例えば前記送受信手段は、前記電力波を受信し、また前記通信波を送信する地上アンテナを含む無線受信部からなり、前記動作電圧生成手段は、前記地上アンテナにて受信した電力波を電力に変換する電力変換部と、前記電力から前記動作電圧を生成する定電圧生成部からなり、前記送信情報生成手段は、前記外部機器に送信する制御情報を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された情報から前記制御情報を含む送信電文を生成し、出力する送信電文生成部を含む、移動体制御部からなり、前記保守手段は、前記電力波が変調されたものであるか否かを検知し、変調された前記電力波に含まれる情報を復調する保守検知部と、該保守検知部が、変調波の電力波を検知し保守時と判断したとき、閉じる電圧供給スイッチおよび該スイッチを介して前記動作電圧を受けて動作し、前記記憶部の情報を書換えるメモリ書込み部を含むことを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明は、例えば前記電力波からの給電される電力値が、所定のしきい値以下の場合は前記移動体制御部へ給電し、前記所定のしきい値以上の場合は前記保守検知部および前記移動体制御部に給電することにより給電範囲を動的に変動させることを特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置である。
本発明によれば、従来の課題を是正することができ、同一周波数にて移動体制御と装置の保守を行うことが可能となる。特に移動体制御時に低電力で動作することを必要とする装置において、移動体制御時に必要としない機能に電力を供給する必要がなくなるため、より低電力で装置を動作させることが可能となる。
本発明の無電給電による地上用スポット伝送装置における移動体制御時の電力と信号の流れを示す回路図(実施例1)。 本発明の無電給電による地上用スポット伝送装置における保守時の電力と信号の流れを示す回路図(実施例2)。 電力受信時間と受信電力レベルの関係を説明するための特性図。 変調の有無における周波数と受信電力レベルとの関係を説明するための特性図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は無線給電による地上用スポット伝送装置における移動体制御時における実施形態を示す回路図である。同図において、1は移動体を示し、該移動体内には、車上アンテナ11と、車上制御部12などが搭載されている。車上アンテナ11、車上制御部12は、車上装置を構成し、アンテナ11を介して地上装置側に電力波を供給するものである。車上装置は、移動体に搭載され、地上に設置された地上装置が送った情報波を受け取り、例えば条件によって自動的に移動体のブレーキを動作させる装置である。
2は移動体1側の車上制御部12に移動体に関する移動体制御情報を供給する地上装置を示し、該地上装置は移動体1の車上アンテナ11との間で電波(電力波)を送受信する地上アンテナ21と、該アンテナで受信した移動体1側から供給される電力波を電力に変換する電力変換部22と、該電力変換部の電力を所定の電圧に変換する定電圧生成部23と、地上アンテナで受信した電波を検知する保守検知部24と、地上装置2の情報であって、地上アンテナ21を介して移動体1側に送信する制御情報が記録されているメモリ25(記憶部)と、該メモリに記憶された情報から移動体制御情報を含む電文を生成し、該電文を情報波として地上アンテナ21に出力する送信電文生成部26(含電文出力部)に代表される移動体制御部およびメモリ25の情報を更新するメモリ書込み部28に代表される保守部などが搭載されている。これらは地上に設置されている、信号機の現示や速度制限などの情報を移動体の車上装置に送る地上装置を構成している。
地上アンテナ21は、移動体1の車上装置からの電力波を受信し、また地上装置2の移動体制御情報を含む電文を車上アンテナ11に送信する無線送受信部を構成している。
保守検知部24は、後述する保守装置3(図2参照)からの電波を復調する復調機能を有している。送信電文生成部26は、メモリ15の情報を、移動体1の車上装置から供給される電力波と同一周波数の無線による変調信号に書き換え、地上アンテナ21に供給する機能を有している。メモリ書込み部28は保守時のみに使用される。スイッチ28は後述するが、メモリ書込み部28への電力供給用スイッチである。
ここで、地上アンテナ21、電力変換部22、定電圧生成部23は、外部機器を構成する車上制御部12を含む移動体1の地上装置からの電力波を受け、地上装置2の電子機器を構成する電子回路部の保守検知部24、メモリ25、送信電文生成部26、メモリ書込み部28などを動作させる電圧生成手段を構成している。
また、メモリ25、送信制御電文生成部26は、制御情報を保守情報として移動体1側にアンテナ21を介して送出する移動体制御手段を構成している。また、保守検知部24、メモリ書込み部28、電力供給スイッチ29は、移動体1側の機器を保守する保守手段を構成している。
なお、信号線211は電力信号の変調の有無を、信号線221は受信電力レベルを、信号線231は電力受信時間を保守検知部24に供給するための信号線である。また、車上装置と地上装置は、移動体での衝突防止や過速度防止などの安全装置を構成している。
次に、それらの動作について説明する。
まず、移動体制御時には、アンテナ21で受信した電力波111は、電力線(図中の破線)を通じて電力変換部22に供給され、該電力変換部にて電力変換される。また、該変換された電力は整流回路(図示せず)にて整流され、交流から直流に変換され、定電圧生成部23に供給される。定電圧生成部23は、後段の電子回路である保守検知部24、メモリ25、送信電文生成部26などを動作するための電圧に変換し、各部にそれぞれ供給する。
従って、送信電文生成部26(含電文出力部)に代表される移動体制御部、電文を格納するメモリ25に代表される記憶部およびメモリ25の情報を更新する書込み部28に代表される保守部は、共通の電源(電力波による電圧)で動作する。
ここで、定電圧とは、厳密に定電圧である必要はなく、各電子回路が通常に動作可能な電圧であればよく、多少変動しても何ら問題ない電圧を意味する。
この定電圧生成部23からの動作電圧の電力を受けることにより、地上装置2は、メモリ25が保持している情報を読み出して送信電文生成部26に供給し、該送信電文生成部にて移動体制御情報を含む電文を生成し、該電文を地上アンテナ21に供給し、該地上アンテナより移動体1の車上アンテナ11に通信波210して送信する。
このとき、保守検知部24は、地上アンテナ21からの信号線211、電力変換部22からの信号線221、定電圧生成部23からの信号線231の情報を検知し、該情報をもとに、地上アンテナ21が受信する電波が移動体制御用であるか、保守用であるかを判断し、スイッチ29の開閉する制御を行う。
本実施例では、移動体制御時であることから、スイッチ29は開状態にあり、保守時のみに使用されるメモリ書込み部28には電力が供給されない。
図2は保守時における本発明の実施形態例を示すものである。同図において、3は地上装置2のメモリ25の情報内容を書き換えるための保守装置であり、保守装置3と地上装置2間で、保守のための情報の送受信を行うアンテナ21を備えている。保守装置3は、地上装置2の地上アンテナ21に対して、変調された電力波311を送信し、また地上装置2からの情報波210を受信する外部装置を構成している。
地上装置2の地上アンテナ21は上述した移動体1の車上装置との間で情報波の送受信を行うアンテナ21と同一のものが使用される。つまり、保守時における保守装置3から地上装置1の電子回路部への電力(電圧)供給は、図1に示す移動体制御時の場合と同一のアンテナを使用している。その他は図1の構成部品と同一なので、同一部品には同一番号を付して、その詳細説明は省略する。
同図において、保守時には、信号線211、222、231からの各情報(保守情報)をもとに保守検知部24が、保守時であることを検知し(電波311が変調されていると判断した場合)、スイッチ29を閉じる。この検知は、保守装置3からの電波311が変調されているか、否かで判断可能である。
これにより、移動体制御時には動作しなかったメモリ書込み部28へ電力が供給される。このため、メモリ25への書込みが準備される。このときのメモリ25への書込み情報は、保守装置3から送信される変調された保守情報を持った電力波311が用いられる。変調された電力波311は、信号線211により保守検知部24で復調され、しかるのちメモリ書込み部28へ供給され、該書込み部によりメモリ25の情報の書き換え、更新が可能となる。
次に、保守検知部24での検知内容について、図3および図4を参照して詳述する。図3は受信電力レベルと電力受信時間との関係を示す特性曲線図、図4は地上アンテナでの受信電波の変調有無を示す特性曲線図である。
図3において、横軸に電力受信時間tを示し、縦軸に地上アンテナの受信電力レベルを示している。また、31は移動体制御時の受信電力レベル特性曲線、32保守時の受信レベル特性曲線、33は移動体制御時に必要な受信電力レベルしきい値TH1、34は保守時に必要な受信レベルしきい値TH2を示している。
ここで、移動体制御時の受信電力レベルしき値TH1時の受信時間をt3−t2とし、保守制御時の受信レベルしき値TH2時の受信時間をt4−t1としたとき、以下の保守検知部24が検知し、スイッチ29の閉を行うようにする。
保守検知条件(1)
t3−t2<<t4−t1 かつ 受信電力レベル>TH2
また、移動体1が、車上アンテナ11と地上アンテナ21間で通信可能な位置に停車した場合には、図2に示す保守装置3からの電波311の変調の有無を検知条件とする。
変調の有無を図4に示す。図4において、図4は横軸に周波数fを示し、縦軸に受信電力レベルを示している。また、41は移動体制御時に送信される無変調波を示した特性曲線、42は保守時に送信される保守情報を持った変調波を示した特性曲線である。これらの電波は同一周波数で変調の有無のみを模式した図としている。
図4中では、例としてFSK(Frequency Shift Keying)変調を示しているが、変調の種類にはよらず保守検知部24にて検知および復調を行っても良い。
よって、このような場合には、以下の条件を保守検知部が検知しスイッチ29の閉を行う。
保守検知条件(2)
受信電力レベル>TH2 かつ 保守検知部24が変調された信号を検知
また、前記の「受信電力レベル」「電力受信時間」「変調の有無」のいかなる組合せでも移動体制御と保守を判断しても良い。
本無線給電による地上用スポット伝送装置は、自動車用システムや輸送機器用システムや鉄道用システムに適用して好適である。
1 移動体
11 車上アンテナ
12 車上制御部
121 電力波
2 地上装置
210 情報波
21 地上アンテナ
22 電力変換部
23 定電圧生成部
24 保守検知部
25 地上装置から車上への情報を格納するメモリ
26 送信電文生成部
29 メモリ書込み部への電力供給スイッチ
28 保守時のみ使用するメモリ書込み部
211 変調の有無を保守検知部に連絡する信号線
221 受信電力レベルを保守検知部に連絡する信号線
231 電力受信時間を保守検知部に連絡する信号線
3 メモリを書き換えるための保守装置
311 変調された電力波
31 移動体制御時の受信電力レベルと電力受信時間
32 保守時の受信電力レベルと電力受信時間
33 保守時受信電力レベルしきい値
34 移動体制御時受信電力レベルしきい値
41 移動体制御時無変調電力波
42 保守時変調電力波

Claims (10)

  1. 車上装置から無線による電力波を受信し、かつ通信波を外部機器に送信するものであって、前記電力波から生成される動作電圧を受けて動作し、情報を前記通信波とし無線により前記車上装置に送信する無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    前記情報を記憶する記憶部と、
    前記電力波を受け、該電力波が保守用であるか否かを検知する保守検知部と、
    前記保守検知部が、前記車上装置から供給される電力波と同一周波数であって、変調された電力波である保守用電力波を検知したとき、前記記憶部の情報を、前記保守用電力波を用いて書換えるメモリ書込み部を設けたこと
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
  2. 請求項1記載の無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    記電力波を受信し、前記通信波を送信する無線送受信部と、
    前記電力波を受信したとき、該電力波を交流から直流に変換する整流部と、
    整流部の直流電圧から回路内の電子回路部品の動作電圧を生成する定電圧生成部と、
    該定電圧生成部の動作電圧を受けて動作し、前記記憶部の情報を送信情報として生成出力する送信電文生成部と、
    前記保守用電力波を受け、該保守用電力波に含まれる変調された保守情報を復調する前記保守検知部と、
    前記保守検知部が保守時であることを検知したとき、前記動作電圧を受けて動作し前記記憶部の情報を書換える前記メモリ書込み部を備えること
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
  3. 請求項2記載の無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    前記送信電文生成部と前記記憶部と前記メモリ書込み部が共通の前記動作電圧で動作すること
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
  4. 請求項3記載の無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    前記車上装置から供給される電力波と同一周波数の前記保守用電力波により前記送信電文生成部へ電力を供給し、かつ前記メモリ書込み部へ電力および前記保守情報を供給することにより、前記送信電文生成部と前記メモリ書込み部が動作すること
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
  5. 請求項4記載の無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    前記電力波からの給電される電力値が、所定のしきい値以下の場合は前記送信電文生成部へ給電し、前記所定のしきい値以上の場合は前記メモリ書込み部および前記送信電文生成部に給電することにより給電範囲を動的に変動させること
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
  6. 請求項4記載の無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    前記電力波からの給電される電力波に変調された前記保守情報があり、地上装置で前記保守情報を検出することにより、該保守情報が無ければ前記送信電文生成部へ給電し、
    前記保守情報がある場合は前記メモリ書込み部および前記送信電文生成部に給電することにより給電範囲を動的に変動すること
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
  7. 請求項4記載の無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    前記電力波からの給電される電力値が、所定時間幅以下の場合は前記送信電文生成部へ給電し、
    前記所定時間幅以上の場合は前記メモリ書込み部および前記送信電文生成部に給電し、給電範囲を動的に変動すること
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
  8. 外部機器から無線による電力波を受信し、かつ制御情報を含む通信波を外部機器に送信する送受信手段と、
    前記電力波から動作電圧を生成する手段と、
    前記動作電圧に基づき動作し、前記制御情報を前記通信波として前記送受信手段を介して無線により送信する情報を生成する送信情報生成手段を備えたシステムにおける無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    前記制御情報を記憶する記憶部と、
    前記電力波が、保守用であるか否かを検知し、保守用であることを検知したとき、前記記憶部の制御情報を、前記外部機器から供給される前記電力波と同一周波数で、かつ変調された前記保守用の電力波を用いて書換え、保守用情報とする保守手段を備えたこと
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
  9. 請求項8に記載の無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    前記送受信手段は、
    前記電力波を受信し、また前記通信波を送信する地上アンテナを含む無線受信部からなり、
    前記動作電圧生成手段は、
    前記地上アンテナにて受信した電力波を電力に変換する電力変換部と、前記電力から前記動作電圧を生成する定電圧生成部からなり、
    前記送信情報生成手段は、
    前記外部機器に送信する制御情報を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された情報から前記制御情報を含む送信電文を生成し、出力する送信電文生成部を含む、移動体制御部からなり
    前記保守手段は、前記電力波が変調されたものであるか否かを検知し、変調された前記電力波に含まれる情報を復調する保守検知部と、
    該保守検知部が、変調波の電力波を検知し保守時と判断したとき、閉じる電圧供給スイッチおよび該スイッチを介して前記動作電圧を受けて動作し、前記記憶部の情報を書換えるメモリ書込み部を含むこと
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
  10. 請求項9記載の無線給電による地上用スポット伝送装置において、
    前記電力波からの給電される電力値が、所定のしきい値以下の場合は前記移動体制御部へ給電し、前記所定のしきい値以上の場合は前記保守検知部および前記移動体制御部に給電することにより給電範囲を動的に変動させること
    を特徴とする無線給電による地上用スポット伝送装置。
JP2012208045A 2012-09-21 2012-09-21 無線給電による地上用スポット伝送装置 Active JP5750419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012208045A JP5750419B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 無線給電による地上用スポット伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012208045A JP5750419B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 無線給電による地上用スポット伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014064163A JP2014064163A (ja) 2014-04-10
JP5750419B2 true JP5750419B2 (ja) 2015-07-22

Family

ID=50619020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012208045A Active JP5750419B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 無線給電による地上用スポット伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5750419B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08207768A (ja) * 1995-02-06 1996-08-13 East Japan Railway Co 列車検知装置
JPH08265179A (ja) * 1995-03-20 1996-10-11 Fujitsu Ltd 無線装置
JP2009149216A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Nippon Signal Co Ltd:The 車両制御装置
JP2011048600A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Casio Computer Co Ltd リーダライタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014064163A (ja) 2014-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101899381B1 (ko) 자동열차방호장치의 발리스 에러 검측 장치 및 그 제어방법
JP6307600B2 (ja) 無線通信システム、無線通信装置、及び、可動柵制御システム
WO2018109830A1 (ja) 列車制御システム、地上制御装置および車上制御装置
CN104925090B (zh) 一种列车完整性的检测方法
KR100774269B1 (ko) 플랫폼 스크린 도어의 연동제어 장치 및 그의 제어 방법
CN111224836B (zh) 发码时刻可控的应答器报文发码系统及btm的测试系统
US9246531B2 (en) Wireless communication device
JP5750419B2 (ja) 無線給電による地上用スポット伝送装置
JP5059490B2 (ja) 鉄道用時刻補正システム
JP2012135147A (ja) 自動列車停止装置および自動列車停止方法
KR100840026B1 (ko) 고에너지 레이저 시스템에서 플래쉬 램프의 방전 전류를측정하는 측정 장치
KR20160044632A (ko) Atp 모드에서 atc 모드로 레벨전환 방법 및 그 고속철도차량
JP4832457B2 (ja) 自動列車制御システム
KR101607958B1 (ko) Ertms 적용 철도차량의 운전실간 중계시스템 및 그 신호처리 방법
JP3878464B2 (ja) 電力供給システム及びこのシステムを用いた遮断機
JP5545787B1 (ja) 地上子
JP5628070B2 (ja) 地震時における列車制動方法及びそのシステム
JP4761288B2 (ja) 車両制御用地上子
JP2014218184A (ja) ホーム柵開閉システム
JP2000318611A (ja) 自動列車停止装置
JP4053959B2 (ja) 定位置停止制御装置
JP3798411B2 (ja) 自動列車制御装置
JP4221350B2 (ja) 列車制御装置
KR100896501B1 (ko) Psd 제어 시스템
JP5752892B2 (ja) 車両制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5750419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150