JP5749385B1 - 粉体供給装置および粉体供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉体を定量的かつ安定的に長時間連続して供給することができる粉体供給装置および粉体供給方法を提供する。【解決手段】本発明の粉体供給装置10Aは、第1粉体収容容器21と、搬送ガス27を第1粉体収容容器21内に供給するガス流入孔31と搬送ガス27を粉体27と共に第1粉体収容容器21から排出するガス流出孔32とを具備する取込ノズル22と、取込ノズル22を上下方向に移動させる第1駆動部23とを具備する補給部11と、搬送ガス27中の粉体26を収容する第2粉体収容容器52と、搬送ガス27を第2粉体収容容器52に供給する補給ノズル53と、粉体26を搬送ガス27に同伴させて排出する供給ノズル54と、供給ノズル54を上下に移動させる第2駆動部55と、供給ノズルを上下に移動させる第3駆動部56とを具備してなる供給部12と、ガス流出孔32から補給ノズル53に搬送ガス27を供給するガス搬送ラインL11とを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、粉体供給装置および粉体供給方法に関し、特に、粉体を連続して定量的に安定して供給する粉体供給装置および粉体供給方法に関する。
従来から、例えば、溶射装置、液晶基板のスペーサ散布装置、粉体圧縮成形、サンドブラスト装置、粉体塗装装置などでは、金属、セラミックス、プラスチックなどの微細な粒径を持つ粉体を定量的に安定して供給する装置が広く用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、下部容器の粉体は、下部容器と共に回転して、噴出口から噴出したキャリアーガスにより舞い上がり、粉体が流出口からキャリアーガスに搬送されて、外部に搬送される装置が開示されている。また、特許文献2には、フィードノズルの先端に設けた流出口と、カセット容器内の粉体の表面とを最適な相対位置に設定して、粉体の性状に合わせて所望の量の粉体を連続して溶射装置などに供給する装置が開示されている。
特開平2-111431号公報 特開平8-309177号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示されているような、従来から使用されている粉体を供給するための装置の粉体の供給時間は、粉体を収容する容器のストック量、すなわち、容器の容量に依存するが、容器の容量を大きくすることは、粉体の安定した供給、装置の設置面積などの観点から現実的制限がある。また、従来から使用されている粉体を供給するための装置は、搬送ガスに粉体を同伴させて粉体を溶射装置などに供給しているため、粉体を定量的に供給するために、搬送ガス流量を変化させずに粉体を容器内に補給することは困難である。そのため、このような従来から使用されている粉体を供給するための装置では、容器内の粉体が無くなったら、その度ごとに作業を停止して、容器内に粉体を補給しなければならず、粉体を定量的に安定して長時間連続して溶射装置などに供給することが困難であった。そのため、例えば、粉体を溶射装置などに供給して溶射作業などを行う際、溶射作業を再開するたびに、回転工具(グラインダー)などの修正作業が必要であるため、作業負担が増大し、時間的、経済的損失が大きい。
そこで、溶射作業などの作業負担の軽減、作業時間の短縮、製造コストの低減などを図る上で、粉体を定量的に安定して長時間連続して供給することができる装置が希求されている。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、粉体を定量的かつ安定的に長時間連続して供給することができる粉体供給装置および粉体供給方法を提供するものである。
上述の課題を解決するため、本発明による粉体供給装置は、粉体を収容する第1粉体収容容器と、搬送ガスを前記第1粉体収容容器内に供給するガス流入孔と前記搬送ガスを前記粉体と共に前記第1粉体収容容器から排出するガス流出孔とを具備してなる取込ノズルと、前記取込ノズルを上下方向に移動させる第1駆動部とを具備してなる補給部と、前記補給部から補給された搬送ガス中の前記粉体を収容する第2粉体収容容器と、前記補給部から供給された搬送ガスを前記第2粉体収容容器に供給する補給ノズルと、前記第2粉体収容容器内の前記粉体を前記搬送ガスに同伴させて排出する供給ノズルと、前記補給ノズルを上下方向に移動させる第2駆動部と、前記供給ノズルを上下方向に移動させる第3駆動部とを具備してなる供給部と、前記ガス流出孔から排出される前記搬送ガスを前記補給ノズルに供給するガス搬送ラインと、を具備してなることを特徴とする。
本発明においては、前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定する第1測定部と、前記第1測定部で測定された前記粉体の重量に応じて、前記第1駆動部を制御して、前記取込ノズルの高さを調整する制御部と、をさらに具備してなることが好ましい。
本発明においては、前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定する第2測定部をさらに具備してなり、前記制御部は、前記第1測定部で測定された前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量と前記第2測定部で測定された前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量との差から、前記第2粉体収容容器内から排出された前記粉体の量を求めることが好ましい。
本発明においては、前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定する第1測定部と、前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定する第2測定部と、前記第1測定部で測定された前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量と前記第2測定部で測定された前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量との差から、前記第2粉体収容容器内から排出された前記粉体の量を求める制御部と、をさらに具備してなることが好ましい。
本発明においては、前記第1粉体収容容器内の前記粉体を前記搬送ガスに同伴させる際、前記取込ノズルの前記ガス流入孔およびガス流出孔が、前記粉体内に埋められてなることが好ましい。
本発明においては、前記第2粉体収容容器内の前記粉体を前記搬送ガスに同伴させる際、前記供給ノズルの先端部に設けた流出口が前記粉体の表面近傍に配置されてなることが好ましい。
本発明においては、前記補給部が、前記第1粉体収容容器を軸方向に対して水平方向に回転させる第1回転駆動部をさらに具備してなることが好ましい。
本発明においては、前記供給部が、前記第2粉体収容容器を軸方向に対して水平方向に回転させる第2回転駆動部をさらに具備してなることが好ましい。
本発明による粉体供給方法は、第1粉体収容容器内の粉体を取込ノズルのガス流入孔から前記第1粉体収容容器内に供給された搬送ガスに同伴させ、前記粉体を含む搬送ガスを前記取込ノズルのガス流出孔から排出して、前記粉体を含む搬送ガスを、ガス搬送ラインを通って補給ノズルに供給して、前記搬送ガス中の前記粉体が第2粉体収容容器に収容されると共に、前記第2粉体収容容器内の前記粉体を前記搬送ガスに同伴させて供給ノズルから排出することを特徴とする。
本発明においては、前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定し、測定された前記粉体の重量に応じて、前記取込ノズルの高さを調整することが好ましい。
本発明においては、前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量をさらに測定し、前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量と前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量との差から前記第2粉体収容容器内から排出された前記粉体の量を求めることが好ましい。
本発明においては、前記第1粉体収容容器および前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定し、前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量と前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量との差から前記第2粉体収容容器内から排出された前記粉体の量を求めることが好ましい。
本発明によれば、粉体を定量的かつ安定的に長時間連続して供給することができる。
本発明の第1の実施形態による粉体供給装置を示す図である。 取込ノズルの一部を示す図である。 図2中のA−A方向から見たときの断面図である。 粉体供給装置の他の構成を示す図である。 第1粉体収容容器内の粉体をガス搬送ラインに供給することを停止する場合を示す図である。 供給ノズルの一部を示す図である。 粉体供給装置の他の構成を示す図である。 粉体供給装置の他の構成を示す図である。 一方のロッドの先端付近に取り付けられる把持部の構成を示す図である。 他方のロッドの先端付近に取り付けられる把持部の構成を示す図である。 制御部の運転の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による粉体供給装置を示す図である。 制御部の運転の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
[第1の実施形態]
<粉体供給装置>
本発明の第1の実施形態による粉体供給装置について説明する。図1は、本実施形態による粉体供給装置の構成を示す図である。図1に示すように、粉体供給装置10Aは、補給部11、供給部12、制御装置(制御部)13、およびガス搬送ラインL11を備える。
(補給部)
補給部11は、第1粉体収容容器21と、取込ノズル22と、第1駆動部23と、第1モーター(第1回転駆動部)24とを有する。
第1粉体収容容器21は、粉体26を収容するものである。第1粉体収容容器21は、例えば、円筒型に形成されている。第1粉体収容容器21の容量は大きいほど、その分、粉体26を充填しておくことができるため好ましいが、例えば、50〜100Lとする。
粉体26の原料としては、アルミナ、ジルコニア、チタニアなどの酸化物系セラミックス、タングステンカーバイト(WC)などの炭化物系セラミックス、窒化ケイ素などの非酸化物セラミックス、金属シリコンなどを用いることができる。
取込ノズル22は、搬送ガス27を第1粉体収容容器21内に供給すると共に、第1粉体収容容器21内に供給された搬送ガス27を粉体26と共に第1粉体収容容器21から排出するノズルである。取込ノズル22は、搬送ガス27をノズル先端部28に供給するガス流入通路29と、ノズル先端部28から流入した搬送ガス27が通るガス流出通路30とを有する。取込ノズル22は、ノズル先端部28に、ガス流入通路29に連結され、搬送ガス27を第1粉体収容容器21内に供給するガス流入孔31と、ガス流出通路30に連結され、搬送ガス27を粉体26と共に第1粉体収容容器21から排出するガス流出孔32とを備える。図2は、取込ノズル22の一部を示す図であり、図3は、図2中のA−A方向から見たときの断面図である。図2、3に示すように、取込ノズル22は、その中心にガス流出孔32が設けられ、その周囲に複数のガス流入孔31が設けられている。
第1粉体収容容器21内の粉体26を搬送ガス27に同伴させる際、取込ノズル22のガス流入孔31およびガス流出孔32は、粉体26内に埋められている。搬送ガス27が、ガス流入通路29を通って、ガス流入孔31から噴出すると、搬送ガス27は、粉体26に埋没したガス流入孔31からガス流入孔31の回りに排出されることで、噴出近傍の粉体26を搬送ガス27により局部的に流動させ、搬送ガス27中に粉体26が取り込まれる。搬送ガス27と粉体26が混然とした流動体33は、ガス流出孔32から取込ノズル22の中心に設けられたガス流出通路30を通って、ガス流出通路30のガス出口側に接続されたガス搬送ラインL11に供給される。
補給部11に供給される搬送ガス27の供給速度は、5〜50L/minであることが好ましい。
なお、本実施形態においては、取込ノズル22を1つ設けるようにしているが、複数設けるようにしてもよい。例えば、図4に示すように、第1粉体収容容器2に対称的に2つの取込ノズル22を設けるようにしてもよい。取込ノズル22を2つ設ければ、後述するように、取込ノズル22の上下方向の移動に伴う負荷のバランスの調整を行い易くすることができる。
補給部11は、ノズル先端部28を粉体26中に埋めて、ガス流出孔32を搬送ガス27が通る際には、粉体26は搬送ガス27に同伴されるため、粉体26が搬送ガス27で流動性の高い粉体であるか否かなど粉体26の性状に関わらず、搬送ガス27は粉体26を含んでガス搬送ラインL11に供給される。
第1駆動部23は、第1粉体収容容器21の上部に設けられ、取込ノズル22を上下方向に移動させるものである。第1駆動部23は、取込ノズル22を上下方向に移動可能とする構成のものであればよい。本実施形態においては、第1駆動部23は、取込ノズル22を上下方向に移動するエアシリンダー35と、エアシリンダー35のロッド36と、ロッド36に連結され、取込ノズル22をクランプする把持部37とを有する。
第1駆動部23は、エアシリンダー35の高さを調整することにより、把持部37に保持されている取込ノズル22の高さを調整することができる。例えば、コンプレッサーなどのガス供給源38から圧縮ガス39がロッド36内に供給され、ロッド36内の空間に充填されるガス量を調整することで、エアシリンダー35は、ロッド36内の空間に充填される圧縮ガス39により押し上げられ、エアシリンダー35の高さを任意の位置に調整できる。圧縮ガス39の供給量は、調節弁V11により調整される。ロッド36内の空間に充填されている圧縮ガス39の排出量は、ロッド36に設けた開放弁V12により調整される。エアシリンダー35の高さが任意の位置に調整されることで、把持部37と連結した取込ノズル22の高さも任意の高さに調整される。第1駆動部23は、第1粉体収容容器21内の粉体26をガス搬送ラインL11に供給する場合には、ロッド36内の空間に充填されているガス量を減らして、取込ノズル22を下降させることで、ガス流入孔31およびガス流出孔32を粉体26中に埋める。一方、第1粉体収容容器21内の粉体26をガス搬送ラインL11に供給することを停止する場合には、図5に示すように、ロッド36内の空間に充填されているガス量を増大して取込ノズル22を上昇させ、ガス流入孔31およびガス流出孔32が粉体26の表面と接触しないようにする。
よって、補給部11は、第1駆動部23で取込ノズル22を上下方向に移動することで、搬送ガス27に粉体26を同伴させるか否かを調整することができるため、搬送ガス27の供給を停止することなく粉体26を供給の調整を行うことができる。
第1モーター24は、第1粉体収容容器21を軸方向に対して水平方向に回転させる回転駆動モーターである。第1モーター24は、回転速度を任意に変更可能である。第1粉体収容容器21はその底部の中心に回転軸41をもつ回転座42に置かれ、第1モーター24が運転して回転軸41が回転することにより第1粉体収容容器2が回転する。第1粉体収容容器21内の粉体26の排出は、取込ノズル22の先端近傍に粉体26が無くなると、停止する。第1粉体収容容器2を回転させることにより、取込ノズル22の先端近傍に粉体26が無くなることを抑制することで、粉体26の排出を安定して行うことができる。また、第1粉体収容容器21の回転数が調整されることで、搬送ガス27に同伴される粉体26の量を調整することができる。
取込ノズル22から排出される流動体33は、ガス搬送ラインL11を通って、供給部12に供給される。また、補給部11から供給部12に供給される搬送ガス27の供給速度は、5〜50L/minであることが好ましい。
(供給部)
供給部12は、本体51と、第2粉体収容容器(粉体容器)52と、補給ノズル53と、供給ノズル54と、第2駆動部55と、第3駆動部56と、第1測定部57と、第2モーター(第2回転駆動部)58と、変位センサー59A、59Bを備える。
本体51は、その内部に、第2粉体収容容器52と第2モーター58とを備える。本体51は、例えば、円筒型に形成されている。
第2粉体収容容器52は、補給部11から供給された流動体33中の粉体26を収容するものである。補給ノズル53から排出された流動体33中の粉体26は、第2粉体収容容器52で回収される。粉体26は、第2粉体収容容器52内に運転開始前に充填されていてもよいし、補給部11から補給されて充填されるようにしてもよい。運転開始時から粉体26を外部に供給できるようにするため、粉体26は第2粉体収容容器52に予め充填させておくようにすることが好ましい。第2粉体収容容器52の容量は、特に限定されるものではないが、例えば、0.30〜2Lとする。第2粉体収容容器52の容量が上記範囲内であれば、粉体26を安定して定量的に外部に供給することができる。
補給ノズル53は、補給部11から供給された流動体33を第2粉体収容容器52に供給するものである。補給ノズル53から本体51内に放出される。補給ノズル53から第2粉体収容容器52内に放出された流動体33中の粉体26は第2粉体収容容器52内に回収され、第2粉体収容容器52内の粉体26が補給される。これにより、供給部12から排出された分の粉体26が第2粉体収容容器52内に補給される。
補給ノズル53は、先端の流出口53aが本体51の上部に設けられる蓋部60から内部に挿入されている。補給ノズル53は、第2駆動部55により本体51内を上下方向に移動可能に構成されている。
供給ノズル54は、第2粉体収容容器42内の粉体26を補給部11から供給された搬送ガス27に同伴させて排出するものである。第2粉体収容容器52内に供給された搬送ガス27は、補給部11の第1粉体収容容器21から運んだ粉体26を第2粉体収容容器52内に落として第2粉体収容容器52の粉体26を補給しつつ、第2粉体収容容器52内の粉体26を取り込みながら供給ノズル54に流れる。供給ノズル54から流出した流動体61は、粉体供給通路L12を通り、溶射装置62などに供給される。
また、供給部12から射装置60に供給される搬送ガス27の供給速度は、5〜50L/minであることが好ましい。
第2粉体収容容器42内の粉体26を搬送ガス27に同伴させる際、図6に示すように、供給ノズル54の先端部54aに設けた流出口は、粉体26の表面近傍に配置され、粉体26の表面に接するか浅く進入させておくことが好ましい。これにより、供給ノズル54に流れる搬送ガス27の吸引作用で、供給ノズル54の先端の近傍にある粉体26が同時に採り込まれ、搬送ガス27に同伴して排出される。搬送される粉体26の量は、先端部54の粉体26の表面からの侵入深さや、ノズル先端54aの開口部への粉体26の侵入速度(粉体の移動速度)に依存する。なお、供給ノズル54の先端部54の流出口への粉体26の侵入速度は、第2粉体収容容器52の回転速度などに依存する。
供給ノズル54は、蓋部60から本体51の内部に挿入されている。供給ノズル54は、第3駆動部56により本体51内を上下方向に移動可能に構成されている。
なお、本実施形態では、補給ノズル53を、直接、本体51内に供給するようにしているが、例えば、図7に示すように、補給ノズル53は、本体51と粉体26の表面との間に一定の高さを保った筒状のセパレーター63を設けることが好ましい。粉体26の補給時、補給ノズル53の先端から放出される粉体26が第2粉体収容容器52の外に飛散することを抑制することができる。
第2駆動部55、第3駆動部56は、本体51の上部の蓋部60に設けられ、補給ノズル53および供給ノズル54を上下方向に移動可能とするものである。本実施形態においては、第2駆動部55、第3駆動部56としては、電動シリンダーを用いることができる。
第2駆動部55は、補給ノズル53を上下方向に移動するシリンダー本体64Aと、本体51の内部に挿入され、シリンダー本体64A内を上下方向に移動可能なロッド65Aと、ロッド65Aの下端部に固定され、補給ノズル53を把持する把持部66Aと、モーター67Aとを有する。
把持部66Aは、本体51の内部に挿入されたロッド65Aの先端部に設けられており、切り欠きが形成された半円状のリング部材で構成されている。把持部66Aは少なくとも1つの貫通孔を有している。補給ノズル53はそのうちの1つの貫通孔に挿入されて、把持部66Aの下面に設けた締結部68Aにより固定される。
また、把持部66Aのロッド65Aへの固定方法は、特に限定されないが、例えば、把持部66Aにボルト穴を設け、このボルト穴にボルトを挿入して締めることで、把持部66Aはロッド65Aの外周に固定される。なお、把持部66Aは、半円状のリング部材に限らず、円盤状のリング部材であってもよい。
第2駆動部55は、ロッド65Aの高さを調整することにより、把持部66Aに保持されている補給ノズル53の高さを調整することができる。補給ノズル53は、シリンダー本体64Aの把持部66Aをロッド65Aを介して上下方向に移動させ、補給ノズル53の先端部53aの位置を調整する。これにより、補給ノズル53の先端部53aの位置を、粉体26の高さに応じて適宜に任意の位置に調整することができる。
第3駆動部56は、供給ノズル54を上下方向に移動するシリンダー本体64Bと、シリンダー本体64B内で上下方向に移動可能なロッド65Bと、ロッド65Bに連結され、供給ノズル54を把持する把持部66Bと、モーター66Bとを有する。
把持部66Bは、本体51の内部に挿入されたロッド65Bの先端部に設けられており、把持部66Aと同様、半円状のリング部材で構成されている。把持部66Bは、把持部66Aと同様、少なくとも1つの貫通孔を有している。補給ノズル53は、そのうちの1つの貫通孔に挿入されて、把持部66Bの下面に設けた締結部68Bにより固定される。
また、把持部66Bのロッド65Bへの固定方法は、把持部66Aと同様、例えば、把持部66Bにボルト穴を設け、このボルト穴にボルトを挿入して締めることで、把持部66Bはロッド65Bの外周に固定される。なお、把持部66Bは、把持部66Aと同様、半円状のリング部材に限らず、円盤状のリング部材であってもよい。
第3駆動部56は、ロッド65Bの高さを調整することにより、把持部66Bに保持されている供給ノズル54の高さを調整することができる。供給ノズル54は、シリンダー本体64Bの把持部66Bをロッド65Bを介して上下方向に移動させ、供給ノズル54の先端部54aの位置を調整する。これにより、供給ノズル54の先端部54aに設けた流出口を粉体26の表面近傍の適性位置に調整することができる。例えば、第3駆動部56は、第2粉体収容容器52内の粉体26を粉体供給通路L12に供給する場合には、供給ノズル54の先端部54aを、第2粉体収容容器52内の粉体26の表面に向って下降する。一方、第2粉体収容容器52内の粉体26を粉体供給通路L12に供給することを停止する場合には、図8に示すように、供給ノズル54を上昇させ、供給ノズル54の先端部54aが粉体26と接触しないようにする。
第1測定部57は、第2粉体収容容器52内の粉体26の重さを測定するものである。
第2モーター58は、第2粉体収容容器52を軸方向に対して水平方向に回転させるものである。第2粉体収容容器52はその底部の中心に回転軸68をもつ回転座69に置かれ、第2モーター58が運転して回転軸68が回転することにより第2粉体収容容器52が回転する。第2モーター58は、制御装置13により運転が制御され、流動体61の供給量に応じた速度で回転軸68を回転させることができる。第2粉体収容容器46を回転させることにより、供給ノズル54の先端近傍に粉体26が無くなることを抑制することで、粉体26の取り込みを安定して行うことができる。
変位センサー59Aは、蓋部60の上部に固定されており、粉体26の表面の位置を検出するためのものである。変位センサー59Aの測定結果から、補給ノズル53の高さは制御部13により適宜任意の高さに調整される。
変位センサー59Bは、紛体供給ノズル54の先端54aと所定の高さを保持して紛体供給ノズル54に固定されており、紛体供給ノズル54の先端54aの位置を測定基準として粉体26の表面までの距離を計測するためのものである。変位センサー59Bは、第2粉体収容容器52の回転に対して描かれる相対運動の軌道上で、第2粉体収容容器52の先端54aの流出口の前方の粉体26の表面位置を検出する。これにより、前記流出口から吸い込まれる粉体26の表面位置と前記流出口との高さを事前に測定することができる。変位センサー59Bの測定結果から、供給ノズル54の高さは、制御部13により適宜任意の高さに調整される。
また、本実施形態においては、把持部66Aに補給ノズル53を固定し、把持部66Bに供給ノズル54を固定しているが、把持部66Aには他の部材を固定して備えるようにしてもよい。例えば、図9に示すように、把持部66Aの裏面に、スクレーパー71、フラップ72、およびブラシ73などを固定して垂下させることが好ましい。把持部66Aに、スクレーパー71、フラップ72、およびブラシ73を固定して垂下させることにより、第2粉体収容容器52内の粉体26の表面がならされるため、粉体26の表面を滑らかにすることができる。これにより、粉体26の表面高さの差をより正確に測定することができる。
また、図10に示すように、把持部66Bの裏面に、スクレーパー71、フラップ72、およびブラシ73などを固定して垂下させることが好ましい。把持部66Bに、スクレーパー71、フラップ72、およびブラシ73を固定して垂下させることにより、第2粉体収容容器52内の粉体26の表面がならされ、滑らかな表面にすることができる。これにより、粉体26の表面高さの差を低減できるため、供給ノズル54からの粉体26の取り込み量を安定にすることができる。
また、把持部66A、66Bには、スクレーパー71、フラップ72、およびブラシ73が全て備えられている必要はなく、これらの一つ以上を備えるようにしてもよい。
制御部13は、第1モーター24、第1測定部57、第2モーター58、変位センサー59A、59B、モーター67A、67B、調節弁V11、開放弁V12など粉体供給装置10Aを構成する各部材と連結されている。制御部13は、第1測定部57で測定された第2粉体収容容器52内の粉体26の重さ、変位センサー59A、59Bで検出された粉体26の表面の位置などに基づいて、第1モーター24、第2モーター58、モーター67A、67B、調節弁V11、開放弁V12などを制御することで、取込ノズル22の高さ、補給ノズル53の高さ、供給ノズル54の高さ、第1粉体収容容器21の回転速度、第2粉体収容容器52の回転速度などを適宜制御することができる。これにより、補給部11から供給部12への粉体26の補給量、供給部12から溶射装置60への粉体26の供給量などの調整が可能となっている。
制御部13は、例えば、制御プログラムや各種記憶情報を格納する記憶手段と、制御プログラムに基づいて動作する演算手段とを含んで構成することができる。制御部13は、供給部12への粉体26の補給量を算出するため、前記記憶手段には、試験等により、第2粉体収容容器52内の粉体26の重さと取込ノズル22の高さとの関係、第2粉体収容容器52内の粉体26の重さと第2モーター58の回転速度との関係、第2粉体収容容器52内の粉体26の重さと供給ノズル54の高さとの関係などを予め求め、算出された関係式または相関表などを記憶させておく。
制御部13は、前記関係式または相関表などに基づき、第1測定部57で測定された粉体26の重さに応じて、補給部11から供給部12への粉体26の補給量、供給部12から溶射装置60への粉体26の供給量などを任意に適宜調整することができる。粉体26の供給時には、第2粉体収容容器52内の粉体26の重さは減少するため、その変化量から、制御部13は、取込ノズル22の高さなどを調整し、補給部11からの粉体26の補給開始または停止のタイミングを制御することができる。また、制御部13は、第2モーター58の回転速度などを調整し、供給部12から溶射装置60への粉体26の供給量を制御することができる。
(第2粉体収容容器52内への粉体26の補給方法)
次に、粉体供給装置10Aを用いた粉体26の補給方法の一例について説明する。制御部13の運転の一例のフローチャートを図11に示す。
図11に示すように、第1測定部57は、第2粉体収容容器52内の粉体26の重量を測定し、測定結果が制御部13に伝達される(ステップS11)。制御部13は、第1測定部57で測定された粉体26の重量が下限値を下回っているか否か判断する(ステップS12)。本実施形態において、下限値とは、例えば、第2粉体収容容器52内の粉体26が供給ノズル54から安定して取り出されなくなる量の値をいう。
制御部13は、第1測定部57で測定された粉体26の重さが下限値未満と判定した場合(ステップS12:Yes)には、制御部13は、第2粉体収容容器51内の粉体26の量が少なくなっていると判断し、調節弁V11を閉じると共に開放弁V12を開いて、ロッド36内の空間に充填されている搬送ガス37を開放弁V12から放出する(ステップS13)。これにより、エアシリンダー35の高さは下がり、把持部37に保持されている取込ノズル22のノズル先端部28は粉体26内に埋まる。この結果、第1粉体収容容器21内の粉体26が、第2粉体収容容器51に供給される。
一方、制御部13は、第1測定部57で測定された粉体26の重量が下限値未満でないと判定した場合(ステップS12:No)には、制御部13は、第2粉体収容容器52内の粉体26をまだ溶射装置60に安定して供給できると判断する。
第1測定部57は第2粉体収容容器52内の粉体26の重量を測定し、測定結果が制御部13に伝達される(ステップS14)。制御部13は、第1測定部57で測定された粉体26の重量が上限値を超えているか否か判断する(ステップS15)。本実施形態において、上限値とは、例えば、第2粉体収容容器52で収容できる粉体26の80〜90%程度の量をいう。
制御部13は、第1測定部57で測定された粉体26の重量が、上限値を超えていると判定した場合(ステップS15:Yes)には、第2粉体収容容器51内の粉体26の量が多すぎると判断し、制御部13は、開放弁V12を閉じると共に調節弁V11を開放して圧縮ガス39をエアシリンダー35の内部に供給して、ロッド36内の空間に充填する(ステップS16)。これにより、取込ノズル22のノズル先端部28は任意の位置まで上昇して、取込ノズル22のガス流入孔31およびガス流出孔32が粉体26の表面に接触しないようにする。
その後、制御部13は、上記のステップS11に移行して、第1測定部57で第2粉体収容容器52内の粉体26の重量を再度、測定する。
一方、制御部13は、第1測定部57で測定された粉体26の重量が上限値以下であると判定した場合(ステップS15:No)には、制御部13は、第2粉体収容容器52内の粉体26が第2粉体収容容器52からまだあふれることなく溶射装置60に安定して供給できると判断する。
よって、本実施形態によれば、制御部13は、第2粉体収容容器52内の粉体26の量に応じて、第1駆動部23を制御して、取込ノズル22の高さを調整して、第1粉体収容容器21から第2粉体収容容器52内に補給される粉体26の量を調整することができる。このため、第2粉体収容容器52内の粉体26の量を安定して保持することができるため、搬送ガス27の供給を停止することなく粉体26を連続して安定して供給することができる。
このように、粉体供給装置10Aは、ガス搬送ラインL11で補給部11と供給部12とを連結しているため、補給部11に供給される搬送ガス27を供給部12で利用することができる。このため、粉体供給装置10Aは、補給部11から供給部12に粉体26を補給しながら、粉体26を供給部12から溶射装置60などに供給することができるため、供給部12から粉体26を定量的に安定して長時間連続して供給することができる。
また、粉体供給装置10Aは、第1測定部57で測定された第2粉体収容容器51内の粉体26の量に応じて、第1駆動部23を制御して、取込ノズル22の高さ、供給ノズル54の高さなどを調整することにより、補給部11から供給部12への粉体26の補給量、供給部12から溶射装置60などへの粉体26の供給量などを調整して、第2粉体収容容器51内に粉体26を所定量保つことができる。このため、粉体供給装置10Aは、補給部11から供給部12に粉体26を補給しつつ、供給部12から溶射装置60などへの粉体26の供給を連続して行うことができる。
したがって、粉体供給装置10Aによれば、従来の供給装置のように作業途中で粉体26などの原料切れによって作業を中断する必要は一切なくなり、仮に作業が長時間続く場合でも原料を外部に連続して供給することができるため、例えば、溶射装置60などで溶射作業などを行う際に、作業中断また作業再開により生じる作業負担、時間的、経済的損失を低減することができる。これにより、例えば、溶射装置に、原料をごく微少量、経時的な供給量の変動が実質的にないか変動を極めて抑制した状態で、安定的に供給することができる。
なお、本実施形態においては、粉体26を溶射装置60に供給する場合について説明したが、液晶基板のスペーサ散布装置、粉体圧縮成形、サンドブラスト装置、粉体塗装装置などでも同様に適用することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態による粉体供給装置について説明する。なお、本発明の第1の実施形態と同様の部材については、同一符号を付して重複した説明は省略する。図12は、本発明の第2の実施形態による粉体供給装置の構成を示す図である。図12に示すように、粉体供給装置10Bでは、上記図1に示す粉体供給装置10Aの補給部11が、第2測定部81を備えている。第2測定部81は、第1粉体収容容器21内の粉体26の重さを測定するものである。第2測定部81は、第1モーター24の下に設けられている。
制御部13は、さらに、第2測定部81と連結されている。制御部13は、第1測定部57および第2測定部81で測定されたそれぞれの粉体26の重量に応じて、補給部11から供給部12への粉体26の補給量、供給部12から溶射装置60への粉体26の供給量などをそれぞれ調整する。
(第2粉体収容容器52内への粉体26の補給方法)
次に、粉体供給装置10Bを用いた粉体26の補給方法の一例について説明する。制御部13の運転の一例のフローチャートを図13に示す。
図13に示すように、第1測定部57は、第2粉体収容容器52内の粉体26の重量を測定し、測定結果が制御部13に伝達され、第2測定部81は、第1粉体収容容器21内の粉体26の重量を測定し、測定結果が制御部13に伝達される(ステップS21)。
次いで、制御部13は、第1測定部57で測定された所定時間における第2粉体収容容器52内の粉体26の重量の減少量Δt1と、第2測定部81で測定された所定時間における第1粉体収容容器21内の粉体26の重量の減少量Δt2との差を算出し、第2粉体収容容器52内の粉体26の重量変化量を求める(ステップS22)。
次いで、制御部13は、この減少量Δt1と減少量Δt2との差から、第2粉体収容容器52内から排出された粉体26の正確な排出量を算出する(ステップS23)。供給部12の第1測定部57の重量変化は、供給部12から排出される粉体量と、補給部11から補給された粉体量との差になる。そのため、供給部12における粉体26の受け入れ量、すなわち、補給部11からの粉体26の補給量を算出することで、制御部13は、減少量Δt1と減少量Δt2との差から、粉体26の補給時においても供給部12からの粉体26の正確な排出量が求められる。
よって、粉体供給装置10Bによれば、第1測定部57で測定された第2粉体収容容器52内の粉体26の重さの減少量Δt1と第2測定部81で測定された第1粉体収容容器21内の粉体26の重さの減少量Δt2との差から、第2粉体収容容器52内の粉体26の正確な重量変化を求めることができるため、粉体26の補給時においても、第2粉体収容容器52からの粉体26の正確な排出量を求めることができる。したがって、粉体供給装置10Bは、供給部12から粉体26を定量的に安定して長時間連続して供給しつつ、粉体26の供給量の調整を更に精度高く安定して行うことができる。
また、制御部13は、本実施形態の粉体26の補給方法の運転に、上記第1の実施形態で説明した図11に示す粉体26の補給方法の運転も組み合わせて行うこともできる。
以上のように、本発明は、供給部12から粉体26を定量的に安定して長時間連続して供給できることから、例えば、カレンダーロール表面への耐摩耗溶射コーティング、太陽電池用シリコンの精製、大型プラズマディスプレーパネルの絶縁コーティングなどに好適に適用することができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1:カレンダーロール表面への耐摩耗溶射コーティング層の形成)
図1に示す粉体供給装置10Aを用いて、WC粉体を溶射装置に供給して、カレンダーロール表面にWC粉体を溶射し、耐摩耗性の溶射コーティング層を形成した。このとき、粉体供給装置10AはWC粉体を溶射装置に連続して24時間供給することができ、溶射装置はWC粉体を連続して24時間溶射することができた。
(実施例2:太陽電池用シリコンの精製)
図1に示す粉体供給装置10Aを用いて、金属シリコン粉体を溶融炉に供給して、金属シリコン粉体を溶解して、シリコンを精製した。このとき、粉体供給装置10Aは金属シリコン粉体を溶融炉に連続して70時間供給することができ、溶融炉は金属シリコン粉体を連続して70時間溶解することができた。
(実施例3:プラズマディスプレーパネルの絶縁コーティング層の形成)
図1に示す粉体供給装置10Aを用いて、アルミナ粉体を溶射装置に供給して、大型プラズマディスプレーパネル表面にアルミナ粉体を溶射し、絶縁性のコーティング層を形成した。このとき、粉体供給装置10Aはアルミナ粉体を溶射装置に連続して12時間供給することができ、溶射装置はアルミナ粉体を連続して12時間溶射することができた。
10A、10B 粉体供給装置
11 補給部
12 供給部
13 制御部
21 第1粉体収容容器
22 取込ノズル
23 第1駆動部
24 第1モーター(第1回転駆動部)
26 粉体
27 搬送ガス
28 ノズル先端部
29 ガス流入通路
30 ガス流出通路
31 ガス流入孔
32 ガス流出孔
33、61 流動体
35 エアシリンダー
36、65A、65B ロッド
37 把持部
38 ガス供給源
39 圧縮ガス
41、61 回転軸
42、62 回転座
51 本体
52 第2粉体収容容器(粉体容器)
53 補給ノズル
54 供給ノズル
54a 先端
55 第2駆動部
56 第3駆動部
57 第1測定部
58 第2モーター(第2回転駆動部)
59A、59B 変位センサー
60 蓋部
62 溶射装置
63 セパレーター
64A、64B シリンダー本体
66A、66B 把持部
67A、67B モーター
68A、68B 締結部
71 スクレーパー
72 フラップ
73 ブラシ
81 第2測定部
L11 ガス搬送ライン
L12 粉体供給通路
V11 調節弁
V12 開放弁

Claims (12)

  1. 粉体を収容する第1粉体収容容器と、搬送ガスを前記第1粉体収容容器内に供給するガス流入孔と前記搬送ガスを前記粉体と共に前記第1粉体収容容器から排出するガス流出孔とを具備してなる取込ノズルと、前記取込ノズルを上下方向に移動させる第1駆動部とを具備してなる補給部と、
    前記補給部から補給された搬送ガス中の前記粉体を収容する第2粉体収容容器と、前記補給部から供給された搬送ガスを前記第2粉体収容容器に搬送して前記搬送ガス中の粉体を前記第2粉体収容容器に補給する補給ノズルと、前記第2粉体収容容器内の前記粉体を前記第2粉体収容容器に供給された搬送ガスに同伴させて排出する供給ノズルと、前記補給ノズルを上下方向に移動させる第2駆動部と、前記供給ノズルを上下方向に移動させる第3駆動部とを具備してなる供給部と、
    前記ガス流出孔から排出される前記搬送ガスを前記補給ノズルに供給するガス搬送ラインと、
    を具備してなり、
    前記第2粉体収容容器の容量が、0.30〜2Lであることを特徴とする、粉体供給装置。
  2. 前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定する第1測定部と、
    前記第1測定部で測定された前記粉体の重量に応じて、前記第1駆動部を制御して、前記取込ノズルの高さを調整する制御部と、
    をさらに具備してなる、請求項1に記載の粉体供給装置。
  3. 前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定する第2測定部をさらに具備してなり、
    前記制御部は、前記第1測定部で測定された前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量と前記第2測定部で測定された前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量との差から、前記第2粉体収容容器内から排出された前記粉体の量を求める、請求項2に記載の粉体供給装置。
  4. 前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定する第1測定部と、
    前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定する第2測定部と、
    前記第1測定部で測定された前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量と前記第2測定部で測定された前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量との差から、前記第2粉体収容容器内から排出された前記粉体の量を求める制御部と、
    をさらに具備してなる、請求項1に記載の粉体供給装置。
  5. 前記第1粉体収容容器内の前記粉体を前記搬送ガスに同伴させる際、前記取込ノズルの前記ガス流入孔およびガス流出孔が、前記粉体内に埋められてなる、請求項1〜4の何れか一項に記載の粉体供給装置。
  6. 前記第2粉体収容容器内の前記粉体を前記搬送ガスに同伴させる際、前記供給ノズルの先端部に設けた流出口が前記粉体の表面近傍に配置されてなる、請求項1〜5の何れか一項に記載の粉体供給装置。
  7. 前記補給部が、前記第1粉体収容容器を軸方向に対して水平方向に回転させる第1回転駆動部をさらに具備してなる、請求項1〜6の何れか一項に記載の粉体供給装置。
  8. 前記供給部が、前記第2粉体収容容器を軸方向に対して水平方向に回転させる第2回転駆動部をさらに具備してなる、請求項1〜7の何れか一項に記載の粉体供給装置。
  9. 第1粉体収容容器内の粉体を取込ノズルのガス流入孔から前記第1粉体収容容器内に供給された搬送ガスに同伴させ、前記粉体を含む搬送ガスを前記取込ノズルのガス流出孔から排出して、
    前記粉体を含む搬送ガスを、ガス搬送ラインを通って補給ノズルに供給して、
    前記補給ノズルから供給された搬送ガスを、容量が0.30〜2Lの第2粉体収容容器に搬送して前記搬送ガス中の粉体が前記第2粉体収容容器に補給されると共に、前記第2粉体収容容器内の前記粉体を前記第2粉体収容容器に供給された搬送ガスに同伴させて供給ノズルから排出することを特徴とする、粉体供給方法。
  10. 前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定し、測定された前記粉体の重量に応じて、前記取込ノズルの高さを調整する、請求項9に記載の粉体供給方法。
  11. 前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量をさらに測定し、前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量と前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量との差から前記第2粉体収容容器内から排出された前記粉体の量を求める、請求項10に記載の粉体供給方法。
  12. 前記第1粉体収容容器および前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量を測定し、前記第2粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量と前記第1粉体収容容器内の前記粉体の重量の減少量との差から前記第2粉体収容容器内から排出された前記粉体の量を求める、請求項9に記載の粉体供給方法。
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