JP5746729B2 - 建築物用防水シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビルの出入り口、地下鉄の出入り口等の建築物に設けられる開口部から建築物内への水の流入を防止するための建築物用防水シート装置の技術分野に関するものである。
一般に、台風や集中豪雨等の天災、或いは河川が増水することによる堤防の決壊、あるいは高潮、津波等の水害によって、建築物の開口部から内部へと水が流入することがあり、このため、開口部に防水シート装置を設けて水の流入防止を図ったものがあり、このような防水シート装置としては、例えば特許文献1に示されるように、開口部の屋外側部位に防水シートを張設して水の流入を防止するようにしたものがある。
ところでこの場合、防水シートの左右両端縁と開口部の左右両端縁とのあいだを防水構造にする必要があり、そこでこのものは、開口部である通路の側壁の屋外側面に補助支柱を防水状に立設し、該補助支柱の屋外側面に形成の凹溝に弾性があるシール材を埋設したものとし、そして開口部の床下に収納される防水シートを上方に引き出して補助支柱の屋外側面に当てがった状態で、防水シートの屋外側面から押さえ支柱を当てがい、係止部材で押さえ支柱を補助支柱に対して押圧状に固定することにより、防水シートを、弾性変形したシール材と共に変形させて補助支柱と押さえ支柱とのあいだに挟み込むことで水密状に封止するようにしていた。
特開2013-36203号公報
しかしながらこのものでは、側壁の屋外側面に補助支柱が別途必要になって部品点数が多くなるうえ、補助支柱は、側壁に対して防水状に立設する必要があるため補助支柱の組み立てに手間がかかるという問題がある。しかも補助支柱が側壁から屋外側に突設されることになって外観を損なうというだけでなく、補助支柱が屋外側に突出した分、防水シートの収納スペースが屋外側にずれ込んでしまうため、このような収納スペースを確保できないところでは建築物用防水シート装置自体を設置できないという問題があるうえ、突出した補助支柱が通行の妨げとなって通行人や手荷物等が引っかかったりする問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、建築物躯体に形成される開口部の屋外側に設置される床下収納部と、該床下収納部に引き上げ可能な状態で収容され、下端縁が水密状に封止され、前記引き上げた状態では左右両側部が躯体側部材に対して屋外側で対向する防水シートと、前記引き上げられた防水シートの左右両側部に沿うようそれぞれ設けられる左右のシール材と、前記防水シート及びシール材を屋内外方向に挟む状態で躯体側部材に対して屋外側で対向するよう着脱自在に立設される押さえ柱とを備え、前記押さえ柱の立設に伴うシール材の押圧変形により防水シート左右両側部と躯体側部材とのあいだを水密状に封止するように構成した建築物用防水シート装置において、前記躯体側部材は、開口部の左右両側部を構成している開口部縦枠であり、防水シートは、上端縁が横長状の支持部材により展張状に支持されるものであり、該支持部材の左右両端縁には屋内側に向けて突出する係止部材が設けられ、該係止部材を屋内側に向けて移動させることで、係止部材が開口部縦枠の左右方向外側面に設けた係止受け部に係脱自在に係止することになって左右係止部材の開口部縦枠側への保持ができるものであり、前記支持部材には、左右係止部材が開口部縦枠の左右方向外側面から離間していて支持部材を係止部材に遊嵌できる状態と、当接していて支持部材が開口部縦枠を挟持する状態とのあいだの長さ調整をするための長さ調整部材が設けられていることを特徴とする建築物用防水シート装置である。
請求項2の発明は、前記シール材は、開口部縦枠、押さえ柱、防水シートの何れかに少なくとも一つが設けられていることを特徴とする請求項1記載の建築物用防水シート装置である。
請求項の発明は、長さ調整部材はターンバックルであることを特徴とする請求項1又は2記載の建築物用防水シート装置である。
請求項の発明は、係止部材は、防水シートの左右両端縁を係止部材に当接または近接対向させることで展張姿勢の位置決めをするための位置決め部材となっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築物用防水シート装置である。
請求項の発明は、シール材を押圧変形せしめるよう押さえ柱を組み付けるための押圧係止金具が押さえ柱と開口部縦枠との左右方向外側面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1記載の建築物用防水シート装置である。
請求項の発明は、押さえ柱の上端部は、開口部縦枠とのあいだに隙間を存するよう切欠き部が形成され、該切欠き部の下部に前記支持部材の左右端部が配され、切欠き部の上部には、支持部材側に設けられた補助部材が開口部縦枠の屋外側面と近接対向または当接するように配されていて、係止部材が左右外方に拡開する方向の負荷を受けたとき補助部材が開口部縦枠の屋外側面を押圧して該負荷を開口部縦枠で受けるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築物用防水シート装置である。
請求項の発明は、補助部材は、係止部材を介して支持部材に設けられていることを特徴とする請求項記載の建築物用防水シート装置である。
請求項の発明は、左右の開口部縦枠の中間には補強縦柱が着脱自在に立設され、該補強縦柱と左右開口部縦枠とは補強横柱を介して連結補強されるものであり、開口部縦枠の左右方向内側面には補強横柱の左右方向外端に設けた係合突起が嵌入する嵌入孔が形成された孔形成部材が組み込まれ、補強縦柱の左右両側面には、補強横柱の左右方向内端に設けた係止フックを上側から係止できるフック受けが形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建築物用防水シート装置である。
請求項の発明は、開口部縦枠は中空状であり、開口部縦枠内には、シール材を内嵌するために形成される凹溝の溝底面と孔形成部材の孔底面と開口部縦枠内面とに固着される補強部材が設けられていることを特徴とする請求項記載の建築物用防水シート装置である。
請求項1の発明とすることにより、開口部を防水するにあたり、防水シートの左右両側部と躯体側部材とのあいだをシール材の押圧変形によって水密状に封止するものでありながら、躯体側部材を、開口部の左右両側部を構成する縦枠(方立)としたものであるから、該開口部縦枠を、防水シートを水密状に封止するための防水シート装置の構成部材の一つとして有効利用することができて、部材の兼用化が図れる。従って、従来のもののように防水シート装置のための補助支柱を別途設けて、該補助支柱と押さえ柱とのあいだに防水シートを水密状に挟持する必要がなくなって、組み付けを簡単なものにすることが出来るとともに部品点数を少なくすることが出来る。また、補助支柱が設けられることによって外観が損ねられたり、通行の妨げになるといった問題も発生することがない。さらに補助支柱を立設しない分だけ床下収納部を躯体に近づけた状態で設置できるため、省スペース化も図ることが出来る。しかも、防水シートの躯体縦枠への係止は、防水シート上端縁にあって該防水シートを支持する支持部材の左右両端縁に突設される係止部材によって縦枠の屋外側面ではなく左右方向外側面でなされるため、引っかかったりして通行の妨げになることがないうえ、外観も損なうことがない。そしてこのように支持部材の係止を縦枠の左右外側面で行うものでありながら、支持部材の長さは、長さ調整部材により支持部材が縦枠の左右方向外側面に遊嵌する状態と当接する状態とに調整出来るため、支持部材の縦枠左右外側面への組み込みおよび係止作業が容易かつ確実になる。
請求項2の発明とすることにより、シール材は開口部縦枠、押さえ柱、防水シートの何れに設けても良いことになって、防水シート装置が設置される状況に応じてシール材の取り付け箇所を選択することが出来ることになり、設計の自由度の高い防水シート装置とすることが出来る。
請求項の発明とすることにより、支持部材の長さ調整部材を、ターンバックルを用いて簡単に構成することが出来る。
請求項の発明とすることにより、係止部材は、さらに防水シートを展張姿勢に位置させるための位置決め部材としても機能するため、部材の兼用化を図ることが出来る。
請求項の発明とすることにより、押さえ柱を縦枠に押圧状に係止するための金具が、従来のように補助支柱の上面でなく、縦枠左右外側面に設けられることになって、外観を損ねることがないだけでなく、引っかかったりして通行の妨げになることもない。
請求項の発明とすることにより、防水シートが水圧を受けることにより支持部材が屋内側に撓む方向の負荷を受けることに伴い係止部材が左右外方に拡開して係止受け部から外れようとしたときに、支持部材側に設けた補助部材が躯体側縦枠の屋外側面を押圧することになって前記拡開規制をすることになり、この結果、係止部材の抜け止め補強ができることになってより高い防水機能を発揮できることになる。
請求項の発明とすることにより、係止部材が補助部材を支持部材に設けるための取付け部材に兼用化されることになる。
請求項の発明とすることにより、中間に補強縦柱を設け、該補強縦柱と縦枠とを補強横柱で連結して補強するものでありながら、該補強横柱と縦枠との連結は、補強横柱に設けた係合突起と縦枠に形成した嵌入孔との嵌合でなされることになって、縦枠には嵌入孔が形成されることになり、従って縦枠に左右方向内側に突出する係止フックを設ける必要がなくなって縦枠の外観を損ねてしまうことがない。
請求項の発明とすることにより、シール材が内嵌される凹溝の溝底面と孔形成部材の孔底面との補強を1つの補強部材によって行うことが出来て、補強部材の兼用化が図れる。
(A)、(B)は、それぞれ建築物用防水シート装置が設けられた躯体開口部の斜視図、および部分拡大斜視図である。 建築用防水シート装置の蓋が取り外された様子を示す平面図である。 床下収納箱に補強縦柱、補強横柱、押さえ柱が収納された様子を示す側面断面図である。 床下収納箱の斜視図である。 補強縦柱、補強横柱が立設された様子を示す正面図である。 補強横柱の左右両端部を示す平面断面図である。 (A)、(B)は、それぞれ補強横柱の縦枠との係合を示す斜視図および正面部分断面図である。 (A)、(B)、(C)は、それぞれ補強横柱の補強縦柱との係合を示す作用説明図である。 開口部に防水シートが取付けられた様子を示す正面図である。 開口部に防水シートが取付けられた様子を示す平面断面図である。 開口部に取付けられた防水シートの要部を示す平面断面図である。 (A)および(B)は、それぞれ支持部材の要部を示す正面図および平面図である。 (A)、(B)、(C)は、それぞれ支持部材の補強縦柱への係合を示す平面図、側面図、斜視図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は、それぞれ支持部材の縦枠への係合を示す作用説明図である。 押さえ部材と縦枠との係止を示す側面図である。 (A)、(B)は、それぞれ押さえ柱と縦枠との係止を示す要部拡大側面図、引き寄せ金具と受け金具との係止を示す説明図である。 (A)、(B)は、それぞれ押さえ柱の取付け前と取り付け後とを示す平面断面図である。 防水シートが押さえ柱と縦枠とのあいだに挟持された状態を示す部分斜視図である。 (A)、(B)は、それぞれ防水シート装置の第二、第三の実施の形態を示す平面断面図である。 (A)、(B)は、それぞれ防水シート装置の第四、第五の実施の形態を示す平面断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図中、1は建築物の開口部であって、該開口部1は、共に躯体に一体に固定される左右両側の縦枠2、2、上枠3、下枠4で枠組み構成されている。
そして、該開口部1の屋外側の床面Gには、本発明の建築用防水シート装置Aが収納される箱状の床下収納箱(床下収納部)5が、開口端面(上端面)5aを床面Gと略同一高さとなるようにして埋設されている。この開口端面5aより低い部分には開口端面5aに沿って段差状となった段差面5bが形成されていて、該段差面5bに蓋6が嵌り込むことによって防水シート装置Aの不使用時には床下収納箱5が床面Gと同一高さに覆蓋されるようになっており、これによって通常時には該防水シート装置Aの上を通行人が支障なく通行できるようになっている。
前記開口端面5aは、左右縦枠2、2と対向する部位が段差面5bと同じ高さに切欠かれた切欠き面5cとなっており、ここに左右縦枠2、2の下端部が組み込み固定されるようになっている。そして該組み込み固定された左右縦枠2、2の屋外側面2aと床下収納箱5の屋内側内壁面5dとは面一状となるように設定され、これら縦枠屋外側面2aと床下収納箱5の屋内側内壁面5dには、縦方向に直線状となる凹溝2d、5eがそれぞれ形成され、該凹溝2d、5eに後述する中空状のシール材(本実施の形態ではシリコーン製のガスケットを採用)8が嵌入され接着固定されている。尚、前記左右縦枠2、2に嵌入されるシール材8は、本実施の形態では縦枠2、2の上端に至るまで一体組み込みされている。そして左右縦枠2、2の左右方向外側面2cには、躯体側壁面(本実施の形態ではガラス面)9の端部が組み込まれ、屋内側部位には自動開閉するスライドドア10が組み込まれている。
該床下収納箱5は、左右方向の幅が左右両縦枠2、2のあいだの距離よりも幅広に形成されており、該床下収納箱5内には、左右方向の幅が縦枠2、2のあいだの距離よりも幅広に形成された防水シート11がジグザグ状に折りたたみ収納されている。さらに該防水シート11の上側には、後述する補強縦柱12、補強横柱13、押さえ柱14が長手方向を左右方向に向けて収納されている。そして防水シート装置Aを使用する際には、床下収納箱5の蓋6を外し、該床下収納箱5に収納されているこれらの部材を取り出して後述するようにして組み立てることで開口部1の防水がなされるようになっている。
床下収納箱5の床面5fには、長板状の第一、第二の固定部材15、16が屋内外方向に並列配設されており、該第一、第二固定部材15、16は、床面5fとのあいだに前記防水シート11の下端縁11aを挟持した状態で床面5fに対してビス固定されている。そして、該シート下端縁11aは、床面5fに固定された部位から連続する部位が、第一固定部材15の屋内側面15aと床下収納箱5の屋内側内壁面5dとのあいだに挟持された状態で上方に向く立ち上がり部11bとなっており、該立ち上がり部11bと屋内側内壁面5dとのあいだに接着剤Cが充填されることで、防水シート11のシート下端縁11aが床下収納箱5の屋内側内壁面5dに対して水密状に封止取付けされている。
尚、接着剤Cは、さらに前記シール材8にも封止状に接着固定されている。
床下収納箱5内の左右縦枠2、2と屋内外方向に対向する部位であって、第一固定部材15の屋外側位置には、押さえ柱14の下端部14aを嵌入組み込みするための押さえ柱嵌入孔5gが形成されているが、該押さえ柱嵌入孔5gの屋外側面部は、下側ほど屋内側に偏寄する傾斜面5hとなっている一方、押さえ柱14の下端部14aも、これに対応するよう屋外側面部が下側ほど屋内側に偏寄する傾斜面14bとなっている。そして押さえ柱14は、下端部14aを押さえ柱嵌入孔5gに嵌入組み込みした場合に、屋内側に向けて偏寄するよう嵌入ガイドされる。
床下収納箱5の左右方向中間部(本実施の形態では左右方向中央部)には、四角柱形状をした前記補強縦柱12が立設されるための立設孔5jが床下収納箱5の屋内側内壁面5dよりも屋内側に突出するようにして形成されているが、該立設孔5jの開口端部は、床下収納箱5の開口端面5aと、これよりも低い段差面5bと、これらを連結する縦連結面5kとにより段差状となっており、該段差状の開口端部には補強縦柱12の外側面に突出形成される鍔部12aが縦連結面5kに嵌入して前記低い段差面5bに当接するよう嵌着するまで補強縦柱12を立設孔5jに差し込むことで、補強縦柱12は所定の高さで立設されるよう立設孔5jに対して組み込まれるようになっている。
因みに蓋6は、立設孔5j部分が屋内側に突出した構造になっており、これによって立設孔5jは防水シート11の不使用時には蓋6によって覆蓋されるようになっている。
また、床下収納箱5の底面には、該床下収納箱5に浸入した水を排出するための排出路17が形成されている。
前記補強横柱13は、四角柱形状をしており、左右縦枠2、2と補強縦柱12とのあいだに横設されることで防水シート装置Aを補強するものであるが、該補強横柱13の左右方向外端には左右方向外方に向けて係合突起13aが突設される一方、内端には係止フック13bが補強横柱13の下面よりも下方に突出するよう設けられている。そして補強横柱13は、図7に示すように、左右外端側が低くなる傾斜状態で係合突起13aを縦枠2の左右方向内側面に組付けられた孔形成部材2bに形成の嵌入孔2hに嵌入し、しかる後、係止フック13bを、補強縦柱12の左右外面に設けた横柱用のフック受け12bに上側から嵌入せしめて補強横柱13の下端面をフック受け12bに当接させることにより補強横柱13が縦枠2と補強縦柱12とのあいだに水平懸架状に仮組み付けされるようになっている。
尚、7は、板状部材を折曲して階段状に4面を形成してなる補強部材であるが、該補強部材7は、屋内側端面7aが縦枠2の左右方向内側面の内面に溶着等により固定され、屋外側端面7bが凹溝2dの溝底面の溝底面2eに同じく固定されており、これによって凹溝2dの変形防止がなされている。また、このように両端面7a、7bが縦枠2に固定されることで孔形成部材2bの孔底面2gが屋外側端面7bの隣に形成される面部7cに当接するようになっており、これによって孔形成部材2bの孔底面2gは面部7cによって補強支持されるようになっている。
また、嵌入孔2hの開口端2fは、防水シート装置Aの不使用時には適宜の蓋体により塞いでおくことで、嵌入孔2bから縦枠2内への雨水やゴミ等の侵入を防止することが出来るようになっている。
一方、図8に示されるように、補強横柱13の左右内端側下面には、補強縦柱12側に向けて出没自在なロック棒19aが設けられたロック部材(プッシュボルト)19が設けられており、補強横柱13が前記仮組み付けされた状態でロック棒19aを補強縦柱12側に向けて押し操作すると、該ロック棒19aがフック受け12bおよび係止フック13bの補強横柱13の下面から下方に突出した部位に形成の第一、第二貫通孔12e、13cに貫通して係止フック13bのフック受け12bからの抜け止めがなされた状態にロック保持され、これによって補強横柱13が補強縦柱12に対して抜け止めされた状態で水平状に取付けられるようになっている。
尚、ロック棒19aのロック解除はロック部材19に設けた解除ボタン19bを押し操作することでできるようになっているが、このロック部材19は汎用技術を採用したものであって、その詳細については省略する。
因みに本実施の形態では、補強縦枠12については1本、補強横柱13については左右2本の構成としたが、これに限定されるものでなく、必要において増減できることは言うまでもない。
前記防水シート11は、幅員(左右横幅)が左右縦枠2、2の左右外側面間の長さよりも幅広に形成された防水性を有するシート体で形成されたものであって、該防水シート11の上端縁11cはシート体が折り返されたものを一体化することで筒状部11dとなっており、該筒状部11dに左右方向に長い棒状の支持部材18が左右方向移動自在に貫通されることで防水シート11を左右方向展張状に支持できるようになっている。
防水シート11の上端縁11cには、防水シート装置Aの組み立て作業者が支持部材18を直接把持して防水シート11を引き上げることができるよう切欠き部11e、11f、11gが適宜間隔を存して複数形成されるが、本実施の形態においては、左右縦枠2側に偏寄した第一、第三の切欠き部11e、11gと補強縦柱12対応部位の第二の切欠き部11fとの3箇所になっている。
尚、本実施の形態では、防水シート11の上端左右両コーナー部にも第四の切欠き部11hが形成されている。
支持部材18の第二切欠き部11f対応部位には、係止プレート18aが屋内側に向けて突設されているが、該係止プレート18aは、前記補強縦柱12の天面板12cに形成の係止受け部12dに係脱自在に係止されるようになっており、これによって支持部材18の中間部を補強縦柱12に係止できるようになっている。
尚、補強縦柱12の天面板12cは、屋外側に延設され、延出先端12fが上方に向けて折曲されていて支持部材18を下側および屋外側から受け止め支持できるようになっている。
因みに、係止プレート18aは、基端部が支持部材18に移動自在に外嵌取り付けされている。
前記支持部材18の左右両端部には屋内側に向けて係止部材18bが延設され、該係止部材18bには屋内側端が開口し、屋外側が溝奥となるよう係止溝18cが形成されている。一方、左右縦枠2の左右外側面には支持プレート20が一体的に取付けられ、該支持プレート20には、係止受け部20aが左右方向外方に向けて突設されている。また、支持部材18の前記第三切欠き部11gに対応する部位にはターンバックル18dが介装されているが、該ターンバックル18dによって支持部材18の長さ調整ができるようになっている。
そして支持部材18を、左右の係止部材18b、18bが左右の支持プレート20、20とのあいだに隙間Uを存して遊嵌状に外嵌する長さとなるようターンバックル18dにより長さ調整をし(既にこのような長さ調整がなされている場合にはこの長さ調整は不要となる。)、しかる後、図14(A)、(B)に示すように、左右係止部材18b、18bを屋内方向に移動させて係止溝18cを係止受け部20aに外嵌する。そして係止受け部20aを係止溝18cの溝奥部まで移動せしめることで左右係止部材18bが縦枠2側とのあいだに隙間Uを存した遊嵌状の保持ができるようになっている。尚、係止受け部20aは、左右方向外端面が係止溝18cの溝幅よりも大径となっており、これによって係止部材18bが縦枠2の左右方向外方へ抜け出ないようになっている。
そしてこの状態で、図14(C)に示すように、ターンバックル18dを操作して支持部材18を、左右係止部材18bの左右内側面が躯体側である支持プレート20に当接するよう長さ調整することで左右係止部材18bを縦枠側に対して当接する位置まで移動させて係止部材18bが支持プレート20を介して縦枠2を挟持する状態で支持部材18が取付け保持されるようになっている。
そしてこの挟持状の取付け保持状態になったら、図14(D)に示すように、防水シート11の左右両端部をそれぞれ左右方向外方に引張って第四切欠き部11hの左右外端縁を係止部材18bに当接させるか近接対向させることで防水シート11の展張姿勢の位置決めができるようになっている。
一方、前記押さえ柱14は、前述したように下端部14aが押さえ柱嵌入孔5gに嵌入組み込みされることで前記縦枠2に支持した防水シート11の左右両端縁部を挟むようにして左右縦枠2の屋外側面に対向するよう立設されることになるが、該押さえ柱14の屋内側面には平面視で嘴状の突条14cが形成されている。そして、前記立設した状態の押さえ柱14を、該押さえ柱14の上端部左右方向外側面に設けた引き寄せ金具14dを介して縦枠2側に引き寄せ固定することで前記突条14cによる水密状の防水ができるようになっている。
つまり、前記縦枠2の左右方向外側面に固定の支持プレート20には、係止受け部20aよりも下側に位置して受け金具20bが突設されるが、図16に示すように、前記引き寄せ金具14dに設けた引掛け金具14eを受け金具20bに係止した状態で、アジャストレバー14fを屋外側に向けて揺動操作することで、押さえ柱14が縦枠2側に押さえ付け固定されることになり、これにより前記突条14cの先端部(屋内側端部)が前記縦枠2及び床下収納箱5に形成の凹溝2d、5eに強制的に没入することになって、該凹溝2d、5eに埋設したシール材8を、防水シート11の左右両端部を突条14cとシール材8とのあいだで水密状に挟持する状態で該シール材8を押圧変形させることになり、これによって押さえ柱14と縦枠2とのあいだの防水(封止)がなされるようになっている。
因みに、防水シート11の第四切欠き部11hは、下縁がアジャストレバー14fの下側に位置する設定となっており、また押さえ柱14に形成される突条14cはアジャストレバー14fよりも上側位置までシール材8の押圧変形をするように設定されている。
尚、本実施の形態では、押さえ柱14を縦枠2に固定した状態ではアジャストレバー14fの屋外側端部が押さえ柱14の屋外側面よりも突出しているが、固定した状態で屋外側端部が押さえ柱14の屋外側面よりも突出しないようアジャストレバー14f若しくは押さえ柱14を調整して実施しても良いことは勿論であり、このようにした場合には突出部位に何かが引っかかってアジャストレバー14fが不用意に外れてしまうことを回避できるという利点がある。
押さえ柱14の上端部屋内側部位は、縦枠2の屋外側面に対して隙間Sを存するよう切欠き部14gが形成されており、該隙間Sの下部位に前記支持部材18の左右両端部が配された状態になっている。また隙間Sの上部位には、前記支持部材18に固定の係止部材18bの左右内側面から左右方向内方に向けて突設した補助部材18eが、支持部材18よりも上側に位置し、凹溝2dを左右方向内方に向けて超える状態で縦枠2の屋外側面に近接対向するか当接する状態で配設されている。そして防水シート11が水圧等の負荷を受けたことにより、左右係止部材18bの屋内側端が拡開する方向の負荷を受けたとき、補助部材18e、18eが縦枠2、2の屋外側面に押圧し、これによって前記負荷を縦枠2、2でも受けることができるようになっている。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、防水シート装置Aを用いて躯体開口部1からの水の流入を防止するにあたっては、開口部1の屋外側床面Gに埋設される床下収納箱5の蓋6を取り外して該床下収納箱5に収納される補強縦柱12、補強横柱13、押さえ柱14を取り出し、しかる後、補強縦柱12を立設孔5jに嵌入組み込みして立設し、次に補強横柱13を、左右縦枠2と補強縦柱12とのあいだに横設する。次いで、防水シート11の適宜の切欠き部11e〜11hから露出する支持部材18を把持して引き上げ、係止プレート18aを係止受け部12dに係止する一方、左右の係止部材18bの係止溝18cを縦枠2側の支持プレート20に設けた係止受け部20aに係止し、しかる後、ターンバックル18dを用いて係止部材18bが支持プレート20に当接するよう支持部材18の長さ調整をする。その後、防水シート11の第四切欠き部11h端が係止部材18bに当接するか近接対向する位置まで引張って展張姿勢の位置決めをする。しかる後、押さえ柱嵌入孔5gに嵌入することで立設した押さえ柱14を、引き寄せ金具14dを用いて縦枠2に引き寄せる状態で固定することで防水シート装置Aの組み立てが終了する。
以上記載されたように、シール材8を躯体開口部1の左右両側部を構成する縦枠2、2に設けたことによって、躯体の開口部1を構成する縦枠2、2が、シール材8を支持する部材として利用されるのみならず、押さえ柱14とのあいだに挟持される防水シート11を支持し、さらに防水シートを水密状に封止する部材としても利用することができる。このように縦枠2、2を防水シート装置の構成部材の一つとして有効利用することによって部材の兼用化が図られることになり、シール材を支持し、押さえ柱とのあいだに挟持される防水シートを水密状に封止するための専用の補助支柱を従来のように別途設ける必要がない。
従って、部品点数の削減を図ることが出来る。また、開口部縦枠2の屋外側面2aに補助支柱を設けることによって外観が損なわれてしまうこともないうえ、補助支柱が該開口部を出入りする通行人の通行の妨げになることもない。
さらに、補助支柱を設けないことによって、補助支柱設置分だけ床下収納部を躯体に近づけた状態で設置できるため、省スペース化も図ることが出来る。
そして、防水シート11の縦枠2、2への保持は、支持部材18の左右両端縁に設けられる係止部材18bを縦枠2の左右方向外側面に設けた係止受け部20aに係止することでなされるため、係止受け部20aが屋外側に向けて突出してしまうことがなく、通行の妨げになることがないとともに、屋外側に突出することによって外観が損なわれるようなこともない。さらにこのものでは支持部材18の縦枠2への係止を縦枠2の左右方向外側面で行うものでありながら、ターンバックル18dによって支持部材18の長さを調整することが出来るため、支持部材18の縦枠左右外側面への係止作業が容易かつ確実になる。
また、係止部材18bは、防水シート11を展張姿勢に位置させるための位置決め部材としても機能するため、部材の兼用化を図ることが出来る。
さらにまた、押さえ柱14の引き寄せ金具14dは、縦枠左右外側面に設けられることになって、天板面に設けられたもののように外観を損ねることがないだけでなく、通行人に引っかかったりする惧れもない。
その上、張設した防水シート11が水圧を受けることによって、支持部材18が屋内側に撓む方向の負荷を受けることになり、これによって係止部材18bの屋内側端が左右外方に拡開して係止受け部から外れようとしたときに、補助部材18eが躯体側縦枠2の屋外側面2aを屋内側に押圧することになって係止部材18bの左右方向への拡開を規制することになり、この結果、係止部材18bの縦枠2からの抜け止め補強ができることになってより高い防水機能を発揮できることになる。
また、補助部材18eは係止部材18bに一体的に取り付けられるため、係止部材18bが補助部材18eを支持部材18に設けるための取付け部材として機能することになり、部品の兼用化を図ることが出来る。
さらにまた、補強横柱13と縦枠2との連結は、補強横柱13に設けた係合突起13aを縦枠2に形成した孔形成部材2bの嵌入孔2hに嵌合することでなされるため、縦枠2に左右方向内側に突出する受け金具を設ける必要がなくなり、縦枠の外観を損ねてしまうことがないばかりでなく、縦枠から受け金具が突出することによって通行が妨げられることもない。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものでないことは勿論であって、開口部の間口幅が狭いような場合には補強縦柱がないものでも実施することができ、この場合、左右縦枠同士を補強横柱で連結して補強することになる。また、間口幅が広いような場合には補強縦柱を2本以上とすることもでき、この場合には隣接する補強縦柱同士を補強横柱で連結して補強することになる。
また、前記本実施の形態では、縦枠2の屋外側面2aに凹溝2dを形成してシール材8を埋設し、押さえ柱14に設けられた突条14cによって防水シート11の左右両端部を押圧することでシール材8を変形させて防水シート11と縦枠2とのあいだを水密状に封止するよう構成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図19(A)に示す第二の実施の形態のように、縦枠21に突条21aを形成する一方、押さえ柱22にはシール材23が埋設される凹溝22aを形成して、押さえ柱22を立設することによって縦枠21に形成の突条21aが防水シート24を挟む状態でシール材23を押圧変形し、これによって防水シート24と縦枠21とのあいだを水密状に封止するものに構成しても良い。このような構成とした場合は、縦枠に凹溝を形成する必要がないため、既存のものを利用可能となる。また、シール材23は押さえ柱22に設けられることになるため、不使用時には床下収納箱に収納された状態となってシール材23の劣化を防ぐことが出来る。
また、図19(B)に示す第三の実施の形態のように、防水シート25にシール材26を接着剤や粘着剤等の適宜の固着手段を介して取り付ける一方、縦枠27に該シール材26が嵌入する形状の凹溝27aを形成し、押さえ柱28を立設して防水シート25のシール材26を凹溝27aに向けて押圧変形せしめることで防水シート25と縦枠27とを水密状に封止するよう構成しても良い。このような構成とした場合、シール材26は縦枠27、押さえ柱28の何れにも設ける必要がない。また、シール材26は防水シート25に設けられることになるため、不使用時には床下収納箱に収納された状態となってシール材26の劣化を防ぐことが出来る。
また、シール材は、前記第一、第二の実施の形態では凹溝2d、22a内に表面が没入した状態にし、突条14c、21aで弾性変形させる構成としたが、これに限定されるものでなく、例えば図20(A)に示す第一の実施の形態に準じた第四の実施の形態のように、シール材31の表面(屋外側面)を縦枠32の凹溝33から突出したものとし、この突出した部位を平面状の押さえ柱34の屋内側面で押圧変形させるようにしてもよい。このように構成することで押さえ柱34に防水シート35を介してシール材31を押圧変形させるための突条を別途設ける必要がなく、押さえ柱の汎用性を高くすることが出来る。
さらに、シール材は、第一乃至第四の実施の形態では左右各縦枠、防水シート、押さえ柱のいずれかに1つ設けて構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図20(B)に示す第五の実施の形態のように、各縦枠35の屋外側面35aに複数(本実施の形態では2つ)の上下方向を向く凹溝35a、35aを左右並列状に設けて該凹溝35a、35aにシール材36、36をそれぞれ埋設するとともに、押さえ柱37の屋内側面には前記凹溝35a、35aに対向する部位に突条37a、37aを形成して、押さえ柱37の立設によって突条37a、37aが防水シート38を介してシール材36、36を押圧変形させ、これによって防水シート38と縦枠35のあいだを複数の水密構造で封止されるように構成しても良く、この場合にはより高い水密性が確保できる。
要は、シール材は、開口部縦枠、押さえ柱、防水シートの何れかに少なくとも一つが設けられていれば本発明を実施することが出来るのであり、この場合、一つの縦枠と防水シートとのあいだのシール材を用いた封止構造を複数とした場合には、より水密性を高めた防水シート装置とすることが出来る。
またシール材は、防水シート装置を組み付ける際に凹溝に組み込んだり(無理嵌め状であることが好ましい)、防水シートに両面粘着テープを用いて貼着するものとして、該装置の不使用時にはシール材を床下収納箱に収納する構成にしても良く、この場合、シール材の屋外露出が回避されることになってシール材の劣化防止が図れることになる。
本発明は、開口部から建築物内への水の流入を防止するためにビルの出入り口や地下鉄の出入り口等に設けられる防水装置の技術分野に利用することができる。
1 開口部
2 縦枠
2a 縦枠屋外側面
8 シール材
11 防水シート
11a 上端縁
14 押さえ柱
A 建築用防水シート装置

Claims (9)

  1. 建築物躯体に形成される開口部の屋外側に設置される床下収納部と、
    該床下収納部に引き上げ可能な状態で収容され、下端縁が水密状に封止され、前記引き上げた状態では左右両側部が躯体側部材に対して屋外側で対向する防水シートと、
    前記引き上げられた防水シートの左右両側部に沿うようそれぞれ設けられる左右のシール材と、
    前記防水シート及びシール材を屋内外方向に挟む状態で躯体側部材に対して屋外側で対向するよう着脱自在に立設される押さえ柱とを備え、
    前記押さえ柱の立設に伴うシール材の押圧変形により防水シート左右両側部と躯体側部材とのあいだを水密状に封止するように構成した建築物用防水シート装置において、
    前記躯体側部材は、開口部の左右両側部を構成している開口部縦枠であり、
    防水シートは、上端縁が横長状の支持部材により展張状に支持されるものであり、
    該支持部材の左右両端縁には屋内側に向けて突出する係止部材が設けられ、該係止部材を屋内側に向けて移動させることで、係止部材が開口部縦枠の左右方向外側面に設けた係止受け部に係脱自在に係止することになって左右係止部材の開口部縦枠側への保持ができるものであり、
    前記支持部材には、左右係止部材が開口部縦枠の左右方向外側面から離間していて支持部材を係止部材に遊嵌できる状態と、当接していて支持部材が開口部縦枠を挟持する状態とのあいだの長さ調整をするための長さ調整部材が設けられていることを特徴とする建築物用防水シート装置。
  2. 前記シール材は、開口部縦枠、押さえ柱、防水シートの何れかに少なくとも一つが設けられていることを特徴とする請求項1記載の建築物用防水シート装置。
  3. 長さ調整部材はターンバックルであることを特徴とする請求項1又は2記載の建築物用防水シート装置。
  4. 係止部材は、防水シートの左右両端縁を係止部材に当接または近接対向させることで展張姿勢の位置決めをするための位置決め部材となっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築物用防水シート装置。
  5. シール材を押圧変形せしめるよう押さえ柱を組み付けるための押圧係止金具が押さえ柱と開口部縦枠との左右方向外側面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1記載の建築物用防水シート装置。
  6. 押さえ柱の上端部は、開口部縦枠とのあいだに隙間を存するよう切欠き部が形成され、該切欠き部の下部に前記支持部材の左右端部が配され、切欠き部の上部には、支持部材側に設けられた補助部材が開口部縦枠の屋外側面と近接対向または当接するように配されていて、係止部材が左右外方に拡開する方向の負荷を受けたとき補助部材が開口部縦枠の屋外側面を押圧して該負荷を開口部縦枠で受けるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築物用防水シート装置。
  7. 補助部材は、係止部材を介して支持部材に設けられていることを特徴とする請求項記載の建築物用防水シート装置。
  8. 左右の開口部縦枠の中間には補強縦柱が着脱自在に立設され、該補強縦柱と左右開口部縦枠とは補強横柱を介して連結補強されるものであり、開口部縦枠の左右方向内側面には補強横柱の左右方向外端に設けた係合突起が嵌入する嵌入孔が形成された孔形成部材が組み込まれ、補強縦柱の左右両側面には、補強横柱の左右方向内端に設けた係止フックを上側から係止できるフック受けが形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建築物用防水シート装置。
  9. 開口部縦枠は中空状であり、開口部縦枠内には、シール材を内嵌するために形成される凹溝の溝底面と孔形成部材の孔底面と開口部縦枠内面とに固着される補強部材が設けられていることを特徴とする請求項記載の建築物用防水シート装置。
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