JP5744563B2 - 液体回収装置、液体回収方法および液体吐出装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の第1の形態は、複数の微細孔が形成されたプレートと、前記微細孔と連通する液体回収流路と、を備え、前記プレートに着弾した液滴を前記微細孔を介して前記液体回収流路へと移動させ回収するようにした液体回収装置であって、前記プレートに対する液体の液面の状態を、前記複数の前記微細孔内に前記液面が保持される第1の状態と、隣接する前記微細孔内の液体が前記プレートの表面側及び裏面側の液体によって互いに繋がる第2の状態とに変動させることにより、前記微細孔の通液性を維持・回復させる液面変動手段を備え、前記液面変動手段は、前記液体回収流路に回収された液体に加える圧力を制御する圧力制御手段によって構成され、前記圧力制御手段は、前記第1の状態を形成しつつ前記液体回収流路にて回収された液体を前記液体回収流路に接続された回収タンクへと移動させるための前記第1の負圧と、前記第2の状態を形成しつつ前記液体回収流路にて回収された液体を前記回収タンクへと移動させるために前記第1の負圧より小さい第2の負圧と、を選択的に発生させる第2の制御を実施するようにしたことを特徴とする。
図1に、本実施形態における連続型液体吐出装置の概略構成を示す。この装置は、搬送ローラー103に張架された搬送ベルト104を図外のモータで移動させることにより、記録媒体102を矢印方向へ搬送する。また、図示の連続型液体吐出装置は、記録媒体102の幅に対応する範囲に亘って吐出口を配列したライン型記録方式の液体吐出ヘッドユニット(以下、単にヘッドユニットと称す)101を有する。本実施形態では複数色の液体(インクともいう)の各々に対応してヘッドユニット101が設けられている。図示の例では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)のインクそれぞれに対応して4個のヘッドユニット101が設けられている。この液体吐出装置は、記録媒体102を搬送しながら各ヘッドユニット101から異なる色のインクを吐出させることによってカラー画像を記録するフルライン型の記録装置となっている。
図3は、吐出口203が形成されているオリフィスプレート204を図2のZ方向から見た平面図である。図3においてY方向は記録媒体の搬送方向を示しており、このY方向と直交するX方向に対してθの角度をなす方向に沿って斜めに配置された複数の吐出口からなる吐出口群301が、互いに平行となるように複数配置されている。また各吐出口群301のX方向に隣接する吐出口の中心間距離、および隣接する各吐出口群301のX方向における距離はいずれもMとなっており、この距離間隔Mは、画像出力解像度分の距離に相当している。
図6は液体回収ユニット208を図2のZ方向から見た平面図である。この液体回収ユニット208には、液体吐出ヘッド201の複数の吐出口群301の各々に対応して、液体回収ユニット貫通口606が形成されている。各液体回収ユニット貫通口606の内壁の一部には、図7に示すように、非記録液滴が着弾する回収微細孔701を有する回収微細孔プレート704が設けられている。なお、この微細孔プレート704については、図7を参照しつつ後に詳述する。さらに液体回収ユニット208には、複数の液体回収ユニット貫通口606の各々に対応して複数の液体回収流路605が形成されており、各液体回収流路605の一端部は、一本の回収合流路604に連結されている。この回収合流路604の一端部に形成された回収流出口603は、連結流路607を介して回収タンク601に連結されている。また、連結流路607の途中には回収ポンプ602が配置されている。各回収微細孔へ着弾した非記録液滴は回収ポンプ602の正転により液体回収流路605を通過し、回収タンク601へと送られる。本実施形態においては回収タンク601に集められた非記録液滴は、再度液体吐出ヘッド201へ供給されて再利用される構成をとるが、本発明は回収した液体を再利用する構成に限定されない。また、後に詳述するように、本実施形態では、回収ポンプ607を逆転することにより、回収タンク601内のインクを回収合流路604へと逆送することも可能になっている。
102 記録媒体
105 インク供給ポンプ
201 液体吐出ヘッド
203 吐出口
204 オリフィスプレート
206 液滴帯電ユニット
207 液滴偏向ユニット
208 液体回収ユニット
602 回収ポンプ
605 液体回収流路
702 液体受け部材
704 回収微細孔プレート
Claims (8)
- 複数の微細孔が形成されたプレートと、前記微細孔と連通する液体回収流路と、を備え、前記プレートに着弾した液滴を前記微細孔を介して前記液体回収流路へと移動させ回収するようにした液体回収装置であって、
前記プレートに対する液体の液面の状態を、前記複数の前記微細孔内に前記液面が保持される第1の状態と、隣接する前記微細孔内の液体が前記プレートの表面側及び裏面側の液体によって互いに繋がる第2の状態とに変動させることにより、前記微細孔の通液性を維持・回復させる液面変動手段を備え、
前記液面変動手段は、前記液体回収流路に回収された液体に加える圧力を制御する圧力制御手段によって構成され、
前記圧力制御手段は、前記第1の状態を形成しつつ前記液体回収流路にて回収された液体を前記液体回収流路に接続された回収タンクへと移動させるための前記第1の負圧と、前記第2の状態を形成しつつ前記液体回収流路にて回収された液体を前記回収タンクへと移動させるために前記第1の負圧より小さい第2の負圧と、を選択的に発生させる第2の制御を実施するようにしたことを特徴とする液体回収装置。 - 前記圧力制御手段は、前記第1の状態を形成しつつ前記液体回収流路にて回収された液体を前記液体回収流路に接続された回収タンクへと移動させるための負圧と、前記第2の状態を形成するため前記プレートの表面及び裏面が完全に液体で覆われるような正圧力とを交互に発生させる第1の制御を実施することを特徴とする請求項1に記載の液体回収装置。
- 前記圧力制御手段は、液滴吐出動作を所定時間実施する間に前記プレートに着弾した液滴の数が予め定めた閾値以下である場合には前記第1の制御を実施し、前記液滴の数が前記閾値を超える場合には前記第2の制御を実施することを特徴とする請求項1または2に記載の液体回収装置。
- 前記圧力制御手段は、液滴吐出動作を所定時間実施する間に前記プレートに着弾した液滴の数を、前記プレートに定めた複数の部分に分けて検出し、前記複数の部分それぞれに着弾した液滴数の中の最大の液滴数が予め定めた閾値以下である場合には、前記第1の制御を実施し、前記最大の液滴数が前記閾値を超える場合には前記第2の制御を実施することを特徴とする請求項1に記載の液体回収装置。
- 前記圧力制御手段は、前記第1の制御及び前記第2の制御における圧力の制御量を、前記最大の液滴数に応じて決定することを特徴とする請求項3に記載の液体回収装置。
- 前記プレートは、当該プレートの端部に沿って表面から立ち上がる液体受け部材を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の液体回収装置。
- 複数の微細孔が形成されたプレートと、前記微細孔と連通する液体回収流路と、を備え、前記プレートに着弾した液滴を前記微細孔を介して前記液体回収流路へと移動させ回収する液体回収方法であって、
前記プレートに対する液体の液面の状態を液面変動手段によって、前記複数の前記微細孔内に前記液面が保持される第1の状態と、隣接する前記微細孔内の液体が前記プレートの表面側及び裏面側の液体によって互いに繋がる第2の状態とに変動させることにより、前記微細孔の通液性を維持・回復させ、
前記液面変動手段は、前記液体回収流路に回収された液体に加える圧力を制御する圧力制御手段によって構成し、
前記圧力制御手段は、前記第1の状態を形成しつつ前記液体回収流路にて回収された液体を前記液体回収流路に接続された回収タンクへと移動させるための前記第1の負圧と、前記第2の状態を形成しつつ前記液体回収流路にて回収された液体を前記回収タンクへと移動させるために前記第1の負圧より小さい第2の負圧と、を選択的に発生させる制御を実施することを特徴とする液体回収方法。 - 液体吐出ヘッドから連続して吐出される液滴のうち、記録媒体に着弾させる記録液滴と、記録媒体に着弾させない非記録液滴とを異なる軌道で飛翔させる液滴偏向手段と、前記非記録液滴を前記複数の微細孔が形成されたプレートに着弾させると共に前記プレートに着弾した非記録液滴を微細孔を介して液体回収流路へと移動させ回収する液体回収手段と、を備えた液体吐出装置であって、
前記液体回収手段は、前記プレートに対する液体の液面の状態を、前記複数の前記微細孔内に前記液面が保持される第1の状態と、隣接する前記微細孔内の液体が前記プレートの表面側及び裏面側の液体によって互いに繋がる第2の状態とに変動させることにより、前記微細孔の通液性を維持・回復させる液面変動手段を備え、
前記液面変動手段は、前記液体回収流路に回収された液体に加える圧力を制御する圧力制御手段によって構成され、
前記圧力制御手段は、前記第1の状態を形成しつつ前記液体回収流路にて回収された液体を前記液体回収流路に接続された回収タンクへと移動させるための前記第1の負圧と、前記第2の状態を形成しつつ前記液体回収流路にて回収された液体を前記回収タンクへと移動させるために前記第1の負圧より小さい第2の負圧と、を選択的に発生させる制御を実施するようにしたことを特徴とする液体吐出装置。
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JP2011039943A JP5744563B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 液体回収装置、液体回収方法および液体吐出装置 |
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