JP5744246B1 - トラックの荷台構造 - Google Patents
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特許文献1に記載のウィングボディは、断面L字状の一対の所謂ウィングパネルがボディの両側部側からそれぞれ上下方向に開閉可能に構成されている。このような構成のウィングボディでは、ボディ内に積んだ荷物を風雨などから保護しつつ、ボディの両側部側からそれぞれ荷物の積み降ろしを容易に行うことができる。
したがって、様々な大きさや形状の荷物の積み降ろしを行うトラック(例えば、各種作業用の軽トラックなどの小型トラック)に採用した場合、ボディ内に整理して荷物を積むことが煩わしく、荷物の積み降ろしを簡単かつ効率的に行うことが難しいという問題点があった。
例えば、ベニヤ板と工具箱などの荷物を大量にボディ内に積む場合、ベニヤ板をボディの床の上に置き、さらに、その上に工具箱を載せれば、工具箱の上にベニヤ板を置くよりも荷物を安定して積むことができる。
しかしながら、このように荷物を積むと、ボディからベニヤ板だけを先に取り出したい場合であっても、工具箱も一緒に出さなければならず、積み降ろし作業が煩わしかった。
このようなことから、従来のウィングパネルは、主としてボディの両側面側から荷物の積み降ろしを容易に行うことと、ボディ内に積んだ荷物を風雨などから保護することとを目的としており、ウィングボディの荷台構造においては、閉状態の一対のウィングパネルの天井面上に荷物を積載するという発想は想起しえない。
したがって、積載する荷物の大きさや形状に応じて、閉状態での一対の天井パネルの上と下とで荷物を積み分けることができる。例えば、ベニヤ板と工具箱を一緒に積む場合であっても、工具箱を一対の天井パネルの下に積み、ベニヤ板を閉状態での一対の天井パネルの積載部に積むことができるので、前述したようにベニヤ板を取り出すために工具箱も一緒に降ろす必要がなくなる。
また、支持部材が一対の天井パネルをボディの両側部側からそれぞれ上下方向に開閉可能に支持するので、一対の天井パネルを開状態にして荷物の積み降ろしを行うことができる。つまり、荷物の積み降ろしをボディの両側部側のどこからでも同時かつ容易に行うことができる。
以上のことから、本発明によれば、荷物の積み降ろしを簡単かつ効率的に行うことができる。
本発明では、前記天井パネルの下面にポケット状の収納部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、定規などの薄くて小さな荷物を収納部に収納することができる。
本発明によれば、閉状態の一対の天井パネルと立設状態の一対の側煽りの間隙をそれぞれシート部材によって覆うことができるので、間隙を介して外部から風雨などが侵入することを確実に防止することができ、積載した荷物を保護することができる。
本発明によれば、後支持部材が後煽りに取り付けられることで、後支持部材を一対の側煽りに干渉することなく取り付けることができる。
そして、一対の側煽りは、それぞれボディの外部に向けて開放可能であるため、後支持部材を取り付けた状態であっても一対の側煽りをそれぞれ開放することができ、ボディの両側部側からの荷物の積み降ろしが容易な状態を維持することができる。
本発明によれば、閉状態での一対の天井パネルがキャブの背面部の窓よりも下方となる位置で支持部材が一対の天井パネルを支持するので、キャブ内からの後方視界が一対の天井パネルによって遮られることを防止することができる。これにより、キャブ内から窓を通じて後方確認を行うことができ、安全性を向上することができる。
本発明によれば、ボディの後壁を構成する後パネルを有することで、風雨などがボディの後部から侵入することを防止でき、さらには、急発進などで荷物がボディの後側から落下することを防止できる。
また、ボディの後部側から後パネルを開放することで、ボディの後部側から荷物の積み降ろしを行うことができる。
さらに、後パネルは支持部材に支持されるため、新たな部材を設けなくても後パネルを設けることができる。
本発明によれば、接続部が一対の支柱部間を閉状態における一対の天井パネルよりも上方において接続するので、パイプや角材などの長物を鳥居および接続部により支持する形、すなわち長物の一端側を鳥居で支持し、他端側を接続部で支持する形で積載することができる。
そして、接続部の高さを長物の積載角度が適切になる位置に設定することで、長物を最適に積載することができる。例えば、接続部の高さを鳥居の高さに近づけることで、積載した長物を水平に近づけることができる。これにより、地上から、積載した長物の上端までの長さを小さくすることができ、天井スペースが狭い場所でもトラックを通過や駐車させることができる。
また、前述したように、開状態における一対の天井パネルをそれぞれ低い位置とすることができるので、鳥居および接続部に長物を積載した状態であっても、一対の天井パネルを開状態にして、ボディの両側面側からそれぞれ荷物の積み降ろしを行うことができる。さらには、一対の天井パネルを開状態にしたまま、鳥居および接続部に対して長物の積み降ろしを行うことができる。
本発明によれば、一対の支柱部における接続部の上端よりも下方の位置に紐掛け用のフックを有することで、鳥居および接続部の上に積載した長物を接続部側においてゴムバンドなどの紐部材とフックにより下方に押さえ付けて固定することができるので、安定して長物を積載することができる。
図1に示すトラック1は、軽トラックなどの小型の貨物自動車である。なお、以下の説明では、トラック1が前進する方向を前とし、後退する方向を後として説明する。また、トラック1から見て上空側を上とし、地面側を下として説明する。
キャブ2は、ボディ3側となる後側に、前後方向に対して直交する平面状の背面部21を有している。この背面部21の上部には、窓22が設けられており、キャブ2内に乗車した人が後方確認を行うことができる構造となっている。
また、この背面部21には、窓22の縁を囲い、その囲いの中を梯子状に補強した鳥居(アングルポスト)23が立設して取り付けられており、キャブ2を保護する構造を有している。具体的には、この鳥居23は、キャブ2の天井24よりも上方に位置する長物支持部23aを上部に有している。この長物支持部23aは、パイプや角材などの長物を積載する際に長物の一端側を支持するのに用いられる部分であり、具体的には金属製のパイプで構成され、水平方向かつ前後方向に直交する方向に延びる構造を有している。また、長物支持部23aの両端には、それぞれ上方に突出した角部23bが設けられている。
一対の側煽り42a,42bは、前後方向に沿った軸を中心として回転可能に、荷台4の両側部端に蝶番などによってそれぞれ取り付けられており、床41から立設する立設状態(図1に示す状態)と、荷台4の外部下方に向けて倒れて開放された状態とのいずれかを選択できるように開閉可能に構成されている。つまり、図1に示す立設状態から外部に向けて倒れるように開放可能に構成されている。
同様に、後煽り43も、水平方向かつ前後方向に直交する方向に沿った軸を中心として回転可能に、荷台4の後部に蝶番などによって取り付けられており、床41から立設する立設状態(図1に示す状態)と、荷台4の外部下方に向けて倒れて開放された状態とのいずれかを選択できるように開閉可能に構成されている。
天井ユニット5は、図1に示すボディ3の天井31を構成する一対の天井パネル6a,6bと、この一対の天井パネル6a,6bを荷台4に取り付け支持する支持部材7と、ボディ3の後壁を構成する後パネル8と、荷台4に取り付けた一対の天井パネル6a,6bを覆うシート部材9とを有している。
梁状部材71は、具体的には、断面が四角状の長筒形状(角柱形状などであってもよい)を有しており、一対の天井パネル6a,6bを、それぞれ蝶番71aを介して長手方向に取り付けることで、一対の天井パネル6a,6bをそれぞれ前後方向に沿った軸を中心として回転可能に支持する。
この前支持部材72は、図3に示すように、前側取付具72aにより鳥居23に、床41(図2)と平行となるように着脱可能に取り付けられる。具体的には、鳥居23は、窓22の下方に、床41(図2)と平行し、かつ、前後方向に直交する方向に延びる下補強部23cを有しており、前支持部材72は、この下補強部23cに取り付けられる。
梁状部材71の一端は、前側固定具72bによって前支持部材72の長手方向の中央位置に着脱可能に固定される。なお、図3は、天井パネル6a側の構造であるが、天井パネル6b側も同様の構造である。
収納部61は、一対の天井パネル6a,6bの下面にそれぞれ設けられたポケット状の収納構造を有し、例えば定規などの薄くて小さな荷物の収納に使用される。なお、収納部61の構造は、これに限らず、例えば、車のトランクネットなどのような網状部材を一対の天井パネル6a,6bの下面にそれぞれ取り付けることで構成してもよい。
図4(A)は、後煽り43近傍を側面から見た断面図であり、図4(B)は、ボディ3の後部側から見た後煽り43の近傍の背面図である。
後側取付具75は、ネジ75cなどにより、閉状態の後煽り43における上端面43aおよび前面43bによる角に取付アングル75aが位置するように取り付けられる。後側取付具76は、ネジ76cなどにより、閉状態の後煽り43における前面43bおよび床41による角に取付アングル76aが位置するように取り付けられる。
このポスト74を構成する後側アングル74eの長手方向の中央位置には、前述した前側固定具72bと同様、ネジおよび連結アングルなどの後側固定具(図示略)によって梁状部材71の他端が着脱可能に固定される。
また、一対の天井パネル6a,6bは、この閉状態から各側部端を上方に向けて回転させ、所定位置まで開けた状態(開状態)を保つことが可能に構成されている。
具体的には、図5に示すように、一対の天井パネル6a,6bの各側部の前側に、前後方向にスライド可能な棒状のストッパー62が設けられている。なお、図5は、天井パネル6b側を示しているが、天井パネル6a側も同様の構成である。
一方、開状態から閉状態に戻したい場合には、ストッパー62を仮想線(二点鎖線)で示す後側にスライドさせ、先端部62aが天井パネル6bの前端から突出しない位置にすることで、天井パネル6bを図5に示す位置から下方に向けて回転可能にする。なお、ここでは図示を省略するが、一対の天井パネル6a,6bの各側部(例えば各側部の中央位置)には、取っ手が設けられている。これにより、取っ手を掴んで一対の天井パネル6a,6bをそれぞれ動かすことができるので、一対の天井パネル6a,6bの開閉を容易に行うことができる。
図6に示すように、一対の天井パネル6a,6bは、閉状態での一対の天井パネル6a,6b(実線)がキャブ2の天井24よりも下方となる位置でそれぞれ支持される。具体的には、閉状態の一対の天井パネル6a,6bの上面から床41までの距離Lが床41から天井24までの長さHの約半分の長さとされ、窓22よりも下方の位置で支持される。より具体的には、図6に仮想線(二点鎖線)で示すように、一対の天井パネル6a,6bは、上方に向けてそれぞれ約45度(45度を含む)だけ回転させた場合(図6中の位置Aの場合)に、一対の天井パネル6a,6bの側部端がそれぞれ天井24の両端部24aの近傍かつ、両端部24aから突出しない位置に支持される。これにより、天井スペースが狭い場所でも十分に荷物の積み降ろしを行うことができる。
また、一対の天井パネル6a,6bは、閉状態から上方に向けて約60度(60度を含む)だけ回転させた位置(図6中の位置B)状態で、ストッパー62によって開状態となるように支持される。
そして、前述したように、一対の天井パネル6a,6bは、上面が平坦に形成されており、閉状態では、図1および図6に示すように、この上面によって荷物を積載する積載部6cが形成される。
この後パネル8は、後支持部材73に、ボディ3の後部側から上方に開放可能に支持される。具体的には、後パネル8は、一対の支柱部74a,74bにおける後側アングル74eの反対側(後側)に、角材81を介して蝶番82によって、床41と平行し、かつ、前後方向に直交する方向に沿って回転可能に取り付けられる。なお、後パネル8は、例えば、引掛用フックや紐などの留め具をポスト74に引っ掛けることにより、開放状態を維持可能に構成されている。
図7は、荷物を積み降ろしする際のボディ3の使用態様の一例である。
ボディ3は、荷物の積み降ろしの際に、一対の側煽り42a,42bをそれぞれ開放した状態にするとともに、一対の天井パネル6a,6bおよび後パネル8をそれぞれ開状態として、図示するように、床41に対して荷物の積み降ろしを行うことができる。
なお、ここでは図示を省略するが、一対の天井パネル6a,6bを閉状態とし、一対の側煽り42a,42bを開放した状態で荷物の積み降ろしを行ってもよい。さらに、一対の天井パネル6a,6bを閉状態とし、一対の側煽り42a,42bを立設状態として、間隙G(図3)を介して小さい荷物の積み降ろしを行ってもよい。
また、図示するように、接続部74cおよび長物支持部23a上に長物を積載した状態で一対の天井パネル6a,6bをそれぞれ開状態とすることができる。
図示した例では、一対の側煽り42a,42bおよび後煽り43を立設状態とし、荷台4の床41上にボックス状の荷物を積載している。
また、接続部74cおよび長物支持部23a上に、長物である角材を積載している。角材は、ボディ3の後部側では、ゴムバンドをフック74fに引っ掛けることで固定されている。
また、一対の天井パネル6a,6bをそれぞれ閉状態として積載部6cを形成し、荷台4の上側全体をシート部材9で覆い、その上に薄板状の荷物を積載している。シート部材9および薄板状の荷物は、ゴムバンドおよび荷台フックにより固定している。
なお、積載部6cには、床41の上に収まらない荷物を積載してもよい。
したがって、積載する荷物の大きさや形状に応じて、床41の上と積載部6cの上とで荷物を積み分けることができる。具体的には、図8に示すように、ベニヤ板などの薄板状の荷物と工具箱などのボックス状の荷物を一緒に積むような場合であっても、ボックス状の荷物を床41の上に積み、薄板状の荷物を積載部6cの上に積むことができるので、従来のように、薄板状の荷物を取り出すためにボックス状の荷物も一緒に降ろす必要がなくなる。
また、支持部材7によって一対の天井パネル6a,6bがボディ3の両側部側からそれぞれ上下方向に開閉可能に支持されるので、一対の天井パネル6a,6bを開状態にして荷物の積み降ろしを行うことができる。つまり、荷物の積み降ろしをボディ3の両側部側のどこからでも同時かつ容易に行うことができる。
以上のことから、荷物の積み降ろしを簡単かつ効率的に行うことができる。
なお、シート部材9は、荷台4の上側全体を覆うため、一対の天井パネル6a,6bと梁状部材71の間の隙間から陽射しや風雨などが侵入することも防止でき、一対の天井パネル6a,6b、梁状部材71などについても保護することができる。
そして、一対の側煽り42a,42bは、それぞれボディ3の外部に向けて開放可能であるため、ポスト74を取り付けた状態であっても一対の側煽り42a,42bをそれぞれ開放することができ、ボディ3の両側部側からの荷物の積み降ろしが容易な状態を維持することができる。
また、ボディ3の後部側から後パネル8を開放することで、ボディ3の後部側から荷物の積み降ろしを行うことができる。
さらに、後パネル8はポスト74に支持されるため、新たな部材を設けなくても後パネル8を設けることができる。
そして、接続部74cの高さを長物の積載角度が適切になる位置に設定することで、長物を最適に積載することができる。具体的には、接続部74cの高さを長物支持部23aの高さに近づけることで、積載した長物を水平に近づけることができる。これにより、地上から、積載した長物の上端までの長さを小さくすることができ、天井スペースが狭い場所でもトラック1を通過や駐車させることができる。
また、開状態における一対の天井パネル6a,6bをそれぞれ低い位置とすることができる、つまり、一対の天井パネル6a,6bを大きく開けなくても荷物の積み降ろしが容易に行えるので、長物支持部23aおよび接続部74cに長物を積載した状態であっても、一対の天井パネル6a,6bを開状態にして、ボディ3の両側面側からそれぞれ荷物の積み降ろしを行うことができる。さらには、一対の天井パネル6a,6bを開状態にしたまま、長物支持部23aおよび接続部74cに対して長物の積み降ろしを行うことができる。
例えば、前述した一実施形態では、小型の貨物自動車に適用したが、これに限らず、中型などの貨物自動車に適用してもよい。
また、閉状態の一対の天井パネル6a,6bと立設状態の一対の側煽り42a,42bとの間に間隙Gを設けたが、これに限らず、間隙Gの部分を側壁パネルとし、断面L字状の一対のウィングパネルで構成してもよい。これにより、シート部材9を設けなくても床41の上に積載した荷物を陽射しや風雨などから確実に保護することができる。
また、前述した一実施形態では、図6に示したように、閉状態における一対の天井パネル6a,6bを、上面が床41と平行する平面状に構成したが、これに限らず、例えば、天井パネル6a,6bの上面の周縁に煽り状の枠を設け、積載部6cに積載した荷物の落下を防止する構成としてもよい。なお、図6には、閉状態の一対の天井パネル6a,6bの上面が一直線状となるように構成したが、これに限らず、梁状部材71に近づくにつれキャブ2の天井24側に位置するように、やや山形に支持する構成としてもよい。これにより、雨が降った際などに一対の天井パネル6a,6b上の水滴を側部側に流すことができる。
さらに、前述した一実施形態では、前支持部材72を鳥居23に取り付けるとしたが、これに限らず、強度が保てるのであれば、背面部21に直接取り付けてもよい。なお、重い荷物を積載部6cに積むような場合には、鳥居23を補強してもよい。
さらに、前述した一実施形態では、閉状態において一対の天井パネル6a,6bが断面L形の長尺の前支持部材72および後側アングル74eによって回転が規制される構成としたが、これに限らず、突起物などによって回転が規制される構成としてもよい。
また、床41から閉状態の一対の天井パネル6a,6bまでの距離Lや、間隙Gの長さgなどについて具体的に例示したが、これらの長さは、積載頻度の高い荷物の種類などに応じて適宜設定すればよい。また、前述した一対の天井パネル6a,6bの角度も、例示したものに限らず、車種などに応じて適宜設定すればよい。
さらに、荷台4への天井ユニット5の取り付けを、ネジなどにより行うことで着脱可能な構成としたが、取付方法はこれに限らない。例えば、溶接などによって一体的に形成してもよい。各部を構成する材料も、前述したものに限らず、金属、木材、プラスチックなど、適切なものを選択すればよい。
さらに、図8に示す例では、シート部材9の上に荷物を積んだが、これに限らず、シート部材9の下、すなわち積載部6cとシート部材9の間に荷物を積んでもよい。これにより、ゴムバンドなどで荷物を固定する必要がなくなり、さらには、陽射しや風雨などから荷物を保護することができる。また、外観をすっきりさせることができる。
Claims (8)
- キャブとボディとを有するトラックの荷台構造であって、
前記ボディの天井を構成する一対の天井パネルと、
前記一対の天井パネルを前記ボディの両側部側からそれぞれ上下方向に開閉可能に支持する支持部材とを有し、
前記支持部材は、閉状態での前記一対の天井パネルが前記キャブの天井よりも下方となる位置で前記一対の天井パネルをそれぞれ支持し、
前記一対の天井パネルは、閉状態において上面に荷物を積載する積載部を形成し、
前記ボディは、床の両側部からそれぞれ立設する一対の側煽りを有し、
前記一対の側煽りは、前記ボディよりも下方に開放可能に構成されており、
閉状態の前記一対の天井パネルと立設状態の前記一対の側煽りとの間には、それぞれ間隙が形成される
ことを特徴とするトラックの荷台構造。 - 請求項1に記載のトラックの荷台構造において、
前記天井パネルの下面にポケット状の収納部が設けられている
ことを特徴とするトラックの荷台構造。 - 請求項1または2に記載のトラックの荷台構造において、
前記間隙をそれぞれ覆うシート部材を有する
ことを特徴とするトラックの荷台構造。 - 請求項1から3のいずれかに記載のトラックの荷台構造において、
前記ボディは、前記床の後部から立設する後煽りを有し、
前記一対の側煽りは、それぞれ前記ボディの外部に向けて開放可能に構成され、
前記支持部材は、前記一対の天井パネルを前記床の後側でそれぞれ支持する後支持部材を有し、
前記後支持部材は、前記後煽りに取り付けられる
ことを特徴とするトラックの荷台構造。 - 請求項1から4のいずれかに記載のトラックの荷台構造において、
前記キャブは、窓を有する背面部を前記ボディ側に有し、
前記支持部材は、閉状態での前記一対の天井パネルが前記窓よりも下方となる位置で前記一対の天井パネルをそれぞれ支持する
ことを特徴とするトラックの荷台構造。 - 請求項1から5のいずれかに記載のトラックの荷台構造において、
前記ボディの後壁を構成する後パネルを有し、
前記支持部材は、前記後パネルを前記ボディの後部側から開放可能に支持する
ことを特徴とするトラックの荷台構造。 - 請求項1から6のいずれかに記載のトラックの荷台構造において、
前記キャブの前記ボディ側または前記ボディの前記キャブ側には鳥居が立設されており、
前記支持部材は、
前記床の後側における両側部においてそれぞれ立設される一対の支柱部と、
前記一対の支柱部間を、閉状態における前記一対の天井パネルよりも上方において接続する接続部とを有する
ことを特徴とするトラックの荷台構造。 - 請求項7に記載のトラックの荷台構造において、
前記一対の支柱部は、前記接続部の上端よりも下方の位置に紐掛け用のフックを有する
ことを特徴とするトラックの荷台構造。
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