JP5743678B2 - サーマルプロテクター - Google Patents

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Description

本発明は、回路断続器に関し、特に、小型のニッケル水素電池、リチウムイン電池など、二次電池の安全装置に搭載され、熱応動素子の反転動作により可動接点と固定接点とを接触離反させるサーマルプロテクターに関する。
携帯電話、ノートパソコンなどの携帯機器に搭載されるリチウム二次電池など、バッテリーパックは、過充電や過負荷、短絡による過熱を防止するための安全装置を必要とする。このような安全装置には、動作温度の帯域幅が広く精密な温度設定の可能である機械動作式の小型サーマルプロテクターが、繰り返し使用可能で全数検査が可能であり電流変化が不連続で階段的である点で、有用である。
この種のサーマルプロテクターは、一般に小型化のために図5のように、絶縁性の樹脂からなるケース7と一体的に成形され、固定接点41及び外部に延出する固定側端子42の形成された固定片4、可動接点2及び外部に延出する可動側端子32の形成された可動片3、並びに固定片4と可動片3とに圧接する状態で上下から挟持されたバイメタル5(熱応動素子)及び正特性サーミスター(PTC6)とで構成されている。バイメタル5はPTC6の上に載せられる。尚、正特性サーミスターとは、導通により温度及び電気抵抗を急激に増大させる発熱素子のことである。
次に、動作機序について説明する。電顕を切っている無通電状態又は正常に充放電が行われているときは、電流は可動片3から可動接点2及び固定接点41を介して固定片4へと流れ、バイメタル5は図5(a)に示す通常時の状態を維持する。この状態で、バイメタル5が反転動作を行う温度に昇温しない通常時であれば、図5(a)に示す状態を維持し、可動接点2は固定接点41に接触し続ける。電流は、低抵抗の両接点を介して可動片3及び固定片4を流れ、電気抵抗のはるかに大きいPTC6には実質的に流れない。
一方、過充電、短絡などによって、サーマルプロテクター1内部に蓄積する熱が過大になり、バイメタル5が反転動作を行う温度に昇温する過熱時には、図5(b)に示すように、バイメタル5が反転すると同時に該バイメタル5の端部5aが可動片3を押し上げることにより、可動接点2が固定接点41から離れ、電流は遮断する。このように両接点が離反すると、可動側端子32と固定側端子42との間の電圧がPTC6に印加され、PTC6は抵抗の増大と共に発熱する。したがって、バイメタル5を通常時の原形に戻さない限り、PTC6の自己発熱でバイメタル5は反転し続け、可動片3は押し上げられ、サーマルプロテクター1は自己保持的に電流を遮断する状態を保つ。
尚、両接点の離反する状態から接触する状態へ復帰させる場合は、サーマルプロテクター1を電源から切り離すか、負荷を軽減し冷却することにより、バイメタル5を充分に降温させれば、バイメタル5が原形に復帰し、両接点は可動片3のバネ作用により再び接触する。
このような機械動作式の製品には、寸法を縮小してゆくにつれて、構造上の脆弱性も増してゆくという問題がある。例えば、二次電池の安全装置にサーマルプロテクターを組み付ける作業者がサーマルプロテクターを乱暴に取り扱うと、外力がサーマルプロテクターの内部に影響して固定接点と可動接点との接触が変位し、接触抵抗が不安定となり、結果としてサーマルプロテクターの動作温度が所期のものと違ってしまうという不具合を呈するなどである。
かかる不良に対応して、まず、可動接点又は固定片の表面の少なくとも一方を梨地の半球状にして接触面積を増大させるか、若しくは、可動接点の形状を、及び可動接点の回転動作する平面と直交する軸を持たせた蒲鉾型(半円柱)又は三角柱状にして、すなわち可動接点の回転軸と平行に固定片に線接触させるようにするもの(特許文献1)、若しくは、接点表面に振動を与えながら導通して活性化痕を形成するもの(特許文献2)などの対処法が提案されている。
特開2000−207966号公報 特開2005−116511号公報
しかしながら、サーマルプロテクター製品の寸法が高々数mmと極めて小さく、同製品を構成する部材にサブミリメートルオーダーの精度が求められるときには、次のような原因により、上記の従来技術では接触抵抗の安定を保障するのが難しくなる。
まず、各部品が小さくなると、接触離反する接点の元来有する表面の微小な凹凸が無視できなくなるので、接点を梨地としても接点間の接触総面積が、同接点の平滑な場合と大差無い。よって、梨地にした接点は、小型サーマルプロテクターにおいては接触抵抗の安定化に功を奏さない。さらに、点接触の形態では、活性化痕を付す工程で接点が摩耗により消失する虞がある。
点接触、面接触、又は可動接点の回転軸と平行な線接触では、図1におけるような可動接点2の回転動作する平面Rが捻転するような外力Tに対向できない。このような力でサーマルプロテクター製品又は端子を変形させると、固定接点と可動接点との接触箇所が大きく変位し、接触抵抗は不安定となる。特に、前記の可動片と該可動片と接続され外部に突出する端子とが一体的に形成されている形態においては、この種の捻転動作による影響は深刻で、当該端子に不用意に外力を加えると、可動片3は固定片4に対して傾斜して、伴って両接点の接触点Cは大きくずれることになる(図2(c)及び(d)参照)。この問題の起こるのは、接点に活性化痕を形成する方法を適用しても前記と同様である。
本発明は、サーマルプロテクターや端子を捻転するような外力が加わっても、接触抵抗を安定して維持できるサーマルプロテクターを提供することを目的とする。
本発明者らは、上述のような不具合を解消すべく鋭意検討した結果、可動接点及び固定接点の形状を規定することにより耐衝撃性を有する設計を見出し、本発明に到達した。
本発明の第1態様は、一端に固定接点が設けられ、もう一端に固定側端子が一体的に設けられた固定片、回転動作する可動接点が端部に設けられた可動片、及び温度変化により反転する湾曲面を有する熱応動素子を備えて構成されたサーマルプロテクターにおいて、前記の可動接点又は固定接点の一方の先端が略三角柱形状であり、前記可動接点と前記固定接点との接触は前記可動接点の回転軸と直交する線接触であることを特徴とする。両接点の接触は、可動接点又は固定接点の一方の先端である三角柱形状の側面の辺上で行われ、接触箇所の形状は可動接点の回転動作する平面と平行な線接触になる。
本発明の第2態様は、前記のサーマルプロテクターにおいて、前記可動接点の先端が略三角柱形状であり、該三角柱形状の側面同士のなす辺において前記接触が行われることを特徴とする。この態様においては、一般に前記固定接点は前記可動接点との接触点において平面形状である。
本発明の第3態様は、前記のサーマルプロテクターにおいて、前記可動接点が前記固定接点から離反している状態で、前記の可動片及び固定片の間を導通する正特性サーミスターを有することを特徴とする。一般に、小型化のために前記正特性サーミスターは前記可動片及び前記固定片により挟持される。この状態では、前記熱応動素子は、通常時において前記熱応動素子を掩蓋して前記正特性サーミスター側に凹面を、前記可動片に凸面を向けている。そして、過熱時に反転したとき、前記熱応動素子は、端部が前記可動片を押し上げ、凹面を前記可動片に、凸面を正特性サーミスターにそれぞれ対向し接触させ、導通する。
本発明の第4態様は、前記のサーマルプロテクターにおいて、超音波の振動により形成された活性化痕を有することを特徴とする。活性化痕は、超音波を与えながらサーマルプロテクターを導通させることによって固定接点と可動接点とに形成される。活性化痕の付加により、両接点の表面に存在した酸化皮膜などの不純物が除去され、導通状態が安定する。
本発明の第5態様は、前記サーマルプロテクターにおいて、熱応動素子と可動片とが一体的に形成されていることを特徴とする。この態様においては、温度変化により反転する部材で可動片の一部分又は全体を形成し、湾曲面を可動片上に構成し、熱応動素子が独立した部品としては用いられない。
本発明の第1態様によれば、可動接点又は固定接点の少なくとも一方の先端が三角柱形状であり、前記可動接点と前記固定接点との接触が線接触であり、且つ前記可動接点の回転動作する平面と平行であることにより、可動接点の回転動作する平面を捻転する外力がサーマルプロテクターに加わっても、可動接点及び固定接点の接触位置がずれない。したがって、従来の面接触による形態と違って、端子を捻る外力によっても接触抵抗の変化のない耐衝撃性のサーマルプロテクターを設計できる。さらに、接触が線接触であると、小型サーマルプロテクターにおいて両接点間の接触面積を点接触より多く取ることから、電流などの電気特性を容易に設定できる。
本発明の第2態様によれば、前記可動接点の先端が略三角柱形状であり、前記固定接点が平面形状であることにより、加工の容易で歩留まりの良いサーマルプロテクターの生産が可能となる。一般に全部分が金属材料からなる可動片は、通常インサート成形で樹脂ケースに埋設される固定片に比べて、樹脂の流動性を考慮する必要のないので、加工が容易である。この態様では、可動接点が三角柱形状であり、該三角柱形状の側面同士のなす辺において接触が行われる。さらに、可動片と外部から可動と接続する端子とが一体化されて形成されると、工費を抑えて耐衝撃性のサーマルプロテクターを生産することが可能となる。
本発明の第3態様によれば、前記可動接点が前記固定接点から離反している状態で、前記の可動片及び固定片の間で挟持される熱応動素子及び正特性サーミスターが導通するので、前記サーマルプロテクターを小型化しながら自己保持回路を持たせて設計できる。
本発明の第4態様によれば、前記のサーマルプロテクターに超音波で振動を与えて導通しながら活性化痕を形成するので、従来の形態に比べて、両接点間の接触面積を制御するのが容易であり、歩留まり良くサーマルプロテクターを生産できる。接点の先端を僅かに平坦にして角張った構造にすれば、超音波振動による活性化工程において、超音波の振動により先端が徐々に削れて、最適な接触面積を容易に実現できる。
本発明の第5態様によれば、熱応動素子と可動片とが一体的に形成されていることで、独立部材たる熱応動素子が不要となり、一層小型化されたサーマルプロテクターを設計できる。
本発明の実施形態1における接点の斜視図兼透視図である。 本発明における接点の断面図及び側面図並びに従来技術との比較図である。 本発明の実施形態1における接点の拡大した断面図及び平面図である。 本発明の実施形態2における接点の拡大した断面図及び平面図である。 本発明及び従来技術のサーマルプロテクターの動作機構を現す断面図である。 可動片と熱応動素子とが一体化されたサーマルプロテクターの概略図である。
以下、図を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態(実施形態1)であるサーマルプロテクターの可動片及び固定片の先端に設けられた接点を示す斜視図であり、一部は透視図となっている。図中、接触線4c及び接触面23(三角柱形状の可動接点2の側面21a同士のなす辺に相当)が可動接点2の回転動作する平面Rと平行であれば、本発明は功を奏する。この図中の金属片3又は4いずれが可動片又は固定片となるかは特に限定されないが、以下、特にことわりのない限り、便宜的に可動接点2は三角柱形状になるものとして説明する。尚、回転動作する平面R及び接触面23などは、可動接点2の回転動作の回転軸と直交する。サーマルプロテクター1の他の部分は図5に示すような従来型のサーマルプロテクターと同様に構成できる。部材の材質なども従来技術と同様のものを使用できる。本発明の実施態様においては、両接点の形状が、可動接点2の回転動作する平面Rに平行な線接触を呈する限り、つまり、可動接点2の回転動作の回転軸と直交するかぎり特に限定はなく奏功する。
図5に示される形態を一例に挙げて本発明の全体構成を説明する。サーマルプロテクター1は、可動片3、固定片4、バイメタル5(熱応動素子に相当)、PTC6(正特性サーミスターに相当)、及び以上を収容する樹脂製のケース7で構成される。固定片4は、諸部材の収容されるケース7にインサート成形などにより埋め込まれて構成され、ケース7の外部には、固定片4と一体的に形成された固定側端子42が延出する。可動片3は、一端に可動接点2を有し振り子様の回転動作をする可動部31を、もう一端にケース7の周縁部で回転動作の中心となり固定部33及びケース7外部に延出する可動側端子32を有する。通常時においては、図5(a)のように可動接点2と固定接点41とが可動片3のバネ作用により接触する。過熱時においては、図5(b)のようにバイメタル5の温度変化に伴う反転により可動部31は押し上げられ、可動接点2は固定接点41から離反する。この形態では、バイメタル5は通常時に可動片3の下方で固定片4上にあるPTC6を掩蓋し、過熱時に反転して端部5aで可動片3を押し上げる。
可動片3、固定片4、可動接点2、固定接点41、可動側端子32、固定側端子42及びバイメタル5の材質には、サーマルプロテクター1に必要とされる特性に応じて、既知のものを使用すればよい。例えば、固定片4には銅又は銅合金、可動片3にはバネ性と導電性に富んだリン青銅などの銅合金、可動接点2及び固定接点41には導電性に優れた銀又は銀合金が用いられる。ケース7及を構成する樹脂は、頑丈で耐熱性に富んだポリアミドや液晶ポリマーなどが用いられる。熱応動素子は通常、既存の材料からなるバイメタルが材料に用いられ、プレス加工により湾曲面が形作られ、所定の熱処理を施されて反転動作をする条件が設定される。PTC6は、通常、酸化チタンを主原料にして各種の添加剤と共に円盤など扁平な形状に形成される。バイメタル5及びPTC6の温度特性及び電気特性はサーマルプロテクター1に要求される特性に基いて決定される。
上記のとおり固定片4とケース7とはインサート成形により一体的に形成される。本実施例のように、さらに、可動片3と可動側端子32とは一体的に形成されることもある。以上のような構造を持つと、端子に掛かる外力がケース7内部の接点に及びやすい。とりわけ、図1に図示されるような、可動接点2の回転動作する平面R、すなわち可動接点2の回転動作の回転軸と直交する平面Rを捻るような外力Tは、既述のように接触抵抗に対して影響が大きい。加えて、バッテリーパックへの取り付けの際、このような外力Tは容易に起こりうる。
図2は、本発明による両接点の拡大図であり、図5において紙面(可動接点2の回転動作する平面Rに相当)上の水平方向で両接点を断面視した図である。ここでは、通常時の接触している状態を図示している。本発明の接点は、図2(a)及び図2(b)に図示されるように、固定接点又は可動接点の先端が三角柱形状となっているので、サーマルプロテクター1の長手方向を軸にして平面Rを回転するように端子を捻転する外力Tの加わる前の状態(図2(a))と、端子を捻転する外力Tの加わった後の状態(図2(b))とで、接触点Cが変異しない。したがって、端子の捻転によっても、サーマルプロテクター1の接触抵抗は変化しない。
一方で、従来技術による形態では、図2(c)及び図2(d)に図示されるように、端子を捻転する外力Tの加わる前(図2(c))と後(図2(d))とでは、接触点Cが移動する。したがって、端子の捻転によってサーマルプロテクター1の接触抵抗が変化する。上記のように、先端部21の側面21a同士のなす辺が可動接点2の回転動作する平面Rと平行となっていれば、すなわち、可動接点2の回転動作の回転軸と直交していれば、可動片3又は固定片4を捻転する変位が起こっても、可動接点2と固定接点41との接触点Cがずれない。可動接点2が捻転外力Tによって捻転する場合も、固定接点41が捻転することにより相対的に可動接点2が捻転運動する場合も、接触点Cがずれないのは前記と同様である。
図3は、図1における可動接点2の拡大図であり、先端部21を紙面上の垂直方向から(図3(a))、そして、紙面とほぼ垂直の方向から(図3(b))見た図である。接触面23は、図3(b)で見る先端部21の二つの底面21bにおいて、底面21bが可動片3と接する辺を底辺として、両の頂角を結ぶ辺(以下、頂角の辺)を平坦にして形成される。頂角の辺は、先端部21(三角柱形状)の側面21a同士のなす辺でもある。図3においては可動接点2は先端部21のみで構成される。接触面23と接触線4cとは、図1に現されるように互いに投射することになる。尚、図1においては、先端部21である接点の対となる接点の形状は平面形状であるが、双方の接点の先端が三角柱形状になる形態も可能である。この場合、双方の接点における三角柱形状は側面の辺が互いに直交し、接触は点接触であるのが望ましい。
本発明の第2態様においては、先端部21が可動接点2に施され、固定接点41は平面形状を取る。可動接点2の先端部21は、溶接、切削、プレスなどの通常の金属加工技術により銀合金から形成される。固定接点41は、可動接点2と同様にメッキ、クラッド、溶接などの従来技術に従って、平面形状に形成される。本発明の第2態様を適用すれば、図3は可動片3の先端及び可動接点2の拡大図となる。
既述のように、固定接点は平面形状を有するのが好ましく、固定接点の先端が三角柱形状になる形態では、固定片4を樹脂製のケース7に埋設して形成するときに、樹脂の流動性によっては成形不良を生じうる。そのため、加工容易性の観点から接点先端の先端部21は、一般にインサート成形を経ない可動片3に設けるのが望ましい。また、ショートショットの発生も、サーマルプロテクター1の機械的強度に支障を来す虞があるため、やはり望ましくない。したがって、可動接点2の先端が先端部21を持つのが好ましい。
本発明の第3態様においては、図5に示される従来型サーマルプロテクターの接点に本発明を適用して、正特性サーミスターにより自己保持回路が付与され、且つ耐衝撃性も確保されている。端子やサーマルプロテクター製品へを捻転する外力Tに影響を受けない点以外は、従来型のものと変更はないので、この形態について詳細な記述は省略する。
本発明の第4態様においては、前記のサーマルプロテクターに超音波で振動を与えて導通しながら活性化痕が形成される。具体的には組立の完成したサーマルプロテクター全体を通電しながら、超音波による振動を与える方法である。かかる活性化の条件のうち、超音波は、例えば、周波数10kHz〜100kHz、振幅0.001〜0.100mm、導通は、電流1.0〜40A、時間0.01〜0.10秒のいずれかを、所要の特性を検討しながら、適宜組み合わせて採用する。このように両接点の接触点Cの夾雑物が除去され、活性化痕が形成される。従来から見出されている超音波による活性化に、本発明による接点形状を追加すれば、両接点間の接触面積を制御するのが更に容易であり、歩留まり良くサーマルプロテクターを生産できる。
超音波振動による活性化工程においては、振動により可動接点2の先端(頂角の辺)が徐々に削れ、接触面23は徐々に広がる。図2(c)の従来技術のごとく平面同士で接触する形態では、接触部位及び接触箇所が当初から広いため、両接点間に微小な異物が混入すると、接触抵抗が影響されやすい。
一方で、本発明においては、接触面23の面積が小さいため、もしサーマルプロテクター内部に塵埃が混入しても、接触点Cに割り込む可能性は小さく、その悪影響を軽減できる。対して、従来技術においては、両接点は当初から平面同士で接触しており、活性化工程より前に両接点間に微小な塵埃を噛むか、活性化で削れた接点の破片などが両接点間に挿まれて、期待した抵抗特性を得られないことがある。このように接点表面の状況は製品個体ごとに一様でないため、接触抵抗を制御しがたくなる傾きがある。したがって、超音波の振動による活性化工程に三角柱形状の接点先端を適用した本発明の実施形態により、サーマルプロテクターの歩留まりが改善し、従来技術に比べて更に容易に最適な接触面積及び電気特性を実現できる。
本発明の第5態様においては、図6のように熱応動素子5と可動片3とが一体的に形成されている。この実施態様の可動片3はバイメタル又はトリメタルから形成され、別個に設けられた部材である熱応動素子を必要としていない。
図3において、先端部21が可動片3に形成されているものとして、以下図説する。可動接点2を構成する先端部21において、先端部21(三角柱形状)の底面21b(三角部)の一辺のうち、可動片3の本体に接するもの、即ち底辺の幅L1は、接触面23の幅L3に比べて、できるだけ広い方がよい。尚、ここで底辺の幅L1とは、先端部21を平面Rと水平に断面視した三角部(先端部21の底面21b)の底辺の大きさを意味し、頂角の辺(接触面23)に向かって傾斜が始まる部分の幅である。底辺の幅L1は、可動片3のバネ性を担保できるだけあれば特に制限はないが、1.0mm乃至3.5であるのが望ましい。この範囲より小さい場合、超音波振動による活性化工程で導通と共に振動が加わると磨耗により先端部21の消失する虞があり、導通できる電流の量が制限されるため不利である。一方、この範囲より大きいと、小型のサーマルプロテクターを設計する場合、小型化に不利である。
実施形態1の可動接点2の高さは、三角柱形状の先端部21の三角部(底面21b)において可動片3の本体に接する辺、即ち底辺からの頂角の高さL2であり、少なくとも0.05mmであり、望ましくは0.1mm以上である。可動接点2の先端部21の高さL2の上限は特にないが、サーマルプロテクター1を小型化するためには、1.0mm程度である。先端部21の頂角の高さL2が前記の範囲に満たないと超音波による活性化で削れて消滅してしまい、端子を捻転する外力Tに対して奏功しない虞がある。
三角柱形状の先端部21における側面21a同士のなす傾斜の度合いは、実施形態1では、L2/L1を指標にして、L2/L1の値が0.01乃至1.00であるのが望ましい。この範囲を下回ると、可動接点2の先端が事実上、三角柱形状ではなくなり奏功しない虞が生ずる。一方、この範囲を上回ると、サーマルプロテクター1の小型化に不利となり、また、超音波による活性化で削れて消滅してしまう虞が生ずる。
本発明において線接触とは、数学的な線分を意味するのではなく、実際上は、細長い帯状である。先端部21は、図3(a)に示すように断面が台形となるように、接触面23を施される。線接触を形成する先端部21の接触面23の幅L3は、可動接点2の回転動作する平面Rと平行の方から見て、幅0.1乃至1.0mm程度であることが望ましく、更に望ましくは、0.2乃至0.5mmである。接触面23の幅L3が上記の範囲を超えると、可動接点2の回転動作する平面Rを捻転するように端子に掛かる外力Tに対して、奏功しなくなる。一方、接触面23の幅L3が上記の範囲を下回ると、接触する面積が小さすぎて電流や電圧などの電気特性が安定しない。接触面23の幅L3は、上記の活性化工程において、適宜に電圧、電流及び超音波の振動数、処理時間を設定して、導通しながら超音波で振動することにより、最適な長さが実現できる。尚、前記の電流、電圧、処理時間などはサーマルプロテクター1の本来有する耐用限界値を超えてはならないのは言うまでもない。
図3(b)の接触面23(頂角の辺)の長さL4(可動接点2の回転動作の方向(平面Rと垂直の向き)の長さ)は特に限定されないが、0.1mm以上であるのが望ましい。これは、サーマルプロテクター1の稼働により、可動接点2が徐々に摩耗してゆくにつれて、適切な接触点Cが全て消滅しないように、可動片3の先端から固定部33にかけて、前記の適切な接触を担保しておくためである。点接触の場合、小型のサーマルプロテクターの部品は小さすぎるため、適切な接触箇所がサーマルプロテクターを使用するうちにほぼ消滅し、失われる虞がある。以上を踏まえると、接触面23長さL4に必要とされる具体的大きさは、概ね0.1mm以上であると好適であり、更に好適には0.3mm以上である。
三角柱形状の接点は、図2におけるように断面を五角形としてもよい。次に、本発明の実施形態2として、可動接点2の形状が図2におけるごとき断面五角形の可動接点について図4を用いて説明する。図4(a)は、実施形態2の可動接点2を平面Rと垂直に断面視したものである。図4(b)は、実施形態2の可動接点2を平面Rと水平に見たものである。この場合は、例えば、図3及び図1に現れるような可動片3の平坦部34が存在しない。又は、平坦部34が三角柱形状の頂角の辺(接触面23)から充分に遠い。このようなとき、可動片3が捻転された時に平坦部34による干渉がなく、又は軽減されるため、三角柱形状の可動片3からの高さ(可動接点2の高さ)に課せられる条件は緩和される。
かかる先端部21における底辺の長さL1及び頂角の高さL2の大きさは、制約が緩和され、次のようになる。底辺の長さL1については実施形態1におけるのと同様であるが、頂角の高さL2については、下限を0.01mm程度にすることができる。頂角の高さL2の上限は、実施形態1におけるのと同様である。
実施形態2の可動接点2は、図4におけるように、可動片3と接続する台座部22の上に先端部21(三角柱形状)が形成さる。この先端部21の頂角の高さL2は、図3(a)に示されるものと比較して、上述のように低く設定できる。先端部の高さL2の条件は、図4(a)における底辺の長さL1との関係で示すと、L2/L1が少なくとも0.001であり、望ましくは0.005以上であり、更に望ましくは、0.016乃至0.033である。L2/L1の上限は、実施形態1と同様に1.00程度であり、0.1以下が望ましい。
前記に規定する範囲を外れる場合、実施形態1におけるのと同様の不都合が生ずる虞がある。従来のサーマルプロテクター1におけるように、両接点の接触が平面同士の接触と大差無くなるので、奏功しなくなる。そして、この範囲を下回ると、接点が脆弱になる。実施形態2においても、可動接点2の先端部21は接触面23を施され、接触面の幅L3及び図4(b)の接触面の長さL4は実施形態1と同様である。
実施形態2の可動接点2の高さL6、即ち台座部22の高さL5と先端部21の頂角の高さL2の和(L2+L5)は、実施形態1の場合と同様に、少なくとも0.05mm程度であり、望ましくは0.1mm以上であり、上限は特にないが、サーマルプロテクター1の小型化のために、1.0mm程度が望ましい。台座部22の高さL5は、サーマルプロテクター1に求められる所期の特性により決定され特に限定はなく、実施形態1に準じて決定できる。台座部22の高さがない場合でも、可動接点2の回転動作する平面Rと水平に見て可動接点2の左右に平坦部34が存在しない形態においては、可動接点2の形状及び寸法に係る条件は実施形態1及び実施形態2と同様である。
実施形態1及び実施形態2では、可動接点2の先端を三角柱形状のものとした例で説明したが、断面が三角形に近いものであれば、半円形状又は半楕円形状の半円筒型であってもよい。さらに、接触点Cは、本実施形態においては一箇所であるが、三角柱形状が対称的且つ適切に配置されていれば、複数箇所に設けても差し支え無い。可動接点2の形状は、捻転の外力Tに効率的に対処するために、図3(a)及び図4(a)に見えるように、可動接点2の回転動作する平面Rに対して左右対称であるのが望ましい。
接触点Cの存在する接触線4cは可動接点2の接触面23を投射したものであるが、接触線4cの長手方向の全長は接触面23のそれと同じでなくてもよい。実施形態1及び実施形態2においても、通常は両接点の接触する範囲である接触線4cが、図示される接触部位23により点状で存在していれば、問題ない電気特性を発揮する。線接触の形状、即ち接触点Cを含む接触線4cの形状は、細長い、又は短い斑点状、となっていることもあるが、この場合も、前記の諸条件を満たせば、問題なく所期の電気特性を発揮する。尚、超音波による活性化工程を採用すれば、電流、電圧、処理時間などを指標に用いて、適正な線接触は更に容易に達成される。
本発明の実施形態は、温度変化により反転する湾曲面を有する熱応動素子により可動接点が振り子様の回転動作をし固定接点と接触離反する回路の断続器において、前記の可動接点又は固定接点の一方の先端が略三角柱形状であり、前記可動接点と前記固定接点との接触は前記可動接点の回転軸と直交する線接触であれば、即ち、前記三角柱形状において、側面同士のなす辺を前記回転軸と直交するように設定すれば、ここで記述される形態に限定されるものではない。例えば、既述の実施形態の他に、可動片が羽ばたき様の運動をし、その両端において可動接点が固定接点と接触離反する形態なども考えられる。この可動片両端に接点を有する形態においても、熱応動素子と可動片とが一体的に形成することができる。
1 サーマルプロテクター、
2 可動接点、
21 先端部(三角柱形状)、
21a 側面(矩形面)、
21b 底面(三角面)、
23 接触面(頂角の辺)、
23c 接触部位(頂角)、
3 可動片、
32 可動側端子、
4 固定片、
41 固定接点、
4c 接触線、
5 バイメタル(熱応動素子)、
6 PTC(正特性サーミスター)、
7 ケース、
L1 底辺の長さ、
L2 頂角の高さ、
L3 接触面の幅、
L4 接触面の長さ、
L5 台座部の高さ、
L6 可動接点の高さ(L1+L5)
R 可動接点2の回転動作する平面(可動接点2の回転動作の回転軸と直交する平面)、
T 平面Rを捻転する外力(端子を捻る外力)、
C 接触点、

Claims (5)

  1. 一端に固定接点が設けられ、もう一端に固定側端子が一体的に設けられた固定片、回転動作する可動接点が端部に設けられた可動片、及び温度変化により反転する湾曲面を有する熱応動素子、さらに前記の固定片、可動片及び熱応動素子を収容するケースを備えて構成され、
    前記可動片のバネ作用及び前記熱応動素子の温度変化に伴う反転により前記可動接点は前記固定接点と接触し又は離反し、
    記可動接点の先端が略三角柱形状であり、前記可動接点と前記固定接点との接触は前記可動接点の回転軸と直交する線接触であり、
    前記三角柱形状は、その側面同士のなす辺に、前記可動接点が回転動作する平面と平行に見て幅を有する接触面が施され、
    該接触面において前記接触が行われることを特徴とするサーマルプロテクター。
  2. 前記幅は0.1乃至1.0mmであることを特徴とする請求項1のサーマルプロテクター。
  3. 前記熱応動素子に掩蓋され、前記可動接点が前記固定接点から離反している状態で、前記の可動片及び固定片の間に挟持され、導通する正特性サーミスターを有することを特徴とする請求項のサーマルプロテクター。
  4. 超音波の振動により形成された活性化痕を有することを特徴とする請求項2又は3のサーマルプロテクター。
  5. 熱応動素子と可動片とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項乃至のサーマルプロテクター。
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