JP5742784B2 - 塗工装置、塗装済材の製造方法、耐熱皮膜付セパレータ原反の製造方法、耐熱皮膜付セパレータの製造方法及び電池の製造方法 - Google Patents
塗工装置、塗装済材の製造方法、耐熱皮膜付セパレータ原反の製造方法、耐熱皮膜付セパレータの製造方法及び電池の製造方法 Download PDFInfo
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Description
記他方側部は、上記軸線方向の寸法が2WAよりも大きくされ、前記中央対応部は、上記軸線方向の寸法WCが上記被塗工材の前記幅方向の寸法WOに対してWC<WO−2WAとされてなる塗装済材の製造方法とすると良い。
そこで、電池用セパレータの表面上に無機酸化物などを含む耐熱性の皮膜を形成した耐熱皮膜付セパレータを用いた電池が知られている。耐熱皮膜をなす無機酸化物は、電池用セパレータよりも融点が高いため、短絡の際、短絡箇所で電池用セパレータが溶融しても、正極板と負極板との接触面積が増えるのを抑制でき、電極板間でさらに発熱するのを防ぐことができる。
また、耐熱皮膜付セパレータ原反とは、これを幅方向及び長手方向の少なくともいずれかの方向に切断することにより、複数条の耐熱皮膜付セパレータとなるものをいう。また、電池用セパレータ原反は、耐熱皮膜付セパレータ原反のうち耐熱皮膜を形成する被塗工材である。この電池用セパレータ原反は、耐熱皮膜付セパレータ原反の切断により、各々の耐熱皮膜付セパレータにおいて、これをなす電池用セパレータとなる。
例えば、耐熱皮膜付セパレータ原反と同じ幅方向の寸法の耐熱皮膜付セパレータを電池に用いる場合には、この耐熱皮膜付セパレータの幅方向両側には電池用セパレータ原反において一端縁部及び他端縁部であった部位が存在している。しかし、電池用セパレータ原反の一端縁部及び他端縁部の各幅寸法が、電池の延出部の幅方向の寸法よりも小さいため、介在工程でこの耐熱皮膜付セパレータを正極活物質層と負極活物質層の対向部との間に介在させた場合、一端縁部及び他端縁部であった部位は耐熱皮膜付セパレータの延出部内に位置することになる。
一方、耐熱皮膜付セパレータ原反を、幅方向に複数条切断した耐熱皮膜付セパレータを電池に用いる場合には、切断された耐熱皮膜付セパレータには、その幅方向のいずれか一方(一方側又は他方側)に電池用セパレータ原反において、一端縁部或いは他端縁部であった耐熱皮膜の厚みが薄い部位が存在しているものと、幅方向のいずれの側にも一端縁部も他端縁部で合った部位が存在せず耐熱皮膜の厚みが厚く均一なものとが含まれる。しかるに、この場合でも電池用セパレータ原反の一端縁部又は他端縁部の各幅寸法を、延出部の幅方向の寸法よりも小さくしているため、一端縁部又は他端縁部であった部位は延出部内に確実に位置することになる。
このため、上述のいずれの場合でも、耐熱皮膜付セパレータを正極活物質層と負極活物質層の対向部との間には、耐熱皮膜付セパレータのうち、塗料層(耐熱皮膜)の厚みが厚い電池用セパレータ原反の中央部のみを配置させることができる。かくして、短絡の際にも、さらなる発熱を確実に防ぐことができる電池を製造できる。
次に、本実施形態にかかる電池の製造方法で製造される電池1について、図1〜4を参照しつつ説明する。
この電池1は、矩形有底箱形の電池ケース本体81、及び、この電池ケース本体81の開口82を封止する封口蓋88を有する電池ケース80と、この電池ケース80内に収容された電極体10とを備えるリチウムイオン二次電池である(図1参照)。このうち電極体10は、いずれも帯状の正極板20及び負極板30が、後述する帯状の耐熱皮膜付セパレータ40を介して扁平形状に捲回された扁平捲回型の電極体である(図1参照)。
このうち、耐熱皮膜42は、アルミナ(Al2O3)粉末43と、アルミナ粉末43同士を結着させる結着材44とを含む。なお、アルミナ粉末43は、樹脂部41が溶融する温度(120〜170℃)よりも高い融点(2000℃以上)を持つ。このため、仮に耐熱皮膜付セパレータ40を介した正極板20と負極板30との間で短絡が生じて、短絡箇所で樹脂部41の一部が溶融した場合でも、正極板20と負極板30との間に耐熱皮膜42を介在させることができる。従って、正極板20と負極板30との接触面積が増えるのを抑制でき、これらの間でさらに発熱するのを防ぐことができる。
図2、及び、図2のB部の拡大端面図である図3に示すように、本実施形態にかかる耐熱皮膜付セパレータ40Y(40)は、幅方向DWの一端側DW1(図2,3中、左側)にセパレータ一端縁40Eを、幅方向の他端側DW2(図2,3中、右側)にセパレータ他端縁40Fをそれぞれ有する。また、この耐熱皮膜付セパレータ40Yは、本体部40Mと、この本体部40Mの幅方向DW他端側DW2に隣在し、セパレータ他端縁40Fに沿って長手方向DAに延びる他端側部40Nとに分けられる。
このうち、本体部40Mは、樹脂部41のうち本体樹脂部41Mと、耐熱皮膜42のうち本体樹脂部41M上に形成された本体皮膜部42Mとからなる。この本体皮膜部42Mは均一な膜厚T1(=4μm)になっている(図3参照)。また、本体樹脂部41Mは、後述する樹脂原反51において中央部52の一部をなしていた部位である。
また、他端側樹脂部41Nは、後述する樹脂原反51において他端縁部54をなしていた部位である。
従って、負極活物質層31は、正極活物質層21と対向する対向部31Xと、この対向部31Xの周囲(長手方向DA及び幅方向DW外側)に隣接して、正極活物質層21と対向しない非対向部31Yとに分けることができる(図4参照)。
耐熱皮膜付セパレータ40Yは、前述したように、本体部40Mと、この幅方向DWの他端側DW2に位置する他端側部40Nとに分けられる。そして、本実施形態では、図4に示すように、他端側部40Nの幅方向DWの幅寸法W1は、延出部47のうち第1延出部47A及び第2延出部47Bの幅方向DWの寸法W2よりも小さくなっている。このため、他端側部40Nは、第2延出部47B内に位置している(図4参照)。
一方、介在部46は、その全体が厚い膜厚T1の本体皮膜部42Mを有する前述の本体部40Mで構成されている。このため、本実施形態にかかる電池1では、正極板20と負極板30とが耐熱皮膜付セパレータ40Yを介して短絡した際にも、厚い膜厚T1の本体皮膜部42Mが正極板20と負極板30との間に介在して、これら正極板20及び負極板30の接触面積が増えるのを防ぐことができる。かくして、正極板20と負極板30とのさらなる発熱を確実に防ぐことができる電池1とすることができる。
まず、本実施形態にかかる電池1の製造方法のうち、帯状の樹脂原反51の幅方向DW全幅に亘って、前述した耐熱皮膜42をなすペースト42Pを塗布する塗布工程について説明する。なお、このうち樹脂原反51は、耐熱皮膜付セパレータ40(第1セパレータ40X,第2セパレータ40Y,第3セパレータ40Z)の樹脂部41を複数並べたものに相当し、樹脂部41に比して幅方向DWにも長手方向DAにも大きな寸法の帯状形状を有する。また、ペースト42Pは、前述のアルミナ粉末43及び結着材44を溶媒中に混合したものであり、このペースト42Pを乾燥させることで前述の耐熱皮膜42となる。
このうち、板状形状のドクターブレード120は、ロール110の軸線方向DX全体に亘って、ロール110のシリンダ面111と接する金属製の刃部121を有する。この刃部121で、シリンダ面111のうち、次述する第1斜線溝118かつ第2斜線溝119内にペースト42Pを残しつつシリンダ面111上のペースト42Pを除去する。
また、収容容器130は、ロール110の軸線方向DXの寸法よりも大きく、かつ、ロール110の直径よりも大きな矩形形状の開口部131を有している。リバースグラビアロール110は、この開口部131を通じて、軸線方向DX全体に亘ってシリンダ面111をペースト42Pに浸すことができる。
一方、第2斜線溝119は、ロール110の回転方向DRと逆方向、かつ、軸線方向DX他方側DX2(図6中、右側)に延びる形態、即ち回転方向DRと逆方向に進んだとき、軸線方向DXの他方側DX2に溝が延びる形態である。また、第2斜線溝119と軸線AXとがなす偏角θ2は−45°である。
このうち、面中央部112では、第1斜線溝118及び第2斜線溝119の両者が形成され、第1斜線溝118と第2斜線溝119とが互いに交差して、いわゆるあやめ状とされている。しかし、面一方側部113では、全域に亘って、第1斜線溝118のみが面中央部112から各々延長して形成されている。逆に、面他方側部114では、全域に亘って、第2斜線溝119のみが面中央部112から各々延長して形成されている。また、面一方端部115及び面他方端部116では、第1斜線溝118及び第2斜線溝119のいずれも形成されていない。
Sとを用いて、樹脂原反51の幅方向DW全幅に亘ってペースト42Pを塗布することが
できる。
また、面一方側部113のうちの第1一方側部113Sは、樹脂原反51のうち、中央部52の幅方向DWの一端側DW1(図6中、左側)に隣在し、長手方向DA(図6中、奥行き方向)に延びる一端縁51Eに沿う一端縁部53に対応し、この第1一方側部113Sのペースト42Pが一端縁部53に塗布される。
また、面他方側部114のうちの第1他方側部114Sは、樹脂原反51のうち、中央部52の幅方向DWの他端側DW2(図6中、右側)に隣在し、長手方向DAに延びる他端縁51Fに沿う他端縁部54に対応し、この第1他方側部114Sのペースト42Pが他端縁部54に塗布される。
なお、本実施形態では、面一方側部113の幅W5及び面他方側部114の幅W6をそれぞれ1.2mmにしており、後述する許容ずれ量±WA(=±0.5mm)の大きさ(範囲)2WA(=1.0mm)よりも大きくしている。
まず、樹脂原反51に塗布するペースト42Pを用意した。具体的には、図示しない溶媒中に、平均粒径(D50)が4μmのアルミナ粉末43、図示しないカルボキシメチルセルロース(CMC)及び結着材44を、アルミナ粉末43:CMC:結着材=98:0.7:1.3の重量比で混合して、固形分率が45%、20s-1の剪断速度における粘度が50mPa・sのペースト42Pを作製した。
このペースト42Pを前述した収容容器130に投入し、巻出し部150に捲回した帯状の樹脂原反51を搬送方向DTに移動させ、この樹脂原反51の片面51A上に、リバースグラビアロール110により、第1斜線溝118及び第2斜線溝119内のペースト42Pを転写すると同時に平滑する(図5参照)。
なお、塗工装置100ではグラビアキスリバース方式により、バックアップロールを用いないで、2つの補助ローラ170,170間において、樹脂原反51の搬送方向DTとは逆に向かって回転するロール110を用いてペースト42Pを樹脂原反51に塗布する。
従って、ロール110を用いて、樹脂原反51のうち一端縁部53或いは他端縁部54に供給されるペースト42Pの単位面積当たりの液量を、樹脂原反51の中央部52に供給される液量よりも少なくできる。このため、一端縁部53或いは他端縁部54にそれぞれ塗布されたペースト42Pの厚みが中央部52に塗布されたペースト42Pの厚みよりも薄くなる。但し、一端縁部53及び他端縁部54のうち一端縁51E近傍及び他端縁51F近傍においてペースト42Pの厚みが部分的に厚くなる場合がある。しかしこのような場合でも、一端縁部53及び他端縁部54いずれの部位におけるペースト42Pの厚みも、中央部52におけるペースト42Pの厚みにまでは達しない。
具体的には、外径が90.2mmの巻取り部160を用いて、2400mの耐熱皮膜付セパレータ原反50を巻き取ったときの、幅方向DW両端部分のたわみ(巻取り後の幅方向DW両端の外径から幅方向DW中央の外径を引いた差)は0.0mmであった。これに対し、リバースグラビアロール110の第1斜線溝118及び第2斜線溝119を、面中央部112のみならず、面一方側部113及び面他方側部114の全域であやめ状に形成した比較形態の塗工装置を用いて、同様にして耐熱皮膜付セパレータ原反を作製し、巻き取った場合には、幅方向両端部分のたわみが2.5mm(一端側)及び2.7mm(他端側)となった。これは、耐熱皮膜42の厚みが耐熱皮膜付セパレータ原反の一端縁付近及び他端縁付近で厚くなっていたためである。
また、本実施形態では、リバースグラビアロール110のシリンダ面111において、面一方側部113の軸線方向DXの幅W5を許容ずれ量±WAの範囲2WA(=1.0mm)よりも大きい1.2mmとしている。そして、塗工の際には、この面一方側部113の軸線方向DXの中心位置を、ロール110における、樹脂原反51の一端縁51Eの基準位置BP1に設定する。これにより、図7に示すように、基準位置BP1は、面中央部112と面一方側部113との境界から軸線方向DX一方側DX1に0.6mm離間した位置となる。このようにすることで、面一方側部113の第1一方側部113Sに対応する一端縁部53が、樹脂原反51の一端縁51Eに沿って、幅W8=0.1〜1.1mmで必ず形成される。そしてこの一端縁部53には、中央部52よりも厚みの薄いペースト42Pが塗布される。
具体的には、裁断前第1セパレータ40BXは、前述した本体部40Mと、この本体部40Mの幅方向DW一端側DW1に隣在する一端側部40Lとに分けられる(図9参照)。このうち、一端側部40Lは、一端側樹脂部41L上に、本体部40Mの皮膜(本体皮膜部42M)よりも厚みの薄い一端側皮膜部42Lを有する。また、裁断前第2セパレータ40BYは、本体部40Mと、前述した他端側部40Nとに分けられる。このうち、他端側部40Nは、他端側樹脂部41N上に、本体皮膜部42Mよりも厚みの薄い他端側皮膜部42Nを有する。また、裁断前第3セパレータ40BZは、その全体が本体皮膜部42Mを有する本体部40Mからなる。
このため、耐熱皮膜付セパレータ40として前述のセパレータ40X,40Y,40Zのいずれを用いた場合でも、耐熱皮膜付セパレータ40を正極活物質層21と負極活物質層31の対向部31Xとの間には、耐熱皮膜付セパレータ40のうち本体部40Mのみを配置させることができる。かくして、短絡の際にも、さらなる発熱を確実に防ぐことができる電池1を製造できる。
例えば、実施形態では、塗工装置を、リバースグラビアロールを被塗工材に接触させ、その表面に直接塗布する形態とした。しかし、一旦リバースグラビアロールにより中間転写体に塗料を塗布し、この中間転写体から被塗工材に塗料を塗布する形態としても良い。また、第1斜線溝(一方側斜線溝)の偏角θ1と第2斜線溝(他方側斜線溝)の偏角θ2との絶対値を等しくした形態の塗工装置を例示したが、各偏角θ1,θ2の絶対値が異なる形態としても良い。但し、偏角θ1と偏角θ2との絶対値を等しくするのが好ましい。
20 正極板
21 正極活物質層
30 負極板
31 負極活物質層
31X 対向部
40 耐熱皮膜付セパレータ
41 樹脂部(電池用セパレータ)
42 耐熱皮膜
42P ペースト(塗料,セラミック含有ペースト)
46 介在部((正極活物質層と対向部との間に位置する)部位)
47 延出部
50 耐熱皮膜付セパレータ原反(塗装済材)
51 樹脂原反(被塗工材,電池用セパレータ原反)
51A (樹脂原反の)片面
51E 一端縁
51F 他端縁
52 中央部
53 一端縁部
54 他端縁部
100 塗工装置
110 リバースグラビアロール
111 シリンダ面
112 面中央部(中央対応部)
113 面一方側部(一方側部)
113S 第1一方側部(一端対応部)
113T 第2一方側部
114 面他方側部(他方側部)
114S 第1他方側部(他端対応部)
114T 第2他方側部
118 第1斜線溝(一方側斜線溝)
119 第2斜線溝(他方側斜線溝)
AX 軸線
DA 長手方向
DR 回転方向
DW 幅方向
DW1 (幅方向)一端側
DW2 (幅方向)他端側
DX 軸線方向
DX1 (軸線方向)一方側
DX2 (軸線方向)他方側
P1 第1ピッチ(第1斜線溝同士の間隔)
P2 第2ピッチ(第2斜線溝同士の間隔)
W2 (延出部(第1延出部及び第2延出部)の幅方向の)寸法
W4 (面中央部の幅方向の)寸法
W5 (面一方側部の幅方向の)寸法
W6 (面他方側部の幅方向の)寸法
W7 (樹脂原反の)幅寸法
W8 (一端縁部の)幅寸法
W9 (他端縁部の)幅寸法
WA 許容ずれ量(許容量)
θ1,θ2 偏角
Claims (9)
- リバースグラビアロールを用いて、帯状の被塗工材の片面についてその幅方向全幅に亘って塗料を塗布する塗工装置であって、
上記被塗工材のうち、上記幅方向の中央部分を中央部とし、上記中央部の上記幅方向一端側に隣在し長手方向に延びる一端縁に沿う部位を一端縁部とし、上記中央部の上記幅方向他端側に隣在し上記長手方向に延びる他端縁に沿う部位を他端縁部としたとき、
上記リバースグラビアロールのシリンダ面は、
上記被塗工材の上記中央部に対応する中央対応部と、
上記中央対応部よりも上記リバースグラビアロールの軸線に沿う軸線方向の一方側で上記中央対応部に隣在し、上記被塗工材の上記一端縁部に対応する一端対応部を一部に含む、一方側部と、
上記中央対応部の上記軸線方向の他方側に隣在し、上記被塗工材の上記他端縁部に対応する他端対応部を一部に含む、他方側部と、を有し、
上記シリンダ面の上記中央対応部には、
互いに同一の断面形状で等間隔に形成され、上記リバースグラビアロールの回転方向と逆方向かつ上記軸線方向一方側に延びる一方側斜線溝と、互いに同一の断面形状で等間隔に形成され、上記リバースグラビアロールの回転方向と逆方向かつ上記軸線方向他方側に延びる他方側斜線溝とが、互いに交差して形成されてなり、
上記一方側部の全域に、上記一方側斜線溝が各々延長して形成されてなり、
上記他方側部の全域に、上記他方側斜線溝が各々延長して形成されてなる
塗工装置。 - 請求項1に記載の塗工装置であって、
前記一方側斜線溝と前記他方側斜線溝とは、
前記軸線とでなす偏角の絶対値が等しく、
同一の断面形状を有し、かつ、
上記一方側斜線溝同士の間隔と、上記他方側斜線溝同士の間隔とが等しい形態とされてなる
塗工装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の塗工装置であって、
塗布の際の、前記リバースグラビアロールに対する前記被塗工材についての前記軸線方向の許容移動寸法を±WAとしたとき、
上記リバースグラビアロールの前記シリンダ面の前記一方側部及び前記他方側部は、上記軸線方向の寸法が2WAよりも大きくされ、
前記中央対応部は、上記軸線方向の寸法WCが上記被塗工材の前記幅方向の寸法WOに対してWC<WO−2WAとされてなる
塗工装置。 - 帯状の被塗工材の片面について、その幅方向全幅に亘って塗料を塗布した塗装済材の製造方法であって、
上記被塗工材のうち、上記幅方向の中央部分を中央部とし、上記中央部の上記幅方向一端側に隣在し長手方向に延びる一端縁に沿う部位を一端縁部とし、上記中央部の上記幅方向他端側に隣在し上記長手方向に延びる他端縁に沿う部位を他端縁部としたとき、
リバースグラビアロールのシリンダ面は、
上記被塗工材の上記中央部に対応する中央対応部と、
上記中央対応部よりも上記リバースグラビアロールの軸線に沿う軸線方向の一方側で上記中央対応部に隣在し、上記被塗工材の上記一端縁部に対応する一端対応部を一部に含む、一方側部と、
上記中央対応部の上記軸線方向の他方側に隣在し、上記被塗工材の上記他端縁部に対応する他端対応部を一部に含む、他方側部と、を有し、
上記シリンダ面の上記中央対応部には、
互いに同一の断面形状で等間隔に形成され、上記リバースグラビアロールの回転方向と逆方向かつ上記軸線方向一方側に延びる一方側斜線溝と、互いに同一の断面形状で等間隔に形成され、上記リバースグラビアロールの回転方向と逆方向かつ上記軸線方向他方側に延びる他方側斜線溝とが、互いに交差して形成されてなり、
上記一方側部の全域に、上記一方側斜線溝が各々延長して形成されてなり、
上記他方側部の全域に、上記他方側斜線溝が各々延長して形成されてなる
上記リバースグラビアロールを用いて、上記被塗工材の上記片面の上記幅方向全幅に亘って、上記塗料を塗布する塗布工程を備える
塗装済材の製造方法。 - 請求項4に記載の塗装済材の製造方法であって、
前記一方側斜線溝と前記他方側斜線溝とは、
前記軸線とでなす偏角の絶対値が等しく、
同一の断面形状を有し、かつ、
上記一方側斜線溝同士の間隔と、上記他方側斜線溝同士の間隔とが等しい形態とされてなる
塗装済材の製造方法。 - 請求項4又は請求項5に記載の塗装済材の製造方法であって、
前記塗布工程における、前記リバースグラビアロールに対する前記被塗工材についての前記軸線方向の許容移動寸法を±WAとしたとき、
上記リバースグラビアロールの前記シリンダ面の前記一方側部及び前記他方側部は、上記軸線方向の寸法が2WAよりも大きくされ、
前記中央対応部は、上記軸線方向の寸法WCが上記被塗工材の前記幅方向の寸法WOに対してWC<WO−2WAとされてなる
塗装済材の製造方法。 - 耐熱皮膜付セパレータ原反の製造方法であって、
請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の塗装済材の製造方法において、
前記被塗工材は、電池用セパレータ原反であり、
前記塗料は、セラミック含有ペーストであり、
上記塗装済材は、上記セラミック含有ペーストを乾燥させた耐熱皮膜を有する
耐熱皮膜付セパレータ原反の製造方法。 - 電池用セパレータと、
上記電池用セパレータ上に形成された耐熱皮膜と、を備える
耐熱皮膜付セパレータの製造方法であって、
請求項7に記載の耐熱皮膜付セパレータ原反の製造方法で製造した前記耐熱皮膜付セパレータ原反を、前記幅方向及び前記長手方向の少なくともいずれかの方向に切断して、複数条の上記耐熱皮膜付セパレータを得る切断工程を備える
耐熱皮膜付セパレータの製造方法。 - 請求項8に記載の耐熱皮膜付セパレータの製造方法で製造した前記耐熱皮膜付セパレータを、正極板の正極活物質層と負極板の負極活物質層との間に介在させてなる電池の製造方法であって、
上記耐熱皮膜付セパレータは、
上記電池において、上記正極活物質層と、上記負極活物質層のうち上記正極活物質層と対向する対向部との間に位置する部位から、前記幅方向一端側または他端側に延出する延出部を有し、
前記電池用セパレータ原反は、
上記延出部の上記幅方向の寸法よりも小さい幅寸法の前記一端縁部及び前記他端縁部を有し、
上記耐熱皮膜付セパレータを、上記正極活物質層と上記負極活物質層との間に介在させる介在工程を備える
電池の製造方法。
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