JP5741107B2 - メンテナンス装置および液体噴射装置 - Google Patents
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Description
また、前記特許文献2に記載の技術においては、フラッシングされたインク液の跳ね返りによって装置の機器部や記録紙等を汚損しないように、空気を吸引する機構を備えていることから、やはり装置構成が複雑化し、大型化するといった問題があった。
このようにすれば、前記したように電源をオフにして底部(絶縁部)を撥水性に戻すことにより、フラッシングされた液体は傾斜面によって排出口に向かって容易に流れるようになる。
このようにすれば、底部上に着弾した液滴は着弾位置の近傍にある第1電極に容易に接するようになる。したがって、電源がオンになっていると液滴は第1電極によって帯電し、第2電極によって異なる極性に帯電した絶縁部に対する濡れ性が格段に高くなる。すなわち、絶縁部は前記したように親液性になる。
このようにすれば、制御部によって、第1電極および第2電極に対して排出口に遠い側から近い側に向かって電圧が印加されている状態から順次非印加状態となるように、電圧制御を行うことにより、フラッシングされた液体を排出口に向けて容易に移動させることができる。すなわち、液体を排出口に向けて流すことができる。
この液体噴射装置によれば、前記したように底部(絶縁部)上に着弾した液滴を濡れ拡がらせ、跳ね返りを抑制することができる液体受け部を有したメンテナンス装置を備えているので、従来のような空気を吸引する機構が不要になり、装置構成の複雑化、大型化を回避することができる。また、前記液体受け部が、排出手段によってフラッシングされた液体を排出口に容易に流すことができるので、従来のような多孔質体の洗浄機構が不要になり、装置構成の複雑化、大型化を回避することができる。
また、制御装置106は、プリンター100の電源(図示せず)に接続されている。さらに、図1に示すように制御装置106には、後述するようにフラッシング機構115におけるフラッシングボックス(液体受け部)に設けられた第1電極と第2電極との間に所定の電圧を印加するための電源の、オンオフ制御をなす制御機構106aが設けられている。なお、第1電極と第2電極との間に所定の電圧を印加するための電源は、プリンター100の電源から得るようになっている。
図3(a)に示すようにフラッシング機構115は、ヘッド110のノズルNZからフラッシングされた(噴射された)インクを受けるフラッシングボックス(液体受け部)116と、フラッシングボックス116で受けたインクを接続チューブ117を介して回収する廃インクタンク118と、を備えて構成されている。
また、制御機構106aは、本実施形態では前記第1電極121に対して、排出口116bに遠い位置の電極部121aから近い位置の電極部121aに向かって、前記電源のオンオフ制御や、電圧の強さの制御を順次行えるようになっている。
また、図3(a)に示したように排出管116cには接続チューブ117が外挿されており、該接続チューブ117の下方には廃インクタンク118が配設されている。
フラッシング動作を行わせる場合、制御装置106は、ヘッド110をフラッシング位置にまで移動させ、図3(a)に示したようにヘッド110の噴射面110aとフラッシング機構115のフラッシングボックス116とを対向させた状態とする。
また、その後電源をオフにして絶縁層120(底部116a)を撥水性に戻すことにより、前記傾斜面や制御機構106aからなる排出手段によってフラッシングされたインク滴Iを排出口116bに容易に流すことができる。よって、従来のように跳ね返り防止のための空気吸引機構や、廃インクの堆積を防止するための多孔質体の洗浄機構が不要になり、装置構成の複雑化、大型化を抑えることができる。
例えば、前記実施形態では第1電極を、連続した線状で正方形枠状の電極部121aによって形成したが、連続せずに破線状に断続して配置された正方形枠状の電極部によって形成してもよい。その場合には、断続して配置された個々の電極部に対し、それぞれ配線を接続することにより、連続した線状で正方形枠状に第1電極を形成した場合に比べ、インク滴の動きを細かく制御することができる。
また、電極部121aの形状についても、正方形枠状でなく、円形枠状など、フラッシングボックス(液体受け部)116の形状に対応して種々の形状が採用可能である。
さらに、短い線状の電極部を図6に示したように渦巻き状に断続的に配置して、第1電極を形成してもよい。この場合には、各電極部毎に配線を形成することにより、インク滴を渦巻き状に流れさせることができ、フラッシングされたインク滴を排出口に向けてより良好に移動させ、排出することができる。
Claims (4)
- 液体を噴射する噴射ヘッドのメンテナンス装置であって、
撥水性の絶縁部と前記絶縁部から露出して配置される第1電極とを含み、前記噴射ヘッドから噴射された前記液体を受ける液体受け面と、前記絶縁部により覆われる第2電極と、前記液体受け面に噴射された前記液体を外部に排出する排出口と、を有する液体受け部と、
前記第1電極と前記第2電極との間に印加する電圧を制御する制御部と、
を備え、
前記液体受け面は、前記液体受け部の底面に形成された前記排出口に向かって下降する傾斜面であることを特徴とするメンテナンス装置。 - 前記第1電極は、前記排出口に対してその周囲に連続的又は断続的な線状に配置されているとともに、前記排出口に遠い位置から近い位置にまで連続的に又は断続的に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のメンテナンス装置。
- 前記制御部は、前記第1電極および前記第2電極に対して、前記排出口に遠い側から近い側に向かって、前記電圧が印加されている状態から順次非印加状態となるように、前記電圧を制御することを特徴とする請求項2記載のメンテナンス装置。
- 液体を噴射する噴射ヘッドと、
請求項1〜3のいずれか一項に記載のメンテナンス装置と、
を備えることを特徴とする液体噴射装置。
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JP2011062534A JP5741107B2 (ja) | 2011-03-22 | 2011-03-22 | メンテナンス装置および液体噴射装置 |
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JP2011062534A JP5741107B2 (ja) | 2011-03-22 | 2011-03-22 | メンテナンス装置および液体噴射装置 |
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JP2012196883A JP2012196883A (ja) | 2012-10-18 |
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