JP5740141B2 - まつ毛用化粧料塗布具 - Google Patents

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Description

本発明は、まつ毛に化粧料を付着させるまつ毛用化粧料塗布具に関する。
従来から、まつ毛に化粧料を付着させるのに、マスカラ用のマスカラ塗布具等が用いられている。例えば、特許文献1には、棒状の柄の先端に、該柄の長手方向と同方向に延びるブラシを備えたマスカラ塗布用ブラシが記載されている。
まつ毛にマスカラを生え際からしっかりと塗布する場合に、目は非常に弱い部分であり、まつ毛は短いものであるため、使用者に恐怖心を与える場合がある。例えば、特許文献1に記載のマスカラ塗布用ブラシを用いて、まつ毛にマスカラを生え際からしっかりと塗布する場合や、あるいは、ブラシの先端を使って細かい部分を塗布する場合に、指先からマスカラを塗布するブラシが離れているため、指先のように、ブラシを操作することが難しい。
指先のようにブラシを操作し易い観点から、特許文献2には、指を受け入れるようにした保持体と、保持体の先端に取り付けられた塗布部片とを備えたメーキャップ塗布器が記載されている。しかしながら、引用文献2に記載のメーキャップ塗布器は、特許文献1に記載のマスカラ塗布用ブラシと同様に、保持体の先端に、該保持体の長手方向と同方向に塗布部片が延びており、指先から塗布部片の先端部が離れているため、まつ毛にマスカラを生え際からしっかりと塗布する場合に、指先のように、塗布部片を操作することが難しい。
特開昭63−143006号公報 実開昭55−41199号公報
したがって、本発明の課題は、指先のように化粧料付着部を操作することができ、まつ毛に化粧料を生え際からしっかりと塗布する場合にも、ブラシ先端を使用者に恐怖心を与え難いまつ毛用化粧料塗布具を提供することにある。
本発明は、指先を挿入可能な指サック状の本体と、まつ毛に化粧料を付着させる化粧料付着部と、前記本体と前記化粧料付着部とを所定空間を隔てて連結固定する連結部とを有するまつ毛用化粧料塗布具であって、使用時に前記空間にまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてある、まつ毛用化粧料塗布具を提供するものである。
本発明のまつ毛用化粧料塗布具によれば、指先のように化粧料付着部を操作することができ、まつ毛に化粧料を生え際からしっかりと塗布する場合にも、使用者に恐怖心を与え難い。
図1は、本発明の第1実施形態であるまつ毛用化粧料塗布具の斜視図である。 図2は、図1に示すまつ毛用化粧料塗布具の側面図である。 図3は、第1実施形態のまつ毛用化粧料塗布具と、化粧料を収容した容器とを組み合わせたまつげ化粧用物品の側面断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態であるまつ毛用化粧料塗布具の使用方法を説明する図である。 図5は、本発明の第2実施形態であるまつ毛用化粧料塗布具の斜視図である。 図6は、図5に示すまつ毛用化粧料塗布具の側面図である。 図7は、本発明の第3実施形態であるまつ毛用化粧料塗布具の斜視図である。 図8は、図7に示すまつ毛用化粧料塗布具の側面図である。 図9は、本発明の第4実施形態であるまつ毛用化粧料塗布具の斜視図である。 図10は、図9のX1−X1線断面図である。 図11は、本発明の第5実施形態であるまつ毛用化粧料塗布具の斜視図である。 図12は、図11に示すまつ毛用化粧料塗布具の側面図である。
以下、本発明のまつ毛用化粧料塗布具を、その好ましい第1実施形態に基づき、図1〜図4を参照しながら説明する。
第1実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1A(以下、「化粧料塗布具1A」ともいう。)は、図1,図2に示すように、指先を挿入可能な指サック状の本体2と、まつ毛に化粧料を付着させる化粧料付着部3と、本体2と化粧料付着部3とを所定空間Sを隔てて連結固定する連結部4とを有している。具体的に説明すると、指サック状の本体2は、図1,図2に示すように、先端部21と基端部22とを備えており、内部に指先が挿入可能な略円柱状の形状をしている。本体2の内面の横断面形状としては、円形状、楕円形状、多角形等が挙げられ、指の周りに本体2が回転し難い観点から、楕円形状であることが好ましい。本体2は、その内部に、例えば、使用者の人差し指の指先から第1関節近傍までが挿入可能に形成されていることが好ましく、具体的には、本体2の長手方向(図中に示すY方向と同方向)の長さが、15mm〜35mmであることが好ましく、18mm〜30mmであることが更に好ましい。また、本体2の幅方向(図中に示すX方向と同方向)の長さが、15mm〜40mmであることが好ましく、18mm〜30mmであることが更に好ましい。また、本体2の厚みが、0.1mm〜3mmであることが好ましく、0.5mm〜2mmであることが更に好ましい。
第1実施形態においては、本体2は、先端部21側の天面(Y方向上方の面)に、本体2の内部に指先を挿入する際に、使用者の爪やつけ爪が邪魔にならないように、爪やつけ爪が挿通可能な爪用口23を備えている。尚、第1実施形態の本体2においては、後述する化粧料付着部3側に人差し指の腹側を向けて内部に挿入しても、化粧料付着部3側に人差し指の背側を向けて内部に挿入しても、使用者の爪やつけ爪が邪魔にならないように、化粧料付着部3側に1個の爪用口23を設け、化粧料付着部3と反対側に別の1個の爪用口23を設けている。
第1実施形態においては、本体2は、その内部に様々な使用者の人差し指のサイズに対応可能なように、図1,図2に示すように、後述する化粧料付着部3と反対側の側面であって、且つ先端部21と基端部22との間に、人差し指の一部が露出するような切り欠き部24を備えている。また、本体2は、図1,図2に示すように、基端部22にもY方向に延在する側面切り欠き部25を備えており、側面切り欠き部25は切り欠き部24に連接している。このように、本体2の基端部22は、図1,図2に示すように、人差し指の全周を囲むようには形成されておらず、使用者の人差し指のサイズに対応可能なように、本体2の周方向に弾性変形可能に形成されている。このように弾性変形可能な観点から、本体2の構成材料としては、合成樹脂や金属、これらの複合体等が用いられる。
本体2の内壁には、本体2の内部に人差し指を挿入した後滑らないように、抵抗のある処理が施されていることが好ましい。本体2の内壁に施される抵抗のある処理としては、例えば、凹凸形状の付与、弾性部材や接着剤等の塗布等の処理が挙げられる。
まつ毛に化粧料を付着させる化粧料付着部3は、図1,図2に示すように、第1実施形態においては、本体2の側方に本体2の長手方向(Y方向)に延びている。化粧料塗布具1Aの化粧料付着部3は、図1,図2に示すように、先端部31と基端部32とを備え、全体として、所謂スクリュータイプの形状をしている。具体的には、化粧料付着部3は、図1,図2に示すように、芯材33と、芯材33に保持された多数の毛材34とを備え、多数の毛材34が芯材33の周囲から突出しており、芯材33の軸線方向から見ると、多数の毛材34が放射状に突出している。芯材33は、例えば、二条の金属芯線材により構成されており、多数の毛材34は、例えば、熱可塑性樹脂からなる複数のブラシ繊維により構成されている。第1実施形態の化粧料付着部3は、複数のブラシ繊維を束の状態で、二条の前記金属芯線材(図示せず)によって挟持されながら、これらをらせん状に捻回することによって多数の毛材34を芯材33に保持して形成されている。尚、第1実施形態の化粧料付着部3は、上述したように、多数の毛材34によるスクリュータイプの形状をしているが、多数の毛材34を芯材の軸の周囲に放射状に設けた円筒状の形状でもよく、フロッキー(静電植毛)タイプ、コイルタイプ、コームタイプ、ツリータイプ、カーブタイプ、グラマラスタイプ、つくしタイプ、ひょうたんタイプ、 アシンメトリータイプの形状でもよい。また、化粧料付着部3は、毛材34の代わりに、コーム(櫛歯)状の突起を設けて形成されていてもよい。
第1実施形態においては、化粧料付着部3は、図1,図2に示すように、本体2の側方に配されており、Y方向に長く、本体2側に凸となるように弓状に湾曲している。この湾曲に関し、化粧料付着部3が湾曲していると、手首等を曲げずに指先だけを動かしてまつ毛に化粧料を付与できる観点から、芯材33の曲率半径は、20mm〜∞(直線)であることが好ましく、25mm〜70mmであることが更に好ましい。尚、第1実施形態においては、化粧料付着部3は、本体2側に凸となるように弓状に湾曲しているが、直線であってもよく、本体2側に凹となるように弓状に湾曲していてもよい。あるいは、図2の紙面に垂直手前側に凸または凹となるように弓上に湾曲していてもよい。
化粧料付着部3は、図1,図2に示すように、Y方向の長さが、使用者の人差し指の指先から第1関節近傍までの間隔と略同じであるか、少し長い程度であることが、人差し指の末節の動きに追従し易い観点から好ましく、具体的には15mm〜35mmであることが好ましく、18mm〜28mmであることが更に好ましい。
化粧料付着部3を構成する毛材34は、芯材33のY方向の10mm当たり、80本〜350本程度配されていることが好ましく、100本〜250本程度配されていることが更に好ましい。毛材34は、化粧料付着部3の基端部32から先端部31に向かって、その長さが漸次短くなっていることが好ましい。具体的には、基端部32側の毛材34は、芯材33から0.1mm〜8mm突出していることが好ましく、先端部31側の毛材34は、芯材33から0.05mm〜6mm突出していることが好ましい。毛材34の太さは、直径0.05mm〜0.3mmであることが好ましい。
本体2と化粧料付着部3とを連結固定する連結部4は、図1,図2に示すように、板状の形状をしている。連結部4の厚み(Y方向の長さ)は、強度を保てる範囲で、できるだけコンパクトな方が塗布時に邪魔にならない観点から、0.1mm〜5mmであることが好ましい。連結部4の構成材料としては、合成樹脂や金属、これらの複合体等が用いられる。
尚、本体2及び連結部4は、化粧料付着部3周辺が暗くなり難い観点から、透明色あるいは複数の開口部を有するメッシュ構造体であることが好ましい。
本発明のまつ毛用化粧料塗布具は、使用時に、本体2と化粧料付着部3との空間Sにまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてある。第1実施形態の化粧料塗布具1Aにおいては、化粧料付着部3は、図1,図2に示すように、化粧料付着部3の基端部32が連結部4の一端部41に連設されており、本体2の基端部22が連結部4の他端部42に連設されて形成されている。第1実施形態の化粧料塗布具1Aにおいては、化粧料付着部3は、図1,図2に示すように、本体2の長手方向(Y方向)に延びている。具体的には、図1,図2に示すように、連結部4が、本体2の長手方向(Y方向)に直交する本体2の幅方向(X方向)に配されており、本体2の基端部22に連接されている。本体2に連接されている側と反対側の連結部4の端部(一端部)41には、連結部4の上面(本体2の先端部21側の面)に、化粧料付着部3の基端部32が連接されている。化粧料付着部3は、その先端部31が本体2の長手方向(Y方向)の上方(本体2の先端部21側)に延出している。
第1実施形態の化粧料塗布具1Aにおいては、化粧料付着部3が本体2の側方に位置することが塗布のしやすさや恐怖感を与えないという点から好ましい。このような位置関係を具現化する形態として、化粧料塗布具1Aにおいては、図1,図2に示すように、本体2の基端部22側に連結部4の他端部42が連設され、連結部4の一端部41からY方向の上向きに化粧料付着部3が連接されて本体2の側方に位置するように形成されているが、本体2の先端部21側に連結部4の他端部42が連接され、連結部4の一端部41からY方向の下向きに化粧料付着部3が連接されて本体2の側方に位置するように形成されていても良い。
第1実施形態の化粧料塗布具1Aにおいては、図1,図2に示すように、本体2及び化粧料付着部3が長手方向(Y方向)に延びており、X方向に空間Sを隔てて並置されている。第1実施形態の化粧料塗布具1Aにおいては、使用時に、本体2と化粧料付着部3との間の空間Sにまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてある。本体2と化粧料付着部3との空間S(X方向における間隔)は、間隔が狭すぎると視界が遮られて化粧料を塗布し難く、間隔が広すぎると指先の移動量よりも化粧料付着部3の移動量の方が大きくなって使い難くなってしまったり、腕や肘を上げた状態の姿勢となるため肩が疲れてしまったりする観点から、3mm〜30mmであることが好ましく、5mm〜18mmであることが更に好ましい。尚、本体2と化粧料付着部3との間隔は、最も間隔が狭い位置での値である。
第1実施形態の化粧料塗布具1Aにおいては、図3に示すように、化粧料付着部3を収容する筒状の容器5を備え、容器5の内部に容器5の開口部51から化粧料付着部3が挿入されて、化粧料付着部3が容器5により覆われている。具体的には、有底円筒状の容器5は、化粧料塗布具1Aを保存する際に用いられ、化粧料塗布具1Aの使用時には外されるものである。第1実施形態の化粧料塗布具1Aにおいては、図1,図2,図3に示すように、連結部4の一端部41と化粧料付着部3の基端部32との連設位置において、容器5を固定する後述する別パーツ6を固定する土台43が、一端部41の上面(本体2の先端部21側の面)に連設されている。土台43は、図1,図2,図3に示すように、その外周面に、ねじ山を備えている。土台43の構成材料としては、連結部4と同じ材料が用いられる。
第1実施形態の容器5は、図3に示すように、化粧料付着部3を覆うことができる大きさであり、具体的には、Y方向の長さが、15mm〜40mmであることが好ましく、X方向の長さが、3mm〜50mmであることが好ましい。容器5は、図3に示すように、その開口部51の外周面に、ねじ山を備えている。容器5の構成材料としては、合成樹脂や金属やガラス、これらの複合体等が用いられる。
第1実施形態の化粧料塗布具1Aにおいては、図3に示すように、化粧料塗布具1Aの保存時に化粧料付着部3を収容する容器5と、連結部4の土台43とを連結するために、別パーツ6を用いることができる。別パーツ6は、図3に示すように、Y方向に貫通した略筒状の形態であり、Y方向の略中央に、化粧料付着部3に付着した化粧料をしごき取るしごき部61が設けられており、しごき部61のあるY方向の略中央においては、Y方向に貫通した貫通口の穴径が極端に狭くなっている。しごき部61は、弾性変形可能な材料から形成されており、別パーツ6にしごき部61が設けられていることによって、使用時に容器5から化粧料付着部3を抜き出す際に、化粧料付着部3の例えば毛材34に過剰に付着した化粧基剤が除去され易い。
別パーツ6は、図3に示すように、しごき部61よりもY方向の下方側(本体2の基端部22側)の内周面に、土台43のねじ山に対応するねじ溝を備えており、土台43のねじ山と別パーツ6のねじ溝とが螺合して、別パーツ6が連結部4の一端部41(土台43)に螺設している。また、別パーツ6は、図3に示すように、しごき部61よりもY方向の上方側(本体2の先端部21側)の内周面に、容器5の開口部51のねじ山に対応するねじ溝を備えており、容器5の開口部51のねじ山と別パーツ6のねじ溝とが螺合して、容器5が別パーツ6に螺設しており、容器5が別パーツ6を介して連結部4の一端部41に係脱可能に係合している。
まつ毛に付着させる化粧料の基剤としては、マスカラ薬剤、染毛剤等が挙げられる。マスカラ薬剤としては、その種類に特に制限はなく、従来公知の薬剤を用いることができる。また、染毛剤としては、その種類に特に制限はなく、例えば、酸性染料を着色剤とする染毛剤、酸性染料及びカーボンブラックを着色剤とする染毛剤、顔料を着色剤とする染毛剤等が挙げられる。
上述した本発明の第1実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1Aを使用した際の作用効果について説明する。
第1実施形態の化粧料塗布具1Aは、化粧料付着部3に化粧料を貯留させて使用される。図4には、化粧料塗布具1Aを用いてまつ毛に化粧料を塗布する方法が示されている。
先ず、図4に示すように、本体2の内部に指先を挿入して化粧料塗布具1Aを指先に固定する。尚、図4においては、本体2の切り欠き部24から人差し指の背側(爪側)の一部が露出するように取り付けられているが、切り欠き部24から人差し指の腹側の一部が露出するように取り付けられていてもよい。次に、図4に示すように、化粧料付着部3の毛材34に、別に用意した化粧料を貯留させ、化粧料付着部3に化粧料が貯留した化粧料塗布具1Aを、まつ毛に接近させ、化粧料付着部3と本体2との空間Sにまつ毛を配する。次いで、図4に示すように、第1実施形態においては、化粧料付着部3の毛材34間にまつ毛を入り込ませ、人差し指の先端を動かすことにより化粧料付着部3をまつ毛の生え際からまつ毛の上方にむけて移動させながら、毛材34間に貯留している化粧料をまつ毛に塗布する。
第1実施形態の化粧料塗布具1Aは、図1,図4に示すように、本体2を指に固定し、使用時に、本体2と化粧料付着部3との空間Sにまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてあるので、化粧料塗布具1Aの化粧料付着部3が指先の動きに追従し易い。具体的には、化粧料付着部3の移動量(変位及び角度変化量)が指先の移動量と比べて拡大も縮小もされず、ほぼ等しい為、指先のように化粧料付着部3を操作することができる。従って、まつ毛に化粧料を生え際からしっかりと塗布する場合にも、使用者に恐怖心を与え難い。
第1実施形態の化粧料塗布具1Aは、図1,図4に示すように、本体2及び化粧料付着部3が長手方向(Y方向)に延びており、使用時に、本体2と化粧料付着部3との空間Sにまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてあるので、鏡を見ながら化粧料塗布具1Aを操作する際に、本体2と化粧料付着部3との間からまつ毛の位置や化粧料付着部3の位置を両目で確認することができ、遠近感を掴み易い。従って、化粧料塗布具1Aを操作し易く、利き腕とは反対側の目にも化粧料を付着させ易い。
また、第1実施形態の化粧料塗布具1A、化粧料塗布具1Aを覆う筒状の容器5、および化粧料からまつげ化粧用物品が提供される。即ち、このまつげ化粧用物品においては、容器5は化粧料を収容しており、容器5の内部に容器5の開口部51からまつ毛用化粧料付着部3が挿入されて化粧料中にまつ毛用化粧料付着部3が含浸されている。このようなまつげ化粧用物品は、携帯性に優れ、また、化粧料塗布具1Aを保存する際には、化粧料付着部3が筒状の容器5により覆われており、化粧料塗布具1Aを使用する際には、容器5の内部の化粧料中に化粧料付着部3を含浸し、化粧料付着部3に余分に貯留した化粧料をしごき部61でしごいて適度に化粧料を化粧料付着部3に貯留させた状態で使用できるので便利である。
次に、本発明の第2実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1B(以下、「化粧料塗布具1B」ともいう。)について、図5〜図6に基づいて説明する。
第2実施形態の化粧料塗布具1Bについては、第1実施形態の化粧料塗布具1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、化粧料塗布具1Aと同様であり、化粧料塗布具1Aの説明が適宜適用される。
第2実施形態の化粧料塗布具1Bにおいては、図5,図6に示すように、化粧料付着部3の基端部32が連結部4の一端部41に連設されており、本体2の先端部21が連結部4の他端部42に連設されている。第2実施形態の化粧料塗布具1Bにおいては、化粧料付着部3は、本体2の先端部21の近傍に本体2の長手方向(Y方向)と交差する方向に延びている。以下、具体的に説明する。尚、第2実施形態の本体2は、第1実施形態の本体2と同様に、人差し指の一部が露出するような切り欠き部24、及び側面切り欠き部25を備えていてもよいが、図5,図6には、切り欠き部24及び側面切り欠き部25は、図示されていない。
第2実施形態においては、化粧料付着部3は、図5,図6に示すように、X方向に長く、本体2側に凸となるように弓状に湾曲している。尚、第2実施形態においては、化粧料付着部3は、本体2側に凸となるように弓状に湾曲しているが、直線状でもよく、本体2側に凹となるように弓状に湾曲していてもよい。
第2実施形態の化粧料塗布具1Bにおいては、化粧料付着部3は、図5,図6に示すように、本体2の先端部21の近傍であって、本体2の先端部21からY方向の上方に空間Sを隔てて、Y方向と交差するX方向に延びて形成されているが、本体2の先端部21の近傍であれば、本体2の先端部21と交差する位置にX方向に延びる化粧料付着部3を配してもよい。本体2の先端部21と交差する位置に化粧料付着部3を配する場合には、例えば、図6に示すY方向及びX方向に直交する前後方向に、本体2の先端部21から空間Sを隔てて化粧料付着部3を配すればよい。
化粧料付着部3は、図5,図6に示すように、X方向の長さが、使用者の人差し指の指先から第1関節近傍までの間隔と略同じであるか、少し長い程度であることが、人差し指の末節の動きに追従し易い観点から好ましく、具体的には15mm〜35mmであることが好ましく、18mm〜28mmであることが更に好ましい。
本発明のまつ毛用化粧料塗布具は、使用時に、本体2と化粧料付着部3との空間Sにまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてある。第2実施形態の化粧料塗布具1Bにおいては、化粧料付着部3は、図5,図6に示すように、化粧料付着部3の基端部32が連結部4の一端部41に連設されており、本体2の先端部21が連結部4の他端部42に連設されて形成されている。第2実施形態の化粧料塗布具1Bにおいては、化粧料付着部3は、図5,図6に示すように、本体2の長手方向(Y方向)と直交する方向(X方向)に延びている。具体的には、図5,図6に示すように、連結部4が、本体2の長手方向(Y方向)と同方向に配されて、一端部41と他端部42との間で逆「くの字」状に折れ曲がっており、連結部4の他端部42が本体2の先端部21に連接されている。連結部4の前記折れ曲がり角度αは、90°〜180°であることが好ましく、100°〜160であることがより好ましい。折れ曲がり角度αをこの範囲にすることで、空間Sを適切にとりつつ、化粧料付着部3を指先の延長上に位置させることができる。また、化粧料付着部3の長さを適切にとり、かつ、塗布部先端31の位置を指先から遠過ぎない適切な位置に配置することができる。本体2に連接されている他端部42と反対側の連結部4の一端部41には、連結部4の内面(本体2の先端部21側の面)に、化粧料付着部3の基端部32が連接されている。化粧料付着部3は、その先端部31が本体2の幅方向(X方向)の図6中の左方に延出している。尚、第2実施形態の粧料付着部3は、図5,図6に示すように、本体2の長手方向(Y方向)と直交する方向(X方向)に延びているが、本体2の長手方向(Y方向)と交差する方向に延びていればよい。
第2実施形態の化粧料塗布具1Bにおいては、図5,図6に示すように、本体2が長手方向(Y方向)に延びており、化粧料付着部3が長手方向(Y方向)に直交する幅方向(X方向)に延びている。第2実施形態の化粧料塗布具1Bにおいては、使用時に、本体2の先端部21と化粧料付着部3との空間Sにまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてある。本体2の先端部21と化粧料付着部3との空間S(Y方向における間隔)は、間隔が狭すぎると視界が遮られて化粧料を塗布し難く、間隔が広すぎると指先の移動量よりも化粧料付着部3の移動量の方が大きくなって使い難くなってしまったり、腕や肘を上げた状態の姿勢となるため肩が疲れてしまったりする観点から、3mm〜30mmであることが好ましく、5mm〜18mmであることが更に好ましい。尚、本体2の先端部21と化粧料付着部3との間隔は、最も間隔が狭い位置での値である。
上述した本発明の第2実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1Bを使用した際の作用効果について説明する。
第2実施形態の化粧料塗布具1Bの効果については、第1実施形態の化粧料塗布具1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、化粧料塗布具1Aの効果と同様であり、化粧料塗布具1Aの効果の説明が適宜適用される。
第2実施形態の化粧料塗布具1Bにおいては、図5,図6に示すように、化粧料付着部3が、本体2の長手方向(Y方向)と直交する方向(X方向)に延びているので、化粧料を塗布する際に、化粧料塗布具1Bを装着した指を鉛直上向きに向けて、肘を下ろして操作することになるので、肘や手首などの姿勢が無理なく楽に塗布することができ、また、使用者の利き腕にかかわらず、左右どちらのまつげでも操作性の差異が小さく楽に塗布することができる。さらに、例えば目尻側と目頭側など、俯瞰視でまぶたの湾曲の向きが異なる部位でも、手首を僅かに捻るだけで、化粧料付着部3をまぶたの湾曲に沿わせることができ、まぶたの端から端まで手早く簡単に塗布を仕上げることができる。
尚、第2実施形態の化粧料塗布具1Bと、化粧料を収容した容器5とを組み合わせることでまつげ化粧用物品が提供される。
次に、本発明の第3実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1C(以下、「化粧料塗布具1C」ともいう。)について、図7〜図8に基づいて説明する。
第3実施形態の化粧料塗布具1Cについては、第1実施形態の化粧料塗布具1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、化粧料塗布具1Aと同様であり、化粧料塗布具1Aの説明が適宜適用される。
第3実施形態の化粧料塗布具1Cにおいては、図7,図8に示すように、化粧料付着部3の基端部32が連結部4の一端部41に連設されており、本体2の基端部22と連結部4の他端部42とがヒンジ結合部7にて結合されている。第3実施形態の化粧料塗布具1Cにおいては、図8に示すように、ヒンジ結合部7を介して化粧料付着部3が本体2の略上下方向に回動可能になされている。以下、具体的に説明する。尚、第3実施形態の本体2は、図7,図8に示すように、人差し指の一部が露出するような切り欠き部24、及び側面切り欠き部25を備えていない。
第3実施形態においては、連結部4は、図7,図8に示すように、他端部42側が二股に分かれており、二股に分かれた部位が本体2の幅方向(X方向)の略中央まで延在しており、二股の間に本体2の基端部22が配されるように、二股の間は基端部22の外周形状に対応する円弧状に切り欠かれている。更に、連結部4は、他端部42側の二股の先端部400,400それぞれに、本体2側に凸の凸状部(非図示)を備えている。本体2の基端部22には、その両側面に、連結部4の先端部400,400それぞれの凸状部に対応する凹部(非図示)が形成されている。本体2の基端部22の前記凹部と、連結部4の他端部42の先端部400,400それぞれの凸状部とが係合(ヒンジ結合)し、第3実施形態の化粧料塗布具1Cにおいては、図8に示すように、ヒンジ結合部7を介して化粧料付着部3が本体2の長手方向(Y方向)の略上下方向に回動可能になされている。
更に、第3実施形態においては、化粧料付着部3が本体2の長手方向(Y方向)の略上下方向に段階的に移動可能になされている。第3実施形態においては、本体2は、図7,図8に示すように、連結部4の他端部42側の二股に分かれた部位で挟まれた周面の中央に、連結部4側に隆起する隆起部26を備えている。本体2の隆起部26は、図7,図8に示すように、基端部22に、長手方向(Y方向)に長く形成されている。第3実施形態においては、連結部4は、上述したように、二股の間は円弧状に切り欠かれており、更に、図7,図8に示すように、本体2の隆起部26に対応する位置で、長方形状に切り欠かれている。連結部4は、この長方形状に切り欠かれた部位に面する内面には、隆起部26側に隆起する一対の凸部44,44が二対、Y方向に離れた位置に形成されており、それら凸部44に対応するように、本体2の隆起部26の外面には一対の凹部261,261が二対、Y方向に離れた位置に形成されている。第3実施形態においては、連結部4の長方形状に切り欠かれた部位に面する内面に形成された一対の凸部44,44と、本体2の隆起部26の外面に形成された一対の凹部261,261が係合することにより、ストッパーとして機能し、一対の凸部44,44及び一対の凹部261,261がそれぞれ二対、Y方向に離れた位置に形成されていることから、化粧料付着部3が本体2の長手方向(Y方向)の略上下方向に段階的に移動可能になされている。
尚、第3実施形態の化粧料塗布具1Cにおいては、図7,図8に示すように、化粧料付着部3の軸は、ほぼ本体2の長手方向(Y方向)に延びている。即ち、化粧料塗布具1Cの化粧料付着部3の軸線方向と、化粧料塗布具1Cの本体2の長手方向(Y方向)に延びる中心軸線方向とのなす角度γ(図8参照)が0°(平行)から45°の範囲であることが好ましく、より好ましくは0°〜30°である。
上述した本発明の第3実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1Cを使用した際の作用効果について説明する。
第3実施形態の化粧料塗布具1Cの効果については、第1実施形態の化粧料塗布具1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、化粧料塗布具1Aの効果と同様であり、化粧料塗布具1Aの効果の説明が適宜適用される。
第3実施形態の化粧料塗布具1Cにおいては、図7,図8に示すように、ヒンジ結合部7を介して化粧料付着部3が本体2の略上下方向に回動可能になされているので、手首から指先までの関節を曲げる角度が小さくてすみ、まつ毛に化粧料を付着させる作業が非常に楽になる。また、腕や肘を上げる高さを低くできるので、まつ毛に化粧料を付着させる作業が非常に楽になる。
第3実施形態の化粧料塗布具1Cにおいては、図7,図8に示すように、化粧料付着部3が本体2の長手方向(Y方向)の略上下方向に段階的に移動可能に形成されているので、本体2と化粧料付着部3との間の隙間を簡単に広く調節することができ、まつ毛に化粧料を付着させる作業が非常に楽になる。
第3実施形態の化粧料塗布具1Cにおいては、例えば、塗布し始めは、化粧料付着部3を本体2と平行の状態にしておくと、使用者は自分の指と化粧料付着部3の位置関係を把握し易いので、まつげ全体に一様に手早く塗布することができ、ある程度カールアップしてくる(まつげ角度が上がってくる)と、本体2と化粧料付着部3との間の空間Sにまつげが入りにくくなってくることがあるので、その場合は、隙間を更に広げて念入りにカールアップさせたり、部分的にカールを強調させるなど、美しいまつげに仕上げることができる。
尚、第3実施形態の化粧料塗布具1Cと、化粧料を収容した容器5とを組み合わせることでまつげ化粧用物品が提供される。
次に、本発明の第4実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1D(以下、「化粧料塗布具1D」ともいう。)について、図9〜図10に基づいて説明する。
第4実施形態の化粧料塗布具1Dについては、第1実施形態の化粧料塗布具1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、化粧料塗布具1Aと同様であり、化粧料塗布具1Aの説明が適宜適用される。
第4実施形態の化粧料塗布具1Dにおいては、図9,図10に示すように、化粧料付着部3の基端部32が連結部4の一端部41に連設されており、本体2の基端部22は連結部4の他端部42の内径420より小さな外径220を有し、連結部4の他端部42が本体2の基端部22に嵌装されて、本体2の周方向に連結部4が回転可能なようになされている。以下、具体的に説明する。尚、第4実施形態の本体2は、第1実施形態の本体2と同様に、人差し指の一部が露出するような切り欠き部24、及び側面切り欠き部25を備えていてもよいが、図9,図10には、切り欠き部24及び側面切り欠き部25は、図示されていない。
第4実施形態においては、本体2は、図9,図10に示すように、基端部22に、基端部22以外の部位よりも小さな外径220の領域を有している。この外径220の領域に、後述する連結部4の他端部42が嵌装される。本体2は、後述する連結部4の他端部42が嵌装されるため、基端部22以外の部位での外径と、外径220の外径の差が、0.2mm〜6mmであることが好ましい。外径220の領域のY方向の長さL1(図9参照)は、0.5mm〜20mmであることが好ましい。図9,図10に示すように、本体2の基端部22のY方向の下方側の基端は、後述する連結部4の他端部42の抜けを防止するフランジの役割を果たすように、外径220の領域より外径が大きくなっている。本体2の基端部22にある外径220の領域の断面形状は、図10に示すように、円形状である。
第4実施形態においては、連結部4は、図9,図10に示すように、他端部42側がC字形状に形成されている。C字形状の他端部42は、本体2の周方向に回動可能とするため、本体2の基端部22にある外径220の領域の外径より大きな内径420を有していてもよいが、本体2と連結部4とを嵌装する前の状態で、外径220の領域の外径より小さな内径420を有するようにしておき、C字形状の他端部42の弾性変形を利用して、それらを嵌装させたときに、基端部22と他端部42の間に摩擦力が生じるようにすることで、使用時に勝手に他端部42が回動することがないようにしてもよい。また、外径220の領域の外径の面と内径420の面のどちらかあるいは、両方の表面を梨子地にしたり、あるいは、スプライン状に形成してもよく、それにより使用時に勝手に他端部42が回動することがないようにしてもよい。尚、第4実施形態においては、連結部4の他端部42側がC字形状に形成されているが、円形状であってもよい。第4実施形態においては、図9,図10に示すように、連結部4のC字形状の他端部42が、本体2の基端部22にある外径220の領域に嵌装されて、本体2の周方向に連結部4が回転可能なようになされている。
尚、第4実施形態の化粧料塗布具1Dにおいては、図9に示すように、化粧料付着部3は、本体2の長手方向(Y方向)に延びている。即ち、化粧料付着部3は、化粧料付着部3の先端部31が本体2の長手方向(Y方向)の上方(本体2の先端部21側)に延出している。
上述した本発明の第4実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1Dを使用した際の作用効果について説明する。
第4実施形態の化粧料塗布具1Dの効果については、第1実施形態の化粧料塗布具1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、化粧料塗布具1Aの効果と同様であり、化粧料塗布具1Aの効果の説明が適宜適用される。
第4実施形態の化粧料塗布具1Dにおいては、図9,図10に示すように、連結部4の他端部42が本体2の基端部22に嵌装されて、本体2の周方向に連結部4が回転可能なようになされているので、本体2に挿入された指先を別の指先に嵌め換えずに、化粧料付着部3の位置を変更することができる。従って、まつ毛に化粧料を効率よく付着させることができる。
また、第4実施形態の化粧料塗布具1Dにおいては、鏡に自分の顔を映して使用する際、鏡に顔を正対させた像を映して塗布する場合や、顔を少し上に向けて下から見上げた像を映して塗布する場合など、人によってあるいは使用場面によって塗り易い像が異なることがあり、それらは鏡とまつげと化粧料付着部3と指の位置関係が変化することになるので、場合によっては化粧料付着部3や指で視界が遮られることがあるが、化粧料塗布具1Dによれば、化粧料付着部3の位置を簡単に変えることができるので、視界を遮ることなく鏡の像を確認しながら塗布することができる。
尚、第4実施形態の化粧料塗布具1Dと、化粧料を収容した容器とを組み合わせることでまつげ化粧用物品が提供される。
次に、本発明の第5実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1E(以下、「化粧料塗布具1E」ともいう。)について、図11〜図12に基づいて説明する。
第5実施形態の化粧料塗布具1Eについては、第1実施形態の化粧料塗布具1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、化粧料塗布具1Aと同様であり、化粧料塗布具1Aの説明が適宜適用される。
第5実施形態の化粧料塗布具1Eにおいては、図11,図12に示すように、化粧料付着部3の基端部32が連結部4の一端部41に連設されており、本体2の先端部21と連結部4の他端部42とがピン8によりピン結合されている。第5実施形態の化粧料塗布具1Eにおいては、図11,図12に示すように、ピン8を軸に、化粧料付着部3が本体2の長手方向(Y方向)に延びている状態から本体2の長手方向(Y方向)と直交する方向(X方向)に延びている状態に移動可能なようになされている。以下、具体的に説明する。
第5実施形態においては、本体2は、図11,図12に示すように、先端部21に本体2の長手方向(Y方向)と鋭角に交差する傾斜面210を備えている。図12に示す傾斜角度βは、0°〜90°であることが好ましく、より好ましくは、30°〜60°である。β=0°の場合は、第4の実施形態の化粧料塗布具1Dと同等の効果が得られる。第5実施形態の本体2は、第1実施形態の本体2と同様に、側面切り欠き部25を備え、更に別の側面切り欠き部27を一対側面に備えている。一対の側面切り欠き部27は、図11,図12に示すように、化粧料付着部3と側面切り欠き部25との間の略中央に位置する本体2の両側部に、基端部22の基端からY方向に延在するように形成されている。
第5実施形態においては、連結部4は、図11,図12に示すように、後述するように本体2の先端部21の傾斜面210に取り付けられた際に、本体2の外形形状に沿うように、一端部41と他端部42との間で逆「くの字」状に折れ曲がっている。第5実施形態の連結部4は、図11,図12に示すように、その他端部42に、ピン8が挿通篏合し得る口部(不図示)が設けられている。また、第5実施形態の連結部4は、図11,図12に示すように、その他端部42に、化粧料付着部3の位置を調整する際に、指で把持して利用する把持部421を備えている。
第5実施形態の化粧料塗布具1Eにおいては、図11,図12に示すように、本体2の先端部21の傾斜面210に、一端部41に化粧料付着部3が取り付けられた連結部4における他端部42の口部(不図示)を、ピン8を用いて挿通篏合させることにより、ピン結合されている。第5実施形態の化粧料塗布具1Eにおいては、図11,図12に示すように、ピン8を軸に、連結部4が回転可能なようになされており、連結部4の回転に伴って化粧料付着部3が本体2の長手方向(Y方向)に延びている状態から本体2の長手方向(Y方向)と直交する方向(X方向)に延びている状態に移動可能なようになされている。
上述した本発明の第5実施形態のまつ毛用化粧料塗布具1Eを使用した際の作用効果について説明する。
第5実施形態の化粧料塗布具1Eの効果については、第1実施形態の化粧料塗布具1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、化粧料塗布具1Aの効果と同様であり、化粧料塗布具1Aの効果の説明が適宜適用される。
第5実施形態の化粧料塗布具1Eにおいては、図11,図12に示すように、本体2の先端部21と連結部4の他端部42とがピン8によりピン結合されており、ピン8を軸に、化粧料付着部3が本体2の長手方向(Y方向)に延びている状態から本体2の長手方向と直交する方向(X方向)に延びている状態に移動可能なようになされているので、化粧料付着部3の位置を使用者の好みに合わせて変更することができる。また、第5実施形態の化粧料塗布具1Eにおいては、図11,図12に示すように、連結部4は、その他端部42に把持部421を備えているので、化粧料付着部3に手を触れることなく、化粧料付着部3の位置を容易に変更することができる。
第5実施形態の化粧料塗布具1Eにおいては、化粧料付着部3の位置を容易に変更することができるので、例えば、まつげ全体にマスカラ剤を塗布する際は、図12の2点鎖線の位置で使用し、次に実線の位置に変更して細かな部分を仕上げるといった使い方ができる。更にこれらの位置の変更操作は、塗布具を持ち替えたりする必要がないので、マスカラ剤が乾く前に手早くまつげを整えることができ、綺麗に仕上げることが可能になる。また、図12では、実線の位置と2点鎖線の位置とで、ピン8の軸周りに180°回転させた状態を示してしるが、回転角度はこの2種類に限らず、例えば90°回転など、中間の位置の状態で使用しても構わなく、使用者の使い易い位置を自由に選ぶことができる。
尚、第5実施形態の化粧料塗布具1Eと、化粧料を収容した容器5とを組み合わせることでまつげ化粧用物品が提供される。
本発明のまつ毛用化粧料塗布具は、上述の第1,第2,第3,第4,第5実施形態の化粧料塗布具に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の第1,第2,第3,第4,第5実施形態の化粧料塗布具における各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の第1,第2,第3,第4,第5実施形態の化粧料塗布具1A,1B,1C,1D,1Eにおいては、図1に示すように、連結部4の一端部41に、別パーツ6を固定する土台43が設けられているが、土台43は設けられていなくてもよい。また、上述の第1,第2,第3,第4,第5実施形態の化粧料塗布具1A,1B,1C,1D,1Eにおいては、図3に示すように、別パーツ6を用いて連結部4の一端部41に容器5を固定しているが、連結部4の一端部41に直接容器5を固定してもよい。
また、図1に示すように、上述の第1,第2,第3,第4,第5実施形態の化粧料塗布具1A,1B,1C,1D,1Eと、化粧料を収容した容器5とを組み合わせることで、まつげ化粧用物品が提供されるが、容器5内の化粧料が漏れないように開口部51をキャップで覆った容器5を複数本別個用意し、それらとセットにしたものをまつげ化粧用物品としてもよい。
1A,1B,1C,1D,1E まつ毛用化粧料塗布具
2 本体
21 本体の先端部
22 本体の基端部
220 外径
23 爪用口
24 切り欠き部
25 側面切り欠き部
26 隆起部
261 凸部
3 化粧料付着部
31 化粧料付着部の先端部
32 化粧料付着部の基端部
33 芯材
34 毛材
4 連結部
41 連結部の一端部
42 連結部の他端部
400 他端部の先端部
420 内径
421 把持部
43 土台
44 凸部
5 容器
51 開口部
6 別パーツ
61 しごき部
7 ヒンジ結合部
8 ピン
S 空間

Claims (6)

  1. 指先を挿入可能な指サック状の本体と、まつ毛に化粧料を付着させる化粧料付着部と、
    前記本体と前記化粧料付着部とを所定空間を隔てて連結固定する連結部とを有するまつ毛用化粧料塗布具であって、
    使用時に前記空間にまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてあり、
    前記化粧料付着部は、前記本体の側方に該本体の長手方向に延びている、まつ毛用化粧料塗布具。
  2. 指先を挿入可能な指サック状の本体と、まつ毛に化粧料を付着させる化粧料付着部と、
    前記本体と前記化粧料付着部とを所定空間を隔てて連結固定する連結部とを有するまつ毛用化粧料塗布具であって、
    使用時に前記空間にまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてあり、
    前記化粧料付着部の基端部が前記連結部の一端部に連設されており、前記本体の基端部と該連結部の他端部とがヒンジ結合部にて結合されて、該ヒンジ結合部を介して前記化粧料付着部が前記本体の略上下方向に回動可能になされており、
    前記化粧料付着部の軸と前記本体の軸とのなす角が平行から30°の範囲である、まつ毛用化粧料塗布具。
  3. 指先を挿入可能な指サック状の本体と、まつ毛に化粧料を付着させる化粧料付着部と、
    前記本体と前記化粧料付着部とを所定空間を隔てて連結固定する連結部とを有するまつ毛用化粧料塗布具であって、
    使用時に前記空間にまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてあり、
    前記化粧料付着部の基端部が前記連結部の一端部に連設されており、前記本体の基端部は前記連結部の他端部の内径より小さな外径を有し、該連結部の該他端部が該本体の該基端部に嵌装されて、該本体の周方向に該連結部が回転可能なようになされており、
    前記化粧料付着部は、前記本体の長手方向に延びている、まつ毛用化粧料塗布具。
  4. 指先を挿入可能な指サック状の本体と、まつ毛に化粧料を付着させる化粧料付着部と、
    前記本体と前記化粧料付着部とを所定空間を隔てて連結固定する連結部とを有するまつ毛用化粧料塗布具であって、
    使用時に前記空間にまつ毛を配して、まつ毛に化粧料を付着するようになしてあり、
    前記化粧料付着部の基端部が前記連結部の一端部に連設されており、
    前記本体は、先端部に該本体の長手方向と鋭角に交差する傾斜面を備え、
    前記本体の先端部の前記傾斜面と該連結部の他端部とがピンによりピン結合されており、
    前記ピンを軸に、前記化粧料付着部が前記本体の長手方向に延びている状態から該本体の長手方向と直交する方向に延びている状態に移動可能なようになされている、まつ毛用化粧料塗布具。
  5. 前記まつ毛用化粧料付着部を収容する筒状の容器を備え、前記容器の内部に該容器の開口部から前記まつ毛用化粧料付着部が挿入されて、前記まつ毛用化粧料付着部が前記容器により覆われている請求項1〜請求項の何れか1項に記載のまつ毛用化粧料塗布具。
  6. 請求項1〜請求項の何れか1項に記載のまつ毛用化粧料塗布具、該まつ毛用化粧料付着部を覆う筒状の容器、および化粧料からなるまつ毛化粧用物品であって、
    前記容器は前記化粧料を収容しており、該容器の内部に該容器の開口部から前記まつ毛用化粧料付着部が挿入されて該化粧料中に該まつ毛用化粧料付着部が含浸されている、まつ毛化粧用物品。
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