JP5740024B1 - 巾木等のカバー材の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】床面から立ち上がる壁面の裾に沿って付設される巾木等の長尺なカバー材の端部同士を接続するに当り、この端部間に容易に且つ安定的に目地材を充填できるようにした巾木等のカバー材の接続構造を提供する。【解決手段】アルミ押出型材等からなる巾木等の長尺なカバー材1,1の端部1a,1a間に所要の間隔5を設けると共に、該間隔5の背後を前記カバー材の端部間に渡す裏打ち板4で塞いで前面側に開放する充填溝7を形成し、該充填溝7に目地材6を充填して前記カバー材の端部間の間隔を閉ざすようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、床面から起立する壁面の裾に沿って付設される巾木等の長尺なカバー材における接続構造に関する。更に詳しくは、上記カバー材同士をその端部において衝き合わせ状に接続して連接するに当たり、カバー材同士を密接した状態で安定的に、しかも迅速且つ美麗に接続する巾木等長尺なカバー材の接続構造に関する。
床面から起立する壁面の裾に沿って付設される巾木、或いは運搬用台車の衝突から壁面を護るため付設される台車ガード等のカバー材については、従来から木製の板材からなるものが多く利用されている。
近年、この木製のカバー材に代わって、壁面の裾に沿って床面との間に出来る直角状の隅部を被うための、つまり、この隅部に塵埃が溜り汚れとなるのを防止するため付設する巾木として、アルミ合金等の押出形材を基材にした巾木や台車ガード等のカバー材が広く利用されるようになっている。
この押出形材、つまり押出成形品からなる長尺なカバー材は、押出し成形型によって自由に形状を選択することができることから、デザインの自由性もさることながら軽量であり、汚れ難いことなどから広く利用されるようになっている。
ことに、この押出成形品によるカバー材は、断面形状を選択することによって所要の強度を出すことができ、また素材自体が耐水性に優れること等から、壁面の裾に沿って付設する巾木としての利用度が高く、取り分け食品の製造工場など室内において水の使用があり、しかも衛生管理が厳しい環境下ではその特性が充分発揮されるものとなり、利用度が取り分け高いものとなっている。
この押出形材からなるカバー材は、壁面と床面からなる直角状の隅部全体を被う上から一般的に上下の幅を広くした帯板状に形成しているのが普通であり、これによって材料を節約し、同時に軽量化を図っているが、同時に脆弱化を回避し、強度を出すため断面形状を湾曲化させる等して立体化し、更には上下の端縁部に沿って折曲げ部を長さ方向に設けたり、背面部に補強の板部や突条片を長さ方向に沿って一体的に設けたりしている。
この様に形成されるカバー材は、製造の過程で予め一定の長さに切断し、長さを揃えて提供されるが、使用において施工する壁面の長さがこのカバーの長さを超える場合、複数本を繋ぎ合せ、連接して壁面と床面との間の隅部の長さに合せてその全長を被うようにしている。
しかし、ここにおける1つの問題は、カバー材同士の繋ぎ合せによる接続である。
従来、上述した様に断面形状を立体的な形状に形成するものであっても衝き合わせる端部は、互いに衝き合わせるだけのものであるため、衝き合せた端部の間にズレを生じて一体性を欠き、これにより美観を損ねたり、端部相互の間に隙間を生じてカバー材の背後、つまり、壁面と床面との隅部に水や塵埃の侵入を許し、これを汚損させると言った問題があったのである。
ことに、押出形材からなるカバー材は、肉薄の帯板材として形成されることから衝き合せる端部相互は薄い板同士の衝き合せとなり、密着した状態で端部全体を接続することは簡単なことではなかったのである。
従来、木製の巾木における端部同士の接続に関し、巾木間に隙間の発生を止め、一体性を図るものとして、例えば特許文献1に記載される技術が知られる。この技術は、出隅部において直角状に衝き合う巾木11,21同士の端部間に横断面形を扇形状に形成するカバー本体31を介挿し接合するものであり、このカバー本体31と巾木11,21との間に接着剤を充填してこれにより一体的に接合することによって両巾木間の隙間を封ずるものとしたものである。
特開2007−285049号公報。
しかし、この特許文献1に示される従来技術は、巾木自体が中実材であって特段その背後に空部が設けられるものではなく、しかも巾木の端部同士の衝き合せ位置が直角に突き出す出隅の先端部での衝き合せとなるものであることから、端部同士を直線的に衝き合せて連接するカバー材の接続方法としてこれを参考にすることはできない。
そこで、実際に行われているアルミ等の押出成形品からなる巾木の接続構造乃至方法について見ると、従来、施工現場で一般的に実施されている方法は、床面から起立する壁面の裾に沿ってカバー材の端部を衝き合せにして一列に並べ、このカバー材を適宜の取付手段を介して壁面に固定し、同時にこの作業に併せて隣り合うカバー材同士の端部間に所要の間隔を開けて、これにより設けられる空隙部に粘着性を有し、流動性のある目地材を充填してカバー材の端部間に出来る隙間を閉ざす方法である。
この目地材の充填によって空隙部を塞ぐ方法は、同時にこの目地材によってカバー材の端部間のズレを被い隠し、目立ち難くして連接されるカバー材同士の一体性を図ることにもなっている。
しかし、この接続構造における問題は、端部間に形成される空隙に対して目地材を充填する作業の困難性と、充填した目地材をカバー材の端部間に安定して保持できないことである。
任意の断面形状に形成され、極肉薄に形成されるカバー材の端部間に設けられる狭い空隙内に目地材を適切に充填すること、しかもこの薄板の端部によって形成される空間内に充填材を安定的に留め置くには可なりの技術が求められ、作業員には相当な熟練が求められるものとなっている。
つまり、カバー材の前面側から背後に突き抜けた空隙部に対して流動性を持った目地材を充填することは、その充填時の強さ加減によってカバー材の背後に飛び出し、空隙内に止まらないことがあり、また充填量が多すぎる場合には余剰分が端部の前面側に溜まって盛り上ったりすることがあるからで、実際の充填作業は厄介なものであり、作業効率が悪かったのである。
ここでの問題は、上記空隙部に充填される目地材を受ける受け部がないことによるが、更にこれによって充填される目地材の充填量が一定に定まらないことから充填され、固化した目地材の充填形状が乱れ、美観を損ねると言った問題、更には形状の不均一状態から目地材の強度を不均一にすると言った問題を作り、その結果、カバー材に対する外部からの衝撃によって簡単に脱落して端部間に隙間を作ってここから塵埃などの侵入を簡単に許すことになったのである。
本発明は、上述した事情から、アルミの押出形材など押出成形品を材料として長尺に形成される巾木等のカバー材の接続構造において、カバー材の端部同士の接続を密封した状態で安定的に接続し、しかも迅速且つ美麗に接続作業が行えるようにした改善された長尺な巾木等のカバー材の接続構造を提供しようとするものである。
前述した様に、アルミの押出形材からなるカバー材の接続は、その端部同士の衝き合せによっては端部間に隙間が生じて塵埃等がカバー材の背面側に侵入し、また衝き合せ位置のズレによって接続部分に凹凸ができ、連接したカバー材が一線状に揃わないと言った問題を生じることから、従来、この衝き合う端部間に予め所定の間隔を開けてここに設けられる空隙部に目地材を充填して塞ぎ上記の問題を解決する方法を採っている。
本発明は、この時の上記目地材の充填時における不安定性、ことに充填作業における不安定性、及び充填後における不安定を解消することを目的としたものである。
上記の目的を達成するため、本発明は、アルミの押出形材などの押出成形品からなる長尺な巾木等のカバー材の端部同士の衝き合せに当たって両端部間に所要の間隔を設ける一方、この間隔をカバー材の背面側から添わせる裏打ち板で塞ぎ、前面側に開放する充填溝を形成してこの充填溝に目地材を充填するようにすることによって容易に、しかも安定した充填作業が行えるようにしたことにある。そして同時に、充填後に固化する目地材を安定的に保持して端部間からの脱落を防止し、端部相互の接続部を美麗に仕上げられるようにした巾木等のカバー材の接続構造を提供しようとするものである。
更に本発明を詳述すると、本発明は、 押出形材からなる長尺な巾木等のカバー材をその端部同士を衝き合せ状に接続することにより壁面に沿って連接されるカバー材の接続構造にあって、前記カバー材は衝き合せる端部の間に所要の間隔を設け該間隔の背後をカバー材の背面側に添わせる裏打ち板で塞いで前面側に開放する充填溝を形成すると共に、該充填溝に前面側から目地材を充填して前記カバー材の端部間の前記間隔を埋め、連接されるカバー材の端部間を被い一体化を図るようにしてなる巾木等のカバー材の接続構造において、前記カバー材の背面部には該カバー材を壁面に取付けるため予め壁面に固定して置く取付クリップの掛け止め部に掛け止める係止突条を長さ方向に沿って隆設し、該係止突条を前記取付クリップに掛け止めることにより前記壁面に固定する一方、前記裏打ち板の一側縁部には前記係止突条に対応させて切込受け部を形成して該切込受け部に前記連接する一方のカバー材の前記係止突条を受け入れ、これにより該裏打ち板を一方のカバー材の端部背面部に取付けると共に、該裏打ち板の他側縁部を連接する他方のカバー材の端部に渡して相互に連接し合うカバー材の端部同士の間に介挿し、これにより前記所要の間隔を形成すると同時に該間隔の背面側を塞いで前記目地材を充填する充填溝を形成することを特徴とした巾木等のカバー材の接続構造を提供することにある。
カバー材は、押出成形によって成形される形材、例えばアルミの合金や硬質なプラスチック素材を材料に押出形成されるものであり、連続的に押し出される形材を予め一定の長さに揃えて切断することによって得られる。
このカバー材は、巾木としたとき、床面とこの床面から起立する壁面との間に形成される直角状をなす隅部に対してその長さ方向に沿って付設することになるもので、カバー材の端部と端部の間に所定の間隔(後述する目地材を充填するため開かれる僅かな間隔)を置いて衝き合せるように並べ、次にこの間隔を背後から塞ぐ様にして裏打ち板を渡して間隔を閉ざし、同時にこれによりこの間隔の中に前面側に開放する充填溝を形成するのである。
本発明は、ここに形成される充填溝にむけて目地材を充填し、この溝を埋めることによってカバー材の端部同士の接続部分を被い隠すようにするのである。
ところで、上記端部間の間隔は、目地材を充填できる数ミリ以内、実際には後述するように2ミリ〜4ミリ程度の間隔であれば足りるもので、またこの間隔を背後から塞ぐ裏打ち板は、間隔の全体を被う広さがあればよいものとなる。尚、この裏打ち板については実質的には間隔を形成するカバー材の端部と端部の間に渡る幅と、間隔の上下の長さ、つまりカバー材端部の幅に相当する長さがあればよく、実際には長方形状の板として、或いは短冊形の板片として形成されることになる。
ここでの裏打ち板の材質については特段限定されないが、金属製の板片等カバー材の材料に合せて同一素材によって形成するようにしてもよい。
本発明における上記カバー材は、壁面に取付ける際、従来方法と同様の方法によって取付け固定することになる。例えば一例として、カバー材を付設する壁面の裾に沿った所定の位置に取付クリップを適宜の間隔で配置し、カバー材の背面部に予め設けて置く係止突条をこの取付クリップに掛け止めることによって取付ける方法である。
本発明では、この取付に当たって、接続するいずれか一方のカバー材の端部に裏打ち板を添わせ、これに取付けて置くことになる。
端部同士を接続する際には繋ぎ合せる他方のカバー材の端部との間に所要の間隔を設けて、これと同時にここに作られる間隔の背後に上記裏打ち板を添わせて背面を塞ぎ、これによって前面に向けて開放する充填溝を形成するのである。
この様にして充填溝を形成した後、前方からこの溝を満たすように目地材を充填し、この溝を埋めて被い隠すのである。そして、この時、カバー材の表面側にやや盛り上がるように充填して衝き合うカバー材の端部を被いカバー材の直接的な衝き合わせ状態を隠すようにする。
従って、本発明によれば、カバー材の衝き合う端部の間に設けられる間隔に対して充填材を充填するに当って、この間隔が裏打ち板によって背面から塞がれ、充填溝を形成することから、充填材が間隔を通して背面側に零れ落ちることがなくなることになる。そしてこの時、溝の深さを限度にして一定の量を均一に充填することができるので、作業がし易く、安定した充填ができることになるのである。
また、この様にして充填された目地材は、裏打ち板の支えを受けて安定して溝内に留まることから脱落することもなく、確実な防塵乃至防水機能を発揮することができるのである。
ところで本発明、前記カバー材の背面部には長さ方向に沿って係止突条を隆設し、他方前記裏打ち板の一側縁部には前記係止突条に対応させて切込受け部を形成して該切込受け部に連接する一方のカバー材の前記係止突条を受け入れ、これにより前記裏打ち板を一方のカバー材の端部背面部に取付ける一方、該裏打ち板の他側縁部を連接する他方のカバー材の端部に渡して相互に連接し合うカバー材の端部同士の間に前記裏打ち板を介挿し、所要の間隔を形成すると同時に該間隔の背面側を塞いで目地材の充填溝を形成することにしている
つまり、ここではカバー材の背面部に隆設する係止突条を使って裏打ち板を連接する一方のカバー材の端部に取付け、同時に取付けられる上記裏打ち板を利用して衝き合う他方のカバー材の端部との間に所要の間隔を形成するものである。そして同時に、この裏打ち板によって上記形成される間隔の背後を塞ぎ、ここに充填溝を形成するようにしたのである。
上記係止突条は、カバー材の成形時に一体的に形成することになる。そして、この係止突条は、カバー材の背面部にその長さの全長に亘って隆設し、両端部をカバー材の両端部に揃えることになる。
この係止突条は、一条であってもよいが、好ましくは長さ方向に沿って並行する二条以上の複数条であることが望まれる。複数条にすることによって裏打ち板を複数点で支えて安定した状態での支持を可能にするのである。
一方、上記裏打ち板は、カバー材の端部に臨む係止突条を利用してカバー材に取り付くことになるが、短冊状に形成される板の一側縁には上記係止突条に対応させて切込受け部を形成し、この突条を受け入れることによって係止される。
そして、この裏打ち板は切込受け部に係止突条を受け入れ係止することによってカバー材の背面側に取り付くと同時に、他方の側縁部、つまり切込受け部を設けない反対側の縁部をカバー材の端部から外に突き出し、これによってカバー材の端部同士を衝き合せにしたとき、この衝き出した側縁部を他方のカバー材の端部に渡し、カバー材相互の端部間に間隔を形成することになる。そして同時に、この裏打ち板は、上記間隔の背後に回り込んでこの間隔を塞ぐことから、ここに前面側に向けて開放する充填溝を形成することになる。
尚、実際においては、上記裏打ち板は、カバー材の端部同士を衝き合せるとき、この端部から外に突き出す他方の側縁部を他方のカバー材の端部、若しくはこの端部に臨む前記係止突条の端に当接してカバー材の端部間に渡ることになり、これによって端部の間に間隔を形成することになる。そして同時に、この間隔の背後を上記裏打ち板が塞ぐことによって充填溝を形成することになる。
上記形成される充填溝に対する目地材の充填は、前記と同じであり、容易且つ迅速な充填作業を可能にすると共に、充填した目地材を溝内部に安定的に保持して塵埃等の侵入を確実に防止することになる。
ところで、前記係止突条に対する裏打ち板の取付けは、切込受け部に係止突条を受け入れるだけの操作でカバー材に簡単に取り付けられる利点があるが、同時に裏打ち板には一側縁部に切込受け部を形成するだけでよいためプレス成型等によって簡単に製造ができ、容易に入手できる利点がある。
また本発明前記カバー材の背面部に隆設する係止突条は、該カバー材を壁面に取付けるため予め壁面に固定して置く取付クリップの掛け止め部に掛け止める係止突条を兼用することになる
つまり、この発明では裏打ち板を取り付けるためカバー材の背面部に設ける係止突条について、これをカバー材を壁面に固定するため予め用意する取付クリップに掛け止めるための係止用の突条に兼用させることができるものとしたものであり、これによって専用の係止突条の形成を省略できるとしたものである。
これによれば、カバー材を壁面に取付けるため元々用意される係止用の突条をそのまま利用することから、カバー材に専用の係止突条の形成を省略できることの外、従来の取付クリップを利用して付設するタイプの既成のカバー材の使用を可能にするものであり、これに裏打ち板を組み付けることで本発明を直ちに実施できることになる。
た、前記カバー材の背面部に長さ方向に沿って隆設する係止突条は、上下に所要の間隔を置いて並行状に配置される少なくとも2条の突条からなることが望まれる
つまり、カバー材の端部に取付ける裏打ち板を係止突条を介して取付ける際、確実に安定した状態で取り付けられる様にカバー材に対する取付位置を2か所以上にしたことにある。
この取付位置が2か所以上となることによって取付けられる裏打ち板は左右にぶれることがなく、カバー材の端部間に形成される間隔を確実に塞いで充填溝を形成することができることになる。しかも、2か所以上を係止して安定的な止め付け状態が得られることから取付の修正作業などが不要になり、作業効率を上げることができることになる。
た前記カバー材は上下両端縁に長さ方向に沿って背面側に折り曲げる折返し係止部を設け、該折返し係止部を連接するカバー材の衝き合せ端部に間隔を置いて向い合せる一方、該端部の間に設ける前記間隔に対してその背面側から前記裏打ち板を添わせると共に上下の端部を前記折返し係止部に掛け止め支持して前記間隔を塞ぐと同時に、前面側に向けて目地材を充填する充填溝を形成するようにしてもよい
ここでは、前記係止突条に代えて裏打ち板をカバー材の上下の端縁に沿って形成する折返し係止部に上下の両端を掛け止めることによりカバー材の端部間に形成される間隔の背後に添わせ、この間隔を塞ぐものであり、同時に、充填溝を形成するようにしたものである。
この発明によれば、カバー材の成形時に上下の縁部に折返し係止部を同時に形成すればよく、その成形が容易であると共に、この折返し係止部はカバー材自体の補強部ともなるので有利である。
勿論、この取付構造における場合、裏打ち板の両端を折返し係止部に掛け止めると同時に、両者間に張りを持たせて緊張した状態で嵌め込むようにすれば、安定的に取付けることができることになる。この場合、裏打ち板には切込受け部のような加工を施すこともないので簡単に製造できることになる。
尚、この裏打ち板の取付方に加えて、裏打ち板の一側縁部に切込受け部を形成してこれをカバー材の背面に隆設する係止突条に係止し、取付ける前記方法と組み合わせると、裏打ち板を更に安定した状態でカバー材に組付けることができる。
また本発明は、押出形材からなる長尺な巾木等のカバー材をその端部同士を衝き合せ状に接続することにより壁面に沿って連接されるカバー材の接続構造にあって、前記カバー材は衝き合せる端部の間に所要の間隔を設けて該間隔の背後をカバー材の背面側に添わせる裏打ち板で塞ぎ、前面側に開放する充填溝を形成すると共に該充填溝に前面側から目地材を充填して前記カバー材の端部間の前記間隔を埋め、連接されるカバー材の端部間を被い一体化を図るようにしてなる巾木等のカバー材の接続構造において、前記カバー材の背面部には該カバー材を壁面に取付けるため予め壁面に固定して置く取付クリップの掛け止め部に掛け止める係止突条を長さ方向に沿って隆設し、該係止突条を前記取付クリップに掛け止めることにより前記壁面に固定する一方、前記カバー材背面部の上下両端縁の各近傍間に補強板を渡して該カバー材を中空体に形成し、また一方、前記裏打ち板の一側縁部には前記補強板の取付基部に各対応させて切込受け部を設け、該切込受け部に連接する一方のカバー材の前記補強板の縁部を受け入れて該裏打ち板を一方のカバー材の端部背面部に取付けると共に、該裏打ち板の他側縁部を連接する他方のカバー材の端部に渡して連接するカバー材の端部同士の間に該裏打ち板を介挿し、これにより所要の間隔を形成すると同時に該間隔の背面側を塞いで目地材の充填溝を形成することを特徴とした巾木等のカバー材の接続構造を提供することにある。
この発明は、カバー材の背面部に前記係止突条に代えて補強用の板を渡してカバー材を中空の板状に形成した場合である。このカバー材に対して上記補強板を利用して裏打ち板を取付けるようにしたものである。
この発明は、カバー材が単に帯板状に形成される場合に限られるものでなく、中空の板状に形成される場合にも裏打ち板を組み付けることによってカバー材の端部間に間隔を形成し、同時にこの間隔を背面側から塞いで充填溝を形成できることを示したものである。
本発明は、上記の如く構成されるものであり、連接するカバー材の衝き合せに臨む端部間に裏打ち板を介挿し、これによりこの両者間に設ける間隔を背後から塞いでここに前面側に開放する目地材の充填溝を形成して目地材の受け部を設けるものとしたことから、カバー材の端部間に安定的に目地材を充填することができるものとなる。従って、充填作業時に目地材がカバー材の背面側に零れ出したり、必要以上に充填して目地材の表面に凹凸を作るようなことを未然に解消することができるものとなり、作業性を飛躍的に向上させることができる。
また本発明は、連接するカバー材の端部間に裏打ち板を介挿することによってこの端部間に所要の間隔(空隙)を自動的に形成することができると同時に、この間隔を裏打ち板によって一定にすることができることから、常に一定した目地材の充填を可能とし、その結果、連接するカバー材の接続部を均一に揃えられることになる。
本発明に係るカバー材の接続構造における連接時の接続関係を説明する正面図。 図1のA−A線に沿って断面とした縦断右側面図。 図1のB−B線に沿って断面とした縦断右側面図。 図3の分解右側面図。 本発明に係るカバー材の接続構造における連接するカバー材の端部を引き離して、この端部間に介挿される裏打ち板を露出させた状態を示す説明背面図。 図5において一方のカバー材の端部背面部に裏打ち板を取付けた状態を説明する背面図。 図5に示すカバー材の端部を衝き合せにしてこの間に裏打ち板を挟み込むことによってカバー材の端部間に間隔を形成すると共に、充填溝を形成する状態を説明した背面図。 図1のC−C線に沿って断面とした拡大横断平面図。 他の実施形態におけるカバー材の接続構造における連接時の接続関係を説明する正面図。 図9のD−D線に沿って断面とした縦断右側面図。 図9のE−E線に沿って断面とした縦断右側面図。 図11の分解右側面図。 本発明に係るカバー材の接続構造における連接するカバー材の端部を引き離してこの端部間に介挿される裏打ち板を露出させた状態を説明する背面図。 図13において一方のカバー材の端部背面部に裏打ち板を取付けた状態を説明する背面図。 図13に示すカバー材の端部を衝き合せにしてこの間に裏打ち板を挟み込み、カバー材の端部間に間隔を形成すると共に充填溝を形成する状態を説明した背面図。 壁面に対して上下に2つのカバー材を並行状に付設した他の実施形態を説明する縦断右側面図。
添付の図面は、本発明に係る巾木等のカバー材の接続構造についての実施の形態を表わしたものである。
図面における符号1は、巾木たるカバー材であり、2は床面3から垂直に立ち上がる上記カバー材1を取付ける壁面であり、4は連接するカバー材1,1の端部1a,1a間に介挿してこの端部間に所要の間隔5を設けると共に、この間隔5の中に後述する目地材6を充填する充填溝7を形成する裏打ち板である。以下、これらについて更に詳述する。
巾木となるカバー材1は、ここではアルミ合金を押出成形によって長尺な押出形材として成形した押出成形品であり、上下に所要の幅を有する帯板状に形成してある。そして、上方の縁部には背面側に向けて鈎形に屈曲する係止部8を長さの全長に亘って形成し、また下方の縁部に近い平面部には前面側に凹弧状に反らして曲面部9を設け、これを長さの全長に亘り設けると共に、この曲面部9の先端縁から背面側に向けて先端にL字形の鈎部を有する係止部10を前記係止部8と同様に長さの全長に亘って形成して、この2つの係止部8,10がカバー材1の背面側において向い合せとなるようにしてある。
尚、ここでは上記係止部10の下面から小突片11を長さの全長に亘り突設して当該カバー材1を壁面2に付設する際に、これを床面3上に突き当て床面3との隙間を塞ぐ状態で支持できるようにしている。
一方、このカバー材1の背面部には上下の幅の上半部分に2条の係止突条12,13を並行状にそれぞれ長さの全長に亘り隆設している。
この係止突条12,13は、後述するように取付クリップ14に掛け止めるための係止用突条を兼用するもので、先端部を下に向けて鈎型に屈折させて上記取付クリップ14の上縁部と下縁部に設ける掛け止め部15,16に掛け止められるようにしてある。
前記裏打ち板4は、金属製薄板を素材に縦長長方形状の短冊形に形成してあり、縦方向の長さをカバー材1の端部1aの幅、つまりカバー材の縦幅に略揃えてある。そして、上端部には前記カバー材の係止部8に嵌め込む鈎型屈曲部17を設け、下端部は前記カバー材1の曲面部9に合せて弧状に反らせて差し込み部18を形成し、前記カバー材の係止部10の内側に設ける差し込み溝19に差し込めるようにしてある。
この裏打ち板4には一側縁部に前記カバー材1の背面部に隆設する前記係止突条12,13に対応させて2つの切込受け部20,21を形成している。
上下の切込受け部20,21は、カバー材1の前記係止突条12,13を受け入れることによって裏打ち板4を一方のカバー材1の端部1aに止め付けることができるものであり、その切込幅は係止突条12,13の肉厚よりやや広くして係止時に咬み込めるようにしてある。そして、この切込みは、反対側の縁部との間に僅かな幅(この幅は後述する目地材6の充填溝7を設ける幅に相当する幅)を残す深さに切り込んである(図5〜7を参照)。
上記カバー材1は、壁面2の裾に沿って床面3に対して並行するように付設され、壁面2と床面3によって形成される直角状の隅部22を長さ方向に沿って被うものとなる。そして、この実施の形態では、カバー材1は、壁面2に対して前記取付クリップ14を足場にして取付固定されることになる。
次に、この取付クリップ14を利用してのカバー材1の取付について説明する。
先ず、取付クリップ14は、カバー材1を付設する壁面2の所定の位置に適宜の間隔を置いてねじ23により止め付け固定することになる。この取付クリップ14は、カバー材1の取付位置に沿って壁面2に適宜の間隔を置いて多数個を並べて設置した後、この取付クリップ14の複数個を跨ぐようにしてカバー材1を添わせ、その背面部から突き出る係止突条12,13を上記取付クリップ14の掛け止め部15,16に掛け止めることにより取付けることになる。
このカバー材1の取付に当たっては、端部1a,1a同士を衝き合せて互いに連接するカバー材1,1の一方のカバー材1の端部1aに前記の方法で裏打ち板4を予め取付けて置くことになる。その後、裏打ち板4を取付けない他方のカバー材1の端部1aと向い合せにした状態で前記取付クリップ14を介してそれぞれ壁面2に取付けるのである。そして、この作業を通してカバー材の端部1a,1a同士を衝き合せ、この間に上記裏打ち板4を介挿するのである。
裏打ち板4は、切込受け部20,21をカバー材1の係止突条12,13に嵌め付けることによってカバー材1の背面側に取付くことになり、同時に切込受け部20,21の深さ一杯に嵌め付けることによって他方の側縁部をカバー材の端部1aから突き出した状態で取付くことになる。
このため、このカバー材1の端部1aを他方のカバー材1の端部1aに衝き合せると、上記取付けられた裏打ち板4の他方の側縁部が上記他方のカバー材1の端部1a乃至はこの端部1aに臨む係止突条12,13の端部に当接することになり、この衝き合うカバー材の端部1a,1aの間に間隔5を設けることになる。そして同時に、ここに形成される上記間隔5は、裏打ち板4によって背面側から塞がれることになることからここに前面側に開放する前記充填溝7を形成することになるのである。
図1及び図7は、このカバー材1,1の端部1a,1a間に間隔5を設けると同時に、この間隔5を充填溝7に形成することを示している。
この様にして、取付クリップ14を介して壁面2に沿って複数本のカバー材を互いに端部1a,1a同士を衝き合せにして連続させると、この端部間に充填溝7を形成することになり、その後、この充填溝7に前面側から目地材6を充填して溝を埋めると、端部間に形成される間隔5を塞ぐことになり、端部の衝き合せによって生じる隙間を密閉することになる。
図8は、この目地材6による密閉状態を拡大して表したものである。
目地材6は、端部1aの幅、つまり縦長に形成される充填溝7の全域に亘って埋め込み間隔5を完全に塞ぐことになる。そして、この目地材6は図示する様に、カバー材1の表面からやや盛り上がった状態に充填して端部1a,1aの縁を被い隠し、カバー材の一体的な連続性を図ることになる。
尚、本実施の形態における、巾木としてのカバー材1は、上下の幅、つまり端部1aの幅を小突片11の突出し幅を含んで150mmであり、短冊形をなす裏打ち板4は縦の長さを143mm、横幅を15mmとしている。そして、この裏打ち板4に形成される切込受け部20,21の深さはそれぞれ12.5mmにしてあり、この裏打ち板4を介挿することによって形成される端部1a,1a間の間隔5、つまり充填溝7の幅は約2〜2.5mmとなるようにしている。
以上の様に本発明は構成され、実施されるもので、カバー材1,1の端部1a,1a間に充填される目地材6は、一定した充填溝7に対して充填されることから、充填時にカバー材の背面側に零れ出して端部の間に止まらなかったり、作業後脱落するようなことがなく、従って、安定的に、しかも容易に充填することができ、迅速に美麗に仕上げられることになる。
勿論、この様なことから特段熟練した作業員による施工の必要がなくなり、通常の作業員によって簡単に且つ確実に、しかも美麗に仕上げられることになる。
また、本発明は、上記充填溝7を形成するにあたってカバー材1,1の端部1a,1a間に裏打ち板4を介挿することで両者間の間隔を保ち、且つ同時にここに充填溝7を形成することができることから、カバー材の付設作業自体手間を取ることがなく迅速に施工することができることになる。
尚、カバー材の端部1aに対して裏打ち板4の取付を容易にするため、本実施の形態では、裏打ち板4に切込受け部20,21を設けて、これをカバー材の係止突条12,13に嵌め付けて取付ける構造としたが、裏打ち板4はこの形態に限定されるものではなく、カバー材1,1の背面部に添わせることにより向い合せる端部1a,1a間に渡せる構造のものであれば、両端部間に形成される間隔5を背後から塞いで充填溝7を形成することができ、且つまたこれに目地材6を充填することができるので、特定の形状を求められるものではない。
次に、図9〜図15の図面に示す他の実施形態について本発明を説明することにする。
この実施の形態は、台車ガードとなるカバー材30の接続構造について示したものである。前記図1〜図8に示した前記実施の形態に比較して相違する点は、カバー材30の断面形状が異なること、そして、このカバー材30の端部30a,30a間に介挿される裏打ち板31の断面形状が異なることであり、その他の事項は略同じものとなる。
ここでのカバー材30は、前記カバー材1と同様にアルミの押出形材による長尺材が使用される。そして、このカバー材30は、本体部30Aの断面形を縦長C字形に形成し、これの背面側に補強板30Bを渡して実質的に内部を中空にしている。そして、このカバー材30は、上下の縁部に上記補強板30Bより背面側に突き出し、先端部を鈎型に折り曲げる係止部32,33を設けてこれを向い合せにしている。
一方、裏打ち板31は、正面からの姿を縦長長方形の短冊形をなす板片に形成すると共に、この短冊形の板片を前記カバー材の本体部30Aの背面部の形状に合せて略縦長C字形形状に屈曲形成している。そして、ここでは図13に示した様に、縦長の一側縁部に前記カバー材30の補強板30Bの取付基部、つまり上下それぞれの端部に対応させて2つの切込受け部34,35を形成している。
カバー材30は、台車ガードとして使用されることから壁面2に対して前記巾板の位置より高い位置に取付けられることになる。そして、ここにおいても前記同様に取付クリップ14を介して固定するようにしている。
図11〜図15は、このカバー材30の壁面2に対する取付けを示したものである。予め壁面2の所定の高さ位置にねじ23によって固定した複数個の取付クリップ14‥‥に対してこれを跨ぐように渡し、補強板30Bの背面部から突設する係止突条36,37を取付クリップ14の掛け止め部15,16に掛け止めて取付けることになる。
このカバー材30の取付において、連接するカバー材30,30の端部30a,30a同士を衝き合せるように臨ませることになるが、この取付に先立って一方の端部30aには前記実施の形態と同様に予め裏打ち板31を取付けて置くことになる。
この裏打ち板31の取付は、前記実施の形態において説明したのと略同様にして行われることになるが、ここではカバー材30の端部30aに揃う補強板30Bの上下の端部(取付基部)に対して裏打ち板31に形成する前記切込受け部34,35を臨ませ、押し込んでこの切込受け部に補強板30Bの端部を受け入れることにより取付けられることになる。
図14は、この裏打ち板31を一方のカバー材30の端部30aに取付けた状態を示しており、この時、裏打ち板31の他方の側縁部は端部30aから突き出し、連接する他方のカバー材30の端部30aに向き合うことになる。
上記裏打ち板31の突出し部分は、他方の端部30aとの間に間隔38を形成し、またここに充填溝39を形成するものとなる。
図15は、裏打ち板31を取付けた一方のカバー材30の対して他方のカバー材30の端部30aを衝き合せ、この両者間に裏打ち板31を挟み込んだ状態を示している。裏打ち板31の介入によって端部30a,30a間には上記間隔38が設けられると共に、この間隔38が背面側において塞がれることからここに充填溝39が形成されることになる。
この様にして形成された充填溝39に対して、前述した実施形態と同様に目地材6が充填されることになり、カバー材30,30の衝き合せになる端部30a,30a間を被って間隔38を密封することになる。
そして、この場合の目地材の充填作業は、充填溝39に向けての作業であることから目地材が背面側に飛び出したり、定位置に止まらないと言った問題を起こすことがなく、安定的に確実に、容易迅速に作業することができ、しかも美麗に仕上げられることになる。
図16は、壁面2に対して巾木となるカバー材1と台車ガードとなるカバー材30とを上下に並行して付設した場合を示したものである。
この両者においてカバー材1,30の断面形状は異なるものとなっているが、それぞれの端部1a,30aにおいてそれぞれの間隔5,38を塞ぐ裏打ち板4、31は、前述の実施の形態において説明した通り、共にそれぞれのカバー材の表面側の断面形状に対応した断面形に形成してそれぞれの背面部に添って止着するものとなり、カバー材1,1及び30,30に対して常に一定した充填溝7,39を形成することになる。従って、それぞれは安定した目地材6の充填が可能であり、カバー材間の密閉を確実に達成することができるものとなる。
尚、図面において、符号40はカバー材1の係止部10と小突片11との間に嵌め付けてカバー材1と床面3との間を密閉するシール材である。
1 巾木たるカバー材
1a カバー材の端部
2 壁面
3 床面
4 裏打ち板
5,38 カバー材の端部間の間隔
6 目地材
7,39 充填溝
8,10 係止部
12,13 係止突条
14 取付クリップ
15,16 取付クリップの掛け止め部
20,21 裏打ち板に形成する切込受け部
30 台車ガードたるカバー材
30a カバー材の端部
31 裏打ち板
34,35 裏打ち板の切込受け部
36,37 係止突条

Claims (2)

  1. 押出形材からなる長尺な巾木等のカバー材をその端部同士を衝き合せ状に接続することにより壁面に沿って連接されるカバー材の接続構造にあって、前記カバー材は衝き合せる端部の間に所要の間隔を設け該間隔の背後をカバー材の背面側に添わせる裏打ち板で塞いで前面側に開放する充填溝を形成すると共に、該充填溝に前面側から目地材を充填して前記カバー材の端部間の前記間隔を埋め、連接されるカバー材の端部間を被い一体化を図るようにしてなる巾木等のカバー材の接続構造において、
    前記カバー材の背面部には該カバー材を壁面に取付けるため予め壁面に固定して置く取付クリップの掛け止め部に掛け止める係止突条を長さ方向に沿って隆設し、該係止突条を前記取付クリップに掛け止めることにより前記壁面に固定する一方、前記裏打ち板の一側縁部には前記係止突条に対応させて切込受け部を形成して該切込受け部に前記連接する一方のカバー材の前記係止突条を受け入れ、これにより該裏打ち板を一方のカバー材の端部背面部に取付けると共に、該裏打ち板の他側縁部を連接する他方のカバー材の端部に渡して相互に連接し合うカバー材の端部同士の間に介挿し、これにより前記所要の間隔を形成すると同時に該間隔の背面側を塞いで前記目地材を充填する充填溝を形成することを特徴とした巾木等のカバー材の接続構造。
  2. 押出形材からなる長尺な巾木等のカバー材をその端部同士を衝き合せ状に接続することにより壁面に沿って連接されるカバー材の接続構造にあって、前記カバー材は衝き合せる端部の間に所要の間隔を設けて該間隔の背後をカバー材の背面側に添わせる裏打ち板で塞ぎ、前面側に開放する充填溝を形成すると共に該充填溝に前面側から目地材を充填して前記カバー材の端部間の前記間隔を埋め、連接されるカバー材の端部間を被い一体化を図るようにしてなる巾木等のカバー材の接続構造において、
    前記カバー材の背面部には該カバー材を壁面に取付けるため予め壁面に固定して置く取付クリップの掛け止め部に掛け止める係止突条を長さ方向に沿って隆設し、該係止突条を前記取付クリップに掛け止めることにより前記壁面に固定する一方、前記カバー材背面部の上下両端縁の各近傍間に補強板を渡して該カバー材を中空体に形成し、また一方、前記裏打ち板の一側縁部には前記補強板の取付基部に各対応させて切込受け部を設け、該切込受け部に連接する一方のカバー材の前記補強板の縁部を受け入れて該裏打ち板を一方のカバー材の端部背面部に取付けると共に、該裏打ち板の他側縁部を連接する他方のカバー材の端部に渡して連接するカバー材の端部同士の間に該裏打ち板を介挿し、これにより所要の間隔を形成すると同時に該間隔の背面側を塞いで目地材の充填溝を形成することを特徴とした巾木等のカバー材の接続構造。
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