JP5737700B1 - 楽器支持具及び音源体支持具 - Google Patents

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Abstract

本発明を適用した楽器支持具の一例であるエンドピン支持具1は、下板材2と上板材3と中板材4と荷重受け材5を備えている。また、下板材2は、楽器の音に共鳴して振動し、音の響きを広げる部分となっている。また、下板材2と上板材3は、2つの中板材4によって一端側が揃う位置で接合され、エンドピンを支持した際の荷重を受ける本体部分6となっている。2つの中板材4は、下板材2の両端の位置に設けられ、下板材2と上板材3の間に空間が形成されている。

Description

本発明は、楽器支持具及び音源体支持具に関する。詳しくは、楽器や音源体をしっかりと固定しながらも、床面からの影響を受けにくく、楽器自身が発生する音の響きを充分に発揮できる楽器支持具及び音源体支持具に係るものである。
チェロやコントラバスなどの大型の楽器の底部には、エンドピンと呼ばれる床に立てて楽器を支える棒状の部品が存在する。エンドピンは先端を床に突き立てて、楽器を支持すると共に、楽器から生まれる音の振動を床に伝えるものとされている。
また、エンドピンは床に突き立てるという特性上、先端が尖った形状のものが多く存在する。特にチェロのエンドピンでは先端の尖った部分を床に突き刺して使用することもあり、床面が傷ついてしまうことがある。
このエンドピンによる床面の傷つきを防止するため、エンドピンの先端に取付けるゴム製のキャップや、専用のストッパーが用いられている。また、キャップやストッパーはエンドピンの先端を覆うだけでなく、楽器を床面に固定する滑り止めとしても使用されている。
しかしながら、ゴム製のキャップや専用のストッパーを用いた場合には、楽器による音の振動は、エンドピンを介して直接キャップやストッパーに吸収されることになり、音の響きが著しく減少してしまう。
また、ゴム製のキャップや専用のストッパーはエンドピンの先端に取付ける程度の小さなものであることから、固定力が弱く、楽器を充分に支持することができないものとなっている。
こうしたなか、エンドピンを構成要素とする楽器の音の振動が減殺されることなく、床材に効果的に伝達させることができる楽器支持具が存在し、例えば、特許文献1に記載の楽器支持具が提案されている。
ここで、特許文献1には、図12(a)及び図12(b)に示すような楽器支持具100が記載されている。楽器支持具100は、略円盤状の本体101を有している。また、本体101は、チェロ等のエンドピン102の先端が当接する受け部材103と、その下方に配置された床面に圧接する圧接ピン104を有するものとなっている。
また、受け部材103と、圧接ピン104の間には、圧接ピン104を下方側に付勢するスプリングコイル105が設けられている。エンドピン102の先端が受け部材103に突き当てられると、チェロの音は、受け部材103、スプリングコイル105及び圧接ピン104を介して、減殺されることなく床面に伝達されるものとなっている。
特開2007―139876号公報
しかしながら、特許文献1に記載された楽器支持具は、エンドピンが当接する受け部材の周囲が本体に囲まれた形状となっており、楽器の音の響きが本体に吸収され、響きを損なってしまうおそれがある。
また、楽器支持具の本体の形状が略円盤状であることから、楽器を支持した際にかかる荷重の力をしっかりと受け止めることができず、充分に楽器を固定できないという不都合も存在する。
また、特許文献1に記載された楽器支持具をはじめ従来のエンドピンは、設置した床面に音を伝えて、床面を介して音の振動を広げることを目的としている。即ち、床面の素材が振動することで、床面に楽器自身の音の響きを伝えようとするものである。
しかし、床面の素材の振動は周囲の環境に影響されやすく、音の響きが伝達されにくい状況となることがある。例えば、エンドピンを突き立てた床面の上に複数の演奏者が存在する場合には、床面に対し、その分の重量がかかることになる。この結果、床面は振動しにくくなり、エンドピンや支持具を介しても音の響きを伝えることができなくなってしまう。
つまり、床面に音の響きを広げるための道具でありながら、その対象となる床面で音の響きが広がることはなく、楽器本来の音を感じることができないものとなっている。言い換えれば、楽器の音の響きを最大限発揮するためには、楽器が床面からの影響を極力受けにくい状況が必要となるが、これを実現できるようなエンドピンまたはエンドピン支持具は未だ存在していない。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、楽器や音源体をしっかりと固定しながらも、床面からの影響を受けにくく、楽器自身が発生する音の響きを充分に発揮できる楽器支持具及び音源体支持具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の楽器支持具は、第1の部材と、該第1の部材と所定の間隙を有して設けられると共に、エンドピンを固定可能な第2の部材と、前記第1の部材及び前記第2の部材に接すると共に、前記第1の部材と前記第2の部材との間隙の一部分に配置された第3の部材と、前記第1の部材の前記第3の部材とは逆側に設けられた弾性を有する第1の底部部材と、前記第2の部材に接続された荷重支持部と、該荷重支持部に設けられた弾性を有する第2の底部部材とを備える。
ここで、第2の部材が第1の部材と所定の間隙を有して設けられたことによって、楽器の音の響きが損なわれにくくすることができる。即ち、第1の部材と第2の部材の間に空間が形成されることになり、部材による音の吸収を減らすことができる。
また、エンドピンを固定可能な第2の部材によって、楽器のエンドピンを固定することができる。
また、第3の部材が、第1の部材及び第2の部材に接すると共に、第1の部材と第2の部材との間隙の一部分に配置されたことによって、第1の部材と第2の部材の間に空間を形成したまま、第2の部材を支えることができる。
また、第1の底部部材が、第1の部材の第3の部材とは逆側に設けられたことによって、楽器の音の響きが損なわれにくくすることができる。即ち、第1の部材と床面との間に空間が形成されることになり、第1の部材と床面による音の吸収を減らすことができる。
また、第1の底部部材が、第1の部材の第3の部材とは逆側に設けられたことによって、第1の部材が楽器の音に共鳴して振動することが可能となり、音の響きを広げることができる。
また、第1の底部部材が弾性を有することによって、楽器支持具を床面に固定することができる。即ち、荷重がかかった状態の楽器支持具の床面を滑ろうとする力を第1の底部部材で吸収することができる。
また、第1の底部部材が弾性を有することによって、床面側から楽器支持具に伝わる不要な振動を吸収することができる。
また、第2の部材に接続された荷重支持部によって、楽器支持具を演奏者が座る椅子の足に引っ掛けて固定することができる。即ち、荷重支持部を椅子の足と当接させ、椅子の前方に第の部材が位置することで、演奏者自身と椅子の重さによって、楽器支持具が床面の前方に滑ろうとする動きを抑えることになる。
また、第2の底部部材が、荷重支持部に設けられたことによって、楽器の音の響きが損なわれにくくすることができる。即ち、荷重支持部と床面との間に空間が形成されることになり、荷重支持部と床面による音の吸収を減らすことができる。
また、第2の底部部材が、弾性を有することによって、楽器支持具を床面に固定することができる。即ち、荷重がかかった状態の楽器支持具が床面を滑ろうとする力を第2の底部部材で吸収することができる。
また、第2の底部部材が弾性を有することによって、床面側から楽器支持具に伝わる不要な振動を吸収することができる。
また、第1の部材の第3の部材とは逆側に設けられた第1の底部部材と、荷重支持部に設けられた第2の底部部材によって、第1の部材と床面との間に空間を形成することができる。即ち、第1の部材の床面との設置面積を極力少なくして、響きにくい床面側からの影響を減らし、楽器本来の音の響きを発揮しやすくすることができる。
また、第1の部材及び第2の部材に接する内部材を備える場合には、内部材によって第2の部材を支えることになり、第2の部材の過剰なしなりを抑えることができる。即ち、エンドピンから音の振動を受けた第2の部材の過剰なしなりを減らし、演奏のしやすさを向上させることができる。
また、第1の部材及び第2の部材に接すると共に、第1の部材と第2の部材との間隙を移動可能な内部材を備える場合には、第1の部材と第2の部材の間に形成された空間の体積を変化させることができる。即ち、音の響き方を変化させることができ、演奏者の好みに合わせた響きに調節することが可能となる。
また、第2の部材の荷重支持部との接続位置の角度が可変可能である場合には、第2の部材の向きを自由に変えることができ、第2の部材のエンドピンの固定位置を演奏者の好みに合わせた位置に調節することが可能となる。
また、第1の部材と略平行かつ略同じ長さを有すると共に、第1の部材、第2の部材及び第3の部材と接続された側板部材を備える場合には、第1の部材と第2の部材の間に形成された空間を側板部材で覆うことができる。これにより、側板部材が楽器の音に共鳴して振動することが可能となり、音の響きを一層広げることができる。
また、第2の部材が、エンドピンが嵌合可能な凹部を有する場合には、エンドピンを凹部でも固定することとなり、より一層楽器を固定することが可能となる。
また、第1の部材、第2の部材及び荷重支持部が柱状に形成された場合には、楽器支持具の構造を安定なものにすることができる。なお、ここでいう柱状とは、円柱及び角柱のいずれも含む形状を意味している。
また、上記の目的を達成するために、本発明の音源体支持具は、第1の部材と、該第1の部材と所定の間隙を有して設けられると共に、音源体を載置可能な第2の部材と、前記第1の部材及び前記第2の部材に接すると共に、前記第1の部材と前記第2の部材との間隙の一部分に配置された第3の部材と、前記第1の部材及び前記第2の部材に接すると共に、前記第1の部材と前記第2の部材との間隙を移動可能な内部材と、前記第1の部材の前記第3の部材とは逆側に設けられた弾性を有する底部部材とを備える。
ここで、第2の部材が第1の部材と所定の間隙を有して設けられることによって、音源体の音の響きが損なわれにくくすることができる。即ち、第1の部材と第2の部材の間に空間が形成されることになり、部材による音の吸収を減らすことができる。
また、音源体を載置可能な第2の部材によって、第2の部材に音源体を載置することができる。なお、ここでいう音源体とは、スピーカー等の音響機器だけでなく、楽器等の音を発生する器具を含めた物体を意味している。
また、第3の部材が、第1の部材及び第2の部材に接すると共に、第1の部材と第2の部材との間隙の一部分に配置されたことによって、第1の部材と第2の部材の間に空間を形成したまま、第2の部材を支えることができる。
また、内部材が第1の部材及び第2の部材に接することによって、内部材が第2の部材を支えることになり、第2の部材の過剰なしなりを減少させることができる。即ち、第2の部材の音の振動による過剰なしなりを減らし、第2の部材から音源体側へ伝わる振動を減らすことができ、振動に起因する雑音の発生が生じにくくさせることが可能となる。
また、内部材が、第1の部材及び第2の部材に接すると共に、第1の部材と第2の部材との間隙を移動可能であることによって、第1の部材と第2の部材の間に形成された空間の体積を変化させることができる。即ち、音の響き方を変化させることができ、使用者の好みに合わせた響きに調節することが可能となる。
また、底部部材が、第1の部材の第3の部材とは逆側に設けられたことによって、楽器の音の響きが損なわれにくくすることができる。即ち、第1の部材と床面との間に空間が形成されることになり、第1の部材と床面による音の吸収を減らすことができる。
また、底部部材が、第1の部材の第3の部材とは逆側に設けられたことによって、第1の部材が楽器の音に共鳴して振動することが可能となり、音の響きを広げることができる。
また、底部部材が弾性を有することによって、音源体支持具を床面に固定することができる。即ち、音源体支持具の床面での位置ずれが生じにくいものとすることができる。
また、底部部材が弾性を有することによって、床面側から音源体支持具に伝わる不要な振動を吸収することができる。
本発明に係る楽器支持具は、楽器をしっかりと固定しながらも、床面からの影響を受けにくくして、楽器自身が発生する音の響きを充分に発揮できるものとなっている。
また、本発明に係る音源体支持具は、音源体をしっかりと固定しながらも、床面からの影響を受けにくくして、音源体自身が発生する音の響きを充分に発揮できるものとなっている。
本発明を適用した楽器支持具の一例を示す概略斜視図である。 上板材の他端側の構造を示す概略側面図(a)、荷重受け材の孔の位置を示す概略平面図(b)及び本体部分の動きを示した概略平面図(c)である。 下板材の滑り止め部を示した概略図(a)及び荷重受け材の滑り止め部を示した概略図(b)である。 楽器支持具を横からみた概略側面図である。 響き調節具の周辺構造及び動きを示す概略斜視図である。 凹部にエンドピンを固定した場合を示す概略図(a)、二重孔を示す概略図(b)、二重孔にエンドピンを固定した場合を示す概略図(c)及び(d)である。 交換可能なエンドピン受け部材を使用した楽器支持具を示す概略側面図である。 交換可能なエンドピン受け部材を使用した状態の概略側面図(a)及び交換可能なエンドピン受け部材を上からみた平面図(b)である。 本発明を適用した楽器支持具の他の一例を示す概略斜視図である。 楽器支持具の使用状態を示した概略図である。 音源体支持具の構造及び使用状態を示した概略図である。 従来の楽器支持具の使用状態の概略図(a)及び楽器支持具の概略図(b)である。
以下、楽器支持具に関する本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した楽器支持具の一例を示す概略斜視図である。図2は、上板材の他端側の構造を示す概略側面図(a)、荷重受け材の孔の位置を示す概略平面図(b)及び本体部分の動きを示した概略平面図(c)である。図3は、下板材の滑り止め部を示した概略図(a)及び荷重受け材の滑り止め部を示した概略図(b)である。図4は、楽器支持具を横からみた概略側面図である。図5は、響き調節具の周辺構造及び動きを示す概略斜視図である。図6は、凹部にエンドピンを固定した場合を示す概略図(a)、二重孔を示す概略図(b)、二重孔にエンドピンを固定した場合を示す概略図(c)及び(d)である。図7は、交換可能なエンドピン受け部材を使用した楽器支持具を示す概略側面図である。図8は、交換可能なエンドピン受け部材を使用した状態の概略側面図(a)及び交換可能なエンドピン受け部材を上からみた平面図(b)である。図9は、本発明を適用した楽器支持具の他の一例を示す概略斜視図である。
ここで、図1に示すように、本発明を適用した楽器支持具の一例であるエンドピン支持具1は、下板材2と上板材3と中板材4と荷重受け材5を備えている。
また、下板材2は、楽器の音の振動に共鳴して振動し、音の響きを広げる部分となっている。また、下板材2と上板材3は、2つの中板材4によって一端側が揃う位置で接合され、エンドピン支持具1の本体部分6となっている。2つの中板材4は、下板材2の両端の位置に設けられ、下板材2と上板材3の間に空間が形成されている。
また、上板材3は下板材2よりも長く、上板材3の他端側が突出した形状となっている。また、下板材2、上板材3及び中板材4の短手方向の幅は略同一になるように形成されている。
また、荷重受け材5は、楽器の演奏者が座る椅子の足と当接させエンドピン支持具1を固定するための部分である。荷重受け材5の略中央の領域に、上板材3が荷重受け材5に対して略直交して取り付けられている。また、荷重受け材5と下板材2及び中板材4の間には空間が形成されている。
また、下板材2と上板材3と中板材4及び荷重受け材5は木材で形成されている。
ここで、必ずしも、下板材2と上板材3が2つの中板材4によって一端側が揃う位置で接合される必要はない。但し、見栄えが良くなる点及び突出した部分がなくなり使用時の安全性が向上する点から、下板材2と上板材3は、2つの中板材4によって一端側が揃う位置で接合されることが好ましい。
また、必ずしも、エンドピン支持具1の本体部分6は、下板材2と上板材3が中板材4によって接合されて形成される必要はない。例えば、下板材2と上板材3及び中板材4を一体的に形成された本体部分6にしてもよい。
また、必ずしも、2つの中板材4が下板材2の両端の位置に設けられる必要はない。但し、下板材2と上板材3の間の空間の体積が大きくなり、部材によって音の響きが損なわれにくくなる効果を高めることができる点から、2つの中板材4が下板材2の両端の位置に設けられることが好ましい。
また、必ずしも、下板材2、上板材3及び中板材4の短手方向の幅は略同一になるように形成される必要はない。但し、見栄えが良くなる点及び突出した部分がなくなり使用時の安全性が向上する点から、下板材2、上板材3及び中板材4の短手方向の幅は略同一になるように形成されることが好ましい。
また、必ずしも、上板材3が下板材2よりも長く形成されると共に、荷重受け材5と下板材2及び中板材4の間には空間が形成される必要はない。但し、演奏者が例えば、椅子の前脚同士が床面と略平行した棒部材で繋げられたパイプ椅子の形状の椅子を使用した際に、空間の部分にパイプ椅子の棒部材の部分を嵌めてエンドピン支持具1を使用することが可能となる。よって、上板材3が下板材2よりも長く形成されると共に、荷重受け材5と下板材2及び中板材4の間には空間が形成されることが好ましい。
また、必ずしも、上板材3が荷重受け材5に取付けられる必要はない。例えば、上板材3と荷重受け材5を一体的に形成された構造にしてもよい。
また、必ずしも、上板材3が荷重受け材5の略中央の領域に取付けられる必要はない。但し、エンドピン支持具1を椅子の足に当接させた際に、本体部分6が演奏者から見て真正面に位置することになり、使い勝手が良くなる点から、上板材3が荷重受け材5の略中央の領域に取付けられることが好ましい。
また、必ずしも、下板材2と上板材3と中板材4及び荷重受け材5が木材で形成される必要はない。但し、チェロ等の本体が木材で形成された楽器の音質を変化させにくい点から、下板材2と上板材3と中板材4及び荷重受け材5が木材で形成されることが好ましい。
図1に示すように、下板材2の一端側の底面には、エンドピン支持具1を床面に固定するためのゴム製の滑り止め部材7及び滑り止め部材8が設けられている。エンドピン支持具1は、滑り止め部材7及び滑り止め部材8の部分で床面と接し、床面と下板材2の間には空間が形成されている。なお、滑り止め部材7及び滑り止め部材8は、床面側からの不要な振動を吸収する役割も果たしている。
また、下板材2は、滑り止め部材7及び滑り止め部材8の部分のみで床面と接しており、響きにくい床面側からの影響を受けにくいものとなっている。
また、荷重受け材5の両端の底面には、エンドピン支持具1を床面に固定するためのゴム製の滑り止め部材9が設けられている。エンドピン支持具1は、滑り止め部材9の部分で床面と接し、床面と荷重受け材5の間には空間が形成されている。なお、滑り止め部材9は、床面側からの不要な振動を吸収する役割も果たしている。
また、荷重受け材5は、滑り止め部材9の部分のみで床面と接しており、響きにくい床面側からの影響を受けにくいものとなっている。
また、エンドピン支持具1は、下板材2と上板材3の間に形成された空間の体積を調節する響き調節具10を有している。また、響き調節具10は、楽器の音の振動を上板材3側から下板材2側へと伝え、ヴァイオリンの魂柱のような役割を果たしている。響き調節具10は、下板材2及び上板材3と接しており、下板材2の短手方向の幅と略同一の幅に形成されている。
また、響き調節具10は、本体部分6の長手方向に移動させる際に掴む部分であるつまみ11を有している。
また、上板材3の上面にはエンドピンの先端が固定され、エンドピンを挿入するための凹部12が設けられている。
ここで、必ずしも、響き調節具10が下板材2の短手方向の幅と略同一の幅に形成される必要はない。但し、上板材3の振動による過剰なしなりを充分に抑えることができる点、本体部分6の突出した部分がなくなり使用時の安全性が向上する点及び下板材2と上板材3の間に形成された空間の体積が調節しやすくなり、音の響きの調整が容易になる点から、響き調節具10が下板材2の短手方向の幅と略同一の幅に形成されることが好ましい。
また、必ずしも、響き調節具10がつまみ11を有する必要はない。但し、響き調節具10の移動が容易になる点から、響き調節具10がつまみ11を有することが好ましい。
また、響き調節具10を動かす構造として、必ずしもつまみ11が採用される必要はない。例えば、響き調節具10の側面に、指先が嵌まる程度の窪みを設けて、響き調節具10を握りやすくした構造も考えられる。窪みを設けた場合には、全体の構造の中で、飛び出た部分を減らすことができ、エンドピン支持具1の持ち運びを容易にし、安全性を高めることができる。
図2(a)に示すように、上板材3の他端側の底面には、2つの棒状突起部13及び棒状突起部14が設けられている。また、図2(b)に示すように、荷重受け材5の略中央の領域には、棒状突起部13が挿入される孔15と、棒状突起部14が挿入される複数の孔16が設けられている。
上板材3は棒状突起部13及び棒状突起部14を、荷重受け材5の孔15及び孔16に挿入することで取付けられる。また、図2(c)に示すように、棒状突起部14を挿入する孔16の位置を変えることで、本体部分6の向きを調節することが可能となっている。なお、図2(c)の矢印Xは、本体部分6の移動方向を示したものである。
ここで、上板材3の荷重受け材5への取付けは、棒状突起部と孔を用いた構造に限定されるものではなく、取付けが容易に外れない構造であれば充分である。例えば、上板材3と荷重受け材5の接する部分を接着して形成することもできる。但し、持ち運びが容易になる点から、荷重受け材5の取り外しができる構造とされることが好ましい。
また、必ずしも、本体部分6の向きが調節可能な構造にされる必要はない。但し、演奏者の好みに合わせた角度に調節が可能で、使いやすさが向上する点から、本体部分6の向きが調節可能な構造にされることが好ましい。
また、本体部分6の向きの調節のための構造は、棒状突起部と複数の孔によるものに限定されるものではない。例えば、複数の孔16の代わりに、棒状突起部14が嵌合する溝を形成し、溝の任意の位置に棒状突起部14をスライドさせ、別途、固定具を用いて挟持して固定する構造なども考えられる。
図3(a)に示すように、下板材2の一端側の底面には、ゴム製の滑り止め部材7及び滑り止め部材8が設けられている。滑り止め部材7及び滑り止め部材8は床面と接する部分であり、エンドピン支持具1を床面で滑りにくいものとしている。また、下板材2は、滑り止め部材7及び滑り止め部材8を有することで床面との間に空間が形成されている。
また、滑り止め部材7は床面から見た断面が略円形状のものが2つ用いられている。また、滑り止め部材8は床面から見た断面が両端に丸みを帯びた略長方形状のものが1つ用いられ、滑り止め部材7とやや間隔を空けて設けられている。
また、図3(b)に示すように、荷重受け材5の両端の底面には、ゴム製の滑り止め部材9が設けられている。滑り止め部材9は床面と接する部分であり、エンドピン支持具1を床面で滑りにくいものとしている。また、荷重受け材5は、滑り止め部材9を有することで床面との間に空間が形成されている。
また、滑り止め部材9は床面から見た断面が両端に丸みを帯びた略長方形状のものが用いられている。
ここで、必ずしも、下板材2の一端側の底面に2種類の滑り止め部材7及び滑り止め部材8が設けられる必要はない。エンドピン支持具1を固定できれば充分であり、滑り止め部材は1か所に設けられるものであってもよい。但し、エンドピン支持具1の固定力が向上する点から、下板材2の一端側の底面に2種類の滑り止め部材7及び滑り止め部材8が設けられることが好ましい。
また、滑り止め部材7、滑り止め部材8及び滑り止め部材9の形状と大きさは特に限定されるものではない。例えば、滑り止め部材と床面との設置面積を最小限にできる形状としては、床面側が尖鋭かつ平坦に形成された略円錐状の滑り止め部材が採用しうる。これにより、床面からの影響を減らし、楽器が発する音の響きを充分に発揮することが可能となる。
一方で固定力を重視する場合には、滑り止め部材を設ける位置を増やすことも考えられる。例えば、下板材2の他端側の底面に滑り止め部材を設けることで、エンドピン支持具1を床面でより一層滑りにくいものにすることもできる。
図4に示すように、エンドピン支持具1では、下板材2が滑り止め部材7及び滑り止め部材8を介して床面に設置されている。また、荷重受け部材5が滑り止め部材9を介して床面に設置されている。下板材2の滑り止め部材7及び滑り止め部材8以外の部分では、床面との間に空間が形成されている。また、荷重受け材5の滑り止め部材9以外の部分では、床面との間に空間が形成されている。
また、荷重受け部材5の上板材3と接する上面部分は、先端方向に向けて傾斜した形状となっている。これにより、下板材2と床面との間に充分な空間が形成される。また、上板材3を荷重受け部材5の上面でしっかりと支持できる構造となっている。
ここで、必ずしも、荷重受け部材5の上板材3と接する上面部分は、先端方向に向けて傾斜した形状とされる必要はない。但し、下板材2と床面との間に充分な空間が形成される点及び、上板材3を荷重受け部材5の上面でしっかりと支持し、エンドピン支持具1にかかる荷重を受け止めることができる点から、荷重受け部材5の上板材3と接する上面部分は、先端方向に向けて傾斜した形状とされることが好ましい。
図5に示すように、エンドピン支持具1は、下板材2と上板材3の間に形成された空間の体積を調節する響き調節具10を有している。また、下板材2の響き調節具10と接する側にスライド溝17が形成され、ガイド部材18を介して響き調節具10はスライド溝17を移動可能なものとなっている。
また、ガイド部材18は、響き調節具10の底部に接合されている。なお、図5に示す矢印Yは、響き調節具10の移動方向を示すものである。
ここで、必ずしも、スライド溝17及びガイド部材18が設けられる必要はない。但し、響き調節具10による音の響きの調節が容易になる点及び響き調節具10が下板材2と宇和板材3の間から外れにくくなる点から、スライド溝17及びガイド部材18が設けられることが好ましい。
図6(a)には、上板材3の上面に設けられたエンドピンを挿入するための凹部12の構造を示している。エンドピン19の様に先端が尖った形状のエンドピンであれば、凹部12はエンドピン19の大きさに対応させて形成し、凹部12の底面にエンドピン19の先端を突き刺して固定することができる。
また、上板材3の上面に設けられる凹部の別の形状として、図6(b)に示すような二重孔20も考えられる。二重孔20は、上板材3の上面に対して、二段階の深さを有する孔である。
例えば、図6(c)に示すような、エンドピン23では、二重孔20の深い孔の部分に丸い先端22が引っ掛かり固定されることになる。また、エンドピン23のフランジ21は、二重孔20の浅い孔にも引っ掛かることになる。
また、図6(d)に示すように、先端が尖った形状のエンドピン19では、二重孔20の浅い孔の部分に先端が刺さり、エンドピン19が固定されることとなる。このように二重孔20を上板材3に設けて、各形状のエンドピンを充分に固定することが可能となる。
図7に示すように、エンドピン支持具1におけるエンドピンを挿入するための構造として、交換可能なエンドピン受け部材37を採用することもできる。エンドピン受け部材37は、エンドピンの先端を固定するための二重孔38が複数設けられている。
また、図8(a)に示すように、エンドピン受け部材3が嵌合可能な形状の凹部39が上板材3に設けられている。なお、図8(b)はエンドピン受け部材37の平面図であり、使用者の希望に応じて、複数の二重孔38を形成できるものとなっている。
エンドピン受け部材37及び凹部39の構造を採用することで、二重孔38の度重なる使用による形状の変化や損傷が生じた場合にも、エンドピン受け部材37を交換するだけで、エンドピン支持具1を継続的な使用が可能となる。また、楽器やエンドピンの種類に応じた専用の孔を容易に設けることができ、汎用性の高い楽器支持具とすることが可能となる。
図9には、エンドピン支持具1の本体部分6の他の実施形態を示す。
図9に示すように、エンドピン支持具1の本体部分6の両側面に側板部材24が設けられている。側板部材24は、下板材2と上板材3の間に形成された空間を覆っており、一部の領域には響き調節具10のつまみ11が移動可能な側板溝部25が設けられている。
側板部材24に楽器の音の振動が伝わることで、側板部材24が共鳴し、音の響きを増幅させることができる。また、下板材2、上板材3及び中板材4と接して設けられており、本体部分6の強度を向上させている。
ここで、必ずしも、本体部分6の両側面に側板部材24が設けられる必要はない。但し、前述したように、音の響きを増幅させることができる点及び本体部分6の強度を向上させることができる点から、本体部分6の両側面に側板部材24が設けられることが好ましい。
以下、本発明を適用した楽器支持具の使用形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図10は、楽器支持具の使用状態を示した概略図である。
図10に示すように、チェロ等のエンドピン26を有する楽器27の演奏者は、椅子に座って楽器の演奏を行う。
まず、エンドピン支持具1の荷重受け材5を椅子の後側から椅子の足28に当接させる。このとき、図10に示すような形状の椅子であれば、椅子の足28同士の間に本体部分6が位置するようにエンドピン支持具1を配置する。
次に、本体部分6の上板材3の凹部12にエンドピン26を挿入し、上板材3に突き刺してエンドピンを固定する。エンドピン26を固定する位置は、演奏者が好む任意の位置でよく、演奏がしやすく、かつ、楽器を充分に支持できる位置を選択することができる。
また、エンドピン26が演奏者から見て前方の斜め下方に傾く状態となるため、エンドピン支持具1には、床面上で前方にずれようとする荷重の力がかかる。ここで、椅子の足28に荷重受け材5が引っ掛けられているため、エンドピン支持具1を滑りにくいものとすることができる。
また、図示されていないが、下板材2及び荷重受け材5の底面にはゴム製の滑り止め部7、滑り止め部材8及び滑り止め部材9が設けられているため、エンドピン支持具1は床面で滑りにくく、位置がずれにくいものとなっている。
続いて、音の振動が伝えられる流れについて説明する。まず、楽器から発せられた音の振動は、エンドピン26を通して上板材3に伝えられる。次に、上板材3から中板材4及び響き調節具10を介して、下板材2に音の振動が伝えられる。このときに、下板材2と上板材3の間に空間が形成されていることから、音の響きが損なわれにくいものとなっている。また、下板材2が床面と極力接触しないことで、楽器自体の振動が床面に拘束されにくくなる。
また、演奏者は、響き調節具10の位置を変更することで、エンドピン支持具1を介して発生する音の響きを調節することができる。気持ちよく演奏するためには、演奏者自身が感じる音の響きも重要となる。
また、上板材3の荷重受け材5に対する取付け位置を変えることで、演奏者は自分の好みに合わせて本体部分6の向きを調節することができる。
また、本発明を適用したエンドピン支持具1は、使用可能な楽器が特に限定されるものではない。チェロをはじめ、コントラバス、コントラファゴット、バスクラリネットなど、エンドピンで支持する楽器であれば、用いることができるものとなっている。
このように、本発明を適用した楽器支持具は楽器をしっかりと固定しながらも、床面からの影響を受けにくく、楽器自身が発生する音の響きを充分に発揮できるものとなっている。
続いて、以下、音源体支持具に関する本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図11は、音源体支持具の構造及び使用状態を示した概略図である。
ここで、図11に示すように、本発明を適用した音源体支持具の一例であるスピーカー支持具29は、下板材30と上板材31と中板材32を備えている。
また、下板材30は、スピーカー33の音に共鳴して振動し、音の響きを広げる部分となっている。また、下板材30と上板材31は、両端に設けられた2つの中板材32によって接合され、下板材30と上板材31の間には空間が形成されている。また、スピーカー支持具29は、正面から見て左右に長い、略直方体状の形状となっている。
また、上板材31の上面には、支持部品40が設けられており、支持部品40の上にスピーカー33等の音源体を載置することができる。また、支持部品40は、音源体が載置される上側が尖鋭な略円錐形に形成されている。
また、下板材30、上板材31及び中板材32の短手方向の幅は略同一になるように形成されている。また、下板材30と上板材31及び中板材32は木材で形成されている。
ここで、必ずしも、スピーカー支持具29は、下板材30と上板材31が中板材32によって接合されて形成される必要はない。例えば、下板材30と上板材31及び中板材32を一体的に形成された構造にしてもよい。
また、必ずしも、2つの中板材32が下板材30及び上板材31の両端の位置に設けられる必要はない。但し、下板材30と上板材31の間の空間の体積が大きくなり、部材によって音の響きが損なわれない効果を高めることができる点から、2つの中板材32が下板材30及び上板材31の両端の位置に設けられることが好ましい。
また、上板材31の上面は所望の音源体が載置可能に形成されていれば充分であり、形状が特に限定されるものではない。
また、必ずしも、スピーカー支持具29は略直方体の形状となっている必要はない。載置する音源体の大きさに対応させた形状とすることができる。
また、必ずしも、下板材30、上板材31及び中板材32の短手方向の幅は略同一になるように形成される必要はない。但し、スピーカー支持具29の形状の凹凸部分が減り安全性が向上する点及び見栄えが良くなる点から、下板材30、上板材31及び中板材32の短手方向の幅は略同一になるように形成されることが好ましい。
また、必ずしも、下板材30と上板材31及び中板材32が木材で形成される必要はない。但し、金属等の素材で形成する場合に比べて、スピーカー等から生じる音の音質を変化させにくい点から、下板材30上板材31及び中板材32が木材で形成されることが好ましい。
また、必ずしも、上板材31に支持部品40が設けられる必要はなく、上板材31は音源体が載置可能なものとなっていれば充分である。但し、上板材31と音源体との設置面積を減らし、音源体本来の音の響きを損ないにくいものとできる点から、上板材31に支持部品40が設けられることが好ましい。
また、支持部品40の大きさや形状は特に限定されるものではない。但し、上板材31と音源体の設置面積を減らし、音の響きを損ないにくくできる点、及び、上板材31の上にしっかりと音源体を載置できる点から、支持部品40が、音源体が載置される上側が尖鋭な略円錐形に形成されることが好ましい。
また、支持部品40を設置する数は、載置される音源体の構造に応じて変えることができる。
また、スピーカー支持具は、スピーカーの構造に合わせて形成することもできる。例えば、分離したスピーカー、操作本体部を別々に載置することができる大きさにすることも考えられる。
図11に示すように、下板材30の両端側の底面には、スピーカー支持具29を床面に固定するためのゴム製の滑り止め部材34が設けられている。スピーカー支持具29は、滑り止め部材34の部分で床面と接し、床面と下板材30の間には空間が形成されている。なお滑り止め部材34は、床面側からの不要な振動を吸収する役割も果たしている。
また、滑り止め部材34は、床面側が尖鋭かつ平坦に形成された略円錐状に形成されている。
また、スピーカー支持具29は、下板材30と上板材31の間に形成された空間の体積を調節する響き調節具35を有している。また、響き調節具35は、スピーカーの音の振動を上板材31側から下板材30側へと伝える。響き調節具35は、下板材30及び上板材31と接しており、下板材30の短手方向の幅と略同一の幅に形成されている。
また、響き調節具35は、響き調節具35を移動させる際に掴む部分であるつまみ36を有している。
ここで、必ずしも、滑り止め部材34が、床面側が尖鋭かつ平坦に形成された略円錐状に形成される必要はない。但し、スピーカー支持具29の床面との設置面積が小さくなり、床面からの影響を受けにくくなる点から、滑り止め部材34が、床面側が尖鋭かつ平坦に形成された略円錐状に形成されることが好ましい。
また、必ずしも、響き調節具35が下板材30の短手方向の幅と略同一の幅に形成される必要はない。但し、上板材31の振動によるしなりを充分に抑えることができる点、スピーカー支持具29の凹凸が減り安全性が向上する点及び下板材30と上板材31の間に形成された空間の体積が調節しやすくなり、音の響きの調整が容易になる点から、響き調節具35が下板材30の短手方向の幅と略同一の幅に形成されることが好ましい。
また、下板材30及び上板材31の長手方向の長さが短く形成された場合には、上板材31の振動によるしなりは生じず、安定した構造とすることができる。
また、必ずしも、響き調節具35がつまみ36を有する必要はない。但し、響き調節具35の移動が容易になる点から、響き調節具35がつまみ36を有することが好ましい。
以下、本発明を適用した音源体支持具の使用形態について説明する。
図11に示すように、スピーカー33等の音源体をスピーカー支持具29の上に載置する。
スピーカー33から発せられた音の振動は、上板材31に伝えられる。次に、上板材31から中板材32及び響き調節具35を介して、下板材30に音の振動が伝えられる。このときに、下板材30と上板材31の間に空間が形成されていることから、音の響きが損なわれにくいものとなっている。また、下板材30が床面と極力接触しないことで、スピーカー自体の振動が床面に拘束されにくくなる。
また、響き調節具35の位置を変更することで、スピーカー支持具29を介して発生する音の響きを調節することができる。
このように、本発明を適用した音源体支持具は音源体をしっかりと固定しながらも、床面からの影響を受けにくく、音源体自身が発生する音の響きを充分に発揮できるものとなっている。
以上のように、本発明を適用した楽器支持具は楽器をしっかりと固定しながらも、床面からの影響を受けにくく、楽器自身が発生する音の響きを充分に発揮できるものとなっている。
また、本発明を適用した音源体支持具は音源体をしっかりと固定しながらも、床面からの影響を受けにくく、音源体自身が発生する音の響きを充分に発揮できるものとなっている。
1 エンドピン支持具
2 下板材
3 上板材
4 中板材
5 荷重受け材
6 本体部分
7 滑り止め部材
8 滑り止め部材
9 滑り止め部材
10 響き調節具
11 つまみ
12 凹部
13 棒状突起部
14 棒状突起部
15 孔
16 複数の孔
17 スライド溝
18 ガイド部材
19 エンドピン
20 二重孔
21 フランジ
22 丸い先端
23 エンドピン
24 側板部材
25 側板溝部
26 エンドピン
27 楽器
28 椅子の足
29 スピーカー支持具
30 下板材
31 上板材
32 中板材
33 スピーカー
34 滑り止め部
35 響き調節具
36 つまみ
37 エンドピン受け部材
38 二重孔
39 凹部
40 支持部品
矢印X 本体部分の移動方向
矢印Y 響き調節具の移動方向

Claims (7)

  1. 第1の部材と、
    該第1の部材と所定の間隙を有して設けられると共に、エンドピンを固定可能な第2の部材と、
    前記第1の部材及び前記第2の部材に接すると共に、前記第1の部材と前記第2の部材との間隙の一部分に配置された第3の部材と、
    前記第1の部材の前記第3の部材とは逆側に設けられた弾性を有する第1の底部部材と、
    前記第2の部材に前記第1の部材と同第2の部材との距離よりも大きな高さを有して接続された荷重支持部と、
    該荷重支持部に設けられた弾性を有する第2の底部部材とを備える
    楽器支持具。
  2. 前記第1の部材及び前記第2の部材に接すると共に、前記第3の部材同士の間に位置して、前記第1の部材と前記第2の部材との間隙を移動可能な内部材を備える
    請求項1に記載の楽器支持具。
  3. 前記第2の部材の前記荷重支持部との接続位置の角度が可変可能である
    請求項1または請求項2に記載の楽器支持具。
  4. 前記第1の部材と略平行かつ略同じ長さを有すると共に、前記第1の部材、前記第2の部材及び前記第3の部材と接続された側板部材とを備える
    請求項1または請求項2に記載の楽器支持具。
  5. 前記第2の部材は、エンドピンが嵌合可能な凹部を有する
    請求項1または請求項2に記載の楽器支持具。
  6. 前記第1の部材、前記第2の部材及び前記荷重支持部は、柱状に形成された
    請求項1または請求項2に記載の楽器支持具。
  7. 第1の部材と、
    該第1の部材と所定の間隙を有して設けられると共に、音源体を載置可能な第2の部材と、
    前記第1の部材及び前記第2の部材に接すると共に、前記第1の部材と前記第2の部材との間隙の一部分に配置された第3の部材と、
    前記第1の部材及び前記第2の部材に接すると共に、前記第3の部材同士の間に位置して、前記第1の部材と前記第2の部材との間隙を移動可能な内部材と、
    前記第1の部材の前記第3の部材とは逆側に設けられた弾性を有する底部部材とを備える
    音源体支持具。
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