JP5734155B2 - 信号伝送ケーブル用中空絶縁電線 - Google Patents

信号伝送ケーブル用中空絶縁電線 Download PDF

Info

Publication number
JP5734155B2
JP5734155B2 JP2011224690A JP2011224690A JP5734155B2 JP 5734155 B2 JP5734155 B2 JP 5734155B2 JP 2011224690 A JP2011224690 A JP 2011224690A JP 2011224690 A JP2011224690 A JP 2011224690A JP 5734155 B2 JP5734155 B2 JP 5734155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring part
hollow
inner ring
signal transmission
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011224690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013084500A (ja
Inventor
山口 正
正 山口
笹井 重広
重広 笹井
信次 依田
信次 依田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Totoku Electric Co Ltd
Original Assignee
Totoku Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Totoku Electric Co Ltd filed Critical Totoku Electric Co Ltd
Priority to JP2011224690A priority Critical patent/JP5734155B2/ja
Publication of JP2013084500A publication Critical patent/JP2013084500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5734155B2 publication Critical patent/JP5734155B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Communication Cables (AREA)

Description

本発明は、信号伝送ケーブル用中空絶縁電線に関し、さらに詳しくは、誘電体体積をほとんど増加させないか又は全く増加させることなく、外部から加わる捩り力に対する機械的強度を向上させた信号伝送ケーブル用中空絶縁電線に関する。
従来、図3に示すように、複数の素線1,1,……を集合させて撚った撚り線を用いた内部導体11と、その内部導体11を被覆する内環部2と該内環部2から放射状に延びる複数のリブ部9と該リブ部9の外端を連結する外環部4とそれら内環部2及びリブ部9及び外環部4で囲まれた複数の中空部5とを有する中空絶縁コア29と、その中空絶縁コア29の外周に細線素線や金属箔ラミネートプラスチックテープを巻き付けてなる外部導体30とを備えた信号伝送ケーブル用中空絶縁電線900が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−335393号公報
上記従来の信号伝送ケーブル用中空絶縁電線900において、中空絶縁コア29の外周に細線素線や金属箔ラミネートプラスチックテープを巻き付けて外部導体30としているのは、信号伝送ケーブル用中空絶縁電線として必要な電気特性・柔軟性・屈曲性を得るためである。
しかし、図4に示すように、中空絶縁コア29の外周に細線素線や金属箔ラミネートプラスチックテープを巻き付けて外部導体30を設けるときに、巻き付け方向に強い捩り力Pが加わるため、中空絶縁コア29のリブ部9の端部分が塑性変形することがある問題点があった。
上記問題点はリブ部9を太くすれば解消するが、そうすると誘電体体積が増加するため、電気的特性が劣化してしまう問題点があった。
そこで、本発明の目的は、誘電体体積をほとんど増加させないか又は全く増加させることなく、外部から加わる捩り力に対する機械的強度を向上させた信号伝送ケーブル用中空絶縁電線を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、内部導体(11)と、前記内部導体(11)を被覆する内環部(2)と前記内環部(2)から放射状に延びる複数のリブ部(3)と前記リブ部(3)の外端を連結する外環部(4)と前記内環部(2)及びリブ部(3)及び外環部(4)で囲まれた複数の中空部(5)とを有する中空絶縁コア(21,22)と、前記中空絶縁コア(21,22)の外周に導体を巻き付けてなる外部導体(30)とを備えた信号伝送ケーブル用中空絶縁電線であって、前記リブ部(3)の内端の片側および外端の片側に隅肉部(6a,6b)を設けたことを特徴とする信号伝送ケーブル用中空絶縁電線(100,200)を提供する。
上記第1の観点による信号伝送ケーブル用中空絶縁電線(100,200)では、前記リブ部(3)の内端の片側および外端の片側に隅肉部(6a,6b)を設けたので、誘電体体積をほとんど増加させない。そして、外部導体(30)となる導体を巻き付ける方向に加わる捩り力(P)に対する耐性を隅肉部(6a,6b)が向上させるため、外部から加わる捩り力(P)に対する機械的強度を向上することが出来る。
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点による信号伝送ケーブル用中空絶縁電線において、前記隅肉部(6a,6b)による誘電体体積の増加を相殺するように、前記リブ部(3)の中央部(7)を薄くしたことを特徴とする信号伝送ケーブル用中空絶縁電線(200)を提供する。
上記第2の観点による信号伝送ケーブル用中空絶縁電線(200)では、誘電体体積を全く増加させることなく、外部から加わる捩り力(P)に対する機械的強度を向上することが出来る。
本発明の信号伝送ケーブル用中空絶縁電線(100,200)によれば、誘電体体積をほとんど増加させないか又は全く増加させることなく、外部から加わる捩り力に対する機械的強度を向上することが出来る。
実施例1に係る信号伝送ケーブル用中空絶縁電線を示す断面図である。 実施例2に係る信号伝送ケーブル用中空絶縁電線を示す断面図である。 従来例に係る信号伝送ケーブル用中空絶縁電線を示す断面図である。 従来例に係る信号伝送ケーブル用中空絶縁電線の捩り力によるリブ部の両端部分の変形を示す断面図である。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
−実施例1−
図1は、実施例1に係る信号伝送ケーブル用中空絶縁電線100を示す断面図である。
この信号伝送ケーブル用中空絶縁電線100は、内部導体11と、中空絶縁コア21と、外部導体30とを具備してなる。
内部導体11は、7本の素線1,1,……を集合させて撚った撚り集合線である。
素線1は、例えば線径0.16mmの軟銅丸線である。
内部導体11の外径は、例えば0.48mmである。また、内部導体11の抵抗値は、例えば126.6Ω/kmである。
中空絶縁コア21は、内部導体11を被覆する内環部2と、その内環部2から放射状に延びる6本のリブ部3,3,……と、そのリブ部3,3,……の外端を連結する外環部4と、それら内環部2及びリブ部3,3,……及び外環部4で囲まれた6個の中空部5,5,……と、リブ部3,3,……の内端の片側に設けた隅肉部6aおよび外端の片側に設けた隅肉部6bとを有している。
中空絶縁コア21の内環部2の最薄部分の厚さは、例えば0.04mmである。
リブ部3,3,……は、それぞれ断面矩形であり、その厚さは例えば0.065mmである。
外環部の厚さは、例えば0.06mmである。外環部の外径は、例えば1.17mmである。
中空絶縁コア21の断面積(内部導体11の断面積は含まない)に対する中空部5,5,……の断面積比率(=中空率)は、例えば45%である。
中空絶縁コア21は、押出ダイを走行する内部導体11の外周に例えばFEP樹脂を押出しして成形する。製造速度は、例えば20m/minである。
外部導体30は、細線素線や金属箔ラミネートプラスチックテープを巻き付けたものである。この巻き付け時に加わる捩り力Pに対する耐性を高めるように、リブ部3,3,……の内端の片側および外端の片側にそれぞれ隅肉部6a、6bを設けている。
外部導体30の外周を絶縁被覆で取り巻いて、特性インピーダンス約50Ωの信号伝送ケーブルとする。その信号伝送ケーブルの減衰量は、0.83dB/m(1GHz,20℃)であった。
実施例1の信号伝送ケーブル用中空絶縁電線100によれば、リブ部3,3,……の内端の片側および外端の片側にそれぞれ隅肉部6a,6bを設けたので、誘電体体積をほとんど増加させずに、外部導体30となる導体を巻き付ける方向に加わる捩り力Pに対する機械的強度を向上することが出来る。
−実施例2−
図2は、実施例2に係る信号伝送ケーブル用中空絶縁電線200を示す断面図である。
この信号伝送ケーブル用中空絶縁電線200は、実施例1において隅肉部6a,6bを設けたことによる誘電体体積の増加を相殺するように、リブ部3,3,……の中央部7,7,……を薄くした構成である。リブ部3,3,……の中央部7,7,……を薄くした構成以外は実施例1の構成と同様である。
実施例2の信号伝送ケーブル用中空絶縁電線100によれば、誘電体体積を全く増加させずに、外部導体30となる導体を巻き付ける方向に加わる捩り力Pに対する機械的強度を向上することが出来る。
−実施例3−
図1,図2では隅肉部6a,6bを捩り力Pの方向で見てリブ部3,3,……の後片側に設けたが、リブ部3,3,……の前片側に設けてもよく、隅肉部6aをリブ部3,3,……の後片側に設け且つ隅肉部6bをリブ部3,3,……の前片側に(つまり、対角位置に)設けてもよく、さらに、隅肉部6aをリブ部3,3,……の前片側に設け且つ隅肉部6bをリブ部3,3,……の後片側に(つまり、対角位置に)設けてもよい。
本発明の信号伝送ケーブル用中空絶縁電線は、信号伝送ケーブルに利用することが出来る。
1 素線
11 内部導体
21,22,29 中空絶縁コア
2 内環部
3,9 リブ部
4 外環部
5 中空部
100,200,900 信号伝送ケーブル用中空絶縁
P 捩り力

Claims (2)

  1. 内部導体(11)と、前記内部導体(11)を被覆する内環部(2)と前記内環部(2)から放射状に延びる複数のリブ部(3)と前記リブ部(3)の外端を連結する外環部(4)と前記内環部(2)及びリブ部(3)及び外環部(4)で囲まれた複数の中空部(5)とを有する中空絶縁コア(21,22)と、前記中空絶縁コア(21,22)の外周に導体を巻き付けてなる外部導体(30)とを備えた信号伝送ケーブル用中空絶縁電線であって、前記リブ部(3)の断面形状のうちの前記内環部(2)から前記外環部(4)へと放射状に延びる2つの辺の一方は前記内環部(2)から前記外環部(4)まで直線状であり、他方は前記内環部(2)の近傍から前記外環部(4)の近傍まで直線状であるが前記内環部(2)の近傍で前記内環部(2)へ向けて広がると共に前記外環部(4)の近傍で前記外環部(4)へ向けて広がっており、これによって前記リブ部(3)の内端の片側および外端の片側の肉厚を厚くした隅肉部(6a,6b)が形成されていることを特徴とする信号伝送ケーブル用中空絶縁電線(100,200)。
  2. 内部導体(11)と、前記内部導体(11)を被覆する内環部(2)と前記内環部(2)から放射状に延びる複数のリブ部(3)と前記リブ部(3)の外端を連結する外環部(4)と前記内環部(2)及びリブ部(3)及び外環部(4)で囲まれた複数の中空部(5)とを有する中空絶縁コア(21,22)と、前記中空絶縁コア(21,22)の外周に導体を巻き付けてなる外部導体(30)とを備えた信号伝送ケーブル用中空絶縁電線であって、前記リブ部(3)の断面形状のうちの前記内環部(2)から前記外環部(4)へと放射状に延びる2つの辺の一方は前記内環部(2)の近傍から前記外環部(4)まで直線状であり且つ前記内環部(2)の近傍で前記内環部(2)へ向けて広がっており、他方は前記内環部(2)から前記外環部(4)の近傍まで直線状であるが前記外環部(4)の近傍で前記外環部(4)へ向けて広がっており、これによって前記リブ部(3)の内端の片側および外端の片側の肉厚を厚くした隅肉部(6a,6b)が形成されていることを特徴とする信号伝送ケーブル用中空絶縁電線
JP2011224690A 2011-10-12 2011-10-12 信号伝送ケーブル用中空絶縁電線 Active JP5734155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011224690A JP5734155B2 (ja) 2011-10-12 2011-10-12 信号伝送ケーブル用中空絶縁電線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011224690A JP5734155B2 (ja) 2011-10-12 2011-10-12 信号伝送ケーブル用中空絶縁電線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013084500A JP2013084500A (ja) 2013-05-09
JP5734155B2 true JP5734155B2 (ja) 2015-06-10

Family

ID=48529498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011224690A Active JP5734155B2 (ja) 2011-10-12 2011-10-12 信号伝送ケーブル用中空絶縁電線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5734155B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103928142A (zh) * 2014-03-26 2014-07-16 安徽长风电缆集团有限公司 一种防潮耐腐蚀隧道用绝缘电缆
JP6977198B1 (ja) * 2021-10-05 2021-12-08 東京特殊電線株式会社 同軸ケーブル

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007012383A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Mitsubishi Cable Ind Ltd 同軸ケーブル
JP4757159B2 (ja) * 2005-09-27 2011-08-24 宇部日東化成株式会社 同軸ケーブル用中空コア体の製造方法
JP5383325B2 (ja) * 2009-06-01 2014-01-08 東京特殊電線株式会社 差動信号伝送ケーブル
JP5255529B2 (ja) * 2009-07-15 2013-08-07 宇部日東化成株式会社 伝送ケーブル用中空コア体及びその製造方法並びに信号伝送用ケーブル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013084500A (ja) 2013-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013069755A1 (ja) 高速信号伝送ケーブル
US9318238B2 (en) Hollow core body for signal transmission cable
JP6274346B2 (ja) 通信用電線
US10818415B2 (en) Shielded communication cable
JP6245082B2 (ja) 多対ケーブル
JP2018181591A (ja) 二芯平行ケーブル
KR20140074911A (ko) 쉴드 전선의 편조 쉴드층과 드레인선과의 접속 방법, 및, 접속 구조
JP2012119073A (ja) 絶縁電線用撚線導体
JP5734155B2 (ja) 信号伝送ケーブル用中空絶縁電線
JP5383325B2 (ja) 差動信号伝送ケーブル
WO2019193989A1 (ja) 絶縁電線
JP2017188225A (ja) Lanケーブル
JP5032405B2 (ja) 超電導ケーブル用のフォーマと、その製造方法及び超電導ケーブル
WO2014185468A1 (ja) 信号用ケーブル及びワイヤハーネス
JP6572661B2 (ja) ジャンパ線
JP7339042B2 (ja) 差動伝送ケーブル及びワイヤーハーネス
JP6108057B1 (ja) 通信用電線
JP2020021620A (ja) 絶縁電線、ケーブル
JP7407627B2 (ja) 複合ケーブル
JP2022003613A5 (ja)
JP4268172B2 (ja) 同軸ケーブル
JP3680604B2 (ja) シールド電線
JP6572662B2 (ja) ジャンパ線
WO2011001525A1 (ja) ケーブル
JP2012195170A (ja) ケーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5734155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150731

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250