JP5733803B2 - レーダリンク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一次又は二次の監視レーダシステム、気象レーダシステム等のレーダシステムのレーダ発信機が出力する探索パルスを利用して、航空機、船舶、雲、建物等の反射体の位置を検出することが可能なレーダリンク装置に関する。
航空機の位置は、国土交通省航空局(以下、単に「航空局」という)の一次又は二次の監視レーダシステムによって監視され(特許文献1参照)、積乱雲の位置は、気象庁の気象レーダーシステムによって監視されている(特許文献2参照)。これら以外にも、種々の探索対象が、様々な監視局の下、のレーダーシステムによって監視されている。
特開平08−179039号(段落[0001],[0002]) 特開2002−328177号(請求項4)
ところで、例えば航空機の騒音調査のためには、航空機の飛行位置を知る必要が生じたり、爆弾低気圧の被害を抑えるべく地域ごとに積乱雲の位置を知る必要が生じる場合がある。しかしながら、他人のレーダーシステムによる探索結果の生情報を譲り受けることは容易ではなく、そのような生情報は高価でもある。また、広範囲に亘って届く探索パルスを出力可能なレーダ発信機は、価格も消費電力も高く、そもそも電波法による規制のために設置することも困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、低コストかつ容易に所望の反射体の位置を探索可能なレーダリンク装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るレーダリンク装置は、一次監視レーダシステム、二次監視レーダシステム、気象レーダシステム、空港面検知レーダシステム及び船舶レーダシステムその他のレーダシステムのレーダ発信機から離れた遠隔地に配置され、レーダ発信機のアンテナが一回転する間に複数回に亘って送信する探索用パルス波を利用して、航空機、船舶、雲及び建物その他の反射体の位置を検出するレーダリンク装置であって、探索用パルス波を受信するパルス波受信部と、探索用パルス波を受信する度に、その受信時刻と受信強度の情報を含んだパルス波データを生成するパルス波データ生成部と、探索用パルス波の受信強度に基づいて、探索用パルス波が反射も経ずに受信した非反射パルス波であるか、反射を経て受信した反射パルス波であるかを判別して、パルス波データを、非反射パルス波に対応した非反射パルス波データと、反射パルス波に対応した反射パルス波データとに分別する受信波分別手段と、レーダ発信機のアンテナからレーダリンク装置までの距離と光の速度とから非反射パルス波データに含まれる探索用パルスの受信時刻を探索用パルスの発射時刻に変換する発射時刻演算手段と、発射時刻と受信時刻の差分が予め定められた一定時間以内である非反射パルス波データと反射パルス波データとをペアリングするペアリング手段と、非反射パルス波データ同士の間で最大の受信強度の非反射パルス波データの発射時刻と、反射パルス波データ同士の間で最大の受信強度の反射パルス波データに対するペアリング相手の非反射パルス波データの発射時刻との差分に基づいて、レーダ発信機のアンテナが反射体に正対したときのアンテナの向きを演算するアンテナ方向演算手段と、ペアリングされた反射パルス波データと非反射パルス波データとの受信時刻と発射時刻との差分と光速度とに基づいて反射体が位置し得る楕円球を特定すると共に、アンテナ方向演算手段にて演算したアンテナの向きから楕円球上の反射体の位置を演算する位置演算手段とを備えたところに特徴を有する。
請求項2のレーダリンク装置は、請求項1に記載のレーダリンク装置において、ペアリングされた反射パルス波データと非反射パルス波データとに対応した両探索用パルス波の搬送波がパルス受信部に受信されたときの、それら両搬送波同士の間の周波数又は位相のズレを検出する受信差検出部と、受信差検出部の検出結果に基づき、反射体の移動の有無又は表面状態を検出する特性検出部とを備えたところに特徴を有する。
請求項3のレーダリンク装置は、請求項1又は2に記載のレーダリンク装置において、パルス波受信部は、レーダ発信機がFMチャープした搬送波で変調した探索用パルス波を復調するように構成されているところに特徴を有する。
請求項1のレーダリンク装置では、レーダ発信機から送信される複数の探索用パルス波を受信して、その受信時刻と受信強度の情報を含んだパルス波データを生成し、それらの受信強度に基づいてパルス波データを反射も経ずに受信した非反射パルス波に対応した非反射パルス波データと、反射を経て受信した反射パルス波に対応した反射パルス波データとに分別する。また、レーダ発信機のアンテナからレーダリンク装置までの距離と光の速度とから非反射パルス波データに含まれる探索用パルスの受信時刻を発射時刻に変換し、発射時刻と受信時刻の差分が予め定められた一定時間以内である非反射パルス波データと反射パルス波データとをペアリングする。さらに、最大の受信強度の非反射パルス波データの発射時刻と、最大の受信強度の反射パルス波データに対するペアリング相手の非反射パルス波データの発射時刻との差分に基づいて、レーダ発信機のアンテナが反射体に正対したときのアンテナの向きを演算する。そして、ペアリングされた反射パルス波データと非反射パルス波データとの受信時刻と発射時刻との差分と光速度とに基づいて反射体が位置し得る楕円球を特定すると共に、アンテナが反射体に正対したときのアンテナの向きから楕円球上の反射体の位置を演算する。このように、本発明のレーダリンク装置によれば、レーダシステムにリンクして低コストかつ容易に所望の反射体の位置を探索することができる。
請求項2のレーダリンク装置によれば、ペアリングされた反射パルス波データと非反射パルス波データとに対応した両探索用パルス波における搬送波の周波数又は位相のズレに基づき、反射体の移動の有無又は表面状態を検出することができる。
請求項3のレーダリンク装置では、FMチャープされたレーダ発信機を有するレーダシステムにもリンクすることができる。
本発明の第1実施形態に係る飛行場とレーダリンク装置の概念図 (A)SSR送受信機が出力する質問信号群の概念図,(B)A質問信号の概念図,(C)C質問信号の概念図 SSRパルス波の受信強度とアンテナの向きとの関係を示した概念図 (A)1つのSSR送受信機の質問信号群を第1受信装置で受信したときの受信強度の変化を示す概念図,(B)2つのSSR送受信機の質問信号群を第1受信装置で受信したときの受信強度の変化を示す概念図 パルス波形の形状の相違を示した概念図 レーダリンク装置全体の構成を示した概念図 受信回路の構成を示したブロック図 信号処理回路の構成を示したブロック図 航空機の位置検出の原理を示した概念図 データの信頼性を判別する原理を示した概念図 第2実施形態のレーダリンク装置全体における受信回路等のブロック図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1の符号10Rは、飛行場の航空局に設けられた一般的なレーダ発信塔であって、PSR(Primary Surveillance Radar)送受信機11の送受信用のアンテナ11Aと、SSR(Secondary Surveillance Radar)送受信機12の送受信用のアンテナ12Aと、SSRに付属のSLS(Side Lobe Suppression)送信機13の送信用のアンテナ13Aとを備えている。なお、飛行場には、レーダ発信塔10Rを1つだけ備えた飛行場と、レーダ発信塔10Rを2つ以上備えた飛行場とがある。
SSR送受信機12のアンテナ12Aは、例えば1回転4秒の周期で回転し、図2(A)に示すように、例えば5[msec]の一定周期でA質問信号又はC質問信号とを送信する。また、SSR送受信機12によるA質問信号とC質問信号の送信パターンには、A質問とC質問とを交互に送信するパターンや、「A質問・A質問・C質問」のパターンや「A質問・C質問・C質問」のパターンのように複数のパターンがあり、2つのレーダ発信塔10R,10Rを備えた飛行場では、通常、両レーダ発信塔10R,10RのSSR送受信機12,12によるA質問信号及びC質問信号の送信パターンが異なっている。
A質問信号は、図2(B)に示すように、8[μsec]の間隔を開けた2つのパルス波で構成され、C質問信号は、図2(C)に示すように、21[μsec]の間隔を開けた2つのパルス波で構成されている。そして、SSR送受信機12は、A質問信号及びC質問信号を構成する各パルス波を、1030[MHz]の搬送波で変調し、1.0[kw]の出力強度で出力している。以下、SSR送受信機12が出力するパルス波を、適宜、「SSRパルス波」という。なお、SSR送受信機12,12を2つ備えた飛行場では、一般に、2つのSSR送受信機12,12がA質問信号及びC質問信号を送信するパルス繰り返し周波数が異なっている。即ち、2つのSSR送受信機12,12のパルス繰返周波数を異なっている。
ここで、図3には、SSR送受信機12から一定距離に離れた位置に設置された受信機でSSRパルス波を受信した際の受信強度と、SSR送受信機12のアンテナ12Aの回転位置との関係が模式的に示されている。同図では、SSR送受信機12のアンテナ12Aが受信機に正対した位置を回転角原点とし、そこからSSR送受信機12のアンテナ12Aを回転したときの各回転角度毎の受信強度が、同図の原点P1から距離にして示されている。同図に示すように、SSRパルス波の受信強度は、SSR送受信機12のアンテナ12Aが回転角原点に位置したときに最も大きくなるが、SSR送受信機12のアンテナ12Aが何れの方向を向いていてもSSR送受信機12から輻射されたSSRパルス波が受信機に受信される。このため、SSR送受信機12からのSSRパルス波だけでは、受信機は、SSR送受信機12から離れているためにSSRパルス波の受信強度が低いのか、SSR送受信機12と正対していないためにSSRパルス波の受信強度が低いのかを判別できない。
そこで、受信機が、SSR送受信機12のアンテナ12Aが回転角原点で出力したSSRパルス波を受信したか、回転角原点以外の位置で出力したSSRパルス波を受信したかを判別可能とするために、図2(B)及び図2(C)に示すように、A質問信号の最初のSSRパルス波の出力タイミングから2[μsec]後、及び、C質問信号の最初のSSRパルス波の出力タイミングから2[μsec]後に、それぞれ、SLS送信機13が、パルス波(以下、適宜「SLSパルス波」という)を、SSR送受信機12と同じ1030[MHz]の搬送波で変調して上空全方向に出力している。
また、そのSLS送信機13によるSLSパルス波の出力強度は、SSR送受信機12によるSSRパルス波の出力強度(1.0[kw])より小さくなっている。具体的には、SSR送受信機12と受信機とが正対した回転角原点から数度以内の範囲(以下、「正対範囲」という)で、SSRパルス波がSLSパルス波より高い受信強度になり、正対範囲の外側では、SSRパルス波がSLSパルス波より低い受信強度になるようにSLS送信機13の出力強度が設定されている。なお、SSR送受信機12は、4秒で1回転しているので、上記した正対範囲は、時間にして数十[msec]に相当する。
一般に航空機(例えば、飛行機、ヘリコプター、飛行船、気球)には、SSR送受信機12からのA質問信号とC質問信号に返答するためのトランスポンダ19(図1参照)が搭載されている。このトランスポンダ19は、1030[MHz]の周波数で、2つのパルス波を受信した場合に、それらのうち後のパルス波に対する先のパルス波の受信強度の比(以下、「2パルス受信強度比」という)が予め定められた一定の基準比と一定の許容誤差範囲内で一致していた場合にのみ往信する。具体的には、トランスポンダ19は、A質問信号を受信した場合には、そのA質問信号を構成する最後のSSRパルス波を受信したタイミングから予め決められた応答遅れ時間後のタイミングで航空機の「IDナンバー」の回答信号を出力すると共に、C質問信号を受けた場合には、そのC質問信号を構成する最後の正対SSRパルス波を受信したタイミングから前記応答遅れ時間後のタイミングで航空機の「飛行高度」の回答信号を出力する。また、それら「IDナンバー」及び「飛行高度」の回答信号は複数のパルス波で構成され、トランスポンダ19は、それらパルス波を1090[MHz]の搬送波で変調して出力する。すると、それら回答信号が飛行場に設置されたSSR送受信機12で受信され、これにより航空局は、何れのIDナンバーの航空機がどの位置を飛行しているかを検出して管理することができるようになっている。
PSR送受信機11のアンテナ11Aは、SSR送受信機12のアンテナ12Aと一体回転している。また、PSR送受信機11は、例えば2.5[msec]の周期で探索用パルス波(以下、「PSRパルス波」という)を2780[MHz]の搬送波で変調して、例えば30[kw]で出力している。そして、PSRパルス波が航空機で反射したときの反射波が、飛行場の敷地内に設置されたPSR送受信機11で受信され、これにより航空局は、トランスポンダ19が故障した航空機や、トランスポンダ19を有しない航空機の位置を検出して管理することができるようになっている。
さて、本実施形態のレーダリンク装置20は、SSRパルス波を利用して、航空機、建物、雲等の任意の反射体の位置を検出するものであって、図6に示すようにパルス波受信アンテナ20Aと、受信回路22と、GPSモジュール23と、A/Dコンバーター24と、信号処理回路25と、WiMAX端末26と、モニタ27と、操作部28とを備えている。そして、このレーダリンク装置20を使用する場合には、例えば、飛行場から離れた遠隔の地(例えば、飛行場から10〜100[km]離れた位置)において、レーダ発信塔10RからのSSRパルス波を直接受信可能な位置に配置する。また、パルス波受信アンテナ20Aをパラボラアンテナにした場合には、レーダ発信塔10Rに向けた状態にしておく。
受信回路22は、高周波(1030[MHz])の搬送波にSSRパルス波及びSLSパルス波が載った受信信号を、スーパーへテロダイン方式にて中間周波(Intermediate Frequency:IF)の受信信号に変換してから、SSRパルス波等を復調する。具体的には、図7に示すように、受信回路22は、搬送波の周波数(1030[MHz])より僅かに小さい周波数(例えば、975[MHz])のローカル信号を生成するローカル発信器22Aを備えている。そして、パルス波受信アンテナ20Aを通して取り込んだ高周波の受信信号を、増幅器22B、第1バンドパスフィルタ22C及びゲイン制御回路22Dに通してからミキサー22Eにてローカル信号とミキシングし、第2バンドパスフィルタ22Fを通すことで、搬送波の周波数からローカル信号の周波数を差し引いた中間周波数(例えば、55[MHz])の受信信号に変換している。そして、その中間周波数の受信心号をログアンプ22Gにてレベル検波して原信号(変調波)であるSSRパルス波とSLSパルス波とを取り出す。その取り出されたSSRパルス波等は、A/Dコンバーター24にて、例えば0.1〜0.3[μsec]の一定のサンプリング周期でデジタルの受信信号に変換されて信号処理回路25に取り込まれる。
図6に示したGPSモジュール23は、複数のGPS衛星から取得した時間情報に基づいて演算した位置情報とGPS時刻情報とを信号処理回路25に付与する。信号処理回路25は、CPU25AとRAM25BとROM25Cとフラッシュメモリ25Dとを備えている。そして、レーダリンク装置20を起動すると、CPU25Aが、ROM25Cに記憶した初期設定プログラムを実行し、作業者にレーダ発信塔10Rの設置位置データと、SSR送受信機12のアンテナ12Aの回転向き(上方から見て時計回りか、反時計回りか)と、SSR送受信機12及びSLS送信機13の各パルス繰返周波数(PPS)の入力を求める。ここで、レーダ発信塔10Rの位置は地図で知ることができ、アンテナの回転向き、SSR送受信機12及びSLS送信機13のパルス繰返周波数の仕様データは、予め別途計測して知ることができる。作業者は、レーダ発信塔10Rを1つ備えた飛行場では、その1つのレーダ発信塔10Rの位置データを入力すると共に、SSR送受信機12及びSLS送信機13の各パルス繰返周波数の仕様データを入力する。また、レーダ発信塔10Rを2つ備えた飛行場では、各レーダ発信塔10R毎の位置データと、各SSR送受信機12毎及び各SLS送信機13毎のパルス繰返周波数の仕様データを入力する。すると、CPU25Aが、それら入力データをフラッシュメモリ25Dに書き込むと共に、上記した位置データとGPSモジュール23からの位置情報とに基づいてSSR送受信機12のアンテナ12Aがレーダリンク装置20に正対したときの向き、即ち、SSR送受信機12のアンテナ12Aの回転角原点における向きを特定する原点向データを演算する。
初期設定プログラムを終了すると、CPU25Aは、例えばROM25Cに記憶した時間計測プログラム、タイムスタンププログラム、パルス分別プログラム及び原点マーキングプログラム等の複数のプログラムを、所定周期(例えば0.05[μsec])で並行して実行する。これにより、CPU25Aは、図8に示したGPS時計30、タイムスタンプ部31、パルス分別部32、マーキング部33と、データペアリング部66と、位置演算部67として機能する。
GPS時計30は、GPS時刻情報に基づいて例えば0.01[μsec]の精度で時刻を刻む時計である。また、タイムスタンプ部31は、受信信号の受信時刻をA/Dコンバーター24のサンプリング周期毎にGPS時計30にて求め、それら受信時刻と受信強度とを対応付けた時刻・強度データを生成する。
パルス分別部32は、受信回路22から受け取ったパルス波のうち受信強度が予め定められた一定時間以上に亘って第1の閾値以上の値になったものを抽出し、それら抽出した各パルス波に対応したパルス波データをそれぞれ生成する。そして、パルス波データ群を、レーダ発信塔10Rから1度の反射も経ずにレーダリンク装置20に受信されたパルス波の非反射パルス波データ群と、1度以上の反射を経てレーダリンク装置20に受信されたパルス波の反射パルス波データ群とに分別する。
そのために、まずは、パルス波の波高値が一定時間以上に亘って第2の閾値以上の値になったパルス波のパルス波データを抽出する。その第2の閾値は、SLS送信機13から送信された後、1度の反射も経ずにレーダリンク装置20に受信されたSLSパルス波と、アンテナ12Aが概ねレーダリンク装置20側を向いた状態で送信されかつ1度の反射も経ずにレーダリンク装置20に受信されたSSRパルス波との各波高値は超えるが、1度以上の反射を経て受信されたSLSパルス波やSSRパルス波や、また、SSR送受信機12のアンテナ12Aがレーダリンク装置20側を向いていない状態で送信されたSSRパルス波の波高値は、何れも超えないように設定されている。
そして、波高値が第2の閾値を超えたパルス波のパルス波データ群を、フラッシュメモリ25Dに記憶されたパルス繰返周波数の仕様データに基づいて、SSRとSLSの各パルス波データ群に分別し、さらに、2つの各SSR送受信機12及び2つのSLS送信機13のパルス繰返周波数の仕様データがフラッシュメモリ25Dに記憶されている場合には、第1のSSRのパルス波データ群、第2のSSRのパルス波データ群、第1のSLSのパルス波データ群、及び、第2のSLSのパルス波データ群に分別する。
ここで、受信信号に含まれるパルス波群が密集又は重畳しているために、パルス繰返周波数の仕様データでは、上記した分別を行えない場合がある。そのような場合には、各送受信機に固有のパルス波の形状に基づいてパルス波群を分別する。具体的には、同じ構造のSSR送受信機12,12同士であっても、各SSR送受信機12の電波伝搬経路のばらつき等によりパルス波の形状が相違する。2つのSLS送信機13,13同士の間でも同様であり、SSR送受信機12とSLS送信機13との間でも同様である。よって、例えば、レーダ発信塔10Rを2つ備えた飛行場に向けて設置したレーダリンク装置20にて抽出されるパルス波群は、相似形のパルス波を同一種類とすると、図5に示すように、4種類の形状のパルス波群に分別することができる。
そこで、パルス分別部32は、波高値が第2の閾値を超えたパルス波群のうち例えば、パルス波に含まれる頂点の数と、頂点同士の間の時間差と、頂点同士の間の受信強度差とが同じパルス波を、同じ送信機から出力された同一グループのパルス波と推定して、波高値が第2の閾値を超えたパルス波のパルス波データ群を、第1のSSRのパルス波データ群、第2のSSRのパルス波データ群、第1のSLSのパルス波データ群、及び、第2のSLSのパルス波データ群に分別する。
次いで、パルス分別部32は、波高値が第2の閾値を超えていないパルス波のパルス波データ群のうち、波高値が第2の閾値を超えたSSRのパルス波群及びSLSパルス波群と、同周期で受信されたパルス波群のパルス波データ群を、SSR送受信機12のアンテナ12Aから送信後、1度の反射も経ずにレーダリンク装置20に受信されたSSR及びSLSの非反射パルス波データ群とする一方、それ以外のパルス波群のパルス波データ群を、1度の反射を経てレーダリンク装置20に受信されたSSR又はSLSの反射パルス波データ群として分別する。
なお、2度以上の反射を経てレーダリンク装置20に受信されたパルス波に関しては、そもそもそれらの多くは第1の閾値を超えず、仮に超えたとしてもそのデータ数は少ないので、後述の位置演算部67による位置特定の処理における影響は小さい。このため、上記したように反射パルス波データは、全て1度の反射を経て受信されたパルス波のものであるとしても、問題は生じない。
次いで、パルス分別部32は、反射パルス波データを、上記処理と同様に、第1のSSRのパルス波データ群、第2のSSRのパルス波データ群、第1のSLSのパルス波データ群、及び、第2のSLSのパルス波データ群に分別する。
このようにして、パルス分別部32は、レーダリンク装置20に受信されたパルス波のパルス波データ群を、1度の反射も経ずにレーダリンク装置20に受信されたパルス波の非反射パルス波データ群と、1度の反射を経ずてレーダリンク装置20に受信されたパルス波の反射パルス波データ群とに大分別すると共に、それら非反射パルス波データ群と反射パルス波データ群とを、それぞれ、第1のSSRの反射又は非反射のパルス波データ群、第2のSSRの反射又は非反射のパルス波データ群、第1のSLSの反射又は非反射のパルス波データ群、及び、第2のSLSの反射又は非反射のパルス波データ群のように分別する。そして、パルス分別部32は、各反射パルス波データに対して、その反射パルス波の立ち上がりタイミングの受信時刻と、反射パルス波の受信強度の最大値とを付け加える。一方、各非反射パルス波データに対しては、その非反射パルス波の立ち上がりタイミングの受信時刻に対してSSR送受信機12とレーダリンク装置20との間の距離を光が進む時間分だけ遡った発射時刻と、非反射パルス波の受信強度の最大値とを付け加える。
マーキング部33は、SSRの非反射パルス波データ群から、SSR送受信機12のアンテナ12Aとレーダリンク装置20とが正対したときの非反射パルス波データを検出してマーキングする。具体的には、SSRの非反射パルス波データ群の受信強度は、図4(A)に示すように、4秒に1回の周期で正弦波状に徐々に高くなってから徐々に低くなるように変化する。そして、マーキング部33は、その受信強度が正弦波状に変化するピーク点の非反射パルス波データの発射時刻にSSR送受信機12がレーダリンク装置20と正対したと判断して、その発射時刻を有したSSRの非反射パルス波データに回転角原点であることを特定するための原点マークを付加する。
なお、レーダ発信塔10Rを2つ備えた飛行場に向けてレーダリンク装置20を設置した場合には、図4(B)に示すように、2つのSSR送受信機12,12に対応して、受信強度のピーク点が4秒に2回生じるが、マーキング部33は、第1のSSRの非反射パルス波データに対する原点マークの付与と、第2のSSRの非反射パルス波データに対する原点マークの付与の両方を行う。
マーキング部33は、SSRの反射パルス波データ群から、SSR送受信機12のアンテナ12Aと、反射体とが正対したときの反射パルス波データも検出してマーキングする。具体的には、SSRの反射パルス波データ群の受信強度も、正弦波状に徐々に高くなってから徐々に低くなるように変化するので、マーキング部33は、その受信強度が正弦波状に変化するピーク点の反射パルス波データの受信時刻に対し、所定時間だけ前の時刻にSSR送受信機12が反射体と正対したと判断して、その受信時刻を有した反射パルス波データに回転角原点であることを特定するための正対点マークを付加する。
データペアリング部66は、SSRの非反射パルス波データ群が有する受信時刻と、SSRの非反射パルス波データ群が有する発射時刻とを比較し、「発射時刻に対して受信時刻が所定期間(例えば、50[μsec])以内である」という関係を有するSSRの非反射パルス波データとSSRの反射パルス波データとをペアリングする。そして、ペアリングされた連続する複数ペアに含まれる複数の非反射パルス波データから構成される情報と、複数の反射パルス波データから構成される情報とが共に「A質問」同士又は「C質問」同士で一致している場合に、それら複数ペアの非反射と反射のパルス波データ同士のペアリングを確定する。なお、SLSのパルス波データに関しては、次述する位置演算部67で使用しないので、それらSLSのパルス波データのペアリングは行わない。
位置演算部67は、ペアリングされた非反射と反射のパルス波データの発射時刻と受信時刻との差分に光の速度を乗じることで、SSR送受信機12からの反射体までの直線距離と、その反射体からレーダリンク装置20までの直線距離との和であるパルス伝達距離を求める。そして、図9(A)に示すように、レーダ発信塔10Rの設置位置である「A」と、レーダリンク装置20の設置位置である「B」とを焦点A,Bとしかつそれら焦点A,Bから任意の点までの距離の和が上記パルス伝達距離となる楕円球90を、航空機が位置し得る範囲と特定する。
次いで、位置演算部67は、原点マーク付きの非反射パルス波データの発射時刻と、正対点マーク付きのSSRの反射パルス波データとペアになった非反射パルス波データの発射時刻との差分と、アンテナ12Aの回転速度と回転向きとから、SSR送受信機12のアンテナ12Aが反射体に正対した位置が、SSR送受信機12のアンテナ12Aがレーダリンク装置20に正対した原点から何度の旋回角θだけ離れているかを演算する。そして、図9(B)に示すように、焦点Aを通過する鉛直軸を含みかつ回転原点からの旋回角θだけ回転した鉛直面91と楕円球90との交線91A上に反射体の位置を絞り込む。また、交線91A上を水平面状に射影すれば、地図上に反射体が位置するラインも検出する。そして、同様の処理をペアリングされた全ての反射パルス波データと非反射パルス波データとに関して行い、反射体の位置の変化をモニタ27に表示したり、要求に応じて、WiMAX端末26からインターネットを介して、遠隔地の端末装置に送る。また、位置演算部67は、反射体の位置を演算して解が求まらない場合又は異常値となった場合には、反射体が、SSR送受信機12のアンテナ12Aとレーダリンク装置20とを結ぶ一直線を含んだ鉛直面上に位置したと判断し、その旨をモニタ27に報知する。
なお、レーダリンク装置20に、航空機がC質問に対して回答した「飛行高度」の回答信号を受信するC回答用受信回路を設けておき、上記交線91A上において反射体である航空機の3次元的な位置を特定できるようにしてもよい。また、そのように構成すると、SSR送受信機12のアンテナ12Aが1回転するたびに、航空機の位置を複数ポイントずつ特定することができる。そして、これら航空機の位置を結んで軌跡を求めると、その軌跡は、楕円の一部の線分を構成することになり、SSR送受信機12の1回転毎の航空機の軌跡が、同心の複数の楕円の線分を構成することになる。この点に鑑み、位置演算部67で求めた航空機の複数の軌跡が、複数の楕円の一部を構成し、かつ、複数の楕円が同心関係にある場合には、データの信頼性が高いと判断し、そうでない場合には、データの信頼性が低いと判断してその旨の警告をして初期設定データの修正を促すと共に、自己修正機能により、質問データが送信元となるSSR送受信機12を別のSSR送受信機12に置き換えて航空機の位置を演算し直して、再度、上記データの信頼性を判断するようにしてもよい。
以上、説明したように、本実施形態のレーダリンク装置20によれば、SSRのレーダシステムにリンクして航空機等の位置を探索することができる。即ち、レーダリンク装置20によれば、低コストかつ容易に所望の反射体の位置を探索することができる。
[第2実施形態]
図11に示すように、本実施形態のレーダリンク装置20Vは、PSRパルス波を利用するものでありかつ、前記第1実施形態のレーダリンク装置20の受信回路22に基準中間周波生成回路70と直交復調回路71とを付加した構成になっている。具体的には、基準中間周波生成回路70は、CPU25Aからの指令により開閉されるGATE70Aと、位相検出器70Bと、サンプル&ホールド回路70Cと、D/Aコンバータ70Dと、ローパスフィルタ70Eと、中間周波発信器70Fとを備えている。そして、CPU25Aが、PSRパルス波を受信回路22から受け取ったときに、GATE70AがCPU25Aからの指令により所定期間だけ開かれ、受信回路22において前述の如くスーパーへテロダイン方式で搬送波から周波数変換された中間周波のうち、前記PSRパルス波の1パルス波中の中間周波をGATE70Aを通して取り込む。
そして、その中間周波と中間周波発信器70Fにて生成した中間周波との位相差の変化を位相検出器70Bで波形にして出力し、その位相差波をサンプル&ホールド回路70Cがサンプル&ホールドして、A/Dコンバータ24を通してCPU25Aに付与する。これに対し、CPU25Aは、前記した位相差が常に「0」になるように、つまり、GATE70Aを通過させてローカル発信器22Aから受け取った中間周波と、中間周波発信器70Fにて生成した中間周波とが、相互に周波数が一致しかつ位相も一致するするように指令波を生成して、D/Aコンバータ70Dとローパスフィルタ70Eとを通して中間周波発信器70Fに付与する。その指令波は、GATE70Aが閉じた後も、CPU25Aから継続して出力される。このように基準中間周波生成回路70は、受信回路22がPSRパルス波を無線受信すると、その受信したPSRパルス波を変調している変調波から周波数変換された中間周波と、同周期・同位相の基準中間周波を生成して出力し続ける。
直交復調回路71は、基準中間周波生成回路70から取り込んだ基準中間周波と受信回路22から取り込んだ中間周波の受信信号とをミキシングした結果の第1ビート信号をA/Dコンバータ24を通してCPU25Aに付与すると共に、基準中間周波生成回路70から取り込んだ基準中間周波を1/4周期ずらしたものと受信回路22からの中間周波の受信信号とをミキシングした結果の第2ビート信号をA/Dコンバータ24を通してCPU25Aに付与する。
そして、CPU25Aは、所定のプログラムを実行して、ペアリングされた反射パルス波データと非反射パルス波データとに対応した両検索パルス波における搬送波の周波数又は位相のズレを直交復調回路71から取得した第1と第2のビート信号に基づき検出して、その検出結果に基づいて反射体の移動の有無や表面状態を特定するようになっている。
[第3実施形態]
本実施形態のレーダリンク装置は、図示しないが、前記第1実施形態のレーダリンク装置20と同じ構成のメインレーダリンク装置とサブレーダリンク装置とからなり、それらが、例えばWiFiによる無線通信網とインターネット回線とによって接続されている。そして、それらメインレーダリンク装置とサブレーダリンク装置とが、共通のPSR送受信機11のアンテナ11AからPSRパルス波を受信して、第1実施形態のレーダリンク装置20と同様に反射体が位置し得る楕円球90上の交線91A(図9参照)をそれぞれ演算して求める。そして、それらメインレーダリンク装置とサブレーダリンク装置とが、それぞれ求めた交線91A,91A同士の交点から反射体の3次元的な位置を特定するか、それら交線91A,91Aの水平面上への射影線の交点から反射体の2次元的な位置を特定するようになっている。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1〜第3の実施形態のレーダリンク装置20,20Vは、飛行場に設置された監視レーダシステムの探索用パルス波を利用して航空機等の反射体の位置を検出していたが、気象レーダシステムや、空港面検知レーダシステムや船舶レーダシステム等のレーダシステムの探索用パルス波を利用して反射体の位置を検出する構成にしてもよい。
(2)本発明に係るレーダリンク装置のパルス波受信部は、例えばレーダ発信機がFMチャープした搬送波に載せて出力した探索用パルス波から、その探索用パルス波を復調するように構成してもよい。
10R レーダ発信塔
11 PSR送受信機
12 SSR送受信機
12A アンテナ
20,20V レーダリンク装置
20A 受信アンテナ
22 受信回路(パルス波受信部)
32 パルス分別部(パルス波データ生成部、受信波分別手段、発射時刻演算手段)
66 データペアリング部(ペアリング手段)
67 位置演算部(アンテナ方向演算手段、位置演算手段)
70 基準中間周波生成回路(受信差検出部)
71 直交復調回路(受信差検出部)

Claims (3)

  1. 一次監視レーダシステム、二次監視レーダシステム、気象レーダシステム、空港面検知レーダシステム及び船舶レーダシステムその他のレーダシステムのレーダ発信機から離れた遠隔地に配置され、前記レーダ発信機のアンテナが一回転する間に複数回に亘って送信する探索用パルス波を利用して、航空機、船舶、雲及び建物その他の反射体の位置を検出するレーダリンク装置であって、
    前記探索用パルス波を受信するパルス波受信部と、
    前記探索用パルス波を受信する度に、その受信時刻と受信強度の情報を含んだパルス波データを生成するパルス波データ生成部と、
    前記探索用パルス波の前記受信強度に基づいて、前記探索用パルス波が反射も経ずに受信した非反射パルス波であるか、反射を経て受信した反射パルス波であるかを判別して、前記パルス波データを、前記非反射パルス波に対応した非反射パルス波データと、前記反射パルス波に対応した反射パルス波データとに分別する受信波分別手段と、
    前記レーダ発信機のアンテナから前記レーダリンク装置までの距離と光の速度とから前記非反射パルス波データに含まれる前記探索用パルスの前記受信時刻を前記探索用パルスの発射時刻に変換する発射時刻演算手段と、
    前記発射時刻と前記受信時刻の差分が予め定められた一定時間以内である前記非反射パルス波データと前記反射パルス波データとをペアリングするペアリング手段と、
    前記非反射パルス波データ同士の間で最大の前記受信強度の前記非反射パルス波データの前記発射時刻と、前記反射パルス波データ同士の間で最大の前記受信強度の前記反射パルス波データに対するペアリング相手の前記非反射パルス波データの前記発射時刻との差分に基づいて、前記レーダ発信機の前記アンテナが前記反射体に正対したときの前記アンテナの向きを演算するアンテナ方向演算手段と、
    前記ペアリングされた前記反射パルス波データと前記非反射パルス波データとの前記受信時刻と前記発射時刻との差分と光速度とに基づいて前記反射体が位置し得る楕円球を特定すると共に、前記アンテナ方向演算手段にて演算した前記アンテナの向きから前記楕円球上の前記反射体の位置を演算する位置演算手段とを備えたことを特徴とするレーダリンク装置。
  2. 前記ペアリングされた前記反射パルス波データと前記非反射パルス波データとに対応した両前記探索用パルス波の搬送波が前記パルス受信部に受信されたときの、それら両搬送波同士の間の周波数又は位相のズレを検出する受信差検出部と、
    前記受信差検出部の検出結果に基づき、前記反射体の移動の有無又は表面状態を検出する特性検出部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のレーダリンク装置。
  3. 前記パルス波受信部は、前記レーダ発信機がFMチャープした搬送波で変調した前記探索用パルス波を復調するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーダリンク装置。
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